JP3743169B2 - 高炉ステーブの交換装置及びこの装置を使用した高炉ステーブの交換方法 - Google Patents

高炉ステーブの交換装置及びこの装置を使用した高炉ステーブの交換方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高炉ステーブの交換装置及びこの装置を使用した高炉ステーブの交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステーブ冷却方式の高炉は、長期操業によって炉内の耐火物壁が炉内の熱や装入物の影響によって損傷すると、炉体鉄皮を保護している高炉ステーブも損傷して冷却能力が低下すやすいので、高炉の寿命延長を図るために高炉ステーブの取換える補修作業を定期的に行っている。
【0003】
この高炉の補修作業の従来技術として、例えば特開平9−118905号公報に記載の先行技術が知られている。
この先行技術は、高炉の休風後に、高炉装入物を炉壁損傷部より下方位置まで下降させる工程と、高炉装入物を炉壁損傷部より下方まで下降させた後、高炉装入物上に鉱石バラスを所定高さまで充填すると共に、炉壁の周面から冷却盤を取り外す工程と、前記炉壁の鉱石バラス充填部分より若干上方に、前記炉壁耐火物の破片の掻き出し装置が配置される上側開口部と、前記掻き出し装置により掻き取られた破片を炉外へ排出する下側開口部とを形成する工程と、前記炉壁の鉱石バラス充填部分上に、前記炉壁の内周面に沿って、それぞれ炉心側の面が下方傾斜した複数個の炉壁プロテクタを略環状に配置する工程と、前記炉壁プロテクタの炉内配置後、前記炉壁耐火物を爆破して、その破片を前記鉱石バラス上に落下させる工程と、前記掻き出し装置を用いて、前記破片をぜんき下側開口部から炉外へ排出する工程と、破片の掻き出し後、上側開口部から高炉ステーブを炉内へ運び込んで、炉壁の内周面に取り付ける工程と、破片の掻き出し後、上側及び下側開口部を塞ぐ工程とを備えた技術である。
【0004】
この先行技術によると、炉壁を爆破することで鉱石バラス上に落下した破片を、炉壁の鉱石バラス充填部分より若干上方に形成した上側開口部付近の掻き出し装置を用いて、下側開口部から炉外に掻き出し、上側開口部から高炉ステーブ を炉内に運び込んで炉壁に取り付けるようにしたので、高炉を休止することなく熱間である休風中に、炉壁に高炉ステーブを取り付けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記先行技術は、炉壁に掻き出し装置を配置するための大口径となってしまう上側開口部を形成する作業、炉壁の鉱石バラス充填部分上の炉壁の内周面に沿って炉壁プロテクタを略環状に配置する作業、爆破により発生した破片と鉱石バラスを下側開口部から炉外へ排出する作業、さらには、上側及び下側開口部を塞ぐ作業といった高炉ステーブの交換作業の前段階や後段階の作業に多くの時間が費やされてしまうので、短期間の間に高炉ステーブの交換作業を終了することが難しく、作業コストの面でも問題がある。
【0006】
また、炉内にダイナマイトを配設して炉壁耐火物を爆破するので、作業安全性の面でも問題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、高炉ステーブの交換作業の前段階や後段階の作業が殆ど必要なく短時間の間に高炉ステーブの交換作業が完了し、しかも、作業コストの低減、作業安全性を充分に図ることができる高炉ステーブの交換装置及びこの装置を使用した高炉ステーブの交換方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の高炉ステーブの交換装置は、炉頂装入部近くの炉上部に、新高炉ステーブを炉内に搬入するための搬入口と、使用済みの旧高炉ステーブを炉外に搬出するための搬出口とを設けた高炉において高炉ステーブの交換を行う装置であって、前記炉頂装入部の炉心近くの上方から該炉頂装入部内の大ベルの円錐外周面に向けて昇降吊り材が下がるように設置した吊り材昇降装置と、前記大ベルの円錐外周面に下がってきた前記昇降吊り材を、前記円錐外周面に沿って下側に導いた後に前記大ベルの外周縁から下方に垂下させるとともに、前記円錐外周面に沿っている前記前記昇降吊り材を水平旋回させて前記昇降吊り材の下端のフックを炉内壁の所定位置まで移動自在とした吊り材旋回装置と、前記搬入口及び搬出口に向けて補助吊り材を昇降自在に配設し、前記昇降吊り材への高炉ステーブの受渡しを補助する補助吊り材昇降装置とを備えた装置である。