JP2004351531A - 生産ライン設備の生産指示装置とその構成方法 - Google Patents
生産ライン設備の生産指示装置とその構成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】複数の作業ステーション2毎に配設された加工・組立設備3と対を成す小型の生産指示装置7を配設する。この生産指示装置7で対応する加工・組立設備3を制御する。生産指示装置7には入力用端末6を接続し、また生産指示装置7同士は通信線8で接続する。生産指示装置7の基本制御プログラムは、手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ予め設計しておく。これら3種の制御プログラムから、作業ステーション2の加工・組立内容に適合したものを選択するか、あるいは制御プログラムを複数組合せ、必要な微修正を施して所望の生産指示制御プログラムを完成させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生産ライン設備の生産指示装置とその構成方法に係り、特にハードウェア構成を共通化するとともに制御プログラムを少なくとも手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ設計して汎用化を図った生産指示装置とその構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの生産ラインでは、複数の作業ステーションを有する搬送ラインでワークをワークパレットやフリーフローなどを使用して順々に搬送しながら各ワークの加工・組立を行うようにしている。各作業ステーションには、ワーク搬送装置、ワーク位置決め用治具、部品を部品供給ラインからピッキングしてワークまで移動する装置、部品組付用治具など、各種加工・組立設備が配設されている。
【0003】図2は従来の生産設備制御装置の概略を示すもので、搬送ライン1の各作業ステーション2の加工・組立設備3は通信線4を介して当該生産ライン専用の生産指示制御盤5に接続され、この1台の生産指示制御盤5で全ての加工・組立設備3の制御を行うようにしている。生産指示制御盤5の制御内容はソフトウェア的に変更可能なストアドプログラム方式のコントローラである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の生産設備制御装置は1台の生産指示制御盤5で全ての加工・組立設備3の制御を行うため、生産ラインの新規立上げにあたっては、まず、搬送ライン1に沿って配設する作業ステーション2の種類と数、各作業ステーションの加工・組立設備3の種類と数などを決定した後、前記加工・組立設備3の制御に必要な制御プログラムを開発し、これを生産指示制御盤5に対し入力用端末6を使って書き込んでいた。
【0005】しかし、全ての加工・組立設備3の数は膨大であり、これらを制御するプログラムは非常に複雑化するためその開発には長期間を要するのが一般的である。また、新たな作業ステーション2を増設したり既存の作業ステーション2の作業内容を変更する必要性が生じた場合、追加・変更される加工・組立設備3のための制御プログラムを生産指示制御盤5に追加しなければならないが、これは既にある膨大な制御プログラムの中での多岐にわたる修正になるため修正作業も長時間を要し、増設した作業ステーション2を迅速に実稼動させることが困難であった。このため、従来の生産設備制御装置では近年の製品寿命の短命化、製品バリエーションの多様化、生産台数の変動、在庫削減の必要性などに対応した多品種小ロット生産体制の要求に十分応えることができなかった。
【0006】本発明の目的は、生産ラインの新規立上げを短期間で実現でき、かつ、作業ステーションの追加・変更にも容易に対応できる、多品種小ロット生産体制対応型の生産設備制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明に係る生産ライン設備の生産指示装置は、複数の作業ステーションを有する搬送ラインに沿ってワークを搬送しつつ各作業ステーションでワークの加工・組立を行う生産ライン設備の制御に使用する生産指示装置において、前記生産指示装置はハードウェア構成を共通化するとともに、その制御プログラムを、少なくとも手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ設計し、これら3種の制御プログラムを各作業ステーションのワークの加工・組立内容に応じて1または複数組合せることにより、前記生産ライン設備に適合させたことを特徴とする。
【0008】生産ライン設備の各作業ステーションの作業方式は、ワークを手扱いによって加工、組立てするもの、コンベアラインで搬送されるワークをストッパに当接させて停止させこの停止状態で加工、組立てするもの、連続コンベアラインで搬送されるワークを停止させることなく加工、組立てするものに大別される。そこで、生産指示装置の基本制御プログラムをこれら3方式に対応させてあらかじめ作成しておき、あとはこの基本制御プログラムを作業現場に合わせて微修正し、必要に応じて3方式の制御プログラムを複数組合せることにより、任意の加工・組立内容に適合した制御プログラムを簡単に完成させることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図に基づき説明する。図1に示すように、本発明の生産設備制御装置は、従来の生産指示制御盤5の代わりに複数の小型の生産指示装置7を有する。小型の生産指示装置7はタッチパネルを備え、それぞれ対応する作業ステーション2の加工・組立設備3と通信線で接続され、かつ、隣接する他の小型の生産指示装置7とも通信線8で相互に接続されている。
