JPH05185204A - 回転炉を有する鋳造設備の利用方法及びその方法を実施する鋳造設備 - Google Patents
回転炉を有する鋳造設備の利用方法及びその方法を実施する鋳造設備Info
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- JPH05185204A JPH05185204A JP3227883A JP22788391A JPH05185204A JP H05185204 A JPH05185204 A JP H05185204A JP 3227883 A JP3227883 A JP 3227883A JP 22788391 A JP22788391 A JP 22788391A JP H05185204 A JPH05185204 A JP H05185204A
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- C21C5/562—Manufacture of steel by other methods starting from scrap
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
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- C21B13/08—Making spongy iron or liquid steel, by direct processes in rotary furnaces
- C21B13/085—Making spongy iron or liquid steel, by direct processes in rotary furnaces wherein iron or steel is obtained in a molten state
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27B—FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
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- F27B7/20—Details, accessories, or equipment peculiar to rotary-drum furnaces
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】回転炉を備えた溶融ラインの利用方法およびこ
の方法を実施するための鋳造設備を提供し、操業始めの
有害物放出の抑制、溶融損失の低減および排出煙の除害
を図り、全体としての利用効率を向上させる。 【構成】溶融場所Ａ及び予熱場所Ｄに直列に２基の回転
炉を置く段階、予熱場所にある炉内の装入物を予熱する
ために、予熱炉を横切って排出用煙突２６の方へ第１の
炉からの煙を流させながら、溶融場所にある第１の炉内
で溶融を行う段階、次いで溶融場所にある炉を鋳造場所
Ｂの方へ移動する段階を有している。炉を異なる場所に
移動できるように、各炉は、炉の回転駆動手段を有する
移動架台１８と組み合わされている。
の方法を実施するための鋳造設備を提供し、操業始めの
有害物放出の抑制、溶融損失の低減および排出煙の除害
を図り、全体としての利用効率を向上させる。 【構成】溶融場所Ａ及び予熱場所Ｄに直列に２基の回転
炉を置く段階、予熱場所にある炉内の装入物を予熱する
ために、予熱炉を横切って排出用煙突２６の方へ第１の
炉からの煙を流させながら、溶融場所にある第１の炉内
で溶融を行う段階、次いで溶融場所にある炉を鋳造場所
Ｂの方へ移動する段階を有している。炉を異なる場所に
移動できるように、各炉は、炉の回転駆動手段を有する
移動架台１８と組み合わされている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転炉をもつた金属鋳
造設備及び酸素−燃料バーナを備えた少くとも１基の回
転炉を有し、溶融すべき金属片の炉内装入、金属の溶融
及び溶融金属鋳造の各段階を有する少くとも一系列の溶
