JP2004350653A - 棒状パン生地の移載方法および移載装置 - Google Patents

棒状パン生地の移載方法および移載装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、フランスパン等の棒状パン生地が天板上に移載される際、棒状パン生地に一方向の応力を与えて生地の内部に残っている捩じれの応力緩和し棒状パン生地が曲がらないようにするための棒状パン生地の移載方法および移載装置を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送コンベアと搬送装置の間に上流側ローラーと下流側ローラーを平行に、かつ間欠的に回転可能に設け、棒状パン生地を前記二本のローラーの間で挟圧して通過させ、その横断面を略小判型に偏平化されて排出され搬送装置に移載される際、前記排出方向に沿うような一方向の引っ張りの力が作用され、パン生地内部に残っている捩じれの応力が緩和移載されることにより、後工程での棒状パン生地の曲がりを抑制する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランスパン等の棒状パン生地を搬送コンベアから天板などに移載する手段に関する。さらに詳しくは、棒状パン生地が搬送コンベアなどの先端から落下して天板上に移載される際、棒状パン生地に一方向の応力を与えて生地の内部に残っている捩じれの応力緩和し、棒状パン生地が曲がりを抑制するものである。さらに、天板上に移載された棒状パン生地が天板の搬送により転がることを防止するための棒状パン生地の移載方法および移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、棒状パン生地を搬送コンベアから天板に移載する際、棒状パン生地の形状や向きがむやみに変形してしまわないようにした手段としては、プレス溝が形成された焼成天板を用いて、落下される棒状パン生地をストッパーにより停止させて該プレス溝の長縁部に沿って当接して移載するものがある。(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2926386号公報(第4−5頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記手段においては焼成天板のプレス溝が必要であり、平板状の天板上に棒状パン生地を移載する場合には、移載後の棒状パン生地の不規則な変形を抑制することができないという問題があった。また、平板状の天板が断続的に移動する際、該プレス溝が設けられていないために棒状パン生地が天板上で転がってしまい、天板上での棒状パン生地同士の間隔が一定にならず乱れてしまう場合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたものであり、搬送コンベアから天板上に棒状パン生地を移載する方法において、搬送コンベアの下流先端から落下する棒状パン生地を平行に設けられた二本のローラーの間で受け取り、一時静置して落下による曲がりなどを直線状に補正した後、前記ローラーの間を少し挟まれた状態で通過させて下方の天板に移載することを特徴とする棒状パン生地の移載方法である。
【0006】
さらには、搬送方向上流側に位置するローラーの周速度を下流側に位置するローラーの周速度より速く回転し、棒状パン生地を周速度の遅いローラー側に屈曲するようにして通過させることを特徴とする上記に記載された移載方法である。
【0007】
また、搬送コンベアの搬送面より落下する棒状パン生地を下方に位置する天板に移載する移載装置であって、搬送コンベアの下流端部と天板の間に二本のローラーより構成されるローラー部を平行に、かつ間欠的に回転可能に設け、棒状パン生地が落下される際には該ローラーの回転を停止して棒状パン生地をローラーの間で受け取り、所定の時間が経過した後、二本のローラーを内側に向かって回転させて天板上に移載することを特徴とした棒状パン生地の移載装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る搬送装置1の実施例について図面を用いて説明する。図1は、搬送装置1の概略を示す上面説明図である。図2は、図1に示される搬送装置1の正面説明図である。図3は、搬送コンベア10の上方に設けられた停留・挟圧装置30による棒状パン生地への作用を経時的に示した正面説明図である。図4は、搬送コンベア10の下流側に設けられた移載装置70の正面説明図である。
