JP2011013424A - 帯電装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状電極に設けられている三角形状の突起が破損することを抑制できる帯電装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】板状電極13は、感光体ドラムを帯電させるステンレス鋼からなる電極であって、10度以上30度以下の頂角を有する三角形状の複数の突起13aが並んで構成されていると共に、50μm以上60μm以下の厚みを有する電極である。清掃ユニット20は、2μm以上9μm以下の平均粒径を有する砥粒が分散されてなる研磨シート26a,26bであって、板状電極13の両主面に圧接している2枚の研磨シート26a,26b部材からなる。清掃ユニット20と板状電極13とは、2N以下の大きさの力が加えられることにより、相対的に等速移動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、帯電装置及びこれを備えた画像形成装置、特に、像担持体を帯電させる帯電装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来の帯電装置としては、例えば、特許文献1に記載のコロナ帯電器が知られている。該コロナ帯電器では、コロナワイヤが用いられている。コロナワイヤには、高電圧源が接続されている。これにより、コロナワイヤより放電が発生する。
前記コロナ帯電器では、放電が繰り返し行われると、珪素酸化物などがコロナワイヤに付着して成長し、いわゆるニードルと称する放電生成物がコロナワイヤに形成される。このような放電生成物は、放電むらによる帯電不良を生じさせ、画像ノイズの原因となる。
そこで、特許文献1に記載のコロナ帯電器は、酸化アルミニウムからなる円筒形の砥石を備えた清掃アセンブリを備えている。そして、円筒形の砥石がコロナワイヤ上を滑走することにより、コロナワイヤに堆積した放電生成物が除去される。
ところで、近年、コロナワイヤが用いられたコロナ帯電器に代わり、複数の三角形状の突起が一列に配列された板状電極を備えた帯電器が、実用化されている。このような板状電極を備えた帯電器は、特許文献1に記載のコロナ帯電器に比べて、オゾン発生量が少ない利点を有している。ただし、板状電極を備えた帯電器も、特許文献1に記載のコロナ帯電器と同様に、放電酸化物の生成の問題を有している。よって、板状電極を定期的に清掃する必要がある。
しかしながら、板状電極を備えた帯電器では、以下に説明するように、突起が破損し易いという問題を有する。より詳細には、板状電極を清掃する方法としては、例えば、特許文献1に記載の酸化アルミニウムからなる砥石を板状電極の主面に接触させることが挙げられる。ところが、板状電極の突起の先端は尖っているため、比較的に弱い強度しか有さない。よって、板状電極の突起の先端は、清掃時に、砥石の接触によって折れ曲がってしまう可能性がある。板状電極の突起の先端が折れ曲がると、放電不良が発生し、画質の劣化が発生してしまう。
特開2002−268342号公報
そこで、本発明の目的は、板状電極に設けられている三角形状の突起が破損することを抑制できる帯電装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態に係る帯電装置は、像担持体を帯電させるステンレスの板状電極であって、10度以上30度以下の頂角を有する三角形状の複数の突起が並んで構成されていると共に、50μm以上60μm以下の厚みを有している板状電極と、2μm以上9μm以下の平均粒径を有する砥粒が分散されてなる研磨部材であって、前記板状電極の両主面に接触している2枚の研磨部材からなる清掃部材と、を備え、前記清掃部材と前記板状電極とは、2N以下の大きさの力が加えられることにより、相対的に等速移動すること、を特徴とする。
また、本発明のその他の実施形態に係る画像形成装置は、前記帯電装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、板状電極に設けられている三角形状の突起が破損することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 帯電装置の概略構成を示した図である。 帯電装置の板状電極の構成を示した図である。 帯電装置の構成図である。 清掃ユニットの外観斜視図である。 図6(a)は、研磨シートの断面構造図である。図6(b)は、研磨シートの顕微鏡写真である。 第2の実験の結果を示したグラフである。
本発明の実施形態に係る帯電装置及びこれを備えた画像形成装置について、以下に図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の概略構成)
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の概略構成図である。本実施形態に係る画像形成装置100は、例えば、モノクロ又はカラーの複写機、プリンタ、ファックス或いはこれらの複合機である。