融ラインの利用方法に関する。
造設備及び酸素−燃料バーナを備えた少くとも１基の回
転炉を有し、溶融すべき金属片の炉内装入、金属の溶融
及び溶融金属鋳造の各段階を有する少くとも一系列の溶
融ラインの利用方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】酸素−燃料バーナを備えた回転炉は、そ
れが融通性があつて高性能に利用でき、限られた量の煙
しか排出しないので、特に小さな鋳造所においてますま
す好評を得ている。
れが融通性があつて高性能に利用でき、限られた量の煙
しか排出しないので、特に小さな鋳造所においてますま
す好評を得ている。
【０００３】公知の設備では、回転炉は煙突の近くの一
つの場所に配置され、装入時に炉の傾動を可能にする取
りはずしできる継手によつて煙突に連結されている。装
入が行われると、酸素−燃料バーナが溶融段階のために
使用され、ほぼ３ｔの溶融すべき金属の場合、溶融段階
は、燃料と酸素との化学量論的混合物をバーナが燃やす
約１時間の第１段階、次いで溶融中の金属の酸化を制限
するために酸素の少い混合物による約３０分間の第２段
階の約１時間３０分持続する。この第２段階では、煙突
に排出される煙は、二酸化炭素及び水蒸気の他に、煙突
内で吸引空気と化合して、この煙突をひどく破損した
り、煙の有効な除害を妨げる炎を煙突内にしばしば発生
させる一酸化炭素と水素を含んでいる。
つの場所に配置され、装入時に炉の傾動を可能にする取
りはずしできる継手によつて煙突に連結されている。装
入が行われると、酸素−燃料バーナが溶融段階のために
使用され、ほぼ３ｔの溶融すべき金属の場合、溶融段階
は、燃料と酸素との化学量論的混合物をバーナが燃やす
約１時間の第１段階、次いで溶融中の金属の酸化を制限
するために酸素の少い混合物による約３０分間の第２段
階の約１時間３０分持続する。この第２段階では、煙突
に排出される煙は、二酸化炭素及び水蒸気の他に、煙突
内で吸引空気と化合して、この煙突をひどく破損した
り、煙の有効な除害を妨げる炎を煙突内にしばしば発生
させる一酸化炭素と水素を含んでいる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、全体として
利用効率を著しく増大し、操業の初めに塵埃、一酸化炭
素、水素の放出を減少し、溶融炉内での溶融損失を制限
し、排出煙の除害を容易にすることのできる、回転炉を
備えた一系列の溶融ラインの利用方法を提案することを
目的としている。本発明はまた、酸素−燃料バーナを備
えた少くとも１基の回転炉と煙排出用の煙突とを有する
種類の、上記方法を実施するための鋳造設備を提供する
ことを他の目的としている。
利用効率を著しく増大し、操業の初めに塵埃、一酸化炭
素、水素の放出を減少し、溶融炉内での溶融損失を制限
し、排出煙の除害を容易にすることのできる、回転炉を
備えた一系列の溶融ラインの利用方法を提案することを
目的としている。本発明はまた、酸素−燃料バーナを備
えた少くとも１基の回転炉と煙排出用の煙突とを有する
種類の、上記方法を実施するための鋳造設備を提供する
ことを他の目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の一つ
の特徴によれば、本発明の方法は、少くとも２基の回転
炉を使用し、 ａ） 装入された第１の炉を第１の場所に置く段階、 ｂ） 装入された第２の炉を第２の場所に置く段階、 ｃ） 第１の場所にある第１の炉内で溶融を行う段階、 ｄ） 段階ｃ）の間に、第１の炉から出た煙を、第２の
炉内に装入された金属を予熱するために、第２の場所に
ある第２の炉を横切って排出用煙突の方へ流れさせる段
階、 ｅ） 溶融が行われたならば、第１の炉を鋳造場所の方
へ移す段階、次いで ｆ） 予熱された第２の炉内の装入物の溶融を行う段階 の各段階を有している。さらに詳細な特徴によれば、本
発明の方法は、 ｇ） 鋳造後、予熱又は溶融の後段階のために移動され
るべく待機している金属片を再装入する第３の場所の方
へ第１の炉を移す後段階を有している。
の特徴によれば、本発明の方法は、少くとも２基の回転
