JP2001334444A - 薄板の曲面加工方法 - Google Patents

薄板の曲面加工方法

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JP2001334444A
JP2001334444A JP2000154597A JP2000154597A JP2001334444A JP 2001334444 A JP2001334444 A JP 2001334444A JP 2000154597 A JP2000154597 A JP 2000154597A JP 2000154597 A JP2000154597 A JP 2000154597A JP 2001334444 A JP2001334444 A JP 2001334444A
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curved surface
jig
fixing
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Masato Tsuda
正人 津田
Yoshinori Shigeno
能徳 重野
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板の曲面加工を行う専用装置を用いること
なく、また特に技能を有する作業者でなくとも、精度良
く、曲面加工をなすことができる薄板の曲面加工方法を
提供する。 【解決手段】 凸型曲面を備えた治具2に薄板1を固定
する工程(図1(a))と、前記薄板1が治具2に固定
されることによって形成される薄板1の凸型曲面を平面
研削あるいは平面研磨し(図1(b))、前記薄板1の
凸型曲面を平坦面とする工程(図1(c))と、前記治
具2から薄板1を取り外す工程(図1(d))と、前記
薄板の表裏面を反転(図1(f))して平坦面を備えた
治具3に薄板1を固定する工程(図1(g))と、前記
薄板1が治具3に固定されることによって形成される薄
板1の凹型曲面を平面研削あるいは平面研磨し前記薄板
1の凹型曲面を平坦面とする工程(図1(h))と、前
記治具3から薄板1を取り外す工程(図1(i))とを
備え、前記薄板1の一の表面を凹型曲面にまた前記薄板
1の他の表面を凸面に加工することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板の曲面加工方
法に関し、特に、薄板曲面加工専用装置を用いることな
く、汎用の平面研削盤で加工可能な硬脆材料の薄板曲面
加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単結晶シリコン、多結晶シリコ
ン、アルミナ、炭化珪素、窒化アルミニウム、窒化珪素
等の硬脆材料からなる薄板は、電気、電子の分野、また
光学の分野等において、広く用いられており、それら分
野において用いるため、硬脆材料の薄板に種々の加工が
施されている。この薄板の加工において、加工の性質
上、平面研磨加工、穿孔加工等は比較的容易に、かつ高
精度になすことができる。
【0003】ところが、薄板の曲面加工を高精度になす
ことは困難であり、作業者の技量によるところが大きか
った。即ち、硬脆材料の薄板に凹型曲面加工を施す場合
には、作業者が硬脆材料の薄板を凸型曲面を有する回転
テーブル上に押し付け、砥粒を混入した研削液(遊離砥
粒)を供給しながら研削を行い、前記薄板の押付面の表
面形状を凹型曲面に加工していた。また、硬脆材料の薄
板に凸型曲面加工を施す場合には、作業者が硬脆材料の
薄板を凹型曲面を有する回転テーブル上に押し付け、砥
粒を混入した研削液(遊離砥粒)を供給しながら研削を
行い、前記薄板の押付面の表面形状を凸型曲面に加工し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の薄板の曲面加工方法にあっては、作業者が凹型曲面、
凸型曲面を有する回転テーブル上に該薄板を押付けるこ
とによって、その形状を成形しているため、仕上がり寸
法に±100μm程度の誤差が生じ、加工精度が悪いと
いう技術的課題があった。特に、前記加工精度は作業者
