JP2004352398A - 両面装置、および画像形成装置 - Google Patents

両面装置、および画像形成装置 Download PDF

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陽一 浅場
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Abstract

【課題】自体が大型化したり、画像形成装置本体を大型化したりすることなく、また生産性を低下したり、誤操作したり、手差し操作性を悪くしたりすることのない両面装置を提供する。
【解決手段】複写機装置本体(画像形成装置本体)100に対して両面装置70を着脱自在に外付けする。両面装置は、作像装置Wで片面に画像形成済みのシート材Sを導入して先端側をスイッチバック出入口75からいったん外部に放出し、スイッチバックして反転しながら再給送路R6を通して作像装置Wに再給送する。両面装置には、手差しシート材を案内して再給送路を通して作像装置に手差し給送する手差しトレイ78を開閉自在に備えるとともに、その手差しトレイの上方に前記スイッチバック出入口を設ける。スイッチバック出入口の下には、そこから外部に放出するシート材を案内するガイド部材を開閉自在に備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など、用紙・OHPフィルム等のシート材に画像を形成する画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置などにおいて、作像装置で片面に画像形成済みのシート材をスイッチバックし、反転して再び作像装置に再給送する両面装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等の画像形成装置の中には、シート材の表裏両面に画像を形成すべく、作像装置で片面に画像形成済みのシート材を導入してスイッチバックし、反転しながら再給送路を通して再び作像装置に再給送する両面装置を備えるものがある。
【0003】
【特許文献1】特開平10−338404号公報
この種の両面装置は、例えば特許文献1に記載されるように構成されていた。すなわち、図6に示すように、両面装置1を画像形成装置本体2に対して着脱自在に外付けし、画像形成装置本体2の作像装置3で片面に画像形成済みのシート材を導入してスイッチバック路4aに入れ、そのスイッチバック路4aでスイッチバックして反転しながら再給送路4bを通して再び前記作像装置3に再給送していた。そのような両面装置1の中には、手差しトレイ5aを開閉自在に備え、その手差しトレイ5aで手差しシート材を案内して再給送路4bを通して作像装置3に手差し給送するものがあった。
【0004】
ところが、このような両面装置1では、内部にスイッチバック路4aと再給送路4bとを重ねてほぼ平行に備えることから、両面装置1の厚さが厚くなって両面装置1全体が大型化する問題があった。
【0005】
【特許文献2】特開2001−31336号公報
【特許文献3】特開2001−146350号公報
また、従来の両面装置には、例えば特許文献2や特許文献3に記載されるように構成されるものもあった。すなわち、図7に示すように、両面装置1を画像形成装置本体2内に備え、そのスイッチバック路4aをシートバンク6に入れ、シートカセット7の下にまでのばしていた。
【0006】
このため、特に両面装置1が不要な場合には、画像形成装置本体2内に無駄な空間を生じ、画像形成装置本体2が不必要に大型化する問題があるとともに、スイッチバック路4aがシートカセット7の下に入り込む分、画像形成装置本体2の高さも高くなり、その点からも大型化する問題があった。また、シート搬送経路が長くなって、生産性が低下する問題もあった。なお、図6の場合と同様に、図中符号3は作像装置、4bは再給送路、5aは手差しトレイを示す。
【0007】
【特許文献4】特開平2−255476号公報
さらに、従来の両面装置の中には、例えば特許文献4に記載されるように構成されるものもあった。すなわち、図8に示すように、両面装置1は、画像形成装置本体2の作像装置3で片面に画像形成済みのシート材を導入して先端側をスイッチバック出入口8から排出シートスタック部9上に放出し、スイッチバックして反転しながら再給送路4bを通して前記作像装置3に再給送していた。
【0008】
ところが、このような両面装置では、スイッチバック路を設ける必要がないから、小型にできるものの、シート材がスイッチバック出入口8から排出シートスタック部9上に出てくるので、オペレータ等が勘違いしていったん放出したシート材を抜き取ってしまい、再給送路4bでシート材の通過を検知するセンサが誤って紙詰まりを検知してしまう問題があった。