炉を使用し、 ａ） 装入された第１の炉を第１の場所に置く段階、 ｂ） 装入された第２の炉を第２の場所に置く段階、 ｃ） 第１の場所にある第１の炉内で溶融を行う段階、 ｄ） 段階ｃ）の間に、第１の炉から出た煙を、第２の
炉内に装入された金属を予熱するために、第２の場所に
ある第２の炉を横切って排出用煙突の方へ流れさせる段
階、 ｅ） 溶融が行われたならば、第１の炉を鋳造場所の方
へ移す段階、次いで ｆ） 予熱された第２の炉内の装入物の溶融を行う段階 の各段階を有している。さらに詳細な特徴によれば、本
発明の方法は、 ｇ） 鋳造後、予熱又は溶融の後段階のために移動され
るべく待機している金属片を再装入する第３の場所の方
へ第１の炉を移す後段階を有している。
【０００６】本発明の設備は、前記した種類の設備にお
いて、溶融場所にある炉の煙が、予熱場所にある炉を横
切って煙突の方へ排出されるように、煙突と一列に配置
された少くとも一つの溶融場所と予熱場所、及び溶融場
所、予熱場所の列から離れた鋳造場所の異なった場所の
間をそれぞれ移動可能な少くとも２基の回転炉を有して
いる。
いて、溶融場所にある炉の煙が、予熱場所にある炉を横
切って煙突の方へ排出されるように、煙突と一列に配置
された少くとも一つの溶融場所と予熱場所、及び溶融場
所、予熱場所の列から離れた鋳造場所の異なった場所の
間をそれぞれ移動可能な少くとも２基の回転炉を有して
いる。
【０００７】溶融前に装入物の予熱を行う本発明による
設備は、多くの利点を有している。−最初に、別途失わ
れた排出煙中の熱の回収が、溶融すべき装入物を高温に
保持し、炉自身を予熱することができ、その結果溶融段
階は、サイクル時間の短縮及び加熱ガス消費量の節減で
表わされる必要なエネルギー支出を低下させる。
設備は、多くの利点を有している。−最初に、別途失わ
れた排出煙中の熱の回収が、溶融すべき装入物を高温に
保持し、炉自身を予熱することができ、その結果溶融段
階は、サイクル時間の短縮及び加熱ガス消費量の節減で
表わされる必要なエネルギー支出を低下させる。
【０００８】−次の溶融段階を確実にする炉内で行われ
る予熱は、溶融すべき金属片が、他の手段によつて炉内
への装入前に予熱されていた場合に起り得る金属片の溶
着の危険性があるのに反して、全く何の問題も存在せ
ず、この方法は、特殊な技術的束縛なしにエネルギーを
最大限回収できる。
る予熱は、溶融すべき金属片が、他の手段によつて炉内
への装入前に予熱されていた場合に起り得る金属片の溶
着の危険性があるのに反して、全く何の問題も存在せ
ず、この方法は、特殊な技術的束縛なしにエネルギーを
最大限回収できる。
【０００９】−煙の可燃性と関連した問題は、煙突内に
位置する代りにここでは予熱炉内に持ってこられ、本発
明の一つの特徴によれば、予熱炉の温度を高めることに
よつて、また温度がより低く、全体量の少い煙を煙突に
放出することによつて、煙突に損害を与える危険がな
く、煙の除害を著しく容易にする、予熱炉内での一酸化
炭素の直接燃焼を引き起こすようにさせられる。
位置する代りにここでは予熱炉内に持ってこられ、本発
明の一つの特徴によれば、予熱炉の温度を高めることに
よつて、また温度がより低く、全体量の少い煙を煙突に
放出することによつて、煙突に損害を与える危険がな
く、煙の除害を著しく容易にする、予熱炉内での一酸化
炭素の直接燃焼を引き起こすようにさせられる。
【００１０】−予熱炉内での一酸化炭素の燃焼は、溶融
炉内でもっとも酸化しないやり方で用いることができ、
したがつて溶融コストに不利を与えずに溶融損失を制限
することができ、このことは設備のエネルギー消費量を
さらに節減することができる。
炉内でもっとも酸化しないやり方で用いることができ、
したがつて溶融コストに不利を与えずに溶融損失を制限
することができ、このことは設備のエネルギー消費量を
さらに節減することができる。
【００１１】−少くとも２基、３基ならばさらに有利な
回転炉によつて、鋳造作業及び装入作業は、溶融作業及
び予熱作業に比べて無視できるほど短い時間で行われ、
このことは、設備の生産速度を著しく高めることができ
る。
回転炉によつて、鋳造作業及び装入作業は、溶融作業及
び予熱作業に比べて無視できるほど短い時間で行われ、
