JP3040517U - 破砕機 - Google Patents

破砕機

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JP3040517U
JP3040517U JP1997000649U JP64997U JP3040517U JP 3040517 U JP3040517 U JP 3040517U JP 1997000649 U JP1997000649 U JP 1997000649U JP 64997 U JP64997 U JP 64997U JP 3040517 U JP3040517 U JP 3040517U
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crushing
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tooth
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JP1997000649U
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宮本忠
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MIYAMOTO CORPORATION
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MIYAMOTO CORPORATION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音が少なく、且つ木材その他の廃棄物を円
滑に破砕処理することのできる破砕機を提供する。 【構成】 ホッパ3の下部に、落下口18を形成した底
板19を介して落下口18に連通する破砕室7を設け
る。破砕室7には破砕ローラ20を収容し、その回転軸
21の一端を油圧モータ15の出力軸に連結する。そし
て、電動機を駆動源とする油圧モータ15を含む油圧装
置で破砕ローラ20を回転し、木材などホッパ3の内容
物を落下口18に導入しながら細かく破砕する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、木材やコンクリートなどを所定の大きさに破砕することのできる破 砕機に関し、特に騒音が少なく破砕処理を円滑に行えるようにした破砕機に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建造物の改修や取り壊し工事などにおいて、木材やコンクリートが廃 棄物として多量に発生するが、近年では資源の有効利用を図る意味で、それらの 廃棄物を細かく破砕するなどして再利用するケースが多い。例えば、木くずは破 砕して木炭の原料とし、廃コンクリートでは破砕して路盤材、割栗石、あるいは 擁壁の埋め込みなどに再利用している。
【0003】 従来、そのような廃棄物の破砕処理に用いられる装置として、機枠の上部に回 転自在に設けたホッパの下部に、落下口を形成した底板を介して前記落下口に連 通する破砕室を設け、その破砕室に破砕歯とその取付部を備えた破砕ローラを収 容し、その破砕ローラが前記機枠に装置した動力部にて回転されるようにした破 砕機が知られている。
【0004】 そして、この種の破砕機によれば、ホッパに木材その他の廃棄物を投入し、こ れをホッパの回転をもって底板の落下口に導入しつつ破砕ローラで細かく破砕で きるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の破砕機では動力部としてエンジンを用い、その出力 軸を破砕ローラの回転軸に直結していたため、破砕ローラの回転速度や回転トル クを破砕処理する材質に対応した最適な条件に制御することが困難であり、しか も始動時には大きな騒音を発するので近隣の居住環境を損なうという欠点があっ た。また、破砕歯が破砕ローラの軸線に沿って直列に配列されていたため、破砕 時の負荷が高く、処理時に過負荷を生じて破砕ローラが停止してしまうことがあ った。更に、破砕歯はその裏面にねじ軸を溶接して該ねじ軸をもって取付具に固 定していたため、破砕時の衝撃荷重でねじ軸が溶接部で破断して破砕歯が脱落し てしまうなど耐久性に難点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記事情に鑑みて成されたものであり、特に請求項1の考案では破砕 処理時の騒音を可及的に小さくするため、機枠の上部に回転自在に設けたホッパ の下部に、落下口を形成した底板を介して前記落下口に連通する破砕室を設け、 その破砕室に破砕歯とその取付部を備えた破砕ローラを収容し、その破砕ローラ が前記機枠に装置した動力部にて回転されるようにした破砕機において、前記動 力部が電動機を駆動源とする油圧装置で構成されていることを特徴とする破砕機 を提供するものである。
