JP2004351594A - 両面研磨機における薄片の研磨方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加工対象物を回転定盤に押し付けながら研磨加工をする両面研磨機における薄片の研磨方法において、の加工対象物1をキャリア穴4に配置されたベースプレート5の表裏に貼付して加工対象物1を研磨することを特徴とし、また、加工対象物1をベースプレート5の表裏に貼付するのに冷凍チャックを用いる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面研磨機における薄片の研磨方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウェハーや薄板状の圧電素材を研磨する際には定盤に加工対象物を押し付けるように保持して研磨材を供給しながら、先の定盤を回転させてウェハーや圧電素材の研磨を行うが、図4に示すような従来における両面研磨機においては、加工対象物を研磨する際、定盤である円盤状の研磨盤を加工対象物の上下面において回転させ、砥粒などの研磨材を供給しつつ、かつ加工対象物の両面を研磨装置の研磨盤に押し付けながら研磨を行っていた。
【0003】
定盤を用いて研磨する装置を開示した特許文献には特開2003−080453、及び薄片の研磨の前処理を対象物に施す装置を開示した特許文献には特開2002−141316がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−080453号公報
【特許文献2】
特開2002−141316号公報
【0005】
なお、出願人は前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
【0006】
しかしながら、上述したような従来の両面研磨機を用いた薄片の研磨方法においては、研磨をする加工対象物である薄片の厚みが薄くなると、必然的にキャリアを薄くしなくてはならないが、薄いキャリアは両面研磨機から加わる応力に耐えられず変形してしまう等といった不具合を生じ、従ってその研磨をする加工対象物の厚みの制限が大きいといった問題があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような技術的背景のもとでなされたものであり、従がってその目的は、両面研磨機における薄片の研磨方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、加工対象物を回転定盤に押し付けながら研磨加工をする両面研磨機における薄片の研磨方法において、前記の加工対象物をキャリア穴に配置されたベースプレートの表裏に貼付して加工対象物を研磨することを特徴とする。
【0009】
また、加工対象物をベースプレートの表裏に貼付するのに冷凍チャックを用いることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。
なお、各図においての同一の符号は同じ対象を示すものとする。
【0011】
図1は本発明の両面研磨機を用いて薄片を研磨する方法を示した概略の側面からみた模式図である。キャリア穴に配置された加工対象物を回転定盤に押し付けながら研磨加工をする両面研磨機が図示されている。図中においてキャリアと加工対象物の上下に図示された小さな丸は、砥粒などの研磨材を示している。
【0012】
図からわかるように、本発明の薄片の加工対象物1の両面研磨を行う研磨方法においては、キャリア穴4にベースプレート5の表裏に貼付した加工対象物1を配置して研磨を行う。薄片の加工対象物をデータベースに貼付するには冷凍チャックを用いる。ベースプレート5があるために加工対象物1である薄片は、従来に比べ著しくその厚さを薄くすることができ、そのためにキャリア8の厚さを加工機である両面研磨装機3から加わる応力に十分耐えうる厚さとすることができる。
【0013】
加工対象物1が圧電振動子の圧電板の場合では、発振周波数が約16MHzから20MHzの場合においては、ベースプレート5の厚さは200μm〜300μm程度であり、またキャリア8の厚さは250μm程度である。本発明では目的とする加工対象物1の発振周波数によって、ベースプレート5の厚さと、キャリア8の厚さを調整することができる。
【0014】
図2は本発明の両面研磨機3を用いて加工対象物1である薄片を研磨する方法の、ベースプレート5の表裏に貼付された加工対象物1を、回転定盤2上に置かれたキャリア8のキャリア穴4のなかに配置する様子を示した概略の上面図である。なお図示はしていないが、実際に両面研磨の加工を行うときには、図2の上にさらに、加工対象物1の上面を研磨する上方の回転定盤2が載置される。また、図2ではキャリア穴4の形状は多角形となっているが、円形でも構わず、この場合も本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
【0015】
図3は図2と同じく、本発明の両面研磨機3を用いて薄片を研磨する方法の、ベースプレート5の表裏に貼付された加工対象物1を、回転定盤2上に置かれたキャリア8のキャリア穴4のなかに配置し、各々のキャリア8が回転定盤2上で回転する様子を示した概略の上面図である。図3に示すように、ひとつの回転定盤2上には複数個のキャリア8が載置される。各々のキャリア8は強制的に回転定盤2上で回転させられる。
【0016】
図4は従来の両面研磨機3を用いて加工対象物1を研磨する方法を示した概略の側面からみた模式図である。図から判るように、従来の両面研磨機3を用いた薄片の研磨方法においては、研磨をする加工対象物1である薄片の厚みが薄くなると、それにつれて必然的にキャリアを薄くしなくてはならないが、薄いキャリアは両面研磨機3から加わる応力に耐えられず変形してしまうなどといった不具合を生じる問題があった。
【0017】
【発明の効果】
本発明の両面研磨機における薄片の研磨方法によれば、従来に比べて著しく薄い薄片を研磨することができる。
【0018】
また、本発明の両面研磨機における薄片の研磨方法によれば、キャリアの変形といった不具合を生じることなく、多数の加工対象物を効率よく研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面研磨機で薄片を研磨する方法を示した概略の側面からみた模式図である。
【図2】本発明の両面研磨機を用いて薄片を研磨する方法の、ベースプレートの表裏に貼付された加工対象物を、回転定盤上に置かれたキャリアのキャリア穴のなかに配置する様子を示した概略の上面図である。
【図3】本発明の両面研磨機を用いて薄片を研磨する方法の、ベースプレートの表裏に貼付された加工対象物を、回転定盤上に置かれたキャリアのキャリア穴のなかに配置し、各々のキャリアが回転定盤上で回転する様子を示した概略の上面図である。
【図4】従来の両面研磨機で加工対象物を研磨する様子を示す側面からみた概略の模式図である。
【符号の説明】
1 加工対象物
2 回転定盤
3 両面研磨機
4 キャリア穴
5 ベースプレート
8 キャリア
9 研磨材
Claims (2)
- 加工対象物を回転定盤に押し付けながら研磨加工をする両面研磨機における薄片の研磨方法において、
該加工対象物をキャリア穴に配置されたベースプレートの表裏に貼付して該加工対象物を研磨することを特徴とした両面研磨機における薄片の研磨方法。 - 加工対象物をベースプレートの表裏に貼付するのに冷凍チャックを用いることを特徴とする請求項1に記載の両面研磨機における薄片の研磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003154481A JP2004351594A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 両面研磨機における薄片の研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003154481A JP2004351594A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 両面研磨機における薄片の研磨方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004351594A true JP2004351594A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34049126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003154481A Pending JP2004351594A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 両面研磨機における薄片の研磨方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004351594A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011131284A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削装置 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003154481A patent/JP2004351594A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011131284A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削装置 |
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