【0010】前記小型の生産指示装置7はマイクロコンピュータと同じように制御プログラムメモリ、ワークメモリおよび中央演算装置(CPU)を有し、前記制御プログラムメモリに所定の作業コードに基いて加工・組立設備3を制御して加工や組立てを実行する制御プログラムが、前面のタッチパネルを通して予め入力され格納されている。この小型の生産指示装置7は詳しくは生産指示機能と設備制御機能を兼備したものであって、ハードウェア構成はすべて統一されている。そして生産指示装置7内の生産指示部がホストコンピュータより受信した生産指示データをメモリーカードに一時的に保存し、これを生産指示装置7内の設備制御部に向けて順次出力する一方、設備制御部は前記生産指示部より受信した生産指示データ(車種データ等)に従って加工・組立設備3を制御し、所定の加工・組立等を行う。
生産指示装置7の基本制御プログラムは、手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ予め設計されたものを用意しておく。そしてこれら3種の制御プログラムを、各作業ステーションのワークの加工・組立内容に応じて、1または複数組合せ、作業現場の状況に対応させて必要に応じ基本制御プログラムに微修正を施すことにより、任意の生産ライン設備に適合した生産指示制御装置を実現することができる。
【0011】生産指示装置7のファイルメモリには、タッチパネルで設定される車種別のNGフラグテーブルと、車種別の各作業ステーション2での作業コードファイルとが予め格納されている。前記車種別NGフラグテーブルは、各ワークにおける前工程の複数の作業ステーション2における作業の完了状態を確認するためのNGフラグを格納したもので、最初に全作業ステーション2でNGフラグが一斉にセットされ、各作業ステーション2で作業が完了する度に該当するNGフラグが順次リセットされるようになっている。これにより各作業ステーション2における作業が完了したか否かが確認され、誤加工や誤組立て等のトラブルの発生を防止するようになっている。
【0012】本発明の生産設備制御装置は前述の如く構成され、搬送ライン1に沿ってワークが所定の作業ステーション2まで搬送されて来ると、作業ステーション2に配設されたセンサがワークの到来を検知し、当該検知情報に基づき加工・組立設備3がワークを位置決めした後、所定の加工・組立がなされる。加工・組立設備3の制御は対応する生産指示装置7が行い、作業ステーション2で作業が完了する度に該当する当該生産指示装置7内のNGフラグがリセットされる。このリセット情報は通信線8を介して下流側生産指示装置7に伝達され、各作業ステーション2における作業が完了したか否かが最終段の生産指示装置で確認される。
【0013】上流側の作業ステーション2で作業が完了すると、加工・組立設備3から自動的に発せられる作業完了信号、あるいは作業ステーション2に配置された作業者が手動操作する完了確認ボタンから発せられる完了信号が、通信線8を介して下流側の作業ステーション2の生産指示装置7に伝達される。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は前述の如く、生産指示装置のハードウェア構成を共通化するとともに、その制御プログラムを、少なくとも手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ設計し、これら3種の制御プログラムを各作業ステーションのワークの加工・組立内容に応じて1または複数組合せたから、新規生産ラインの立上げの場合は各作業ステーションの作業内容と加工・組立設備が決まると、対応する生産指示装置基本制御プログラムを選択し或いは複数の基本制御プログラムを組合せたうえで、作業現場に対応した微修正を施し、これら複数の生産指示装置を通信線で連結することで簡単短時間で生産設備制御装置を構成することが可能となる。また、生産ラインの作業ステーションの追加・変更に対しても新規生産指示装置の追加や既存生産指示装置の取替により容易に対処することができるので、製品バリエーションの多様化や在庫削減の促進など、多品種小ロット、生産変動の大きい生産体制の要求に十分応えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生産設備制御装置の概略図である。
【図2】従来の生産設備制御装置の概略図である。
【符号の説明】
1 搬送ライン
2 作業ステーション
3 加工・組立設備
4 通信線
7 生産指示装置
8 通信線
Claims (2)
- 複数の作業ステーションを有する搬送ラインに沿ってワークを搬送しつつ各作業ステーションでワークの加工・組立を行う生産ライン設備の制御に使用する生産指示装置において、
前記生産指示装置はハードウェア構成を共通化するとともに、その制御プログラムを、少なくとも手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ設計し、これら3種の制御プログラムを各作業ステーションのワークの加工・組立内容に応じて1または複数組合せることにより、前記生産ライン設備に適合させたことを特徴とする生産ライン設備の生産指示装置。 - 複数の作業ステーションを有する搬送ラインに沿ってワークを搬送しつつ各作業ステーションでワークの加工・組立を行う生産ライン設備の制御に使用する生産指示装置の構成方法において、
前記生産指示装置はハードウェア構成を共通化するとともに、その制御プログラムを、少なくとも手扱いライン用、ストッパによるワーク停止機構付コンベアライン用および連続コンベアライン用の3つのライン用にそれぞれ設計し、これら3種の制御プログラムを各作業ステーションのワークの加工・組立内容に応じて1または複数組合せることにより、前記生産ライン設備に適合させることを特徴とする生産ライン設備の生産指示装置の構成方法。
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