このことは、設備の生産速度を著しく高めることができ
る。
【００１２】本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面
と関連して、限定しない例として与えられたいくつかの
実施例についてなされる以下の記載から明らかになるで
あろう。
と関連して、限定しない例として与えられたいくつかの
実施例についてなされる以下の記載から明らかになるで
あろう。
【００１３】
【実施例】以下の記載中及び図面においては、同一又は
類似の構成要素は同一符号で示される。図１には、一系
列の溶融ラインを備えた鋳造設備が示され、四つの異な
った段階、すなわち溶融場所Ａ、溶融金属場所Ｂ、炉装
入場所Ｃ及び溶融すべき装入物予熱場所Ｄに従って配置
されている。
類似の構成要素は同一符号で示される。図１には、一系
列の溶融ラインを備えた鋳造設備が示され、四つの異な
った段階、すなわち溶融場所Ａ、溶融金属場所Ｂ、炉装
入場所Ｃ及び溶融すべき装入物予熱場所Ｄに従って配置
されている。
【００１４】図示の設備は、同軸の二つの中央開口又は
取出口を残して両端部で部分的に閉じられた、全体とし
て管状形を示す３基の同一回転炉を有し、一つの開口
は、取りはずし可能なように、例えばフランス国特許出
願第８９．０９６９４号に記載された酸素−燃料バーナ
１１を受け入れる入口開口１０であり、一つの開口は、
煙を排出し、装入場所では溶融すべき金属片を装入する
出口開口１２である。
取出口を残して両端部で部分的に閉じられた、全体とし
て管状形を示す３基の同一回転炉を有し、一つの開口
は、取りはずし可能なように、例えばフランス国特許出
願第８９．０９６９４号に記載された酸素−燃料バーナ
１１を受け入れる入口開口１０であり、一つの開口は、
煙を排出し、装入場所では溶融すべき金属片を装入する
出口開口１２である。
【００１５】各炉は、金属の胴板１３及び耐火煉瓦製内
張１４を有する。バーナ１１用開口１０を限定する円錐
台状の端部部分は、鋳込み作業時以外は栓で塞がれてい
る、直径方向反対側の２個の湯口１５を有する。胴材１
３は、回転駆動ローラ１７と一緒に働く２個の円筒状ア
ーチ部１６を周囲に備えている。
張１４を有する。バーナ１１用開口１０を限定する円錐
台状の端部部分は、鋳込み作業時以外は栓で塞がれてい
る、直径方向反対側の２個の湯口１５を有する。胴材１
３は、回転駆動ローラ１７と一緒に働く２個の円筒状ア
ーチ部１６を周囲に備えている。
【００１６】本発明の実施態様によれば、各炉は少くと
も３個所の別の場所に移動するように運ばれ、各炉は、
ローラ１７とローラ１７の駆動モータ１９を組み込んだ
移動架台１８と組み合わされる。架台１８は炉と架台を
一緒に荷扱いでき、移送できる手段、例えばホイストに
よる移動用のフック、又は好ましくは転轍器、転車台
（図示せず）を有するレール上を一緒に移動するように
溝車輪２０を備えている。
も３個所の別の場所に移動するように運ばれ、各炉は、
ローラ１７とローラ１７の駆動モータ１９を組み込んだ
移動架台１８と組み合わされる。架台１８は炉と架台を
一緒に荷扱いでき、移送できる手段、例えばホイストに
よる移動用のフック、又は好ましくは転轍器、転車台
（図示せず）を有するレール上を一緒に移動するように
溝車輪２０を備えている。
【００１７】本発明の他の実施態様によれば、各炉の胴
材１３は、出口開口１２を限定する端部に、冷却フイン
３０を備えているのが有利な金属の外側胴材２４及び耐
火煉瓦の内張２５で構成され、外方に向って先細になつ
ているガス案内要素２３をフランジ２２によつて取りつ
けることができるフランジ２１を有する。ガス案内要素
２３は、その荷扱い用に、孔２８のような手段を有す
る。
材１３は、出口開口１２を限定する端部に、冷却フイン
３０を備えているのが有利な金属の外側胴材２４及び耐
火煉瓦の内張２５で構成され、外方に向って先細になつ
ているガス案内要素２３をフランジ２２によつて取りつ
けることができるフランジ２１を有する。ガス案内要素
２３は、その荷扱い用に、孔２８のような手段を有す
る。
【００１８】図１によく見えているように、本発明の方
法によれば、星印で示された溶融すべき金属片を場所Ｃ
