JP2000323226A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2000323226A
JP2000323226A JP11136172A JP13617299A JP2000323226A JP 2000323226 A JP2000323226 A JP 2000323226A JP 11136172 A JP11136172 A JP 11136172A JP 13617299 A JP13617299 A JP 13617299A JP 2000323226 A JP2000323226 A JP 2000323226A
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Japan
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electric wire
cover
housing
seal
wire
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JP11136172A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Ichio
敏文 一尾
Koji Nemoto
浩司 根本
Shiro Nishida
詩朗 西田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
    • H01R13/5208Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/10Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation
    • H01R4/18Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
    • H01R4/183Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping for cylindrical elongated bodies, e.g. cables having circular cross-section
    • H01R4/184Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping for cylindrical elongated bodies, e.g. cables having circular cross-section comprising a U-shaped wire-receiving portion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後長さ寸法を小さくすることのできるコネ
クタを提供する。 【解決手段】 キャビティ13から後方に延出された電
線45を下方に屈曲させ、その電線45をジェル性材質
よりなるシール部材50,51の間に挟むようにしてカ
バー30をハウジング11に押し付ける。すると、ハウ
ジング11とカバー30との対向部18,31間の隙間
にはシール部材51が進入して埋められ、また、電線導
出口25周りでは両シール部材50,51が電線45に
対して両側から押し付けられて、電線45の周囲を埋め
る。このように、両対向部18,31間の隙間と、電線
導出口25における電線45の周囲とをシールするよう
にしたため、従来のようにハウジングにキャビティ内周
壁と電線との間をシールするための部位を設ける必要が
なく、コネクタの前後長さ寸法を小さくすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水性を備えたコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られる防水タイプのコネクタ
には、電線を側方へ屈曲させて引き出すようにしたもの
がある。このようなコネクタとして、図44及び図45
に示すものが知られている。このコネクタ1は、電線2
が接続された端子金具3と、この端子金具3を収容する
キャビティ4を備えたハウジング5と、このハウジング
5の後端部に組み付けられ電線2を屈曲状態に矯正する
カバー6とからなる。端子金具3の後端部にはインシュ
レーションバレル3Aが備えられており、電線2に嵌め
込まれたゴム栓7をかしめ固定している。このゴム栓7
はキャビティ4の内周壁と電線2とに密着しており、こ
れにより各キャビティ4毎の防水を図るようにしてい
る。また、カバー6は、一対のハーフカバー6A,6B
同士を突き合わせて構成されており、両ハーフカバー6
A,6Bを閉じ合わせたときにその端面に形成される電
線導出口8を通して電線2を外部に導出するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コネクタを使用する場合、スペースの関係等からコネク
タ1の前後方向の長さ寸法Aをなるべく小さくすること