画像形成装置100は、感光体ドラム1、帯電装置10、光走査装置31、現像装置32、転写ローラ33、クリーニング装置34、イレーサランプ35及び定着装置36を備えている。感光体ドラム1は、円筒形状をなしており、図示しないモーターにより矢印Aの方向に回転させられる。そして、感光体ドラム1は、その周囲に静電潜像が形成され、トナーが付与されることにより、静電潜像に従ったトナー画像を担持する像担持体として機能する。
帯電装置10は、感光体ドラム1の周面に所定の電荷を均一に付与して、感光体ドラム1の周面を帯電させる。光走査装置31は、画像データに基づいて変調されたビームを走査して感光体ドラム1の周面上に静電潜像を形成する。現像装置32は、感光体ドラム1の周面にトナーを付与して、静電潜像を現像(可視像化)する。転写ローラ33は、感光体ドラム1の周面に形成されたトナー画像を、感光体ドラム1との間を搬送される用紙Sに対して転写する。定着装置36は、用紙Sに対して加熱・加圧処理を施して、トナーを用紙Sに定着させる。
クリーニング装置34は、感光体ドラム1の周面に残存したトナーを回収する。イレーサランプ35は、感光体ドラム1の周面に残留している電荷を除去する。
(帯電装置の構成)
次に、帯電装置10の構成について説明する。図2は、帯電装置10の概略構成を示した図である。図3は、帯電装置10の板状電極13の構成を示した図である。図4は、帯電装置10の構成図である。図4(a)は平面図であり、図4(b)は正面図であり、図4(c)は底面図である。図5は、清掃ユニット20の外観斜視図である。以下では、帯電装置10の長手方向(すなわち、主走査方向)をx軸方向とし、感光体ドラム1の回転方向(すなわち、副走査方向)をy軸方向とし、x軸方向とy軸方向に直交する方向をz軸方向と定義する。
帯電装置10は、図2及び図4に示すように、安定板11a,11b、メッシュ12、板状電極13、ホルダ14a,14b、シャフト15、支持部17及び清掃ユニット20を備えている。
安定板11a,11bは、x軸方向に長さを有しており、L字型の断面構造を有している。具体的には、安定板11aは、図2に示すように、z軸方向に延在していると共に、z軸方向の負方向側の端部がy軸方向の負方向側に向かって折り曲げられて構成されている。また、安定板11bは、図2に示すように、z軸方向に延在していると共に、z軸方向の負方向側の端部がy軸方向の正方向側に向かって折り曲げられて構成されている。安定板11a,11bは、図2の断面において、組み合わされることによりコ字型をなしている。そして、安定板11a,11bは、感光体ドラム1と対向する部分において開口を有している。メッシュ12は、安定板11a,11bに設けられている開口に設けられている。ホルダ14a,14bはそれぞれ、図4に示すように、安定板11a,11bの長手方向(x軸方向)の両端に設けられており、安定板11a,11b及びメッシュ12を固定している。
板状電極13は、図2に示すように、安定板11a,11bとメッシュ12に囲まれた空間内に設けられ、その両端がホルダ14a,14bにより保持されている。板状電極13は、感光体ドラム1の周面を帯電させる。以下に、板状電極13の構成について詳細に説明する。
板状電極13には、図3に示すように、多数の三角形状の突起13aがx軸方向に一列に並ぶように設けられている。板状電極13の厚さは40μm以上60μm以下である。また、突起13aの頂角θは5度以上30度以下、突起13aの高さHは1mm以上3mm以下、突起13aのピッチPは1mm以上3mm以下である。これらの設計値は、効率よく放電を発生させるために定まる値である。板状電極13は、ステンレス鋼により作製されている。
板状電極13には、−6kV〜−7kV(900μA)の電圧が印加され、突起13aから感光体ドラム1に向ってコロナ放電が発生する。また、メッシュ12には、−300V〜−900Vの電圧が印加され、感光体ドラム1の帯電電位が所望の値に調整される。
清掃ユニット20は、図5に示すように、筐体21、樹脂板25a,25b、研磨シート26a,26b及び押圧部材30a,30bにより構成されている。筐体21は、図5に示すように、直方体状をなしており、板状電極13の長手方向(x軸方向)に長方形状の貫通孔を有している。すなわち、筐体21には、x軸方向の両端に位置する側面が存在しない。また、筐体21の側面のz軸方向の負方向側の端部近傍には、x軸方向に延在する溝23a,23bが設けられている。ここで、安定板11aのy軸方向の負方向側の端部は、図2に示すように、レール部11cを構成している。安定板11bのy軸方向の正方向側の端部は、図2に示すように、レール部11dを構成している。レール部11c,11dはそれぞれ、図2に示すように、溝23a,23bに嵌合される。これにより、筐体21は、安定板11a,11bに対して、安定板11a,11bの長手方向(x軸方向)にスライド可能に取り付けられている。