の個人差によるところが大きく、加工精度にバラツキが
生じ易かった。また、上記した薄板の曲面加工は熟練を
要するため、扱える作業者が限定される一方、最近、曲
面加工の技能を有する作業者の確保が困難になってきて
いる。かかる課題を解決する方法として、薄板の曲面加
工を行う専用装置を開発することが考えられるが、専用
装置の開発には多額の費用と、長い時間が必要となる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、薄板の曲面加工を行う専用装置を用いることな
く、また特に技能を有する作業者でなくとも、精度良
く、曲面加工をなすことができる薄板の曲面加工方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
なされた本発明にかかる薄板の曲面加工方法は、平面研
削装置あるいは平面研磨装置を用いて、平板状の薄板に
曲面加工を行う薄板の曲面加工方法において、凸型曲面
を備えた治具に薄板を固定する工程と、前記薄板が治具
に固定されることによって形成される薄板の凸型曲面を
平面研削あるいは平面研磨し、前記薄板の凸型曲面を平
坦面とする工程と、前記治具から薄板を取り外す工程
と、前記薄板の凹型曲面を、平坦面を備えた治具に固定
する工程と、前記薄板が治具に固定されることによって
形成される薄板の凹型曲面を、平面研削あるいは平面研
磨して、前記薄板の凹型曲面を平坦面とする工程と、前
記治具から薄板を取り外す工程とを備え、 前記薄板の
一の表面を凹型曲面に加工し、他の表面を凸型曲面に加
工することを特徴としている。
【0007】このように、本発明の薄板の曲面加工方法
は、凸型曲面を備えた治具に固定されることによって形
成された薄板の凸型曲面を平面研削あるいは平面研磨
し、該薄板の凸型曲面を平坦面とすることで、薄板の該
表面は、凹型曲面に加工され、次いで、前記薄板の凹型
曲面を、平坦面を備えた治具に全面密着固定する工程
と、前記薄板が治具に固定されることによって形成され
る薄板の凹型曲面を、平面研削あるいは平面研磨して、
前記薄板の凹型曲面を平坦面とすることによって、前記
薄板の一の表面を凹型曲面に加工し、他の表面を凸型曲
面に加工することができる。したがって、薄板の曲面加
工を行う専用装置を用いることなく、また特に技能を有
する作業者でなくとも、精度良く、曲面加工をなすこと
ができる。
【0008】また、薄板に形成する凸型曲面と同一の曲
率半径を有する凸型曲面を備えた治具に、前記薄板を固
定する工程と、前記薄板が治具に固定されることによっ
て形成される薄板の凸型曲面を平面研削あるいは平面研
磨し、前記薄板の凸型曲面を平坦面とする工程と、前記
治具から薄板を取り外す工程と、前記治具の凸型曲面を
平坦面に変化させ、治具に平坦面を形成する工程と、前
記治具の平坦面に前記薄板の凹型曲面を固定し、前記薄
板が治具に固定されることによって形成される薄板の凹
型曲面を、平面研削あるいは平面研磨して、前記薄板の
凹型曲面を平坦面とする工程とを備え、前記薄板の一の
表面を凹型曲面に加工し、他の表面を凸型曲面に加工す
ることができる。このように、前記治具の凸型曲面を平
坦面に変化させ、治具に平坦面を形成しているため、1
つの治具で薄板の曲面加工方法を行うことができる。
【0009】また、前記治具に対して、加熱溶融式のワ
ックスを用いて薄板を固定することが望ましく、加熱溶
融式のワックスを用いて薄板を固定した場合、薄板に損
傷を与えることなく、前記治具に対して着脱することが
できる。更に、前記治具に薄板を固定する際、前記薄板
をリング状重石を用いて押付けることが望ましく、前記
治具から薄板が剥離するのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる硬脆材料の薄板の
曲面加工方法について図1乃至図3に基づいて、説明す
る。まず、単結晶シリコン、多結晶シリコン、アルミ
ナ、炭化珪素、窒化アルミニウムあるいは窒化珪素等の
硬脆材料からなる円板上の薄板1を用意する。また、治
具2を用意する。この治具2は、例えば、ステンレスか
らなり、前記薄板1とほぼ同一の直径を有している。ま
た前記治具2の上面には、前記薄板1に形成する凸型曲
