JP2004347452A - 重量測定装置 - Google Patents

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小泉  秀世
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Abstract

【課題】荷重の変動を直接検出できる構造にすることにより、部品点数を少なくして、被加熱物の重量の検出精度を高める。
【解決手段】被加熱物を収容するキャビネット1を複数の脚4および支持脚20によって弾性的に支持する。各脚4によって囲まれた領域に、支持脚20を配置し、支持脚20に、キャビネット1の荷重を受けて変動するダンパ13を設ける。被加熱物を収容すると、キャビネット1が沈み、ダンパ13にかかる荷重が変動する。ダンパ13の内圧が変化し、この圧力変動を圧力センサ14により検出して、被加熱物の重量を測定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、載置物の重量を測定するための重量測定装置に関し、特に食品等の被加熱物をキャビネットに収容して加熱する電子レンジ、オーブン等の加熱調理器における被加熱物の重量測定に適した重量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
体重計のような重量測定装置では、特許文献1に記載されているように、荷重を受けるカバーが複数本のバーにより支持されている。各バーにかかる荷重は1点に集中され、ここに荷重に応じた出力をする静電容量式センサが設けられる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−141551号公報(0024〜0026)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電子レンジ等の加熱調理器に使用される重量測定装置では、体重計の場合に比べて、非常に軽量な食品等の被加熱物の重量を測定しなければならない。被加熱物の重量により可動するターンテーブルのない加熱調理器では、加熱調理器全体の重量を測定することになる。上記のような構造の重量測定装置を使用する場合、常時加熱調理器全体の重量、例えば約20kgがかかっており、測定時には被加熱物の重量を10g単位で測定しなければならず、ダイナミックレンジが広くなり、高い検出精度が要求される。
【0005】
上記の重量測定装置では、荷重を1点に伝達するための機構を備え、複数の部材を組み合わせて構成される。そのため、個々の部材の寸法ばらつきや組み立て精度のばらつきが存在するため、高い検出精度を得ることができない。検出精度を高めるには、これらのばらつきをなくしたり、生産過程において感度調整を行う必要があり、手間とコストがかかる。
【0006】
本発明は、上記に鑑み、荷重の変動を直接検出できる構造にすることにより、重量の検出精度を高め、加熱調理器における被加熱物の重量であっても精度よく検出することができる重量測定装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による課題解決手段は、被加熱物等の載置物を載置可能なキャビネット、容器といった被測定体を弾性的に支持する複数の脚が設けられ、これらの脚の1つが前記被測定体の荷重の変動を検出するための検出体とされ、各脚で囲まれる領域内に前記検出体が配置されたものである。
【0008】
被測定体からの荷重は、検出体にも脚にもかかる。載置物を載置して、被測定体の重量が増えれば、荷重が変動し、被測定体が下降する。ここで、検出体が各脚によって囲まれる領域外にあると、領域内にある場合に比べて、載置物と検出体との位置関係によって、検出体の位置での被測定体の下降量が大きくなる、あるいは小さくなり、正確な荷重の変動を検出できない。しかし、領域内にあれば、ほぼ重量の増加に応じた下降量となり、荷重の変動を検出できる。したがって、この下降量を検出すれば、載置物の重量を測定できる。
【0009】
複数の脚によって囲まれる領域が多角形とされ、該多角形の各頂点に前記脚が配置される。検出体は、被測定体の重心直下に位置する。このように、各脚と検出体との位置関係を規定することにより、載置物を載置したとき、被測定体は水平の状態を維持したまま下降する。したがって、検出体には負荷がかからず、安定した測定を行える。
【0010】
ここで、脚を4つとする場合、脚によって平行四辺形の領域が形成され、該領域内において対角の脚同士を結ぶ2本の対角線の交点付近に、検出体が配置される。なお、平行四辺形は、長方形を含む。このように、脚および検出体を配置することにより、対角上の検出体と各脚との距離は等しくなる。したがって、載置物の載置場所にかかわらず、検出体から同一出力を得ることができ、片寄ってかかる荷重に対する測定特性が良好なものとなる。