が求められる場合がある。しかし、従来のものでは、ゴ
ム栓7を用いてシールを行う構造であるから、ハウジン
グ5にはゴム栓7を組み込むに必要な長さ寸法が必須で
あり、コネクタの長さ寸法の縮小化の妨げになってい
た。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたも
のであって、その目的は、前後長さ寸法を小さくするこ
とのできるコネクタを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明に係るコネクタは、相手
側の端子金具に接続可能でかつ電線の一端部を接続する
端子金具と、この端子金具を収容可能でかつ前後に開口
したキャビティを備えたハウジングと、このハウジング
における電線引き出し部分を覆うようにして組み付けら
れ、前記キャビティより引き出された電線を側方へ屈曲
させつつ電線導出口を通して外部へ導出させるカバー
と、前記カバーと前記ハウジングとの対向部分における
隙間および前記電線導出口における前記電線の周囲をそ
れぞれシールするシール部材とを備えてなるところに特
徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載のものに
おいて、前記電線導出口は、前記ハウジングと前記カバ
ーが組み付けられたときに、前記ハウジングに設けられ
たハウジング側孔縁部と前記カバーに設けられたカバー
側孔縁部とによって形作られるとともに、前記電線は前
記孔縁部の内側に径方向から進入可能とされているとこ
ろに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2記載のものに
おいて、前記シール部材は、ジェル性材質から形成され
るとともに、前記カバーの前記ハウジングへの組付け操
作に伴って押圧変形されて、前記カバーと前記ハウジン
グとの対向部分における隙間および前記電線導出口にお
ける前記電線の周囲をシールするところに特徴を有す
る。
【0007】請求項4の発明は、請求項3記載のものに
おいて、前記シール部材は、前記ハウジング側に装着さ
れるハウジング側シール部材と、前記カバー側に装着さ
れるカバー側シール部材とを備えており、前記カバーの
組み付けに伴って前記両シール部材によって前記電線を
挟みつけることで、前記電線導出口において前記電線の
周囲をシールするところに特徴を有する。
【0008】請求項5の発明は、請求項2記載のものに
おいて、前記シール部材がゴム材等の弾性材から形成さ
れ、前記電線の周囲に密着して前記電線導出口回りをシ
ールする電線シール部と、前記ハウジングと前記カバー
との対向部分で全周にわたって挟持されることで両者間
をシールする部材間シール部とが連設されているところ
に特徴を有する。
【0009】請求項6の発明は、請求項5記載のものに
おいて、前記電線シール部は、径方向に切り込みが入れ
られてこの切り込みを通して電線の挿入を可能とする筒
部が形成されるとともに、前記切り込みの両側縁部には
自然状態において外側へ向けて互いに拡開するように突
出し、前記電線の前記筒部内への挿入を案内する一対の
ガイド突部が形成される一方、前記カバーにはこのカバ
ーが前記ハウジングに組み付けられるときに前記両ガイ
ド突部のそれぞれの外側に進入してガイド突部同士を閉
じ方向に変形させて前記電線の周囲を密閉させる突入片
が形成されているところに特徴を有する。
【0010】請求項7の発明は、請求項5記載のものに
おいて、前記電線シール部には前記電線を水密状に貫通
可能な挿通孔が複数並んで形成され、この電線シール部
が前記各挿通孔を横切る面で分割されており、前記カバ
ーを前記ハウジングに組み付けることに伴い分割された
両電線シール部が結合状態に保持されるようになってい
るところに特徴を有する。請求項8の発明は、請求項7
記載のものにおいて、前記カバーには、前記分割された
両電線シール部を閉じる方向に押圧可能な押圧部が設け
られているところに特徴を有する。
【0011】請求項9の発明は、請求項7または請求項
8記載のものにおいて、前記分割された両電線シール部
がヒンジを介して開閉可能に連結されているところに特
徴を有する。請求項10の発明は、請求項7ないし請求
項9のいずれかに記載のものにおいて、前記ハウジング
には、前記分割された両電線シール部が結合された状態
で前記シール部材を仮保持する仮保持手段が設けられて
いるところに特徴を有する。
【0012】
【発明の作用および効果】<請求項1の発明>ハウジン
グにキャビティの内周壁と電線との間のシール部分を設
ける必要がなく、コネクタの前後長さ寸法を小さくする
ことができる。 <請求項2の発明>電線導出口に電線を通す作業が簡単
である。
【0013】<請求項3の発明>カバーの組付け操作に
より防水されるため、組付け作業が簡単である。 <請求項4の発明>ジェル性材質のシール部材が、電線
に対してハウジング側とカバー側の両側から密着するた
め、確実に防水される。
【0014】<請求項5の発明>部品数が少なく、組付
け作業が簡単である。 <請求項6の発明>電線を切り込みを通して筒部内に挿
