JP2004353721A - 電動流量制御弁 - Google Patents

電動流量制御弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2004353721A
JP2004353721A JP2003150161A JP2003150161A JP2004353721A JP 2004353721 A JP2004353721 A JP 2004353721A JP 2003150161 A JP2003150161 A JP 2003150161A JP 2003150161 A JP2003150161 A JP 2003150161A JP 2004353721 A JP2004353721 A JP 2004353721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
control valve
flow control
stop plate
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003150161A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Iida
健詞 飯田
Masaharu Ito
雅晴 伊東
Hitoshi Umezawa
仁志 梅澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2003150161A priority Critical patent/JP2004353721A/ja
Priority to KR1020040013539A priority patent/KR101046792B1/ko
Priority to CNB2004100089134A priority patent/CN100420889C/zh
Publication of JP2004353721A publication Critical patent/JP2004353721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/31Expansion valves
    • F25B41/34Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/22Means for preventing condensation or evacuating condensate
    • F24F13/222Means for preventing condensation or evacuating condensate for evacuating condensate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/31Expansion valves
    • F25B41/34Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators
    • F25B41/35Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators by rotary motors, e.g. by stepping motors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】密閉ケースの内部にロータを有し、密閉ケースの外側にコイルを備える電動流量制御弁のロータの上昇位置を規制する構造の改良を図る。
【解決手段】電動流量制御弁100は、密閉ケース110内にロータ120を有し、ロータ120はスリーブ122に固着される。スリーブ122は、固定されたねじ部に螺合し、ロータ120は回転とともに上下動する。ロータ120が上昇限度となると、ロータ120に取付けたストッパ152が密閉ケース110内部に取付けた停止板200に当接し、回転が規制される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動流量制御弁に係り、特に、冷暖房等の冷凍サイクルに用いられる冷媒等の流体の流量を制御する電動流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種、冷凍サイクルに使用される従来の電動流量制御弁は、弁室内に弁座と弁体とを有する弁本体と、該弁本体の上部に配置されたステッピングモータ等の電動機とから構成されており、前記電動機は、円筒状の密閉ケースと、該密閉ケースの外側に配置されたステータコイルと、前記密閉ケースのケース内室に配置されたロータとで構成されている。該ロータは、内周側に配置された例えばアルミニウム製のスリーブと、外周側に配置された例えばフェライト等のマグネットとで形成されている。
【0003】
また、前記密閉ケース内から前記弁室に渡って長い棒状の弁軸が伸びており、該弁軸の一端は前記ロータのスリーブに摺動可能に固定されていると共に、他端には弁体を固定している。前記ロータの前記アルミニウム製等のスリーブは、内周に雌ネジが刻設されていると共に、前記弁本体の上部にその下端が固定されていて外周に雄ネジが刻設されたステンレス製の固定ガイドに、前記雌ネジと前記雄ネジとを螺合することによって回動可能に支持されている。
【0004】
前記構成の電動流量制御弁は、前記ステータコイルに通電して励磁することによって、前記ロータを回動させるべく作用させる。該ロータはその内周雌ネジが前記固定ガイドの外周雄ネジに螺合しているので、その回動によって上下動を行う。