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の高炉ステーブの交換装置において、前記吊り材旋回装置を、円筒形状の大ベルカップの内周面に前記炉心と同軸に固定した円環レールから吊り下げ、且つ当該円環レールに沿って旋回する構造とした。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の高炉ステーブの交換装置において、前記吊り材旋回装置を、前記円環レール上を転動する支持滑車と、前記大ベルの円錐外周面に向けて下がってきた前記昇降吊り材を前記円錐外周面に沿って下方に導く第1の方向切換滑車と、この第1の方向切換滑車に支持された前記昇降吊り材を前記大ベルの外周縁から下方に導く第2の方向切換滑車と、前記大ベルカップの内周面に当接して装置全体の姿勢を保持する姿勢保持車とを備えたフレーム体により構成した。
【0010】
さらに、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の高炉ステーブの交換装置を使用した高炉ステーブの交換方法であって、前記炉頂装入部近くの炉上部に、新高炉ステーブを炉内に搬入するための一箇所の搬入口を設け、前記炉心を対称位置とした前記搬入口の反対側に、互いに離間した2か所の搬出口を設け、前記炉頂装入部の炉心近くの上方から該炉頂装入部内の大ベルの円錐外周面に向けて2本の昇降吊り材が下げるように2台の吊り材旋回装置を配設するとともに、これら吊り材旋回装置を、互いに交錯しないように前記搬入口と前記搬出口との間を旋回させて、前記吊り材昇降装置の作動により旧高炉ステーブ及び新高炉ステーブの交換作業を行うようにした方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る高炉ステーブの交換装置の1実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、ステーブ冷却方式の高炉10の内部構造を示すものである。
この高炉10の炉頂装入部12は、略円錐台形状の大ベル14と、この大ベル14の上方に位置して大ベル14より小さな円錐台形状の小ベル16を備えた2ベル形式の構造であり、小ベル16が下方移動することにより円筒形状の小ベルカップ17の下部が開口し、大ベル14が下方移動することにより円筒形状の大ベルカップ15の下部が開口して炉内に装入物が装入されるようになっている。
【0013】
そして、この高炉10は、高炉ステーブ18の交換作業を行うために炉下部に配設した羽口20からの熱風供給を停止することにより高炉休止状態としているとともに、高炉ステーブ18の交換位置より下方まで高炉装入物22を降下させ、高炉介装物22上に鉄鉱石、コークスなどの鉱石バラス24を充填している。
【0014】
また、図2は、高炉10の炉頂装入部12近くの詳細構造を示し、図3は、図2のIII −III 線矢視図を示すものであり、炉頂装入部12近くの炉上部には、炉内と炉外とを連通する搬入口26及び搬出口が設けられている。ここで、図3に示すように、搬入口26は一箇所であり、搬出口は、炉心Pを対称位置とした搬入口26の反対側に2箇所(搬出口28A、搬出口28B)設けられている。
【0015】
そして、炉頂装入部12には、鉄皮19から取り外した旧高炉ステーブ18を搬出口28A、28Bから炉外に搬出するとともに、搬入口26から炉内に搬入した新高炉ステーブ18を所定の取付け位置まで移動するステーブ交換装置30が設置されている。
【0016】