【0011】
被測定体を弾性的に支持するために、脚や検出体は、弾性部材を備えている。各弾性部材のばね定数を同一とすることにより、各脚や検出体の位置での被測定体の下降量を同じにすることができる。
【0012】
検出体が被測定体の重心直下に位置しない場合、脚は、被測定体を水平に支持するために高さ調整可能とされる。なお、各脚の弾性部材のばね定数は同一とする。このような場合、被測定体は傾いたまま安定することがある。そこで、脚の高さを調整して、床面から被測定体までの高さを傾きに応じて変えることにより、被測定体を水平にすることができる。
【0013】
また、各弾性部材の自由長を異ならしても、同様に被測定体を水平に支持できる。なお、各脚の弾性部材のばね定数は同一とする。すなわち、各脚にかかる荷重の違いに応じて、自由長の異なる弾性部材を使用することにより、被測定体の傾きをなくすことができる。
【0014】
検出体は、被測定体の荷重を受けて変動する作動体と、該作動体の変動を検出する検出器とから構成され、作動体は、荷重に比例して変動する。作動体の変動は、例えば変位することであったり、内圧が変化することである。変位であれば、検出器として、位置センサ、距離センサといった変位センサを用い、その変位量を検出する。内圧の変化であれば、検出器として圧力センサを用い、圧力の変動を検出する。
【0015】
また、脚および検出体を載せるための支持台を設ける。これによって、脚や検出体が載る床面の状態に関係なく、被測定体を安定して支持できる。その結果、重量の測定精度を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態のターンテーブルの無い電子レンジを図1に示す。キャビネット1内に被加熱物を収容するための加熱庫2が形成され、加熱庫2内にガラステーブル3が載置台として固定されている。キャビネット1は4本の脚4により弾性的に支持されている。そして、マグネトロン5より発生したマイクロ波は、導波管6を通り、アンテナ7から放射され、ガラステーブル3を透過して、ガラステーブル3に載置された食品等の被加熱物を加熱する。
【0017】
脚4は、図2に示すように、キャビネット1の底板1aに取り付けられた支持板10によって保持される。脚4は、支持板10から抜け出すことはなく、キャビネット1に対して上下動可能とされる。脚4とキャビネット1との間には、弾性部材であるばね11が介装されている。これにより、脚4とキャビネット1とは上下方向に相対的に移動可能な構造とされ、テーブル等の床面12に載置された脚4に対して、キャビネット1が上下動する。なお、弾性部材は、圧縮コイルばね11とされるが、弾性ゴムであってもよい。
【0018】
この被加熱物の重量を測定するための重量測定装置が設けられている。重量測定装置は、キャビネット1の荷重を検出体により検出して、その荷重の変動から被加熱物の重量を測定する。すなわち、重量測定装置は、図1、3に示すように、キャビネット1を弾性的に支持する上記の4つの脚4と、キャビネット1の荷重を受けて変動する作動体であるダンパ13と、ダンパ13の変動、すなわち内圧の変動を検出する検出器である圧力センサ14と、検出された荷重の変動から被加熱物の重量を算出するマイコンからなる制御部15とを備えている。ダンパ13と圧力センサ14とによって、キャビネット1の荷重の変動を検出するための検出体が構成される。
【0019】
ダンパ13は、図4に示すように、凹状の支持脚20に装着される。支持脚20の内側に凹部21が形成され、凹部21にベローズ型のダンパ13の下部が収容され、上方から荷重がかかっても倒れないように支持される。支持脚20は、上記の脚4と同じ構造とされ、キャビネット1の底板1aに取り付けられた支持板10によって抜けないように、かつ上下動可能に保持される。そして、圧力センサ14は、キャビネット1内に配置され、圧力センサ14とダンパ13とが導管22により接続される。ダンパ13、圧力センサ14、導管22によって圧力伝達系が構成される。導管22は、キャビネット1の底板1aを貫通して設けられ、一側が2つに分岐しており、接続チューブ23を介して圧力センサ14が接続される。
【0020】
