JP2004347878A - 研磨剤、清掃部材、放電装置及び画像形成装置 - Google Patents

研磨剤、清掃部材、放電装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放電ワイヤの劣化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行う研磨剤、これを備えた清掃部材、これを備えた放電装置及びこれらを備えたかかる画像形成装置等の提供。
【解決手段】放電ワイヤ2に沿って移動する清掃部材12に備えられ、放電ワイヤ2に付着した異物を除去するための研磨剤として、平均粒径が放電ワイヤ2の径の1/60以上で1/6以下の範囲内の研磨剤を用いる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置等に備えられ、放電を行う放電ワイヤの清掃を行うための研磨剤、これを備えた清掃部材、これを備えた放電装置及びこれらを備えたかかる画像形成装置等に関し、特に、放電ワイヤの劣化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、帯電チャージャとして、感光体等の像担持体を帯電させるための帯電装置、像担持体を除電するための除電装置、像担持体上のトナー像を記録媒体に転写するための転写装置、像担持体から記録媒体を分離するための分離装置など、種々の放電装置が備えられており、また放電装置は画像形成装置に限らず種々の機器に用いられている。
【0003】
かかる放電装置に、放電ワイヤを用いてコロナワイヤ放電を行う帯電機構を備えたタイプがある。このタイプの放電装置は、タングステンを主な材質とした放電ワイヤに数kVの高電圧をかけて放電させ、空気中の元素を絶縁破壊によりイオン化させて像担持体等の対象物の表面に付着させることにより、像担持体を帯電等させるものである。
【0004】
このタイプの放電装置はこのように空気中の元素を絶縁破壊させて帯電を行うため、空気中のさまざまな物質がイオン化し、イオン化した物質が電気的に放電ワイヤに付着する。また、たとえば、かかる画像形成装置においては、機内にトナーや紙粉が飛散するため、トナーや紙粉等を含む異物が付着することにより放電ワイヤが汚れやすい。放電時に発生するオゾン等が高濃度で機内に存在すると、放電ワイヤへの汚れの付着は強固になる。
【0005】
イオン化して放電ワイヤに付着するものの中には、帯電を阻害する物質も存在する。たとえば、放電装置がかかる画像形成装置に用いられる場合にあっては、トナーの添加物であるシリカ(SiO)も、イオン化して放電ワイヤに付着すると帯電を阻害する物質のひとつであって、付着量が増加すると、付着した部分が放電しなくなり、画像面積全域で均一な帯電が行われなくなるため、濃度にムラの生じた、雨だれ画像などといわれるような不良画像が生じてしまう。
【0006】
このように、放電ワイヤを用いるタイプの放電装置にあっては、放電ワイヤが汚れると放電性能が低下し所期の機能を果たすことができなくなる。また放電装置がかかる画像形成装置に備えられる場合には、放電ワイヤが汚れると放電性能が低下することで画像形成に支障をきたすこととなる。
【0007】
このため、放電ワイヤの清掃を行う必要があるが、これをユーザー等が行うには、放電ワイヤを露出させる作業、露出した放電ワイヤに大きな応力を加えることなく清掃を行う作業等、非常に煩雑な作業を要するため、従来より、「特許文献1」等において開示されているように、作像数が所定数に達すると、ゴムやスポンジ等のパッドを備えた清掃部材を放電ワイヤに沿って自動的に移動させ、放電ワイヤを摺擦して異物を除去し清掃を行う清掃機構が提案されている。かかる清掃機構は、放電ワイヤを用いたタイプの放電装置において放電ワイヤを清掃する手段として一般的に用いられているものである。
【0008】
かかる清掃機構において、清掃能力を向上させるため、パッド等の表面など、放電ワイヤに摺擦する部分に、セラミックなどの硬い粒子を研磨剤として備えたものが知られている。研磨剤を用いた構成では、単にゴムやスポンジ等で放電ワイヤを摺擦するよりも、放電ワイヤにこびりついた汚れを書き落とす作用が大きいため、より高い清掃能力を期待することができるからである。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−343813号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、研磨剤を用いる場合には、研磨剤が、放電ワイヤにこびりついた異物等の汚れを掻き落とすのみならず、放電ワイヤそのものを傷つけてしまうという問題がある。放電ワイヤの傷は、放電ワイヤの表面に凹凸を形成するものであるから、傷の程度が大きくなると、放電の均一性が悪くなり、放電ムラによって画像に濃淡が生じる異常画像が発生する原因となる。
【0011】
