JP2004352974A - 金属除去方法及び易吸着化剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルテニウム等の金属を含有する均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された高分子化合物等の生成物中に含まれる均一系遷移金属触媒に由来する活性な金属を容易かつ高い効率で低減化することができる金属除去方法、及び、金属の吸着除去に有効な易吸着化剤を提供する。
【解決手段】 均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液を水素加圧処理した後、濾過する金属除去方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物中に含まれる金属を容易かつ高い効率で低減化する金属除去方法、及び、金属の吸着除去に有効な易吸着化剤に関する。
現在、多くの化合物を工業的に合成する場合には、触媒反応を利用することがほとんどである。触媒反応によれば、極めて高い効率で、しかも、比較的少ないエネルギーにより合成を行うことができる。なかでも、ルテニウム等の均一系金属触媒は、樹脂をはじめとする多くの化合物の合成に用いられている。
しかし、このような均一系金属触媒を用いて合成した場合、その生成物には必然的に触媒に由来する金属が含まれることになる。このように生成物中に活性な金属が含まれると、生成物の物理的性能や光学的性能が劣ったり、安定性が損なわれたりする場合がある。また、得られた生成物を医薬等の用途に用いる場合には、人体中に金属が蓄積する可能性があり問題となっていた。
これに対して、特許文献1には、ノルボルネン系樹脂の製造において、合成した重合体の水素添加反応の際に吸着剤に触媒金属を担持させた細孔容積0.5cm3/g以上の不均一系触媒を用いて重合触媒に由来する遷移金属原子を除去する方法が開示されている。しかしながら、この方法では、吸着剤に触媒金属を担持させることが必要であることから工程が複雑となり、また、高コストであるという問題点があった。また、特許文献2には、金属アルキリデン触媒でメタセシス重合可能なシクロオレフィン誘導体のメタセシス重合を行った後、不活性化処理するメタセシス重合体の精製方法が開示されている。しかしながら、実際には、この方法による金属の除去は充分なものとはいえなかった。
特許第3151862号公報 特開2001−163958号公報
本発明は、上記現状に鑑み、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物中に含まれる金属を容易かつ高い効率で低減化する金属除去方法、及び、金属の吸着除去に有効な易吸着化剤を提供することを目的とする。
本発明1は、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液を水素加圧処理することにより析出した金属成分を濾過する金属除去方法である。
本発明2は、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液に金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物を添加し、金属を吸着剤に吸着させて濾過する金属除去方法である。
本発明3は、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液を水素加圧処理した後、金属を吸着剤に吸着させて濾過するものであり、濾過を行う前の上記反応溶液に金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物を添加する金属除去方法である。以下に本発明を詳述する。
本発明は、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法である。上記均一系遷移金属触媒としては特に限定されないが、例えば、タングステン、モリブデン、ルテニウム、オスミウム、チタンからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含有するものが挙げられ、本発明の金属除去方法は、これらのいずれのものについても適用することができる。なかでも、これらの金属を含むメタセシス重合触媒は各種の重合反応に多用されており、このメタセシス重合触媒により重合して得た樹脂中の金属の除去に本発明は特に有効である。下記式(1)に代表的な均一系遷移金属触媒の例を示した。
Figure 2004352974
式中、Cyはシクロヘキシル基を表し、Phはフェニル基を表す。このような均一系遷移金属触媒を用いて合成される生成物としては特に限定されず、樹脂等の高分子化合物のほか、医薬品等に用いる低分子化合物も含まれる。