で装入された炉は、溶融段階のために場所Ａに置かれた
炉と煙突２６との間に置かれる。場所Ｄの炉は、排出す
べき煙を冷却し希釈する通気によつて煙突２６の入口で
吸引効果をつくり出すようなやり方で、炉の入口１２を
伸ばすガス案内要素２３をすでに備えているのが有利で
ある。
法によれば、星印で示された溶融すべき金属片を場所Ｃ
で装入された炉は、溶融段階のために場所Ａに置かれた
炉と煙突２６との間に置かれる。場所Ｄの炉は、排出す
べき煙を冷却し希釈する通気によつて煙突２６の入口で
吸引効果をつくり出すようなやり方で、炉の入口１２を
伸ばすガス案内要素２３をすでに備えているのが有利で
ある。
【００１９】同様に連結要素２３を備えた場所Ａの炉
は、連結要素２３の端部と場所Ｄの炉の入口開口１０の
入口との間に間隙ｄを残すように、場所Ｄの炉に対して
軸方向に位置決めされる。上に述べたように場所Ａの炉
内で溶融を行いながら、煙突２６の自然吸い込みによ
り、又は場所Ａの炉のわずかな過圧によつて排出される
煙は、場所Ａの炉のように回転作用を受ける場所Ｄの炉
内の装入物の間を通過し、これは場所Ｄの炉の装入物及
び耐火煉瓦壁の温度を、ほぼ均一に上昇させる。
は、連結要素２３の端部と場所Ｄの炉の入口開口１０の
入口との間に間隙ｄを残すように、場所Ｄの炉に対して
軸方向に位置決めされる。上に述べたように場所Ａの炉
内で溶融を行いながら、煙突２６の自然吸い込みによ
り、又は場所Ａの炉のわずかな過圧によつて排出される
煙は、場所Ａの炉のように回転作用を受ける場所Ｄの炉
内の装入物の間を通過し、これは場所Ｄの炉の装入物及
び耐火煉瓦壁の温度を、ほぼ均一に上昇させる。
【００２０】図２によく見えているように、二つの炉の
境界面では、場所Ａの炉内で発生した煙の流束Ｇは、連
結要素２３内で加速され、場所Ｄの炉の入口開口１０で
は、場所Ｄの予熱炉内での一酸化炭素の燃焼を促進する
ように矢印Ｆで示された通気が発生する。
境界面では、場所Ａの炉内で発生した煙の流束Ｇは、連
結要素２３内で加速され、場所Ｄの炉の入口開口１０で
は、場所Ｄの予熱炉内での一酸化炭素の燃焼を促進する
ように矢印Ｆで示された通気が発生する。
【００２１】場所Ａの炉内での燃焼の準化学量論的規則
によつて溶融の少くとも第２過程時に、酸素注入管２７
が、場所Ｄでの炉内の燃焼と水素の低減を補完する純酸
素流束ｆを場所Ｄの炉内に注入するために、間隙ｄに挿
入されるのが好ましい。変形として、場所Ｄの炉を横切
るガス流を促進しそこの温度を高めるために、酸素注入
管は、場所Ｄの炉内に供給する酸素−燃料バーナ式注入
管に置き換えることができる。
によつて溶融の少くとも第２過程時に、酸素注入管２７
が、場所Ｄでの炉内の燃焼と水素の低減を補完する純酸
素流束ｆを場所Ｄの炉内に注入するために、間隙ｄに挿
入されるのが好ましい。変形として、場所Ｄの炉を横切
るガス流を促進しそこの温度を高めるために、酸素注入
管は、場所Ｄの炉内に供給する酸素−燃料バーナ式注入
管に置き換えることができる。
【００２２】場所Ａで溶融が行われると、溶融状態の金
属を収容する炉は、金属が湯口１５から排出されるか、
又は溶融金属の鋳込みの前に待たされる鋳造場所Ｂに移
される。この過程の間、場所Ｄの炉は、一時的に待機さ
せられるか、すぐに溶融過程を開始することができる。
場所Ｂで鋳造が終ると、炉はまず開口１２から残ったス
ラグを排出するために、次に同じ開口１２から新しい装
入物を受け入れるために傾けられる装入場所Ｃに運ばれ
る。装入されると、場所Ｃの炉は場所Ｄに運ばれ、場所
Ｄであらかじめ予熱され、場所Ａで溶融作業を行う炉と
一緒に操業される。
属を収容する炉は、金属が湯口１５から排出されるか、
又は溶融金属の鋳込みの前に待たされる鋳造場所Ｂに移
される。この過程の間、場所Ｄの炉は、一時的に待機さ
せられるか、すぐに溶融過程を開始することができる。
場所Ｂで鋳造が終ると、炉はまず開口１２から残ったス
ラグを排出するために、次に同じ開口１２から新しい装
入物を受け入れるために傾けられる装入場所Ｃに運ばれ
る。装入されると、場所Ｃの炉は場所Ｄに運ばれ、場所
Ｄであらかじめ予熱され、場所Ａで溶融作業を行う炉と
一緒に操業される。