また、放電ワイヤには、汚れ付着防止の観点から、表面に金や白金等をコーティングしたタイプのものがあるが、このタイプの放電ワイヤにおいては、コーティングを行う材質に、放電ワイヤ本体の材質よりもやわらかいものを用いることが一般的であるため、研磨剤で摺擦するとコーティング部分が削り取られ、放電ワイヤ単体の構成に比べ、表面に著しく凹凸が生じ、放電ムラに起因する異常画像が現れることがある。
【0012】
さらに、放電ワイヤが傷ついてその表面に凹凸が生じ、傷によって形成された凹部に汚れが付着すると、この汚れを掻き落とすことは困難であり、結果として、放電ワイヤの清掃能力を向上させるために用いた研磨剤が、放電ワイヤの寿命を短くしてしまうこととなるという問題がある。このため、研磨剤を用いた構成の採用を断念しなければならない場合があった。
【0013】
一方、掻き取った汚れを放電ワイヤから拭い取ることが不十分な場合には、掻き取った汚れが依然として放電ワイヤに付着しているため、この汚れの付着によって放電ワイヤの表面に凹凸が生じ、放電ムラに起因する異常画像が生じるという問題がある。かかる汚れは、一旦は放電ワイヤから掻き取ったものであるから、付着力は小さく、放電動作をしばらく行っているうちに、放電時に生じる放電ワイヤの高周波の振動によって飛散し、放電ワイヤから除去されるため、放電性能は経時的に復帰する。しかしながら、かかる汚れの付着力にはばらつきがあるため、放電性能の復帰までの時間には、かかる付着力に相関したばらつきがあり、数分間放電動作を行っても汚れが残って放電ムラが生じ、帯画像のような異常画像が発生することがある。
【0014】
かかる問題は、コーティングした研磨剤を用いて汚れを掻き落とす場合に顕著に現れる。これは、研磨剤を有する構成にあっては、汚れを掻き落とす点においては優れているが、研磨剤によって形成される放電ワイヤへの摺擦面には凹凸があり放電ワイヤに密着しない部分が多くなるため、掻き取った汚れを放電ワイヤから拭い取る性能が低下するためである。
【0015】
本発明は、放電ワイヤの劣化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行う研磨剤、これを備えた清掃部材、これを備えた放電装置及びこれらを備えたかかる画像形成装置等を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、放電ワイヤに沿って移動する清掃部材に備えられ、放電ワイヤに付着した異物を除去するための研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの径の1/60以上で1/6以下の範囲内にあることを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの表層の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内にあることを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明は、放電ワイヤに沿って移動する清掃部材に備えられ、放電ワイヤに付着した異物を除去するための研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの表層の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内にあることを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の研磨剤を備え、放電ワイヤに沿って移動し、放電ワイヤを清掃するための清掃部材にある。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の清掃部材と、この清掃部材によって清掃される放電ワイヤとを有する放電装置にある。
【0021】
請求項6記載の発明は、請求項4記載の清掃部材または請求項5記載の放電装置を有する画像形成装置にある。
【0022】
【実施例】
図1に本発明を適用した画像形成装置の概略を示す。画像形成装置は複写機、ファクシミリ、プリンタ等周知のものであれば何れでもよい。本実施例の画像形成装置はフルカラー画像を形成可能のものであるが、単色画像のみを形成するものであっても良い。本発明を適用した放電装置は画像形成装置への適用に限られるものではなく、他の機器への適用も可能である。
【0023】
画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙と、フィルム、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m相当以上の厚紙や、封筒等の、普通紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シートとの何れをもシート状の記録媒体である記録紙としての転写紙Pとして用いることが可能である。転写紙Pの大きさは、A4サイズやA3サイズ等の一般的な規格をなす大きさが一般的であるが、規格外の大きさであっても良い。