面と同一曲率半径の凸型曲面2aが形成されている。な
お、前記治具2は、後述するように薄板1が治具2の凸
型曲面2aに押し付けられた際、変形するものであって
はならない。
【0011】次に、図1(a)に示すように、前記治具
2の上面2aに薄板1を押し付け、前記薄板1を変形さ
せた状態で貼着する。このとき、前記治具2の上面2a
には、加熱溶融式のワックスが塗布され、治具2の上面
2aに薄板1を押し付けた状態で、加熱することによ
り、薄板1は該上面2aに貼着される。(図1(b)参
照)。前記ワックスとしては、60〜80℃で溶融され
る低温加熱溶融式ワックスが好ましい。
【0012】また、前記治具2の上面2aに薄板1を押
し付ける際、薄板1の外周部が治具2から離れず、密着
するように、図2に示すようなリング状の重石4を載置
くと良い。このリング状の重石4は、その中心部分に空
間部4aが形成されているため、薄板1の外周部のみに
載置される。このように、薄板1が前記治具2の上面2
aに貼着されるため、薄板1は、治具2の凸型曲面2a
に沿って変形し、その状態で固定される(図1(b)参
照)。
【0013】その状態(図1(b)示す状態)で、汎用
の平面研削盤を用いて、加工物の上面を全面研削する。
即ち、図1(b)に示す点線まで研削し、図1(c)に
示す状態になす。なお、この図1(c)に示す状態にな
すため、薄板1の第1の面1aを全面研磨しても良い。
その後、加熱することによってワックスを溶融し、前記
薄板1を治具2より剥離する(図1(d)参照)。この
ように加熱溶融式のワックスが用いられているため、薄
板1が貼着された治具2から薄板1を損傷を与えること
なく、容易に剥離させることができる。
【0014】薄板1が治具2から剥離すると、前記薄板
1が応力によってたわみ、図1(e)に示すように、薄
板1の第1の面1aが凹型曲面となり、その対向面であ
る第2の面1bは平坦面となる。この凹型曲面は、治具
2に形成された凸型曲面と同一の曲率半径を有するもの
となる。即ち、薄板1の第1の面1aは、所望の凹型曲
面に加工される。
【0015】ここで、前記薄板1の第1の面1aを下側
に反転して、前記第1の面1aの凹型曲面を円板状の治
具3に密着させる。この円板状の治具3の上面3aは平
坦面であって、この平坦面な上面3aに対して、加熱溶
融式のワックスを用いて前記薄板1を貼着する。前記加
熱溶融式のワックスが用いられているため、加熱するこ
とによって、容易に薄板1を円板状の治具3の上面3a
に貼着することができる。
【0016】また、薄板1の第1の面1aの凹型曲面
が、円板状の治具3の上面3aに貼着されると、薄板1
が変形することにより平坦面となり、一方、薄板1の第
2の面1bが凹型曲面となる(図1(g)参照)。
【0017】その状態(図1(g)示す状態)で、汎用
の平面研削盤を用いて、薄板1の第2の面1bを全面研
削する。即ち、図1(g)に示す点線まで研削し、図1
(h)に示す状態になす。なお、この図1(h)に示す
状態になすため、第2の面1bを全面研磨しても良い。
その後、加熱することによってワックスを溶融し、前記
加工物を治具より剥離する(図1(i)参照)。このよ
うに加熱溶融式のワックスが用いられているため、薄板
1が貼り付けられた治具3から薄板1を損傷を与えるこ
となく、容易に剥離させることができる。
【0018】そして、前記薄板1を治具3から剥離する
と、薄板1が応力によってたわみ(薄板1が応力によっ
て元の状態に戻り)、図1(i)に示すように、薄板1
の第2の面1bが凸型曲面となり、第1の面1aが凹型
曲面となる。即ち、薄板1の第2の面1bが凸型曲面
に、また薄板1の第1の面1aが凹型曲面が加工され
る。この凸型曲面は、治具に形成された凸型の曲面と同
一の曲率半径を有するものであり、薄板1の第2の面1
bと第1の面1aとは平行面として形成される。
【0019】このように、平面研削、あるいは平面研磨
を行うことにより、薄板1の第2の面1bに凸型曲面
を、また薄板1の第1の面1aに凹型曲面を形成するこ
とができ、いわゆる曲面加工をなすことができる。
【0020】なお、このような平面研削、あるいは平面
研磨を行うことにより、薄板により寸法制度を高めた曲
面加工を施すためには、薄板に寸法上の制限がある。こ
