JP2000275089A - 液面浮上式量り - Google Patents

液面浮上式量り

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JP2000275089A
JP2000275089A JP11124710A JP12471099A JP2000275089A JP 2000275089 A JP2000275089 A JP 2000275089A JP 11124710 A JP11124710 A JP 11124710A JP 12471099 A JP12471099 A JP 12471099A JP 2000275089 A JP2000275089 A JP 2000275089A
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inner cylinder
liquid
measured
weight
scale
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JP11124710A
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Yoshiyuki Kamanaka
祥行 鎌中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外筒と内筒からなる簡素化された構造によ
り、台所での食材や調味料およびその他の計測物の重量
や容量を計測することを目的とする。 【構成】 側面に重量を表わす目盛5を設けた外筒1の
内部に、外筒1の内周部との間に隙間が形成される外周
部を有する内筒2を配置し、外筒1と内筒2の隙間に液
体3を注入し浮力により内筒2を浮上させた状態で、内
筒2に計測物11を載せることにより、内筒2の下降分
の液体3が押しのけられて液面が上昇し、液面の上昇量
を外筒1の側面の目盛5にて読み取ることにより計測物
11の重量を量る。また、液面に液体3より比重の小さ
い指針部材4を浮遊させ、外筒1の側面に設けられた目
盛5の読み取りを容易にし、さらに、内筒2の側面に内
筒2の内部容量を表わす容量目盛10を設けることによ
り、同一の量りにて容量と重量を計測することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外筒と内筒からなる簡
素化された構造により、台所での食材や調味料およびそ
の他の計測物の重量や容量を計測する量りに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台所での食材や調味料およびその
他の計測物の重量を計測する量りとしては、天板を支え
る支柱にバネを設けバネの伸縮をギヤにより回転移動に
変換し、指針の回転移動量を円盤状の目盛に表示するこ
とにより、重量のみを計測する量りがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の量りでは、
バネの伸縮をギヤにより回転移動に変換するため、構成
部品が多く構造が複雑になり、また、バネやギヤは金属
部品で錆びるため、台所などで使用する場合には水がか
からないように注意する必要があった。また、あくまで
も重量のみの計測用で同一の量りでは容量は計測できな
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】側面に重量を表わす目盛
を設けた一端が閉塞した底面を有する外筒の内部に、外
筒の内周部との間に隙間が形成される外周部を有する内
筒を配置し、外筒と内筒の隙間に液体を注入して内筒の
体積による浮力により内筒を浮上させた状態で、内筒に
計測物を載せることにより内筒の下降分の液体が押しの
けられて液面が上昇し、液面の上昇量を外筒の側面の目
盛にて読み取ることにより、計測物の重量を量る。ま
た、外筒の内周部と内筒の外周部に形成された隙間に、
液体より比重の小さい指針部材を浮遊させ、液面の上昇
に伴い指針部材が浮上することにより、外筒の側面に設
けられた重量を表わす目盛の読み取りを容易にし、さら
に、内筒の側面に内筒の内部容量を表わす目盛を設ける
ことにより、同一の量りにて容量と重量を計測すること
ができる。
【0005】
【作用】本発明の液面浮上式量りにおいては、外筒の内
部に内筒を配置し外筒と内筒の間に所定量の水を注入す
る。内筒に計測物を載せることにより内筒の下降分の液
体が押しのけられて液面が上昇し、液面の指針部材にて
上昇量を外筒の側面の目盛で読み取ることにより計測物
の重量を量る。また、内筒の側面に設けられた容量を計