【0024】
画像形成装置100は、矢印A方向に回転駆動されるベルト状に形成された像担持体としての感光体101と、感光体101を一様に帯電するための帯電手段としての放電装置である帯電装置1と、帯電後の感光体101に画像情報に応じた潜像を形成するレーザー光103aを発して光走査を行う露光手段としての光書き込み装置である露光装置103とを有している。
【0025】
画像形成装置100はまた、露光後の感光体101上の潜像を現像し可視像化する現像手段としての現像装置104K、104C、104M、104Yと、感光体101と対向する位置において感光体101の移動方向Aと同一の方向Bに回転し、現像装置104K、104C、104M、104Yによる現像によって得られた感光体101上のトナー像を転写される中間転写体としての中間転写ベルト108と、中間転写ベルト108に転写されたトナー像を、ガイド部材109によって案内され中間転写ベルト108に密着させられる転写紙Pに静電転写する転写手段としての転写ローラである転写装置112とを有している。
【0026】
画像形成装置100はまた、転写後の感光体101上に残った転写残トナーを感光体101から掻き落とすことによって感光体101をクリーニングする像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置106と、転写後の中間転写ベルト108上に残った転写残トナーを中間転写ベルト108から掻き落とすことによって感光体101をクリーニングする中間転写体クリーニング手段としての転写ベルトクリーニング装置111とを有している。
【0027】
画像形成装置100はまた、転写紙Pを積載している給紙トレイ110と、給紙トレイ110に積載した転写紙Pを中間転写ベルト108と転写装置112との対向部である転写領域107に向けて送り出す給紙手段としての給紙ローラ113と、給紙ローラ113によって給紙トレイ110から送られてきた転写紙Pを所定のタイミングでガイド部材108を通過させ転写領域107に搬送するレジストローラ105と、転写装置112により中間転写ベルト108上のトナー像を転写された転写紙Pに、かかるトナー像の定着を行う定着手段としての定着装置102とを有している。定着後の転写紙Pは画像形成装置100外部に排出される。
【0028】
現像装置104K、104C、104M、104Yはそれぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナーを用い、キャリアと当該色のトナーとを有する2成分現像剤により現像を行うものであり、それぞれ、感光体101はかかる現像剤で現像されることで当該色のトナー像を担持するようになっている。感光体クリーニング装置106は、クリーニングブレード106aにより感光体101の表面に残留し付着しているトナーや、微細な紙粉などの不要物を除去するものである。転写ベルトクリーニング装置111は、クリーニングブラシ111aにより中間転写ベルト108の表面に残留し付着しているトナーや、微細な紙粉などの不要物を除去するものである。
【0029】
感光体101は、駆動ローラ101aを含む複数のローラに巻き掛けられており、駆動ローラ101aの駆動力によりA方向に回転駆動される。帯電装置1と感光体クリーニング装置106とは、感光体101を挟んで駆動ローラ101aに対向する位置に配設されている。中間転写ベルト108は、駆動ローラ108aを含む複数のローラに巻き掛けられており、駆動ローラ108aの駆動力によりB方向に回転駆動される。転写ベルトクリーニング装置111は、中間転写ベルト108を挟んで駆動ローラ108aに対向する位置に配設されている。
【0030】
図2に示すように、帯電装置1は、放電対象物たる感光体101に放電するための放電ワイヤたるワイヤ2と、ワイヤ2のケーシング3とを有している。ワイヤ2には、図示しない電源が電気的に接続されており、電源によって数kVの高電圧がかけられる。この電圧印加により、図示のようにワイヤ2による放電が行われ、空気中の元素がイオン化される。このイオン化により生じたイオン4が感光体101の表面に付着することで、感光体101の帯電が行われる。
【0031】
図3又は図4に示すように、ワイヤ2を清掃するための放電ワイヤ清掃機構としての放電ワイヤ清掃装置11を有している。放電ワイヤ清掃装置11は、ワイヤ2の張設方向XYに沿って往復動する清掃部材12と、清掃部材12を支持し清掃部材12とともに放電ワイヤ2に沿って往復動する往復動部材13と、往復動部材13をその正逆回転により往復動させる回転軸としての図示しないねじ棒と、ねじ棒を回転駆動する図示しない駆動源としてのモータとを有している。図4において矢印X、Yは、ワイヤ2の張設方向XYとともに、これと平行な、往復動部材13の往動方向X、復動方向Yを示している。