【0009】
さらにまた、従来の両面装置の中には、図9に示すように、手差しトレイ5aを備える手差し装置5上で画像形成装置本体2に対して両面装置1を着脱自在に外付けする構成のものもあった。
【0010】
このような両面装置1では、長いシート材も手差しトレイ5a上のシート材と干渉することなくスイッチバックできるようにしなければならないから、必然的に手差しトレイ5aの位置が下方となって、手差しトレイ5a上にシート材をセットするときオペレータはかがんで操作しなければならなくなり、また見にくくなって手差し時の操作性が悪くなる問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のとおり、従来の両面装置1には、それ自体が大型化したり、画像形成装置本体2を大型化したりする問題があった。また、シート搬送経路が長くなって生産性が低下したり、外部にいったん放出したシート材をオペレータが抜き取って誤操作するおそれがあったり、手差しトレイ5aの位置が低くなって手差しの操作性が悪くなったりする問題があった。
【0012】
そこで、この発明の第1の目的は、そのような従来の問題を解消し、両面装置それ自体が大型化したり、画像形成装置本体を大型化したりすることなく、また生産性を低下したり、操作性を悪くしたりすることのない両面装置を提供することにある。
【0013】
この発明の第2の目的は、シート材の搬送安定性を向上した両面装置を提供することにある。
【0014】
この発明の第3の目的は、操作を自動化して操作忘れをなくした両面装置を提供することにある。
【0015】
この発明の第4の目的は、簡単な機構を用いて操作を自動化し、操作忘れをなくした両面装置を提供することにある。
【0016】
この発明の第5の目的は、安定的な手段を用いて操作を自動化し、操作忘れをなくした両面装置を提供することにある。
【0017】
この発明の第6の目的は、手差しトレイを使用していないときにも、シート材の搬送を滑らかとした両面装置を提供することにある。
【0018】
この発明の第7の目的は、上記各目的を達成した両面装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0019】
この発明の第8の目的は、両面装置を必要としないときには画像形成装置を小型化することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
作像装置で片面に画像形成済みのシート材を導入して先端側をスイッチバック出入口からいったん外部に放出し、スイッチバックして反転しながら再給送路を通して作像装置に再給送する両面装置において、
手差しシート材を案内して再給送路を通して作像装置に手差し給送する手差しトレイを開閉自在に備えるとともに、
その手差しトレイの上方に前記スイッチバック出入口を設ける、ことを特徴とする。
【0021】
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の両面装置において、スイッチバック出入口から外部に放出するシート材を案内するガイド部材を開閉自在に備える、ことを特徴とする。
【0022】
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項2に記載の両面装置において、両面に画像形成を行うシート材の長さに応じて自動的にガイド部材を開閉する、ことを特徴とする。
【0023】
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項2に記載の両面装置において、リンク機構を介して手差しトレイの開閉にガイド部材の開閉を連動する、ことを特徴とする。
【0024】
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項2に記載の両面装置において、手差しトレイの動きを検知する検知手段と、その検知手段の検知結果に基づきガイド部材を駆動する駆動手段とを備え、手差しトレイの開閉にガイド部材の開閉を連動する、ことを特徴とする。
【0025】
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の両面装置において、手差しトレイが閉位置にあるとき、その手差しトレイの、スイッチバック出入口から放出したシート材が接触する部分にガイドリブを設ける、ことを特徴とする。
【0026】
請求項7に記載の発明は、上述した第7の目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記載の両面装置を備えることを特徴とする、画像形成装置である。
【0027】
