JP6696921B2 - コークス乾式消火設備 - Google Patents

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Description

本発明は、コークス炉で石炭を乾留して生成された赤熱コークスをコークス冷却塔に搬送して冷却するコークス乾式消火設備に関する。
コークス乾式消火(CDQ)設備においては、コークス炉の炭化室で石炭を乾留して生成される赤熱コークスは、コークス炉の窯口から押し出されて、コークス炉に沿って設けられた消火車軌条を走行する台車上に塔載された搬送バケットに受骸される。
赤熱コークスを受骸した搬送バケットは台車に塔載されて巻上塔まで移動してコークス冷却塔よりも高い位置まで吊り上げられる。吊り上げられた搬送バケットは、コークス冷却塔の上方に移動して、搬送バケット内の赤熱コークスがコークス冷却塔に装入される。コークス冷却塔に装入された赤熱コークスは、循環ガスによって冷却され、その顕熱が蒸気として回収される。
上記のように、赤熱コークスを受骸した搬送バケットは台車に塔載されて巻上塔まで搬送されるが、この搬送方法として例えば特許文献1の背景技術の欄に記載されているトラバーサ方式が知られている。トラバーサ方式とは、巻上塔をコークス炉から少し離れた場所に設置し、搬送バケットを塔載した台車を巻上塔まで移動させるためのトラバース設備を設け、コークス炉に沿って設けられた消火車軌条から離れる方向への水平方向の移動を伴う方式である。
特開2012−102253号公報
トラバーサ方式の場合には、消火車軌条から離れる方向へ搬送バケットを移動させるので、搬送バケットの吊り上げに際して他の機器類との干渉が問題となることはない。また、冷却塔を消火車軌条の直近に設ける必要もなく、冷却塔の設置位置等、CDQ設備全体のレイアウトの自由度を高くすることができる。
その一方で、トラバーサ方式の場合には、搬送バケットを横引きしてから吊り上げることになるため、コークス炉から赤熱コークスを搬送バケット内に受骸してから、搬送バケットを冷却塔の上方まで搬送して冷却塔に赤熱コークスを装入するまでに要する時間(搬送バケットの搬送時間)が長くなり、これにより搬送バケットから冷却塔への赤熱コークス装入のサイクルタイム(装入サイクルタイム)が長くなるという問題がある。
CDQ設備の必要処理量は、処理対象となるコークス炉の生産量によって決まる。具体的には、実操業時間を考慮し、単位時間あたりに処理しなければならないコークス炉の窯の数と、コークス炉の1窯あたりの排出コークス量とによって決まる。
単位時間あたりに処理しなければならない窯の数が分かると、装入サイクルタイムが決まるが、冷却塔の処理容量を大きくしたい場合には、単位操業時間あたりに装入しなければならない回数が増えることになり、装入サイクルタイムを短縮する必要(制約)が生じることが制約条件となる。特に、CDQ設備全体のレイアウト上、トラバーサ方式を採用する(トラバース設備を追加する)必要がある場合は、搬送バケットの搬送時間が長くなってしまうため、冷却塔を大型化することは一層難しくなる。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、トラバーサ方式を採用しながらも装入サイクルタイムの短縮を可能とし、処理量の大きな設備も実現可能とするコークス乾式消火設備を提供することを目的としている。
(1)本発明に係るコークス乾式消火設備は、コークス取出側に炉前軌条が敷設されたコークス炉から取り出される赤熱コークスを消火及び冷却すると共に、廃熱回収を行うコークス乾式消火設備であって、
前記コークス炉の前記コークス取出側において前記炉前軌条から離れた位置に設置された単一の冷却塔と、
前記赤熱コークスを受けるバケットを載せる子台車を載置して前記炉前軌条上を走行する第1炉前台車及び第2炉前台車と、
前記単一の冷却塔に隣接する第1巻上位置に設置され、垂直方向に延びるガイドレールを備える第1巻上塔と、
前記バケットを前記第1巻上塔の前記ガイドレールに沿って前記単一の冷却塔の頂部よりも高い位置まで巻き上げ可能に構成された第1巻上装置、及び巻き上げられた前記バケットを吊った状態で前記単一の冷却塔の前記頂部の直上に設定された装入位置に移動させる第1走行台車を備える第1巻上機と、