【0032】
往復動部材13は、清掃部材12を支持した支持部13aと、支持部13aをその一方の面に突設された平板状の基部13bと、ねじ棒にねじ結合した図示しない螺合部と、基部13bの他方の面側に位置し基部13bを螺合部に対して回転自在に支持し連結した図示しない連結部と有している。螺合部と連結部とにより往復動部材13をワイヤ2に沿って往復動させるためのスライダが構成されている。スライダは、ねじ棒の正転時には、X方向に移動し、ねじ棒の逆転時には、Y方向に移動するようになっている。
【0033】
支持部13aは、ワイヤ2を挟んで互いに対向する第1の支持部13a1と第2の支持部13a2とを有している。基部13bは、連結部により、感光体101に対向する平面内すなわち図4の紙面と平行な平面内で回転自在に支持されている。感光体101は、図3における上方、図4の紙面手前側に位置する。これにより、往復動部材13は、感光体101に対向する平面内で回転自在とされている。
【0034】
清掃部材12は、ワイヤ2の一方側かつX方向下流側に位置する部材である清掃材としてのワイヤクリーナパッド12aと、ワイヤ2の他方側かつX方向上流側に位置する部材である清掃材としてのワイヤクリーナパッド12bとを有している。ワイヤクリーナパッド12aは、第1の支持部13a1によって支持されており、ワイヤクリーナパッド12bは、第2の支持部13a2によって支持されている。このように、清掃部材12は、ワイヤ2に対して互いに反対側から係合する2つの部材を有している。
【0035】
往復動部材13は、図4に示すように、清掃部材12をワイヤ2に係合させる第1の態位と、清掃部材12をワイヤ2から離間させる図示しない第2の態位とを占めることが可能となっており、清掃部材12は、往動時にワイヤ2に係合し摺接するようになっている。往復動部材13は、その往動の始端部で第1の態位を占める状態となり、その復動の始端部で第2の態位を占める状態となるようになっている。
【0036】
往復動部材13のこのような動作は、放電ワイヤ清掃装置11に備えられた図示しない搖動手段によって行われる。搖動手段は、ケーシング3と、基部13bとが係合することにより、往復動部材13が、往動時に第1の態位を占め、復動時に第2の態位を占めるよう構成されたものである。
【0037】
ワイヤクリーナパッド12a、12bは何れも、少なくともワイヤ2に当接する部分に、ワイヤ2の形状に沿って変形する弾性部材としての多孔性発泡部材を有している。本実施例においては、ワイヤクリーナパッド12a、12bの全体が多孔性発泡部材となっている。多孔性発泡部材には、セラミック製の研磨剤が全体に含浸してあり、ワイヤ2を研磨する機能を有している。
【0038】
弾性部材にワイヤ2を研磨する機能を持たせる場合には、弾性部材自身に研磨剤を練り込んだ構成とすることができる。多孔性発泡部材には、スポンジ等が含まれる。ワイヤクリーナパッド12a、12bにワイヤ2を研磨する機能を持たせる場合、ワイヤクリーナパッド12a、12bの、ワイヤ2に係合する部分に、研磨剤を付着させた紙やすり等の研磨部材を設けてもよいし、研磨剤をコーティングしても良い。研磨剤としてはセラミック以外の材料を用いることができる。弾性部材としてはゴムを用いても良い。
【0039】
研磨剤は、ワイヤ2に付着した異物をワイヤ2から除去するためのものである。異物とは、ワイヤ2の放電によって空気中のさまざまな物質がイオン化し、イオン化した物質が電気的にワイヤ2に付着したもの、画像形成装置の機内に飛散したトナーや紙粉がワイヤ2に付着したもの、研磨剤の研磨機能によりワイヤ2から一旦は剥離されたがワイヤ2に再付着した研磨粉、研磨によりワイヤクリーナパッド12a、12bから剥離された研磨剤自身等、ワイヤ2を汚しワイヤ2の放電に影響を及ぼすものをいう。
【0040】
ここで、図5に、汚れが著しく、雨だれ画像、トナースミアなどと呼ばれる、放電ムラに起因する異常画像が生じているワイヤ2を、それぞれ種々の平均粒径の研磨剤を備えた清掃部材12を用いて清掃した場合の、汚れに起因する異常画像が生じなくなるまでの清掃回数を示す。同図の縦軸において、清掃回数とは、清掃部材12の往動回数である。同図の横軸には、研磨剤の平均粒径をワイヤ2の径で除したものをとっている。ワイヤ2は、タングステン製であって、めっきやコーティングを施していないものである。
【0041】
図5から、粒径が粗くなればなるほど、異常画像が生じなくなり画像が完全に復帰するまでの清掃回数が少なくなるという結果が得られた。これは、図6に示すように、粒径が粗い研磨剤15のほうが、図7に示すように、粒径が細かい研磨剤16よりも、成長し大きくこびりついている異物17に対して大きなせん断力をあたえることができ、掻き取り能力が高いためであると考えられる。なお、図6、図7においては、説明の都合上、研磨剤15、16がワイヤクリーナパッド12a、12bの表面上に整然と並んでいる状態を示しているが、実際の研磨剤は必ずしも、ワイヤクリーナパッド12a、12b本体に対してこのような状態をとるものではない。