請求項8に記載の発明は、上述した第8の目的を達成すべく、請求項7に記載の画像形成装置において、両面装置を画像形成装置本体に対して着脱自在に外付けする、ことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例である電子写真式複写機の内部機構の全体概略構成を示す。
【0029】
図中符号100は、複写機装置本体(画像形成装置本体)である。複写機装置本体100は、その上に画像読取装置200を取り付け、シートバンク300上に載置してなる。また、画像読取装置200の上には、背面側を支点に手前側を上下に開閉自在に自動原稿搬送装置400を取り付けてなる。
【0030】
複写機装置本体100には、内部に、作像装置Wを備える。作像装置Wには、像担持体としてドラム状の感光体10を設ける。この感光体10のまわりには、図中左側に配置する帯電装置11から、感光体10の回転方向(反時計方向)Aに順に、下側に現像装置12、右側に転写装置13、上側にクリーニング装置14を配置してなる。
【0031】
そのうち、現像装置12では、現像ローラを用いてトナーを付着して感光体10上の静電潜像を可視像化する。また、転写装置13は、上下のローラ15・16の間に転写ベルト17を掛け回して構成し、その転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当ててなる。
【0032】
図1中帯電装置11およびクリーニング装置14の左側に設けるものは、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20である。
【0033】
また、複写機装置本体100の内部には、シートバンク300の後述するシートカセット61から送り出したシート材Sを転写位置Bを経てスタック位置まで下方から上方へと搬送するシート搬送路Rを備える。シート搬送路Rには、供給路R1、および手差し供給路R2が合流する。
【0034】
そして、そのシート搬送路Rには、転写位置Bの上流位置にレジストローラ21を設ける。また、転写位置Bの下流位置には、熱定着装置22を備える。熱定着装置22には、加熱ローラ30と加圧ローラ32を設ける。
【0035】
そのような熱定着装置22のさらに下流には、排出分岐爪34、排出ローラ35・第1加圧ローラ36・第2加圧ローラ37・腰付ローラ38を設ける。そして、その先に、画像形成済みのシートをスタックする排出シートスタック部39を設けてなる。
【0036】
現像装置12の図中左側には、レーザ書込装置47を備える。レーザ書込装置47には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50などを設けてなる。
【0037】
次に、画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCD等のイメージセンサ56などを設ける。そして、上面にはコンタクトガラス57を備えてなる。
【0038】
そのコンタクトガラス57の上の自動原稿搬送装置400には、図示省略するが、原稿の載置位置に原稿セット台を設けるとともに、排出位置に原稿スタック台を設ける。また、原稿を、原稿セット台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て原稿スタック台まで搬送する原稿搬送路を備える。シート搬送路には、原稿を搬送するシート搬送ローラを複数備えてなる。
【0039】
シートバンク300には、内部に、記録媒体であるシート材Sを収納するシートカセット61を多段に備える。各シートカセット61には、それぞれ対応して呼出ローラ62・供給ローラ63・分離ローラ64を設ける。多段に備えるシートカセット61の図中右側に、装置本体100のシート搬送路Rへと通じる上述した供給路R1を形成する。供給路R1には、シート材Sを搬送するいくつかのシート搬送ローラ66を備える。
【0040】
一方、複写機装置本体100には、図中右側面に、両面装置70を設ける。両面装置70は、筐体71内に、導入路R4とスイッチバック路R5と再給送路R6とを有する。
【0041】
導入路R4の入口には、複写機装置本体100からのシート材Sを筐体71内に導入する導入口72を有する。導入路R4とスイッチバック路R5との間には、スイッチバック路R5からのシート材Sを再給送路R6方向に向ける切換爪73を設ける。スイッチバック路R5には、内部側にスイッチバックローラ74を備え、外部側の出口にシート材Sの先端側をいったん外部に放出するスイッチバック出入口75を形成する。また、再給送路R6には、第1再給送ローラ76と第2再給送ローラ77とを設けてなる。
【0042】
