JP2004350342A - 電線カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性を確保する。
【解決手段】カバー10は、コルゲートチューブ50に対して周方向から挟み込む第1及び第2の分割部材13,14と、両分割部材13,14の側縁部同士を連結する撓み可能なヒンジ17と、両分割部材13,14においてヒンジ17が連結された側縁部と反対側の自由端部に設けられこの自由端部同士を向かい合わせてロックするロック機構とを備える。第2の分割部材14においてヒンジ17が配されている側の面には、コルゲートチューブ50にハウジング21から離間する方向へ力が作用したときに、第1の分割部材13に掛止されて側縁部間で軸方向に位置ずれするのを規制する位置ずれ規制部90が設けられている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングの電線導出面から延出される電線を内包する電線カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、防水コネクタのハウジングの後部に取付けられる電線カバーが知られている。この電線カバーは、図13に示すように、半割りされた2つの半割部材1,2を備え、両半割部材1,2が一体化されたときに形成される内側の閉塞空間には、ハウジング3の後面から延出された電線(図示せず)が挿通されたコルゲートチューブ4が嵌合保持されている。そして、両半割部材1,2は、撓み可能な薄肉帯状のヒンジ部5によって開閉可能に連結されており、このヒンジ部5が配されていない側の壁面には、両半割部材1,2の自由端部を向かい合わせてロックするロック機構が形成されている。この種の電線カバーは、以下の特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
実開昭63−105415号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、ヒンジ部5が配されている側の壁面にロック機構が形成されていないため、コルゲートチューブ4に対して図13に示す矢印方向へ引っ張り力が作用すると、一方の半割部材2が変位するコルゲートチューブ4に連られて他方の半割部材1との間に位置ずれすることがあり得た。この結果、車両を高圧洗浄したとき等においてカバー内に水等が侵入する懸念があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カバー内のシール性を確保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングの電線導出面から延出される電線を内包して前記電線導出面を覆うように前記コネクタハウジングに取付けられる電線カバーであって、前記電線が挿通されたコルゲートチューブに対して周方向から挟み込む2つの分割部材と、これら分割部材の側縁部同士を連結する撓み可能なヒンジと、両分割部材において前記ヒンジが連結された側縁部と反対側の自由端部に設けられこの自由端部同士を向かい合わせてロックするロック機構とを備え、前記両分割部材のいずれか一方は前記コネクタハウジングに対して固定的に、他方は可動的に配されており、前記分割部材において前記ヒンジが配されている側の面には、前記コルゲートチューブに対して前記電線導出面から離間する方向へ力が作用したときに、相手側に掛止されることで前記側縁部間で軸方向に位置ずれするのを規制する位置ずれ規制部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記両分割部材には、軸方向と略直交する方向に突き出るつば部が設けられ、前記位置ずれ規制部は、前記つば部の一部を構成するものであり、前記両分割部材の互いのつば部が略軸方向に面当りすることで前記位置ずれ規制をなすところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記位置ずれ規制部及び相手側となる分割部材の互いの対向面には、双方をロックするためのロック部が形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
両分割部材は、互いに閉塞されロックされることでコルゲートチューブを抜け止め状態で挟着保持する。このとき、両分割部材のいずれか一方は、コネクタハウジングに対して固定的に、他方は可動的に配されているから、コルゲートチューブに対して電線導出面から離間する方向へ力が作用すると、一方の分割部材はその場に留まるものの、他方の分割部材はコルゲートチューブに連られて変位しようとする。しかるに本発明においては、コルゲートチューブに電線導出面から離間する方向へ力が作用しても、ヒンジが配されている側の面に設けられた位置ずれ規制部が、相手側に掛止されて側縁部間で位置ずれしないようになっているから、他方の分割部材がコルゲートチューブに連られて変位することがなく、この側縁部間から水等の侵入する事態が回避される。
【0008】
<請求項2の発明>
両分割部材には、軸方向と略直交する方向に突き出るつば部が設けられ、両分割部材の互いのつば部が略軸方向に面当りすることで位置ずれ規制がなされるから、両分割部材においてつば部以外の部分に構造上の変更をともなうことなく、つば部のみの突出寸法を長めに設定するだけで両分割部材の掛止代を大とすることができ、もって確実な位置ずれ規制が保障される。
