JP2004345765A - 自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンベアのコンベアベルトの浮き上がりを防止することができる自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置を提供する。
【解決手段】リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械において、本体フレーム8と、この本体フレーム8に設けた走行手段1と、本体フレーム8に設けた破砕装置12と、この破砕装置12の下方位置からほぼ水平に延在し、屈曲部18aを境に上り傾斜させた排出コンベア17と、この排出コンベア17の搬送方向上流側に設けた駆動輪20と、この駆動輪20を回転駆動させる駆動装置36とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械において、本体フレーム8と、この本体フレーム8に設けた走行手段1と、本体フレーム8に設けた破砕装置12と、この破砕装置12の下方位置からほぼ水平に延在し、屈曲部18aを境に上り傾斜させた排出コンベア17と、この排出コンベア17の搬送方向上流側に設けた駆動輪20と、この駆動輪20を回転駆動させる駆動装置36とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リサイクル原料を受け入れて処理装置により所定の処理を行いリサイクル品を生成する自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
受け入れたリサイクル原料を処理装置で処理してリサイクル品とする自走式リサイクル機械には、例えば建設廃材や産業廃棄物、あるいは廃木材等の被破砕物をリサイクル原料とし、これを処理装置(破砕装置)により所定の大きさに破砕処理して、リサイクル用の破砕物製品(又は半製品)とする自走式破砕機等がある。また、この自走式破砕機の他にも、建設発生土等をリサイクル原料とし、これを土質改良材とともに処理装置(混合装置)により混合処理し、リサイクル用の改良土製品(又は半製品)とする自走式土質改良機等が、自走式リサイクル機械として代表的である。
【0003】
一般に、この種の自走式リサイクル機械は、処理装置からのリサイクル品を機外へ搬送し排出するコンベア(排出コンベア)を有しているが、そのリサイクル品の排出高さはできるだけ高いことが好ましい。そのため、通常、自走式リサイクル機械においては、処理装置とともに本体フレーム上に搭載された各機器がコンベアの上方空間に位置するが、コンベアは、処理装置の下方位置からほぼ水平に延在した後、それら各機器を回避する形で上方に屈曲し、搬送方向に向かって上方に延在される(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−172345号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
通常、コンベアの駆動装置は放出端側に設けたヘッドプーリを駆動させるため、コンベアベルトの搬送面は、放出端側から引っ張られる形となる。上記のコンベアを屈曲させた場合、この引張力によって、屈曲部付近でコンベアベルトが浮き上がろうとする。それに対し、一般に、この種のコンベアでは、コンベアベルト上の搬送物のこぼれを防止するサイドスカートが幅方向両側に設けてあり、このサイドスカートがコンベアベルトの幅方向両側に当接することにより、コンベアベルトの浮き上がりを抑えている。
【0006】
しかしながら、上記した引張力によりコンベアベルトが強く浮き上がろうとすると、屈曲部付近において、コンベアベルトが幅方向中央部から隆起し、これに伴ってコンベアベルトの幅方向両端部の位置が徐々に幅方向中央に寄ってしまい、最終的にコンベアベルトがサイドスカートから外れてしまう場合がある。
【0007】
本発明は、上記事柄に鑑み、コンベアのコンベアベルトの浮き上がりを防止することができる自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械において、本体フレームと、この本体フレームに設けた走行手段と、前記本体フレームに設けた処理装置と、この処理装置の下方位置からほぼ水平に延在し、屈曲部を境に上り傾斜させた排出コンベアと、この排出コンベアの搬送方向上流側に設けた駆動輪と、この駆動輪を回転駆動させる駆動装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】
このように、本発明においては、搬送方向下流側のヘッドプーリではなく、搬送方向上流側のテールプーリを駆動輪とし、駆動装置により回転駆動させる。これにより、コンベアベルトの搬送面は、搬送方向下流側から引っ張られるのではなく、搬送方向上流側から押し込まれる形となり、屈曲部付近において、コンベアベルトが浮き上がることを防止することができる。
【0010】
また、第2の発明は、上記第1の発明において、前記駆動装置は、その出力軸が、前記駆動輪に直結していることを特徴とする。
【0011】
また、第3の発明は、上記第1の発明において、前記駆動装置の出力軸と前記駆動輪の回転軸との間に掛け回した駆動伝達手段を設けたことを特徴とする
また、第4の発明は、上記第1乃至第3のいずれかの発明において、前記駆動装置を保護する保護カバーを設けたことを特徴とする。
【0012】
また、第5の発明は、リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械の処理装置の下方位置から外方にかけて設けられるコンベア装置において、その途中に屈曲部を有するコンベアフレームと、このコンベアフレームの搬送方向下流側に設けた従動輪と、前記コンベアフレームの搬送方向上流側に設けた駆動輪と、これら従動輪及び駆動輪に掛け回したコンベアベルトと、前記駆動輪を回転駆動させる駆動装置とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態を図面を用いて説明する。本実施の形態では、自走式リサイクル機械として、いわゆるシュレッダを搭載した自走式破砕機を例に挙げて説明する。
図1は本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の全体構造を表す側面図、図2はその上面図である。
これら図1及び図2において、1は走行手段で、この走行手段1は、走行体フレーム2と、この走行体フレーム2の両側にそれぞれ設けたトラックフレーム3と、このトラックフレーム3の一方側(図1中右側)に設けた駆動輪4と、トラックフレーム3の他方側(図1中左側)に設けた従動輪5と、駆動輪4の回転軸(図示せず)に直結した駆動モータ6と、駆動輪4及び従動輪5に掛け回した履帯7とで構成されている。
【0014】
8は走行手段1を設けた本体フレームで、この本体フレーム8は、走行体フレーム2の上部に設けられている。9はこの本体フレーム8の長手方向一方側(図1中右側)に支持部材10を介して設けた動力装置である。この動力装置9は、繁雑防止のため特に図示していないが、例えばエンジン等といった動力源と、この動力源によって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプからの圧油を走行手段1等の各機構に切換え供給する複数のコントロールバルブからなる制御弁装置とを備えている。
【0015】
11は、例えば油圧ショベル等の投入重機により投入されるリサイクル原料としての被破砕物(例えば建設廃材、家電品、プラスチック廃材、古タイヤ等)を受け入れる上方拡径形状のホッパ、12は処理装置としての破砕装置(2軸せん断機)で、この破砕装置12は、本体フレーム8の長手方向他方側(図1中左側)端部上に支持され、ホッパ11により受け入れた被破砕物を所定の大きさに破砕し下方へ排出するようになっている。また、ホッパ11はこの破砕装置12のハウジング13の上部に対し、例えばボルト等により着脱可能に取り付けられている。
【0016】
破砕装置12は、図2に示すように、スペーサ14を介しカッタ15を櫛歯状に所定間隔で取り付けた2つの回転軸(図示せず)を、カッタ15が交互に噛み合うように互いに略平行に配置している。そして、それら回転軸を互いに逆回転させることにより、ホッパ2より供給された被破砕物を相隣接するカッタ15,15間に噛み込んで細片状にせん断し、所定の大きさに破砕するようになっている。16は本体フレーム8上の破砕装置12よりも後方側(図1中右側)に設けられ、内部に破砕装置12(厳密にはその図示しない回転軸)を駆動する油圧モータ(図示せず)を備えた駆動装置である。
【0017】
17は本体フレーム8の長手方向一方側(図1中右側)に延在し、リサイクル品としての破砕物を搬送し排出する排出コンベア(コンベア装置)で、この排出コンベア17のコンベアフレーム18は、支持部材19,19を介して本体フレーム8及び動力装置9から吊り下げ支持されている。このコンベア18の詳細構造については、後述する。
【0018】
23は排出コンベア17上の破砕物中に含まれる鉄筋片等の異物を吸着して取り除く磁選機で、この磁選機23は、排出コンベア17の上方に、この排出コンベア17と略直交するようにアーム24を介し動力装置9に支持されている。25はこの磁選機23の磁選機ベルトで、磁選機用モータ26によって磁力発生手段(図示せず)の周囲を循環駆動することにより、磁力発生手段からの磁力を磁選機ベルト25越しに作用させ、磁性物を磁選機ベルト25に吸着させた後、排出コンベア17と略直交する方向に搬送除去するようになっている。
【0019】
27は動力装置9の前方側(図1中左側)に設けた運転席で、繁雑防止のため特に図示しないが、前述した走行手段1の駆動モータ6を駆動制御する操作レバーや、他の駆動機器を起動・停止させる操作盤等を備えている。
【0020】
図3は上記排出コンベア17の詳細構造を表す一部破断上面図、図4はその側面図、図5は図4中のV−V断面による断面図である。
図3及び図4から分かるように、排出コンベア17のコンベアフレーム18は、屈曲部18aを有している。排出コンベア17は、この屈曲部18aよりも搬送方向上流側(図3及び図4中左側)部分が、破砕装置12の下方位置からほぼ水平に(若干傾斜していても構わない)延在し、屈曲部18aを境に、それよりも外方にかけての搬送方向下流側(図3及び図4中右側)部分が搬送方向(図3及び図4中右方向)に向かって上り傾斜となるように、本体フレーム8や動力装置9等に取付けてある(図1参照)。これにより、動力装置9との干渉を避けつつ、できるだけ排出高さを確保している。
【0021】
20はコンベアフレーム18の搬送方向上流側端部(図3中左端)に回転自在に設けた駆動輪(テールプーリ)、21はコンベアフレーム18の搬送方向下流側端部(放出端、図3中右端)に回転自在に設けた従動輪(ヘッドプーリ)で、これら駆動輪20及び従動輪21には、コンベアベルト22が掛け回してある。
但し、図3において、コンベアベルト22は、破断させた状態を図示してある。
30はコンベアベルト22を支持する支持ローラで、この支持ローラ30は、図5に示すように、コンベアフレーム18に対し軸受31によって回転自在に取付けてあり、搬送方向に所定のピッチで複数設けてある。
【0022】
図5において、32はコンベアフレーム18の内側に設けた取付部材で、この取付部材32は、両側のコンベアフレーム18上部に対し、ボルト33及びナット34によって取付けられており、排出コンベア17のほぼ全長に亘って配設してある。35はコンベアベルト22上の搬送物のこぼれを防止するサイドスカートで、このサイドスカート35は、先端がコンベアベルト22の搬送面22aに当接するよう、取付部材32の先端に、図示しないボルト及びナットにより取付けてあり、排出コンベア17のほぼ全長に亘って配設してある。なお、22bは駆動輪20及び従動輪21の間を循環するコンベアベルト22の戻り面である。
【0023】
図3において、36は排出コンベア17の駆動装置で、この駆動装置36の出力軸36aは、カップリング37を介して上記駆動輪20に連結している。これにより、駆動装置36の駆動力が、その出力軸36a、カップリング37を介して駆動輪20に伝達され、駆動輪20が回転駆動することにより、コンベアベルト22が循環駆動するようになっている。
【0024】
38はこの駆動装置36の保護カバーで、この保護カバー36は、駆動装置36を覆うよう、コンベアフレーム18に対し取付けてある。なお、図3において、保護カバー38は、一部破断させた状態で図示してある。また、39は排出コンベア17上の搬送物の風等による飛散を防止するサイドカバーで、このサイドカバー39は、両側のコンベアフレーム18上に、ボルト33及びナット34によって上記取付部材32とともに取付けられており、排出コンベア17のほぼ全長に亘って配設してある。41は公知の構成のコンベアベルト22の張り調整機構で、この張り調整機構41は、駆動輪20の軸受位置をネジ等を用いて搬送方向に進退させることにより、駆動輪20と従動輪21との距離を調整し、コンベアベルト22の張り具合を調整するようになっている。
【0025】
次に、本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の動作及び作用を以下に説明する。
上記構成の自走式リサイクル機械(自走式破砕機)において、破砕作業時には、例えば油圧ショベル等の投入重機でホッパ11にリサイクル原料としての被破砕物を投入すると、ホッパ11で受け入れられた被破砕物が破砕装置12へと導かれ、破砕装置12で所定の大きさに細くせん断破砕される。破砕された破砕物は、リサイクル品として破砕装置12から排出コンベア17のコンベアベルト22上に導かれ、最終的に自走式破砕機後方(図1中右方)に搬出される。
【0026】
ここで、この種の自走式リサイクル機械に備えられたコンベアにおいて、その駆動装置は、放出端(搬送方向下流側端部)に設けたヘッドプーリを回転駆動させるのが一般的である。そのため、コンベアベルトの搬送面は、放出端側から引っ張られる形となり、コンベアを途中で屈曲させた場合、屈曲部付近でコンベアベルトが支持ローラから浮き上がろうとする。それに対しては、先に図5にも示した通り、通常、コンベアベルト上の搬送物のこぼれを防止するサイドスカートが、コンベアベルトの幅方向両側に当接して押さえとなることにより、コンベアベルトの浮き上がりを防止している。
【0027】
しかしながら、上記した引張力によりコンベアベルトが強く浮き上がろうとすると、コンベアベルトがサイドスカートから外れてしまう場合がある。
仮に上記説明した自走式リサイクル機械において、コンベアの駆動装置36がヘッドプーリ(従動輪21)を回転駆動させる場合を考えると、例えば先の図5において、搬送面22aが浮き上がろうとする力が強く作用することから、屈曲部18a付近では、コンベアベルト22が湾曲し、その幅方向中央部部分が隆起する。この現象は、特にビニールやプラスチック等といった軽量の破砕物を破砕対象物とした場合等は、搬送物(破砕物)の重量によるコンベアベルト22の押さえの作用も小さいことから顕著となる。そして、コンベアベルト22の中央部が隆起すると、これに伴ってコンベアベルト22の幅方向両端部の位置が徐々に幅方向中央に寄り、最終的にコンベアベルト22がサイドスカート35から外れてしまう。
【0028】
そこで、本実施の形態においては、排出コンベア17における、搬送方向下流側のヘッドプーリではなく、搬送方向上流側のテールプーリ(駆動輪20)を駆動装置36により回転駆動させる。これにより、コンベアベルト22の搬送面22aは、搬送方向下流側から引っ張られるのではなく、搬送方向上流側から押し込まれる形となり、搬送面22aへの引張力の作用を防止することができ、屈曲部18a付近において、コンベアベルト22の浮き上がりを防止することができるので、コンベアベルト22がサイドスカート35から外れることを防止できる。こうしてコンベアベルト22の外れを防止できるので、搬送面22a上の搬送物のこぼれやサイドスカート35や支持ローラ30等への噛み込みを防止することができ、また、外れたコンベアベルト22を元の状態に戻すメンテナンス作業の発生を抑制できる。したがって、処理効率を向上させ、作業効率を向上させることができる。
【0029】
また、コンベアベルト22の搬送面22aが浮き上がろうとすると、搬送面22aがサイドスカート35に強く押しつけられ、両者間の摩擦抵抗が増大する。この摩擦抵抗の増大は、コンベアベルト22の発熱や、搬送速度の減少、あるいはサイドスカート35やコンベアベルト22の摩耗等といった様々な不具合の原因となる。
それに対し、本実施の形態においては、搬送面22aに浮き上がろうとする力が作用しないので、サイドスカート35と搬送面22aとの摩擦抵抗が小さくなり、上記不具合の発生を極力防止することができる。また、摩擦抵抗の低減により、駆動装置36の動力損失も軽減することができ、エネルギー効率を向上させることができる。
【0030】
また、仮に先の図4において、駆動装置36をヘッドプーリ(従動輪21)側に連結し、ヘッドプーリを回転駆動させる場合、引張力により搬送面22aが多少なりとも浮き上がるので、搬送面22aのベルト長さは、実際には若干短くなり、戻り面22b側にたるみが生じる。そのため、この状態で排出コンベア17を起動させると、戻り面22b側のたるみが起動時の反動で撓み、コンベアベルト22が脈動することがある。
それに対し、本実施の形態においては、搬送面22aに浮き上がりが生じないため、コンベアベルト22のたるみを防止することができ、上記した起動時におけるコンベアベルト22の脈動発生を抑制することができる。
【0031】
なお、以上において、本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態を説明したが、本発明の特徴は、排出コンベア17における搬送方向上流側のテールプーリ(駆動輪20)を回転駆動させることにあり、その技術的思想を逸脱しない範囲内において、種々変形可能である。以下に、その変形例を順次説明する。
【0032】
▲1▼駆動装置が駆動輪に直結する例
図6は、本発明の自走式リサイクル機械の一変形例に用いられるコンベアを搬送方向上流側から見た一部破断図である。但し、この図6において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本変形例における排出コンベア17aは、その駆動装置36の出力軸36aを、出力軸36aを駆動輪20に直結した例である。
【0033】
本変形例において、駆動装置36は、コンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)に対しボルト40によって締結されており、その出力軸36aは、コンベアフレーム18を貫通し、駆動輪20の回転中心に嵌合しており、駆動輪20の片側の回転軸の役割を果たしている。出力軸36aには、例えば先端にスプライン加工を施す等し、駆動輪20に対し相対的に回転しないようにする(一体的に回転するようにする)。但し、この回転防止のためには、このスプラインに限らず、例えばキーを用いても良い。
【0034】
42は駆動輪20における駆動装置36と反対側にのみ設けた回転軸20aを回転自在に支持する軸受で、この軸受42は、コンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)に取付けてある。なお、保護カバー38は、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様、駆動装置36のみを覆う構成としても構わないが、本例では、排出コンベア17の搬送方向上流側端部を全体的にカバーする構成としてある。その他の構成は、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様である。
【0035】
本変形例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様の効果を得る。また、これに加え、カップリングを介さず、駆動装置36の出力を駆動輪20に直結することにより、駆動装置36の駆動伝達機構をコンパクト化することができ、排出コンベア17自体も、その幅方向寸法を縮小させることができる。また、カップリングが不要であるため、部品点数の低減の効果も得られる。
【0036】
▲2▼駆動力をチェーンを介し駆動輪に伝達する例
図7は、本発明の自走式リサイクル機械の他の変形例に用いられるコンベアを搬送方向上流側から見た一部破断図である。但し、この図7において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本変形例における排出コンベア17bは、その駆動装置36の出力をチェーン伝達する例である。
【0037】
本変形例において、駆動装置36は、例えば本体フレーム8(図1参照)やそれに設けた取付部材(図示せず)、あるいは保護カバー38等に対し取付けてある。本例では、駆動輪20の回転軸20aは、駆動輪20の両側に設けられており、それぞれコンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)に取付けた軸受42に回転自在に支持されているが、片側(図7中左側)の回転軸20aの先端部は、軸受42から突出している。
【0038】
45は駆動装置36の出力軸36aに設けたスプロケット、46は上記突出した駆動輪20の回転軸20aの先端に設けたスプロケットで、これらスプロケット45,46間には、駆動伝達手段としてのチェーン47が掛け回してある。但し、この駆動伝達手段としては、チェーンに限らず、スプロケット45,46をプーリに代え、ベルトを用いても良い。なお、本例において、保護カバー38は、駆動装置36のみならず、少なくとも、スプロケット45,46及びチェーン47からなる駆動伝達機構を覆うよう構成する。その他の構成は、図6の変形例と同様である。
【0039】
本変形例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様の効果を得る。また、これに加え、本例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と比べ、駆動伝達機構を幅方向にコンパクト化することができ、排出コンベア17自体も、その幅方向寸法を縮小させることができる。
【0040】
▲3▼駆動装置をコンベアベルトの内側に配設した例
図8は、本発明の自走式リサイクル機械の更に他の変形例に用いられるコンベアを搬送方向上流側から見た一部破断図である。但し、この図8において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本変形例における排出コンベア17cは、その駆動装置36をコンベアベルト22の内側に配設した例である。
【0041】
本変形例における排出コンベア17cは、駆動輪20の一端(図8中左端)を部分的に中空とした点、駆動装置36をコンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)の内側に設け、駆動輪20の中空部分に挿入した点を除けば、図6の排出コンベア17aと概ね同様の構成である。但し、駆動装置36をコンベアフレーム18の内側に設けたため、コンベアフレーム18における駆動装置36に対応した位置に、駆動装置36に油圧配管を接続するための配管穴50が設けてあり、また、駆動装置36がコンベアベルト18の内側に配置され、コンベアベルト18によって保護されているため、保護カバー38を省略してある。その他の構成は、図6の変形例と同様である。
【0042】
本変形例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様の効果を得る。また、これに加え、本例においては、駆動装置36をコンベアベルト22の内側に配設したことにより、駆動装置36が、駆動輪20やコンベアベルト22と排出コンベア17の幅方向のスペースを共用しているので、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態は勿論のこと、図6の変形例と比べても、排出コンベア17の幅方向寸法を一層コンパクト化することができる。また、図6の変形例と同様、部品点数を低減でき、更に駆動装置の保護カバーをも省略できる。
【0043】
なお、以上に説明した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態及び各変形例においては、コンベアを、ホッパ11と反対側(図1中右側)に延在した自走式リサイクル機械(いわゆる前入れ後出し型の自走式リサイクル機械)を例に挙げて説明したが、これに限られず、本発明の自走式リサイクル機械は、コンベアをホッパ側に延在した、いわゆる前入れ前出し型のものであっても良い。この場合も同様の効果を得る。
【0044】
また、破砕装置(処理装置)として2軸せん断機を備えた自走式破砕機を、本発明を適用する自走式リサイクル機械の一例として挙げたが、これに限られず、もっと多数の軸を備えたせん断機を備えた自走式破砕機にも、本発明は適用可能である。また、こうしたせん断式の破砕装置を備えた自走式破砕機に限られず、他の破砕装置、例えば、ロール状の回転体に破砕用の刃を取り付けたものを一対としてそれら一対を互いに逆方向へ回転させ、それら回転体の間に岩石・建設廃材等を挟み込んで破砕を行う回転式破砕装置(いわゆるロールクラッシャを含む6軸破砕機等)や、動歯を固定歯に対して揺動させそれらの間に岩石・建設廃材等を挟みこんで破砕を行う破砕装置(いわゆるジョークラッシャ)や、複数個の刃物を備えた打撃板を高速回転させ、この打撃板からの打撃及び反発板との衝突を用いて岩石・建設廃材等を衝撃的に破砕する破砕装置(いわゆるインパクトクラッシャ)や、木材、枝木材、建設廃木等の木材をカッタを備えたロータに投入することにより細片にする木材破砕装置を備えた各種の自走式破砕機にも、本発明は適用可能である。これらの場合も同様の効果を得る。
【0045】
また、自走式破砕機に限られず、例えば、建設現場で発生する建設発生土を改良対象(リサイクル原料)としてリサイクル品(製品または半製品)としての改良土を生産する自走式土質改良機等、コンベア等の排出機構を備えた他の自走式リサイクル機械にも、本発明は適用可能であり、この場合も、同様の効果を得る。
【0046】
また、走行手段1を、履帯7を備えたクローラ式のものとしたが、例えばホイール式の走行手段であっても構わない。こうしたホイール式の走行手段を備えた自走式リサイクル機械に対しても、本発明は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送方向下流側のヘッドプーリではなく、搬送方向上流側のテールプーリを回転駆動させるので、コンベアベルトの搬送面に引張力が作用せず、屈曲部付近におけるコンベアベルトの浮き上がりを防止することができる。これにより、コンベアベルトが外れることを防止でき、作業性を向上させることができるとともに、コンベアベルトに作用する摩擦抵抗を低減でき、所要動力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態に備えられたコンベア装置の詳細構造を表す一部破断上面図である。
【図4】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態に備えられたコンベア装置の詳細構造を表す側面図である。
【図5】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態に備えられたコンベア装置の詳細構造を表す図4中のV−V断面による断面図である。
【図6】本発明の自走式リサイクル機械の一変形例に用いられるコンベア装置を搬送方向上流側から見た一部破断図である。
【図7】本発明の自走式リサイクル機械の他の変形例に用いられるコンベア装置を搬送方向上流側から見た一部破断図である。
【図8】本発明の自走式リサイクル機械の更に他の変形例に用いられるコンベア装置を搬送方向上流側から見た一部破断図である。
【符号の説明】
1 走行手段
8 本体フレーム
12 破砕装置(処理装置)
17 排出コンベア(コンベア装置)
18 コンベアフレーム
18a 屈曲部
20 駆動輪
21 従動輪
22 コンベアベルト
36 駆動装置
36a 出力軸
38 保護カバー
47 チェーン(駆動伝達手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、リサイクル原料を受け入れて処理装置により所定の処理を行いリサイクル品を生成する自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
受け入れたリサイクル原料を処理装置で処理してリサイクル品とする自走式リサイクル機械には、例えば建設廃材や産業廃棄物、あるいは廃木材等の被破砕物をリサイクル原料とし、これを処理装置(破砕装置)により所定の大きさに破砕処理して、リサイクル用の破砕物製品(又は半製品)とする自走式破砕機等がある。また、この自走式破砕機の他にも、建設発生土等をリサイクル原料とし、これを土質改良材とともに処理装置(混合装置)により混合処理し、リサイクル用の改良土製品(又は半製品)とする自走式土質改良機等が、自走式リサイクル機械として代表的である。
【0003】
一般に、この種の自走式リサイクル機械は、処理装置からのリサイクル品を機外へ搬送し排出するコンベア(排出コンベア)を有しているが、そのリサイクル品の排出高さはできるだけ高いことが好ましい。そのため、通常、自走式リサイクル機械においては、処理装置とともに本体フレーム上に搭載された各機器がコンベアの上方空間に位置するが、コンベアは、処理装置の下方位置からほぼ水平に延在した後、それら各機器を回避する形で上方に屈曲し、搬送方向に向かって上方に延在される(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−172345号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
通常、コンベアの駆動装置は放出端側に設けたヘッドプーリを駆動させるため、コンベアベルトの搬送面は、放出端側から引っ張られる形となる。上記のコンベアを屈曲させた場合、この引張力によって、屈曲部付近でコンベアベルトが浮き上がろうとする。それに対し、一般に、この種のコンベアでは、コンベアベルト上の搬送物のこぼれを防止するサイドスカートが幅方向両側に設けてあり、このサイドスカートがコンベアベルトの幅方向両側に当接することにより、コンベアベルトの浮き上がりを抑えている。
【0006】
しかしながら、上記した引張力によりコンベアベルトが強く浮き上がろうとすると、屈曲部付近において、コンベアベルトが幅方向中央部から隆起し、これに伴ってコンベアベルトの幅方向両端部の位置が徐々に幅方向中央に寄ってしまい、最終的にコンベアベルトがサイドスカートから外れてしまう場合がある。
【0007】
本発明は、上記事柄に鑑み、コンベアのコンベアベルトの浮き上がりを防止することができる自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械において、本体フレームと、この本体フレームに設けた走行手段と、前記本体フレームに設けた処理装置と、この処理装置の下方位置からほぼ水平に延在し、屈曲部を境に上り傾斜させた排出コンベアと、この排出コンベアの搬送方向上流側に設けた駆動輪と、この駆動輪を回転駆動させる駆動装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】
このように、本発明においては、搬送方向下流側のヘッドプーリではなく、搬送方向上流側のテールプーリを駆動輪とし、駆動装置により回転駆動させる。これにより、コンベアベルトの搬送面は、搬送方向下流側から引っ張られるのではなく、搬送方向上流側から押し込まれる形となり、屈曲部付近において、コンベアベルトが浮き上がることを防止することができる。
【0010】
また、第2の発明は、上記第1の発明において、前記駆動装置は、その出力軸が、前記駆動輪に直結していることを特徴とする。
【0011】
また、第3の発明は、上記第1の発明において、前記駆動装置の出力軸と前記駆動輪の回転軸との間に掛け回した駆動伝達手段を設けたことを特徴とする
また、第4の発明は、上記第1乃至第3のいずれかの発明において、前記駆動装置を保護する保護カバーを設けたことを特徴とする。
【0012】
また、第5の発明は、リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械の処理装置の下方位置から外方にかけて設けられるコンベア装置において、その途中に屈曲部を有するコンベアフレームと、このコンベアフレームの搬送方向下流側に設けた従動輪と、前記コンベアフレームの搬送方向上流側に設けた駆動輪と、これら従動輪及び駆動輪に掛け回したコンベアベルトと、前記駆動輪を回転駆動させる駆動装置とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態を図面を用いて説明する。本実施の形態では、自走式リサイクル機械として、いわゆるシュレッダを搭載した自走式破砕機を例に挙げて説明する。
図1は本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の全体構造を表す側面図、図2はその上面図である。
これら図1及び図2において、1は走行手段で、この走行手段1は、走行体フレーム2と、この走行体フレーム2の両側にそれぞれ設けたトラックフレーム3と、このトラックフレーム3の一方側(図1中右側)に設けた駆動輪4と、トラックフレーム3の他方側(図1中左側)に設けた従動輪5と、駆動輪4の回転軸(図示せず)に直結した駆動モータ6と、駆動輪4及び従動輪5に掛け回した履帯7とで構成されている。
【0014】
8は走行手段1を設けた本体フレームで、この本体フレーム8は、走行体フレーム2の上部に設けられている。9はこの本体フレーム8の長手方向一方側(図1中右側)に支持部材10を介して設けた動力装置である。この動力装置9は、繁雑防止のため特に図示していないが、例えばエンジン等といった動力源と、この動力源によって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプからの圧油を走行手段1等の各機構に切換え供給する複数のコントロールバルブからなる制御弁装置とを備えている。
【0015】
11は、例えば油圧ショベル等の投入重機により投入されるリサイクル原料としての被破砕物(例えば建設廃材、家電品、プラスチック廃材、古タイヤ等)を受け入れる上方拡径形状のホッパ、12は処理装置としての破砕装置(2軸せん断機)で、この破砕装置12は、本体フレーム8の長手方向他方側(図1中左側)端部上に支持され、ホッパ11により受け入れた被破砕物を所定の大きさに破砕し下方へ排出するようになっている。また、ホッパ11はこの破砕装置12のハウジング13の上部に対し、例えばボルト等により着脱可能に取り付けられている。
【0016】
破砕装置12は、図2に示すように、スペーサ14を介しカッタ15を櫛歯状に所定間隔で取り付けた2つの回転軸(図示せず)を、カッタ15が交互に噛み合うように互いに略平行に配置している。そして、それら回転軸を互いに逆回転させることにより、ホッパ2より供給された被破砕物を相隣接するカッタ15,15間に噛み込んで細片状にせん断し、所定の大きさに破砕するようになっている。16は本体フレーム8上の破砕装置12よりも後方側(図1中右側)に設けられ、内部に破砕装置12(厳密にはその図示しない回転軸)を駆動する油圧モータ(図示せず)を備えた駆動装置である。
【0017】
17は本体フレーム8の長手方向一方側(図1中右側)に延在し、リサイクル品としての破砕物を搬送し排出する排出コンベア(コンベア装置)で、この排出コンベア17のコンベアフレーム18は、支持部材19,19を介して本体フレーム8及び動力装置9から吊り下げ支持されている。このコンベア18の詳細構造については、後述する。
【0018】
23は排出コンベア17上の破砕物中に含まれる鉄筋片等の異物を吸着して取り除く磁選機で、この磁選機23は、排出コンベア17の上方に、この排出コンベア17と略直交するようにアーム24を介し動力装置9に支持されている。25はこの磁選機23の磁選機ベルトで、磁選機用モータ26によって磁力発生手段(図示せず)の周囲を循環駆動することにより、磁力発生手段からの磁力を磁選機ベルト25越しに作用させ、磁性物を磁選機ベルト25に吸着させた後、排出コンベア17と略直交する方向に搬送除去するようになっている。
【0019】
27は動力装置9の前方側(図1中左側)に設けた運転席で、繁雑防止のため特に図示しないが、前述した走行手段1の駆動モータ6を駆動制御する操作レバーや、他の駆動機器を起動・停止させる操作盤等を備えている。
【0020】
図3は上記排出コンベア17の詳細構造を表す一部破断上面図、図4はその側面図、図5は図4中のV−V断面による断面図である。
図3及び図4から分かるように、排出コンベア17のコンベアフレーム18は、屈曲部18aを有している。排出コンベア17は、この屈曲部18aよりも搬送方向上流側(図3及び図4中左側)部分が、破砕装置12の下方位置からほぼ水平に(若干傾斜していても構わない)延在し、屈曲部18aを境に、それよりも外方にかけての搬送方向下流側(図3及び図4中右側)部分が搬送方向(図3及び図4中右方向)に向かって上り傾斜となるように、本体フレーム8や動力装置9等に取付けてある(図1参照)。これにより、動力装置9との干渉を避けつつ、できるだけ排出高さを確保している。
【0021】
20はコンベアフレーム18の搬送方向上流側端部(図3中左端)に回転自在に設けた駆動輪(テールプーリ)、21はコンベアフレーム18の搬送方向下流側端部(放出端、図3中右端)に回転自在に設けた従動輪(ヘッドプーリ)で、これら駆動輪20及び従動輪21には、コンベアベルト22が掛け回してある。
但し、図3において、コンベアベルト22は、破断させた状態を図示してある。
30はコンベアベルト22を支持する支持ローラで、この支持ローラ30は、図5に示すように、コンベアフレーム18に対し軸受31によって回転自在に取付けてあり、搬送方向に所定のピッチで複数設けてある。
【0022】
図5において、32はコンベアフレーム18の内側に設けた取付部材で、この取付部材32は、両側のコンベアフレーム18上部に対し、ボルト33及びナット34によって取付けられており、排出コンベア17のほぼ全長に亘って配設してある。35はコンベアベルト22上の搬送物のこぼれを防止するサイドスカートで、このサイドスカート35は、先端がコンベアベルト22の搬送面22aに当接するよう、取付部材32の先端に、図示しないボルト及びナットにより取付けてあり、排出コンベア17のほぼ全長に亘って配設してある。なお、22bは駆動輪20及び従動輪21の間を循環するコンベアベルト22の戻り面である。
【0023】
図3において、36は排出コンベア17の駆動装置で、この駆動装置36の出力軸36aは、カップリング37を介して上記駆動輪20に連結している。これにより、駆動装置36の駆動力が、その出力軸36a、カップリング37を介して駆動輪20に伝達され、駆動輪20が回転駆動することにより、コンベアベルト22が循環駆動するようになっている。
【0024】
38はこの駆動装置36の保護カバーで、この保護カバー36は、駆動装置36を覆うよう、コンベアフレーム18に対し取付けてある。なお、図3において、保護カバー38は、一部破断させた状態で図示してある。また、39は排出コンベア17上の搬送物の風等による飛散を防止するサイドカバーで、このサイドカバー39は、両側のコンベアフレーム18上に、ボルト33及びナット34によって上記取付部材32とともに取付けられており、排出コンベア17のほぼ全長に亘って配設してある。41は公知の構成のコンベアベルト22の張り調整機構で、この張り調整機構41は、駆動輪20の軸受位置をネジ等を用いて搬送方向に進退させることにより、駆動輪20と従動輪21との距離を調整し、コンベアベルト22の張り具合を調整するようになっている。
【0025】
次に、本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の動作及び作用を以下に説明する。
上記構成の自走式リサイクル機械(自走式破砕機)において、破砕作業時には、例えば油圧ショベル等の投入重機でホッパ11にリサイクル原料としての被破砕物を投入すると、ホッパ11で受け入れられた被破砕物が破砕装置12へと導かれ、破砕装置12で所定の大きさに細くせん断破砕される。破砕された破砕物は、リサイクル品として破砕装置12から排出コンベア17のコンベアベルト22上に導かれ、最終的に自走式破砕機後方(図1中右方)に搬出される。
【0026】
ここで、この種の自走式リサイクル機械に備えられたコンベアにおいて、その駆動装置は、放出端(搬送方向下流側端部)に設けたヘッドプーリを回転駆動させるのが一般的である。そのため、コンベアベルトの搬送面は、放出端側から引っ張られる形となり、コンベアを途中で屈曲させた場合、屈曲部付近でコンベアベルトが支持ローラから浮き上がろうとする。それに対しては、先に図5にも示した通り、通常、コンベアベルト上の搬送物のこぼれを防止するサイドスカートが、コンベアベルトの幅方向両側に当接して押さえとなることにより、コンベアベルトの浮き上がりを防止している。
【0027】
しかしながら、上記した引張力によりコンベアベルトが強く浮き上がろうとすると、コンベアベルトがサイドスカートから外れてしまう場合がある。
仮に上記説明した自走式リサイクル機械において、コンベアの駆動装置36がヘッドプーリ(従動輪21)を回転駆動させる場合を考えると、例えば先の図5において、搬送面22aが浮き上がろうとする力が強く作用することから、屈曲部18a付近では、コンベアベルト22が湾曲し、その幅方向中央部部分が隆起する。この現象は、特にビニールやプラスチック等といった軽量の破砕物を破砕対象物とした場合等は、搬送物(破砕物)の重量によるコンベアベルト22の押さえの作用も小さいことから顕著となる。そして、コンベアベルト22の中央部が隆起すると、これに伴ってコンベアベルト22の幅方向両端部の位置が徐々に幅方向中央に寄り、最終的にコンベアベルト22がサイドスカート35から外れてしまう。
【0028】
そこで、本実施の形態においては、排出コンベア17における、搬送方向下流側のヘッドプーリではなく、搬送方向上流側のテールプーリ(駆動輪20)を駆動装置36により回転駆動させる。これにより、コンベアベルト22の搬送面22aは、搬送方向下流側から引っ張られるのではなく、搬送方向上流側から押し込まれる形となり、搬送面22aへの引張力の作用を防止することができ、屈曲部18a付近において、コンベアベルト22の浮き上がりを防止することができるので、コンベアベルト22がサイドスカート35から外れることを防止できる。こうしてコンベアベルト22の外れを防止できるので、搬送面22a上の搬送物のこぼれやサイドスカート35や支持ローラ30等への噛み込みを防止することができ、また、外れたコンベアベルト22を元の状態に戻すメンテナンス作業の発生を抑制できる。したがって、処理効率を向上させ、作業効率を向上させることができる。
【0029】
また、コンベアベルト22の搬送面22aが浮き上がろうとすると、搬送面22aがサイドスカート35に強く押しつけられ、両者間の摩擦抵抗が増大する。この摩擦抵抗の増大は、コンベアベルト22の発熱や、搬送速度の減少、あるいはサイドスカート35やコンベアベルト22の摩耗等といった様々な不具合の原因となる。
それに対し、本実施の形態においては、搬送面22aに浮き上がろうとする力が作用しないので、サイドスカート35と搬送面22aとの摩擦抵抗が小さくなり、上記不具合の発生を極力防止することができる。また、摩擦抵抗の低減により、駆動装置36の動力損失も軽減することができ、エネルギー効率を向上させることができる。
【0030】
また、仮に先の図4において、駆動装置36をヘッドプーリ(従動輪21)側に連結し、ヘッドプーリを回転駆動させる場合、引張力により搬送面22aが多少なりとも浮き上がるので、搬送面22aのベルト長さは、実際には若干短くなり、戻り面22b側にたるみが生じる。そのため、この状態で排出コンベア17を起動させると、戻り面22b側のたるみが起動時の反動で撓み、コンベアベルト22が脈動することがある。
それに対し、本実施の形態においては、搬送面22aに浮き上がりが生じないため、コンベアベルト22のたるみを防止することができ、上記した起動時におけるコンベアベルト22の脈動発生を抑制することができる。
【0031】
なお、以上において、本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態を説明したが、本発明の特徴は、排出コンベア17における搬送方向上流側のテールプーリ(駆動輪20)を回転駆動させることにあり、その技術的思想を逸脱しない範囲内において、種々変形可能である。以下に、その変形例を順次説明する。
【0032】
▲1▼駆動装置が駆動輪に直結する例
図6は、本発明の自走式リサイクル機械の一変形例に用いられるコンベアを搬送方向上流側から見た一部破断図である。但し、この図6において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本変形例における排出コンベア17aは、その駆動装置36の出力軸36aを、出力軸36aを駆動輪20に直結した例である。
【0033】
本変形例において、駆動装置36は、コンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)に対しボルト40によって締結されており、その出力軸36aは、コンベアフレーム18を貫通し、駆動輪20の回転中心に嵌合しており、駆動輪20の片側の回転軸の役割を果たしている。出力軸36aには、例えば先端にスプライン加工を施す等し、駆動輪20に対し相対的に回転しないようにする(一体的に回転するようにする)。但し、この回転防止のためには、このスプラインに限らず、例えばキーを用いても良い。
【0034】
42は駆動輪20における駆動装置36と反対側にのみ設けた回転軸20aを回転自在に支持する軸受で、この軸受42は、コンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)に取付けてある。なお、保護カバー38は、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様、駆動装置36のみを覆う構成としても構わないが、本例では、排出コンベア17の搬送方向上流側端部を全体的にカバーする構成としてある。その他の構成は、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様である。
【0035】
本変形例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様の効果を得る。また、これに加え、カップリングを介さず、駆動装置36の出力を駆動輪20に直結することにより、駆動装置36の駆動伝達機構をコンパクト化することができ、排出コンベア17自体も、その幅方向寸法を縮小させることができる。また、カップリングが不要であるため、部品点数の低減の効果も得られる。
【0036】
▲2▼駆動力をチェーンを介し駆動輪に伝達する例
図7は、本発明の自走式リサイクル機械の他の変形例に用いられるコンベアを搬送方向上流側から見た一部破断図である。但し、この図7において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本変形例における排出コンベア17bは、その駆動装置36の出力をチェーン伝達する例である。
【0037】
本変形例において、駆動装置36は、例えば本体フレーム8(図1参照)やそれに設けた取付部材(図示せず)、あるいは保護カバー38等に対し取付けてある。本例では、駆動輪20の回転軸20aは、駆動輪20の両側に設けられており、それぞれコンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)に取付けた軸受42に回転自在に支持されているが、片側(図7中左側)の回転軸20aの先端部は、軸受42から突出している。
【0038】
45は駆動装置36の出力軸36aに設けたスプロケット、46は上記突出した駆動輪20の回転軸20aの先端に設けたスプロケットで、これらスプロケット45,46間には、駆動伝達手段としてのチェーン47が掛け回してある。但し、この駆動伝達手段としては、チェーンに限らず、スプロケット45,46をプーリに代え、ベルトを用いても良い。なお、本例において、保護カバー38は、駆動装置36のみならず、少なくとも、スプロケット45,46及びチェーン47からなる駆動伝達機構を覆うよう構成する。その他の構成は、図6の変形例と同様である。
【0039】
本変形例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様の効果を得る。また、これに加え、本例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と比べ、駆動伝達機構を幅方向にコンパクト化することができ、排出コンベア17自体も、その幅方向寸法を縮小させることができる。
【0040】
▲3▼駆動装置をコンベアベルトの内側に配設した例
図8は、本発明の自走式リサイクル機械の更に他の変形例に用いられるコンベアを搬送方向上流側から見た一部破断図である。但し、この図8において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本変形例における排出コンベア17cは、その駆動装置36をコンベアベルト22の内側に配設した例である。
【0041】
本変形例における排出コンベア17cは、駆動輪20の一端(図8中左端)を部分的に中空とした点、駆動装置36をコンベアフレーム18(厳密には張り調整機構41)の内側に設け、駆動輪20の中空部分に挿入した点を除けば、図6の排出コンベア17aと概ね同様の構成である。但し、駆動装置36をコンベアフレーム18の内側に設けたため、コンベアフレーム18における駆動装置36に対応した位置に、駆動装置36に油圧配管を接続するための配管穴50が設けてあり、また、駆動装置36がコンベアベルト18の内側に配置され、コンベアベルト18によって保護されているため、保護カバー38を省略してある。その他の構成は、図6の変形例と同様である。
【0042】
本変形例においても、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態と同様の効果を得る。また、これに加え、本例においては、駆動装置36をコンベアベルト22の内側に配設したことにより、駆動装置36が、駆動輪20やコンベアベルト22と排出コンベア17の幅方向のスペースを共用しているので、前述した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態は勿論のこと、図6の変形例と比べても、排出コンベア17の幅方向寸法を一層コンパクト化することができる。また、図6の変形例と同様、部品点数を低減でき、更に駆動装置の保護カバーをも省略できる。
【0043】
なお、以上に説明した本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態及び各変形例においては、コンベアを、ホッパ11と反対側(図1中右側)に延在した自走式リサイクル機械(いわゆる前入れ後出し型の自走式リサイクル機械)を例に挙げて説明したが、これに限られず、本発明の自走式リサイクル機械は、コンベアをホッパ側に延在した、いわゆる前入れ前出し型のものであっても良い。この場合も同様の効果を得る。
【0044】
また、破砕装置(処理装置)として2軸せん断機を備えた自走式破砕機を、本発明を適用する自走式リサイクル機械の一例として挙げたが、これに限られず、もっと多数の軸を備えたせん断機を備えた自走式破砕機にも、本発明は適用可能である。また、こうしたせん断式の破砕装置を備えた自走式破砕機に限られず、他の破砕装置、例えば、ロール状の回転体に破砕用の刃を取り付けたものを一対としてそれら一対を互いに逆方向へ回転させ、それら回転体の間に岩石・建設廃材等を挟み込んで破砕を行う回転式破砕装置(いわゆるロールクラッシャを含む6軸破砕機等)や、動歯を固定歯に対して揺動させそれらの間に岩石・建設廃材等を挟みこんで破砕を行う破砕装置(いわゆるジョークラッシャ)や、複数個の刃物を備えた打撃板を高速回転させ、この打撃板からの打撃及び反発板との衝突を用いて岩石・建設廃材等を衝撃的に破砕する破砕装置(いわゆるインパクトクラッシャ)や、木材、枝木材、建設廃木等の木材をカッタを備えたロータに投入することにより細片にする木材破砕装置を備えた各種の自走式破砕機にも、本発明は適用可能である。これらの場合も同様の効果を得る。
【0045】
また、自走式破砕機に限られず、例えば、建設現場で発生する建設発生土を改良対象(リサイクル原料)としてリサイクル品(製品または半製品)としての改良土を生産する自走式土質改良機等、コンベア等の排出機構を備えた他の自走式リサイクル機械にも、本発明は適用可能であり、この場合も、同様の効果を得る。
【0046】
また、走行手段1を、履帯7を備えたクローラ式のものとしたが、例えばホイール式の走行手段であっても構わない。こうしたホイール式の走行手段を備えた自走式リサイクル機械に対しても、本発明は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送方向下流側のヘッドプーリではなく、搬送方向上流側のテールプーリを回転駆動させるので、コンベアベルトの搬送面に引張力が作用せず、屈曲部付近におけるコンベアベルトの浮き上がりを防止することができる。これにより、コンベアベルトが外れることを防止でき、作業性を向上させることができるとともに、コンベアベルトに作用する摩擦抵抗を低減でき、所要動力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態に備えられたコンベア装置の詳細構造を表す一部破断上面図である。
【図4】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態に備えられたコンベア装置の詳細構造を表す側面図である。
【図5】本発明の自走式リサイクル機械の一実施の形態に備えられたコンベア装置の詳細構造を表す図4中のV−V断面による断面図である。
【図6】本発明の自走式リサイクル機械の一変形例に用いられるコンベア装置を搬送方向上流側から見た一部破断図である。
【図7】本発明の自走式リサイクル機械の他の変形例に用いられるコンベア装置を搬送方向上流側から見た一部破断図である。
【図8】本発明の自走式リサイクル機械の更に他の変形例に用いられるコンベア装置を搬送方向上流側から見た一部破断図である。
【符号の説明】
1 走行手段
8 本体フレーム
12 破砕装置(処理装置)
17 排出コンベア(コンベア装置)
18 コンベアフレーム
18a 屈曲部
20 駆動輪
21 従動輪
22 コンベアベルト
36 駆動装置
36a 出力軸
38 保護カバー
47 チェーン(駆動伝達手段)
Claims (5)
- リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械において、
本体フレームと、
この本体フレームに設けた走行手段と、
前記本体フレームに設けた処理装置と、
この処理装置の下方位置からほぼ水平に延在し、屈曲部を境に上り傾斜させた排出コンベアと、
この排出コンベアの搬送方向上流側に設けた駆動輪と、
この駆動輪を回転駆動させる駆動装置とを備えたことを特徴とする自走式リサイクル機械。 - 前記駆動装置は、その出力軸が、前記駆動輪に直結していることを特徴とする請求項1に記載の自走式リサイクル機械。
- 前記駆動装置の出力軸と前記駆動輪の回転軸との間に掛け回した駆動伝達手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自走式リサイクル機械。
- 前記駆動装置を保護する保護カバーを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自走式リサイクル機械。
- リサイクル品を生成する自走式リサイクル機械の処理装置の下方位置から外方にかけて設けられるコンベア装置において、
その途中に屈曲部を有するコンベアフレームと、
このコンベアフレームの搬送方向下流側に設けた従動輪と、
前記コンベアフレームの搬送方向上流側に設けた駆動輪と、
これら従動輪及び駆動輪に掛け回したコンベアベルトと、
前記駆動輪を回転駆動させる駆動装置とを備えたことを特徴とするコンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003142329A JP2004345765A (ja) | 2003-05-20 | 2003-05-20 | 自走式リサイクル機械及びこれに用いるコンベア装置 |
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2003
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