【0009】
図1および図2を参照するに、本発明の実施の形態に係る搬送装置1は、無端状の搬送ベルト13を図示しない駆動ローラー等に巻き掛けた搬送コンベア10を構成している。搬送コンベア10の上方には、上流側より転圧装置20、停留・挟圧装置30、霧吹き装置40、撒粒装置50および巻付け装置60を設けている。さらに搬送コンベア10の下流側先端に移載装置70を隣接して設けている。そして、搬送コンベア10および移載装置70の下方に平板状の天板83を搬送する搬送コンベア80を設けている。
【0010】
転圧装置20は、搬送面11である搬送ベルト13との間隔が調整可能な転圧板23を構成している。また、転圧板23は、棒状パン生地Bの搬送方向入口側から出口側に向かって前記間隔が徐々に狭くなるように設けられている。予め矩形状や長円状の生地シートより巻き上げられた棒状パン生地Bは、転圧板23を通過することにより転圧板23と搬送面11との間で転圧され、その長さを伸ばしながら太さを細くするようにして所望の形状に成形される。
【0011】
停留・挟圧装置30は、回転付与部材および転圧部材としてのローラー33と検出器S1を構成している。ローラー33は、その回動軸を搬送方向Aと直交する方向、かつ搬送面11と平行となるように位置し搬送面11に対して上下位置調整可能に設けられており、棒状パン生地Bと接するよう棒状パン生地の高さより低い位置で固定されている。ローラー33は、図示されない駆動モータと連動連結して回動可能に設けられている。検出器S1は、ローラー33の上流側近傍に設けられており、搬送されてくる棒状パン生地Bの有無を感知する、例えば透過式のセンサーである。
【0012】
霧吹き装置40は、棒状パン生地Bの表面に水を噴霧し、後述する撒粒装置50により撒布されるゴマなどの粒状物がパン生地表面に付着しやすくするものであり、ノズル43と検出器S2を構成している。ノズル43は、図示しない液体タンクおよびコンプレッサーなどの空気圧縮装置に電磁弁などの開閉弁を介して配管されている。また、検出器S2は、ノズル43の上流側近傍に設けられており、搬送されてくる棒状パン生地Bの通過を感知するセンサーである
【0013】
撒粒装置50は、ゴマなどの粒状物を搬送面11上に間欠的に撒布するものであり、ホッパー部53と検出器S3を構成している。ホッパー部53は、その底部に格子状の孔を設け、その孔より粒状物を撒布するものであり、公知の構成の装置であるので詳細な説明は省略する。また、検出器S3は、ホッパー部53の下流側近傍に設けられており、棒状パン生地Bがホッパー部53の下方を通過したことを感知するセンサーである。
【0014】
巻付け装置60は、棒状パン生地Bを搬送面11上で転がすために設けられたものであり、金属製のネット63が搬送コンベア10の上方から垂れ下げられている。
【0015】
移載装置70は、搬送コンベア10の下流側先端から落下する棒状パン生地Bを一時的に受け取るシャッター部73とその下方にローラー部75を構成している。シャッター部73は、搬送コンベア10の先端側より搬送方向Aに沿って斜め下方に向かって傾斜して固定されたシャッタープレート73Aと、このシャッタープレート73Aと対向した揺動可能なシャッタープレート73Bを構成している。
【0016】
ローラー部75は、搬送方向Aに対して上流側に位置する上流側ローラー75Aとその下流側に位置する下流側ローラー75Bの二本の同径のローラーを平行に備え、それらの間隔を棒状パン生地Bの太さより少し狭くするよう調整可能に設けている。上流側ローラー75Aおよび下流側ローラー75Bの回転軸はそれぞれ搬送方向Aに直交し、かつ後述する搬送コンベア80により搬送される天板83の上面83Aに平行になるように設けられている。さらに、下流側ローラー75Bは、天板83に対して上流側ローラー75Aよりやや高い位置に設られており、二本のローラー75A,75Bの回転軸に上下の段差を設けている。また、上流側ローラー75Aおよび下流側ローラー75Bは互いに内側に向かって回転する際、上流側ローラー75Aの外周面の周速度V1が下流側ローラー75Bの外周面の周速度V2より速く回転するように図示されない駆動モータに連動連結されている。また、下流側ローラー75Bの下側に剥離ローラー77を下流側ローラー75Bと同方向に回転するように設けている。さらに、シャッター部73の側方には、シャッター部73に受け取られる棒状パン生地Bの有無を感知するための検出器S4を設けている(図4参照)。
