JP2004350652A - 棒状パン生地の搬送方法および搬送装置 - Google Patents

棒状パン生地の搬送方法および搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、フランスパン等の棒状パン生地を搬送コンベアなどで搬送する際、搬送面上で曲がった棒状パン生地を直線状に補正し、その後、搬送面上での転がりを防止して搬送する搬送方法および搬送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送面上を搬送される略くの字状に曲がった棒状パン生地を回転付与部材と搬送面とで支持し、その位置で停留回転させて直線状の棒状パン生地に補正し、その後、前記回転付与部材または回転付与部材の下流側近傍に設けた挟圧部材と、搬送面との間で棒状パン生地を挟みながら通過させることで、搬送面上での棒状パン生地の不規則な転がりを防止して搬送する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランスパン等のバゲット生地のような直線状の棒状パン生地を成形して搬送することに関する。さらに詳しくは、搬送コンベアなどの搬送面上で曲がった棒状パン生地を直線状に補正し、その後、搬送面上での転がりを防止して搬送し、さらには、再び曲がることを抑制する搬送方法および搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、搬送コンベア上で曲がった棒状パン生地を直線状に補正する手段としては、搬送コンベアにより搬送される曲がった棒状パン生地を回転可能な係止部材に接触させて停留回転させて直線状に補正するものがあった。そして、その後前記係止部材を棒状パン生地から離すことにより、棒状パン生地を次工程に搬送していた。(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3242620号公報(第2頁、第1−2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記手段により曲がりを補正された棒状パン生地はその曲がりは補正されるものの、停留回転している状態から瞬時に開放されるために搬送コンベアの搬送面上を転がってしまい、前後の棒状パン生地同士の間隔が一定にならない場合があった。また、一度直線状に補正された棒状パン生地が、その生地内に残留する応力の不均一さにより次工程を搬送されている間に再び曲がってしまう場合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたものであり、搬送面上の棒状パン生地が搬送方向に対してほぼ直交する方向に位置して搬送されるときに、回転付与部材によって前記棒状パン生地の搬送を停止し、停留回転させ、その後、前記回転付与部材を通過させる時、あるいは通過させた後、前記棒状パン生地を挟圧偏平させることを特徴とする棒状パン生地の搬送方法である。
【0006】
さらには、棒状パン生地を搬送するための搬送面を有する搬送コンベアを備え、前記搬送面上の上方に上下位置調整可能で、かつ、回動可能な回転付与部材を備え、該回転付与部材は、搬送面に平行でその回動軸が搬送方向に直交する方向に設けられており、搬送面との間隔が搬送される棒状パン生地の高さより低い位置で固定され、搬送された棒状パン生地に接触して棒状パン生地の搬送を停止して停留回転させ、その後、搬送面との間で棒状パン生地挟んで通過搬送するよう回動することを特徴とする棒状パン生地の搬送装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る搬送装置1の実施例について図面を用いて説明する。図1は、搬送装置1の概略を示す上面説明図である。図2は、図1に示される搬送装置1の正面説明図である。図3は、搬送コンベア10の上方に設けられた停留・挟圧装置30による棒状パン生地への作用を経時的に示した正面説明図である。図4は、搬送コンベア10の下流側に設けられた移載装置70の正面説明図である。
【0008】
図1および図2を参照するに、本発明の実施の形態に係る搬送装置1は、無端状の搬送ベルト13を図示しない駆動ローラー等に巻き掛けた搬送コンベア10を構成している。搬送コンベア10の上方には、上流側より転圧装置20、停留・挟圧装置30、霧吹き装置40、撒粒装置50および巻付け装置60を設けている。さらに搬送コンベア10の下流側先端に移載装置70を隣接して設けている。そして、搬送コンベア10および移載装置70の下方に平板状の天板83を搬送する搬送コンベア80を設けている。