入すればよいので、電線シール部への電線の装着操作が
円滑である。
【0015】<請求項7の発明>端子金具をキャビティ
に装着したあとからシール部材が装着でき、作業性に優
れる。 <請求項8の発明>カバーの装着により両電線シール部
が強固に閉じられ、電線回りでより高いシール性が得ら
れる。
【0016】<請求項9の発明>電線シール部が分割さ
れていながらも1個のシール部材として扱え、取り扱い
に便利となる。 <請求項10の発明>カバーを装着する前にシール部材
がハウジングに仮保持でき、カバーの装着作業が簡単に
行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
18によって説明する。本実施形態のコネクタ10は、
雌側端子金具40が収容されるハウジング11と、この
ハウジング11の後部に組付けられるカバー30とを備
えている。ハウジング11は、前方に開口して丸みを帯
びた角筒状をなすフード部12を備えており、ここには
雄側コネクタ60(図15において2点鎖線で示す)が
嵌入可能とされている。ハウジング11の上面には、シ
ーソー状に撓み変形可能なロックアーム16が設けられ
ており、雄側コネクタ60と嵌合したときには雄側コネ
クタ60の一部と係合して抜止め状態に保持するように
なっている。
【0018】ハウジング11の内部には、後述の雌側端
子金具40と同程度の長さ寸法を持ちこれを収容可能な
キャビティ13が複数個並設されており、各キャビティ
13の周壁は一括してフード部12内へ突出して突出部
14を形成している。各キャビティ13は前後に開口さ
れており、その後側開口は雌側端子金具40を挿入可能
な端子挿入口13Aとされている。また、キャビティ1
3の前側開口はタブ挿入口13Bとされており、ここに
は雄側コネクタ60より突出するタブ(図示しない)が
挿入可能とされている。キャビティ13のやや前端寄り
の上壁には上下に撓み変形可能なランス15が突設され
ており、このランス15が雌側端子金具40と弾性的に
係合して抜止めがなされるようになっている。
【0019】突出部14の奥側(後側)外周面には、ゴ
ムリング65を嵌着可能とされている。このゴムリング
65は、内周面と外周面とにそれぞれ数本の突条を有し
ており、ハウジング11と雄側コネクタ60とに密着し
て両者間をシールするようになっている(図15参
照)。また、突出部14の前側外周面には、この突出部
14との係合手段を備えた筒状のリテーナ67を嵌合可
能とされており、このリテーナ67によりランス15の
撓み変形が規制され雌側端子金具40がキャビティ13
内に抜止保持されるようになっている。
【0020】ハウジング11の後部には、全体として角
筒状をなすハウジング側対向部18が突設されており、
その後部開口18Aはカバー30により覆蓋可能とされ
ている。このとき、カバー30とハウジング11との間
に形成される空間は屈曲空間26とされており、この屈
曲空間26内において各端子挿入口13Aから延出され
る電線45が屈曲されるようになっている。また、端子
挿入口13Aの下方にはシール部材用凹部19が形成さ
れており、ここには後述のハウジング側シール部材50
を装着可能とされている。ハウジング側対向部18の底
面は後端側から切欠されており、シール部材用凹部19
の底面には各キャビティ13に対応して略半円形のハウ
ジング側孔縁部20が凹設されている。また、ハウジン
グ側対向部18の左右外側面には、カバー30を組み付
けるための一対のロック突部21が形成されている。
【0021】一方、カバー30は、合成樹脂材によりな
り、後部開口18Aを覆蓋可能な大きさの平板状に形成
されている。このカバー30の前面側には全体として角
枠状をなすカバー側対向部31が突設されており、カバ
ー30をハウジング11に組み付けたときにはハウジン
グ側対向部18の内側にカバー側対向部31が嵌まり込
むようになっている。また、カバー側対向部31の下辺
部からは底壁部33が突設されており、さらにこの底壁
部33の先端部にはハウジング側孔縁部20に対応する
略半円形のカバー側孔縁部34が凹設されている。カバ
ー30をハウジング11と組み付けたときには、底壁部
33はハウジング側対向部18の底面と整合して屈曲空
間26の底面の一部を形成するとともに、両孔縁部2
0,34は略円形に開口する電線導出口25を形作り、
屈曲空間26内の電線45がこの電線導出口25を通し
て外部へ導出されるようになっている(図17参照)。
また、カバー側対向部31の内側には凹部32が形成さ
れており、ここには後述のカバー側シール部材51の一
端を嵌め込んで保持させることができるようになってい
る。
【0022】カバー30の左右側縁からは、前方へ一対
の係止腕35が撓み変形可能に延設されている。各係止
腕35には方形のロック孔36が貫通形成されており、
ここにはロック突部21が係合してカバー30がハウジ
ング11に組み付けられるようになっている。
【0023】雌側端子金具40は、前端部に雄側コネク
タ60のタブと連結可能な連結部41を備えており、ラ
ンス15と係合可能とされている。また、雌側端子金具
