JP2004346284A - Cdqへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コークス炉の窯出し本数が多くても1基のCDQで処理することができるCDQへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法を提供する。
【解決手段】連設した複数のコークス1〜4炉間の所定の位置にセンターポスト13を立設し、該センターポスト13を中心に左右対称に配置され前記センターポスト13を中心として旋回自在な第1及び第2のクレーン9,10を、CDQ本体8と並列に配設した。この第1のクレーン9と第2のクレーン10により、CDQ本体8のプレチャンバ8a内にコークスを交互に投入する。
【選択図】 図1
【解決手段】連設した複数のコークス1〜4炉間の所定の位置にセンターポスト13を立設し、該センターポスト13を中心に左右対称に配置され前記センターポスト13を中心として旋回自在な第1及び第2のクレーン9,10を、CDQ本体8と並列に配設した。この第1のクレーン9と第2のクレーン10により、CDQ本体8のプレチャンバ8a内にコークスを交互に投入する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコークス乾式消火設備(Coke Dry Quenting、本明細書では「CDQ」という)の配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDQでは、コークス炉から窯出しされた赤熱コークスをCDQ本体のプレチャンバに装入し、冷却室へ下降させ、冷却室へ供給した冷却ガスである不活性ガスを赤熱コークスと熱交換させ、赤熱コークスの熱を回収した高温の不活性ガスをボイラに導入して熱交換した後、循環ブロワで再度冷却室へ圧送して循環させるようになっている。ボイラで熱交換により得られた蒸気は発電機に送られ電気エネルギとして回収される。また、プロセス蒸気として利用される。
【0003】
コークス炉から窯出しされた赤熱コークスをプレチャンバヘ搬送する方式として、例えば、特許文献1に開示されているように、コークス炉に沿って設けられたレールを走行するバケット台車上のバケットに赤熱コークスを挿入し、バケット台車をプレチャンバ上部へ移動させ、バケットの底部を開いて赤熱コークスをプレチャンバ内へ投入する方式がある。
【0004】
また、消火車軌条から直接バケットを巻き上げられない場合にトラバーサ装置によってバケットをCDQ巻き上げ塔まで引っ張って巻き上げるトラバーサ方式がある。
【0005】
【特許文献1】
特公昭60−1911号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
コークス炉の窯出し本数が多い場合、コークス炉からの窯出しのサイクルタイムにバケットを吊り上げ赤熱コークスをプレチャンバヘ投入して戻るクレーンのサイクルタイムが間に合わないので、CDQでコークスを処理できる窯出し本数に限りがある。このような場合、1基のCDQで処理できないので、コークス炉の生産量と窯出し本数にあわせて、CDQの設置基数を増やして全量をCDQで処理するようにしている。
【0007】
また、トラバーサ方式の場合、サイクルタイムの問題を解決するために、トラバーサ装置2台とクレーン2台を設置し解決することが可能である。
【0008】
しかしながら、このようにCDQの設置基数を増やしたり、クレーン2台とトラバーサ2台を設置すると、広い設置スペースを必要とするので、既設コークス炉のCDQ設置場所に広いスペースがなければ、CDQを設置することが出来ない、また、設置する場合には建設費、ランニングコストなど必要以上に投資コストが増えてしまうという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、コークス炉の窯出し本数が多くても1基のCDQで処理することができるCDQへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のCDQへの赤熱コークスの投入装置は、連設した複数のコークス炉間の所定の位置にセンターポストを立設し、該センターポストを中心に左右対称に配置され前記センターポストを中心として旋回自在な第1及び第2のクレーンを、CDQ本体と並列に配設したことを特徴とする。
【0011】
本発明のCDQへの赤熱コークスの投入方法は、前記第1のクレーンにより、赤熱コークスがコークス炉から窯出しされて装入されたバケットをバケット台車から巻き上げてCDQ本体のプレチャンバ上部までセンターポストを中心に旋回・搬送し、前記バケットから前記プレチャンバ内へ赤熱コークスを投入する第1の工程と、前記第2のクレーンにより、赤熱コークスがコークス炉から窯出しされて装入されたバケットをバケット台車から巻き上げて前記プレチャンバ上部までセンターポストを中心に旋回・搬送し、前記バケットから前記プレチャンバ内へ赤熱コークスを投入する第2の工程とを交互に行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、センターポストを中心に旋回自在な第1及び第2のクレーンを設置し、バケットをプレチャンバまで交互に旋回・搬送する。具体的には、1基のCDQを使用する場合に、第1のクレーンでバケット台車上に待機している赤熱コークスを載置したバケットを吊り上げ、センターポストを中心に旋回させ、プレチャンバ上部へ移動させ、バケット内の赤熱コークスをプレチャンバ内に投入する。投入が完了したら第1のクレーンを旋回させ、プレチャンバ上部から退避させる。第2のクレーンは、第1のクレーンで吊り上げられたバケットがプレチャンバ上部に達したとき、バケット台車上に待機している別の赤熱コークスを載置したバケットの吊り上げを開始する。第1のクレーンに懸垂されたバケットがプレチャンバ上部から退避したら、つづいて第2のクレーンを旋回させて懸垂されているバケットをプレチャンバ上部に移動する。このようにセンターポストに旋回自在に配置された2台のクレーンを交互に使用する。
【0013】
【実施例】