【0005】
前記ロータには弁軸が摺動可能に固定されているので、前記ロータの上下動によって前記弁軸も上下動を行い、該弁軸の下端に固定された弁体が弁座に対してその流路間隙を調節することで、前記電動流量制御弁を通過する冷媒の流量を調節するものである。
【0006】
かかる従来の電動流量制御弁の具体的構成は、特許文献1に開示されている。図6は、その従来の電動流量制御弁を示し、真鍮等の材料で形成される弁本体11は、上部にステッピングモータ等の電動機30を載置固定し、その外側にネジ切りされた配管接続部12、13を備えると共に、下部にプラグ19を螺着する開口部18を備えている。前記弁本体11のプラグ19の上部は弁室15として構成され、該弁室15には、弁体17と弁座体21とが同一軸心で配置されている。前記弁体17は、弁軸20に取付固定され、前記弁座体21は、前記弁本体11に螺合して固定されている。
【0007】
前記配管接続部12内には、入口側通路12aが穿設されていると共に、前記配管接続部13には、出口側通路13aが穿設され、両通路12a、13aは、前記弁室15に連通接続しており、前記両通路内にストレーナー12b、13bを各々備えている。
【0008】
前記弁軸20は、その中問部を前記弁本体11の上部部分11aに摺動可能に軸支されていると共に、該弁軸20の上部部分20aは、前記電動機30内に挿入されている。
【0009】
前記電動機30は、前記弁本体11の前記上部部分11aに載置固定される非磁性体の板で構成される円筒状の密閉ケース31と、該密閉ケース31の外側に配置されたステータコイル32と、前記密閉ケース31のケース内室31aに配置されたロータ33とで構成されている。該ロータ33は、内周側に配置されたステンレス製のスリーブ34と外周側に配置されたフェライトマグネット39とで形成されており、前記電動機30の外側から配線32aを介して前記ステータコイル32に電気信号が付与されるようになっている。
【0010】
また、前記ロータ33の前記スリーブ34とフェライトマグネット39とは、その嵌合接合部を接着剤で貼着固定されていると共に、その上部に示す歯付き止め輪44を押し込むことで固定されている。なお、歯付き止め輪44はバネ材などの弾性材にて形成され、内側の複数の歯はスリーブ34の外周に弾接する。スリーブ34は硬度の高いステンレス製であるため複数の歯は傾斜角度が大となり、弾接力が大きく結合強度も大きくなる。
【0011】
前記密閉ケース31は、下蓋31bとキャン体31cとで構成され、前記下蓋31b(弁本体11)には、全閉ストッパ35が固着されており、前記ロータ33の前記スリーブ34の下端部に突出量を調節できるように螺装された閉弁規制ピン36が前記全閉ストッパ35の外周面部に当接して、前記ロータ33の閉弁下降限を規制している。前記スリーブ34の上端部には、開弁規制ピン37がその突出量を調節できるように螺合されており、前記弁体17の全開時に前記キャン体31cの上端の停止部材38に当接して前記ロータ33の開弁上昇限を規制する。
【0012】
また、前記弁本体11の上部部分11aには、前記弁軸20と同軸心に、かつ、該弁軸20を摺動可能に内挿するステンレス製の中空筒状の固定ガイド40が固定されている。該固定ガイド40の外周には雄ネジ40aが刻設されていると共に、前記スリーブ34の中心部の内周には、雌ネジ34bが刻設され、前記雄ネジ40aと前記雌ネジ34bとは螺合している。
【0013】
前記弁本体11から上方に伸び、前記固定ガイド40の筒内を貫通して、さらに上方に伸びる弁軸20の上部部分20aは、前記スリーブ34の上部の連結壁34aの中心に穿設された孔を貫通してその突出端が、Cリング41で止着されると共に、前記弁軸20の中間段部と前記スリーブの連結壁の内側ワッシャ42との間に、弁体17を閉弁方向に付勢する緩衝バネ43を介在させている。
【0014】
前記の如く構成された従来の電動流量制御弁10は、前記電動機30の前記ステータコイル32が外部からの電気(パルス)信号によって励磁されると、前記ロータ33が前記電気信号量に基づき所定量回動する。該ロータ33は前記固定ガイド40にその螺合部(雌ネジ34b、雄ネジ40a)で螺合しているので、前記該ロータ33は、その回動によって、上下の所定方向に移動し、固定されている前記弁軸20を同様に上下の所定方向に移動させ、前記弁体17が前記弁座体21に対してその間隔を変えさせて、前記電動流量制御弁10によって制御される冷媒の流量を、前記ステータコイル32に付与される電気信号の量に対応して制御するものである。
【0015】
上記従来の電動流量制御弁においては、スリーブ34が上昇して弁体17が全開方向へ移動したときに、ロータ33の開弁規制ピン37が、キャン体31cに設けられた停止部材38に当接してロータ33の開弁上昇限位置が規制される構造を採用している。
【0016】
しかしながら、停止部材38は、例えばステンレスでつくられ、弾性を備えており、開弁規制ピン37が停止部材38の側面に当接する場合には問題ないが、開弁規制ピン37の頂部が停止部材38の底面を押し上げる姿勢で当接されると、停止部材38と開弁規制ピン37が固着され、ロータ33が閉弁方向に回動することができなくなる不具合が生ずる。
そこで、上記不具合の解決手段として、本出願人は特許文献2に記載の発明を提案している。
【0017】
【特許文献1】特開平10−89521号公報
【0018】