40の後端部にはバレル部42が設けられており、ここ
には電線45の一端部がかしめ固定されている。キャビ
ティ13内に雌側端子金具40を収容すると、バレル部
42の後端縁が端子挿入口13Aとほぼ同位置となり、
従ってバレル部42に接続された電線45はキャビティ
13から外部へ出た後、直ちに後方の屈曲空間26内に
おいて屈曲されることになる。
【0024】ハウジング側シール部材50及びカバー側
シール部材51は、ともにジェル性材質より形成されて
いる。ハウジング側シール部材50は、シール部材用凹
部19に収容可能とされており、一方のカバー側シール
部材51は凹部32に一端を押し込んでハウジング11
側へ突出した状態でカバー30に保持させることができ
るようになっている。
【0025】本実施形態は以上の構成であり、以下その
作用について説明する。コネクタ10の組付けの際に
は、まず電線45の接続された雌側端子金具40を端子
挿入口13Aからキャビティ13内に挿入する。雌側端
子金具40が正規位置まで挿入されると、ランス15が
これに係合して抜止めされる。次に、ゴムリング65を
突出部14の奥側に嵌着する。そして、リテーナ67を
突出部14の前端側に嵌合する。これにより、ランス1
5の撓み変形が規制され、雌側端子金具40がキャビテ
ィ12内に抜止保持される。
【0026】続いて、ハウジング側シール部材50をシ
ール部材用凹部19内に装着する。そして、端子挿入口
13Aより延出される電線45を下方に屈曲させる(図
13参照)。一方、カバー30の凹部32にカバー側シ
ール部材51を押し込んで保持させる(図14参照)。
【0027】次に、屈曲された電線45を両シール部材
50,51の間に挟み込むようにして、カバー30をハ
ウジング11に押し付ける。すると、端子挿入口13A
の後方付近では、電線45がカバー側シール部材51に
押し当てられることで、カバー側シール部材51はつぶ
されて屈曲空間26内に広がり、両対向部18,31間
の全周に隙間なく進入する。また、両孔縁部20,34
付近では、電線45が両孔縁部20,34の内側に径方
向から進入するとともに、シール部材50,51が電線
45の両側から押し付けられて各電線45と両孔縁部2
0,34の間の隙間を全周に沿って埋める。そして、カ
バー30が正規の位置まで押しつけられると、ロック突
部21がロック孔36に係合して、コネクタ10の組付
け作業が完了する。こうして、ハウジング11とカバー
30との両対向部18,31間における隙間及び電線導
出口25における電線45の周囲とは両シール部材5
0,51によって完全にシールされた状態となる。
【0028】以上のように本実施形態によれば、ハウジ
ング11とカバー30との対向部18,31の隙間と、
電線導出口25における電線45の周囲とをシールする
ようにしたため、従来のようにハウジングのキャビティ
内に、ゴム栓等によってシールのための部位が長さ方向
へ追加されることがないため、コネクタの前後長さ寸法
を小さくすることができる。
【0029】また、電線導出口25は、ハウジング側孔
縁部20とカバー側孔縁部34とによって形作られ、電
線45を両孔縁部20,34の内側に径方向から進入で
きるため、電線導出口25に電線45を通す作業が簡単
である。さらに、カバー30の組付け操作に伴って両シ
ール部材50,51が押圧変形して防水がなされるよう
にしたため、例えば電線に環状のゴム栓を嵌着する作業
等が必要なく、組付け作業が簡単である。
【0030】また、例えば、本実施形態のようなジェル
性材質のシール部材を、ハウジング側あるいはカバー側
の一方のみに設け、電線に対して片側から押し付けられ
るようにした場合には、電線の裏側にシール部材が回り
込みにくくなり、電線の周囲が完全に水密状とならない
虞がある。しかし、本実施形態によれば、電線45に対
してシール部材50,51が両側から押し付けられて密
着するため、電線導出口25における電線45の周囲が
確実に防水される。
【0031】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を図18ないし図30によって説明する。なお、上
記第1実施形態と同一機能を有する部位については同一
符号を付すことで説明を一部省略する。上記第1実施形
態では、防水手段として、ジェル性材質のシール部材5
0,51を用いたが、この第2実施形態ではゴム材等の
弾性材よりなる単一のシール部材70を用いている。
【0032】シール部材70は、ハウジング側対向部8
2とカバー側対向部86との間をシールする環状の部材
間シール部71を備えている。この部材間シール部71
の下辺部は他辺よりも上下方向に幅広になっており、こ
の部分は電線45の周囲に密着して電線導出口89周り
をシールする電線シール部72とされている。この電線
シール部72には、電線45の周囲に密着可能な複数の
筒部73が形成されているとともに、各筒部73にはそ
の孔縁に径方向に切り込み76が入れられ、この切り込
み76を通して筒部73内に電線45を挿入可能とされ
ている。切り込み76の両側縁部には自然状態において
外側へ向けて互いに拡開するように突出する一対のガイ