図1は本発明の投入装置の概略を示す平面図、図2は同正面図である。
【0014】
No.1〜4コークス炉1〜4が直列に配置されている。No.1〜4コークス炉1〜4に沿って敷設されたレール5を走行するバケット台車6にはコークス炉1〜4から窯出しされる赤熱コークスが装入されるバケット7が第1のクレーン9及び第2のクレーン10で吊り上げ可能に載置される。バケット7は、底部が開閉可能になっている。
【0015】
No.2コークス炉2とNo.3コークス炉3の間にCDQ本体8、並びに、旋回ベアリング12を介してセンターポスト13を中心に旋回できる吊具9aを備えた第1のクレーン9及び吊具10aを備えた第2のクレーン10が配置されている。
【0016】
前記構成において、No.1コークス炉1あるいはNo.2コークス炉2から赤熱コークスが窯出しされバケット台車6の上のバケット7に装入される。バケット台車6は第1のクレーン9へ移動し、バケット7が第1のクレーン9の吊具9aにより吊り上げられ、CDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8b上部までセンターポスト13を中心に旋回して搬送され、バケット7の底部が開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第1のクレーン9は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0017】
前記第1のクレーン9の操作と並行して、No.3コークス炉3あるいはNo.4コークス炉4から赤熱コークスが窯出しされ装入されたバケット7を乗せたバケット台車6は第2のクレーン10まで移動し、バケット7が第2のクレーン10の吊具10aにより吊り上げられ、センターポスト13を中心に旋回してCDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8b上部まで搬送され、バケット7の底部を開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第2のクレーン10は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0018】
以上の第1のクレーン9による投入と第2のクレーン10による投入とを交互に繰り返すことにより、窯出し本数の多いコークス炉でも、1基のCDQで処理が可能である。
【0019】
図3は、本発明の投入装置の別実施例を示す概略平面図で、図1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0020】
本実施例は、No.1〜No.2コークス炉1,2とNo.3〜No.4コークス炉3,4が直角に配置されている場合である。この場合も図1に示す実施例と同様に、No.1コークス炉1あるいはNo.2コークス炉2から赤熱コークスが窯出しされバケット台車6の上のバケット7に装入される。バケット台車6は第1のクレーン9へ移動し、バケット7が第1のクレーン9の吊具9aにより吊り上げられ、CDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8bまでセンターポスト13を中心に旋回して搬送され、バケット7の底部が開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第1のクレーン9は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0021】
前記第1のクレーン9の操作と並行して、No.3コークス炉3あるいはNo.4コークス炉4から赤熱コークスが窯出しされ装入されたバケット7を乗せたバケット台車6は第2のクレーン10まで移動し、バケット7が第2のクレーン10の吊具10aにより吊り上げられ、センターポスト13を中心に旋回してCDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8bまで搬送され、バケット7の底部を開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第2のクレーン10は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、コークス炉の窯出し本数が多くても、センターポストを中心に左右対称に配置した第1及び第2のクレーンによりコークスを交互に投入するので、CDQを追加することなく1基のCDQで赤熱コークスを処理することが可能となる。
【0023】
窯出し本数の多いコークス炉が配置されていても、1基のCDQで処理可能なためCDQを追加する必要がないので、建設コストを安くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投入装置の概略を示す平面図である。
【図2】図1に示す投入装置の正面図である。
【図3】本発明の投入装置の他の実施例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1〜4 No1〜4コークス炉
5 レール
6 バケット台車
7 バケット
8 CDQ本体
8a プレチャンバ
8b 赤熱コークス投入口
9 第1のクレーン
9a 吊具
10 第2のクレーン
10a 吊具
11 レール
12 旋回ベアリング
13 センターポスト
【発明の属する技術分野】
本発明はコークス乾式消火設備(Coke Dry Quenting、本明細書では「CDQ」という)の配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDQでは、コークス炉から窯出しされた赤熱コークスをCDQ本体のプレチャンバに装入し、冷却室へ下降させ、冷却室へ供給した冷却ガスである不活性ガスを赤熱コークスと熱交換させ、赤熱コークスの熱を回収した高温の不活性ガスをボイラに導入して熱交換した後、循環ブロワで再度冷却室へ圧送して循環させるようになっている。ボイラで熱交換により得られた蒸気は発電機に送られ電気エネルギとして回収される。また、プロセス蒸気として利用される。
【0003】
