JP2004344508A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ゲームのゲーム内容と複数種類存在する各第2ゲームとの間に相関させることにより、第1ゲームを行っている間に第2ゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、もってゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】セカンドゲームを選択するについて、ファーストゲームの演出情報に相関させて選択し、ファーストゲームの演出情報から、どのようなセカンドゲーム(ボーナスゲーム)に移行するチャンスがあるのかを判別可能となるように構成する。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1ゲームを実行するとともに、第1ゲームにて所定条件が成立した際に第1ゲームに連続して第2ゲームを実行する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、最初の第1ゲームを実行している際に所定条件が成立したことに基づき第1ゲームに連続して第1ゲームよりも有利な第2ゲームを実行するように構成された各種のゲーム機が提案されている。
例えば、特開2001−293248号公報には、ディスプレイ上で基本ゲームが行われている間に、所定のトリガ条件が発生した場合には、基本ゲームのペイテーブルの2倍の賞が与えられる初期シリーズの無料ゲームが行われ、更に、初期シリーズの無料ゲームで同一のトリガ条件が発生した場合には、基本ゲームのペイテーブルに比して3倍のボーナス・フィーチャを有する後続の無料ゲームを行うことが可能なゲーム機が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−293248号公報(第4頁、図1〜図3)
【0004】
また、最初に行われる第1ゲームに連続して行われ、ゲーム内容や配当の大きさが相互に異なる複数種類の第2ゲームを搭載しておき、第1ゲームの実行時に所定条件が成立したことに基づき1つの第2ゲームを選択して実行するように構成されたゲーム機も存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1ゲームを実行している間に、第1ゲームのゲーム内容から多種多様な第2ゲームのゲーム内容を遊技者に把握させることは困難なものである。また、第1ゲームの終了前に、いずれの第2ゲームに移行するチャンスがあるのかについて遊技者に判別させることはできないものであり、この結果、遊技者とっては第2ゲームへの期待感は希薄なものとならざるを得ない。
【0006】
本発明は、前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、第1ゲームを行っている間に第2ゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、もってゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、第1ゲーム(基本ゲーム)を実行するとともに、第1ゲーム(基本ゲーム)にて所定条件が成立した際に第1ゲーム(基本ゲーム)に連続して第2ゲーム(ボーナスゲーム)を実行する遊技機(スロットマシン1)において、表示手段(液晶ディスプレイ3、4)と、前記第1ゲーム(基本ゲーム)について複数種類の演出情報を記憶する記憶手段(ROM51)と、前記第1ゲーム(基本ゲーム)の実行時に前記記憶手段(ROM51)から1つの演出情報を選択する演出情報選択手段(CPU50、S4)と、前記演出情報選択手段(CPU50、S4)を介して選択された第1ゲームの演出情報を前記表示手段(液晶ディスプレイ3、4)に表示させる表示制御手段(CPU50、S5)と、前記所定条件が成立したかどうかを判断する判断手段(CPU50、S6)と、前記判断手段(CPU50、S6)を介して所定条件が成立したと判断された場合、演出情報選択手段(CPU50、S4)により選択された第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報に相関させて複数種類の第2ゲーム(ボーナスゲーム)から1つの第2ゲーム(ボーナスゲーム)を選択するとともに、その選択された第2ゲーム(ボーナスゲーム)を前記表示制御手段(液晶ディスプレイ3、4)により第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報が表示手段に表示された後に実行するゲーム制御手段(CPU50、S11)を備えたことを特徴とする。
【0008】
前記請求項1に係る遊技機では、第1ゲーム(基本ゲーム)の実行時に演出情報選択手段(CPU50、S4)を介して記憶手段(ROM51)に記憶された複数種類の演出情報から1つの演出情報を選択するとともに、その演出情報を表示制御手段(CPU50、S11)による制御下で表示手段(液晶ディスプレイ3、4)に表示させ、判断手段(CPU50、S6)により所定条件が成立したと判断された場合には、制御手段(CPU50、S6)を介して、前記のように選択された第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報に相関させて複数種類の第2ゲーム(ボーナスゲーム)から1つの第2ゲーム(ボーナスゲーム)を選択し、第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報が表示手段(液晶ディスプレイ3、4)に表示された後にその第2ゲーム(ボーナスゲーム)を実行するように構成したので、第2ゲーム(ボーナスゲーム)において第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報から物語的に発展させた演出を行うことが可能となる。これにより、初めてゲームを行う遊技者に対しても、第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報に基づき第2ゲーム(ボーナスゲーム)のゲーム内容を容易に把握させることができる。
【0009】
また、第2ゲーム(ボーナスゲーム)は、第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報に相関させて選択されるので、遊技者は第1ゲーム(基本ゲーム)の演出情報から、いずれの第2ゲーム(ボーナスゲーム)に移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、第1ゲーム(基本ゲーム)を行っている間に第2ゲーム(ボーナスゲーム)に対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
【0010】
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1の遊技機において、前記第1ゲーム(基本ゲーム)の複数の演出情報の間に、第2ゲーム(ボーナスゲーム)に移行する期待度の差を設定したことを特徴とする。かかる請求項2の遊技機では、第1ゲーム(基本ゲーム)を行っている間に、第2ゲーム(ボーナスゲーム)に移行する期待度の高い演出情報が表示手段に表示された場合には、第1ゲーム(基本ゲーム)中における遊技者の第2ゲーム(ボーナスゲーム)への期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【0011】
更に、請求項3に係る遊技機は、請求項1の遊技機において、前記各第2ゲーム(ボーナスゲーム)により得られる配当の間で期待度の差を設定したことを特徴とする。請求項3の遊技機では、遊技機(スロットマシン1)で行われる第2ゲーム(ボーナスゲーム)で得られる配当の間で期待度の差が設定されているので、第1ゲーム(基本ゲーム)を行っている間に、配当期待度の高い第2ゲーム(ボーナス)に関連する演出が行われた場合には、第2ゲーム(ボーナスゲーム)への期待感が倍増し、これよりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ説明する。先ず、本実施形態に係る遊技機の概略構成について図1に基づき説明する。尚、本実施形態では、遊技機の一例として、スロットマシンを例にとって説明する。図1はスロットマシンの斜視図である。