【0009】
<請求項3の発明>
位置ずれ規制部及び相手側となる分割部材の互いの対向面には、双方をロックするためのロック部が形成されているから、ヒンジが配された側の面にもロック機能をもたせることができ、両分割部材の確実なロックが保障される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図8によって説明する。本実施形態の電線カバー(以下、単にカバー10という)は、防水コネクタ20のハウジング21内への水等の侵入を防止するためにハウジング21に組付けられるものである。なお、以下の説明において前後方向は、ハウジング21及びカバー10の互いの嵌合面側を前方とする。
【0011】
まず、防水コネクタ20のハウジング21について説明すると、ハウジング21は、図1に示すように、合成樹脂製で一体に形成されており、ハウジング本体部22と、その周囲を取り囲むフード部23とから構成されている。ハウジング本体部22には、雌側の端子金具(図示せず)を収容可能な複数のキャビティ24が前後に貫通して設けられている。キャビティ24の内部には、端子金具に弾性的に係止可能なランス(図示せず)が設けられている。一方、フード部23は、後面を開放させて略円筒状に形成されており、フード部23とハウジング本体部22との間に形成される嵌合空間には、相手側のハウジング(図示せず)が嵌合可能とされている。また、ハウジング21の嵌合空間には、弾性材よりなる防水部材(図示せず)が装着可能となっており、相手側のハウジングとの間を水密状とする。
【0012】
ハウジング21の上壁には、図1に示すように、相手側のハウジングを係止する撓み可能なロックアーム25が設けられている。ハウジング21の上壁においてロックアーム25を挟んだ左右両側には、保護壁26が立ち上げられ、この保護壁26の内側面には、ロックアーム25の過度撓みを規制する規制壁27が略水平に突設されている。また、ハウジング21の側壁には、端子金具を係止するリテーナ30を挿通するためのリテーナ挿通口21Aが開口されている。
そして、ハウジング21の左右両側壁の前端部には、図2に示すように、カバー10側の弾性撓み片11と係合することでカバー10をハウジング21に取り付け可能とする左右一対の突部28が突設されている。また、ハウジング21の左右両側壁において突部28を間に挟んだ上下2位置には、ガイドリブ29が上下一対となって突設されている。各ガイドリブ29は、一端がハウジングの前端面に臨みつつ後方へ延出されている。そして、各ガイドリブ29には、カバー10の組付け時にカバー10側のガイド溝12が係入可能となっており、ガイド溝12と摺接してカバー10を正規のロック位置へ誘導可能となっている。
【0013】
また、ハウジング21の前端面(本発明の電線導出面)からは、キャビティ24内の複数の端子金具に接続された電線群40が延出されている。この電線群40は、ハウジング21の前端面から出てすぐ下方へ折れ、その途中部分がテープ巻きによって結束されるとともにコルゲートチューブ50に挿通されている。コルゲートチューブ50は、周方向に沿った複数の突条51により蛇腹状に形成されている。コルゲートチューブ50の突条51には、カバー10側の第1及び第2の分割部材13,14(後述する)が嵌合係止されるようになっている。
【0014】
次にカバー10について説明すると、カバー10は、図1に示すように、合成樹脂により一体に形成され、ハウジング21の前端面から延出される電線群40を内包してハウジング21に嵌合係止される取付部15と、この取付部15の下方に連設されてコルゲートチューブ50を周方向から挟み込むチューブ保持部16とから構成されている。
【0015】
取付部15は、平板状の天井部15Aと、この天井部15Aの略U字状をなす側縁部から垂設されて電線群40の側方を覆う電線覆い部15Bとを備え、前面の開口部が組付け時にハウジング21の前端面に閉塞されるようになっている。
天井部15Aの左右両端部には、図6に示すように、側方へ少し突出してその突出先端を上方へ立ち上げた突縁部15Cが設けられている。突縁部15Cは、ハウジング21の保護壁26を内側にして組付けられるようになっている。
また、電線覆い部15Bの前端縁の上下2位置には、後方への切り込みによりガイド溝12が形成されている。電線覆い部15Bのうち上下の両ガイド溝12を隔てる部分には、撓み可能な弾性撓み片11が、片持ち状に突出形成されている。弾性撓み片11は、全体として略方形板状に形成され、その中央部にハウジング側の突部28と嵌合可能な係合孔11Aを保有している。
【0016】
一方、チューブ保持部16は、図6に示すように、電線覆い部15Bに連続してハウジング21に対して固定的に配される第1の分割部材13と、この第1の分割部材13の前面に開閉可能に被さってハウジング21に対して可動的に配される第2の分割部材14と、両分割部材13,14の側縁部同士を連結する撓み可能なヒンジ17とから構成されている。そして、両分割部材13,14においてヒンジ17が連結された側縁部と反対側の自由端部には、この自由端部を互いに向かい合わせて一体的にロックするロック片60及びロック突部70によるロック機構が形成されている。
【0017】