の寸法上の制限は材質によって変わるが、硬脆材料の場
合、直径100mm〜400mm、厚さ0.5mm〜
3.0mm、凹型曲面の深さ20μm〜500μmであ
ることが好ましく、凹型曲面の深さは50〜300μm
がより好ましい。この範囲を越えると、薄板が変形せ
ず、あるいは変形した際、破損し、この加工方法を用い
ることができないためである。
【0021】次に、他の実施形態について説明する。な
お、図1乃至図2に示した部材と同一あるいは相当する
部材は、同一符号を付することにより、その詳細な説明
は省略する。この実施形態において用いられる治具5
は、薄板1に形成する凸型曲面と同一の曲率半径を有す
る凸型曲面と、平坦面との2つの態様の形態に変化可能
に構成されている。即ち、前記治具5の背面に設けられ
たレバー6に荷重を加えると、治具5の下面5aは、図
3(b)に示す凸型曲面から図3(c)に示す平坦面に
変化し、また前記レバー5の荷重を除去すると、図3
(c)に示す平坦面から図3(b)に示す凸型曲面に変
化するように構成されている。
【0022】次に、前記治具5を用いた硬脆材料の薄板
の曲面加工方法について図3に基づいて、説明する。ま
ず、前記した第1の実施形態と同様、単結晶シリコン、
多結晶シリコン、アルミナ、炭化珪素、窒化アルミニウ
ムあるいは窒化珪素等の硬脆材料からなる円板上の薄板
1を用意する。また、前記した治具5を用意する。前記
治具5は、前記薄板1とほぼ同一の直径を有すると共
に、その下面5aに前記薄板1に形成する凸型曲面と同
一の曲率半径を有する凸型曲面を備えている。
【0023】次に、図3(b)に示すように、前記治具
5の下面5aに薄板1を貼着する。このとき、前記治具
5の下面5aには、加熱溶融式のワックスが塗布され、
治具5の下面に薄板1を押し付けた状態で、加熱するこ
とにより、薄板1を貼着する(図1(b)参照)。前記
ワックスは、第1の実施形態で用いたものが用いられ
る。
【0024】このように、薄板1が前記治具5の下面5
aに貼着されるため、薄板1は、治具5の凸型曲面(下
面)に沿って変形し、その状態で固定される(図3
(b)参照)。その状態(図3(b)示す状態)で、汎
用の平面研削盤を用いて、加工物の上面を全面研削す
る。即ち、図3(b)に示す点線まで研削する。なお、
この図1(c)に示す状態になすため、薄板1の第1の
面1aを全面研磨しても良い。
【0025】前記平面研削、あるいは平面研磨終了後、
前記薄板1を治具5から加熱することによって取り外
す。その後、レバー5に荷重を加え、治具5の下面を平
坦面になす(図3(c)参照)。そして、前記治具5の
平坦面に対して、加熱溶融式のワックスを用いて、薄板
1の第1の面1a側を貼着し、薄板1を治具5に固定す
る(図1(c)参照)。
【0026】この状態から、汎用の平面研削盤を再び用
いて、薄板1の第2の面1bを全面研削する。即ち、図
3(c)に示す点線まで研削する。なお、この図3
(c)に示す状態になすため、薄板1の第2の面1bを
全面研磨しても良い。その後、ワックスを溶融し、前記
薄板1を治具5より剥離する(図3(d)参照)。この
ように加熱溶融式のワックスが用いられているため、薄
板1が貼り付けられた治具5から薄板1を損傷を与える
ことなく、容易に剥離させることができる。
【0027】このように、薄板1の第1の面、第2の面
を平面研削、あるいは平面研磨を行うことにより、薄板
1の第2の面1bを凸型曲面に、また薄板1の第1の面
1aを凹型曲面になすことができ、いわゆる曲面加工を
なすことができる。
【0028】
【実施例】本発明にかかる薄板の曲面加工方法の効果に
ついて検証を行った。直径300mm、厚さ2.0mm
の単結晶シリコンからなる薄板を第1の実施形態で説明
した治具を用いて平面研磨した(実施例1)。その結
果、厚み精度が±30μm、凹部精度が±50μmであ
った。一方、直径300mm、厚さ2.0mmの単結晶
シリコンからなる薄板を従来の方法を用いて曲面加工し
た(比較例1)。その結果、厚み精度が±100μm、
凹部精度が±100μmであった。
【0029】このように、実施例1は比較例1に比べ
て、高精度に曲面加工することができる。特に、平面研