図1において、スロットマシン1はその全体を形成するキャビネット2を有しており、かかるキャビネット2の前面上部には上側液晶ディスプレイ3が配設され、また、キャビネット2の前面中央部には下側液晶ディスプレイ4が配設されている。ここに、上側液晶ディスプレイ3は一般に汎用されている液晶ディスプレイから構成されており、また、下側液晶ディスプレイ4は、所謂、透明液晶ディスプレイから構成されている。尚、下側液晶ディスプレイ4の詳細な構造については後述する。
【0013】
下側液晶ディスプレイ4の下側には、手前側に突出された操作テーブル5が設けられており、かかる操作テーブル5には、最も左側から両替(CHANGE)ボタン6、払い戻し(CHASHOUT)ボタン7、ヘルプ(HELP)ボタン8が配置されており、また、ヘルプボタン8の右側には、コイン投入部9、紙幣投入部10が設けられている。また、操作テーブル5の手前側にて左側から、1−BETボタン11、SPIN/REPEAT BETボタン12、3−BETボタン13、及び、5−BETボタン14が配置されている。
ここに、両替ボタン6は、紙幣等入部10に投入した紙幣を両替する際に押下されるボタンであり、両替されたコインは、キャビネット2の下部に設けられたコイン払出口15からコイン受け部16に払い出される。かかる両替ボタン6には、後述する両替(CHANGE)スイッチ62が付設されており、両替ボタン6の押下に基づき両替スイッチ62からスイッチ信号がCPU50に出力される。
【0014】
払い戻しボタン7は、通常ゲーム終了時に押下されるボタンであり、払い戻しボタン7が押下されると、ゲームにて獲得したコインがコイン払出口15からコイン受け部16に払い戻される。尚、払い戻しボタン7には、後述する払い戻し(CASHOUT)スイッチ63が付設されており、払い戻しボタン7の押下に基づきスイッチ信号がCPU50に出力される。
ヘルプボタン8は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン8が押下されると、上側液晶ディスプレイ3や下側液晶ディスプレイ4に各種のヘルプ情報が表示される。かかるヘルプボタン8には、後述するヘルプ(HELP)スイッチ64が付設されており、ヘルプボタン8の押下に基づきヘルプスイッチ64からスイッチ信号がCPU50に出力される。
【0015】
コイン投入部9には、後述するコインセンサ65が配置されており、コイン投入部9にコインが投入されると、コインセンサ65を介してコイン検出信号がCPU50に出力される。また、紙幣投入部10には、紙幣センサ66が配置されており、紙幣投入部10に紙幣が投入されると、紙幣センサ66を介して紙幣検出信号がCPU50に出力される。
1−BETボタン11は、1回押下する毎に1ずつベットされるボタンであり、最大3回まで押下してベットすることができる。この1−BETボタン11には、後述する1−BETスイッチ59が付設されており、1−BETボタン11が押下されると、その押下に基づき1−BETスイッチ59からCPU50にスイッチ信号が出力される。
スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12は、押下されることに基づき現在のベット数又は前回のベット数でゲームを開始すべく、後述するリールの回転が開始されるボタンである。スピンボタン12には、後述するスピンスイッチ58が付設されており、スピンボタン12が押下されると、その押下に基づきスピンスイッチ58からスイッチ信号がCPU50に出力される。尚、スピンボタン12の押下により、賭けることが可能なベット数としては、1、2、3、5ベットが存在し得る。
【0016】
3−BETボタン13は、その押下に基づき3ベットでゲームを開始するためのボタンである。かかる3−BETボタン13には、後述する3−BETスイッチ60が付設されており、その押下時には3−BETスイッチ60からスイッチ信号がCPU50に出力される。また、5−BETボタン14は、その押下に基づき5ベットでゲームを開始したり、後述するボーナスゲームを開始する際に押下されるボタンである。5−BETボタン14には、後述する5−BETスイッチ61が付設されており、その押下に基づき5−BETスイッチ61からスイッチ信号がCPU50に出力される。
また、キャビネット2の下部には、コイン払出口15が形成されるとともに、コイン払出口15から払い出されたコインを受けるコイン受け部16が設けられている。コイン払出口15の内部には、センサ等より構成されるコイン検出部73が配置されており、コイン検出部73はコイン払出口15から払い出されるコインの枚数を検出する。
【0017】
更に、キャビネット2の側面(図1中右側面)には、スタートレバー17が所定角度範囲で回動自在に取り付けられている。かかるスタートレバー17にはスタートスイッチ57が付設されており、スタートレバー17の回動時にスタートスイッチ57から発せられるスイッチ信号はCPU50に出力される。
【0018】
続いて、下側液晶ディスプレイ4の詳細な構造及び下側液晶ディスプレイ4の背面側においてキャビネット2内部で回転自在に設けられたリールについて、図2及び図3に基づき説明する。図2は下側液晶ディスプレイ及びリールの縦断面図、図3は下側液晶ディスプレイの分解斜視図である。
図2及び図3において、下側液晶ディスプレイ4は、その前面側(図2中左側)に配置された透明タッチパネル30と共に、スロットマシン1のキャビネット2の前面中央部に設けられた機器前面パネル20の表示窓部21の内側に配置されており、また、下側液晶ディスプレイ4の背面側(図2中右側)には、3つのリール22(図2には1つのリール22のみを示す)が並列状態で、且つ、それぞれ独立して回転自在に支持されている。
【0019】
ここで、各リール22について説明すると、3つのリール22の内、スロットマシン1の正面から見て左側のリール22は、下側液晶ディスプレイ4に形成される左表示窓23(図1参照)に対向しており、中側のリール22は、同様に下側液晶ディスプレイ4に形成される中表示窓24(図1参照)に対向しており、また、右側リール22は、同様に下側液晶ディスプレイ4に形成される右表示窓25(図1参照)に対向している。尚、各表示窓23、24、25の構成については後述する。
また、各リール22周面には、図4に示すような各種(図4中には6種類)のシンボルが形成されている。具体的に、各リール22の周面に形成されるシンボルの種類としては、スロットマシン1で行われるゲーム内容に関連してWILDシンボル、ペンダントシンボル、トリガーシンボル、美女付きRED7シンボル、札束シンボル、及び、金貨シンボルが使用される。そして、各リール22の周面には、これら6種類のシンボル及びブランク(シンボルが存在しない領域)が所定の組合せで組み合わされて、合計22個のシンボル、ブランクが形成される。
尚、各シンボルの複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、当選役に対応するシンボルの組合せが有効ラインL(図1参照)上で停止した際に、当選役に応じてコインがコイン払出口15から払い出される点については従来のスロットマシンと同様であり、ここではその説明を省略する。また、各リール22の周面に各種シンボルを形成するについては、各リール22の幅・周長に合致する長尺状のシールに11個のシンボルを印刷しておき、かかるシールを各リール22の周面に貼付することにより形成するのが一般的であるが、この方法以外の方法でシンボルを形成することは勿論可能である。
【0020】
ここに、本実施形態では、有効ラインLはセンターラインのみとされており、かかる有効ラインLは、SPIN/REPEAT BETボタン12、3−BETボタン13、及び、5−BETボタン14の押下又はスタートレバー17の回動に基づき各リール22の回転・停止によるゲームを行う際に、下側液晶ディスプレイ4に表示され、一方、後述する各種ボーナスゲームの獲得時に5−BETボタン14の押下に基づきボーナスゲームを行う際には、下側液晶ディスプレイ4から表示消去される。
また、前記トリガーシンボルは、各種ボーナスゲームを獲得するためのトリガーとして作用するものであり、本実施形態では右側リール22の周面にのみ1つのトリガーシンボルが設けられている。右側リール22の周面に存在するトリガーシンボルが有効ラインL上に停止することに基づき、各種のボーナスゲームを獲得することができる。
【0021】