ド突部75が設けられており、電線45の筒部73内へ
の挿入を案内するようになっている。また、隣り合うガ
イド突部75の間には凹部77が形成されており、ここ
にカバー85に備えられた突入片87が押し込められる
ことにより、両ガイド突部75が閉止して筒部73が閉
塞されるようになっている。
【0033】ハウジング81には、ハウジング側対向部
82の内側に環状のシール部材用凹部83が形成されて
おり、ここにはシール部材70を嵌入可能とされてい
る。また、ハウジング側対向部82の底面には、ハウジ
ング側孔縁部84が凹設されている。一方、カバー85
には、カバー側対向部86の下辺部分にシール部材70
の凹部77と対応する突入片87が形成されている。ま
た、各突入片87の間にはカバー側孔縁部88が凹設さ
れており、ハウジング側孔縁部84との間に前記した電
線導出口89が形成可能とされている。
【0034】コネクタ80の組付けの際には、まずハウ
ジング81のシール部材用凹部83にシール部材70を
装着する。このとき、シール部材70は単一の部材であ
るから部品数が少なく、組付けが簡単である。次に、各
キャビティ13に雌側端子金具40を挿入し、突出部1
4にゴム栓65を嵌着してから、さらにリテーナ67を
装着して雌側端子金具40をキャビティ13内に抜止保
持させる。
【0035】続いて、キャビティ13の後方に引き出さ
れた電線45を下方に屈曲させ、その電線45を径方向
から切り込み76を通して筒部73内に押し入れる(図
26及び図27参照)。このとき、両ガイド突部75は
電線45に当接して互いに弾性的に拡開して、電線45
は筒部73内に円滑に挿入される。
【0036】次に、カバー85をハウジング81に押し
つける。このとき、両対向部82,84の間には部材間
シール部71が弾性的に挟み付けられて両者の間がシー
ルされる。また、突入片87が凹部77に押し付けられ
るとともに、両ガイド突部75が押圧されて互いに閉止
し、電線45の周囲に筒部73が密着する(図28から
図30参照)。カバー85が正規の位置まで押し付けら
れると、ロック突部21がロック孔36に係合して組付
け操作が完了する。
【0037】以上のように、本実施形態によれば、電線
45を切り込み76を通して径方向から筒部73内に挿
入すれば良いため、電線シール部72への電線45の装
着操作が円滑に行われる。また、突入片87がガイド突
部75を閉止方向に押圧するため、電線45の周囲が確
実に防水される。
【0038】<第3実施形態>図31ないし図43は、
本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、
シール部材118としてゴム材等の弾性材を使用してい
ることは上記の第2実施形態と同様であるが、シール部
材118が2分割された形状となっていることを主な特
徴としており、以下には相違点を中心として説明する。
また、第1または第2実施形態と同一機能を有する部位
については、適宜に同一符号を付すことで重複した説明
は省略する。
【0039】図31及び図32において、ハウジング1
01の後端面には、4個のキャビティ13の端子挿入口
13Aが横一列に並んで開口されているとともに、その
回りに、全体として角をC面とした横長の角筒状をなす
突壁102が突設されている。このハウジング側突壁1
02の下壁には、電線45を嵌めることのできるハウジ
ング側孔縁部103が、キャビティ13と同じピッチで
形成されている。
【0040】ハウジング101の後端面は、カバー10
5により覆蓋可能とされている。このカバー105は、
ハウジング101の後部の上面において、ヒンジ106
を介して一体成形されており、成形時には、ハウジング
101の上面から覆蓋姿勢のときとは表裏反転させた上
向きの姿勢を取っている。カバー105の裏面の周縁に
はカバー側突壁107が形成されており、ヒンジ106
を中心に下向きに反転させることにより、カバー側突壁
107がハウジング側突壁102に突き当たった状態
で、ハウジング101の後端面を覆うことができるよう
になっている。カバー側突壁107における覆蓋時の下
壁(成形時には上方に位置する)には、カバー側孔縁部
108が対応して形成され、両孔縁部103,108に
より電線導出口110が形成されるようになっている。
【0041】また、カバー105の四つの角からは、そ
れぞれ係止溝112を設けた弾性係止片111がカバー
105の裏面側を向いて突出するように形成されている
とともに、ハウジング側突壁102の四つのC面には、
上記の係止溝112に嵌合可能なテーパ面114付きの
係止突部113が形成されている。したがってカバー1
05は、図32の成形位置からヒンジ106を中心とし
て下向きに180度回動されると、各弾性係止片111
の係止溝112内に対応する係止突部113が弾性的に
嵌合することで、覆蓋姿勢に保持されるようになってい
る。
【0042】ハウジング101の後面におけるハウジン
グ側突壁102の内側には、キャビティ13の端子挿入
口13Aの形成領域を囲むようにしてシール部材118
の装着凹部116が形成されている。この装着凹部11