前記炉前軌条と前記第1巻上位置との間に敷設された第1トラバーサ軌条を備え、第1授受位置にて前記炉前軌条上の前記第1炉前台車又は前記第2炉前台車との間で前記バケットを載せた前記子台車を授受するとともに、前記第1授受位置と前記第1巻上位置との間で前記バケットを載せた前記子台車を前記第1トラバーサ軌条上で往復移動させることができるよう構成された第1トラバーサと、
前記単一の冷却塔を挟んで前記第1巻上位置とは反対側で前記単一の冷却塔に隣接する第2巻上位置に設置され、垂直方向に延びるガイドレールを備える第2巻上塔と、
前記第1巻上機とは独立して前記バケットを前記第2巻上塔の前記ガイドレールに沿って前記単一の冷却塔の前記頂部よりも高い位置まで巻き上げ可能に構成された第2巻上装置、及び巻き上げられた前記バケットを吊った状態で前記単一の冷却塔の前記頂部の直上に設定された装入位置に移動させる第2走行台車を備える第2巻上機と、
前記炉前軌条と前記第2巻上位置との間に敷設された第2トラバーサ軌条を備え、第2授受位置にて前記炉前軌条上の前記第1炉前台車又は前記第2炉前台車との間で前記バケットを載せた前記子台車を授受するとともに、前記第2授受位置と前記第2巻上位置との間で前記バケットを載せた前記子台車を前記第2トラバーサ軌条上で往復移動させることができるよう構成された第2トラバーサと、
前記第1走行台車及び前記第2走行台車を前記単一の冷却塔の前記頂部の直上に設定された前記装入位置に走行させるための、前記第1巻上塔の頂部と前記第2巻上塔の頂部との間のみに架設された頂部走行軌条と、を備え、
通常操業時には、前記第1巻上塔から巻き上げた前記バケット内の前記赤熱コークスと、前記第2巻上塔から巻き上げた前記バケット内の前記赤熱コークスとの全てを前記単一の冷却塔に装入するよう構成されているとともに、
前記第1巻上搭側と前記第2巻上搭側とのうちのいずれか一方のバケット搬送系を停止する必要が生じた際には、前記第1巻上搭側と前記第2巻上搭側とのうちの他方のバケット搬送系で搬送された前記バケットから前記単一の冷却塔に対して前記赤熱コークスを装入することで操業ができるよう構成されていることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記第1巻上機及び前記第2巻上機のそれぞれがロープトロリー式巻上機であることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記第1巻上位置、前記単一の冷却塔、前記第2巻上位置が、平面視で前記炉前軌条と平行に並んでいることを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記第1授受位置と前記第2授受位置との間の間隔が、前記第1炉前台車及び前記第2炉前台車が前記第1授受位置及び前記第2授受位置でそれぞれ停止した状態において、互いに干渉しないよう設定されていることを特徴とするものである。
(5)また、上記(4)に記載のものにおいて、前記第1炉前台車及び前記第2炉前台車のそれぞれが、連結された2両の車両であって各車両が前記子台車を載置可能に構成されているものを含み、
前記第1授受位置と前記第2授受位置との間の間隔が、連結状態にある前記車両の中央間の間隔の3倍以上に設定されていることを特徴とするものである。
(6)また、上記(1)〜(5)のいずれかに記載のものにおいて、前記単一の冷却塔が、160t/h以上の処理能力を有していることを特徴とするものである。
(7)また、上記(1)〜(6)のいずれかに記載のものにおいて、前記第1巻上機及び前記第2巻上機は、前記バケットを吊り上げる際にバケットを保持する吊金物を有し、該吊金物は前記バケットの上方を覆う天井部と、該天井部から下方に延出するように設けられて前記バケットを保持する一対のアーム部と、前記天井部に設けられた滑車とを備え、平面視において前記一対のアーム部を繋ぐ方向と滑車の回転軸の軸方向とが直交するように配置されていることを特徴とするものである。