樹脂板25a,25b、研磨シート26a,26b及び押圧部材30a,30bはそれぞれ、図5に示すように、筐体21の貫通孔内に設けられている。具体的には、押圧部材30aは、図5においてy軸方向の正方向側の側面の内周面に対して貼り付けられており、弾性を有する部材により構成されている。押圧部材30bは、図5においてy軸方向の負方向側の側面の内周面に対して貼り付けられており、弾性を有する部材により構成されている。押圧部材30a,30bは、弾性を有するものであれば種々の材料を使用することができる。よって、押圧部材30a,30bの材料としては、例えば、ウレタンフォームなどが挙げられる。ウレタンフォームは、永久歪みが小さい発泡部材であり、オゾンなどによる分解が進行しない点で優れている。
樹脂板25aは、図5において押圧部材30aのy軸方向の負方向側の面に対して貼り付けられており、例えば、PET材等のようにウレタンフォームよりも硬い材料により構成されている。樹脂板25bは、図5において押圧部材30bのy軸方向の正方向側の面に対して貼り付けられており、例えば、PET材等のようにウレタンフォームよりも硬い材料により構成されている。樹脂板25a,25bは、0.5〜1.0mmの厚さを有している。
研磨シート26aは、図5において樹脂板25aのy軸方向の負方向側の面に対して貼り付けられている研磨部材である。研磨シート26bは、図5において樹脂板25bのy軸方向の正方向側の面に対して貼り付けられている研磨部材である。これにより、研磨シート26a,26bは、隙間を介して対向しあっている。図6(a)は、研磨シート26a,26bの断面構造図である。また、図6(b)は、研磨シート26a,26bの顕微鏡写真である。研磨シート26a,26bは、PETフィルム50、砥粒52及びバインダー54により構成されている。PETフィルム50は、ベースとなるシートであり、25μm以上75μm以下の厚みを有する。砥粒52は、2μm以上9μm以下の平均粒径を有する粒子であり、PETフィルム50上に分散されている。砥粒52としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化クロム又は酸化鉄等の金属酸化物、又は、シリコンカーバイドが用いられる。バインダー54は、砥粒52がPETフィルム50から容易に剥がれ落ちないように、砥粒52を固める接着剤である。砥粒52は、図6(a)及び図6(b)に示すように、バインダー54により固められることにより、隙間なく密に詰まった状態となっている。砥粒52及びバインダー54からなる研磨層の厚みは、10μm以上である。以上のような研磨シート26a,26bとしては、例えば、3M社のラッピングフィルムシート(型番:A3−2SHT(平均粒径2μm)、A3−3SHT(平均粒径3μm)、A3−5SHT(平均粒径5μm)、A3−9SHT(平均粒径9μm))を用いることができる。なお、3M社のラッピングフィルムシートでは、砥粒52は、酸化アルミニウムである。
以上のように構成された清掃ユニット20では、図5に示すように、板状電極13は、研磨シート26a,26bの間の隙間内を通過している。これにより、研磨シート26a,26bは、押圧部材30a,30bの弾性力によって、板状電極13の両主面に圧接している。
シャフト15は、図5に示すように、筐体21のz軸方向の負方向側の下面に取り付けられており、図4のx軸方向の負方向側に向かって延在している。支持部17は、ホルダ14bのz軸方向の負方向側の面に取り付けられており、貫通孔を有している。そして、シャフト15は、支持部17の貫通孔を通過している。すなわち、支持部17は、シャフト15を支持している。これにより、ユーザは、x軸方向にシャフト15をスライドさせることにより、清掃ユニット20をx軸方向に往復運動させることができる。なお、清掃ユニット20を板状電極13に対して等速移動させるのに必要な力は、0Nより大きく2.0N以下であることが望ましい。すなわち、研磨シート26a,26bと板状電極13との間には、0Nより大きく2.0N以下の摩擦力が働いていることが望ましい。そして、このような摩擦力が発生するように、研磨シート26a,26b間の間隔が設計されている。具体的には、樹脂板25a,25b、研磨シート26a,26b及び押圧部材30a,30bの厚さが調整されている。
なお、適切な摩擦力を発生させるためには、研磨シート26a,26bが、板状電極13に均一な圧力で圧接している必要がある。そこで、帯電装置10では、押圧部材30a,30bは、図5の奥行きA1(3mm)及び高さA2(6mm)の範囲を10個以上に分割して得られるセル毎に小さく区分された状態で設けられていることが望ましい。この場合、押圧部材30a,30bは、15kg/m3以上60kg/m3の密度を有するウレタンフォームであることが望ましい。