【0042】
図8に、ワイヤ2の清掃直後の放電ムラの発生状況を示す。同図の縦軸には、清掃を行った直後20回の画像形成時中、放電ムラ画像が発生した回数をとっている。同図の横軸には、研磨剤の平均粒径をワイヤ2の径で除したものをとっている。ワイヤ2は、タングステン製であって、めっきやコーティングを施していないものである。ワイヤ2として、新しいワイヤを使用している。
【0043】
図8から、粒径が粗くなればなるほど、放電ムラの発生頻度が高くなるという結果が得られた。これは、図9に示すように、粒径が粗い研磨剤15は、ワイヤ2の表面に接触する際にワイヤ2への当たりムラが生じ、局所的にワイヤ2の表面を摺擦する摺擦力が高くなり、符号18で示すようにワイヤ2の表面を傷つけてしまう可能性が大きくなってしまうためである。なお、図9においては、説明の都合上、研磨剤15、16がワイヤクリーナパッド12a、12bの表面上に並んでいる状態を示しているが、実際の研磨剤は必ずしも、ワイヤクリーナパッド12a、12b本体に対してこのような状態をとるものではない。
【0044】
図10に、ワイヤ2を、それぞれ種々の平均粒径の研磨剤を備えた清掃部材12を用いて清掃した場合の、汚れに起因する異常画像発生によるワイヤ2の寿命時期までの通紙枚数を示す。同図の縦軸において、通紙枚数とは、画像形成を行った転写紙Pの枚数である。同図の横軸には、研磨剤の平均粒径をワイヤ2の径で除したものをとっている。ワイヤ2は、タングステン製であって、めっきやコーティングを施していないものである。
【0045】
図10から、粒径が比較的小さな領域では、粒径が大きくなるにつれて、ワイヤ2の交換までの寿命が延びるという結果が得られた。これは、図6に沿ってすでに述べたように、研磨剤の粒径が大きいほうが、清掃部材12の往動1回あたりの清掃能力が高いためであると考えられる。また図10から、粒径が比較的小さな領域では、粒径が小さくなるにつれて、ワイヤ2の交換までの寿命が短くなるという結果も得られるが、これは、図7を参照して、粒径の小さい研磨剤16では、清掃部材12の往動1回あたりの清掃能力が低いため、汚れが経時的に蓄積されてしまい、寿命が早く来てしまうためと考えられる。
【0046】
さらに図10から、粒径が比較的大きな領域では、粒径が大きくなるに従って寿命の上昇率が鈍り、横軸の値が10/6の付近を超えると、寿命が帰って短くなるという結果が得られた。これは、図9に沿ってすでに述べたように、研磨剤の粒径が大きいと、ワイヤ2の表面を傷つけて凹凸ができ、傷によって形成された凹部に汚れが付着すると、この汚れを除去することが困難であり、これによりワイヤ2の寿命を短くしてしまうこととなるためと考えられる。そして、ワイヤ2表面の傷の度合いも、粒径が大きいほど大きくなるため、粒径が大きいほどワイヤ2の劣化を早め、寿命が短くなってしまう。
【0047】
図5、図8、図10から得られた結果をまとめると、次のとおりである。図8から得られた結果からは、研磨剤の粒径が小さくなると放電ムラの発生頻度が低くなり、横軸の値すなわち研磨剤の平均粒径をワイヤ2の径で除した値が1/6以下の範囲にあれば、放電ムラが発生しないことがわかる。したがって、放電ムラの面で画像品質を安定させるには、かかる値を1/6以下の範囲にすることを要する。
【0048】
図10から得られた結果からは、研磨剤の粒径が比較的小さな領域では、ワイヤ2の寿命の面から、かかる値を1/60以上の範囲にすることを要する。また、放電ムラの面から得られた値である1/6以下の範囲では、ワイヤ2の寿命は低下しない。したがって、放電ムラとワイヤ寿命の両面を良好にする条件として、かかる値は、1/60以上で1/6以下の範囲内にあることを要する。さらに、この値は、図5から得られた結果である、粒径と清掃回数との関係においても、清掃回数が比較的少ない値として、適切な範囲にある。
【0049】
よって、研磨剤の平均粒径がワイヤ2の径の1/60以上で1/6以下の範囲内にあれば、清掃回数、放電ムラ、ワイヤ寿命のすべての面において良好な結果を得られる。そこで、画像形成装置100においては、ワイヤ2がめっきやコーティングを施していないものである場合には、かかる値をかかる範囲内にする。具体的には、径が60μmのワイヤ2を用い、研磨剤の平均粒径を5μmとした。なお径が60μmのワイヤ2を用いる場合は、研磨剤の平均粒径は1〜10μmの範囲内にあればよい。ワイヤ2としては、径が6〜60μmのものを用いることが一般的であり、この場合、研磨剤の平均粒径は適宜0.1〜10μmの範囲内で選択される。
【0050】