【0009】
転圧装置20は、搬送面11である搬送ベルト13との間隔が調整可能な転圧板23を構成している。また、転圧板23は、棒状パン生地Bの搬送方向入口側から出口側に向かって前記間隔が徐々に狭くなるように設けられている。予め矩形状や長円状の生地シートより巻き上げられた棒状パン生地Bは、転圧板23を通過することにより転圧板23と搬送面11との間で転圧され、その長さを伸ばしながら太さを細くするようにして所望の形状に成形される。
【0010】
停留・挟圧装置30は、回転付与部材および転圧部材としてのローラー33と検出器S1を構成している。ローラー33は、その回動軸を搬送方向Aと直交する方向、かつ搬送面11と平行となるように位置し搬送面11に対して上下位置調整可能に設けられており、棒状パン生地Bと接するよう棒状パン生地の高さより低い位置で固定されている。ローラー33は、図示されない駆動モータと連動連結して回動可能に設けられている。検出器S1は、ローラー33の上流側近傍に設けられており、搬送されてくる棒状パン生地Bの有無を感知する、例えば透過式のセンサーである。
【0011】
霧吹き装置40は、棒状パン生地Bの表面に水を噴霧し、後述する撒粒装置50により撒布されるゴマなどの粒状物がパン生地表面に付着しやすくするものであり、ノズル43と検出器S2を構成している。ノズル43は、図示しない液体タンクおよびコンプレッサーなどの空気圧縮装置に電磁弁などの開閉弁を介して配管されている。また、検出器S2は、ノズル43の上流側近傍に設けられており、搬送されてくる棒状パン生地Bの通過を感知するセンサーである
【0012】
撒粒装置50は、ゴマなどの粒状物を搬送面11上に間欠的に撒布するものであり、ホッパー部53と検出器S3を構成している。ホッパー部53は、その底部に格子状の孔を設け、その孔より粒状物を撒布するものであり、公知の構成の装置であるので詳細な説明は省略する。また、検出器S3は、ホッパー部53の下流側近傍に設けられており、棒状パン生地Bがホッパー部53の下方を通過したことを感知するセンサーである。
【0013】
巻付け装置60は、棒状パン生地Bを搬送面11上で転がすために設けられたものであり、金属製のネット63が搬送コンベア10の上方から垂れ下げられている。
【0014】
移載装置70は、搬送コンベア10の下流側先端から落下する棒状パン生地Bを一時的に受け取るシャッター部73とその下方にローラー部75を構成している。シャッター部73は、搬送コンベア10の先端側より搬送方向Aに沿って斜め下方に向かって傾斜して固定されたシャッタープレート73Aと、このシャッタープレート73Aと対向した揺動可能なシャッタープレート73Bを構成している。
【0015】
ローラー部75は、搬送方向Aに対して上流側に位置する上流側ローラー75Aとその下流側に位置する下流側ローラー75Bの二本の同径のローラーを平行に備え、それらの間隔を棒状パン生地Bの太さより少し狭くするよう調整可能に設けている。上流側ローラー75Aおよび下流側ローラー75Bの回転軸はそれぞれ搬送方向Aに直交し、かつ後述する搬送コンベア80により搬送される天板83の上面83Aに平行になるように設けられている。さらに、下流側ローラー75Bは、天板83に対して上流側ローラー75Aよりやや高い位置に設られており、二本のローラー75A,75Bの回転軸に上下の段差を設けている。また、上流側ローラー75Aおよび下流側ローラー75Bは互いに内側に向かって回転する際、上流側ローラー75Aの外周面の周速度V1が下流側ローラー75Bの外周面の周速度V2より速く回転するように図示されない駆動モータに連動連結されている。また、下流側ローラー75Bの下側に剥離ローラー77を下流側ローラー75Bと同方向に回転するように設けている。さらに、シャッター部73の側方には、シャッター部73に受け取られる棒状パン生地Bの有無を感知するための検出器S4を設けている(図4参照)。
【0016】
搬送コンベア80は、一定の間隔をおいてフック85を取り付けた一対の無端状のフックチェーン87を構成した公知のチェーンコンベアであり、これらフック85の間に平板状の天板83を載置して搬送する搬送装置である。
【0017】