ステーブ交換装置30は、搬入口26、搬出口28A、28Bから炉心内部に向けて水平移動するステーブ搬入・搬出ステージ32と、大ベル14の上方に吊り下げられている2台の交換用チェーンブロック34A、34Bと、これら交換用チェーンブロック34A、34Bの大ベル14の円錐外周面14aに下がったチェーン34a、34bを円錐外周面14a下端から外側まで導いた後に下方に垂下させてチェーン下端のフック36a、36bを炉内の所定高さに位置させるとともに、チェーン34a、34bの錐面14aに沿っている部分を水平旋回させてフック36a、36bを炉内の円周方向の位置まで移動させる2台のチェーン旋回装置38A、38Bと、炉上部の周方向に所定間隔をあけて設けたアーマ取替口39から搬入口26、搬出口28A及び搬出口28Bに向けて補助チェーン40aを下げている補助チェーンブロック40とを備えている。
【0017】
前記交換用チェーンブロック34A、34Bは長尺なチェーン34a、34bを巻装しており、小ベルカップ17の下端に互い離間して固定した2つの支持部材42にそれぞれ吊り下げられている。
【0018】
また、一方のチェーン旋回装置38Aは、大ベルカップ15の内周面中央部に炉心Pと同軸に固定した円環レール46に吊り下げ支持されているフレーム体であり、図4に示すように、鉛直フレーム38aの上部に固定した水平フレーム38bの先端に配設されて円環レール46の上部を転動する支持滑車38cと、鉛直フレーム38aの下端に大ベル14の円錐外周面14aに沿って下り傾斜を付けて固定されているガイドフレーム38dと、このガイドフレーム38dの上端に配設されて下がってきたチェーン34aを円錐外周面14aの径方向外方に導く第1の方向切換滑車38eと、ガイドフレーム38dの下端に配設されてチェーン34aを下方に導く第2の方向切換滑車38fと、鉛直フレーム38aの中間に固定した中間水平フレーム38gに配設されてガイドフレーム38dが円錐外周面14aに沿った状態を維持するように大ベルカップ15の内周面に当接する姿勢保持車38hとを備えている。また、他方のチェーン旋回装置38Bも同様の構成となっている。
【0019】
なお、大ベル14の上部に設置した符号42で示す部材は、ステーブ交換装置30の操作を行うために作業者が乗る作業足場である。
次に、上記構成のステーブ交換装置30を使用した高炉ステーブ18の交換作業の1実施例について説明する。
【0020】
先ず、旧高炉ステーブ18を回収する作業は、以下の手順で行う。
▲1▼ 回収すべき旧高炉ステーブ18を鉄皮19から取り外し、炉内の鉱石バラス24上に落とす。
【0021】
▲2▼ 鉱石バラス上の旧高炉ステーブ18に向けて、例えばチェーンブロック34Aのチェーン34aを下ろしていき、そのフック36aを旧高炉ステーブ18に引っかける。
【0022】
▲3▼ チェーンブロック34により旧高炉ステーブ18を所定高さまで吊り上げた後、作業足場42の作業者が、図3のS1 方向にチェーン旋回装置38Aを旋回していく。
【0023】
▲4▼ チェーン旋回装置38Aを搬出口28Aに対向する位置まで移動させた後、チェーンブロック34Aの上昇操作により旧高炉ステーブ18を搬出口28Aの直下まで吊り上げる。
【0024】
▲5▼ 搬出口28A側のステーブ搬入・搬出ステージ32を炉内側に進入させ、搬出口28A側の補助チェーンブロック40の下降操作を行い、前記ステーブ搬入・搬出ステージ32上で補助チェーン40aを旧高炉ステーブ18に引っかける。
【0025】
▲6▼ 補助チェーンブロック40の上昇操作により旧高炉ステーブ18をステーブ搬入・搬出ステージ32上に引き上げる。
▲7▼ ステーブ搬入・搬出ステージ32を炉内から後退させ、旧高炉ステーブ18を炉外に搬出する。
【0026】
また、新高炉ステーブ18を炉内に配置する作業は、以下の手順で行う。
(a) 搬入口26側のステーブ搬入・搬出ステージ32上に、新高炉ステーブ18を載せる。
【0027】
(b) 前記ステーブ搬入・搬出ステージ32を炉内に進入させる。
(c) 搬入口26側の補助チェーンブロック40の下降操作を行い、前記ステーブ搬入・搬出ステージ32上で補助チェーン40aを新高炉ステーブ18に引っかける。
【0028】