コークス炉から窯出しされた赤熱コークスをプレチャンバヘ搬送する方式として、例えば、特許文献1に開示されているように、コークス炉に沿って設けられたレールを走行するバケット台車上のバケットに赤熱コークスを挿入し、バケット台車をプレチャンバ上部へ移動させ、バケットの底部を開いて赤熱コークスをプレチャンバ内へ投入する方式がある。
【0004】
また、消火車軌条から直接バケットを巻き上げられない場合にトラバーサ装置によってバケットをCDQ巻き上げ塔まで引っ張って巻き上げるトラバーサ方式がある。
【0005】
【特許文献1】
特公昭60−1911号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
コークス炉の窯出し本数が多い場合、コークス炉からの窯出しのサイクルタイムにバケットを吊り上げ赤熱コークスをプレチャンバヘ投入して戻るクレーンのサイクルタイムが間に合わないので、CDQでコークスを処理できる窯出し本数に限りがある。このような場合、1基のCDQで処理できないので、コークス炉の生産量と窯出し本数にあわせて、CDQの設置基数を増やして全量をCDQで処理するようにしている。
【0007】
また、トラバーサ方式の場合、サイクルタイムの問題を解決するために、トラバーサ装置2台とクレーン2台を設置し解決することが可能である。
【0008】
しかしながら、このようにCDQの設置基数を増やしたり、クレーン2台とトラバーサ2台を設置すると、広い設置スペースを必要とするので、既設コークス炉のCDQ設置場所に広いスペースがなければ、CDQを設置することが出来ない、また、設置する場合には建設費、ランニングコストなど必要以上に投資コストが増えてしまうという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、コークス炉の窯出し本数が多くても1基のCDQで処理することができるCDQへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のCDQへの赤熱コークスの投入装置は、連設した複数のコークス炉間の所定の位置にセンターポストを立設し、該センターポストを中心に左右対称に配置され前記センターポストを中心として旋回自在な第1及び第2のクレーンを、CDQ本体と並列に配設したことを特徴とする。
【0011】
本発明のCDQへの赤熱コークスの投入方法は、前記第1のクレーンにより、赤熱コークスがコークス炉から窯出しされて装入されたバケットをバケット台車から巻き上げてCDQ本体のプレチャンバ上部までセンターポストを中心に旋回・搬送し、前記バケットから前記プレチャンバ内へ赤熱コークスを投入する第1の工程と、前記第2のクレーンにより、赤熱コークスがコークス炉から窯出しされて装入されたバケットをバケット台車から巻き上げて前記プレチャンバ上部までセンターポストを中心に旋回・搬送し、前記バケットから前記プレチャンバ内へ赤熱コークスを投入する第2の工程とを交互に行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、センターポストを中心に旋回自在な第1及び第2のクレーンを設置し、バケットをプレチャンバまで交互に旋回・搬送する。具体的には、1基のCDQを使用する場合に、第1のクレーンでバケット台車上に待機している赤熱コークスを載置したバケットを吊り上げ、センターポストを中心に旋回させ、プレチャンバ上部へ移動させ、バケット内の赤熱コークスをプレチャンバ内に投入する。投入が完了したら第1のクレーンを旋回させ、プレチャンバ上部から退避させる。第2のクレーンは、第1のクレーンで吊り上げられたバケットがプレチャンバ上部に達したとき、バケット台車上に待機している別の赤熱コークスを載置したバケットの吊り上げを開始する。第1のクレーンに懸垂されたバケットがプレチャンバ上部から退避したら、つづいて第2のクレーンを旋回させて懸垂されているバケットをプレチャンバ上部に移動する。このようにセンターポストに旋回自在に配置された2台のクレーンを交互に使用する。
【0013】
【実施例】
図1は本発明の投入装置の概略を示す平面図、図2は同正面図である。
【0014】
No.1〜4コークス炉1〜4が直列に配置されている。No.1〜4コークス炉1〜4に沿って敷設されたレール5を走行するバケット台車6にはコークス炉1〜4から窯出しされる赤熱コークスが装入されるバケット7が第1のクレーン9及び第2のクレーン10で吊り上げ可能に載置される。バケット7は、底部が開閉可能になっている。
【0015】
No.2コークス炉2とNo.3コークス炉3の間にCDQ本体8、並びに、旋回ベアリング12を介してセンターポスト13を中心に旋回できる吊具9aを備えた第1のクレーン9及び吊具10aを備えた第2のクレーン10が配置されている。
【0016】
前記構成において、No.1コークス炉1あるいはNo.2コークス炉2から赤熱コークスが窯出しされバケット台車6の上のバケット7に装入される。バケット台車6は第1のクレーン9へ移動し、バケット7が第1のクレーン9の吊具9aにより吊り上げられ、CDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8b上部までセンターポスト13を中心に旋回して搬送され、バケット7の底部が開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第1のクレーン9は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0017】
前記第1のクレーン9の操作と並行して、No.3コークス炉3あるいはNo.4コークス炉4から赤熱コークスが窯出しされ装入されたバケット7を乗せたバケット台車6は第2のクレーン10まで移動し、バケット7が第2のクレーン10の吊具10aにより吊り上げられ、センターポスト13を中心に旋回してCDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8b上部まで搬送され、バケット7の底部を開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第2のクレーン10は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0018】