続いて、下側液晶ディスプレイ4の構造について、図2及び図3に基づき説明する。図2、図3において、下側液晶ディスプレイ4は、スロットマシン1の前面側から、透明タッチパネル30、リールガラスベース31、ベゼル金属枠32、液晶パネル33、液晶ホルダ34、拡散シート35、導光板36、白色のリフレクタ37、リアホルダ38、及び、帯電防止シート39が配置されて構成されている。拡散シート35には、開口部33A、33B、33Cが形成されており、同様に、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38には、開口部35A〜35Cに一致するように、それぞれ開口部36A、36B、36、開口部37A、37B、37C、開口部38A、38B、38Cが形成されている。各開口部35A〜38Aは、相互に一致するように重ねられて左表示窓23(図1参照)を構成し、各開口部35B〜38Bは同様に中表示窓24(図1参照)を構成し、また、各開口部35C〜38Cは同様に右表示窓25(図1参照)を構成する。
ここに、拡散シート35の開口部35A〜35C及び導光板36の開口部36A〜36Cは、各リール22における可変表示の視認性を確保する透過領域を構成している。
【0022】
機器前面パネル20の表示窓部21に下側液晶ディスプレイ4を取り付けるには、図2に示すように、リールガラスベース31の上下方向に突出して設けられた各ブラケット40をネジ41により機器前面パネル20の背面にネジ止めすることにより行われている。
また、導光板36の上下端には、液晶パネル33の光源として一対の陰極線管42が設けられている。また、リアホルダ38の各開口部38A〜38Cの背面側上下には、各リール22の外周面に形成されたシンボルを照明する一対の冷陰極線43が設けられている。
液晶パネル33は、各リール22の前面に配置されて各リールが透視されるITO等からなる透明な電気的表示パネルであり、その表示部の周囲の背面側は液晶ホルダ34によって保持されている。導光板36は、光透過性の樹脂パネルからなり、側部に位置する冷陰極線管42から出射された光を液晶表示パネル33の背面側に導くレンズカットが形成されている。拡散シート35は、光透過性の樹脂シートからなり、導光板36で導かれた光を拡散して、液晶表示パネル33に照射される光を均一化する。液晶表示パネルを保持する液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、一体化されてその周囲がベゼル金属枠32に挿入されている。この挿入により、液晶パネル33における表示部の前面側はベゼル金属枠32によって保持される。
【0023】
ベゼル金属枠32に嵌められて一体化された液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、その周囲が更にリールガラスベース31に挿入されており、液晶パネル33の表示前面を開口した状態でリールガラスベース31によって保持されている。透明タッチパネル30は、リールガラスベース31がネジ41を介して聞き前面パネル20に取り付けられることにより、リールガラスベース31の前面に圧着されて、液晶パネル33の表示部前面に重ねられている。
リアホルダ38は、白色の樹脂板からなり、リールガラスベース31に支持されたベゼル金属枠32、液晶パネル33を保持した液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36を背後からリールガラスベース31に保持している。このリアホルダ38は、冷陰極線管42から導光板36に出射された光を液晶パネル33側へ反射する反射板としても機能している。帯電防止シート39は、透明で、リアホルダ38の背面に両面テープで接着されており、リアホルダ38に形成された各開口部38A〜38Cの背面を覆っている。
【0024】
次に、スロットマシン1の制御系に係る構成について図5に基づき説明する。図5はスロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。
図5において、スロットマシン1の制御系は、基本的に、CPU50を核として構成されており、CPU50にはROM51及びRAM52が接続されている。ROM51は、後述するゲーム制御プログラム、ゲームの進行に伴って上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に各種の演出を行うための各種演出プログラム、各種当選役の抽選を行うための抽選テーブル、その他スロットマシン1の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が格納されている。また、RAM52は、CPU50で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリである。
【0025】
また、CPU50には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路53及び分周器54が接続されており、また、乱数を発生する乱数発生器55及びサンプリング回路56が接続されている。サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数は、当選役、演出等の各種の抽選に使用される。更に、CPU50には、スタートレバー17に付設されるスタートスイッチ57、スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12に付設されるスピンスイッチ58、1−BETボタン11に付設される1−BETスイッチ59、3−BETスイッチ13に付設される3−BETスイッチ60、両替ボタン6に付設される両替(CHANGE)スイッチ61、払い戻しボタン7に付設される払い戻し(CASHOUT)スイッチ62、及び、ヘルプボタン8に付設されるヘルプ(HELP)スイッチ63が、それぞれ接続されている。CPU50は、各ボタンの押下により各スイッチから出力されるスイッチ信号に基づき、各ボタンに対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
更に、CPU50には、コイン投入部9に配置されるコインセンサ65及び紙幣投入部10に配置される紙幣センサ66が、それぞれ接続されている。コインセンサ65はコイン投入部9から投入されたコインを検出し、CPU50はコインセンサ65から出力されるコイン検出信号に基づき投入されたコイン枚数を演算する。紙幣センサ66は、紙幣投入部10から投入された紙幣の種類・額を検出し、CPU50は紙幣センサ66から出力される紙幣検出信号に基づき紙幣の額と等価なコイン枚数を演算する。
【0026】
CPU50には、モータ駆動回路67を介して各リール22の回転を行う3つのステップモータ68が接続されおり、また、リール位置検出回路69が接続されている。CPU50からモータ駆動信号がモータ駆動回路67に出力されると、各ステップモータ68はモータ駆動回路67により回転駆動される。これにより各リール22の回転が行われる。
このとき、各リール22の回転が開始された後、ステップモータ68の各々に供給される駆動パルス数が計算され、その計算値はRAM52の所定エリアに書き込まれる。また、各リール22からは1回転毎にリセットパルスが出力され、かかるリセットパルスはリール位置検出回路69を介してCPU50に入力される。このようにリセットパルスがCPU50に入力されると、RAM52に書き込まれている計算値は「0」にクリアされ、CPU50は、各リール22の1回転の範囲内における回転位置に対応する計算値と、ROM51に格納された各リール22の回転位置と各リール22の周面に形成された図柄とを対応させた図柄テーブルとに基づき、各リール22における図柄の回転位置を認識する。
【0027】
CPU50には、ホッパー駆動回路70を介してホッパー71が接続されている。CPU50から駆動信号がホッパー駆動回路70に出力されると、ホッパー71は、所定枚数のコインをコイン払出口15から払い出す。
また、CPU50には、払出完了信号回路72を介してコイン検出部73が接続されている。コイン検出部73はコイン払出口15の内部に配置されており、コイン払出口15から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合には、コイン検出部73からコイン払出検出信号が払出完了信号回路72に出力され、これに基づき払出完了信号回路72は、CPU50に対して払出完了信号を出力する。
更に、CPU50には、液晶駆動回路74を介して上側液晶ディスプレイ3が接続され、また、液晶駆動回路75を介して下側液晶ディスプレイ4が接続されている。更に、CPU50には、タッチパネル駆動回路76を介してタッチパネル30が接続されている。