6は、キャビティ13の端子挿入口13Aの形成領域の
上方では浅く、それ以外の部分では深く形成されてい
る。
【0043】シール部材118の形状は、図33ないし
図38に示すようである。シール部材118は全体とし
ては、図37に示すように、上記したハウジング101
の装着凹部116と整合した正面ほぼ環状をなす部材間
シール部120を備えている。この部材間シール部12
0の上辺側は、図38にも示すように薄肉に形成されて
いるとともに、左右の側辺では前方(図38の左側)に
出っ張った厚肉とされ、さらに、底辺部分では背が高く
された上に、前後両側に出っ張ったさらに厚肉とされて
おり、この部分が、電線45の周囲に密着して電線導出
口110の回りをシールする電線シール部121とされ
ている。
【0044】この電線シール部121には、電線45を
水密状に挿通可能な4本の縦向きの挿通孔122が、部
材間シール部120の後面と対応した位置に沿って形成
されている。そして、この電線シール部121は、上記
した各挿通孔122を横切る面に沿って、固定側電線シ
ール部121Aと可動側電線シール部121Bとに2分
割され、横幅方向の一端側においてヒンジ123を介し
て連結されている。成形時には、図33ないし図36に
示すように、両電線シール部121A,121Bが直角
をなして開いた状態となっている。
【0045】可動側電線シール部121Bには、その上
面の両端部に前方に向けて上り勾配となった傾斜壁12
5が突設され、可動側電線シール部121Bが閉じられ
たときには、図37に示すように、傾斜壁125が部材
間シール部120における左右の側辺の後面の下端側に
当たるようになっている。一方、カバー105の裏面に
は、覆蓋時における上端側に、図31に示すように正面
門形をなすリブ127が立てられている。このリブ12
7は、カバー105が覆蓋された場合に、シール部材1
18における部材間シール部120の上辺から左右の側
辺、さらには可動側電線シール部121Bの傾斜壁12
5にわたる部分を押圧可能となっている。
【0046】また、シール部材118の部材間シール部
120における左右の側辺の外面には、奥行き方向のほ
ぼ中央部において、縦向きの第1被係止部131と第2
被係止部132とがそれぞれ張り出し形成されている。
さらに、可動側電線シール部121Bにおける自由端側
の傾斜壁125の外面には、短寸の第3被係止部133
が形成されており、この第3被係止部133は、可動側
電線シール部121Bが閉じられた際には、上記した第
2被係止部132の後面の下端側に重なるようになって
いる。
【0047】一方、ハウジング側突壁102における図
31の左側の内壁からは、図43にも示すように、先端
縁から少し奥側に入った位置に、シール部材118の第
1被係止部131に係止可能な第1係止片135が突設
されている。また、ハウジング側突壁102における図
31の右側の内壁からは、先端縁の位置からシール部材
118の第3被係止部133に係止可能な第2係止片1
36が突設されている。
【0048】第3実施形態の組み付けは以下のようにし
て行われる。まず、ハウジング101の後面の装着凹部
116内に、図36に示すような可動側電線シール部1
21Bが開いた状態のシール部材118が嵌め込まれ
る。このとき、シール部材118の第1被係止部131
は、図43に示すように、第1係止片135を潜ってそ
の裏側に入ることで係止される。一方の第2被係止部1
32は、同様に第2係止片136の裏側に入り込むが、
第2係止片136との間にはなおクリアランスが残され
る。
【0049】続いて、電線45の端末に固着された雌側
端子金具40が対応するキャビティ13内に端子挿入口
13Aから挿入され、リテーナ67を本係止位置に押し
込むことで二重係止される。そののち、キャビティ13
から引き出された各電線45を下向きに屈曲させ、固定
側電線シール部121Aの半割状態の挿通孔122とハ
ウジング側孔縁部103にわたって嵌め込む。
【0050】次に、開いている可動側電線シール部12
1Bをヒンジ106を中心として固定側電線シール部1
21Aに合わせるように閉じる(図35の鎖線参照)。
このとき自由端側の第3被係止部133をハウジング1
01の第2係止片136の裏側に潜り込ませると、図4
3に示すように、重なり合った第2被係止部132と第
3被係止部133とが第2係止片136により係止され
る。これにより、シール部材118は両電線シール部1
21A,121Bが閉じた状態で装着凹部116内に仮
保持され、各電線45は両電線シール部121A,12
1Bの挿通孔122内に挿通された状態となる。
【0051】そうしたら、図40の鎖線に示すように、
ヒンジ106を中心としてカバー105を下向きに回動
させる。回動の途中では、弾性係止片111の先端がテ
ーパ面114から係止突部113に乗り上げて撓み変形
し、カバー側突壁107がハウジング側突壁102に突
き当たるまで回動されると、弾性係止片111が復元変
形しつつ係止溝112内に係止突部113が嵌まって、
カバー105がロックされる。両孔縁部103,108