測するための目盛で内部容量も計測できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1は本発明の実施例に係わる液面浮上式量
りを側面から見た図で、一端が閉塞した底面を有する円
筒状の外筒1の内部に、外筒1の内周部との間に一定幅
の隙間が形成される外周部と、一端が閉塞した底面を有
する円筒状の内筒2を配置する。外筒1の内周部と内筒
2の外周部の間に形成された隙間に液体3を注入するこ
とにより、内筒2の体積により押しのけられた液体3の
比重に相当する浮力が発生し内筒2は浮上する。外筒1
の内周部と内筒2の外周部の間に形成された隙間には、
液体3より比重の小さい板状の指針部材4を配置するこ
とにより液面の上昇に伴い指針部材4は浮上する。外筒
1の側面には液面の上昇に伴う指針部材4の移動量を計
測するための目盛5を表示し、目盛5は内筒2に載せる
計測物11の重量に対応する目盛り幅に設定し、外筒1
は内部の指針部材4が目盛りにて読み取り可能な樹脂な
どの透明素材とする。
【0007】図2は本発明の実施例に係わる液面浮上式
量りを上面から見た図で、外筒1の内周部と内筒2の外
周部にて形成された一定幅の隙間により、内筒2が上下
移動する際に内筒2の傾きを規制するために、外筒1の
内部には内筒2の上下移動および液体3の流通に支障の
ない程度の内側方向への突出部6を設ける。また、指針
部材4は外筒1と内筒2および突出部6にて形成された
空間に配置するため扇形とし、突出部6に凹部7を設け
指針部材4の両端を凹部7にて拘束することにより、内
側への移動を規制し内筒2に干渉することなく液面の移
動に伴い指針部材4は上下移動する。
【0008】図3は計測物11の重量に対する液面の上
昇量を表わす断面図で、計測物11の重量により(内筒
2の断面積)×Aの液体3が押しのけられ、(外筒1の
断面積−内筒2の断面積)×Bの液体3が上昇する。内
筒2には(外筒1の断面積−内筒2の断面積)×(A+
B)の体積分の浮力が発生するため、計測物11の重量
と浮力が均衡した時点で、内筒2の下降および液面の上
昇が停止する。以上のような外筒1および内筒2の大き
さと液体3の比重の関係により、計測物11の重量に対
する液面の上昇量を外筒1の目盛5に設定することがで
きる。
【0009】本発明の液面浮上式量りを使用する場合に
は、外筒1の内部に内筒2を挿入し外筒1と内筒2の間
に形成された隙間に、外筒1に表示された目盛5の
「0」の位置まで水を注入する。計測物11を内筒2に
載せると内筒2の下降分の水が押しのけられて水面が上
昇し、水面に浮遊した指針部材4により上昇量を外筒1
の側面の目盛5に読み取ることにより計測物11の重量
を量る。内部の水が蒸発などにより減少した場合には、
内筒2に計測物11を載せていない状態で水面が外筒1
に表示された目盛5の「0」の位置になるように補充す
るだけでよい。
【0010】従来方式の台所での食材や調味料などの重
量を計測する量りは、天板を支える支柱にバネを設け、
バネの伸縮をギヤにより指針の回転移動に変換し、指針
の回転移動量を円盤状の目盛に表示することにより重量
を計測する方式で、バネの伸縮をギヤにより指針の回転
移動に変換するため構成部品が多く構造が複雑になり、
バネやギヤは金属部品で錆びるため、台所などで使用す
る場合には水がかからないように注意する必要があるな
どの問題があったが、本発明の構造による液面浮上式量
りにおいては構成部品は全て樹脂にて製作が可能なた
め、台所で使用する場合にも水がかかっても問題なく、
また、構成部品が少なくかつ各部品を分離して清掃でき
るため、食材や調味料などを清潔な状態で計測すること
ができる。
【0011】図4は内筒2の上部に天板8を取付けた場
合の図で、円盤状の天板8の下面に内筒2の開口部に嵌
合する嵌合部9を設け内筒2に着脱可能な構造としてい
る。本実施例の量りを使用する場合には、内筒2の開口
部に天板8の嵌合部9を嵌めて取付け内筒2を外筒1の
内部に挿入し、外筒1と内筒2の間に形成された隙間
に、外筒1に表示された目盛5の「0」の位置まで水を
注入する。計測物11を内筒2に取付けられた天板8の
上に載せると内筒2の下降分の水が押しのけられて水面
が上昇し、水面に浮遊した指示部材4により上昇量を外
筒1の側面の目盛5に読み取ることにより計測物11の
重量を量ることができる。本構造により内筒2では量り
にくい固形物や内筒2では入らない計測物11を天板8
に載せて計測することができる。
【0012】図5は内筒2の側面に容量目盛10を表示
した場合の実施例で、内筒2の側面に内筒2の内部容量
を計測するための容量目盛10を設けることにより、内
筒2のみでは従来の容量を計測する計量カップと使用
し、外筒1と併用することにより重量も計測することが
できるため、1種類の計量カップで容量と重量の双方を