【0028】
また、CPU50には、LED駆動回路77を介してLED78が接続されている。LED78は、スロットマシン1の前面にて多数配設されて各種の演出を行う際に、CPU50からの駆動信号に基づきLED駆動回路77により点灯制御されるものである。更に、音出力回路79及びスピーカ80がCPU50に接続されており、スピーカ80は、音出力回路79からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生するものである。
尚、CPU50には、プログレッシブインターフェース(I/F)81が付設されている。
【0029】
次に、複数台のスロットマシン1を、それぞれに付設されたプログレッシブインターフェース81を介して接続したプログレッシブゲームシステムについて、図6に基づき説明する。図6はプログレッシブゲームシステムを模式的に示す説明図である。
図6に示すプログレッシブゲームユニット82において、複数台(本実施形態では4台)のスロットマシン1は、それぞれに付設されているプログレッシブインターフェース81を介してプログレッシブユニット83の通信制御部84に接続されている。プログレッシブユニット83と各スロットマシン1との接続は、有線接続、無線接続のいずれでも可能である。これより、プログレッシブユニット83と各スロットマシン1とは、通信制御部84を介して双方向通信が可能である。
【0030】
各スロットマシン1からプログレッシブユニット83に送信される情報としては、各スロットマシン1にて賭けられたコイン投入情報、後述する3つのバンクボーナスゲーム、ジュエリーショップボーナスゲーム、ロイヤルミュージアムボーナスゲームにおいて、プログレッシブボーナス(バンクボーナスゲームでは金塊(GOLD BAR)、ジュエリーボーナスゲームでは宝石(BEATUTY’S TEAR)、ロイヤルミュージアムボーナスゲームでは王冠(CROWN OF RICHES))が当選した場合にはその当選情報等がある。また、プログレッシブユニット83から各スロットマシン1に対して送信される情報としては、前記3つのプログレッシブボーナスのそれぞれを各スロットマシン1に共通する共通ボーナスとして各プログレッシブボーナス毎のコインのプール枚数情報等がある。このような各プログレッシブボーナス毎のコインのプール枚数情報は、通信制御部84を介して、プログレッシブユニット83から各スロットマシン1に送信され、各スロットマシン1における上側液晶ディスプレイ3に表示される。
【0031】
そして、プログレッシブユニット83におけるプール枚数演算部85は、各スロットマシン1から送信されてくるコイン投入情報に基づき、各プログレッシブボーナス毎に共通ボーナスを加算する。このとき、プール演算部85は、金塊のプログレッシブボーナスについては初期枚数を100枚とし、各スロットマシン1で投入されたコイン枚数の2%を初期枚数に加算し、また、宝石のプログレッシブボーナスについては初期枚数を300枚とし、各スロットマシン1で投入されたコイン枚数の1.7%を初期枚数に加算し、更に、王冠のプログレッシブボーナスについては色枚数を900枚とし、各スロットマシン1で投入されたコイン枚数の1.7%を初期枚数に加算する。これよりすれば、各プログレッシブボーナスの内、ロイヤルミュージアムボーナスゲームで得られる王冠のプログレッシブボーナスの配当が最も高く、次いでジュエリーショップボーナスで得られる宝石のプログレッシブボーナスの配当、バンクボーナスゲームで得られる金塊のプログレッシブボーナスの配当の順になることが分かる。
【0032】
尚、各スロットマシン1において、いずれかのプログレッシブボーナスに当選した場合には、その当選した共通ボーナスに対応するコイン枚数は初期枚数にリセットされる。また、プール枚数記憶部86は、前記のようにプール枚数演算部85にて演算されたコイン枚数を共通ボーナス毎に記憶する。
【0033】
前記のように構成されたプログレッシブユニット83は、通信制御部84から各スロットマシン1に対して、プール枚数記憶部86に記憶されている各共通ボーナスのコインプール枚数情報を定期的に送信する。各スロットマシン1では、プログレッシブユニット83から送信されてくるコインプール枚数情報に基づき、前回送信されたコインプール枚数情報と今回送信されたコインプール枚数情報とを定期的に比較し、今回のコインプール枚数が前回のコインプール枚数よりも減少している場合には、そのコインプール枚数が減少した共通ボーナスにつき当選があったことを報知する。例えば、王冠(CROWN OF RICHES)のプログレッシブボーナスが当選した場合には、「CROWN OF RICHESが盗まれた」のような表示が、当選したスロットマシン1以外の他のスロットマシン1の液晶ディスプレイ3又は4に表示される。
【0034】
従って、プログレッシブユニット83から各スロットマシン1に送信される情報が限定されている場合においても、共通ボーナスに当選したことが他のスロットマシン1でも報知されるので、当選した遊技者のみならず他のスロットマシン1の遊技者、ギャラリーは、何時共通ボーナスとしてプールされているコインが獲得されたかを液晶ディスプレイ3又は4で容易に確認することができ、これにより共通ボーナスに対する遊技者の関心を増大させて興趣を盛り上げることができる。また、複数の各共通ボーナス毎に、当選の報知を行うことが可能であり、従って、いずれの共通ボーナスに係るコインが獲得されたかを容易に確認することができる。
また、スロットマシン1にて、共通ボーナスに当選した場合、プログレッシブユニット83は、前記したように、ボーナスゲームに相関する各プログレッシブボーナス毎のコインのプール枚数情報を、通信制御部84を介して、各スロットマシン1に送信し、また、スロットマシン1では、そのコインのプール枚数情報を上側液晶ディスプレイ3に表示するとともに、当選した共通ボーナスに係るコインの払出が決定された場合、ボーナスゲーム(バンクボーナス、ジュエリーショップボーナス、ロイヤルミュージアムボーナス)に相関する共通ボーナス(金塊、宝石、王冠)を選択して払い出すように構成しているので、複数の共通ボーナスを搭載したプログレッシブゲームシステム82においても、スロットマシン1の遊技者、他の遊技者、ギャラリーは、スロットマシン1におけるゲームの終了前に、いずれの共通ボーナスを獲得できるチャンスがあるのかを確認することができ、これより各共通ボーナス獲得への期待感、関心を増大して興趣を盛り上げることができる。
【0035】
更に、前記したように、各共通ボーナス毎に、プール枚数記憶部86に記憶されるコインプール枚数に差が設定されているので、配当の高い共通ボーナスに関連するボーナスゲームが出ると、ボーナスゲーム中における共通ボーナスへの遊技者の期待感は倍増することとなり、ゲームにメリハリを出して興趣の高く維持することができる。
【0036】
ここで、後における説明の便宜のため、各スロットマシン1において行われるゲームの種類及び各ゲームの階層構造について図7乃至図14に基づき説明する。図7及び図8は基本ゲームを行う際に下側液晶ディスプレイに表示される背景画像を模式的に示す説明図、図9はピックポケットボーナス(PICKPOCKET BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図、図10はバンクボーナス(BANK BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図、図11はジュエリーショップボーナス(JEWELRY SHOP BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。図12乃至図14はロイヤルミュージアムボーナス(ROYAL MESEUM BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図であり、図12はロイヤルミュージアムボーナスゲームのファーストミッションを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図、図13はロイヤルミュージアムボーナスゲームのセカンドミッションを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図、図14はロイヤルミュージアムボーナスゲームのファイナルミッションを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【0037】