【特許文献2】特開2002−357277公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した本出願人が提案したピンの頂部が停止部材の底面を押し上げる姿勢で当接されると、停止部材とピンが摩擦により固着され、ロータが閉弁方向に回動することができなくなる不具合を防ぐようにした特許文献2に記載の発明を更に改良した電動流量制御弁を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の手段を講じた。
請求項1記載の電動流量制御弁は、 弁室内に弁体を有する弁本体と、該弁本体上部に載置固定される電動機とを備え、前記電動機が密閉ケース、該密閉ケースの外側に配置されたステータコイル、及び、内側のケース内室に配置されたロータとを有し、かつ、前記弁体が弁軸で前記ロータに連結されると共に、前記弁室と前記ケース内室とが制御流体の連通を可能とした電動流量制御弁において、前記密閉ケースに対向する頂部に取付けられるストッパを有し、前記密閉ケースの頂部の内側には、該ストッパが当接する停止板を備え、前記停止板は、キャップ形状を有し、上底面部には複数の開口部が長細く所定角度にわたって形成されていることを特徴とする。
かかる特徴により、開口部が細長いため、プレス成形時の受け部を確保でき、且つ、ストッパの接触部が減少でき摩耗粉等の発生を防止できると共に、成形が容易になる。
【0021】
請求項2記載の電動流量制御弁は、請求項1記載電動流量制御弁において、 前記ストッパは、ばね用鋼材からなる弾性板材で形成されることを特徴とする。
かかる特徴により、ストッパの耐久性の一層の向上を図ることができる。
請求項3記載の電動流量制御弁は、請求項2記載電動流量制御弁において、前記ストッパの上端部には平坦部が形成され、該平坦部は、所定角度上向き方向に形成されることを特徴とする。
請求項4記載の電動流量制御弁は、請求項3記載電動流量制御弁において、ストッパ平坦部を0〜20°、好ましくは、20°程度上向きとしたことを特徴とする。
かかる請求項3或いは請求項4記載の電動流量制御弁の特徴により、停止板に対するストッパの接離(係合と離脱)が確実且つ円滑に行われる。
請求項5記載の電動流量制御弁は、請求項1乃至請求項4記載のいずれかの電動流量制御弁において、前記停止板の各開口部は、ストッパの軌道上でそれぞれ60°以上にわたって形成されていることを特徴とする。
かかる特徴により、ストッパの摺動による摩耗を低減することができる。
請求項6記載の電動流量制御弁は、請求項1乃至請求項5記載のいずれかの電動流量制御弁において、前記停止板の開口部は幅狭に形成されているたことを特徴とする。
かかる特徴により、停止板の剛性、成形性、型の耐摩耗性を改善できる。
請求項7記載の電動流量制御弁は、前記ストッパの先端と前記停止板のストッパ当たり面を軸心を通る放射線上にとることを特徴とする。
かかる特徴により、2部材(ストッパと停止板)を面で当接させることで、耐久性を向上させることができる。
請求項8記載の電動流量制御弁は、請求項7記載の電動流量制御弁において、前記停止板の板厚をネジのピッチより大きくとることで、前記停止板と前記ストッパの当たりをそれぞれの端面に特定したことを特徴とする。
かかる特徴により、前記停止板と前記ストッパの耐久性を改善することができる。
請求項9記載の電動流量制御弁は、請求項6乃至請求項8記載のいずれかの電動流量制御弁において、前記停止板の開口部数を8個程度とすることを特徴とする。
かかる特徴により、ストッパの停止までのロータの回転角度を小さくし、停止位置を安定させ、異常動作パルスを小さくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は本実施形態の電動流量制御弁100の要部を示す図であり、図6に示す従来の電動流量制御弁と同様にスリーブとマグネットから構成されるロータ120の上部の構成を示し、図6に示す従来の電動流量制御弁と基本的構成及び作用は同じであり、図1及び図2において、ストッパを装置したロータの上部の構成が異なるのみであるので、上記ロータのみを示している。なお、図1は電動流量制御弁の密閉ケースの頂部114の構成を示す構造図(a)と上面図(b)で、図1(b)は図1(a)の頂部114を途中でカットした状態の上面図を示す。また、図2は図1の右側面から見た構造図で電動流量制御弁の構造図(a)と平面図(b)。なお、図2(b)は図2(a)の頂部114を途中でカットした状態の上面図を示す。
【0023】
図3は停止板の平面図(a)と断面図(b)。なお、図3(b)は図3(a)のC−C断面を示す。更に、図4はストッパ部材の説明図(a)、(b)、(c)である。図1(a)及び図2(a)において、円筒状の密閉ケース110の頂部114は、中央部が中高となる略半球状に形成される。
【0024】
図1(a)及び図2(a)に示すように、ロータ120を構成するスリーブ122の中心は上部が突出しており、このスリーブ122に皿バネ130が嵌合される。皿バネ130の上面には、リング状のストッパ部材150が重ね合わされ、C型止め輪160により、スリーブ122の上部に固着される。ストッパ部材150は弾性材の金属板でつくられ、その一部は上側へ折り立てられて、ストッパ152が形成される。また、ストッパ152の上端部はストッパ部材150の面と平行な平坦部154が形成される。
【0025】
上記ストッパ部材150は、図4(a)乃至図4(c)に示すように、ほぼ環状の平面形状を有し、一部にストッパ152用の折り曲げ部が形成される。即ち、ストッパ152は直角に起立させ、その上端部には、図4(c)に示すように、折り曲げられて平坦部154が形成される。このストッパ部材150は、弾性を有する薄い金属板でつくられ、ストッパ152も可撓性を有する。