により形成された電線導出口110から各電線45が引
き出される(図41)。
【0052】それに伴い、カバー105の裏面に形成さ
れたリブ127が、図42に示すように、シール部材1
18における部材間シール部120の上辺から左右の側
辺、さらには可動側電線シール部121Bの傾斜壁12
5にわたる部分を押圧するとともに、カバー105の裏
面自体が可動側電線シール部121Bの後面を押圧す
る。これにより、キャビティ13の端子挿入口13Aの
回りが部材間シール部120によりシールされるととも
に、両電線シール部121A,121Bの挿通孔122
の内周面が電線45の回りに全周にわたって密着され、
電線45回りも強固にシールされる。
【0053】以上のようにこの第3実施形態では、シー
ル部材118の電線シール部121が開閉可能に形成さ
れているから、装着に当たっては、開いた状態でシール
部材118を装着凹部116に装着しておき、雌側端子
金具40をキャビティ13に装着したあとから可動側電
線シール部121Bを閉じればよいから、作業性に優れ
る。また、両電線シール部121A,121Bはヒンジ
106を介して連結されていて、1個のシール部材11
8として扱えるから、取り扱いにも便利である。
【0054】また、カバー105の裏面に設けられたリ
ブ127により両電線シール部121A,121Bを強
固に閉じることができ、電線45の回りでより高いシー
ル性が得られる。シール部材118は、両電線シール部
121A,121Bが閉じた状態で装着凹部116内に
仮保持されるようになっているから、引き続くカバー1
05の覆蓋操作の際に、シール部材118側を気にする
ことなくカバー105の回動操作のみに専念でき、作業
性に優れたものとなる。
【0055】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)第3実施形態において、分割された電線シール部
は別体に形成されていてもよく、そのようなものも本発
明の技術的範囲に含まれる。 (2)また同第3実施形態において、カバーがハウジン
グとは別体に形成されていてもよい。 (3)上記各実施形態では雌側端子金具を収容する雌側
のコネクタに適用した例を示したが、雄側端子金具を収
容する雄側のコネクタにも本発明は同様に適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコネクタの分解斜
視図
【図2】ハウジングの平面図
【図3】ハウジングの側面図
【図4】ハウジングの背面図
【図5】ハウジングの正面図
【図6】ハウジングの底面図
【図7】ハウジングの底断面図
【図8】ハウジングの側断面図
【図9】カバーの正面図
【図10】カバーの背面図
【図11】カバーの側面図
【図12】カバーの底面図
【図13】ハウジングへの組付け過程を示す背面図
【図14】カバーにシール部材を組み付けた状態を示す
底面図
【図15】組付け後のコネクタの側断面図
【図16】組付け後のコネクタの背面図
【図17】組付け後のコネクタの底面図
【図18】本発明の第2実施形態に係るコネクタの分解
斜視図
【図19】シール部材の背面図
【図20】シール部材の底面図
【図21】シール部材の側断面図
【図22】ハウジングの背面図
【図23】ハウジングの側断面図
【図24】カバーの正面図
【図25】カバーの底面図
【図26】ハウジングへの組付け過程を示す斜視図
【図27】ハウジングへの組付け過程を示す背面図
【図28】組付け後のコネクタの底面図
【図29】電線導出口の拡大底面図
【図30】組付け後のコネクタの側断面図
【図31】本発明の第3実施形態に係るハウジングの背
面図
【図32】その側断面図
【図33】シール部材の成形状態の正面図
【図34】その側面図
【図35】その底面図
【図36】その斜視図
【図37】シール部材が組み付けられた状態の斜視図
【図38】その一部切欠側面図
【図39】シール部材が装着された状態のコネクタの背
面図
【図40】その側断面図
【図41】カバーが装着された状態の側断面図
【図42】リブによる押圧部分の構造を示す部分断面図
【図43】シール部材の仮保持構造を示す平断面図
【図44】従来のコネクタの斜視図
【図45】その平断面図
【符号の説明】
10,80…コネクタ 11,81…ハウジング 13…キャビティ 18,82…ハウジング側対向部 18A…後部開口(電線引き出し部分) 25,89…電線導出口 26…屈曲空間 30,85…カバー 31,86…カバー側対向部 40…雌側端子金具 45…電線 50…ハウジング側シール部材 51…カバー側シール部材 70…シール部材 71…部材間シール部 72…電線シール部 73…筒部 75…ガイド突部 76…切り込み 87…突入片 101…ハウジング 105…カバー 110…電線導出口 118…シール部材 120…部材間シール部 121…電線シール部 121A…固定側電線シール部 121B…可動側電線シール部 122…挿通孔 123…ヒンジ 127…リブ(押圧部) 131〜133…被係止部 135,136…係止片