先ず、各スロットマシン1で行われるゲームとしては、大別して、各リール22を有効ラインL上に停止させる基本ゲーム、基本ゲームにおいて3つのリール22の内右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上に停止することに基づき行われるボーナスゲームが存在する。尚、ボーナスゲームにおいて遊技者の選択に基づきプログレッシブボーナスに当選すると、プログレッシブボーナスの払出が行われる。
【0038】
基本ゲームを行う際に下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像としては、図7及び図8に示すように、街角昼90A、銀行前昼90B、宝石店前昼90C、銀行前夜90D、宝石店前夜90E、エッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、及び、気球夜90Iの9種類の背景画像が存在する。これらの各背景画像は、下側液晶ディスプレイ4において順次シリアルに表示されている。そして、スロットマシン1において基本ゲームが、街角昼90A、銀行前昼90B、宝石店前昼90Cのいずれかの背景画像から開始された場合において、その基本ゲームでボーナスゲームを獲得すると、ピックポケットボーナスゲームが行われる。ここに、「ピックポケット」には、「スリ」の意味があり、また、ピックポケットボーナスゲームでは、図9に示すように、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されているタッチパネル30を介してスリの対象となる人物を選択するように構成されている。これよりすれば、基本ゲームの際に下側液晶ディスプレイ4に表示される街角昼90A、銀行前昼90B、宝石店前昼90Cの背景画像と、ボーナスゲームを獲得した際に行われるピックポケットボーナスゲームとの間には、相関関係が存在している。
【0039】
このように、ピックポケットボーナスゲームは、基本ゲームにおける街角昼90A、銀行前昼90B、宝石店前昼90Cの背景画像に相関させているので、遊技者は基本ゲームの演出情報から、どのようなボーナスゲームに移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、基本ゲームを行っている間にボーナスゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
また、スピンボタン12の押下に基づき、街角昼90Aの背景画像から基本ゲームが開始された場合において、花火が上がる演出が行われると、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、ピックポケットボーナスゲームが獲得されるように構成されている。同様に、スピンボタン12の押下に基づき、銀行前昼90Bの背景画像から基本ゲームが開始された場合において、銀行前の石像が光る演出が行われると、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、ピックポケットボーナスゲームが獲得されるように構成されている。更に同様に、スピンボタン12の押下に基づき、宝石店前昼90Cの背景画像から基本ゲームが開始された場合において、宝石が光る演出が行われると、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、ピックポケットボーナスゲームが獲得されるように構成されている。このように、基本ゲームを行っている間に、ピックポケットボーナスゲームに移行する期待度の高い演出情報が下側液晶ディスプレイ4に表示された場合には、基本ゲーム中における遊技者のボーナスゲームへの期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
尚、前記ピックポケットボーナスゲームにおいては、プログレッシブボーナスを獲得する選択ゲームは設定されていない。
【0040】
また、スロットマシン1において基本ゲームが、銀行前夜90Dの背景画像から開始された場合において、その基本ゲームでボーナスゲームを獲得すると、バンクボーナスゲームが行われる。ここに、バンクボーナスゲームでは、図10に示すように、上側及び下側液晶ディスプレイ3、4に18(3×8)個の金庫が表示され、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されているタッチパネル30を介して金塊(GOLD BAR)が入っている金庫を選択するように構成されている。これよりすれば、基本ゲームの際に下側液晶ディスプレイ4に表示される銀行前夜90D背景画像と、ボーナスゲームを獲得した際に行われるバンクボーナスゲームとの間には、相関関係が存在している。
このように、バンクボーナスゲームは、基本ゲームにおける銀行前夜90Dの背景画像に相関させているので、遊技者は基本ゲームの演出情報から、どのようなボーナスゲームに移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、基本ゲームを行っている間にボーナスゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
【0041】
また、スピンボタン12の押下に基づき、銀行前夜90Dの背景画像から基本ゲームが開始された場合において、銀行前の石像が光る演出が行われると、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、バンクボーナスゲームが獲得されるように構成されている。このように、基本ゲームを行っている間に、バンクボーナスゲームに移行する期待度の高い演出情報が下側液晶ディスプレイ4に表示された場合には、基本ゲーム中における遊技者のボーナスゲームへの期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
更に、バンクボーナスゲームでは、上側液晶ディスプレイ3に表示されているGOLD BARエリアが強調表示され、タッチパネル30を介して選択された金庫に金塊が入っている場合には、プログレッシブボーナス(GOLD BAR)を獲得することができる。このようにプログレッシブボーナス(GOLD BAR)が獲得された場合には、前記したように、他のスロットマシン1ではプログレッシブボーナス(GOLD BAR)が獲得されたことが報知され、具体的には、他のスロットマシン1の上側液晶ディスプレイ3に「GOLD BARが盗まれた」という旨の表示が行われる。
【0042】
また、スロットマシン1において基本ゲームが、宝石店前夜90Eの背景画像から開始された場合において、その基本ゲームでボーナスゲームを獲得すると、ジュエリーショップボーナスゲームが行われる。ここに、ジュエリーショップボーナスゲームでは、図11に示すように、上側液晶ディスプレイ3に1列目のショーウインドが強調表示されるとともに、下側液晶ディスプレイ4には、強調表示されたショーウインドに陳列されている5つの宝石が表示され、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されているタッチパネル30を介して1つの宝石を選択するように構成されている。遊技者により選択された宝石が、抽選により予め決定された所定の宝石である場合には、2列目のショーウインドの5つの宝石について同様の処理が行われ、更に、2列目のショーウインドの宝石につき遊技者により選択された宝石が、抽選により予め決定された所定の宝石である場合には3列目のショーウインドについても同様の処理が行われる。これよりすれば、基本ゲームの際に下側液晶ディスプレイ4に表示される宝石店夜90Eの背景画像と、ボーナスゲームを獲得した際に行われるジュエリーショップボーナスゲームとの間には、相関関係が存在している。
このように、ジュエリーショップボーナスゲームは、基本ゲームにおける宝石店夜90Eの背景画像に相関させているので、遊技者は基本ゲームの演出情報から、どのようなボーナスゲームに移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、基本ゲームを行っている間にボーナスゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
【0043】