ダンパ13とキャビネット1の底板1aとの間に、蓋体24が介装され、蓋体24によってダンパ13は密閉された構造とされる。蓋体24内に形成された通路によって、ダンパ13と導管22とが連通される。ダンパ13の内側に内ばね25が設けられ、内ばね25は蓋体24に当接する。したがって、ダンパ13を有する支持脚20は、キャビネット1を弾性的に支持する。ダンパ13の外側に外ばね26が設けられている。外ばね26は、ダンパ13の上部に嵌められた押え体27と支持脚20との間に介装される。押え体27と蓋体24に装着されたシール材とによってダンパ13の上縁が挟み込まれ、外ばね26によって押え体27が蓋体24に押し付けられる。これにより、キャビネット1が上下動してもダンパ13と蓋体24とが離れないようにして、ダンパ13を密閉している。
【0021】
さらに、非測定時において圧力センサ14に対するキャビネット1の重量の影響を排除するための保護手段として、開閉弁28を備えている。開閉弁28は、常時開の電磁弁とされ、キャビネット1内に配置され、導管22の一側に接続チューブ23を介して接続される。制御部15からの指令によって開閉弁28は、開閉され、圧力伝達系を密閉状態と大気に開放する開放状態とに切り換える。非測定時には、開閉弁28は開き、圧力伝達系の内部圧力は大気圧となっている。開閉弁28が閉じると、圧力伝達系は大気圧状態で密閉される。なお、図3中、29は電源スイッチ、30は加熱スタートスイッチ、31は加熱庫2のドアの開閉状態を検出するドア開閉検知スイッチである。
【0022】
このように、非測定時に開閉弁28を開いておくことによって、圧力センサ14に対するダンパ13からの圧力がキャンセルされ、圧力センサ14のダイヤフラムが変形しない。このとき、ダンパ13にはキャビネット1の重量に相当する圧力がかかっているが、圧力センサ14には大気圧がかかる。すなわち、開閉弁28は、圧力センサ14に対してダンパ13からの圧力の伝達を遮断する。したがって、非測定時において圧力センサ14に対するキャビネット1の重量の影響を排除することができる。
【0023】
開閉弁28は、ドアの開閉に応じて制御部15により開閉制御される。すなわち、制御部15は、電源スイッチ29のオン後、ドア開閉検知スイッチ31によりドアの開状態が検出されたとき、開閉弁28に通電して開閉弁28を閉じるとともに、重量測定後に加熱を開始したとき、開閉弁28への通電を停止して開閉弁28を開く。
【0024】
そして、制御部15は、被加熱物が収容されてドアが閉じられてからの圧力センサ14の出力の変動に基づいて重量を算出する。さらに、測定された重量に基づいて入力された調理内容に応じた加熱時間を設定して、被加熱物に対する加熱制御を行う。
【0025】
被加熱物が加熱庫2内に載置されると、開閉弁28を閉じた状態でダンパ13にキャビネット1からの荷重が印加される。ダンパ13は収縮するが、圧力伝達系は密閉されているため、その内部圧力は上昇する。このダンパ13内の圧力変化を圧力センサ14で検出することにより、キャビネット1自体の重量に影響されることなく、被加熱物の重量を精度よく測定することができる。
【0026】
上記のように重量測定装置では、被加熱物を収容したキャビネット1の荷重が、各脚4に分散されて印加される。各脚4におけるばね11が縮み、キャビネット1が沈む。ここで、各脚4は、キャビネット1の4隅の近くに配置され、しかも長方形の4つの頂点に位置する。すなわち、各脚4を結ぶことによって長方形が形成される。この各脚4によって囲まれた長方形内に、ダンパ13が配置される。
【0027】
そして、各ばね11は、同一のばね定数とされる。このように、各ばね11のばね定数が同じであるので、各脚4におけるキャビネット1の沈み量の合計は、被加熱物の重量に関係する。被加熱物を載置する場所が長方形内にある、すなわち加熱庫2が長方形内に設置される。このようにすることにより、被加熱物がこの領域内のどこに置かれても、各脚4におけるキャビネット1の沈み量の合計は、載置位置に関係なく重量に比例する。したがって、ダンパ13を各脚4によって囲まれる領域内に配置することにより、軽量な被加熱物であっても、その重量を測定することができる。
【0028】
特に、ダンパ13を長方形の2本の対角線の交点に配置するとよい。図5に示すように、各頂点をA〜Dとし、交点をEとする。Eでの沈み量は、AおよびBでの沈み量の平均値である。また、CおよびDでの沈み量の平均値でもある。すなわち、Eでの沈み量は、各頂点での沈み量の平均値となる。そこで、Eにおいて荷重の変動を検出すれば、被加熱物が長方形内のどこに載置されても、ダンパ13から同じ出力が得られる。したがって、ばらつきのない、安定した重量の測定を行える。
【0029】