本発明においては、通常操業時には、第1巻上塔から巻き上げたバケット内の赤熱コークスと、前記第2巻上塔から巻き上げたバケット内の赤熱コークスとの全てを単一の冷却塔に装入するよう構成されているので、トラバーサ方式を採用しながらも装入サイクルタイムを短くでき、処理量の大きなコークス乾式消火設備を提供することができる。また、第1巻上搭側と第2巻上搭側とのうちのいずれか一方のバケット搬送系を停止する必要が生じた際には、第1巻上搭側と第2巻上搭側とのうちの他方のバケット搬送系で搬送されたバケットから単一の冷却塔に対して赤熱コークスを装入することで操業ができるよう構成されているため、一方のバケット搬送系にトラブルが生じた場合や、一方のバケット搬送系の点検を行う場合等にも、装入頻度は下がってしまうが他方のバケット搬送系を用いて操業の継続が可能である。
本発明の実施の形態に係るコークス乾式消火設備の平面図である。 図1に示したコークス乾式消火設備のうち冷却塔を除いたものの斜視図である。 図2に示したコークス乾式消火設備に用いられる第1炉前台車及びバケットの説明図である。 図2に示したコークス乾式消火設備に用いられる第1吊金物に吊られたバケットを拡大して示す拡大図である(その1)。 図2に示したコークス乾式消火設備に用いられる第1吊金物における第1動滑車とアーム部の配置を説明する説明図である。 図2に示したコークス乾式消火設備の第1巻上塔と第2巻上搭との頂部を含む一部を拡大して示す拡大図である(その2)。 定滑車の配置を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係るコークス乾式消火設備の第1授受位置と第2授受位置との間隔を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係るコークス乾式消火設備の装入サイクルタイムの説明図である。
本発明の一実施形態のコークス乾式消火設備1について、図面を参照しながら説明する。コークス乾式消火設備1は、コークス取出側に炉前軌条3が敷設されたコークス炉5から取り出される赤熱コークスを消火及び冷却すると共に、廃熱回収を行うものであって、図1、図2に示すように、単一の冷却塔7と、赤熱コークスを受骸するバケット9を搬送する第1炉前台車11及び第2炉前台車13と、第1巻上塔15と、第1巻上機17と、第1トラバーサ19と、第2巻上塔21と、第2巻上機23と、第2トラバーサ25と、頂部走行軌条27とを備え、第1巻上塔15から巻き上げたバケット9と、第2巻上塔21から巻き上げたバケット9とから単一の冷却塔7に対して交互に赤熱コークスを装入することができるよう構成されている。
以下、各構成を詳細に説明する。
<冷却塔>
単一の冷却塔7は、コークス炉5のコークス取出側において炉前軌条3から離れた位置に設置されている。
冷却塔7は、上部から赤熱コークスが連続的に装入され、装入された赤熱コークスを下部から吹き込まれる循環ガスで冷却し、熱回収されたコークスを底部から連続的に排出するように構成されている。冷却塔7で回収された熱は冷却塔7に隣接して設置されたボイラ29(図1参照)で蒸気の形で回収される。
バケット搬送系にトラバーサ方式を適用したコークス乾式消火設備において、処理量を増大させるために冷却塔を複数設けると、付随するボイラ等の付帯設備の数も増加し、それらの付帯設備の保守に要する時間も長くなる。本発明においては、処理量の増大を複数の冷却塔で行うのではなく単一の冷却塔を備える構成で実現することができるため、処理量の増大に伴う保守時間の増大を抑えることができる。
冷却塔7の処理能力は特に限定されないが、処理能力が高い(単位時間当たりの処理量が大きい)冷却塔を使用することにより、従来複数の冷却塔を備えなければ処理しきれなかった生産量の大きなコークス炉から取り出される赤熱コークスを単一の冷却塔で処理することが可能となる。本発明は、このような処理能力の高い冷却塔にトラバーサ方式のバケット搬送系を適用する場合に特に大きな効果があることから、冷却塔7は160t/h以上の処理能力を有していることが好ましい。
<第1炉前台車及び第2炉前台車>
第1炉前台車11及び第2炉前台車13は、赤熱コークスを受けるバケット9を載せる子台車31を載置して炉前軌条3上を走行するものである。
本実施の形態の第1炉前台車11及び第2炉前台車13のそれぞれは、図1〜図3に示すように、連結された2両の車両33を備え、各車両33が子台車31を載置可能に構成され、機関車35に牽引されて炉前軌条3を走行する。もっとも、本発明の第1炉前台車11及び第2炉前台車13は2両連結のものに限定されない。