また、スピンボタン12の押下に基づき、宝石店夜90Eの背景画像から基本ゲームが開始された場合において、宝石が光る演出が行われると、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、ジュエリーショップボーナスゲームが獲得されるように構成されている。このように、基本ゲームを行っている間に、ジュエリーショップボーナスゲームに移行する期待度の高い演出情報が下側液晶ディスプレイ4に表示された場合には、基本ゲーム中における遊技者のボーナスゲームへの期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
更に、ジュエリーショップボーナスゲームでは、上側液晶ディスプレイ3に表示されているBEAUTY’S TEARエリアが強調表示され、1列目〜3列目のショーウインドに入っている宝石に関し、タッチパネル30を介して全ての列のショーウインドにつき所定の宝石が選択された場合には、プログレッシブボーナス(BEAUTY’S TEAR)を獲得することができる。このようにプログレッシブボーナス(BEAUTY’S TEAR)が獲得された場合には、前記したように、他のスロットマシン1ではプログレッシブボーナス(BEAUTY’S TEAR)が獲得されたことが報知され、具体的には、他のスロットマシン1の上側液晶ディスプレイ3に「BEAUTY’S TEARが盗まれた」という旨の表示が行われる。
【0044】
また、スロットマシン1において基本ゲームが、エッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、及び、気球夜90Iの背景画像から開始された場合において、その基本ゲームでボーナスゲームを獲得すると、ロイヤルミュージアムボーナスゲームが行われる。ここに、ロイヤルミュージアムボーナスゲームでは、図12乃至図14に示すように、ファーストミッション、セカンドミッション及びファイナルミッションの3つのステージが用意されている。ファーストミッションでは、図12に示すように、上側液晶ディスプレイ3には、ロイヤルミュージアムが表示されるとともに、下側液晶ディスプレイ4には、ロイヤルミュージアムに侵入するための3つの侵入口が表示され、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されているタッチパネル30を介して1つの侵入口を選択するように構成されている。遊技者により選択された侵入口が、抽選により予め決定された所定の侵入口である場合には、図13に示すセカンドミッションに移行する。セカンドミッションでは、図13に示すように、上側液晶ディスプレイ3にはロイヤルミュージアムの廊下にいる警官が表示されるとともに、下側液晶ディスプレイ4には、警官と戦うための3つの武器が表示され、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されているタッチパネル30を介して1つの武器を選択するように構成されている。遊技者により選択された武器が、抽選により予め決定された所定の武器である場合には、図14に示すファイナルミッションに移行する。ファイナルミッションでは、図14に示すように、上側液晶ディスプレイ3には、鉄格子の中にある王冠が表示されるとともに、下側液晶ディスプレイ4には、鉄格子を開けるための3つの鍵が表示され、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されているタッチパネル30を介して1つの鍵を選択するように構成されている。遊技者により選択された鍵が、抽選により予め決定された所定の鍵である場合には、鉄格子が開けられてプログレッシブボーナスが獲得される。これよりすれば、基本ゲームの際に下側液晶ディスプレイ4に表示されるエッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、及び、気球夜90Iの背景画像と、ボーナスゲームを獲得した際に行われるロイヤルミュージアムボーナスゲームとの間には、相関関係が存在している。
【0045】
このように、ロイヤルミュージアムボーナスゲームは、基本ゲームにおけるエッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、及び、気球夜90Iの背景画像に相関させているので、遊技者は基本ゲームの演出情報から、どのようなボーナスゲームに移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、基本ゲームを行っている間にボーナスゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
また、スピンボタン12の押下に基づき、エッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、及び、気球夜90Iの背景画像から基本ゲームが開始された場合において、花火が上がる演出が行われると、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、ロイヤルミュージアムボーナスゲームが獲得されるように構成されている。このように、基本ゲームを行っている間に、ロイヤルミュージアムボーナスゲームに移行する期待度の高い演出情報が下側液晶ディスプレイ4に表示された場合には、基本ゲーム中における遊技者のボーナスゲームへの期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【0046】
更に、ロイヤルミュージアムボーナスゲームでは、図12乃至図14に示すように、上側液晶ディスプレイ3に表示されているCROWN OF RICHESエリアが強調表示され、ファーストミッション、セカンドミッション、ファイナルミッションのそれぞれにおいて、タッチパネル30を介して所定の侵入口、武器、鍵が選択された場合には、プログレッシブボーナス(CROWN OF RICHES)を獲得することができる。このようにプログレッシブボーナス(CROWN OF RICHES)が獲得された場合には、前記したように、他のスロットマシン1ではプログレッシブボーナス(CROWN OF RICHES)が獲得されたことが報知され、具体的には、他のスロットマシン1の上側液晶ディスプレイ3に「CROWN OF RICHESが盗まれた」という旨の表示が行われる。
【0047】
続いて、前記のように構成されたスロットマシン1で行われるゲーム制御手順について、図15に基づき説明する。図15はスロットマシンで行われるゲーム制御手順を示すフローチャートである。尚、図15のフローチャートでは、便宜のため基本ゲームをファーストゲーム、ボーナスゲームをセカンドゲームとして表している。
図15において、スロットマシン1が起動されると、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1では、1−BETボタン11、SPIN/REPEAT BETボタン12、3−BETボタン13、5−BETボタン14を押下することにより所定のベットが賭けられているかどうか判断される。所定のベットが賭けられていない場合(S1:NO)には、ベットが賭けられるまで待機する。所定ベットが賭けられていると判断された場合(S1:YES)には、S2においてスピンスイッチ58がオンしているかどうか判断される。SPIN/REPEAT BETボタン12が押下されてスピンスイッチ58がオフのままであると判断された場合(S2:NO)には、S1に戻る。これに対して、スピンスイッチ58がオンしていると判断された場合(S2:YES)には、ファーストゲームに関して、乱数サンプリング回路56を介して乱数発生器55にて発生されている乱数を所得し、その取得した乱数値とROM52に格納されている抽選テーブルとに基づき、当選役に当選したか又はハズレたか、右リール22に存在しているトリガーシンボルを有効ラインLで停止させるかどうか、更に、ファーストゲームを図8及び図9に示す9種類の初期背景画像にいずれの背景画像から開始するか等について抽選決定が行われる。
【0048】
続くS4では、S3で行われた抽選で決定されたファーストゲームの初期背景画像に基づき、ROM52に格納されたファーストゲームの演出テーブルを参照して演出情報の選択が行われる。S5では、S4で選択された演出情報に基づき各液晶ディスプレイ3、4にて演出が開始されるとともに、モータ駆動回路67、各ステップモータ68、リール位置検出回路69を介してCPU50の制御下で3つの各リール22の回転駆動・停止が行われる。