(d) 補助チェーンブロック40の上昇操作を行い新高炉ステーブ18を僅かに吊り上げるとともに、前記ステーブ搬入・搬出ステージ32を後退させる。
(e) 例えばチェーン旋回装置38Aを搬入口26側まで旋回させてくる。
【0029】
補助チェーンブロック40の下降操作を行い、吊り下げた新高炉ステーブ18の上部をチェーン旋回装置38Aの近くに位置させる。
(f) 前記ステーブ搬入・搬出ステージ32を炉内に進入し、ステーブ搬入・搬出ステージ32上の作業者がチェーンブロック34Aのチェーン36aのフック36aを新高炉ステーブ18の上部に引っかける。
【0030】
(g) 補助チェーン40aのフックを新高炉ステーブ18から取り外した後、作業足場42の作業者が、新高炉ステーブ18の取付け位置の上方となる位置まで図3のS1 方向或いはS2 方向にチェーン旋回装置38Aを旋回していく。
【0031】
(h) チェーンブロック34Aの下降操作により取付け位置の高さまで新高炉ステーブ18を下降していく。そして、炉内の作業者が、前記取付け位置において新高炉ステーブ18の取付け作業を行う。
【0032】
このような高炉ステーブ18の交換作業を、図3に示すように、一方のチェーン旋回装置38Aが搬入口26から搬出口28Aの範囲をS1 方向及びS2 方向に旋回させて行い、他方のチェーン旋回装置38Bが搬入口26から搬出口28Bの範囲をS3 方向及びS4 方向に旋回させて行うと、旧高炉ステーブ18の搬出量、新高炉ステーブ18の搬入量を増大させて効率良く高炉ステーブ18の交換作業を行うことができる。
【0033】
また、チェーン旋回装置38A、38Bは、大ベルカップ15の内周面中央部に固定した円環レール46に吊り下げ支持され、支持滑車38cが円環レール46上を転動して旋回動作を行う装置なので、炉内への配置作業、或いは炉内からの撤去作業を簡単に行うことができる。
【0034】
しかも、チェーン旋回装置38A、38Bは、円環レール46上を転動する支持滑車38cと、上方から下がってきたチェーン34aと、34bを大ベル14の円錐外周面14aの径方向外方に導く第1の方向切換滑車38eと、チェーン34aを大ベル14の下方に導く第2の方向切換滑車38fと、大ベルカップ15の内周面に当接して姿勢を保持する姿勢保持車38hとだけを備えた簡便な構造のフレーム体なので、装置コストの大幅な低減化を図ることができる。
【0035】
したがって、本実施形態は、従来の高炉ステーブの交換作業のように交換作業の前段階や後段階の作業が殆ど必要なく、短時間の間に高炉ステーブの交換作業を完了することができるとともに、作業コストや装置コストの低減化を図ることができ、さらには、爆破作業などのように危険な作業がないので作業安全性をも充分に図ることができる。
【0036】
なお、本実施形態では、旧高炉ステーブ18や新高炉ステーブ18を吊る装置としてチェーンブロック34A、34B、補助チェーンブロック40を使用したが、これらが本発明の要旨に限定されるものではなく、例えばワイヤを使用したワイヤ巻き上げ装置を使用しても、同様の作用効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る高炉ステーブの交換装置によると、従来の高炉ステーブの交換作業のように交換作業の前段階や後段階の作業が殆ど必要なく、短時間の間に高炉ステーブの交換作業を完了することができるとともに、爆破作業などのように危険な作業がないので、作業安全性をも充分に図ることができる。
【0038】
また、請求項2に係る高炉ステーブの交換装置によると、吊り材旋回装置は、大ベルカップの内周面に固定した円環レールに吊り下げ支持されて旋回動作を行う装置なので、炉内への配置作業、或いは炉内からの撤去作業を簡単に行うことができ作業コストの低減化を図ることができる。
【0039】
また、請求項3に係る高炉ステーブの交換装置によると、吊り材旋回装置は、支持滑車と、第1及び第2の方向切換滑車と、姿勢保持車とを備えた簡便な構造のフレーム体なので、装置コストの低減化を図ることができる。
【0040】