第1炉前台車11及び第2炉前台車13に載置される子台車31は、第1炉前台車11及び第2炉前台車13に載置されて搬送されると共に、第1トラバーサ19の第1トラバーサ軌条37及び第2トラバーサの第2トラバーサ軌条39を走行する。
子台車31に載置されるバケット9は、下部ゲートの両端部がバケットを吊りあげる際の支持部61となっており、図3に示すように、吊り上げ時に後述の吊金物47のアーム部59(図4参照)によって支持される。
<第1巻上塔>
第1巻上塔15は、冷却塔7に隣接する第1巻上位置P1に設置され、垂直方向に延びるガイドレール41を備えている。
第1巻上塔15の塔頂部には、後述する第1巻上機17の第1定滑車53a及び第2巻上機23の第2定滑車79bが取り付けられている。
なお、図2において、第1巻上塔15は塔頂部とガイドレール41以外は図示が省略されている。
<第1巻上機>
本実施の形態の第1巻上機17は、特許第3233044号に記載されているようなロープトロリー式巻上機であり、バケット9を第1巻上塔15のガイドレール41に沿って冷却塔7の頂部よりも高い位置まで巻き上げ可能に構成された第1巻上装置43と、巻き上げられたバケット9を吊った状態で頂部走行軌条27上を走行して冷却塔7の頂部の直上に設定された装入位置に移動させる自走式の第1走行台車45とを備えている。
第1巻上装置43は、バケット9を把持する第1吊金物47と、第1吊金物47の上部に取り付けられた第1動滑車49と、第1巻上塔15の下部近傍に設置された第1巻上駆動装置51と、第1巻上塔15の塔頂部に取り付けられた第1定滑車53aと、第2巻上塔21の塔頂部に取り付けられた第1定滑車53bと、第1走行台車45の上部に取り付けられた第1定滑車53cと、各滑車に掛け回されて第1巻上駆動装置51によって巻き取りや繰り出しが行われる第1ワイヤーロープ55を備えて構成されている。
第1吊金物47は、図4に示すように、バケット9の上方に位置する天井部57と、天井部57から下方に延出して設けられてバケット9を保持する一対のアーム部59とを有し、アーム部59の下端部にはバケット9の支持部61を支持することでバケット9を保持するフック部63(図5参照)が設けられている。
上述したように天井部57に一対の第1動滑車49が取り付けられているが、図4、図5に示すように、第1動滑車49の回転軸の軸方向と、一対のアーム部59を繋ぐ方向とが平面視において直交する配置になっている。
このような配置にした理由は以下の通りである。
図2に示すように、炉前軌条3と平行に頂部走行軌条27が設けられており、第1走行台車45を炉前軌条3と平行に走行させるため、各滑車の回転軸の軸方向は炉前軌条3と直交する向きにする必要がある。
他方、第1トラバーサ軌条37は炉前軌条3と直交して設けられ、バケットをこの第1トラバーサ軌条37に沿って移動させて2本のガイドレール41の間に配置された第1吊金物47の一対のアーム部59の間に滑り込ませる必要があることから、2本のガイドレール41は第1トラバーサ軌条37を跨ぐように配置され、アーム部59もガイドレール41と同じ配置となる。
したがって、第1動滑車49の回転軸の方向と、一対のアーム部59を繋ぐ方向とが直交する配置となる。
アーム部59と第1動滑車49の配置が上記のような第1吊金物47を用いることで、図2に示すように、炉前軌条3と平行して、かつ冷却塔7の両側に延出する頂部走行軌条27を設け、第1トラバーサ19によって搬送されたバケット9を第1巻上機17を用いて第1巻上搭15の頂部まで巻き上げて、第1走行台車45で冷却塔7の上方まで搬送できる。
なお、第1吊金物47の天井部57にはバケット9の荷重がアーム部59を介して伝達され、第1動滑車49から吊り上げ方向の荷重が伝達されるため、上記のような配置にすると、天井部57の荷重支持点がほぼ90°ずれる。このため、第1動滑車49の回転軸の方向と一対のアーム部59を繋ぐ方向とが平行な場合、つまり各アーム部59の上方に第1動滑車49が配置される場合に比較して、吊金物47の天井部57に作用する荷重が大きくなる。そこで、本実施の形態では、図4に示すように、天井部57に第1動滑車49の回転軸の向きと直交する方向に複数のリブ材65を設けることで剛性を高めている。
<第1トラバーサ>