次に、上記のように構成された搬送装置1の動作について図3および図4も参照して説明する。予め矩形状や長円状の生地シートより巻き上げられた棒状パン生地Bは搬送ベルト13により搬送方向Aに向かって搬送され、転圧装置20の下方を通過することにより転圧板23と搬送面11との間でその長さを伸ばしながら太さを細くするようにして転圧される。転圧装置20を通過した棒状パン生地Bは、その生地の中央部分と生地の端部とでの伸長度合いと転圧量が異なることにより、その両端部分が中央部分より進行方向に進んだ略くの字の形状になる。
【0018】
略くの字状に曲がった棒状パン生地Bは、さらに搬送ベルト13により搬送される(図3(A)参照)。棒状パン生地Bは、停留・挟圧装置30に設けられた検出器S1に感知された直後にローラー33に当接する。ローラー33は、搬送面11と対向する内側においてローラー外周面が搬送方向Aと反対となる方向R1に回転しており、その周速度は搬送ベルト13の搬送速度と同じかやや速い速度で回転している。棒状パン生地Bは、ローラー33と搬送面11に支持され、さらにローラー33と搬送面11から駆動を受けてその位置で停留回転を始める。この回転により略くの字状に曲がった棒状パン生地Bは、パン生地内に残っていた捩じれの応力がほぼ開放され直線状の棒状パン生地Bに補正される(図3(B)参照)。
【0019】
前記検出器S1が棒状パン生地Bを感知してから所定の時間が経過した後に、ローラー33は回転方向R1と反対の方向R2に回転する。この時のローラー33の周速度は、搬送ベルト13の搬送速度より少し速くなるように回転している。すると、それまで停留回転して直線状に補正された棒状パン生地Bは、ローラー33と搬送面11との間に挟まれ少しだけ押しつぶされながら転がることなく搬送される。さらに、ローラー33の周速度と搬送ベルト13の搬送速度の相違により、棒状パン生地Bは速度の遅い搬送ベルト13の方向に押しつけられることとなり搬送面11に密着する(図3(C)参照)。よって、棒状パン生地Bは搬送面11上を転がることなく、さらには搬送面11に密着して搬送されるため、従来の係止部材での成形時に発生した搬送面上での不規則な転がりがなくなり、順次搬送される棒状パン生地B同士の間隔の乱れがなくなった。
【0020】
また、ローラー33を通過した棒状パン生地Bの横断面は少し偏平化しており、搬送面11との接触する底面が形成されている(図3(D)参照)。さらに、棒状パン生地Bは前述の通り搬送面11に密着しているので、パン生地の内部に残っている捩じれの応力により再び曲がることが抑制されている。なお、ローラー33は棒状パン生地Bが通過した後、再び方向R1に回転して次の棒状パン生地Bが搬送されるのを待機している。
【0021】
偏平化された棒状パン生地Bはさらに搬送され、霧吹き装置40に設けられた検出器S2によりその通過を感知される。その感知信号の指令によりノズル43から棒状パン生地Bの表面に所定時間だけ水が噴霧される。さらに棒状パン生地Bは搬送され、撒粒装置50のホッパー部53の下方を通過して検出器S3によりその通過を感知される。そして、検出器S3の感知信号の指令によりホッパー53からゴマなどの粒状物が棒状パン生地の上流側の搬送面11に所定時間だけ撒布される。その後、棒状パン生地Bは巻付け装置60を通過する。この時、棒状パン生地Bは、ネット63の抵抗により搬送面11上を転がりながら搬送される。そして、搬送面11上に撒布された粒状物がその表面に付着される。
【0022】
次に、粒状物を付着した棒状パン生地Bは、搬送コンベア10の先端より落下して移載装置70のシャッター部73に一時保持される。そして、シャッター部73の側方に設けられた検出器S4が棒状パン生地Bを感知すると、シャッター部53のシャッタープレート53Bがシャッターを開くようにその上端部を中心として揺動し、棒状パン生地Bは下方に設けられたローラー部75に落下する。そして、シャッタープレート53Bは再びシャッターを閉じるように揺動して戻る。なお、棒状パン生地Bをシャッター部73で一時保持することは、ローラー部75で複数の棒状パン生地Bが滞留することを防止するためである。
【0023】
ローラー部75の二本のローラー75A,75Bは、回転を停止した状態で棒状パン生地Bが落下してくるのを待機している。落下した棒状パン生地Bは上流側ローラー75Aおよび下流側ローラー75Bの間に一時静置され、落下による曲がりなどの乱れが補正される(図4(A)参照)。そして、前記検出器S4が棒状パン生地Bを感知してから所定時間経過後に上流側ローラー75Aと下流側ローラー75Bは互いに内側に向かい回転し始め、かつ、上流側ローラー75Aの周速度V1が下流側ローラー75Bの周速度V2より速く回転する。すると、棒状パン生地Bは二本のローラー75A,75Bの間を少し挟圧されながら送られ、上流側ローラー75A側が速く送り出されることにより周速度の遅い下流側ローラー75Bの方へ屈曲するよう通過し(図4(B)参照)、下流側ローラー75Bの下方近傍に設けた剥離シャフト77の回転により下流側ローラー75Bから剥離される(図4(C)参照)。