さらに、請求項4に係る高炉ステーブの交換方法によると、一方の吊り材旋回装置が搬入口から一方の搬出口の間を旋回しながら吊り材昇降装置により高炉ステーブの交換作業を行い、他方の吊り材旋回装置が搬入口から他の搬出口の間を旋回しながら吊り材昇降装置により高炉ステーブの交換作業を行うと、旧高炉ステーブの搬出量、新高炉ステーブの搬入量が増大して高能率に高炉ステーブの交換作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステーブ冷却方式の高炉を示す断面図である。
【図2】本発明に係る高炉の炉頂装入部の詳細を示す図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】本発明に係る吊り材旋回装置の具体的構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 炉頂装入部
14 大ベル
14a 円錐外周面
15 大ベルカップ
18 高炉ステーブ
26 搬入口
28A、28B 搬出口
34a、34b チェーン(昇降吊り材)
34A、34B チェーンブロック(吊り材昇降装置)
36a、36b フック
38A、38B チェーン旋回装置(吊り材旋回装置)
38c 支持滑車
38e 第1の方向切換滑車
38f 第2の方向切換滑車
38h 姿勢保持車
40 補助チェーンブロック(補助吊り材昇降装置)
40a 補助チェーン(補助吊り材)
46 円環レール
P 炉心

Claims (4)

  1. 炉頂装入部近くの炉上部に、新高炉ステーブを炉内に搬入するための搬入口と、使用済みの旧高炉ステーブを炉外に搬出するための搬出口とを設けた高炉において高炉ステーブの交換を行う装置であって、
    前記炉頂装入部の炉心近くの上方から該炉頂装入部内の大ベルの円錐外周面に向けて昇降吊り材が下がるように設置した吊り材昇降装置と、前記大ベルの円錐外周面に下がってきた前記昇降吊り材を、前記円錐外周面に沿って下側に導いた後に前記大ベルの外周縁から下方に垂下させるとともに、前記円錐外周面に沿っている前記前記昇降吊り材を水平旋回させて前記昇降吊り材の下端のフックを炉内壁の所定位置まで移動自在とした吊り材旋回装置と、前記搬入口及び搬出口に向けて補助吊り材を昇降自在に配設し、前記昇降吊り材への高炉ステーブの受渡しを補助する補助吊り材昇降装置と、を備えたことを特徴とする高炉ステーブの交換装置。
  2. 前記吊り材旋回装置を、円筒形状の大ベルカップの内周面に前記炉心と同軸に固定した円環レールから吊り下げ、且つ当該円環レールに沿って旋回する構造としたことを特徴とする請求項1記載の高炉ステーブの交換装置。
  3. 前記吊り材旋回装置を、前記円環レール上を転動する支持滑車と、前記大ベルの円錐外周面に向けて下がってきた前記昇降吊り材を前記円錐外周面に沿って下方に導く第1の方向切換滑車と、この第1の方向切換滑車に支持された前記昇降吊り材を前記大ベルの外周縁から下方に導く第2の方向切換滑車と、前記大ベルカップの内周面に当接して装置全体の姿勢を保持する姿勢保持車とを備えたフレーム体により構成したことを特徴とする請求項2記載の高炉ステーブの交換装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の高炉ステーブの交換装置を使用した高炉ステーブの交換方法であって、
    前記炉頂装入部近くの炉上部に、新高炉ステーブを炉内に搬入するための一箇所の搬入口を設け、前記炉心を対称位置とした前記搬入口の反対側に、互いに離間した2か所の搬出口を設け、前記炉頂装入部の炉心近くの上方から該炉頂装入部内の大ベルの円錐外周面に向けて2本の昇降吊り材が下げるように2台の吊り材旋回装置を配設するとともに、これら吊り材旋回装置を、互いに交錯しないように前記搬入口と前記搬出口との間を旋回させて、前記吊り材昇降装置の作動により旧高炉ステーブ及び新高炉ステーブの交換作業を行うようにしたことを特徴とする高炉ステーブの交換方法。
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