本発明1の金属除去方法では、反応溶液を水素加圧処理した後、その反応溶液中に析出した金属成分を濾過する。本発明者らは、鋭意検討の結果、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応後の反応溶液を水素加圧することにより、反応溶液中の触媒由来の残留金属が析出し、この反応溶液を濾過すれば容易に金属を除去できることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記水素加圧処理における水素の圧力の好ましい下限は0.1MPa、好ましい上限は20MPaである。0.1MPa未満であると、反応に時間がかかってしまい効率が悪くなることがあり、20MPaを超えると、反応は短時間で終了するものの装置の耐圧性等が問題となることがある。より好ましい下限は0.5MPa、より好ましい上限は15MPaである。
上記水素加圧処理の際には、必要に応じて、室温〜180℃の範囲で加熱してもよい。加熱することにより反応効率を向上させることができる。好ましくは、室温〜120℃の範囲に加熱する。
上記水素加圧処理を行うことにより、反応溶液中に含まれる触媒由来の金属を析出させることができる。即ち、触媒の金属成分が還元作用を受けて金属そのものが析出する。また、上記メタセシス重合触媒、例えば、ルテニウムを含有するメタセシス重合触媒を用いて環状オレフィンを重合して樹脂を重合する際には、重合終了時に、触媒に由来する金属がポリマー末端と不飽和結合で結合して除去できないことがあった。このような不飽和結合を有する樹脂は、耐候性が劣ることもある。上記水素加圧処理を行えば、このような不飽和結合が切断されることから、樹脂の末端に結合した金属であっても容易に除去することができ、得られた樹脂の耐候性を向上させることができる。
本発明1の金属除去方法では、次いで、水素加圧処理した反応溶液を濾過する。上記水素加圧処理によって反応溶液中の金属は析出していることから、濾過により容易に除去することができる。上記濾過に用いる濾材としては特に限定されず、例えば、濾紙やガラスフィルター等の従来公知の濾材を用いることができる。また、上記濾材としては、吸着剤も好適である。吸着剤を用いて濾過を行えば、金属以外の有機不純成分も取り除くことができる。上記吸着剤としては特に限定されず、例えば、シリカゲル、珪藻土、活性炭、活性アルミナ、セライト、モレキュラーシーブス、無機系合成吸着剤及びそれらの変成体等の従来公知の吸着剤を用いることができる。なお、上記吸着剤を用いる場合には、上記吸着剤を水素加圧反応中に予め反応溶液内に共存させておき、系中で発生してくる金属を予め吸着させたうえで、活性炭等の濾材により濾過すれば、金属を吸着した吸着剤が濾過されることになりプロセスを簡略化することができる。
本発明2の金属除去方法では、金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物を添加し、吸着剤に吸着させて濾過する。本発明者らは、鋭意検討の結果、このような化合物を添加することにより、析出してきた金属が上記化合物と結合し、更に濾過の際に吸着剤を用いれば極めて高い効率で金属を除去できることを見出した。即ち、これらの化合物は易吸着化剤としての役割を果たす。このような、金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物からなる易吸着化剤もまた、本発明の1つとなる。
上記易吸着化剤における金属との結合の態様としては特に限定されず、例えば、非共有電子対やパイ電子による配位結合の他、酸化的付加等によるシグマ結合性の高い結合であってもよい。なかでも、上記易吸着化剤が硫黄、酸素、窒素、リン等の周期表の15、16族元素を含有し、配位結合により金属と結合する態様が好ましい。上記易吸着化剤は、包接的に金属を補足することができる分子構造を有することも好ましい。
上記易吸着化剤は、除去しようとする金属と用いる吸着剤の種類とから最適な組み合わせを選択する。例えば、除去しようとする金属がルテニウムであり、吸着剤が活性アルミナである場合には、ピリジン又はジメチルスルホキシド(DMSO)が好適であり、吸着剤がシリカゲル又は活性炭である場合には、ピリジンが好適であり、吸着剤が珪藻土、セライト、キョーワード(商品名、協和化学社製無機系合成吸着剤)である場合には、ピリジン、DMSO、ジエチレントリアミン等が好適である。なかでも、活性アルミナとピリジン又はDMSO、珪藻土とピリジン又はDMSO、セライトとピリジン又はDMSO、キョーワード(協和化学社製、商品名)とピリジン又はDMSOとを組み合わせた場合には特に高い効果が得られる。
上記易吸着化剤の添加量としては特に限定されないが、析出する金属に対して過剰量を添加することが好ましい。過剰に添加した上記易吸着化剤は、吸着剤を用いた除去操作によりほとんど除くことができるが、吸着後に更に再沈殿すれば除去精度を高めることができる。
上記吸着剤は、濾過の際の濾材として用いてもよい。また、易吸着化剤添加後の上記反応溶液に添加して金属−易吸着化剤結合体を予め吸着させたうえで、通常の濾材により濾過すれば、金属−易吸着化剤結合体を吸着した吸着剤が濾過されることになりプロセスを簡略化することができる。更に、濾過を行う前に、遠心分離やデカンテーション等の操作を加えてもよい。