フロントページの続き (72)発明者 西田 詩朗 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE02 EE12 FF08 FF13 GG15 GG24 GG31 GG32 HH02 HH04 LL03 LL04 LL12 LL14 LL17 RR04 RR12 RR25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側の端子金具に接続可能でかつ電線
    の一端部を接続する端子金具と、この端子金具を収容可
    能でかつ前後に開口したキャビティを備えたハウジング
    と、このハウジングにおける電線引き出し部分を覆うよ
    うにして組み付けられ、前記キャビティより引き出され
    た電線を側方へ屈曲させつつ電線導出口を通して外部へ
    導出させるカバーと、前記カバーと前記ハウジングとの
    対向部分における隙間および前記電線導出口における前
    記電線の周囲をそれぞれシールするシール部材とを備え
    てなることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線導出口は、前記ハウジングと前
    記カバーが組み付けられたときに、前記ハウジングに設
    けられたハウジング側孔縁部と前記カバーに設けられた
    カバー側孔縁部とによって形作られるとともに、前記電
    線は前記孔縁部の内側に径方向から進入可能とされてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記シール部材は、ジェル性材質から形
    成されるとともに、前記カバーの前記ハウジングへの組
    付け操作に伴って押圧変形されて、前記カバーと前記ハ
    ウジングとの対向部分における隙間および前記電線導出
    口における前記電線の周囲をシールすることを特徴とす
    る請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記シール部材は、前記ハウジング側に
    装着されるハウジング側シール部材と、前記カバー側に
    装着されるカバー側シール部材とを備えており、前記カ
    バーの組み付けに伴って前記両シール部材によって前記
    電線を挟みつけることで、前記電線導出口において前記
    電線の周囲をシールすることを特徴とする請求項3記載
    のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記シール部材がゴム材等の弾性材から
    形成され、前記電線の周囲に密着して前記電線導出口回
    りをシールする電線シール部と、前記ハウジングと前記
    カバーとの対向部分で全周にわたって挟持されることで
    両者間をシールする部材間シール部とが連設されている
    ことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記電線シール部は、径方向に切り込み
    が入れられてこの切り込みを通して電線の挿入を可能と
    する筒部が形成されるとともに、前記切り込みの両側縁
    部には自然状態において外側へ向けて互いに拡開するよ
    うに突出し、前記電線の前記筒部内への挿入を案内する
    一対のガイド突部が形成される一方、前記カバーにはこ
    のカバーが前記ハウジングに組み付けられるときに前記
    両ガイド突部のそれぞれの外側に進入してガイド突部同
    士を閉じ方向に変形させて前記電線の周囲を密閉させる
    突入片が形成されていることを特徴とする請求項5記載
    のコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記電線シール部には前記電線を水密状
    に貫通可能な挿通孔が複数並んで形成され、この電線シ
    ール部が前記各挿通孔を横切る面で分割されており、前
    記カバーを前記ハウジングに組み付けることに伴い分割
    された両電線シール部が結合状態に保持されるようにな
    っていることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  8. 【請求項8】 前記カバーには、前記分割された両電線
    シール部を閉じる方向に押圧可能な押圧部が設けられて
    いることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記分割された両電線シール部がヒンジ
    を介して開閉可能に連結されていることを特徴とする請
    求項7または請求項8記載のコネクタ。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングには、前記分割された
    両電線シール部が結合された状態で前記シール部材を仮
    保持する仮保持手段が設けられていることを特徴とする
    請求項7ないし請求項9のいずれかに記載のコネクタ。
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