【0024】
この際に、棒状パン生地Bの内部には、排出方向Cに沿うような引っ張りの力が作用される。その力が棒状パン生地Bの内部に残っている捩じれの応力を緩和することにより、後工程での棒状パン生地Bの曲がりが抑制される。
【0025】
また、上流側ローラー75Aおよび下流側75Bは前述の通りそれらの回転軸に段差をつけて設けられている。さらには、二本のローラー75A,75Bの周速度に差を設けている。このことにより、二本のローラー75A,75Bの間を通過する棒状パン生地Bは鉛直方向に対して傾斜している方向Cに排出される。そして、棒状パン生地Bは略小判型に偏平化された横断面の長軸が水平方向となるように天板83に移載される(図4(D)参照)。
【0026】
棒状パン生地Bを載置した天板83は、搬送コンベア80のフックチェーン87の進行により所定の距離だけ移動し次の棒状パン生地Bが載置されるまでその位置で待機している。フックチェーン87は、上流側ローラー75A,75Bが設定された時間だけ回転して停止した後に駆動するように設けられている。天板83は移動と停止を繰り返しながら複数の棒状パン生地B載置して搬送するが、その移動速度は単位時間当りの移動回数(棒状パン生地Bの移載回数と同義)に応じて調整設定され、その回数が増加するに従って速くなる。前述の通り上流側ローラー75A,75Bの間を通過した棒状パン生地Bは偏平化しているので移動や停止による転がりが抑制され、天板83に移載された棒状パン生地B同士の間隔が乱れることなく安定して搬送される。
【0027】
天板83は搬送コンベア80に連設された別の搬送コンベアで醗酵室に搬送され、載置された棒状パン生地Bは2次醗酵する。そして、個々の棒状パン生地Bは公知のデパンナー装置により天板83からトンネルオーブンの無端状のコンベアベルトに移載され、焼成される。
【0028】
図5は、停留・挟圧装置に関する別の実施例を示す。停留・挟圧装置35は、搬送コンベア13の上方に回転付与部材としての回転付与ローラー37と挟圧ローラー39を互いに平行に、かつ、搬送面11と平行となるよう備えており、それら回転付与ローラー37および挟圧ローラー39の回転軸は搬送方向Aにほぼ直交する方向に設けられている。回転付与ローラー37は図示されない駆動モーターに連動連結されており、搬送方向Aと反対の方向に搬送速度と同じかやや速い周速度で回転するよう設けられている。また、回転付与ローラー37は搬送面との間隔が接近離反するよう上下動可能に設けられている。挟圧ローラー39は図示されない別の駆動モータに連動連結されており、搬送方向Aと同じ方向に搬送速度よりやや速い周速度で回転するよう設けられている。
【0029】
転圧装置20を通過して略くの字に曲がった棒状パン生地Bは、降下した位置で回転する回転付与ローラー37に接触しその位置で停留回転する(図5(A)参照)。この回転により略くの字に曲がった棒状パン生地Bは、パン生地内に残っていた捩じれの応力がほぼ開放され直線状の棒状パン生地Bに補正される。その後、回転付与ローラー37は棒状パン生地Bと接しない高さまで上昇し、棒状パン生地Bはすぐに挟圧ローラー39に当接し、搬送面11との間に挟まれ少しだけ押しつぶされながら転がることなく搬送される(図5(B)参照)。さらに、転圧ローラー39の周速度と搬送ベルト13の搬送速度の相違により、棒状パン生地Bは速度の遅い搬送ベルト13の方向に押しつけられ搬送面11に密着する。
【0030】
上記実施例においては棒状パン生地Bを1列で搬送する場合を説明したが、これに限らず、搬送方向Aに対して横方向に複数個並べた多列の状態でも実施可能である。さらに、棒状パン生地Bが多列の状態で停留・挟圧装置に供給され個々の棒状パン生地Bが搬送方向Aに対して多少乱れて搬送されてくる場合には、上記効果の他に整列の効果もある。停留・挟圧装置30を用いた場合で説明すると、多少乱れて順次搬送されてくる棒状パン生地Bは、回転付与部材としてのローラー33が方向R1に回転している間はその位置で停留回転し、ほぼ一線上に揃えられる。その後、棒状パン生地Bは、ローラー33が方向R2に回転することにより搬送方向Aに一斉に送り出され、横方向に並んだ状態で下流側に搬送される。さらに、搬送される棒状パン生地Bは、バッケトのように細長い棒状パン生地に限らず、プチロールパンのように比較的短いパン生地であっても同様の効果がえられる。