【0017】
搬送コンベア80は、一定の間隔をおいてフック85を取り付けた一対の無端状のフックチェーン87を構成した公知のチェーンコンベアであり、これらフック85の間に平板状の天板83を載置して搬送する搬送装置である。
【0018】
次に、上記のように構成された搬送装置1の動作について図3および図4も参照して説明する。予め矩形状や長円状の生地シートより巻き上げられた棒状パン生地Bは搬送ベルト13により搬送方向Aに向かって搬送され、転圧装置20の下方を通過することにより転圧板23と搬送面11との間でその長さを伸ばしながら太さを細くするようにして転圧される。転圧装置20を通過した棒状パン生地Bは、その生地の中央部分と生地の端部とでの伸長度合いと転圧量が異なることにより、その両端部分が中央部分より進行方向に進んだ略くの字の形状になる。
【0019】
略くの字状に曲がった棒状パン生地Bは、さらに搬送ベルト13により搬送される(図3(A)参照)。棒状パン生地Bは、停留・挟圧装置30に設けられた検出器S1に感知された直後にローラー33に当接する。ローラー33は、搬送面11と対向する内側においてローラー外周面が搬送方向Aと反対となる方向R1に回転しており、その周速度は搬送ベルト13の搬送速度と同じかやや速い速度で回転している。棒状パン生地Bは、ローラー33と搬送面11に支持され、さらにローラー33と搬送面11から駆動を受けてその位置で停留回転を始める。この回転により略くの字状に曲がった棒状パン生地Bは、パン生地内に残っていた捩じれの応力がほぼ開放され直線状の棒状パン生地Bに補正される(図3(B)参照)。
【0020】
前記検出器S1が棒状パン生地Bを感知してから所定の時間が経過した後に、ローラー33は回転方向R1と反対の方向R2に回転する。この時のローラー33の周速度は、搬送ベルト13の搬送速度より少し速くなるように回転している。すると、それまで停留回転して直線状に補正された棒状パン生地Bは、ローラー33と搬送面11との間に挟まれ少しだけ押しつぶされながら転がることなく搬送される。さらに、ローラー33の周速度と搬送ベルト13の搬送速度の相違により、棒状パン生地Bは速度の遅い搬送ベルト13の方向に押しつけられることとなり搬送面11に密着する(図3(C)参照)。よって、棒状パン生地Bは搬送面11上を転がることなく、さらには搬送面11に密着して搬送されるため、従来の係止部材での成形時に発生した搬送面上での不規則な転がりがなくなり、順次搬送される棒状パン生地B同士の間隔の乱れがなくなった。
【0021】
また、ローラー33を通過した棒状パン生地Bの横断面は少し偏平化しており、搬送面11との接触する底面が形成されている(図3(D)参照)。さらに、棒状パン生地Bは前述の通り搬送面11に密着しているので、パン生地の内部に残っている捩じれの応力により再び曲がることが抑制されている。なお、ローラー33は棒状パン生地Bが通過した後、再び方向R1に回転して次の棒状パン生地Bが搬送されるのを待機している。
【0022】
偏平化された棒状パン生地Bはさらに搬送され、霧吹き装置40に設けられた検出器S2によりその通過を感知される。その感知信号の指令によりノズル43から棒状パン生地Bの表面に所定時間だけ水が噴霧される。さらに棒状パン生地Bは搬送され、撒粒装置50のホッパー部53の下方を通過して検出器S3によりその通過を感知される。そして、検出器S3の感知信号の指令によりホッパー53からゴマなどの粒状物が棒状パン生地の上流側の搬送面11に所定時間だけ撒布される。その後、棒状パン生地Bは巻付け装置60を通過する。この時、棒状パン生地Bは、ネット63の抵抗により搬送面11上を転がりながら搬送される。そして、搬送面11上に撒布された粒状物がその表面に付着される。
【0023】
次に、粒状物を付着した棒状パン生地Bは、搬送コンベア10の先端より落下して移載装置70のシャッター部73に一時保持される。そして、シャッター部73の側方に設けられた検出器S4が棒状パン生地Bを感知すると、シャッター部53のシャッタープレート53Bがシャッターを開くようにその上端部を中心として揺動し、棒状パン生地Bは下方に設けられたローラー部75に落下する。そして、シャッタープレート53Bは再びシャッターを閉じるように揺動して戻る。なお、棒状パン生地Bをシャッター部73で一時保持することは、ローラー部75で複数の棒状パン生地Bが滞留することを防止するためである。
【0024】