両面装置70の筐体71外面には、スイッチバック出入口75の下方に手差しトレイ78を、下部を支点として上部を上下に開閉自在に備え、閉じたときには図1に示すように筐体71内に納まり、開いたときには図2に示すように筐体71外に突出するようにする。そして、その支点近くに、呼出ローラ79と供給ローラ80と分離ローラ81を設ける。図2に示すように、手差しトレイ78は、例えば、第1トレイ78aとそれに対して出し入れ自在な第2トレイ78bとで構成する。
【0043】
他方、手差しトレイ78の上方には、スイッチバック出入口75を設けるが、そのスイッチバック出入口75との間に、例えば図示例のような板状のガイド部材82を、上部を支点として下部を上下に開閉自在に備える。
【0044】
さて、いまこの複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のメインスイッチをオンするとともに、自動原稿搬送装置400の原稿セット台に原稿をセットする。ブック原稿のような場合には、自動原稿搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じてそれで押える。
【0045】
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿をシート搬送ローラにより原稿搬送路を通して、コンタクトガラス57上へと移動してから画像読取装置200を駆動し、原稿内容を読み取って原稿を原稿スタック台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に直接原稿をセットしたときは、直ちに画像読取装置200を駆動する。
【0046】
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動するとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経て、イメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。
【0047】
また、このとき同時に、不図示の感光体駆動モータで感光体10を回転し、まず図示例では帯電ローラを用いた帯電装置11で表面を一様に帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置47で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置12でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0048】
また、スタートスイッチを押したとき同時に、シートバンク300中に多段に備える複数のシートカセット61中の選択サイズに対応するシートカセット61内から呼出ローラ62によりシート材Sを送り出し、続く供給ローラ63・分離ローラ64で1枚ずつ分離して搬送しながら供給路R1に入れ、シート搬送路Rに導いてシート搬送ローラ66で搬送し、レジストローラ21に突き当てて止める。そして、上述した感光体10上のトナー画像にタイミングを合わせてレジストローラ21を回転し、感光体10の右側へと送り込む。
【0049】
または、両面装置70の手差しトレイ78を図2に示すように開けてその手差しトレイ78上に手差しシート材をセットし、そのセットした手差しシート材を呼出ローラ79により送り出し、続く供給ローラ80および分離ローラ81で1枚ずつ分離して搬送しながら、手差しトレイ78で手差しシート材を案内して再給送路R6を通して手差し供給路R2からシート搬送路Rに導き、同じくレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて該感光体10の右側へと送り込み、作像装置Wに再度手差し給送する。
【0050】
それから、感光体10の右側へと送り込んだシート材Sに、図示例では転写装置13により転写位置Bで感光体10上のトナー画像を転写して画像を形成する。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14で除去して清掃し、不図示の除電装置で感光体10上の残留電位を除去して帯電装置11からはじまる次の画像形成に備える。
【0051】
一方、画像転写後のシート材Sは、転写ベルト17で搬送して熱定着装置22に入れ、加熱ローラ30と加圧ローラ32間に通して搬送しながら、それらにより熱と圧力を加えてシート材S上のトナー画像を定着する。その後、排出ローラ35・第1加圧ローラ36・第2加圧ローラ37・腰付ローラ38により、シート材Sに腰をつけて、排出スタック部39上に排出してそこにスタックする。
【0052】