【0031】
本発明の実施の形態に係る停留・挟圧装置は概ね上述の通りであるが、特許請求の範囲においてその構成を変更することも可能である。例えば、停留・挟圧装置30のローラー33、停留・挟圧装置35の回転付与ローラー37や挟圧ローラー39はローラーの部材に限らず、従来の係止部材の如く二本のローラーに巻き掛けた無端状のベルトであっても同様な効果が得られる。また、停留・挟圧装置35の挟圧ローラー39を用いず、回転付与ローラー37を回動可能に設けることも可能である。つまり、回転付与ローラー37を降下した位置で棒状パン生地Bを停留回転させ、その後、棒状パン生地の高さより低い位置を上昇位置として回転付与ローラー37を逆回転し、搬送面11との間で棒状パン生地Bを挟んで少しだけ偏平化し、転がりのない状態で通過搬送することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明により理解されるように、本発明は、搬送面上を搬送される略くの字状に曲がった棒状パン生地を回転付与部材と搬送面とで支持し、その位置で停留回転させて直線状の棒状パン生地に補正し、その後、前記回転付与部材または回転付与部材の下流側近傍に設けた挟圧部材と、搬送面との間で棒状パン生地を挟みながら通過させることで、搬送面上での棒状パン生地の不規則な転がりを防止し、順次搬送される棒状パン生地同士の間隔の乱れを抑制して搬送することが可能となった。
【0033】
また、回転付与部材または回転付与部材の下流側近傍に設けた転圧部材と、搬送面との間で棒状パン生地を挟みながら通過させることにより、棒状パン生地が搬送面に密着し、直線状に補正された棒状パン生地が再び曲がることが抑制されるようになった。
【0034】
さらに、棒状パン生地が多列の状態で停留・挟圧装置に供給搬送される場合には、棒状パン生地が搬送方向に対して多少乱れて供給される場合であっても、その位置での停留回転によりほぼ一線上に揃えられ、その後、一斉に送り出されることにより横方向に並ぶように整列されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る搬送装置1の概略を示す上面説明図である。
【図2】図1の正面説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る停留・挟圧装置30の正面説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る移載装置70の正面説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る停留・挟圧装置35の正面説明図である。
【符号の説明】
1 搬送装置
10 搬送コンベア 、 11 搬送面、 13 搬送ベルト、 15 先端ローラー
20 転圧装置
30 停留・挟圧装置、 33 ローラー
35 停留・挟圧装置、 37 回転付与ローラー、 39 挟圧ローラー
40 霧吹き装置
50 撒粒装置
60 巻付け装置
70 移載装置
75 ローラー部
80 搬送コンベア、 83 天板
A 搬送方向
B 棒状パン生地
S1,S2,S3,S4 検出器
R1,R2 (回転)方向
V1,V2 周速度

Claims (2)

  1. 搬送面上の棒状パン生地が搬送方向に対してほぼ直交する方向に位置して搬送されるときに、回転付与部材によって前記棒状パン生地の搬送を停止し、停留回転させ、その後、前記回転付与部材を通過させる時、あるいは通過させた後、前記棒状パン生地を挟圧偏平させることを特徴とする棒状パン生地の搬送方法。
  2. 棒状パン生地を搬送するための搬送面を有する搬送コンベアを備え、前記搬送面上の上方に上下位置調整可能で、かつ、回動可能な回転付与部材を備え、該回転付与部材は、搬送面に平行でその回動軸が搬送方向に直交する方向に設けられており、搬送面との間隔が搬送される棒状パン生地の高さより低い位置で固定され、搬送された棒状パン生地に接触して棒状パン生地の搬送を停止して停留回転させ、その後、搬送面との間で棒状パン生地挟んで通過搬送するよう回動することを特徴とする棒状パン生地の搬送装置。
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