【００２３】図３に見られるように、２系列の溶融ライ
ン（サフイックス１及び２によつて示される）を用いる
設備は、鋳造場所Ｂ及び装入場所Ｃが、使用される炉の
数によつて鋳造及び装入作業の時間をずらせたサイクル
に従って操業する２系列に共通にできるので、平面配置
を最適にすることができる。
ン（サフイックス１及び２によつて示される）を用いる
設備は、鋳造場所Ｂ及び装入場所Ｃが、使用される炉の
数によつて鋳造及び装入作業の時間をずらせたサイクル
に従って操業する２系列に共通にできるので、平面配置
を最適にすることができる。
【００２４】図４には、少くとも３系列の溶融ラインを
もつた設備における回転炉の移動の流れが示されてお
り、サフイックス１，２及び３で示されるこれらライン
は、装入場所Ｃ，Ｃ' 及び鋳造場所Ｂ，Ｂ' を二つずつ
分担し、鋳造場所Ｂ，Ｂ' はさらに、溶融金属の最終標
準化段階を行うことができる温度保持場所Ｅと組合わさ
れてもよい。
もつた設備における回転炉の移動の流れが示されてお
り、サフイックス１，２及び３で示されるこれらライン
は、装入場所Ｃ，Ｃ' 及び鋳造場所Ｂ，Ｂ' を二つずつ
分担し、鋳造場所Ｂ，Ｂ' はさらに、溶融金属の最終標
準化段階を行うことができる温度保持場所Ｅと組合わさ
れてもよい。
【００２５】単一の溶融ラインをもつた設備を含めて、
鋳造場所の近くに待機場所又は保温場所を設けることに
よつて、単一の炉の能力以上の鋳造を行うことができ、
本発明方法による溶融時間が著しく低減されることは注
目されるであろう。本発明は特定の実施態様と関連して
述べられたが、本発明はそれに限定されることなく、そ
れとは反対に当業者にとつて明らかな修正及び変形を行
うことができる。
鋳造場所の近くに待機場所又は保温場所を設けることに
よつて、単一の炉の能力以上の鋳造を行うことができ、
本発明方法による溶融時間が著しく低減されることは注
目されるであろう。本発明は特定の実施態様と関連して
述べられたが、本発明はそれに限定されることなく、そ
れとは反対に当業者にとつて明らかな修正及び変形を行
うことができる。
【図１】 本発明の方法を実施するために単一の溶融ラ
インを有する設備の全体配置の略図。
インを有する設備の全体配置の略図。
【図２】 溶融場所の炉の入口と予熱場所の炉の出口と
の間の接続区域の断面図。
の間の接続区域の断面図。
【図３】 ２系列の溶融ラインを有する鋳造設備の全体
配置の略図。
配置の略図。
【図４】 ３系列の溶融ラインを有する全体配置及び本
発明の方法を実施するためのいくつかの炉の考えられる
サイクルの略図。
発明の方法を実施するためのいくつかの炉の考えられる
サイクルの略図。
１０ 入口開口 １１ 酸素−燃料バーナ １２ 出口開口 １３ 金属の胴材 １４ 内張 １５ 湯口 １６ 円筒状アーチ部 １７ 回転駆動ローラ １８ 移動架台 １９ ローラ１７の駆動モータ ２０ 溝車輪 ２１，２２ フランジ ２３ ガス案内要素 ２４ ガス案内要素２３の外側胴材 ２５ ガス案内要素２３の内張 ２６ 煙突 ２７ 酸素注入管 ２８ ガス案内要素２３の孔 ３０ 冷却フイン
Claims (17)
- 【請求項１】 酸素−燃料バーナを備えた少くとも１基
の回転炉を有し、溶融すべき金属片の炉への装入段階、
金属の溶融段階及び溶融金属の鋳造段階を有する、少く
とも一系列の溶融ラインをもつた鋳造設備の利用方法に
おいて、少くとも２基の回転炉を使用し、 ａ） 装入された第１の炉を第１の場所に置く段階、 ｂ） 装入された第２の炉を第２の場所に置く段階、 ｃ） 第１の場所にある第１の炉内で金属の溶融を行う
段階、 ｄ） 段階ｃ）の間に、第１の場所にある第１の炉の煙
を、第２の炉内の金属を予熱するために、第２の場所に
ある第２の炉を横切って排出用煙突の方へ流れさせる段
階、 ｅ） 第１の炉を第３の場所の方へ移す段階、 次いで ｆ） 予熱された第２の炉内の金属の溶融を行う段階 の各段階を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項２】 鋳造後、第３の場所にある第１の炉を、
予熱又は後の溶融段階のために移動を待機している装入
用の第４の場所の方へ移す後段階を有することを特徴と