ここで、ダンパ13および圧力センサ14の代わりに検出体として、床面12に対するキャビネット1の位置の変位を測定する変位センサ、例えば距離センサ、位置センサを使用してもよい。この変位センサは、交点に配置された支持脚21に設けられる。被加熱物が長方形内のどこに載置されても、同一重量であれば交点での変位は同一である。そのため、変位センサによってキャビネット1の位置の変動を検出することにより、被加熱物の重量を測定できる。
【0030】
また、支持脚20の位置として、キャビネット1の重心直下とすることが好ましい。ただし、重心の位置は、各脚4によって囲まれる領域内、すなわち長方形内にある。キャビネット1の重心に対して支持脚20が支持するので、各脚4での沈み量が同じになる。したがって、キャビネット1を水平な状態に保持することができ、キャビネット1の重心直下に位置するダンパ13あるいは変位センサにかかる荷重が安定し、測定精度が高まる。
【0031】
支持脚20の位置が重心直下にない場合、キャビネット1は傾いた状態のまま上下動するが、重力測定には支障はない。しかし、傾いていることにユーザが違和感を持つおそれがある。そこで、各脚4の高さを調整可能として、キャビネット1を水平に支持できるようにする。
【0032】
図6に示すように、脚4の底面に脚受け部材40を設ける。脚受け部材40は、ねじ41を有し、脚4に形成されたねじ孔42に嵌め込まれる。脚4に対して脚受け部材40の突出長さを可変することにより、脚4の高さを変えることができる。また、図7に示すように、脚4の底面にスペーサ43を接着等によって取り付ける。あるいは、脚4とばね11との間にスペーサ43を介装してもよい。このスペーサ43の厚さを変えることにより、脚4の高さを変えることができる。
【0033】
キャビネット1の傾きに応じて、各脚4における脚受け部材40の突出長さを調整する、あるいはスペーサ43の厚さを調整する。すなわち、床面12からキャビネット1までの高さが低いところにある脚4では、脚受け部材40の突出長さを長くしたり、厚いスペーサ43を用いて、脚4を高くする。これによって、キャビネット1を水平な状態で支持することができる。したがって、ユーザは違和感なく使用することができる。しかも、液状の被加熱物を容器に入れて載置する場合においても、キャビネット1は傾かずに沈むので、容器から液がこぼれることはない。
【0034】
キャビネット1を水平に支持する他の手段として、各脚4に設けられたばね11、ゴム等の弾性部材の自由長を異ならせる。各弾性部材のばね定数は同一であるので、脚4にかかる荷重に応じて弾性部材の自由長を変えることにより、床面12からキャビネット1までの高さを変えることができる。すなわち、脚4にかかる荷重が大の場合、床面12からキャビネット1までの高さが低くなるので、弾性部材の自由長を長くする。これによって、キャビネット1を水平な状態で支持することができる。
【0035】
ところで、各脚4および支持脚20はキャビネット1を弾性的に支持するが、各脚4および支持脚20を載置する床面12が軟弱である、例えばスポンジ等のクッション材が敷かれているといったような場合、キャビネット1からの荷重の一部が床面に吸収されてしまう。ダンパ13を用いて荷重の変動を検出する場合には、正確な荷重の変動を検出することができなくなる。そこで、図8に示すように、各脚4および支持脚20を載せるための支持台44を設ける。支持台44は、硬質な材料から形成され、荷重がかかっても変形しない。支持台44に、各脚4および支持脚20の位置に合わせて凹み45が形成され、凹み45の底面は平坦とされる。したがって、床面12が軟弱であっても、支持台45全体が沈むので、荷重の変動を検出する際に床面12の影響を受けない。
【0036】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記の重量測定装置を電子レンジ以外のオーブン、炊飯器、電磁調理器等の加熱調理器に適用してもよい。さらに、加熱調理器以外に、キッチンスケールのような軽量な載置物の重量を測定するための測定装置に適用してもよい。
【0037】
ダンパの代わりに支持脚にシリンダを内蔵する、あるいは支持脚自身をシリンダとして、シリンダの圧力変動を圧力センサにより検出する、あるいはシリンダの変位を変位センサにより検出して、シリンダの変動から重量を算出してもよい。また、ダンパ、開閉弁および圧力センサを一体にして、検出体をユニット化し、支持脚にこの検出体を内蔵させてもよい。このようにすれば、取付作業やメンテナンスがしやすくなる。
【0038】