S6においては、S3で行われた抽選結果に基づいて当選役に当選したかどうか判断される。当選役に当選していないと判断された場合(S6:NO)にはS8に移行する一方、当選役に当選したと判断された場合(S6:YES)には、そのファーストゲームの当選役に対応して払い出し額(コイン枚数)がRAM51に加算された後、S8に移行する。
【0049】
S8では、右リール22におけるトリガーシンボルが有効ラインLに停止したかどうか判断され、トリガーシンボルが有効ラインLに停止していない場合(S8:NO)には、S7にて加算されたファーストゲームの払出額(コイン枚数)がS17で払い出された後、S1に戻る。また、トリガーシンボルが有効ラインLで停止したと判断された場合(S8:YES)には、S9にてセカンドゲームが選択される。このとき、前記にて説明したように、セカンドゲームとしてのボーナスゲームを選択するに際して、前記S3で抽選決定された初期背景画像に対応してボーナスゲームが選択される。具体的には、ファーストゲームの初期背景画像が街角昼90A、銀行前昼90B、宝石店前昼90Cのいずれかである場合には、セカンドゲームとしてピックポケットボーナスが行われる。また、ファーストゲームの初期背景画像が銀行前夜90Dである場合には、セカンドゲームとしてバンクボーナスゲームが行われる。更に、ファーストゲームの初期背景画像が宝石店前夜90Eの場合には、セカンドゲームとしてジュエリーショップボーナスゲームが行われる。加えて、ファーストゲームの初期背景画像がエッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、気球夜90Iのいずれかである場合には、ロイヤルミュージアムボーナスゲームが行われる。
【0050】
このように、セカンドゲームを選択するについて、ファーストゲームの演出情報に相関させて選択しているので、遊技者はファーストゲームの演出情報から、どのようなセカンドゲーム(ボーナスゲーム)に移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、ファーストゲームを行っている間にセカンドゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
続く、S10においては、セカンドゲームを進行するにつき必要な全てのランダム要素の抽選決定が行われる。例えば、S9で選択されたセカンドゲームがピックポケットボーナスである場合には、スリの対象となる人物によって異なるコインの払出枚数等がある。また、S9で選択されたセカンドゲームがバンクボーナスゲームである場合には、プログレッシブボーナスを獲得するに必要な1列目乃至3列目における所定の金庫が選択されなかった場合のコインの払出枚数等がある。更に、セカンドゲームがジュエリーショップボーナスゲームである場合には、プログレッシブボーナスを獲得するに必要な1列目乃至3列目のショーウインドにおける所定の宝石が選択されなかった場合のコインの払出枚数等がある。加えて、セカンドゲームがロイヤルミュージアムボーナスゲームである場合には、ファーストミッションにおける所定の侵入口、セカンドミッションにおける所定の武器、ファイナルミッションにおける所定の鍵が選択されなかった場合のコインの払出枚数等がある。
【0051】
S11においては、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されたタッチパネル30により遊技者に前記各種の選択物を選択させて、セカンドゲームを実行する。
続くS12では、セカンドゲームにおいて、コインのボーナス加算があるかどうか判断される。セカンドゲームでコインを取得できなかった場合にはボーナス加算はないものと判断(S12:NO)して、S14に移行する。これに対して、セカンドゲームでコインを取得した場合にはボーナス加算があると判断して(S12:YES)、S13でセカンドゲームで取得したコインの払出枚数を、既にファーストゲームで取得したコインの枚数が記憶されているRAM52に、加算する。この後、S14に移行する。
S14では、プログレッシブボーナスに当選したかどうか判断される。かかる判断は、前記S10にて抽選決定されたバンクボーナスゲーム、ジュエリーボーナスゲーム、ロイヤルミュージアムボーナスゲームのそれぞれにおいて選択されるべき選択物が遊技者によって選択されたかどうかに基づき行われる。
プログレッシブボーナスに当選していない場合(S14:NO)には、その時点でRAM52に記憶されてコインの加算枚数をS17で払い出した後、S1に戻る。一方、プログレッシブボーナスに当選していると判断された場合(S14:YES)には、S15にてプログレッシブユニット83に対して当選したプログレッシブボーナスを通知する。このとき、当選したプログレッシブボーナスは、セカンドゲームの内容に相関している。この後S16では、プログレッシブボーナス分に対応するコインの加算枚数を、既にファーストゲームで取得したコインの枚数及びセカンドゲームで取得したコインの枚数が加算されて記憶されているRAM52に、加算する。この後、S17において、RAM52に記憶されているコインの払出枚数に基づきコインの払出処理が行われる。この後、S1に戻る。
【0052】
以上詳細に説明した通り、ボーナスゲームを選択するについて、基本ゲームの演出情報に相関させて選択しているので、遊技者は基本ゲームの演出情報から、どのようなボーナスゲームに移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、基本ゲームを行っている間にボーナスゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することができる。
また、スピンボタン12の押下に基づき、各種の背景画像から基本ゲームが開始される場合に、基本ゲームにおいて各背景画像に対応する特別演出が行われることに基づき、右リール22の周面に形成されたトリガーシンボルが有効ラインL上で停止し、各種ボーナスゲームが獲得されるように構成されているので、基本ゲームを行っている間に、各種ボーナスゲームに移行する期待度の高い演出情報が下側液晶ディスプレイ4に表示された場合には、基本ゲーム中における遊技者のボーナスゲームへの期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【0053】
また、プログレッシブユニット83から各スロットマシン1に送信される各プログレッシブボーナスに対応する共通ボーナスに関するコインプール枚数情報は、各スロットマシン1の下側液晶ディスプレイ4に表示され、かかる表示に基づき遊技者は、各プログレッシブボーナスの内、ロイヤルミュージアムボーナスゲームで得られる王冠のプログレッシブボーナスの配当が最も高く、次いでジュエリーショップボーナスで得られる宝石のプログレッシブボーナスの配当、バンクボーナスゲームで得られる金塊のプログレッシブボーナスの配当の順になることが分かるので、基本ゲームが、エッフェル塔昼90F、気球昼90G、エッフェル塔夜90H、及び、気球夜90Iの背景画像から開始された場合には、ロイヤルミュージアムボーナスゲームで得られる可能性のある王冠のプログレッシブボーナスに対する期待感が倍増し、これよりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【0054】
更に、プログレッシブゲームシステム82において、プログレッシブユニット83は、通信制御部84から各スロットマシン1に対して、プール枚数記憶部86に記憶されている各共通ボーナスのコインプール枚数情報を定期的に送信し、また、各スロットマシン1では、プログレッシブユニット83から送信されてくるコインプール枚数情報に基づき、前回送信されたコインプール枚数情報と今回送信されたコインプール枚数情報とを定期的に比較し、今回のコインプール枚数が前回のコインプール枚数よりも減少している場合には、そのコインプール枚数が減少した共通ボーナスにつき当選があったことを報知するように構成したので、プログレッシブユニット83から各スロットマシン1に送信される情報が限定されている場合においても、共通ボーナスに当選したことが当選したスロットマシン1以外でも報知されるので、当選した遊技者のみならず他のスロットマシン1の遊技者、ギャラリーは、何時共通ボーナスとしてプールされているコインが獲得されたかを液晶ディスプレイ3又は4で容易に確認することができ、これにより共通ボーナスに対する遊技者の関心を増大させて興趣を盛り上げることができる。また、複数の共通ボーナス毎に、当選の報知を行うことが可能であり、従って、いずれの共通ボーナスに係るコインが獲得されたかを容易に確認することができる。