第1トラバーサ19は、炉前軌条3と第1巻上位置P1との間に敷設された第1トラバーサ軌条37を備え、第1授受位置P2(図1、図2参照)にて炉前軌条3上の第1炉前台車11又は第2炉前台車13との間でバケット9を載せた子台車31を授受するとともに、第1授受位置P2と第1巻上位置P1との間でバケット9を載せた子台車31を第1トラバーサ軌条37上で往復移動させることができるように構成されている。
第1授受位置P2とは、図1、図2に示すように、炉前軌条3上の第1炉前台車11又は第2炉前台車13が第1トラバーサ19との間で子台車31を授受する位置である。
また、第1巻上位置P1とは、第1トラバーサ軌条37上におけるガイドレール41の下部位置であって、バケット9を吊り上げ可能に配置できる位置である。
本実施の形態の第1トラバーサ19は、子台車31を往復移動させるための機構として、子台車31に連結可能な牽引台車67を有し、牽引台車67をワイヤーロープ(図示なし)で引っ張ることで子台車31を牽引台車67で牽引して移動させるようにしている。
もっとも、子台車31が自走式の場合には、第1トラバーサ19には子台車31を走行させるための機構は不要となる。
<第2巻上塔>
第2巻上塔21は、冷却塔7を挟んで第1巻上位置P1とは反対側で単一の冷却塔7に隣接する第2巻上位置P3に設置され、垂直方向に延びるガイドレール41を備えている。
第2巻上塔21の塔頂部には、第2巻上機23の第2定滑車79a及び第1巻上機17の第2定滑車79bが取り付けられている。
<第2巻上機>
第2巻上機23は第1巻上機17と同様にロープトロリー式巻上機からなり、第1巻上機17とは独立してバケット9を第2巻上塔21のガイドレール41に沿って冷却塔7の頂部よりも高い位置まで巻き上げ可能に構成された第2巻上装置69と、巻き上げられたバケット9を吊った状態で頂部走行軌条27を走行して単一の冷却塔7の頂部の直上に設定された装入位置に移動させる第2走行台車71とを備えている。
なお、図2において、第2巻上塔23は塔頂部とガイドレール41以外は図示が省略されている。
第2巻上装置69は、バケット9を把持する第2吊金物73と、第2吊金物73の上部に取り付けられた第2動滑車77と、第2巻上塔21の下部近傍に設置された第2巻上駆動装置75と、第2巻上塔21の塔頂部に取り付けられた第2定滑車79aと、第1巻上塔15の塔頂部に取り付けられた第2定滑車79bと、第2走行台車71の上部に取り付けられた第2定滑車79cと、各滑車に掛け回されて第2巻上駆動装置75によって巻き取りや繰出しが行われる第2ワイヤーロープ81を備えて構成されている。第2吊金物73は、第1吊金物47と同様に構成されている。
本実施の形態においては、第1巻上装置43側の第1ワイヤーロープ55と、第2巻上装置69側の第2ワイヤーロープ81とが干渉しないように各滑車の配置を滑車の回転軸方向でずらして配置している。具体的には、図6、図7に示すように、第1巻上装置43側の滑車の間隔を広くして、第2巻上装置69側の滑車の間隔を狭くしている。そのため、2台の巻上機として共にロープトロリー式巻上機を使用しても、それぞれのワイヤーロープを互いに干渉させずに配置することができる。
<第2トラバーサ>
第2トラバーサ25は、第1トラバーサ19と同一の構成であり、炉前軌条3と第2巻上位置P3との間に敷設された第2トラバーサ軌条39を備え、第2授受位置P4にて炉前軌条3上の第1炉前台車11又は第2炉前台車13との間でバケット9を載せた子台車31を授受するとともに、第2授受位置P4と第2巻上位置P3との間でバケット9を載せた子台車31を第2トラバーサ軌条39上で往復移動させることができるように構成されている。
<第1授受位置と第2授受位置の配置>
本実施の形態の第1炉前台車11及び第2炉前台車13は、図1、図2に示すように、バケット9を載置可能な2両の車両33が連結されている。第1授受位置P2と第2授受位置P4との間の間隔は、牽引する車両数や車両の形状に拘わらず、第1炉前台車11及び第2炉前台車13が互いに最も近づいた状態で、第1授受位置P2及び第2授受位置P4のそれぞれに同時に停止した場合であっても両者が干渉することがないよう設定されている。