以上のような清掃ユニット20では、ユーザは、図4の状態において、シャフト15をx軸方向の正方向側に押し出して、清掃ユニット20をホルダ14a近傍まで移動させる。その後、ユーザは、シャフト15をx軸方向の負方向側に引き出して、清掃ユニット20をホルダ14b近傍まで移動させる。これにより、板状電極13の両主面は、研磨シート26a,26bにより研磨される。その結果、板状電極13に付着した放電酸化物が除去される。
(効果)
帯電装置10によれば、突起13aが5度以上30度以下の頂角θを有し、かつ、板状電極13が40μm以上60μm以下の厚みを有している。更に、研磨シート26a,26bの砥粒の平均粒径は、2μm以上9μm以下である。更に、清掃ユニット20と板状電極13とは、0Nより大きく2.0N以下の大きさの力が加えられることにより、相対的に等速移動する。このような構成を帯電装置10が有していることにより、板状電極13に設けられている三角形状の突起13aが破損することを抑制できる。以下に、実験結果を参照しながら、帯電装置10が奏する効果について説明する。
まず、第1の実験について説明する。第1の実験では、本願発明者は、突起13aの折れ・曲がり及び削れの発生を抑制できる条件を求めるために、種々の帯電装置10のサンプルを作製した。そして、本願発明者は、サンプルの清掃ユニット20を操作して、突起13aの折れ・曲がり及び削れの発生の有無を調べた。より具体的には、本願発明者は、表1に示すような第1のサンプルないし第26のサンプルを作製した。
表1における摩擦力は、板状電極13にプッシュプルゲージを接続し、清掃ユニット20を固定した状態で、板状電極13を引き抜いた際のプッシュプルゲージにより測定される値である。なお、その他の実験条件は、以下の通りである。
板状電極13の厚み:50μm
突起13aのピッチP:1mm
突起13aの高さH:2mm
突起13aの頂角θ:10度
樹脂材25の厚み:75μm
研磨シート26の研磨層の厚み:20μm
PETフィルム50の厚み:75μm
以上のような第1のサンプルないし第26のサンプルを用いて、清掃ユニット20を20往復させた後の突起13aの折れ・曲がり及び削れを調べた。表2は、実験結果を示した表である。
表2において、折れ・曲がりの欄における○は、突起13aに折れ・曲がりが発生しなかったことを示している。△は、突起13aに折れ・曲がりが発生したものの、問題が生じない程度であることを示している。×は、問題が生じる程度の折れ・曲がりが突起13aに発生したことを示している。なお、問題が生じるとは、画像形成を行った際に、画像にノイズが発生することを意味する。なお、−は、実験を行っていないことを意味する。
また、表2において、削れの欄における○は、突起13aに削れが発生しなかったことを示している。△は、突起13aに削れが発生したものの、問題が生じない程度であることを示している。×は、問題が生じる程度の削れが突起13aに発生したことを示している。なお、問題が生じるとは、画像形成を行った際に、画像にノイズが発生することを意味する。なお、−は、実験を行っていないことを意味する。
表2によれば、摩擦力が2N以下であり、かつ、平均粒径が2μm以上9μm以下であるサンプル(第6のサンプル、第7のサンプル、第9のサンプル〜第12のサンプル、第14のサンプル〜第17のサンプル、第19のサンプル、第20のサンプル、第24のサンプル、第25のサンプル)では、突起13aには、問題が生じる程度の折れ・曲がり及び削れが発生していないことがわかる。よって、第1の実験によれば、板状電極13の厚みを50μmとし、突起13aの頂角θを10度とし、突起13aのピッチPを1mmとし、突起13aの高さHを2mmとした場合には、摩擦力を2N以下とし、かつ、平均粒径を2μm以上9μmとすることにより、突起13aの折れ・曲がり及び削れを抑制できていることがわかる。
また、第1の実験では、板状電極13の厚みは、50μmとした。突起13aの折れ・曲がりは、板状電極13の厚みが大きくなれば発生しにくくなる。よって、板状電極13の厚みは、50μm以上であればよい。ただし、効率のよい放電を発生させるためには、前記の通り、板状電極13の厚みは、40μm以上60μm以下であることが望ましい。よって、帯電装置10では、板状電極13の厚みは、50μm以上60μm以下であることが望ましい。
また、第1の実験では、突起13aの頂角θは、10度とした。突起13aの頂角θが大きくなると、突起13aの強度は大きくなる。そのため、突起13aの折れ・曲がりは、板状電極13の頂角θが大きくなれば発生しにくくなる。よって、板状電極13の頂角θは、10度以上であればよい。ただし、効率のよい放電を発生させるためには、板状電極13の頂角θは、前記の通り、5度以上30度以下であることが望ましい。よって、帯電装置10では、板状電極13の頂角θは、10度以上30度以下であることが望ましい。
なお、突起13aの高さHは、突起13aの折れ・曲がりには殆ど影響しない。第1の実験において、突起13aの折れ・曲がりは、突起13aの先端の30μm程度の範囲において発生している。よって、突起13aの高さHが30μm以上であれば、突起13aの折れ・曲がりは、他の条件によって発生したり発生しなかったりし、突起13aの高さHに依存しない。