【0007】 ここで、破砕歯は従来のように取付用のねじ軸を裏面に溶接した構造にしても よいが、その取付強度を上げる意味では請求項2の考案のように、破砕歯が取付 用のボルトを通す段付きの透孔を形成した台座部と、前記透孔の大口径部に埋没 される前記ボルトの頭部に対向して前記台座部の一端面に固着した歯先部で成り 、前記台座部の他端面より突出する前記ボルトの軸部を取付部の部位に通してナ ットで締結されるようにすることが好ましい。
【0008】 また、請求項3の考案のように、破砕歯が破砕ローラの軸線方向に対して所定 の角度をもって配列されるようにすることが好ましく、これにより破砕時の負荷 が軽減され円滑に破砕処理を行えることになる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な一例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本願に係 る破砕機を示す。1は溝形鋼やH形鋼などの形鋼を結合して成る機枠であり、そ の一部上部側には該機枠に取り付けた摩擦車2で回転自在に支持したホッパ3を 設けてある。そのホッパ3の近隣には油圧モータ4の出力軸に取り付けたスプロ ケット5が設けてあり、このスプロケット5とホッパ3の外周を無端のチェーン 6で連係している。
【0010】 また、ホッパ3の下部には後述する破砕室7が設けてあり、その破砕室の下部 に筒状のシュート8が取り付けてある。このシュート8の下部からは斜め上方に 向けてコンベヤ9が延び、このコンベヤで処理済みの破砕物を連続的に搬送でき るようにしてある。
【0011】 10はコンベヤを固定する架台であり、この架台10にはコンベヤ9上の鉄骨 などを除去する選別機11を設けている。その選別機11は図示せぬ磁石を内蔵 したコンベヤ式であり、その作動をもって下面に吸着した鉄系異物を適宜コンベ ヤ9の外部に排出することができる。
【0012】 ここで、12は動力部として構成した油圧装置であり、この油圧装置12は駆 動源として設備した二基の電動機13と、この電動機13の出力軸に個別に連結 した油圧ポンプ14と、この油圧ポンプ14に図示せぬ送油管を介して連結した 油圧モータ15(図2参照)などで成る。なお、油圧ポンプ14はホッパ3の回 転に用いる油圧モータ4、コンベヤ9の走行に用いる油圧モータ16、および選 別機11の走行に用いる油圧モータ17にも図示せぬ送油管でつながっており、 それらを油圧で動作できるようにしてある。
【0013】 次に、図2はホッパの下部を部分的に破断して示す。この図で明らかにしてい るように、ホッパ3の下部には落下口18を形成した底板19を介して、その落 下口18に連通する上述の破砕室7が形成してある。この破砕室7には破砕ロー ラ20が収容してあり、その一部が落下口18からホッパ3の内部に突出するよ うにしている。
【0014】 破砕ローラ20は、破砕室7を貫通する回転軸21と、この回転軸の外周に一 定の間隔で嵌着したリング状のスペーサ22と、そのスペーサの相互間に設けた 後述する破砕歯23の取付部24と、この取付部を固定する連結軸25(図3に は25a,25bで示す)とにより構成される。このうち、回転軸21の両端は 破砕室7の外部で軸受26にて回転自在に支持し、その一端はカップリング27 を介して油圧モータ15の出力軸に連結している。
【0015】 また、図3に示すように、取付部24は略T字形(取付部位により形状は異な る)であり、その一端側に2つの連結軸25aが貫通していることにより該取付 部24の揺動を規制しているとともに、他端側はスペーサ22の外周より突出し て当該箇所に破砕歯23が取り付けられるようにしてある。
【0016】 ここで、28は破砕歯23の軌跡を示した歯先円であり、この歯先円28に近 接するようにして落下口18の開口縁に板状の固定刃29を取り付けているとと もに、その固定刃29の先端に直交して他の固定刃30を取り付け、それら固定 刃29,30と破砕歯23で落下口18に導入されたホッパ3の内容物を破砕す るようにしている。なお、取付部24は図3のようにスペーサ22の相互間に2 つずつ対向して設けられるが、同図に示す取付部24に隣接する他の取付部は連 結軸25bに固定されるのであり、このため破砕歯23は破砕ローラ20の周方 向に略90度間隔で存在している。
【0017】 特に、図4に示しているように、各列の破砕歯23はその取付部24の形状を 異にすることで破砕ローラ20の軸線方向rに対し所要の角度θをもって配列さ れる。このため、破砕ローラ20の回転時には一端側の破砕歯23から順に固定 刃29,30へ向かうことになる。
【0018】 なお、本考案では破砕歯23を図5に示すような構造にしている。同図におい て、31は矩形の台座部であり、この台座部31には段付きの透孔32を2つ形 成して該透孔にそれぞれボルト33を通せるようにしてある。透孔32は一端側 をフライスなどで座ぐり、そこを大口径部32aとして該大口径部にボルト33 の頭部33aが埋没されるようにしている。また、台座部31の一端面には透孔 32に通したボルト33の頭部33aに対向して三角柱状の歯先部34を溶接す るなどして固着している。なお、ボルト33の軸部33bは透孔32を通じて台 座部31の他端面より突出される。そして、このように構成した破砕歯23は、 図6に示す如く取付部24に形成した貫通孔24aにボルト33の軸部33bを 通してナット35で締結される。