本発明3の金属除去方法では、反応溶液中を水素加圧処理した後、金属を吸着剤に吸着させて濾過する。このとき、濾過を行う前の反応溶液に金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物(本発明の易吸着化剤)を添加する。水素加圧処理による金属の析出化と、易吸着化剤による吸着の促進により、本発明3の金属除去方法では極めて高い効率で金属を除去できる。上記易吸着化剤は、水素加圧処理の際に予め反応溶液中に添加しておいてもよいし、水素加圧処理後、濾過を行う前に添加してもよい。
本発明の金属除去方法によれば、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物中に含まれる金属を、容易にかつ高い効率で低減化することができる。
本発明によれば、均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物中に含まれる金属を、容易かつ高い効率で低減化する金属除去方法、及び、金属の吸着除去に有効な易吸着化剤を提供できる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
1000mLの三口ナスフラスコにメカニカルスターラー、還流管、玉栓をつけて5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸ジエチルを143g入れて窒素置換した。玉栓をセプタムラバーに替え、蒸留トルエン240mLおよびアリルアセテート80mgをマイクロシリンジで加え再度蒸留トルエン60mLを加えた後に上記式(1)で表されるルテニウムを含む均一系遷移金属触媒を窒素フロー下で342mg加えた。オイルバスを用いて85℃まで加熱し9時間反応させた。得られた溶液を反応溶液Aとした。得られた反応溶液Aについて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により分析を行ったところ、数平均分子量Mnは約21万、PDIは1.34であった。
反応溶液Aに蒸留トルエン300mLを加えて希釈した後、その半量を500mLのオートクレーブに移して120℃、水素圧10MPaの条件下で12時間水素加圧処理を行った。反応終了後、全体の重さが1430gになるまでトルエンで希釈した。
次いで、得られた希釈液50gについて、濾紙を用いて濾過を行った。得られた濾液からエバポレーションにて溶媒を除去した後、真空オーブンを用いて乾燥させた。乾燥後に得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例2)
実施例1と同様にして反応溶液Aを得、水素加圧処理時の圧力を5MPaとした以外は実施例1と同様にしてトルエン希釈品を得た。この希釈液について実施例1同様の操作を行い、固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例3)
実施例1と同様にして反応溶液Aを得、水素加圧処理時の温度を120℃とした以外は実施例1と同様にしてトルエン希釈品を得た。この希釈液について実施例1同様の操作を行い、固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例4〜10)
実施例1で得たトルエン希釈品について、濾過方法を表1に示したようにした以外は実施例1と同様の操作を行い、得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例11,12)
実施例4,5と同様にして得られた濾液を、スターラーバーで攪拌したメタノール500mL中に滴下ロートを用い10分かけて滴下してポリマーを再沈澱させた。得られた固体を30分そのまま攪拌した後、デカンテーションにより分離し、再度500mLのメタノールを加えて30分攪拌した。この操作をもう一度繰り返し、真空オーブンにて室温乾燥後、固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例13)
実施例1と同様にして反応溶液Aを得、そのうちの50gを採り、易吸着化剤としてピリジン2gを加え1時間攪拌した後に、珪藻土5gを加え1時間攪拌した。得られた混合溶液を遠心分離して珪藻土を沈降させた後、上澄み液をガラスフィルターで濾過した。得られた濾液を、エバポレーションにて溶媒を除去した後真空オーブンを用いて乾燥させた。乾燥後に得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例14)
易吸着化剤として、ピリジンの代わりにDMSOを用いた以外は実施例13と同様の操作を行い、得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例15)
実施例1で得られた希釈液を50gとり、易吸着化剤としてピリジン2gを加え1時間攪拌した後に、珪藻土5gを加え1時間攪拌した。得られた混合溶液を遠心分離して珪藻土を沈降させた後、ガラスフィルターで濾過した。得られた濾液を、エバポレーションにて溶媒を除去した後真空オーブンを用いて乾燥させた。乾燥後に得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例16〜25)
易吸着化剤と吸着剤との組み合わせを表1のようにした以外は実施例15と同様の操作を行い、得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例26)