ところで、シート材Sの両面に画像を形成する場合は、排出分岐爪34を切り換える。そして、作像装置Wで片面に画像形成済みのシート材Sを、シート搬送路Rから反転路R3に入れ、シート搬送ローラ66で搬送して両面装置70に入れる。両面装置70では、導入口72から導入したシート材Sをスイッチバックローラ74で搬送してスイッチバック路R5を通して先端側をスイッチバック出入口75からいったん外部に放出する。
【0053】
そして、シート材Sの後端が切換爪73を通過したところで、スイッチバックローラ74がシート材Sの後端を挟んだ状態でスイッチバックローラ74を逆転し、切換爪73により切り換えてシート材Sを再給送路R6に入れ、スイッチバックして反転しながら、第1再給送ローラ76および第2再給送ローラ77で搬送して再給送路R6を通して作像装置Wに再給送し、前述と同様にしてシート材Sの他面にも画像を形成する。
【0054】
ところが、このような図1に示す複写機では、手差しトレイ78を開いた状態で、長いシート材Sの両面に画像を形成するとき、スイッチバック出入口75から放出したシート材Sの先端が手差しトレイ78上の手差しシート材Sと干渉を生じ、シート材Sにストレスを加えたり、シート材Sのスムーズな搬送を妨げたりするおそれがある。
【0055】
そこで、図示複写機では、両面に画像形成を行うシート材Sの長さが一定以上であるとき、図2に示すようにガイド部材82を自動的に開くように制御し、スイッチバック出入口75から外部に放出するシート材Sをガイド部材82で案内して外向きに膨らませて排出するとともに、手差しトレイ78上の手差しシート材Sと接触するときには鈍角αで接するようにし、シート材Sの先端を内向きに逃げやすくして手差しシート材Sとの干渉を軽減する。
【0056】
これにより、両面に画像形成を行うシート材Sが手差しトレイ78上のシート材Sと干渉を生ずるおそれがある長さであるとき、自動的にガイド部材82を開いてシート材Sを案内し、手差しシート材Sとの干渉を軽減する一方、ガイド部材82の開き忘れを防止することができる。片面に画像形成を行うときや干渉を生ずるおそれのない長さであるときは、ガイド部材82を筐体71内に格納してガイド部材82の閉め忘れを防止し、邪魔にならないようにすることができる。
【0057】
さて、上述した例では、両面に画像形成を行うシート材Sの長さに応じて自動的にガイド部材82を開閉するが、リンク機構を介して手差しトレイ78の開閉にガイド部材82の開閉を連動するようにし、手差しトレイ78を開いたとき同時にガイド部材82が開くようにしてもよい。
【0058】
例えば図3に示すようなリンク機構85を備え、手差しトレイ78の第1トレイ78aの基部とガイド部材82の基部とを連結部材86で連結して連結部材86の端部をそれぞれの基部に回動自在に取り付け、手差しトレイ78を開いたときガイド部材82が開き、手差しトレイ78を閉じたときガイド部材82が閉じるようにする。連結部材86は、金属や樹脂で棒材、板材などでつくり、邪魔にならないように両面装置70の背面側に設置するとよい。
【0059】
このようにすると、手差しトレイ78を開いて、スイッチバックするシート材Sが手差しトレイ78上の手差しシート材Sと干渉を生ずるおそれがあるときにのみ、簡単なリンク機構85を介し、手差しトレイ78に連動してガイド部材82を筐体71外に開いてシート材Sを案内し、手差しシート材Sとの干渉を軽減する一方、ガイド部材Sの開き忘れを防止することができる。手差しトレイSを閉めて用いないときは、ガイド部材82を筐体71内に格納してガイド部材82の閉め忘れを防止し、邪魔にならないようにすることができる。
【0060】
また、図4に示すように、手差しトレイ78の動きを検知する検知手段88と、その検知手段88の検知結果に基づきガイド部材82を駆動する駆動手段90とを備え、電気的に駆動して手差しトレイ78の開閉にガイド部材82の開閉を連動するようにし、手差しトレイ78を開いたとき同時にガイド部材82が開くようにしてもよい。
【0061】
検知手段88としては、例えばプッシュスイッチや光学センサなどのを用いる。駆動手段90は、例えば図示するように、ソレノイド91と、それに出し入れ自在に設けて先端をガイド部材82の基部に連結するプランジャ92と、ガイド部材82を閉位置に付勢するコイルスプリング等の付勢部材93とで構成する。
【0062】
そして、手差しトレイ78を開いたときは、それを検知手段88で検知し、駆動手段90のソレノイド91に通電して付勢部材93に抗してプランジャ92を吸引し、ガイド部材82を開くようにする。手差しトレイ78を閉じたときは、それを検知手段88で検知し、ソレノイド91への通電を停止して付勢部材93の付勢力で回動してガイド部材82を閉じるようにする。
【0063】