即ち、このストッパ152は、弾性復帰性と耐久性を向上させるために、ばね用鋼材、例えばSUS304−CSPが用いられる。また、このストッパ152の板厚は、例えば、0.3〜0.35mm程度とすることで強度と弾性復帰性を向上させることができる。
【0026】
一方、密閉ケース110の頂部114の内側には停止板200が係合される。該停止板200は反転させた皿形状であり、その上底面には円周方向に沿って例えば4個の開口部210が形成される。該停止板200は金属板で形成され、板厚を略1mm程度とされ、上記開口部210は、特に図3(a)に示すように、同一円周に沿ってストッパ152の回転方向に、細長い曲り溝形状に形成される。そして、開口部210の縁部210aに対してストッパが線接触で当接するように形成され、ロータの回転が規制される。上記停止板200におけるストッパ152との当接縁部210aはストッパ152と当接したときに線接触するように形成されている(図3の実施例では、停止板200の放射線方向)。なお、開口部210の数は適宜に選択されるが、例えば8個とすればストッパ152の停止までのロータの回転角度を小さくし、停止位置を安定させことができる。なお、前記停止板200の各開口部210は、ストッパ152の軌道上でそれぞれ60°以上、図示の例では略80°にわたって形成されていることで、ストッパ152の摺動による摩耗を低減することができる。
【0027】
上記停止板200の密閉ケース110の頂部114内への挿入は、密閉ケース110にポンチ加工等により形成される内側突起部112により密閉ケース内に固定することにより行われる。この内側突起部112は、円周上に、例えば4個設けられ、密閉ケースの外側に取付けられるコイル部材の固定にも利用される。
【0028】
上記構成において、ロータ120が開弁方向に回動すると、ロータ120と共にストッパ152が回転しつつ上昇し、ロータ120が上昇限度位置まで上昇すると、ストッパ152の平坦部154は、停止板200の開口部210に突出し、縁部210aに係止される。即ち、ストッパ152の平坦部154が停止板200の下面に接触したときには、ストッパ152はその弾性により押された状態で、その平坦部154が停止板200の下面を滑り、停止板200の開口部210に達すると、弾性により起立し、開口部210の縁部210aに係止される。
【0029】
ロータ120が閉弁方向に回転する(逆回転)と、ストッパ152は停止板200の開口部210の縁部210aから離れ、停止板200の下方へ移動する。この際に、ストッパ152が停止板200と干渉したときには、ストッパ152はその弾性により曲げられ、平坦部154が停止板200の下面を滑って、干渉を回避する。
【0030】
上記構成により、ストッパ152の上動時におけるストッパ152の停止板200下面との摺動距離を減らし、耐久性を向上させる。また、開口部210の幅を小さくすることで、停止板200の剛性、成形性、型の耐磨耗性を向上させることができる。なお、前記停止板200の板厚をネジ(雌ネジ34bと雄ネジ40a)のピッチより大きくとることで、前記停止板と前記ストッパの当たりをそれぞれの端面に特定することで、前記停止板200と前記ストッパ152の耐久性を改善することができる。
【0031】
次に、ストッパ部材150の別例を図5に示す。図5(a)はその平面図、図5(b)はその正面図である。ストッパ部材170は、略環状の平面形状を有し、一部にストッパ172用の折曲げ部が形成される。ストッパ172は、図5(b)に示すように、回転方向に対して立ち上がるように30°程度傾斜して起立し、その上端部に平坦部174が形成され、該平坦部174は、ストッパ部材170の面(基準面)に対して、略0〜20°の範囲、好ましくは20°程度上向きの角度として、開口部210と係合し易くしてストッパ機能を向上させることができる。このストッパ部材170は弾性を有する薄い金属板でつくられ、ストッパ172も可撓性を有する。なお、上記「30°程度傾斜」はあくまで実施例であって、その他の角度,例えば45°程度であっても良い。
【0032】
この別例のストッパ部材170も、実施例のストッパ部材150と同様に使用されるが、前記の実施例と相違して、別例は30°程度傾斜し板厚を0.4〜0.6mm程度とすることで停止板200の下面に接触したときに、下動し易く、また、下動角度が少なくてすむから、変形が繰り返されても素材の金属疲労が発生し難く、ストッパ部材170の耐久性が向上するという効果がある。また、停止板200の下面にストッパ部材170が接触したときも、接触に無理がなく、停止板200の耐久性も向上するという効果もある。なお、平坦部174のストッパ部材170に対する傾斜角は適宜選択される。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の電動流量制御弁は、ロータの上昇限度位置を規制するために、ロータに取付けられるストッパと、密閉ケース内に固定されてストッパが当接する停止板との構成を改良し、両者が当接状態で固着するのを防止するので、電動流量制御弁の作動の信頼性を向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動流量制御弁の密閉ケースの頂部の構成を示す構造図(a)と上面図(b)で、図1(b)は図1(a)の密閉ケースの頂部を途中でカットした状態の上面図を示す。
【図2】図1の右側面から見た構造図(a)と平面図(b)。なお、図2(b)は図2(a)の密閉ケースの頂部を途中でカットした状態の上面図を示す。