ヒンジ17は、両分割部材13,14と一体の薄肉帯状に形成され、その長さ方向中央部には、曲げを容易とする剛性低下部17Aが貫設されている。また、第2の分割部材14は、図8に示すように、全体として角ブロック状に形成され、第1の分割部材13との対向面には、コルゲートチューブ50の外周にほぼ沿った円弧80が切り欠かれている。同様に第1の分割部材13は、全体として角ブロック状に形成され、第2の分割部材14との対向面には、コルゲートチューブ50の外周にほぼ沿った円弧80が切り欠かれている。そして、両円弧52の整合により形成される円形状の嵌合部81の内側には、図5に示すように、コルゲートチューブ50が嵌合保持されるようになっている。嵌合部81にはコルゲートチューブ50の突条51と凹凸状に嵌合される環溝82が形成されており(図2参照)、両分割部材13,14のロックにともないコルゲートチューブ50が抜け止め状態で保持されるようになっている。
【0018】
そして、図6に示すように、第2の分割部材14においてヒンジ17が配されている側と反対側の面の上部と第2の分割部材14において底面の幅方向両端部(後述するつば部18の形成位置)とには、撓み可能なロック片60が第一の分割部材13側へ片持ち状に突出して形成されている。また、第1の分割部材13の対応する位置には、ロック片60の保有するロック孔61に嵌入可能なロック突部70が設けられている。ロック突部70の前面は、ロック片60の乗り上げを誘導するテーパ状の案内面70A(図7参照)とされている。そして、ロック突部70は、ロック片60のロック孔61に緊密に嵌入可能となっており、両分割部材13,14においてヒンジ17が配された側と反対側の面の自由端部間が全方位的に位置ずれしないようになっている。なお、ロック片60のロック孔61の後方は、このロック孔61を形成するため型抜き用に開放されている。
【0019】
また、両分割部材13,14の両側面(ヒンジ17が配されている側の面とその反対側の面)の下端部には、外部側方(軸方向と略直交する向き)に突出する態様でつば部18が設けられている。そして、第2の分割部材14においてヒンジ17が配されている側に位置するつば部18は、図4に示すように、その下面に前記ロック片60が突出形成されている一方、その上面に撓み可能な位置ずれ規制部90が第1の分割部材13側へ片持ち状に突出形成されており、全体を側面視すると略C字状を呈するようになっている。位置ずれ規制部90は、コルゲートチューブ50にハウジング21の前端面から離間する方向へ力が作用したとき第2の分割部材14がコルゲートチューブ50に連られて変位することのないように、対応する第1の分割部材13の受け部91(後述する)に掛止されて側縁部間で軸方向に位置ずれするのを規制している。
また、第1の分割部材13においてヒンジ17が配されている側に位置するつば部18には、位置ずれ規制部90と対応する部分を切り欠いて受け部91が形成されている。なお、ヒンジ17の長さ寸法は、ヒンジ17が配されている側に位置する双方のつば部18の突出寸法を加算した値よりも充分に長くなっており、ロック機構によるロック動作が円滑に行えるようにしてある。
【0020】
次に本実施形態の作用を説明する。まず、ハウジング21の前端面から延出される電線群40を覆うようにコルゲートチューブ50を挿通させた後、このコルゲートチューブ50をチューブ保持部16の第1の分割部材13の内側に嵌入させる。この状態で、第2の分割部材14をヒンジ17を回動中心に回動させて第1の分割部材13の前面に覆い被す。すると、第2の分割部材14のロック片60が、撓み変形しながら第1の分割部材13のロック突部70に乗り上がり、ロック突部70を越えたところで弾性復元してロック孔61にロック突部70が嵌入される。この間、第1の分割部材13の位置ずれ規制部90は、第2の分割部材14の受け部91に前方から進入して軸方向に面当りする。そしてこの状態で、ハウジング21の前端面にカバー10の取付部15の前面を正対させ、さらにカバー10をハウジング21側に押し込む。すると、カバー10のガイド溝12にハウジング21のガイドリブ29が進入し、カバー10がガイドリブ29に沿って移動される。その後、カバー10をハウジング21に対して正規位置でロックすると、ハウジング21の前端面から延出される電線群40は、カバー10によって案内保護されて下方へ延出されるようになる。
【0021】
ここで、コルゲートチューブ50に対してハウジング21から離間する方向(図4に示す矢印方向)に力が作用すると、第1の分割部材13はハウジング21に対して固定的なためその場に留まるものの、第2の分割部材14はハウジング21に対して可動的なためコルゲートチューブ50に連られて変位しようとする。しかるに本発明においては、第2の分割部材14においてヒンジ17が配されている側の面に設けられた位置ずれ規制部90が、第1の分割部材13に掛止されて両側縁部間で位置ずれしないようになっているから、第2の分割部材14がコルゲートチューブ50に連られて変位することがなく、両分割部材13,14の側縁部間から水等の侵入する事態が回避される。
【0022】