磨装置、平面研削装置では、その研削量、研磨量を設定
できるため、作業者の個人差によるバラツキを少なくす
ることができる。
【0030】なお、上記実施形態において、薄板の材質
が硬脆材料の場合について説明したが、本発明にかかる
薄板の曲面加工方法は、薄板の材質が合成樹脂のような
軟質材料にも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薄
板の曲面を加工する専用装置を用いることなく、また特
に技能を有する作業者でなくとも、精度良く、曲面加工
をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる薄板の曲面加工方法の
各工程を示す概略図である。
【図2】図2は、治具に薄板を固定する、固定工程を示
す概略図である。
【図3】図3は、他の実施形態にかかる薄板の曲面加工
方法の各工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 薄板 1a 第1の面 1b 第2の面 2 治具 2a 凸型曲面 3 治具 3a 平坦面 4 リング状重石 5 治具 5a 固定面(下面) 6 レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面研削装置あるいは平面研磨装置を用い
    て、平板状の薄板に曲面加工を行う薄板の曲面加工方法
    において、 凸型曲面を備えた治具に薄板を固定する工程と、 前記薄板が治具に固定されることによって形成される薄
    板の凸型曲面を平面研削あるいは平面研磨し、前記薄板
    の凸型曲面を平坦面とする工程と、 前記治具から薄板を取り外す工程と、 前記薄板の凹型曲面を、平坦面を備えた治具に固定する
    工程と、 前記薄板が治具に固定されることによって形成される薄
    板の凹型曲面を、平面研削あるいは平面研磨して、前記
    薄板の凹型曲面を平坦面とする工程と、 前記治具から薄板を取り外す工程とを備え、 前記薄板の一の表面を凹型曲面に加工し、他の表面を凸
    型曲面に加工することを特徴とする薄板の曲面加工方
    法。
  2. 【請求項2】平面研削装置あるいは平面研磨装置を用い
    て、平板状の薄板に曲面加工を行う薄板の曲面加工方法
    において、 薄板に形成する凸型曲面と同一の曲率半径を有する凸型
    曲面を備えた治具に、前記薄板を固定する工程と、 前記薄板が治具に固定されることによって形成される薄
    板の凸型曲面を平面研削あるいは平面研磨し、前記薄板
    の凸型曲面を平坦面とする工程と、 前記治具から薄板を取り外す工程と、 前記治具の凸型曲面を平坦面に変化させ、治具に平坦面
    を形成する工程と、 前記治具の平坦面に前記薄板の凹型曲面を固定し、前記
    薄板が治具に固定されることによって形成される薄板の
    凹型曲面を、平面研削あるいは平面研磨して、前記薄板
    の凹型曲面を平坦面とする工程とを備え、 前記薄板の一の表面を凹型曲面に加工し、他の表面を凸
    型曲面に加工することを特徴とする薄板の曲面加工方
    法。
  3. 【請求項3】前記治具に対して、加熱溶融式のワックス
    を用いて薄板を固定したことを特徴とする請求項1もし
    くは請求項2のいずれかに記載された薄板の曲面加工方
    法。
  4. 【請求項4】前記治具に薄板を固定する際、前記薄板を
    リング状重石を用いて押付けることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載された薄板の曲面加工
    方法。
  5. 【請求項5】前記薄板は単結晶シリコン、多結晶シリコ
    ン、アルミナ、炭化珪素、窒化アルミニウム、窒化珪素
    のいずれかからなる硬脆材料であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載された薄板の曲面
    加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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