このようにすると、手差しトレイ78を開いて、スイッチバックするシート材Sが手差しトレイ78上のシート材Sと干渉を生ずるおそれがあるときにのみ、安定的な手段を用い、手差しトレイ78に連動してガイド部材82を筐体71外に開いてシート材Sを案内し、手差しシート材Sとの干渉を軽減する一方、ガイド部材82の開き忘れを防止することができる。手差しトレイ78を閉めて用いないときは、それを検知手段88で検知し、駆動手段89で駆動してガイド部材82も閉じるようにし、ガイド部材82を筐体71内に格納してガイド部材82の閉め忘れを防止し、邪魔にならないようにすることができる。
【0064】
なお、図示例では、図5に示すように、手差しトレイ78が閉位置にあるとき、その手差しトレイ78の、スイッチバック出入口75から放出したシート材Sが接触する部分、つまり手差しトレイ78の第1トレイ78aの裏面に、縦方向の複数のガイドリブ78cを平行に設ける。
【0065】
このようにすると、手差しトレイ78を閉じた状態のとき、スイッチバック出入口75から外部に放出したシート材Sが手差しトレイ78に接触しても、その接触する部分に設けるガイドリブ78cで案内して搬送抵抗を少なくし、シート材Sを引っ掛かりなく安定して搬送することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、両面装置において、作像装置で片面に画像形成済みのシート材を導入して先端側をスイッチバック出入口からいったん外部に放出し、スイッチバックして反転しながら再給送路を通して作像装置に再給送するので、両面装置に長いスイッチバック路を設ける必要をなくし、その分、両面装置の厚さを薄くしてそれ自体を小型化することができる。また、シート搬送経路を長くのばしたりする必要がないので、画像形成装置本体を大型化したり、両面装置の生産性を低下したりするおそれもない。
【0067】
さらに、手差しシート材を案内して再給送路を通して作像装置に手差し給送する手差しトレイを開閉自在に備えるので、再給送路を共用して手差し装置と両面装置の一部を一体化し、手差し装置が両面装置の下方位置となることを防いで操作性を確保し、手差しトレイ上にシート材をセットしたりするときの手差し操作性が悪くなることを防止することができる。
【0068】
また、その手差しトレイの上方にスイッチバック出入口を設けるので、スイッチバック出入口からいったん外部へと放出したシート材をオペレータが勘違いして抜き取るおそれを少なくし、誤操作の発生を低減することができる。
【0069】
請求項2に記載の発明によれば、スイッチバック出入口から外部に放出するシート材を案内するガイド部材を開閉自在に備えるので、スイッチバック出入口からシート材を外部に放出するときは、ガイド部材を筐体外に開いて、放出するシート材が例えば手差しトレイ上のシート材と干渉しないようにシート材を案内し、シート材にストレスを与えないようにし、またシート材の搬送安定性を向上することができる。スイッチバック出入口からシート材を放出しないときは、ガイド部材を筐体内に格納して邪魔にならないようにすることができる。
【0070】
請求項3に記載の発明によれば、両面に画像形成を行うシート材の長さに応じて自動的にガイド部材を開閉するので、両面に画像形成を行うシート材が手差しトレイ上のシート材と干渉を生ずるおそれがある長さであるとき、自動的にガイド部材を筐体外に開いてシート材を案内するようにし、ガイド部材の開き忘れを防止することができる。片面に画像形成を行うときや干渉を生ずるおそれのない長さであるときは、ガイド部材を筐体内に格納してガイド部材の閉め忘れを防止し、邪魔にならないようにすることができる。
【0071】
請求項4に記載の発明によれば、リンク機構を介して手差しトレイの開閉にガイド部材の開閉を連動するので、手差しトレイを開いたときリンク機構を介して連動してガイド部材を筐体外に開くようにし、手差しトレイを開いて、スイッチバックするシート材が手差しトレイ上のシート材と干渉を生ずるおそれがあるときにのみ、簡単なリンク機構を介し、手差しトレイに連動してガイド部材を開いてシート材を案内する一方、ガイド部材の開き忘れを防止することができる。手差しトレイを閉めて用いないときは、ガイド部材を筐体内に格納してガイド部材の閉め忘れを防止し、邪魔にならないようにすることができる。
【0072】
請求項5に記載の発明によれば、手差しトレイの動きを検知する検知手段と、その検知手段の検知結果に基づきガイド部材を駆動する駆動手段とを備え、手差しトレイの開閉にガイド部材の開閉を連動するので、手差しトレイを開いたときそれを検知手段で検知し、駆動手段で駆動してガイド部材を筐体外に開くようにし、手差しトレイを開いて、スイッチバックするシート材が手差しトレイ上のシート材と干渉を生ずるおそれがあるときにのみ、安定的な手段を用い、手差しトレイ78に連動してガイド部材を開いてシート材を案内する一方、ガイド部材の開き忘れを防止することができる。手差しトレイを閉めて用いないときは、それを検知手段で検知し、駆動手段で駆動してガイド部材も閉じるようにし、ガイド部材を筐体内に格納してガイド部材の閉め忘れを防止し、邪魔にならないようにすることができる。