一方、ワイヤ2として、その表面に汚れが付着する観点から、めっきを施したり、他の物質との反応が起こりにくい金、白金等のコーティングを施したりして、表層を形成したものを用いる場合がある。このようなワイヤ2は、タングステン等のみによる単層に比べて高価ではあるが、汚れがつきにくいため長寿命なので、ランニングコストを低減でき得る。また、寿命が非常に長ければ、帯電装置1をメンテナンスフリー化することが可能となる。
【0051】
しかし、かかる表層を有するワイヤ2であっても、汚れの付着を完全に防止することはできず、清掃をまったく行わなければワイヤ2の汚れが早期に悪化し、ワイヤ2の寿命は短い。スポンジ、ゴム等の、研磨剤を備えていないパッドを用いて定期的に清掃を行う場合であっても、放電時に発生するオゾン等が高濃度で機内に存在すると、汚れの付着は強固であり、またトナーの添加物であるシリカ(SiO)も、イオン化して強固に付着する物質であるため、かかる表層を形成したワイヤ2であっても、異物の除去が不十分となり、研磨剤を備えたワイヤクリーナパッド12a、12bを用いて単層のワイヤ2を清掃する場合に比べて寿命が劣る場合がある。
【0052】
そこで、かかる表層を形成したワイヤ2を、研磨剤を備えたワイヤクリーナパッド12a、12bを用いて清掃することも考えられる。しかし、表層を有するワイヤ2を、研磨剤を備えたワイヤクリーナパッド12a、12bを用いて清掃すると、同じワイヤクリーナパッド12a、12bを用いて単層のワイヤ2を清掃した場合に比べて、ワイヤ2の表面の傷つきに起因する放電ムラによる異常画像の発生頻度が、非常に高くなってしまう。これは、表層を形成する、めっきや、コーティングを行う金、白金等の材質は、ワイヤ2本体の材質よりもやわらかいものを用いることが一般的であるため、図11に示すように、研磨剤19によって、表層20がえぐられて大きな傷21が生じてしまうためである。図11において符号22はワイヤ2の本体を示している。
【0053】
図12に、ワイヤ2の清掃直後の放電ムラの発生状況を示す。同図の縦軸には、清掃を行った直後20回の画像形成時中、放電ムラ画像が発生した回数をとっている。同図の横軸には、研磨剤の平均粒径をワイヤ2の表層の厚さで除したものをとっている。ワイヤ2は、タングステン製であって、コーティングを施している。ワイヤ2として、新しいワイヤを使用している。
【0054】
図12から、粒径が粗くなればなるほど、放電ムラの発生頻度が高くなるという結果が得られた。特に、研磨剤の平均粒径が表層厚の10倍より大きくなると放電ムラの発生頻度が極端に上昇する。これは、粒径が大きくなると、図11に示したように表層20がえぐられ、この程度がひどくなると本体22が露出するという重大な欠陥が生じ、この露出により著しい放電ムラが生じてしまうためと考えられる。
【0055】
したがって、表層20を有するワイヤ2においては、研磨剤の平均粒径が表層厚の10倍以下であれば、表層20の劣化を防止して放電ムラの発生を防止することができる。一方、研磨剤の粒径が小さすぎると、図5、図7、図10に沿って述べたように、清掃能力が低く、清掃回数、放電ムラの発生頻度において問題となるため、清掃回数、放電ムラの発生頻度の観点から、研磨剤の平均粒径は表層厚の1倍以上であることを要する。
【0056】
そこで、画像形成装置100においては、ワイヤ2がめっきやコーティングを施しているものである場合には、研磨剤の平均粒径を表層厚で除した値を1倍以上10倍以下の範囲内にする。具体的には、厚さが3μmのコーティング層よりなる表層20を有するワイヤ2を用い、研磨剤の平均粒径を5μmとした。なお厚さが3μmのワイヤ2を用いる場合は、研磨剤の平均粒径は3〜30μmの範囲内にあればよい。コーティング層は厚さが3μm程度であるものが一般的であるが、これと異なる厚さの場合には、上記の範囲内において研磨剤の平均粒径を適宜選択できる。表層20としては、コーティング層のほかにめっきを用いることができ、めっきとしては、厚さが0.6〜1.5μmのものを用いることが一般的であり、この場合、研磨剤の平均粒径は適宜0.6〜15μmの範囲内で選択されることとなる。
【0057】
また、表層20を有するワイヤ2であっても、万全を期する観点から、研磨剤の平均粒径を表層20の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内とすることに加えて、研磨剤の平均粒径をワイヤ2の径の1/60以上で1/6以下の範囲内とすることができる。この場合、画像形成装置100においては、ワイヤ2がめっきやコーティングを施しているときには、かかる2つの条件を同時に満たす平均粒径の研磨剤を用いる。具体的には、本体22の径が60μmであり、コーティング層よりなる厚さ3μmの表層20を有するワイヤ2を用いる構成において、研磨剤の平均粒径を5μmとした。研磨剤の平均粒径は、5μmに限らず、かかる2つの条件を同時に満たす範囲内で適宜選択できる。
【0058】