計測することができる。具体的な使用例としては、食材
100gと調味料10ccを調合する場合、前記の使用
方法により外筒1の目盛5にて重量を計測しながら10
0gの目盛まで食材を内筒2に入れ、次に内筒2の容量
目盛10にて容量を計測しながら10ccの目盛りまで
内筒2に調味料を入れることにより、同一の計量カップ
で容量と重量を計測することができる。
【0013】図6は、内筒2の側面の容量目盛10を利
用して比重計として使用した例で、外筒1と内筒2の間
に形成された隙間に注入する水に加え、内筒2の内部に
も所定の水を注入する。内筒2の内部に水よりも比重の
大きい計測物11を入れると、計測物11は底に沈み計
測物11の体積分の水が上昇し、内筒2の側面の容量目
盛10にて計測物11の体積が表示される。同時に外筒
1の側面の目盛5には前記の実施例の原理により、測定
物の重量が表示され、1つの計測物11の容量と重量が
同時に計測され、両者の目盛り比により計測物11の比
重を計測することができる。
【0014】なお、前記実施例において外筒1の内部に
は内筒2の上下移動およひ液体3の流通に支障のない程
度の内側方向への突出部6を設けたが、円筒部材を外筒
1の内周部に設けた2重構造とすることにより、内筒2
が上下移動する際に内筒2の傾きを規制することもで
き、円筒部材の一部に開口部を設けることにより、内筒
2により押のけられた液体3は外筒1と円筒部材の間に
形成された隙間に流入し前記実施例と同様の使用が可能
となる。また、この場合、指針部材4は扇形以外に外筒
1と円筒部材の間に形成された隙間に対応するリング状
にすることができるため、全周から指針部材4の位置を
確認することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように従来方式の台所での食材や
調味料などの重量を計測する量りでは、バネの伸縮をギ
ヤにより指針の回転移動に変換するため、構成部品が多
く構造が複雑になり、バネやギヤは金属部品で錆びるた
め、台所などで使用する場合には水がかからないように
注意する必要があるなどの問題があったが、本発明の構
造による液面浮上式量りにおいては、構成部品は全て樹
脂にて製作が可能なため、台所で使用する場合にも水が
かかっても問題なく、また、構成部品が少なくかつ各部
品を分離して清掃できるため、食材や調味料などを清潔
な状態で計測することができる。また、1種類の計量カ
ップで容量と重量の双方を計測することができ、さらに
容量と重量の目盛比により比重計としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液面浮上式量りの側面の断面図であ
る。
【図2】本発明の液面浮上式量りの上面図である。
【図3】計測物の重量に対する液面の上昇量を表わす断
面図である。
【図4】内筒の上部に天板を取付けた場合の断面図であ
る。
【図5】内筒の側面に容量目盛を設けた場合の図であ
る。
【図6】比重計としての使用例の断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒 3 液体 4 指針部材 5 目盛 6 突出部 7 凹部 8 天板 10 容量目盛 11 計測物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に重量を表わす目盛を設けた一端が
    閉塞した底面を有する外筒の内部に、外筒の内周部との
    間に隙間が形成される外周部を有する内筒を配置し、外
    筒と内筒の隙間に液体を注入して内筒の体積による浮力
    により内筒を浮上させた状態で、内筒に計測物を載せる
    ことにより内筒の下降分の液体が押しのけられて液面が
    上昇し、液面の上昇量を外筒の側面の目盛にて読み取る
    ことにより、計測物の重量を量る液面浮力式量り。
  2. 【請求項2】 外筒の内周部と内筒の外周部に形成され
    た隙間に、液体より比重の小さい指針部材を浮遊させ、
    液面の上昇に伴い指針部材が浮上することにより、外筒
    の側面に設けられた重量を表わす目盛の読み取りを容易
    にした、請求項1記載の液面浮上式量り。
  3. 【請求項3】 内筒の側面に内筒の内部容量を表わす目
    盛を設け、同一の量りにて容量と重量が計測できる、請
    求項2記載の液面浮上式量り。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110823545A (zh) * 2019-11-25 2020-02-21 集美大学 一种花洒水流冲击力分布测试装置

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