【図3】停止板の平面図(a)と断面図(b)。なお、図3(b)は図3(a)のC−C断面を示す。
【図4】ストッパ部材の説明図(a)、(b)、(c)。
【図5】別例のストッパ部材の平面図(a)及び正面図(b)。
【図6】従来の電動流量制御弁の説明図。
【符号の説明】
10・・(従来の)電動流量制御弁 11・・弁本体 11a・・上部部分
12,13・・配管接続部 12a・・入口側通路 13a・・出口側通路
12b、13b・・ストレーナー 15・・弁室 17・・弁体
18・・開口部 19・・プラグ 20・・弁軸 20a・・上部部分
21・・弁座体 30・・電動機
31・・密閉ケース 31a・・ケース内室 31b・・下蓋
31c・・キャン体 32・・ステータコイル
32a・・配線 33・・ロータ 34・・スリーブ
34a・・連結壁 34b・・雌ネジ
35・・全閉ストッパ 36・・閉弁規制ピン 37・・開弁規制ピン
38・・停止部材 39・・フェライトマグネット
40・・固定ガイド 40a・・雄ネジ 41・・Cリング
42・・内側ワッシャ 43・・緩衝バネ 44・・歯付き止め輪
100・・電動流量制御弁(本発明)
110・・密閉ケース 112・・内側突起部 114・・頂部
120・・ロータ 122・・スリーブ 130・・皿バネ
150・・ストッパ部材 152・・ストッパ 154・・平坦部
160・・C型止め輪 170・・ストッパ部材(別例)172・・ストッパ
174・・平坦部 200・・停止板 210・・開口部 210a・・縁部

Claims (9)

  1. 弁室内に弁体を有する弁本体と、該弁本体上部に載置固定される電動機とを備え、前記電動機が密閉ケース、該密閉ケースの外側に配置されたステータコイル、及び、内側のケース内室に配置されたロータとを有し、かつ、前記弁体が弁軸で前記ロータに連結されると共に、前記弁室と前記ケース内室とが制御流体の連通を可能とした電動流量制御弁において、前記密閉ケースに対向する頂部に取付けられるストッパを有し、前記密閉ケースの頂部の内側には、該ストッパが当接する停止板を備え、前記停止板は、キャップ形状を有し、上底面部には複数の開口部が長細く所定角度にわたって形成されていることを特徴とする電動流量制御弁。
  2. 前記ストッパは、ばね用鋼材からなる弾性板材で形成されることを特徴とする請求項1記載の電動流量制御弁。
  3. 前記ストッパの上端部には平坦部が形成され、該平坦部は、所定角度上向き方向に形成されることを特徴とする請求項2記載の電動流量制御弁。
  4. ストッパ平坦部を0〜20°、好ましくは、20°程度上向きとしたことを特徴とする請求項3記載の電動流量制御弁。
  5. 前記停止板の各開口部は、ストッパの軌道上でそれぞれ60°以上にわたって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいずれかの電動流量制御弁。
  6. 前記停止板の開口部は幅狭に形成されているたことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれかの電動流量制御弁。
  7. 前記ストッパの先端と前記停止板のストッパ当たり面を軸心を通る放射線上にとることを特徴とする請求項6記載の電動流量制御弁。
  8. 前記停止板の板厚をネジのピッチより大きくとることで、前記停止板と前記ストッパの当たりをそれぞれの端面に特定したことを特徴とする請求項7記載の電動流量制御弁。
  9. 前記停止板の開口部数を8個程度とすることを特徴とする請求項6乃至請求項8記載のいずれかの電動流量制御弁。
JP2003150161A 2003-05-28 2003-05-28 電動流量制御弁 Pending JP2004353721A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003150161A JP2004353721A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 電動流量制御弁
KR1020040013539A KR101046792B1 (ko) 2003-05-28 2004-02-27 전동유량 제어밸브
CNB2004100089134A CN100420889C (zh) 2003-05-28 2004-03-15 电动流量控制阀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003150161A JP2004353721A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 電動流量制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004353721A true JP2004353721A (ja) 2004-12-16

Family

ID=34046044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003150161A Pending JP2004353721A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 電動流量制御弁

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2004353721A (ja)
KR (1) KR101046792B1 (ja)