本実施の形態においては、特に、図8に示すように、第1授受位置P2と第2授受位置P4との間の間隔L(より正確には、第1授受位置P2に停車した車両33の中央と第2授受位置P4に停車した車両33の中央との間の間隔L)が、連結状態にある車両33の中央間の間隔Lの3倍以上に設定、すなわちL≧3Lに設定されている。
このように設定することで、図8に示すように、第1炉前台車11及び第2炉前台車13が第1授受位置P2及び第2授受位置P4でそれぞれ同時に停止した状態において、かつ第1炉前台車11の車両33と第2炉前台車13の車両33が最も近づいた場合であっても両者が干渉することがない。
このように第1授受位置P2と第2授受位置P4との間の間隔を設定することで、第1授受位置P2と第2授受位置P4に、それぞれ第1炉前台車11と第2炉前台車13が同時に停止することができる。本実施の形態の場合には、第1炉前台車11に含まれる2両の車両のいずれをも自由に第1授受位置P2に配置させると共に、第2炉前台車12に含まれる2両の車両のいずれをも自由に第2授受位置P4に配置させることができる。これにより、搬送の自由度が高くなり、装入サイクルタイムの短縮の実現に資することができる。
<頂部走行軌条>
頂部走行軌条27は、第1走行台車45及び第2走行台車71を冷却塔7の頂部の直上に設定された装入位置に走行させるための、第1巻上塔15の頂部と第2巻上塔21の頂部との間のみに架設されたものである。
<各装置全体の配置>
本実施の形態のコークス乾式消火設備1は、図1に示すように、第1巻上位置P1、単一の冷却塔7、第2巻上位置P3が、平面視で炉前軌条3と平行に一列に並んでおり、2台の走行台車が相対する方向へ走行する配置になっている。このような配置とすることにより、2つのトラバーサ軌条の全長を最小限に抑えることができる。また、第1巻上機及び第2巻上機のそれぞれをロープトロリー式巻上機とした場合に、巻上駆動装置を地上に設置しても他の設備と干渉しないようにすることもできる。
上記のように構成されたコークス乾式消火設備1の動作について装入サイクルタイムを中心に説明する。
第1炉前台車11の子台車31に塔載されたバケット9で赤熱コークスを受骸すると、第1炉前台車11は炉前軌条3を走行して第1授受位置P2に移動する。第1授受位置P2において、バケット9を塔載した子台車31は、第1トラバーサ軌条37側に移され、第1トラバーサ軌条37上で第1巻上位置P1まで移動される。第1巻上位置P1ではバケット9を第1吊金物47で保持してガイドレール41に沿って冷却塔7よりも高い所定位置まで吊り上げる。バケット9が所定位置まで吊り上げられると、第1走行台車45が、炉頂走行軌条上を走行して冷却塔7の直上に設定された赤熱コークスの装入位置まで移動し、この装入位置でバケット9内の赤熱コークスを冷却塔7に装入する。
赤熱コークスを冷却塔7に装入して空になったバケット9は、上記と逆のルートを移動して第1炉前台車11に塔載され、新たに窯出しされる赤熱コークスを受骸して、さらに上記のルートを移動して冷却塔7に赤熱コークスを装入することを繰り返す。
第2炉前台車13の子台車31に塔載されたバケット9で赤熱コークスを受骸すると、第2炉前台車13は炉前軌条3を走行して第2授受位置P4に移動する。第2授受位置P4において、バケット9を塔載した子台車31は、第2トラバーサ軌条39側に移され、第2トラバーサ軌条39上で第2巻上位置P3まで移動される。第2巻上位置P3ではバケット9を第2吊金物73で保持してガイドレール41に沿って冷却塔7よりも高い所定位置まで吊り上げる。バケット9が所定位置まで吊り上げられると、第2走行台車71が、炉頂走行軌条上を走行して冷却塔7の直上に設定された赤熱コークスの装入位置まで移動し、この装入位置でバケット9内の赤熱コークスを冷却塔7に装入する。
赤熱コークスを冷却塔7に装入して空になったバケット9は、上記と逆のルートを移動して第2炉前台車13に塔載され、新たに窯出しされる赤熱コークスを受骸して、さらに上記のルートを移動して冷却塔7に赤熱コークスを装入することを繰り返す。