画像形成装置100は以上のような構成であるので、操作者による所定の操作により、画像形成装置100の電源が投入され、又は待機状態から動作状態に移行した後、操作者が画像形成を開始する周知の操作を行うと、帯電装置1による帯電工程によって均一に帯電された感光体101は、矢印A方向の回転により、外部から入力されるデータ等に応じて照射されるレーザ光103aによる露光工程における潜像形成、現像装置104Y、104M、104C、104Kによる現像によって行われる現像工程、中間転写ベルト108への1次転写工程、クリーニング装置106によるクリーニング工程を経て再び帯電工程に移る。
【0059】
1次転写工程は、現像装置104Y、104M、104C、104Kの順による現像ごとに行われ、中間転写ベルト108上にはそれぞれの現像により得られた各色のトナー像が重ね合わせ転写される。すべての色のトナー像が中間転写ベルト108上で重ね合わされると、中間転写ベルト108上のトナー像は、転写装置112による2次転写工程により、レジストローラ105により所定のタイミングで送られてきた転写紙Pに、転写領域107において転写される。
【0060】
2次転写工程によってトナー像を転写された転写紙Pは、定着装置102に進入し、定着装置102における定着工程によってトナー像を定着される。トナー像を定着された転写紙Pは、画像形成装置100の外に排出される。このような画像形成工程において、かかる帯電工程は上述した平均粒径の研磨剤、この研磨剤を備えたワイヤクリーナパッド12a、12b、これらを備えた清掃部材12、これらを備えた放電ワイヤ清掃装置11、これらを備えた帯電装置1により、良好に清掃されたワイヤ2を用いて、良好に行われ、画像形成が良好に行われる。ワイヤ2の良好な清掃状態は、経時的にも維持され、画像形成は経時的にも良好に行われる。
【0061】
以上、本発明を適用した研磨剤、清掃部材、放電装置としての帯電装置、画像形成装置を説明したが、本発明を適用した放電装置は、放電ワイヤを用いて放電を行うタイプの放電装置であれば、どのようなものにも適用可能である。かかる放電装置としてはたとえば、画像形成装置においては、1次転写工程に用いられる放電装置としての転写装置、2次転写工程に用いられる放電装置としての転写装置、2次転写後に転写紙Pを中間転写体から分離する放電装置としての分離帯電装置、帯電装置による帯電を行う前に像担持体を除電する放電装置としての除電装置等が挙げられる。また、かかる放電装置は画像形成装置への適用に限られるものではない。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、放電ワイヤに沿って移動する清掃部材に備えられ、放電ワイヤに付着した異物を除去するための研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの径の1/60以上で1/6以下の範囲内にあるので、放電ワイヤの表面の傷の発生による劣化を防止し、放電ムラの発生及び放電ワイヤの寿命の短縮化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行うことができ、放電ワイヤの経時的に良好な放電に寄与する研磨剤を提供することができる。
【0063】
平均粒径が放電ワイヤの表層の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内にあることとすれば、放電ワイヤの表面が表層によって形成される場合においても、放電ワイヤの表層の傷の発生による劣化を防止し、放電ムラの発生及び放電ワイヤの寿命の短縮化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行うことができ、放電ワイヤの経時的に良好な放電に寄与する研磨剤を提供することができる。
【0064】
本発明は、放電ワイヤに沿って移動する清掃部材に備えられ、放電ワイヤに付着した異物を除去するための研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの表層の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内にあるので、表層を有する放電ワイヤの表層の傷の発生による劣化を防止し、放電ムラの発生及び放電ワイヤの寿命の短縮化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行うことができ、放電ワイヤの経時的に良好な放電に寄与する研磨剤を提供することができる。
【0065】
本発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の研磨剤を備え、放電ワイヤに沿って移動し、放電ワイヤを清掃するための清掃部材にあるので、放電ワイヤの表面の傷の発生による劣化を防止し、放電ムラの発生及び放電ワイヤの寿命の短縮化を防止しつつ、放電ワイヤの清掃を良好に行うことができ、経時的に放電ワイヤの良好な放電に寄与する清掃部材を提供することができる。