また、両分割部材13,14には、軸方向と略直交する方向に突き出るつば部18が設けられ、両分割部材13,14の互いのつば部18が略軸方向に面当りすることで位置ずれ規制がなされるから、つば部18の突出寸法を長めに設定することで掛止代を大とすることができる。また、つば部18を設けたことにより、ここを手指でつまんで取付け作業等を行うことができ、作業性も向上するようになる。
【0023】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図9ないし図12によって説明する。第2実施形態では、第1実施形態と違って位置ずれ規制部90及び受け部91の双方の対向面に両分割部材13,14をロックするためのロック部が形成されている。その他は、第1実施形態とほぼ同様であり、構造上の同一部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0024】
第2実施形態では、図10に示すように、第2の分割部材14においてヒンジ17が配された側に位置するつば部18に、ロック片60に相当するものが形成されておらず、この部分が第1実施形態と比べて薄肉となっている。そして、第2の分割部材14においてヒンジ17が配された側に位置するつば部18の上部には、撓み可能な位置ずれ規制部90Eが第1の分割部材13側へ片持ち状に突出形成されている。この位置ずれ規制部90Eには、上下に貫通するとともに後方へ開放された係止孔90Gが設けられており(図12参照)、第1の分割部材13の対応する受け部91には、係止孔90Gに嵌入される係止突部90Aが突設されている(図9参照)。これら係止突部90A及び位置ずれ規制部90Eにより本発明のロック部が構成されている。
【0025】
ここで、両分割部材13,14が閉塞されると、ヒンジ17が配された側の面において、位置ずれ規制部90Eが受け部91と略軸方向に面当りして位置ずれ規制がなされるのに加え、位置ずれ規制部90Eの係止孔90Gに係止突部90Aが緊密に嵌入されることでヒンジ17が連結された側縁部同士がロックされるようになる。すなわち第2実施形態によれば、位置ずれ規制部90Eがロック機能を兼ねているため、防水シール性が一層良好となる。
【0026】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0027】
(1)上記実施形態では、第1の分割部材側にロック突部を、第2の分割部材側にロック片を設けていたが、本発明においては、これとは逆に、第1の分割部材側にロック片を、第2の分割部材側にロック突部を設けても構わない。
(2)上記実施形態では、つば部を設けていたが、本発明においては、つば部を設けなくても構わない。その場合には、例えば、両分割部材の側縁部における互いの突き合わせ面を軸方向に噛み合うような嵌合構造とすることで位置ずれ規制がなされるとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の電線カバーと防水コネクタの斜視図
【図2】同じく電線カバー側を破断した状態の側面図
【図3】同じく右側面図
【図4】同じく左側面図
【図5】同じく底面図
【図6】第1実施形態の電線カバーの正面図
【図7】同じく右側面図
【図8】同じく平面図
【図9】本発明の第2実施形態の電線カバーと防水コネクタの左側面図
【図10】第2実施形態の電線カバーの正面図
【図11】同じく右側面図
【図12】同じく底面図
【図13】従来の電線カバーと防水コネクタの左側面図
【符号の説明】
10…カバー(電線カバー)
13…第1の分割部材(他方の分割部材)
14…第2の分割部材(一方の分割部材)
17…ヒンジ
18…つば部
21…ハウジング(コネクタハウジング)
40…電線群
50…コルゲートチューブ
60…ロック片
70…ロック突部
90,90E…位置ずれ規制部
91…受け部
91A…係止突部

Claims (3)

  1. コネクタハウジングの電線導出面から延出される電線を内包して前記電線導出面を覆うように前記コネクタハウジングに取付けられる電線カバーであって、
    前記電線が挿通されたコルゲートチューブに対して周方向から挟み込む2つの分割部材と、これら分割部材の側縁部同士を連結する撓み可能なヒンジと、両分割部材において前記ヒンジが連結された側縁部と反対側の自由端部に設けられこの自由端部同士を向かい合わせてロックするロック機構とを備え、
    前記両分割部材のいずれか一方は前記コネクタハウジングに対して固定的に、他方は可動的に配されており、
    前記分割部材において前記ヒンジが配されている側の面には、前記コルゲートチューブに対して前記電線導出面から離間する方向へ力が作用したときに、相手側に掛止されることで前記側縁部間で軸方向に位置ずれするのを規制する位置ずれ規制部が設けられていることを特徴とする電線カバー。
  2. 前記両分割部材には、軸方向と略直交する方向に突き出るつば部が設けられ、前記位置ずれ規制部は、前記つば部の一部を構成するものであり、前記両分割部材の互いのつば部が略軸方向に面当りすることで前記位置ずれ規制をなすことを特徴とする請求項1に記載の電線カバー。
  3. 前記位置ずれ規制部及び相手側となる分割部材の互いの対向面には、双方をロックするためのロック部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電線カバー。
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