ローラー部75の二本のローラー75A,75Bは、回転を停止した状態で棒状パン生地Bが落下してくるのを待機している。落下した棒状パン生地Bは上流側ローラー75Aおよび下流側ローラー75Bの間に一時静置され、落下による曲がりなどの乱れが補正される(図4(A)参照)。そして、前記検出器S4が棒状パン生地Bを感知してから所定時間経過後に上流側ローラー75Aと下流側ローラー75Bは互いに内側に向かい回転し始め、かつ、上流側ローラー75Aの周速度V1が下流側ローラー75Bの周速度V2より速く回転する。すると、棒状パン生地Bは二本のローラー75A,75Bの間を少し挟圧されながら送られ、上流側ローラー75A側が速く送り出されることにより周速度の遅い下流側ローラー75Bの方へ屈曲するよう通過し(図4(B)参照)、下流側ローラー75Bの下方近傍に設けた剥離シャフト77の回転により下流側ローラー75Bから剥離される(図4(C)参照)。
【0025】
この際に、棒状パン生地Bの内部には、排出方向Cに沿うような引っ張りの力が作用される。その力が棒状パン生地Bの内部に残っている捩じれの応力を緩和することにより、後工程での棒状パン生地Bの曲がりが抑制される。
【0026】
また、上流側ローラー75Aおよび下流側75Bは前述の通りそれらの回転軸に段差をつけて設けられている。さらには、二本のローラー75A,75Bの周速度に差を設けている。このことにより、二本のローラー75A,75Bの間を通過する棒状パン生地Bは鉛直方向に対して傾斜している方向Cに排出される。そして、棒状パン生地Bは略小判型に偏平化された横断面の長軸が水平方向となるように天板83に移載される(図4(D)参照)。
【0027】
棒状パン生地Bを載置した天板83は、搬送コンベア80のフックチェーン87の進行により所定の距離だけ移動し次の棒状パン生地Bが載置されるまでその位置で待機している。フックチェーン87は、上流側ローラー75A,75Bが設定された時間だけ回転して停止した後に駆動するように設けられている。天板83は移動と停止を繰り返しながら複数の棒状パン生地B載置して搬送するが、その移動速度は単位時間当りの移動回数(棒状パン生地Bの移載回数と同義)に応じて調整設定され、その回数が増加するに従って速くなる。前述の通り上流側ローラー75A,75Bの間を通過した棒状パン生地Bは偏平化しているので移動や停止による転がりが抑制され、天板83に移載された棒状パン生地B同士の間隔が乱れることなく安定して搬送される。
【0028】
天板83は搬送コンベア80に連設された別の搬送コンベアで醗酵室に搬送され、載置された棒状パン生地Bは2次醗酵する。そして、個々の棒状パン生地Bは公知のデパンナー装置により天板83からトンネルオーブンの無端状のコンベアベルトに移載され、焼成される。
【0029】
本発明の実施の形態に係る搬送装置1は概ね上述の通りであるが、特許請求の範囲においてその構成を変更することも可能である。例えば、移載装置70のローラー部75に構成された二本のローラー75A,75Bを変更することも可能である。上述した二本のローラー75A,75Bは同径のローラーを用い、下流側に位置する下流側ローラー75Bを上流側に位置する上流側ローラー75Aより天板に対してやや高い位置に段差つけて設けている。つまり、ローラーの回転軸に上下の段差を設けていた。さらに、上流側ローラー75Aの周速度V1を下流側ローラー75Bの周速度V2より速い速度で回転するようにして説明した。しかしながら、上流側のローラーの径を下流側のローラーの径より大きく設けて同じ回転数で回転することによりそれらローラーの周速度に差異を設けることも可能である。また、それらの外周面の周速度を同じにして回転するようにしても、棒状パン生地Bを下流側に屈曲するように通過させることも可能である。
【0030】
また、棒状パン生地Bがローラー部75から下方に位置する搬送装置に移載される際に、搬送コンベア80の天板83がその移載面上で棒状パン生地が転がらない程度の速度で搬送方向に移動している場合には、二本のローラー75A,75Bに段差を設けなくともよく、横断面が略小判型に偏平化した棒状パン生地Bはその長軸が水平方向となるように移載される。
【0031】
また、ローラー部75の下方に位置する搬送装置は、天板83を搬送する搬送コンベア80に限らず、無端状のベルトを掛けまわしたベルトコンベアでもよく、その駆動を間欠的に動ささせても、低速で連続的に動ささせても棒状パン生地を転がることなく移載することが可能である。