上記のように、本実施の形態のコークス乾式消火設備1においては、通常操業時には、第1巻上塔15から巻き上げたバケット9内の赤熱コークスと、第2巻上塔21から巻き上げたバケット9内の赤熱コークスとの全てを単一の冷却塔7に装入するよう構成されている。そのため、第1巻上塔15から巻きあげたバケット9と第2巻上塔21から巻き上げたバケット9とから交互に赤熱コークスの装入が可能である。交互に装入すると、図9(a)の巻上げ塔が一つの場合に比較して、トラバース設備が追加されていても、図9(b)に示すように、装入サイクルタイムを最大で約半減することできる。これによって、処理量の大きなコークス乾式消火設備1を適用することができる。
また、第1巻上搭15側と第2巻上搭21側とのうちのいずれか一方のバケット搬送系を停止する必要が生じた際には、第1巻上搭15側と第2巻上搭21側とのうちの他方のバケット搬送系で搬送されたバケットから単一の冷却塔に対して赤熱コークスを装入することで操業ができるよう構成されているため、一方のバケット搬送系にトラブルが生じた場合や、一方のバケット搬送系の点検を行う場合等にも、装入頻度は下がってしまうが他方のバケット搬送系を用いて操業の継続が可能である。
尚、第1巻上搭15側のバケット搬送系には、第1トラバーサ19、第1巻上機17、及び第1走行台車45が含まれ、第2巻上搭21側のバケット搬送系には、第2トラバーサ25、第2巻上機23、及び第2走行台車71が含まれる。
また、本実施の形態ではバケット9を巻上塔15、21の上部に吊り上げる巻上機17、23として、ロープトロリー式巻上機を用いることで、第1巻上装置43、第2巻上装置69を構成する第1巻上駆動装置51、第2巻上駆動装置75を巻上塔15、21の上部に設けることなく、例えば地上に設けた固定床上に設置できるので、炉頂クレーン方式に比べて、巻上塔15、21の上部に配置される第1走行台車45や第2走行台車71を大幅に軽量化できる。それ故に、頂部走行軌条27に走行台車45、71を2台設置しても過大な重量になることがなく設備費の過大な増加を招くことなく、単一の冷却塔7に対して双方向から赤熱コークスの装入が可能な設備を実現できる。
もっとも、本発明の第1巻上装置43、第2巻上装置69はロープトロリー式巻上機に限定されず、第1走行台車45及び第2走行台車71に設けた炉頂クレーンでもよい。
以上、本発明を実施形態を用いて説明してきたが、本発明はこの実施形態の構成には限られない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の記載に基づいて定まるものであり、その範囲内において構成要素の省略や変形、改良を施した構成の全てが本発明に含まれる。
1 コークス乾式消火設備
3 炉前軌条
5 コークス炉
7 冷却塔
9 バケット
11 第1炉前台車
13 第2炉前台車
15 第1巻上塔
17 第1巻上機
19 第1トラバーサ
21 第2巻上塔
23 第2巻上機
25 第2トラバーサ
27 頂部走行軌条
29 ボイラ
31 子台車
33 車両
35 機関車
37 第1トラバーサ軌条
39 第2トラバーサ軌条
41 ガイドレール
43 第1巻上装置
45 第1走行台車
47 第1吊金物
49 第1動滑車
51 第1巻上駆動装置
53a、b、c 第1定滑車
55 第1ワイヤーロープ
57 天井部
59 アーム部
61 支持部
63 フック部
65 リブ材
67 牽引台車
69 第2巻上装置
71 第2走行台車
73 第2吊金物
75 第2巻上駆動装置
77 第2動滑車
79a、b、c 第2定滑車
81 第2ワイヤーロープ
P1 第1巻上位置
P2 第1授受位置
P3 第2巻上位置
P4 第2授受位置

Claims (7)

  1. コークス取出側に炉前軌条が敷設されたコークス炉から取り出される赤熱コークスを消火及び冷却すると共に、廃熱回収を行うコークス乾式消火設備であって、
    前記コークス炉の前記コークス取出側において前記炉前軌条から離れた位置に設置された単一の冷却塔と、
    前記赤熱コークスを受けるバケットを載せる子台車を載置して前記炉前軌条上を走行する第1炉前台車及び第2炉前台車と、
    前記単一の冷却塔に隣接する第1巻上位置に設置され、垂直方向に延びるガイドレールを備える第1巻上塔と、
    前記バケットを前記第1巻上塔の前記ガイドレールに沿って前記単一の冷却塔の頂部よりも高い位置まで巻き上げ可能に構成された第1巻上装置、及び巻き上げられた前記バケットを吊った状態で前記単一の冷却塔の前記頂部の直上に設定された装入位置に移動させる第1走行台車を備える第1巻上機と、