する請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 第２の場所が、第１の場所と煙突との間
に一列に配置されていることを特徴とする請求項１又は
２記載の方法。 - 【請求項４】 段階ｄ）の少くとも一部分の間、第２の
場所にある第２の炉内に酸素を含有するガスを導入する
段階を有することを特徴とする請求項１ないし３のいず
れか１項に記載の方法。 - 【請求項５】 溶融段階が、酸素含有量の少い混合物を
バーナで燃焼する段階を有すること、及び前記燃焼段階
の少くとも一部分の間、第２の場所にある第２の炉内に
純酸素を導入する段階を有することをと特徴とする請求
項４記載の方法。 - 【請求項６】 段階ｃ）及び段階ｄ）の間に、第４の場
所で装入が行われる少くとも１基の第３の炉を使用する
ことを特徴とする請求項２ないし５のいずれか１項に記
載の方法。 - 【請求項７】 段階ｅ）の後で、第２の炉が第１の場所
に移され、第３の炉が、段階ｃ）及び段階ｄ）の新しい
サイクルを行うために第２の場所に移されることを特徴
とする請求項６記載の方法。 - 【請求項８】 排出用煙突と一列をなして、それぞれ第
１の場所及び第２の場所を有する少くとも二系列の溶融
ラインをもつた設備の利用のために、第３の場所及び第
４の場所が二系列のライン共通であることを特徴とする
請求項２ないし７のいずれか１項に記載の方法。 - 【請求項９】 酸素−燃料バーナを備えた少くとも１基
の回転炉と煙排出用の煙突とを有する鋳造設備におい
て、溶融場所にある炉の煙が、予熱場所にある炉を横切
って煙突の方へ排出されるように、煙突と一列に配置さ
れた少くとも一つの溶融場所と予熱場所、及び前記列か
ら離れた鋳造場所の異なった場所の間をそれぞれ移動可
能な少くとも２基の回転炉を有することを特徴とする設
備。 - 【請求項１０】 前記列から離れた装入場所を有するこ
とを特徴とする請求項９記載の設備。 - 【請求項１１】 溶融場所と煙突との間に配置されたそ
れぞれの予熱場所をもつた二系列のラインで操業し、鋳
造場所及び装入場所は前記二系列に共通である、少くと
も５基の炉を有することを特徴とする請求項１０記載の
設備。 - 【請求項１２】 各炉が、移動架台と組み合わされてい
ることを特徴とする請求項９ないし１１のいずれか１項
に記載の設備。 - 【請求項１３】 移動架台が、組み合わされた炉の回転
駆動手段を有することを特徴とする請求項１２記載の設
備。 - 【請求項１４】 少くとも溶融場所にある炉が、その出
口に、予熱場所にある炉の入口の方へ煙を案内する要素
を備えていることを特徴とする請求項９ないし１３のい
ずれか１項に記載の設備。 - 【請求項１５】 予熱場所にある炉内に、酸素を含有す
るガスを導入する手段を有することを特徴とする請求項
９ないし１４のいずれか１項に記載の設備。 - 【請求項１６】 ガス導入手段が、溶融場所にある炉の
煙案内要素と予熱場所にある炉の入口との間に配置され
ることを特徴とする請求項１５記載の設備。 - 【請求項１７】 ガス導入手段が、予熱場所にある炉の
入口内への酸素注入管を有することを特徴とする請求項
１６記載の設備。
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|---|---|---|---|
| FR9011327A FR2666816B1 (fr) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | Installation de fonderie a fours rotatifs et procede d'exploitation. |
| FR9011327 | 1990-09-13 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP (1) | JPH05185204A (ja) |
| DE (1) | DE4129821A1 (ja) |
| ES (1) | ES2046088B1 (ja) |
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