CN (1) CN100420889C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010014A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Tgk Co Ltd 電動流量制御弁
JP2007032664A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Fuji Koki Corp 電動流量制御弁
JP2010270938A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Sanyo Electric Co Ltd 冷媒分流器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5022120B2 (ja) * 2007-07-03 2012-09-12 株式会社不二工機 冷暖房システム用の電動弁

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1089521A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Fuji Koki:Kk 電動流量制御弁
JP3328530B2 (ja) * 1996-12-12 2002-09-24 太平洋工業株式会社 電動弁のストッパー構造
JPH10205638A (ja) * 1997-01-24 1998-08-04 Fuji Koki Corp 電動流量制御弁
JP2000249250A (ja) * 1999-02-25 2000-09-12 Yamatake Corp 調節弁操作器
JP2001304445A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Saginomiya Seisakusho Inc 電動式コントロールバルブ及びその組み立て方法
JP4377556B2 (ja) * 2001-03-29 2009-12-02 株式会社不二工機 電動流量制御弁
JP2003185302A (ja) * 2001-10-10 2003-07-03 Fuji Koki Corp 電動弁
KR100497531B1 (ko) * 2002-10-07 2005-07-01 예해금 철재운반용 자력흡착장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010014A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Tgk Co Ltd 電動流量制御弁
JP2007032664A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Fuji Koki Corp 電動流量制御弁
JP2010270938A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Sanyo Electric Co Ltd 冷媒分流器

Also Published As

Publication number Publication date
CN100420889C (zh) 2008-09-24
KR20040104310A (ko) 2004-12-10
CN1573190A (zh) 2005-02-02
KR101046792B1 (ko) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10571031B2 (en) Flow-rate adjustable valve
US10767765B2 (en) Flow-rate adjustable valve and method of manufacturing the same
US10795381B2 (en) Flow-rate adjustable valve
JP4659514B2 (ja) 電動式コントロールバルブ
KR100552942B1 (ko) 전동 밸브
US8109294B2 (en) Valve cartridge with integral stop
US8302933B2 (en) Valve device
UA44713C2 (uk) Змішувач з однією ручкою для водопровідного крана
JP2004353721A (ja) 電動流量制御弁
US20080179559A1 (en) Valve cartridge with snap retainer tolerance absorber
JP4466888B2 (ja) 電動膨張弁
JP2000018413A (ja) 電動式コントロールバルブ
JP4822623B2 (ja) 電動流量制御弁
JP2002357277A (ja) 電動流量制御弁
JP7000622B1 (ja) 電動弁
JP4446513B2 (ja) 電動流量制御弁
JP4092720B2 (ja) 電動式制御弁
JP4738065B2 (ja) 1回転電動弁
JP2003090452A (ja) 電動流量制御弁
JP4970708B2 (ja) 電動弁
JP2004092801A (ja) 電動弁
JPH10227369A (ja) 電動流量制御弁
CN211288863U (zh) 一种阀组件和具有该阀组件的龙头
KR200342549Y1 (ko) 전자석 밸브
CN113994129A (zh) 用于卫浴配件的单杆筒

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041119