以上の第1のクレーン9による投入と第2のクレーン10による投入とを交互に繰り返すことにより、窯出し本数の多いコークス炉でも、1基のCDQで処理が可能である。
【0019】
図3は、本発明の投入装置の別実施例を示す概略平面図で、図1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0020】
本実施例は、No.1〜No.2コークス炉1,2とNo.3〜No.4コークス炉3,4が直角に配置されている場合である。この場合も図1に示す実施例と同様に、No.1コークス炉1あるいはNo.2コークス炉2から赤熱コークスが窯出しされバケット台車6の上のバケット7に装入される。バケット台車6は第1のクレーン9へ移動し、バケット7が第1のクレーン9の吊具9aにより吊り上げられ、CDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8bまでセンターポスト13を中心に旋回して搬送され、バケット7の底部が開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第1のクレーン9は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0021】
前記第1のクレーン9の操作と並行して、No.3コークス炉3あるいはNo.4コークス炉4から赤熱コークスが窯出しされ装入されたバケット7を乗せたバケット台車6は第2のクレーン10まで移動し、バケット7が第2のクレーン10の吊具10aにより吊り上げられ、センターポスト13を中心に旋回してCDQ本体8のプレチャンバ8aの赤熱コークス投入口8bまで搬送され、バケット7の底部を開いて赤熱コークスをプレチャンバ8a内に投入する。投入後、第2のクレーン10は旋回して、CDQ本体8上部から退避し、バケット7をバケット台車6へ戻す。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、コークス炉の窯出し本数が多くても、センターポストを中心に左右対称に配置した第1及び第2のクレーンによりコークスを交互に投入するので、CDQを追加することなく1基のCDQで赤熱コークスを処理することが可能となる。
【0023】
窯出し本数の多いコークス炉が配置されていても、1基のCDQで処理可能なためCDQを追加する必要がないので、建設コストを安くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投入装置の概略を示す平面図である。
【図2】図1に示す投入装置の正面図である。
【図3】本発明の投入装置の他の実施例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1〜4 No1〜4コークス炉
5 レール
6 バケット台車
7 バケット
8 CDQ本体
8a プレチャンバ
8b 赤熱コークス投入口
9 第1のクレーン
9a 吊具
10 第2のクレーン
10a 吊具
11 レール
12 旋回ベアリング
13 センターポスト
Claims (2)
- 連設した複数のコークス炉間の所定の位置にセンターポストを立設し、該センターポストを中心に左右対称に配置され前記センターポストを中心として旋回自在な第1及び第2のクレーンを、CDQ本体と並列に配設したことを特徴とするCDQへの赤熱コークスの投入装置。
- 請求項1に記載のCDQへの赤熱コークスの投入装置による赤熱コークスの投入方法であって、前記第1のクレーンにより、赤熱コークスがコークス炉から窯出しされて装入されたバケットをバケット台車から巻き上げてCDQ本体のプレチャンバ上部までセンターポストを中心に旋回・搬送し、前記バケットから前記プレチャンバ内へ赤熱コークスを投入する第1の工程と、前記第2のクレーンにより、赤熱コークスがコークス炉から窯出しされて装入されたバケットをバケット台車から巻き上げて前記プレチャンバ上部までセンターポストを中心に旋回・搬送し、前記バケットから前記プレチャンバ内へ赤熱コークスを投入する第2の工程とを交互に行うことを特徴とするCDQへの赤熱コークスの投入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003148088A JP2004346284A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | Cdqへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003148088A JP2004346284A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | Cdqへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004346284A true JP2004346284A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33534424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003148088A Withdrawn JP2004346284A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | Cdqへの赤熱コークスの投入装置及び投入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004346284A (ja) |
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2003
- 2003-05-26 JP JP2003148088A patent/JP2004346284A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |