JP2002346407A - ロールクラッシャ及び自走式ロールクラッシャ - Google Patents

ロールクラッシャ及び自走式ロールクラッシャ

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JP2002346407A
JP2002346407A JP2001158412A JP2001158412A JP2002346407A JP 2002346407 A JP2002346407 A JP 2002346407A JP 2001158412 A JP2001158412 A JP 2001158412A JP 2001158412 A JP2001158412 A JP 2001158412A JP 2002346407 A JP2002346407 A JP 2002346407A
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JP
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rotor
roll crusher
self
crushing
raw material
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Application number
JP2001158412A
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Hiroyasu Baba
紘保 馬場
Tomohiro Kitsukawa
智宏 橘川
Tomio Aimori
冨男 相森
Noriaki Nakamura
法明 中村
Fusao Tateishi
房雄 立石
Kenichiro Dan
健一郎 團
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Nakayama Iron Works Ltd
Original Assignee
Nakayama Iron Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原料の投入、排出側に構造物を少なくして、原
料の落下による機器のトラブルを防ぐ。 【解決手段】第1ロール、及び第2ロールを駆動する第
1ロータ駆動手段31、及び第2ロータ駆動手段35
は、ロールクラッシャ1を構成する機枠4の一面側に配
置されいる。架台2の下部には、ロールクラッシャ1で
原料を破砕した後の破砕物を排出するためのベルトコン
ベヤ41が配置されている。機枠4の反対側に各種機器
を全く配置していないので原料を投入しやすい、被破砕
物の処理を1台のパワーシャベルでも操作できる。原料
が落下しても、これらの機器に落下することはなく、故
障が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート、ア
スファルト、自然石を所定の大きさ塊に解砕するための
ロールクラッシャ、及び自走式ロールクラッシャに関す
る。更に詳しくは、道路、コンクリート構造物等を補
修、建て替え等のとき排出されるコンクリート、アスフ
ァルト等の廃材のリサイクルのための解砕、又は自然石
を所定の大きさの塊に破砕するためのロールクラッシ
ャ、及びそれをクローラ、ホイールで自走する自走式ロ
ールクラッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートや、アスファルトの廃材が
建物の建替えや道路補修工事により、産業廃棄物として
多く排出されるようになり、それらは従来は埋立処分さ
れていた。しかしながら、埋立処分場も環境破壊等の問
題から少なくなり、再利用が望まれている。そこで、近
年コンクリート等の廃材を所定の大きさの塊に破砕して
解砕し、再利用を図るために回転する回転歯で破砕する
解砕機が開発されている(例えば、特開平5−3092
82号公報等)。
【0003】本発明の発明者等も回転する回転歯を備え
たロールクラッシャーを提案した(例えば、特開平11
−319596号公報、特開2000−325808号
公報、特願2000−158379号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のロールク
ラッシャのロールを駆動するモータ、減速機等の原動機
は、それぞれのロールの近くに配置されている。この配
置は、チェーンの長さを短くできるのでチェーンの撓
み、干渉を防ぐ等の点では設計上の配置としてはバラン
スが良い。しかしながら、ロールクラッシャで破砕され
る原料の多くは長尺の鉄筋を含むコンクリートガラであ
るので、破砕によりコンクリートと鉄筋に分離される。
【0005】この破砕されたガラと、分離され変形して
いる鉄筋がロールクラッシャから排出されてベルトコン
ベヤで搬送されるとき、ベルトコンベヤのベルト面の上
方に構造物が多くある場合、特にベルト面とそれらの構
造物の距離が近いほど、不規則に変形している鉄筋が構
造物に接触、あるいは引っかかってベルトコンベヤによ
る搬送を妨げる。更にはこれらのベルト面を圧迫しベル
トを傷つけたり、切断させたりすることがある。
【0006】従って、ロールクラッシャでは、ロールを
駆動する原動機、ベルト、鉄筋を取り除くための磁選機
等のあらゆる構造物が、可能な限りベルトコンベヤの排
出口に配置されていないものが良い。更に、これらの課
題を解決したとしても投入ホッパにへの原料の投入作
業、排出ベルトコンベヤによって排出された破砕物の排
出、トラック等への積み込み作業等の作業効率を低下さ
せるものであっても良くない。本発明はこれらの問題点
に鑑みて発明されたものであり、次の目的を達成するも
のである。
【0007】本発明の目的は、原料の投入、排出側に構
造物を少なくして円滑な運転ができるロールクラッシ
ャ、及びその自走式ロールクラッシャを提供することに
ある。本発明の他の目的は、投入ホッパの位置と、ベル
トコンベヤで排出される被破砕物の排出、堆積される位
置を近くに配置できるロールクラッシャ、及びそれを搭
載した自走式ロールクラッシャを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、投入ホッパへの原料の投入
と、破砕された被破砕物の排出・積み込みを1台のパワ
ーショベルで行うことが出来るロールクラッシャ、及び
それを搭載した自走式ロールクラッシャを提供すること
にある。本発明の更に他の目的は、投入ホッパへの原料
の投入がロールクラッシャの両側面位置から可能なロー
ルクラッシャ、及びそれを搭載した自走式ロールクラッ
シャを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために次の手段を採る。本発明のロールクラッシ
ャは、機枠と、前記機枠に回転自在に軸受で支持された
円筒状の第1ロータ本体と、前記第1ロータ本体の外周
に配置固定され、被破砕物を破砕するため第1破砕歯
と、前記機枠に回転自在に軸受で支持され、前記第1ロ
ータ本体と平行に配置された円筒状の第2ロータ本体
と、前記第2ロータ本体の外周に配置固定され、被破砕
物を破砕するため第2破砕歯と、前記機枠上に配置さ
れ、前記第1ロータ本体を回転駆動するための第1ロー
タ駆動手段と、前記第1ロータと前記第1ロータ駆動手
段とを連結するための第1動力伝動手段と、前記機枠上
で、かつ前記第1ロータ駆動手段の近傍に配置され、前
記第2ロータ本体を回転駆動するための第2ロータ駆動
手段と、前記第2ロータと前記第2ロータ駆動手段とを
連結するための第2動力伝動手段とからなるロールクラ
ッシャにおいて、前記機枠の一側面側に、前記第1ロー
タ駆動手段、及び前記第2ロータ駆動手段とが固定配置
されていることを特徴とする。前記機枠の一側面側と
は、矩形の前記機枠の何れかの一辺側を意味する。前記
第1ロータ駆動手段、及び前記第2ロータ駆動手段は、
前記機枠、又は前記機枠を搭載した架台の上に搭載し設
置することを意味する。前記架台は、クローラ、又はホ
イールで走行する牽引車、自走車の場合は、車体、又は
車体上に設けられた架台等を意味する。
【0009】第1ロータ本体及び第2ロータ本体を挟ん
で、前記一側面と対向する前記機枠の他側面側から被破
砕物を排出するためのベルトコンベヤが前記機枠の下部
に配置されていると良い。また、前記機枠は、内部が空
洞で上下に開口があり、上部の開口は原料を投入するた
めの投入ホッパを配置し、下方の開口は破砕物を排出す
るものである。前記第1ロータ駆動手段から前記第1動
力伝動手段に出力する第1出力軸と、前記第2ロータ駆
動手段から前記第1動力伝動手段に出力する第2出力軸
とが略直列になるように配置されていると、スペース効
率が良い。
【0010】本発明の自走式ロールクラッシャは、前記
ロールクラッシャが、自走式台車の架台上の略中心から
外れた一端に前記ロールクラッシャの前記機枠が位置す
るように配置され、前記架台上の他端に、前記ロールク
ラッシャへ動力を供給するための動力源が位置するよう
に配置されていることを特徴とする。前記ロールクラッ
シャと、動力源がの重量がほぼバランスするので、自走
式ロールクラッシャの走行の安定性も保つことができ
る。
【0011】前記第1ロータ駆動手段、及び前記第2ロ
ータ駆動手段が、前記架台上の略中心位置に配置されて
いると良い。また、前記機枠から排出された被破砕物を
搬送するためのベルトコンベヤが前記架台の下部に配置
され、前記ロールクラッシャ側から被破砕物が排出され
るように配置すると、原料の投入、破砕物の処理効率が
良い。更に、前記動力源は、前記第1ロータ駆動手段、
前記第2ロータ駆動手段、及び自走式台車の動力源を兼
用していると良い。前記動力源は、前記第1ロータ駆動
手段、前記第2ロータ駆動手段、及び自走式台車の動力
源を兼用させると良い。更に、前記ベルトコンベヤの上
部位置に、被破砕物に混入した磁性体を吸着し、除去す
る磁選機が配置されていると良い。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]以下、本発明の
実施の形態1を図面に従って説明する。図1は、本発明
の2軸のロータを備えたロールクラッシャの正面図であ
る。図2は図1の平面図であり、図3は図1の左側面図
である。ロールクラッシャ1は、中心軸線が互いに平行
になるように配置された2体の第1ロータ11、及び第
2ロータ12を備えたものである。架台2は、平面視で
矩形の鋼製の台である。架台2の4隅は、脚部3で支持
されている。架台2の上にロールクラッシャ1が固定さ
れて搭載されている。
【0013】ロールクラッシャ1は、上下が開放された
四角状の矩形の箱状の機枠4を有している。機枠4の下
面が架台2の上にボルト、溶接等で固定されている。機
枠4の上部外周には、角錐状の投入ホッパ5が配置され
固定されている。投入ホッパ5は、投入された破砕原料
を中心部にガイドするためのものである。投入ホッパ5
の一辺には、長方形の板材である落石防止カバー6の1
辺が揺動軸7を中心に揺動自在に設けられている。
【0014】落石防止カバー6の他辺の下面には、揺動
軸8を介して支持棒9の上端が揺動自在に設けられてい
る。支持棒9の下端は、架台2上に支持固定されてい
る。落石防止カバー6は、原料の落下によってこの下部
に配置された各種機器が損傷しないようにするためのカ
バーである。落石防止カバー6は、揺動軸7を中心に揺
動自在であるから、角度α、即ち水平状態になる角度位
置まで揺動可能である。この水平位置で、短い支持棒9
で支持固定される。
【0015】落石防止カバー6を何れかの角度位置で固
定するかは、原料の種類、サイズ等で任意に選択する。
ロールクラッシャ1には、第1ロータ11及び第2ロー
タ12が配置されている。第1ロータ11の第1ロータ
駆動軸13と第2ロータ12の第2ロータ駆動軸14
(図1参照)は、互いに平行になるように配置されてい
る。第1ロータ11と第2ロータ12は、実質的には同
一構造であるが、破砕歯が互いに違いになるように第2
ロータ駆動軸14の軸線方向の位相が異なるように配置
されている。
【0016】第1ロータ11の第1ロータ駆動軸の両端
は、軸受を介して機枠4に回転自在に支持されている。
第1ロータ駆動軸の一端には、平行に配置された2枚の
スプロケットホイール15がキー固定されている。2枚
のスプロケットホイール15には、2本のチェーン16
がそれぞれ噛み合っている。他方、2本のチェーン16
は、距離をおいて配置された2枚のスプロケットホイー
ル17とそれぞれ噛み合っている。
【0017】2枚のスプロケットホイール17は、伝動
軸19の一端にキー固定されている。伝動軸19の中間
部は、支持管20に回転自在に支持されている。支持管
20は、支持台21に固定されている。支持台21は、
架台2上に固定配置されている。伝動軸19の他端に
は、2枚のスプロケットホイール25がキー固定されて
いる。2枚のスプロケットホイール25には、2本のチ
ェーン26がそれぞれ噛み合っている。
【0018】他方、2本のチェーン26は、2枚のスプ
ロケットホイール27ともそれぞれ噛み合っている。2
枚のスプロケットホイール27は、減速機29の出力軸
28にキー固定されている。減速機29は、電動機30
の回転速度を減速するものであり、歯車機構により減速
するものである。以上の説明から理解されるように、第
1ロータ11の回転駆動は、電動機30、減速機29、
この減速機29の出力軸28、スプロケットホイール2
7、チェーン26、スプロケットホイール25,伝動軸
19、スプロケットホイール17、チェーン16、スプ
ロケットホイール15、及び第1ロータ駆動軸13を介
して回転駆動される。
【0019】従って、概略すると、電動機30、減速機
29、この減速機29の出力軸28、スプロケットホイ
ール27、チェーン26、スプロケットホイール25,
及び伝動軸19は、第1ロータ駆動手段31を構成す
る。スプロケットホイール17、チェーン16、及びス
プロケットホイール15は、概略すると第1動力伝動手
段18を構成する。ただし、この分類は、画一的に決定
されるべきものではなく、電動機30から第1ロータ1
1を回転駆動するための動力伝達機構によって異なるか
らである。
【0020】同様に、第2ロータ12を駆動するための
回転動力発生手段として第2ロータ駆動手段35、及び
この回転動力を第2ロータ12に伝動するための第2動
力伝動手段36が配置されている。第2ロータ駆動手段
35の構造と機能は、第1ロータ駆動手段31と実質的
に同一構造であるからその省略する。ただ、第2ロータ
駆動手段35は、第1ロータ11及び第2ロータ12の
長さ方向の中央を中心として、第1ロータ駆動手段31
と対称的に配置されている。
【0021】更に、第2動力伝動手段36を構成するチ
ェーンの長さは、第1動力伝動手段18を構成するチェ
ーン16の長さより長い。この理由は、第2ロータ12
の第2ロータ駆動軸14の間隔が、第1ロータ11を回
転駆動する第1ロータ駆動軸より長いためである。第1
ロータ駆動手段31、及び第2ロータ駆動手段35は、
ロールクラッシャ1を構成する機枠4の一側面側に配置
されいるので、この反対側から原料を投入ホッパ5に投
入すれば障害にはならない。また、原料が落下しても、
第1ロータ駆動手段31、及び第2ロータ駆動手段35
を構成する機器に落下する確率が低い利点がある。
【0022】架台2の下部には、ロールクラッシャ1で
破砕された後の破砕物を排出するためのベルトコンベヤ
41が配置されている。ベルトコンベヤ41は、固定部
材42により架台2に動かないように固定されている。
投入ホッパ5から投入された原料は、第1ロータ11及
び第2ロータ12により破砕され、架台2の下部の排出
口39から破砕物として落下する。
【0023】この破砕物は、ベルト44の上に落下す
る。ベルト44は、電動機等の駆動手段により駆動さ
れ、支持ローラ43に支持されて移動している。ベルト
44に落下した破砕物は、架台2の下部から排出されて
次の工程に送られるか、この近傍に山積される。
【0024】[第1ロータ11]以下、第1ロータ11
の具体的な構造について説明する。図4は、第1ロータ
11の外周に配置した各歯の展開図である。第1ロータ
本体50の外周面51には、3種類の解砕歯55、圧縮
歯56、切削歯57が等角度間隔に突出するように配置
されている。図6は、図5のV−V線で切断したときの断
面図である。ロールクラッシャ1には、2体の第1ロー
タ11及び第2ロータ12が配置されている。
【0025】第1ロータ11の第1ロータ駆動軸(図1
参照)と第2ロータ12の第2ロータ駆動軸14は、互
いに平行になるように配置されている。第1ロータ11
と第2ロータ12は、実質的には同一構造であるが、破
砕歯が交互になるように第1ロータ駆動軸13と第2ロ
ータ駆動軸14の軸線方向の位相が異なる。以下、第1
ロータ11の構造を説明する。第1ロータ駆動軸13の
外周には、キー54を介して第1ロータ本体50が連結
固定されている。第1ロータ本体50の外周面51に
は、3種類の解砕歯55、圧縮歯56、切削歯57が等
角度間隔に突出するように配置されている。
【0026】解砕歯55は、主に大塊の破砕原料を楔効
果により噛み込み破砕するための歯である。解砕歯55
は、図5に示すように第1ロータ本体50の外周に等角
度間隔に配置され、本例では4個配置されている。解砕
歯55は、後述する方法で第1ロータ本体50に固定さ
れている。解砕歯55は、本例では使用されている3種
の歯の中で第1ロータ本体50の外周面51から半径方
向の外方に最も飛び出している歯である。
【0027】圧縮歯56は、主に原料を圧縮破砕するた
めのものである。圧縮歯56は、破砕機能も備えている
が原料の噛み込みを支援するためのものである。圧縮歯
56は、摩耗が進行していない段階で解砕歯55の外径
より半径方向で高さhだけ低く設定されている。従っ
て、小塊の原料がこの部分に入り込み破砕される。切削
歯57は、更にこの圧縮歯56より低くなるように設定
されている。即ち、第1ロータ駆動軸の軸線方向でいう
と二つの解砕歯55の間に配置され、解砕歯55の原料
の噛み込みを支援する機能も備えている。
【0028】圧縮歯56は、鍔部58が一体に形成され
ている。鍔部58は、外周面51をカバーしているの
で、第1ロータ本体50に原料が接触して生じる摩耗か
ら防ぐことができる。圧縮歯56の第1ロータ本体50
への固定は、鍔部58を外周面51に溶接することによ
り行う。圧縮歯56は、概略正方体を成しており主に原
料を圧縮する平面部59と、角部は、約45度に面取り
60されている。圧縮歯56は、図6に示すように第1
ロータ本体50の外周に等角度間隔で、解砕歯55の間
で、かつ本例では4個配置されている。切削歯57は、
原料を少しづつ削るためのものである。
【0029】切削歯57の外周には、鋸歯状の凹凸61
が形成されている(図7(a)参照)。ロールクラッシ
ャ1に投入された原料の形状によっては解砕歯55にも
圧縮歯56にも接触せず、破砕されずに破砕室65に留
まることがある(図7(a)参照)。このような原料の
ときに、切削歯57の凹凸61によって原料を少しづつ
削り、その原料を最終的に解砕歯55、若しくは圧縮歯
56に接触させ破砕する。
【0030】切削歯57の第1ロータ本体50への固定
は、外周面51に溶接により固定されている。本例で
は、切削歯57は外周面51に隙間が生じないように等
角度間隔に8個配置されているので、第1ロータ本体5
0の外周面51に原料が接触することがないので、摩耗
を防ぐことができる(図8参照)。3種類の解砕歯5
5、圧縮歯56、及び切削歯57の外周面51からの高
さは、それぞれ解砕歯55をh1、圧縮歯56をh2、及
び切削歯57をh3とすれば、h1>h2>h3の関係にあ
る。
【0031】3種類の解砕歯55、圧縮歯56、及び切
削歯57は、高さが大きい順の確率で破砕室65に投入
された原料と接触し、原料を破砕する確率は高くなる。
第2ロータ12の各破砕歯の配置は同一であるが、第1
ロータ11と対向する軸線方向位置の配置が互いに対向
しないように形成されている。即ち、第1ロータ11の
解砕歯55と圧縮歯56が配置されている位置には、第
2ロータ12の切削歯57が向き合う位置に配置されて
いる。
【0032】第1ロータ11の切削歯57が配置されて
いる位置には、第2ロータ12解砕歯55と圧縮歯56
が向き合う位置に配置されている。従って、第1ロータ
11と第2ロータ12の間の空間である破砕空間66
は、平面視でジグザク状に形成されている(図2参
照)。なお、破砕空間66は、第1ロータ駆動軸13と
第2ロータ12の第2ロータ駆動軸14との間隔は、間
隔調整機構(図示せず)により調節することができる。
【0033】破砕室65の上部外周には、前述した投入
ホッパ5が配置されているが、しばしばこの投入ホッパ
5に原料が滞留することがある。しかしながら、本実施
の形態のものは、この投入ホッパ5から破砕空間66に
原料を積極的に誘導する必要はない。言い換えると、破
砕室65の上部には原料を破砕空間66に、積極的に送
るための攪拌翼のような手段は配置されていないし、後
述する理由から配置する必要がない。
【0034】第1ロータ11と第2ロータ12の両側に
は、解砕歯55の高さh1と切削歯57の歯の高さh3
に対応して隙間を均一にするように、凹凸状の形をした
固定歯67,68が配置されている。固定歯67は、原
料が詰まり過負荷が発生したときに第1ロータ11を逆
転させて、第1ロータ11と固定歯67との間で原料を
破砕するためのものである。同様に、固定歯68は、原
料が詰まり過負荷が発生したときに第2ロータ12を逆
転させて、第2ロータ12と固定歯68との間で原料を
破砕するためのものである。
【0035】[解砕歯55とその固定機構]図6
(a),(b),(c)は、解砕歯55の形状を示す図
であり、図6(a)は平面図、図6(b)は正面図、図
6(c)は左側面図である。解砕歯55を第1ロータ本
体50に取り付け固定したとき、第1ロータ本体50の
外周面51から露出する露出部73は異形の形を成して
いる。解砕歯55のくさび面70は鈍角である楔角γを
成している(図6(c))。
【0036】楔角γは、楔効果により原料に食い込み破
砕するために形成されたものであり、解砕歯55を第1
ロータ本体50に取り付け固定したとき、くさび面70
の頂部71は半径方向と切れ刃角βがマイナスの角度を
成す(図5参照)。この切れ刃角βがマイナスの角度を
成すので、原料への食い込みが適度に抑制されるので、
過度な負荷がかからない効果がある。
【0037】解砕歯55が楔角γで原料に食い込み破砕
する作用は、折曲げによる切断、圧縮による破砕も同時
に行っているが、主に次のような破砕の作用をしている
と推定される。薪を斧で割るときは、斧を薪に押し付け
て斧の刃の楔作用で薪を割る。しかしながら、紙をナイ
フで切るときは、押し付けただけでは紙は切れにくい。
このため紙を平面においてナイフを傾けて引いて切るこ
とを行う。この切断作用は、ナイフを引くことにより刃
の実際の刃の角度より鋭角に作用するので紙は簡単に楔
作用で切れる。回転している解砕歯55は、これと同様
の原理で見かけの楔角γより鋭角として破砕作用するの
で、原料に食い込みが促進され薪と同様に割れが成長し
て破砕に至る。
【0038】くさび面70は、主に正転(ここでは破砕
方向を意味する。)しているときに原料に接触し、主に
楔効果(原料への食い込み)により破砕、粉砕するもの
である。くさび面70の裏面は、このくさび面70と概
略45度の角度を成す面取り部72が形成されている。
露出部73の下部両側と前部には、一体に突出したスカ
ート部74が形成されている。スカート部74の裏面は
円筒面75であり、円筒面75は第1ロータ本体50の
外周面51に僅かな隙間Sが形成され(図5参照)、か
つ外周面51と実質的に同一曲率の曲面で形成されてい
る。
【0039】露出部73の下部には、概長方体状の挿入
部77が一体に形成されている。挿入部77の両側面に
は、軽量化のために除肉された凹部78が形成されてい
る。解砕歯55は、鋳造された製品であるから形状精度
が悪く、表面は粗い。このために挿入部77の前方の前
面79、これと鋭角で交差する底面80、及びこの底面
80と鋭角で交差する背面81は、切削されて平面加工
されている。前面79及び背面81は、下部が広がるテ
ーパーに形成されている。
【0040】解砕歯55の挿入部77は、第1ロータ本
体50に形成された解砕歯固定穴76に挿入されて固定
されている。解砕歯固定穴76は、前面82、この前面
82と鋭角で交差する底面83、この底面83と略直角
で交差する後面85とからなる。解砕歯固定穴76は、
前面82、底面83、及び後面85は、機械加工により
表面が平らになるように加工されている。
【0041】解砕歯固定穴76に解砕歯55の挿入部7
7を挿入すると、解砕歯固定穴76の前面82、及び底
面83と、解砕歯55の前面79、及び底面80は、角
度が一致しているので、密着する関係にある。このと
き、円筒面75は第1ロータ本体50の外周面51に僅
かな隙間Sが形成される。解砕歯55の背面81と、解
砕歯固定穴76との間の隙間には、楔状のコッタ84が
両者に密着するように配置されている。
【0042】コッタ84は、テーパーに形成されている
ので、これを解砕歯55の背面81と、解砕歯固定穴7
6の後面85との間の隙間に圧入すると、解砕歯固定穴
76の前面82、及び底面83と、解砕歯55の前面7
9、及び底面80は互いに密着し、挿入部77は第1ロ
ータ本体50にクランプされる。
【0043】コッタ84は、これを囲むように第1ロー
タ本体50の外周面51に配置されたU字状のコッタ固
定金具90に溶接で固定されている更に、コッタ固定金
具90は、第1ロータ本体50の外周面51に溶接によ
り固定されている。コッタ84の上面には、ネジ穴(図
示せず)が形成されている。ネジ穴は、コッタ84を解
砕歯固定穴76から抜き取るために治具をねじ込み、コ
ッタ84を引き抜くためのものである。ネジ穴は、通常
は使用しないのでゴミが入らないようにネジがねじ込ん
である。
【0044】[作 動]前述したロールクラッシャは、
概略すると次のような作用で原料Mを破砕する。図7
は、本発明のロールクラッシャによる原料Mの破砕を説
明する断面図である。投入ホッパ5内に原料Mが投入さ
れると、破砕室65の上部には原料Mを案内するものが
ないので、原料Mはランダムに破砕室65に投入され
る。このとき、解砕歯55の間は空間があるので小粒径
原料(図示せず)はこの空間に挟まれ、第1ロータ11
及び第2ロータ12の外周面に搭載される(図7参
照)。搭載された小粒径原料は破砕空間66側に両ロー
タの回転により送られる。
【0045】第1ロータ11及び第2ロータ12が互い
に逆方向に回転し、小粒径原料は圧縮歯56で相手側の
ロータの圧縮歯56,又は切削歯57に押し付けて、圧
縮破砕を起こす。互いの切削歯57は、小粒径原料が破
砕空間66(図2参照)に詰まり留まっているいると
き、これを切削して隙間を作り小粒径原料を落下させて
詰まりを解除する。
【0046】大きな異形の原料Mは、解砕歯55が最も
直径が大きいのでこのくさび面70に接して、破砕空間
66側に移送される。第1ロータ11及び第2ロータ1
2の両方の解砕歯55が同様の作用で破砕室65から破
砕空間66側に移動させる、即ち第1ロータ11及び第
2ロータ12の中間部にホッパー等で案内することなく
寄せることができる。
【0047】従って、大きな異形の原料Mでも図7
(a)に図示したように、即ち第1ロータ11及び第2
ロータ12の解砕歯55に挟まれるような姿勢となり、
これらの解砕歯55により破砕室65から破砕空間66
に移動し破砕、又は楔効果により切断される。破砕抵抗
が大きくなり第1ロータ11及び第2ロータ12を駆動
する原動機の負荷限度を超えるとき、原動機を逆転させ
て第1ロータ11及び第2ロータ12を逆転させて負荷
から解放する機能を備えている。
【0048】[鉄筋除去方法]第1ロータ11、又は第
2ロータ12を回転駆動する電動機30は、互いに独立
してそれぞれ正転、逆転、停止させる機能を備えてい
る。従って、第1ロータ11、又は第2ロータ12を互
いに同一方向に回転させる、一方を停止させて他方を正
転、又逆転させる等のあらゆる組み合わせができる。こ
の機能は、例えば原料M内の鉄筋I等の金属線が第1ロ
ータ11、又は第2ロータ12の外周に巻き付いて絡ん
だとき等もこれを容易に外すことができる(図7参
照)。このための電動機30の制御は、3相誘導電動
機、直流サーボモータ等では周知の技術であるから、こ
の制御回路については、詳記しない。
【0049】[実施の形態2]図8及び図9は、実施の
形態2を示すものであり、ロールクラッシャを自走式ク
ローラに搭載した自走式ロールクラッシャを示す。図8
は、自走式ロールクラッシャの側面図であり、図9は、
図8の平面図であり、図10は、図8の平面図である。
平行に配置されたクローラ99は、軟弱地盤でも走行で
きるものであり、これを駆動する足回り駆動機構を備え
たものである。この駆動機構については、本発明の要旨
でもないので、説明を省略する。クローラ99の本体ボ
ディを構成する車体101の上には、ロールクラッシャ
1等の機器類を搭載するための架台102が一体に固定
配置されている。架台102は、両クローラ99の上に
前方から後方まで平面状に伸びて配置されている。架台
102は、前述したロールクラッシャ1及びこれを駆動
する動力装置等を搭載するための台である。
【0050】前述したロールクラッシャ1は、架台10
2の前方に位置するように搭載されている。正確には、
クローラ99の前後方向の中心Cの後方(図8の図示
上)側に、ロールクラッシャ1の重心、及び機枠4が位
置するように配置されている。更に厳密には、クローラ
99の前後方向の略中心C位置に、第1ロータ駆動手段
31及び第2ロータ駆動手段35が配置されている。投
入ホッパ5の前方には、落石防止カバー105が平面上
に配置されている。
【0051】機枠4の後方面には、片持ちの2枚の支持
フレーム106の一端が固定されている。支持フレーム
106は、落石防止カバー105を下部から支持してい
る。更に、支持フレーム106の先端には、連結ロッド
107の一端が連結固定されている。連結ロッド107
の他端は、破砕物を排出するためのベルトコンベヤ41
の先端に固定されており、この先端を吊り下げる。更
に、支持フレーム106及び落石防止カバー105に
は、磁選機110が吊り下げられている。磁選機110
は、エンドレスのベルト111を備えている。
【0052】磁選機110は、ベルトコンベヤ41のベ
ルト44上の被破砕物から鉄筋等の磁性体を吸着して取
り除くためのものである。磁選機110のベルト44
は、ベルトコンベヤ41の側部に排出する。
【0053】[動力源120]架台102の前方には、
ロールクラッシャ1等を駆動するための動力源120が
配置されている。発電機115は、第1ロータ駆動手段
31の電動機30及び第2ロータ駆動手段35の電動
機、自走式式台車の走行用の動力源、及び操作盤18に
供給する電力を発電するためのディーゼルエンジンを原
動機とする発電ユニットである。油圧ユニット117
は、クローラ99を駆動する油圧モータに油圧を供給す
るための油圧ポンプユニットである。この油圧ユニット
は、発電機115で発電される電力により電動機を起動
させて駆動される。
【0054】自動給脂装置119は、ベルトコンベヤ4
1に潤滑のためのグリースを供給するポンプユニットで
ある。操作盤118は、ロールクラッシャ1の運転を制
御するための制御盤である。操作盤118に配置された
制御ボタンにより自動運転、又は手動運転が選択でき
る。この操作盤118は制御装置を備えており、この操
作盤118で自動運転を選択すれば、第1ロータ駆動手
段31及び第2ロータ駆動手段35に過負荷が発生すれ
ば、逆転、又停止等の自動制御機能が働く。
【0055】手動運転モードでは、第1ロータ11、又
は第2ロータ12のそれぞれを単独で正転、逆転、停止
の指令と、2軸を同一方向に回転指令等を行うことがで
きる。従って、原料を投入ホッパ5に投入していない状
態で回転させると、鉄筋等がロール本体に絡んでいたと
しても圧密状態にはならず、絡みついて鉄筋が破砕時と
は逆方向に誘導されて外れやすい(図7(b)参照)。
【0056】走行レバー116は、クローラ99の走行
するときに使用するハンドルである。前進、後退、回転
を行うことができる。信号灯114は、3色の光を選択
的に放つライトである。青ライトが点灯すれば、ロール
クラッシャ1が通常の負荷であることを意味する、黄色
ライトは空運転中であることを意味し、赤ライトが点灯
すれば過負荷であることを意味する。
【0057】以上、詳記したことから理解されるよう
に、ロールクラッシャ1を架台102の一方に配置し、
動力源120を他方に配置したので前後方向の重量バラ
ンスが確保できた。また、ロールクラッシャ1を架台1
02の一方に配置したので、投入ホッパ5への原料の投
入、ベルトコンベヤ41から排出される被破砕物の処理
が一方の位置で処理できるので、1台のパーワシャベル
で可能になった。また、パーワーシャベルの走行距離が
短くて済むといういう利点がある。
【0058】(その他の実施の形態)前記実施の形態の
ロールクラッシャは、第1ロータ11及び第2ロータ1
2の2軸タイプであったが、単軸のみ、固定歯と単軸に
よる破砕、単軸と反撥板、3軸、4軸等のタイプにも適
用できることはいうまでもない。前述した実施の形態で
は、第1ロータ本体50の外周面51に3種類の解砕歯
55、圧縮歯56、及び切削歯57が配置されていた。
しかしながら、解砕歯55と圧縮歯56、解砕歯55と
切削歯57のみを配置しても良い。
【0059】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明のロールク
ラッシャは、ロールクラッシャの本体である機枠の側面
側に動力駆動手段、動力発生手段等の各種機器を配置
し、他側面側から原料を投入するので、これらの機器、
及び破砕物搬出用コンベヤ等が原料の落下等によって発
生する損傷することがない。また、本発明のロールクラ
ッシャは、原料ホッパへの原料の投入と、破砕された被
破砕物の排出・積み込みを1台のパワーショベルで行う
ことが出来る。更に、本発明は、原料ホッパの近傍に機
器類が少ないので原料の投入が容易になった等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の2軸のロータを備えたロール
クラッシャの正面図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】図3は、図1の左側面図である。
【図4】図4は、第1ロータの外周に配置した各歯の展
開図である。
【図5】図5は、図4のV−V線で切断したときの断面図
である。
【図6】図6(a),(b),(c)は、解砕歯の形状
を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は正
面図、図6(c)は左側面図である。
【図7】図7(a),(b)は、ロールクラッシによる
原料の破砕プロセスの例を示す断面図である。
【図8】図8は、自走式ロールクラッシャの正面図であ
る。
【図9】図9は、図8の平面図である。
【図10】図10は、図8の側面図である。
【符号の説明】
1…ロールクラッシャ 2…架台 5…投入ホッパ 6…落石防止カバー6 11…第1ロータ 12…第2ロータ 13…第1ロータ駆動軸 14…第2ロータ駆動軸 18…第1動力伝動手段 29…減速機 30…電動機 31…第1ロータ駆動手段 35…第2ロータ駆動手段 36…第2動力伝動手段 50…第1ロータ本体 55…解砕歯 56…圧縮歯 57…切削歯 70…くさび面 74…スカート部 76…解砕歯固定穴 77…挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相森 冨男 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 中村 法明 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 立石 房雄 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 團 健一郎 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 Fターム(参考) 4D063 CC01 CC06 GA07 GA10 GC05 GC08 GC21 4D067 DD04 DD13 DD14 GB10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠と、 前記機枠に回転自在に軸受で支持された円筒状の第1ロ
    ータ本体と、 前記第1ロータ本体の外周に配置固定され、被破砕物を
    破砕するため第1破砕歯と、 前記機枠に回転自在に軸受で支持され、前記第1ロータ
    本体と平行に配置された円筒状の第2ロータ本体と、 前記第2ロータ本体の外周に配置固定され、被破砕物を
    破砕するため第2破砕歯と、 前記機枠上に配置され、前記第1ロータ本体を回転駆動
    するための第1ロータ駆動手段と、 前記第1ロータと前記第1ロータ駆動手段とを連結する
    ための第1動力伝動手段と、 前記機枠上で、かつ前記第1ロータ駆動手段の近傍に配
    置され、前記第2ロータ本体を回転駆動するための第2
    ロータ駆動手段と、 前記第2ロータと前記第2ロータ駆動手段とを連結する
    ための第2動力伝動手段とからなるロールクラッシャに
    おいて、 前記機枠の一側面側に前記第1ロータ駆動手段、及び前
    記第2ロータ駆動手段とが固定配置されていることを特
    徴とするロールクラッシャ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のロールクラッシャにおい
    て、 第1ロータ本体及び第2ロータ本体を挟んで、前記一側
    面と対向する前記機枠の他側面側から被破砕物を排出す
    るためのベルトコンベヤが前記機枠の下部に配置されて
    いることを特徴とするロールクラッシャ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のロールクラッシャ
    において、 前記第1ロータ駆動手段から前記第1動力伝動手段に出
    力する第1出力軸と、前記第2ロータ駆動手段から前記
    第1動力伝動手段に出力する第2出力軸とが略直列にな
    るように配置されていることを特徴とするロールクラッ
    シャ。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載のロールクラッシャ
    を搭載した自走式ロールクラッシャであって、 前記ロールクラッシャは、自走式台車の架台上の略中心
    から外れた一端に前記ロールクラッシャの前記機枠が位
    置するように配置され、 前記架台上の他端に、前記ロールクラッシャへ動力を供
    給するための動力源が位置するように配置されているこ
    とを特徴とする自走式ロールクラッシャ。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3から選択される1項に記
    載のロールクラッシャを搭載した自走式ロールクラッシ
    ャであって、 前記第1ロータ駆動手段、及び前記第2ロータ駆動手段
    が、前記架台上の略中心位置に配置されていることを特
    徴とする自走式ロールクラッシャ。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載のロールクラッシャ
    において、 前記機枠から排出された被破砕物を搬送するためのベル
    トコンベヤが前記架台の下部に配置され、前記ロールク
    ラッシャ側から被破砕物が排出されることを特徴とする
    自走式ロールクラッシャ。
  7. 【請求項7】請求項4又は5に記載のロールクラッシャ
    において、 前記動力源は、前記第1ロータ駆動手段、前記第2ロー
    タ駆動手段、及び自走式台車の動力源を兼用しているこ
    とを特徴とする自走式ロールクラッシャ。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のロールクラッシャにおい
    て、 前記ベルトコンベヤの上部位置に被破砕物に混入した磁
    性体を吸着し、除去する磁選機が配置されていることを
    特徴とする自走式ロールクラッシャ。
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