【0032】
また、搬送装置1に霧吹き装置40を構成しない場合には下流側ローラー75Bの下方に位置した剥離シャフト77を設けなくともよく、棒状パン生地Bは下流側ローラー75Bに粘着することなくその自重により下方に落下することが可能である。
【0033】
上記実施例においては棒状パン生地Bを1列で搬送する場合を説明したが、これに限らず、搬送方向Aに対して横方向に複数個並べた多列の状態でも実施可能である。また、個々の棒状パン生地Bが搬送方向Aに対して多少乱れて搬送された場合には、停留・挟圧装置30や移載装置70で横方向の並びを揃えて次工程に供給することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明により理解されるように、本発明は、搬送コンベアにより搬送される棒状パン生地を搬送コンベア下流側の下方に位置する搬送装置に移載する移載装置であって、搬送コンベアと搬送装置の間に上流側ローラーと下流側ローラーを平行に、かつ間欠的に回転可能に設ける手段を採用した。棒状パン生地は、前記二本のローラーの間を挟圧されながら通過し、その横断面を略小判型に偏平化されて排出され搬送装置に移載される際、前記排出方向に沿うような一方向の引っ張りの力が作用され、パン生地内部に残っている捩じれの応力が緩和されることにより、後工程での棒状パン生地の曲がりを抑制することが可能となった。
【0035】
また、下流側ローラーの回転軸を上流ローラーの回転軸より上方に設け、さらには、下流側ローラーの周速度を上流側ローラーの周速度より遅くすることにより、偏平化された棒状パン生地がその横段面の長軸が水平方向となるように搬送装置に安定して移載されることが可能となった。そして、搬送装置の間欠的な駆動に際して、棒状パン生地の転がりが抑制され棒状パン生地同士の間隔の乱れを防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る搬送装置1の概略を示す上面説明図である。
【図2】図1の正面説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る停留・挟圧装置30の正面説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る移載装置70の正面説明図である。
【符号の説明】
1 搬送装置
10 搬送コンベア 、 11 搬送面、 13 搬送ベルト、 15 先端ローラー
20 転圧装置
30 停留・挟圧装置、 33 ローラー
40 霧吹き装置
50 撒粒装置
60 巻付け装置
70 移載装置
73 シャッター部、 73A,73B シャッタープレート
75 ローラー部、 75A 上流側ローラー,75B 下流側ローラー
80 搬送コンベア、 83 天板
A 搬送方向
B 棒状パン生地
S1,S2,S3,S4 検出器
R1,R2 (回転)方向
V1,V2 周速度

Claims (3)

  1. 搬送コンベアから天板上に棒状パン生地を移載する方法において、搬送コンベアの下流先端から落下する棒状パン生地を平行に設けられた二本のローラーの間で受け取り、一時静置して落下による曲がりなどを直線状に補正した後、前記ローラーの間を少し挟まれた状態で通過させて下方の天板に移載することを特徴とする棒状パン生地の移載方法。
  2. 搬送方向上流側に位置するローラーの周速度を下流側に位置するローラーの周速度より速く回転し、棒状パン生地を周速度の遅いローラー側に屈曲するようにして通過させることを特徴とする請求項1に記載された移載方法。
  3. 搬送コンベアの搬送面より落下する棒状パン生地を下方に位置する天板に移載する移載装置であって、搬送コンベアの下流端部と天板の間に二本のローラーより構成されるローラー部を平行に、かつ間欠的に回転可能に設け、棒状パン生地が落下される際には該ローラーの回転を停止して棒状パン生地をローラーの間で受け取り、所定の時間が経過した後、二本のローラーを内側に向かって回転させて天板上に移載することを特徴とした棒状パン生地の移載装置。
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JP2012223193A (ja) * 2012-05-28 2012-11-15 Nihon Career Ind Co Ltd スライス肉片の搬出装置

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