【0066】
本発明は、請求項4記載の清掃部材と、この清掃部材によって清掃される放電ワイヤとを有する放電装置にあるので、表面の傷の発生による劣化が防止され、放電ムラの発生及び寿命の短縮化が防止されつつ良好に清掃が行われた放電ワイヤにより経時的に良好な放電を行うことができる放電装置を提供することができる。
【0067】
本発明は、請求項4記載の清掃部材または請求項5記載の放電装置を有する画像形成装置にあるので、表面の傷の発生による劣化が防止され、放電ムラの発生及び寿命の短縮化が防止されつつ良好に清掃が行われた放電ワイヤにより経時的に良好な放電が行われることで、経時的に良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した研磨剤、清掃部材を有する放電装置としての帯電装置と、この帯電装置を有する画像形成装置との概略図である。
【図2】図1に示した帯電装置による放電の様子を示す拡大正面図である。
【図3】図1、図2に示した帯電装置に備えられた清掃部材と、この清掃部材を備えた放電ワイヤ清掃装置の正面図である。
【図4】図3に示した清掃部材と、放電ワイヤ清掃装置との平面図である。
【図5】清掃に用いる研磨剤の平均粒径を放電ワイヤ径で除した値と、異物の付着による放電異常が生じなくなるまでの放電ワイヤの清掃回数との関係を示す相関図である。
【図6】平均粒径が比較的大きな研磨剤を用いて放電ワイヤの清掃を行った場合の清掃の様子を示す概念図である。
【図7】平均粒径が比較的小さな研磨剤を用いて放電ワイヤの清掃を行った場合の清掃の様子を示す概念図である。
【図8】清掃に用いる研磨剤の平均粒径を放電ワイヤ径で除した値と、清掃直後の放電ムラ画像の発生頻度との関係を示す相関図である。
【図9】平均粒径が比較的大きな研磨剤を用いて放電ワイヤの清掃を行った場合に研磨剤が放電ワイヤの表面を傷つける様子を示す概念図である。
【図10】清掃に用いる研磨剤の平均粒径を放電ワイヤ径で除した値と、汚れに起因する異常画像発生による放電ワイヤの寿命時期までの通紙枚数との関係を示す相関図である。
【図11】放電ワイヤが表層を有する場合の、研磨剤が放電ワイヤの表面を傷つける様子を示す概念図である。
【図12】清掃に用いる研磨剤の平均粒径を放電ワイヤの表層の厚さで除した値と、清掃直後の放電ムラ画像の発生頻度との関係を示す相関図である。
【符号の説明】
1 放電装置としての帯電装置
2 放電ワイヤ
12 清掃部材
15、16、19 研磨剤
17 異物
20 放電ワイヤの表層
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 放電ワイヤに沿って移動する清掃部材に備えられ、放電ワイヤに付着した異物を除去するための研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの径の1/60以上で1/6以下の範囲内にあることを特徴とする研磨剤。
  2. 請求項1記載の研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの表層の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内にあることを特徴とする研磨剤。
  3. 放電ワイヤに沿って移動する清掃部材に備えられ、放電ワイヤに付着した異物を除去するための研磨剤において、平均粒径が放電ワイヤの表層の厚さの1倍以上で10倍以下の範囲内にあることを特徴とする研磨剤。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の研磨剤を備え、放電ワイヤに沿って移動し、放電ワイヤを清掃するための清掃部材。
  5. 請求項4記載の清掃部材と、この清掃部材によって清掃される放電ワイヤとを有する放電装置。
  6. 請求項4記載の清掃部材または請求項5記載の放電装置を有する画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233895A (ja) * 2007-02-20 2008-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 清掃装置及びこれを用いた帯電装置、像保持体ユニット並びに画像形成装置
JP2009116100A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 帯電装置
JP2011013424A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 帯電装置及びこれを備えた画像形成装置

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