【0019】 ここで、上述の破砕機を用いて破砕処理を行うには、先ず図示せぬ制御盤でス イッチ操作を行って電動機13を起動する。すると、その動力を得て油圧ポンプ 14が作動し、加圧された作動油が油圧モータ15に送り込まれて破砕ローラ2 0が回転を始める。
【0020】 また、油圧ポンプ14からは同時に他の油圧モータ4,16,17にも作動油 が送り出される。そして、ホッパ3はチェーン6を介して回転し、コンベヤ9と 選別機11は個々にそのコンベヤベルトの走行を開始することになる。
【0021】 そこで、コンクリートや木材などをクレーンなどの重機を用いてホッパ3に投 入するのであり、これにより回転しているホッパ3でその内容物が落下口18へ 徐々に導入されつつ破砕歯23にて細かく破砕されるようになる。そして、これ がシュート8を通じてコンベヤ9の一端側に落下し、選別機11を経てコンベヤ 9の他端側まで搬送された後、その下方に準備したコンテナなどに集積される。
【0022】 なお、集積した破砕物は木材であれば炭化して木炭にすることができ、コンク リートであれば路盤材や割栗石としてそのまま利用することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば電動機を駆動源とする油圧装置 により破砕ローラを回転させるようにしたため、破砕ローラに大きな力を与える ことができる上、破砕ローラの回転トルクや回転速度を破砕物の材質などに応じ て容易に制御することができ、しかも静音であるから近隣の居住環境などを害す ることがない。
【0024】 また、破砕歯が取付用のボルトを有してナットで破砕ローラの取付部に締結さ れるようにしたため摩耗時の交換が容易であり、特にボルトがその頭部を台座部 の透孔に埋没した状態で固定されるようにしたため、従来のようにねじ軸を溶接 したものに比べて強度が遥かに高く、破砕時の衝撃による破砕歯の脱落を防止で きるという優れた効果を得る。
【0025】 更に、その破砕歯が破砕ローラの軸線方向に対し所要の角度をもって配列する ようにしたため、破砕時の負荷が少なく円滑な破砕処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る破砕機を示した正面概略図
【図2】同破砕機の破砕室を示した軸線断面図
【図3】同破砕機の破砕室を示した軸直角断面図
【図4】破砕室に通じる落下口を示した平面図
【図5】破砕歯の構造を示した断面図
【図6】破砕歯の取付状態を示した斜視図
【符号の説明】
1 機枠 3 ホッパ 7 破砕室 12 油圧装置 13 電動機 14 油圧ポンプ 15 油圧モータ 18 落下口 19 底板 20 破砕ローラ 23 破砕歯 24 取付部 31 台座部 32 透孔 33 ボルト 34 歯先部 35 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B02C 18/24 B02C 18/24

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の上部に回転自在に設けたホッパの
    下部に、落下口を形成した底板を介して前記落下口に連
    通する破砕室を設け、その破砕室に破砕歯とその取付部
    を備えた破砕ローラを収容し、その破砕ローラが前記機
    枠に装置した動力部にて回転されるようにした破砕機に
    おいて、前記動力部が電動機を駆動源とする油圧装置で
    構成されていることを特徴とする破砕機。
  2. 【請求項2】 破砕歯は、取付用のボルトを通す段付き
    の透孔を形成した台座部と、前記透孔の大口径部に埋没
    される前記ボルトの頭部に対向して前記台座部の一端面
    に固着した歯先部で成り、前記台座部の他端面より突出
    する前記ボルトの軸部を取付部の部位に通してナットで
    締結されるようにした請求項1に記載の破砕機。
  3. 【請求項3】 破砕歯が破砕ローラの軸線方向に対して
    所定の角度をもって配列されている請求項1または請求
    項2に記載の破砕機。
JP1997000649U 1997-02-14 1997-02-14 破砕機 Expired - Lifetime JP3040517U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8295922B2 (en) 2005-08-08 2012-10-23 Tti Ellebeau, Inc. Iontophoresis device
CN107233964A (zh) * 2017-06-26 2017-10-10 新乡市东振机械制造有限公司 一种物料的破碎筛分装置
US20180021563A1 (en) * 2015-03-09 2018-01-25 Koninklijke Philips N.V. Iontophoretic device, arrangement and method

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