【0073】
請求項6に記載の発明によれば、手差しトレイが閉位置にあるとき、その手差しトレイの、スイッチバック出入口から放出したシート材が接触する部分にガイドリブを設けるので、スイッチバック出入口から外部に放出したシート材が手差しトレイに接触しても、その接触した部分のガイドリブで案内して搬送抵抗を少なくし、引っ掛かりをなくしてシート材を安定して搬送することができる。
【0074】
請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置にあって、請求項1ないし6のいずれか1に記載の両面装置を備えるので、上記各効果を有する両面装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0075】
請求項8に記載の発明によれば、両面装置を画像形成装置本体に対して着脱自在に外付けするので、両面装置を必要とするときのみ、画像形成装置本体に対して取り付け、両面装置を必要としないときには画像形成装置本体に取り付けないようにして画像形成装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例である電子写真式複写機の内部機構の全体概略構成図である。
【図2】その両面装置の手差しトレイおよびガイド部材を開いた状態で示す該両面装置の概略構成図である。
【図3】リンク機構を用いて、手差しトレイとガイド部材とを連動する構成図である。
【図4】電気的機構を用いて、手差しトレイとガイド部材とを連動する構成図である。
【図5】手差しトレイを斜め背面から見て示す斜視図である。
【図6】両面装置を備える従来の画像形成装置の構成図である。
【図7】両面装置を備える従来の画像形成装置の他例の構成図である。
【図8】両面装置を備える従来の画像形成装置のさらに他例の構成図である。
【図9】両面装置を備える従来の画像形成装置のまたさらに他例の構成図である。
【符号の説明】
70 両面装置
75 スイッチバック出入口
78 手差しトレイ
78c ガイドリブ
82 ガイド部材
85 リンク機構
88 検知手段
90 駆動手段
100 複写機装置本体(画像形成装置本体)
R6 再給送路
S シート材
W 作像装置

Claims (8)

  1. 作像装置で片面に画像形成済みのシート材を導入して先端側をスイッチバック出入口からいったん外部に放出し、スイッチバックして反転しながら再給送路を通して前記作像装置に再給送する両面装置において、
    手差しシート材を案内して前記再給送路を通して前記作像装置に手差し給送する手差しトレイを開閉自在に備えるとともに、
    その手差しトレイの上方に前記スイッチバック出入口を設ける、
    ことを特徴とする、両面装置。
  2. 前記スイッチバック出入口から外部に放出するシート材を案内するガイド部材を開閉自在に備えることを特徴とする、請求項1に記載の両面装置。
  3. 両面に画像形成を行うシート材の長さに応じて自動的に前記ガイド部材を開閉することを特徴とする、請求項2に記載の両面装置。
  4. リンク機構を介して前記手差しトレイの開閉に前記ガイド部材の開閉を連動することを特徴とする、請求項2に記載の両面装置。
  5. 前記手差しトレイの動きを検知する検知手段と、その検知手段の検知結果に基づき前記ガイド部材を駆動する駆動手段とを備え、前記手差しトレイの開閉に前記ガイド部材の開閉を連動することを特徴とする、請求項2に記載の両面装置。
  6. 前記手差しトレイが閉位置にあるとき、その手差しトレイの、前記スイッチバック出入口から放出したシート材が接触する部分にガイドリブを設けることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載の両面装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1に記載の両面装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  8. 前記両面装置を画像形成装置本体に対して着脱自在に外付けすることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
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