また、突起13aの折れ・曲がり及び削れは、研磨シート26a,26bと突起13aとの接触によって発生している。よって、突起13aの折れ・曲がり及び削れは、他の条件によって発生したり発生しなかったりし、突起13aのピッチPには依存しない。
なお、表2によれば、摩擦力が2N以下であり、かつ、平均粒径が3μm以上8μm以下であるサンプル(第9のサンプル〜第12のサンプル、第14のサンプル〜第17のサンプル、第19のサンプル、第20のサンプル)では、突起13aには、折れ・曲がり及び削れが発生していないことがわかる。よって、摩擦力が2N以下であり、かつ、平均粒径が3μm以上8μm以下であることがより好ましい。
次に、第2の実験について説明する。第2の実験は、研磨シート26a,26bを用いることにより、より高い清掃効果を得られることを明らかにするための実験である。具体的には、第2の実験では、帯電装置10のサンプルとして、第16のサンプルを用い、比較例に係る帯電装置として第27のサンプルを作製した。第27のサンプルでは、第16のサンプルの研磨シート26a,26bを植毛布に置き換えた。そして、第16のサンプル及び第27のサンプルにおいて、100時間連続して放電を発生させ、清掃ユニット20による清掃を行った。
図7は、第2の実験の結果を示したグラフである。縦軸は、画像ランクを示し、横軸は、清掃ユニット20の往復回数を示している。画像ランクとは、画像に発生する黒い帯(ノイズ)の幅を示している。具体的には、ランク5では、黒い帯の幅は0mmであり、ランク4では、黒い帯の幅は1mmであり、ランク3では、黒い帯の幅は1.5mmであり、ランク2では、黒い帯の幅は2.5mmであり、ランク1では、黒い帯の幅は4mmである。なお、ランク3以上が良品である。
図7によれば、第27のサンプルでは、清掃ユニット20を1往復させただけでは、画像ランクがあまり向上しないのに対して、第16のサンプルでは、清掃ユニット20を1往復させるだけでも、画像ランクが大きく向上している。更に、第27のサンプルでは、清掃ユニット20を繰り返し往復させても、画像ランクは3で頭打ちになっているのに対して、第16のサンプルでは、清掃ユニット20を繰り返し往復させることにより、画像ランクが5まで上昇していることがわかる。以上より、帯電装置10において、研磨シート26a,26bを用いることにより、植毛布を用いた場合に比べて、高い清掃効果を得ることができる。これは、植毛布では、板状電極13の放電生成物を拭き取っているに過ぎないのに対して、研磨シート26a,26bでは、砥粒によって、板状電極13を研磨することにより、板状電極13に付着した放電生成物を除去しているためである。
本発明は、帯電装置及びこれを備えた画像形成装置に有用であり、特に、板状電極に設けられている三角形状の突起が破損することを抑制できる点において優れている。
100 画像形成装置
10 帯電装置
11a,11b 安定板
11c,11d レール部
12 メッシュ
13 板状電極
13a 突起
14a,14b ホルダ
15 シャフト
20 清掃ユニット
21 筐体
23a,23b 溝
25a,25b 樹脂板
26a,26b 研磨シート
30a,30b 押圧部材
50 PETフィルム
52 砥粒
54 バインダー

Claims (6)

  1. 像担持体を帯電させるステンレスの板状電極であって、10度以上30度以下の頂角を有する三角形状の複数の突起が並んで構成されていると共に、50μm以上60μm以下の厚みを有している板状電極と、
    2μm以上9μm以下の平均粒径を有する砥粒が分散されてなる研磨部材であって、前記板状電極の両主面に接触している2枚の研磨部材からなる清掃部材と、
    を備え、
    前記清掃部材と前記板状電極とは、2N以下の大きさの力が加えられることにより、相対的に等速移動すること、
    を特徴とする帯電装置。
  2. 前記砥粒は、3μm以上8μm以下の平均粒径を有していること、
    を特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記砥粒は、金属酸化物であること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の帯電装置。
  4. 前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化クロム又は酸化鉄であること、
    を特徴とする請求項3に記載の帯電装置。
  5. 前記砥粒は、シリコンカーバイドであること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の帯電装置。
  6. 請求項1ないし請求項5に記載の帯電装置を備えていること、
    を特徴とする画像形成装置。
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