【0055】
また、スロットマシン1にて、共通ボーナスに当選した場合、プログレッシブユニット83は、前記したように、ボーナスゲームに相関する各プログレッシブボーナス毎のコインのプール枚数情報を、通信制御部84を介して、各スロットマシン1に送信し、また、スロットマシン1では、そのコインのプール枚数情報を下側液晶ディスプレイ4に表示するとともに、当選した共通ボーナスに係るコインの払出が決定された場合、スロットマシン1では、ボーナスゲーム(バンクボーナス、ジュエリーショップボーナス、ロイヤルミュージアムボーナス)に相関する共通ボーナス(金塊、宝石、王冠)を選択して払い出すように構成しているので、複数の共通ボーナスを搭載したプログレッシブゲームシステム82においても、スロットマシン1の遊技者、他の遊技者、ギャラリーは、スロットマシン1におけるゲームの終了前に、いずれの共通ボーナスを獲得できるチャンスがあるのかを確認することができ、これより各共通ボーナス獲得への期待感、関心を増大して興趣を盛り上げることができる。
【0056】
更に、前記したように、各共通ボーナス毎に、プール枚数記憶部86に記憶されるコインプール枚数に差が設定されているので、配当の高い共通ボーナスに関連するボーナスゲームが出ると、ボーナスゲーム中における共通ボーナスへの遊技者の期待感は倍増することとなり、ゲームにメリハリを出して興趣の高く維持することができる。
尚、前記実施形態は、本発明の要旨を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々改良、変形が可能であることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る遊技機では、第1ゲームの実行時に演出情報選択手段を介して記憶手段に記憶された複数種類の演出情報から1つの演出情報を選択するとともに、その演出情報を表示制御手段による制御下で表示手段に表示させ、判断手段により所定条件が成立したと判断された場合には、制御手段を介して、前記のように選択された第1ゲームの演出情報に相関させて複数種類の第2ゲームから1つの第2ゲームを選択し、第1ゲームの演出情報が表示手段に表示された後にその第2ゲームを実行するように構成したので、第2ゲームにおいて第1ゲームの演出情報から物語的に発展させた演出を行うことが可能となる。これにより、初めてゲームを行う遊技者に対しても、第1ゲームの演出情報に基づき第2ゲームのゲーム内容を容易に把握させることができる。
【0058】
また、第2ゲームは、第1ゲームの演出情報に相関させて選択されるので、遊技者は第1ゲームの演出情報から、いずれの第2ゲームに移行するチャンスがあるのかを判別することができる。従って、第1ゲームを行っている間に第2ゲームに対する期待感を遊技者に抱かせることが可能であり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持することが可能となる。
【0059】
また、請求項2に係る遊技機では、第1ゲームを行っている間に、第2ゲームに移行する期待度の高い演出情報が表示手段に表示された場合には、第1ゲーム中における遊技者の第2ゲームへの期待度は倍増することとなり、これによりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【0060】
更に、請求項3の遊技機では、遊技機で行われる第2ゲームで得られる配当の間で期待度の差が設定されているので、第1ゲームを行っている間に、配当期待度の高い第2ゲームに関連する演出が行われた場合には、第2ゲームへの期待感が倍増し、これよりゲームにメリハリを出して興趣の高いゲームを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの斜視図である。
【図2】下側液晶ディスプレイ及びリールの縦断面図である。
【図3】下側液晶ディスプレイの分解斜視図である。
【図4】リールの周面に形成されるシンボル例を模式的に示す説明図である。
【図5】スロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。
【図6】プログレッシブゲームシステムを模式的に示す説明図である。
【図7】図7は基本ゲームを行う際に下側液晶ディスプレイに表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図8】基本ゲームを行う際に下側液晶ディスプレイに表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図9】ピックポケットボーナス(PICKPOCKET BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図10】バンクボーナス(BANK BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図11】ジュエリーショップボーナス(JEWELRY SHOP BONUS)ゲームを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図12】ロイヤルミュージアムボーナスゲームのファーストミッションを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図13】ロイヤルミュージアムボーナスゲームのファーストミッションを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図14】ロイヤルミュージアムボーナスゲームのファイナルミッションを行う際に上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に表示される背景画像を模式的に示す説明図である。
【図15】スロットマシンで行われるゲーム制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン
2 キャビネット
3 上側液晶ディスプレイ
4 下側液晶ディスプレイ
5 操作テーブル
9 コイン投入部
10 紙幣投入部
11 1−BETボタン
12 SPIN/REPAET BETボタン
13 3−BETボタン
14 5−BETボタン
15 コイン払出口
16 コイン受部
22 リール
30 タッチパネル
33 液晶パネル
50 CPU
51 ROM
52 RAM
57 スタートスイッチ
58 スピンスイッチ
59 1−BETスイッチ
60 3−BETスイッチ
61 5−BETスイッチ
65 コインセンサ
66 紙幣センサ
67 モータ駆動回路
68 ステップモータ
82 プログレッシブゲームシステム
83 プログレッシブユニット
84 通信制御部
85 プール枚数演算部
86 プール枚数記憶部

Claims (3)

  1. 第1ゲームを実行するとともに、第1ゲームにて所定条件が成立した際に第1ゲームに連続して第2ゲームを実行する遊技機において、
    表示手段と、
    前記第1ゲームについて複数種類の演出情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1ゲームの実行時に前記記憶手段から1つの演出情報を選択する演出情報選択手段と、
    前記演出情報選択手段を介して選択された第1ゲームの演出情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記所定条件が成立したかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段を介して所定条件が成立したと判断された場合、演出情報選択手段により選択された第1ゲームの演出情報に相関させて複数種類の第2ゲームから1つの第2ゲームを選択するとともに、その選択された第2ゲームを前記表示制御手段により第1ゲームの演出情報が表示手段に表示された後に実行するゲーム制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1ゲームの複数の演出情報の間に、第2ゲームに移行する期待度の差を設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記各第2ゲームにより得られる配当の間で期待度の差を設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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