    前記炉前軌条と前記第1巻上位置との間に敷設された第1トラバーサ軌条を備え、第1授受位置にて前記炉前軌条上の前記第1炉前台車又は前記第2炉前台車との間で前記バケットを載せた前記子台車を授受するとともに、前記第1授受位置と前記第1巻上位置との間で前記バケットを載せた前記子台車を前記第1トラバーサ軌条上で往復移動させることができるよう構成された第1トラバーサと、
    前記単一の冷却塔を挟んで前記第1巻上位置とは反対側で前記単一の冷却塔に隣接する第2巻上位置に設置され、垂直方向に延びるガイドレールを備える第2巻上塔と、
    前記第1巻上機とは独立して前記バケットを前記第2巻上塔の前記ガイドレールに沿って前記単一の冷却塔の前記頂部よりも高い位置まで巻き上げ可能に構成された第2巻上装置、及び巻き上げられた前記バケットを吊った状態で前記単一の冷却塔の前記頂部の直上に設定された前記装入位置に移動させる第2走行台車を備える第2巻上機と、
    前記炉前軌条と前記第2巻上位置との間に敷設された第2トラバーサ軌条を備え、第2授受位置にて前記炉前軌条上の前記第1炉前台車又は前記第2炉前台車との間で前記バケットを載せた前記子台車を授受するとともに、前記第2授受位置と前記第2巻上位置との間で前記バケットを載せた前記子台車を前記第2トラバーサ軌条上で往復移動させることができるよう構成された第2トラバーサと、
    前記第1走行台車及び前記第2走行台車を前記単一の冷却塔の前記頂部の直上に設定された前記装入位置に走行させるための、前記第1巻上塔の頂部と前記第2巻上塔の頂部との間のみに架設された頂部走行軌条と、を備え、
    通常操業時には、前記第1巻上塔から巻き上げた前記バケット内の前記赤熱コークスと、前記第2巻上塔から巻き上げた前記バケット内の前記赤熱コークスとの全てを前記単一の冷却塔に装入するよう構成されているとともに、
    前記第1巻上搭側と前記第2巻上搭側とのうちのいずれか一方のバケット搬送系を停止する必要が生じた際には、前記第1巻上搭側と前記第2巻上搭側とのうちの他方のバケット搬送系で搬送された前記バケットから前記単一の冷却塔に対して前記赤熱コークスを装入することで操業ができるよう構成されていることを特徴とするコークス乾式消火設備。
  2. 前記第1巻上機及び前記第2巻上機のそれぞれがロープトロリー式巻上機であることを特徴とする請求項1に記載のコークス乾式消火設備。
  3. 前記第1巻上位置、前記単一の冷却塔、前記第2巻上位置が、平面視で前記炉前軌条と平行に並んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載のコークス乾式消火設備。
  4. 前記第1授受位置と前記第2授受位置との間の間隔が、前記第1炉前台車及び前記第2炉前台車が前記第1授受位置及び前記第2授受位置でそれぞれ停止した状態において、互いに干渉しないよう設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコークス乾式消火設備。
  5. 前記第1炉前台車及び前記第2炉前台車のそれぞれが、連結された2両の車両であって各車両が前記子台車を載置可能に構成されているものを含み、
    前記第1授受位置と前記第2授受位置との間の間隔が、連結状態にある前記車両の中央間の間隔の3倍以上に設定されていることを特徴とする請求項4に記載のコークス乾式消火設備。
  6. 前記単一の冷却塔が、160t/h以上の処理能力を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコークス乾式消火設備。
  7. 前記第1巻上機及び前記第2巻上機は、前記バケットを吊り上げる際にバケットを保持する吊金物を有し、該吊金物は前記バケットの上方を覆う天井部と、該天井部から下方に延出するように設けられて前記バケットを保持する一対のアーム部と、前記天井部に設けられた滑車とを備え、平面視において前記一対のアーム部を繋ぐ方向と滑車の回転軸の軸方向とが直交するように配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコークス乾式消火設備。
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