実施例1と同様にして反応溶液Aを得、蒸留トルエン300mLを加えて希釈した後、その半量を500mLのオートクレーブに移して120℃、水素圧10MPaの条件下で12時間水素加圧処理を行った。このとき、水素加圧処理操作開始4時間目に、溶液50gに対して5gの珪藻土と2gのピリジンを加えた。得られた混合溶液を遠心分離して珪藻土を沈降させた後、上澄み液をガラスフィルターで濾過した。得られた濾液50gをエバポレーションにて溶媒を除去した後、真空オーブンを用いて乾燥させた。乾燥後に得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(実施例27)
実施例26で得られた濾液50gをスターラーバーで攪拌したメタノール500mL中に滴下ロートを用い10分かけて滴下してポリマーを再沈殿させた。得られた固体を30分そのまま攪拌した後、デカンテーションにより分離し、再度500mLのメタノールを加えて30分攪拌した。この操作をもう一度繰り返し、真空オーブンにて室温で乾燥後、固体中のルテニウム含量を測定した。結果を表1に示した。
(実施例28,29)
易吸着剤と吸着剤との組合せを表1のようにした以外は、実施例26の水素加圧処理と実施例27の再沈殿の操作を行い、得られた固体中のルテニウム含量を測定した。結果を表1に示した。
(比較例1)
実施例13で調製した反応溶液Aの50gをエバポレーションにて溶媒を除去した後、真空オーブンを用いて乾燥させた。乾燥後に得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(比較例2)
実施例13で調製した反応溶液Aの50gを、直径2cmのカラムに珪藻土10gを詰めたカラムを用いて濾過し、エバポレーションにて溶媒を除去した後真空オーブンを用いて乾燥させた。乾燥後に得られた固体中のルテニウム含量を測定し、結果を表1に示した。
(比較例3)
濾過を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、固体中のルテニウム含量を測定した。結果を表1に示した。
Figure 2004352974
表1より、各実施例において金属の除去効果が確認された。実施例1〜12と比較例1,3の対比から、水素加圧処理後に各種濾材を用い濾過を行うことにより残留金属量が減少することが分かる。更に、実施例4,5と実施例11〜12より、再沈殿を組み合わせればより高い金属除去効果が得られることが分かる。
また、実施例13,14と比較例2を比べることで、易吸着化剤と吸着剤とを併用することにより、吸着剤のみを用いる場合に比べて高い金属除去効果が得られることが分かる。特に、実施例15〜26から、吸着剤として珪藻土、易吸着化剤としてピリジンを用いた組み合わせで高い除去効果が得られることが分かる。
更に、実施例27〜29より、再沈殿を組み合わせれば極めて効率的に金属を除去できることも分かる。

Claims (8)

  1. 均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液を水素加圧処理することにより析出した金属成分を濾過することを特徴とする金属除去方法。
  2. 均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液に金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物を添加し、金属を吸着剤に吸着させて濾過することを特徴とする金属除去方法。
  3. 均一系遷移金属触媒を用いた合成反応により合成された生成物から金属を除去する方法であって、反応溶液を水素加圧処理した後、金属を吸着剤に吸着させて濾過するものであり、濾過を行う前の上記反応溶液に金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物を添加することを特徴とする金属除去方法。
  4. 金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物は、硫黄、酸素、窒素又はリンを含有することを特徴とする請求項2又は3記載の金属除去方法。
  5. 均一系遷移金属触媒は、重合触媒であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の金属除去方法。
  6. 均一系遷移金属触媒は、タングステン、モリブデン、ルテニウム、オスミウム、チタンからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の金属除去方法。
  7. 金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物からなることを特徴とする易吸着化剤。
  8. 金属との結合性が高くかつ吸着剤と親和性の高い化合物は、硫黄、酸素、窒素又はリンを含有することを特徴とする請求項7記載の易吸着化剤。

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