キャビネットを支持する脚によって囲まれる領域は長方形に限らず、平行四辺形、正方形でもよく、さらに脚は4つに限らない。図9に示すように、(a)三角形、(b)台形、(c)五角形等の多角形としてもよく、好ましくは正多角形であればよい。また、(d)円形、(e)楕円形としてもよい。各脚4は、多角形の場合には各頂点に配置され、円形等の場合には周上に配置され、特に等間隔に配置すると、キャビネットの支持安定性がよい。そして、支持脚20は、これらの領域内に配置される。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、荷重の変動をキャビネットの変位に基づいて直接検出するので、荷重を伝達するための複数の部材をなくすことができ、個々の部材の寸法ばらつきや組み立て精度のばらつきによる重量測定への悪影響がなくなる。そのため、精度の高い重量測定が可能となる。そして、キャビネットを支持する脚とダンパ等の検出体との位置関係を規定することにより、安定した重量測定を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の重量測定装置を備えた電子レンジを示す図
【図2】脚の断面図
【図3】電子レンジにおける重量測定装置の制御ブロック図
【図4】重量測定装置の概略構成図
【図5】脚および圧力センサの配置を示す図
【図6】高さ調整可能な脚の断面図
【図7】他の高さ調整可能な脚の断面図
【図8】支持台に載せられた電子レンジを示す図
【図9】脚および圧力センサの配置例を示す図
【符号の説明】
1 キャビネット
2 加熱庫
4 脚
11 ばね
13 ダンパ
14 圧力センサ
15 制御部
20 支持脚
28 開閉弁
40 脚受け部材
43 スペーサ
44 支持台

Claims (11)

  1. 被測定体を弾性的に支持する複数の脚が設けられ、複数の脚のうち1つの脚が前記被測定体の荷重の変動を検出するための検出体とされ、各脚で囲まれる領域内に前記検出体が配置されたことを特徴とする重量測定装置。
  2. 載置物を載置可能な被測定体を弾性的に支持する4つの脚と、前記被測定体を弾性的に支持するとともに前記載置物が載置されたことによる被測定体の荷重の変動を検出するための検出体とを備え、前記脚によって平行四辺形の領域が形成され、該領域内において対角の脚同士を結ぶ2本の対角線の交点付近に、前記検出体が配置されたことを特徴とする重量測定装置。
  3. 脚は、被測定体の荷重を受ける弾性部材を有し、各脚の弾性部材のばね定数が同一とされ、検出体は、被測定体の重心直下に位置することを特徴とする請求項1または2記載の重量測定装置。
  4. 脚は、被測定体の荷重を受ける弾性部材を有し、各脚の弾性部材のばね定数が同一とされ、前記脚は、被測定体を水平に支持するために高さ調整可能とされたことを特徴とする請求項1または2記載の重量測定装置。
  5. 脚は、被測定体の荷重を受ける弾性部材を有し、各脚の弾性部材のばね定数は同一とされ、各脚にかかる荷重の違いに応じて各弾性部材の自由長が異なることを特徴とする請求項1または2記載の重量測定装置。
  6. 脚および検出体を載せるための支持台が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の重量測定装置。
  7. 検出体は、被測定体の荷重を受けて変動する作動体と、該作動体の変動を検出する検出器とから構成され、前記作動体は、荷重に比例して変動することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の重量測定装置。
  8. 載置物を載置可能な被測定体を弾性的に支持する複数の脚と、前記被測定体を弾性的に支持するとともに前記載置物が載置されたことによる被測定体の荷重の変動を検出するための検出体とを備え、前記脚によって囲まれる領域内に前記検出体が配置され、前記領域に対応する前記被測定体上の領域が前記載置物の載置場所とされることを特徴とする重量測定装置。
  9. 複数の脚によって囲まれる領域が多角形とされ、該多角形の各頂点に前記脚が配置され、検出体は、被測定体の重心直下に位置することを特徴とする請求項1または8記載の重量測定装置。
  10. 被加熱物を収容するキャビネットと、該キャビネットを弾性的に支持する複数の脚と、前記キャビネットを弾性的に支持するとともに前記被加熱物が載置されたことによるキャビネットの荷重の変動を検出するための検出体とを備え、前記脚のばね定数が同一とされ、複数の脚によって囲まれる領域が多角形とされ、該多角形の各頂点に前記脚が配置され、前記検出体は、前記多角形内に位置することを特徴とする加熱調理器。
  11. 複数の脚によって囲まれる領域が平行四辺形とされ、該平行四辺形の各頂点に前記脚が配置され、検出体は、被測定体の重心直下に位置することを特徴とする請求項10記載の加熱調理器。
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