JP2004343140A - 基板処理装置 - Google Patents

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Joichi Nishimura
讓一 西村
Masami Otani
正美 大谷
Yasuhiko Hashimoto
康彦 橋本
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Abstract

【課題】 高さ寸法が高い基板処理装置であっても、各処理部に基板を搬出入することが可能であるとともに装置の輸送時に基板搬送手段の再組立・調整の必要が生じないこと。
【解決手段】 搬送ロボットTR1は、いわゆるテレスコピック型の多段入れ子構造の伸縮昇降機構を形成している。駆動機構D1の駆動により、支持部材48が上昇し、同時に、昇降部材42dが上昇する。昇降部材42dが上昇するとプーリ47cも同時に上昇する。プーリ47cが上昇するとベルトL1に引き上げられるようにして昇降部材42cが上昇する。以下同様の作用によって昇降部材42aの上側に設置されている搬送アーム31a,31bが上昇する。そして、多段入れ子構造の数を多くすれば、搬送ロボットTR1の収納時の高さが高くならず、装置の輸送時にも搬送ロボットTR1の再組立・調整が不必要となる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、半導体基板や液晶用ガラス基板などの薄板状基板(以下、単に「基板」と称する)に対して熱処理、薬液処理などの一連の処理を行う基板処理装置およびこれに適用される基板搬入搬出装置に関する。
従来より、基板に対して所定の熱処理、薬液処理などの一連の処理を行う基板処理装置においては、加熱処理を行う加熱処理部、冷却処理を行う冷却処理部および薬液処理を行う薬液処理部間で搬送ロボットにより基板の搬送を行い、所定の順序で一連の基板処理を行っている。そして、このような基板処理装置は、温度、湿度およびパーティクルが管理されたクリーンルーム中に通常設置されている。
ところで、近年においては、基板の大口径化がますます進み、直径が300mm以上の基板も取り扱われるようになりつつある。基板のサイズが大きくなると、その基板を処理する各処理部も大きくなり、それにつれて基板処理装置全体が大型化する。
一方、クリーンルームの管理の都合上、基板処理装置が大型化するのは好ましくない。これは、クリーンルームを維持するのに温湿調ユニットやフィルタなどの特別な設備を必要とし、特に最近は化学増幅型レジストに対応するための化学吸着フィルタなどが必要となる場合もあるため、基板処理装置が平面的に占有する面積(以下、「フットプリント」と称する)が大きくなると環境維持費のコストアップに結びつくからである。
そこで、基板処理装置のフットプリントの増大を抑制するために、上記の薬液処理部、加熱処理部、冷却処理部などの各処理部を多段に積層した基板処理装置が提案され、使用されつつある。
各処理部を多段に積層した基板処理装置では、フットプリントの増大は抑制できるものの、その高さは積層の程度に応じて高くなる。そして、基板処理装置の高さが高くなるにつれて、各処理部に基板の搬送を行う搬送ロボットの高さも高くなる。
このような基板処理装置を製造し半導体製造工場などに輸送する際には、輸送手段における荷物高さ制限(例えば、航空機による輸送の場合は2200mmが上限)の関係上、装置を上下方向で分割した状態で輸送せざるを得ない。このときには、上記搬送ロボットも上下方向で分割するか、または搬送ロボットを取り外した状態で輸送する必要があるが、いずれにしても輸送先の工場内において搬送ロボットの再組立・調整を行う必要があるため、輸送工数・納入工数の増大が避けられない。
このような問題を解決するため、搬送ロボットの上下移動機構をパンタグラフ構造などの伸縮機構で構成し、当該搬送ロボットの収縮時の高さを上記荷物高さ制限以内とすることが考えられる。このようにすれば、分割後の基板処理装置のうちの一方に搬送ロボットを付設したまま輸送することができるため、再組立・調整の必要はなくなる。
しかしながら、パンタグラフ構造は複数のパンタグラフリンクで構成されており、当該パンタグラフ構造が最も収縮した状態であっても、複数のパンタグラフリンクからなる厚さに相当する高さより下の高さ位置には搬送ロボットが移動できなくなり、下段に配置された処理部にアクセスできなくなることもある。このようなことを防ぐためには、パンタグラフリンクの長さを長くして、少ない数のパンタグラフリンクで上下移動機構を実現すれば良いが、そうすると、収縮時に要するスペースを考慮して搬送ロボットを配置する領域を確保する必要があり、基板処理装置のフットプリントが増大するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高さ寸法が高い基板処理装置であっても、各処理部に基板を搬出入することが可能であるとともに装置のフットプリントを抑制することができ、さらに装置の輸送時にも基板搬送手段の再組立・調整の必要のない基板処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基板処理装置であって、基板に対して所定の処理を施す処理ユニットと、前記処理ユニットに前記基板を受け渡す第1の基板搬送ロボットと、を有するユニット配置部と、第2の基板搬送ロボットを有し、カセットとの間で前記基板の受渡しを行うとともに、前記ユニット配置部内の基板受渡しポジションにて前記第1の基板搬送ロボットとの間で前記基板の受渡しを行う基板搬入搬出部と、を備え、前記第1および第2の基板搬送ロボットのそれぞれは、基板を保持する搬送アームと、前記搬送アームを昇降させる昇降機構と、前記搬送アームを鉛直軸周りに回転させる回転駆動機構と、を有し、前記搬送アームは、互いに連結された複数のアームセグメントを屈伸動作することによって前記基板を水平方向に移動させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記処理ユニットは、高さ方向に積層されており、前記第1の基板搬送ロボットの周囲を囲むように配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置において、前記第1の基板搬送ロボットの昇降機構は、収納部材と当該収納部材に収納される被収納部材とを含み、前記収納部材と前記被収納部材との相対的な伸縮昇降動作により前記搬送アームを昇降させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第2の基板搬送ロボットの昇降機構は、収納部材と当該収納部材に収納される被収納部材とを含み、前記収納部材と前記被収納部材との相対的な伸縮昇降動作により前記搬送アームを昇降させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の基板処理装置において、前記第1および第2の基板搬送ロボットのうち、前記収納部材と前期被収納部材との相対的な伸縮昇降動作により前記搬送アームを昇降させるものは、収納カバー部材と当該収納カバー部材に収納される被収納カバー部材とを含み、前記昇降機構の昇降動作に連動して収納カバー部材と被収納カバー部材との収納状態が変動して伸縮するとともに、前記昇降機構の周囲を覆う状態に設けられたカバー、をさらに備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置において、前記回転駆動機構は、前記昇降機構の上部に設けられていることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1ないし請求項6に記載の発明によれば、第1および第2の基板搬送ロボットは、搬送アームを鉛直軸周りに回転させる回転駆動機構を備えるため、搬送アームは周方向にも移動することができ、複数の処理部に対して基板を有効に搬送することができる。
また、請求項1ないし請求項6に記載の発明によれば、第1および第2の基板搬送ロボットは、一般的に、基板搬入搬出部より清浄度が高く、かつ、基板搬入搬出部より陽圧に設定されたユニット配置部の基板受渡しポジションで基板の受渡しを行うことができる。そのため、基板受渡しの際に、基板にパーティクルが付着することを抑制することができる。
さらに、請求項1ないし請求項6に記載の発明によれば、基板受渡しポジションがユニット配置部内に設けられることにより、第1の基板搬送ロボットの搬送アームのストロークを長くすることなく、第1および第2の基板搬送ロボットの間で基板の受渡しを行うことができる。そのため、ユニット配置部のフットプリントの増大を抑制することができる。
すなわち、基板搬入搬出部内で基板の受渡しを場合、第1の基板搬送ロボットの搬送アームのストロークを長くする必要が生じ、その結果、当該搬送アームのストロークの増大に応じて第1の基板搬送ロボットから各処理ユニットまでの距離を増大させる必要が生じ、ユニット配置部のフットプリントが増大するという問題が生ずる。これに対して、請求項1ないし請求項6に記載の発明のように基板受渡しポジションをユニット配置部内に設ける場合、このような問題は生じない。
特に、請求項3および請求項4に記載の発明によれば、高さ寸法が高い基板処理装置であっても、処理ユニットに基板を搬出入することが可能であるとともに、収納部材に被収納部材を収納することにより高さ寸法を抑えることができるので、装置の輸送時にも第1および第2の基板搬送ロボットの再組立・調整が不必要である。また、昇降機構による収縮時の第1および第2の基板搬送ロボットの占めるスペースを抑制することができ基板処理装置の占めるフットプリントを低減することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、カバーの内部に設けられている昇降機構が動作する際に発生する粉塵を第1および第2の基板搬送ロボットの外部に出さず、基板へのパーティクルの付着を抑制することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、回転駆動機構は、伸縮昇降機構の上部に設けられているため、伸縮昇降機構は回転しないので、回転に伴う振れが生じる可能性が非常に小さくなるとともに、回転駆動機構の消費する電力も小さくなり、さらに、基板搬送手段の付近の気流の乱れを抑えることができる。また、ケーブル配置やメンテナンスも容易となる。
<1.基板処理装置の全体構成>
まず、本発明に係る基板処理装置の全体構成について説明する。図1は、実施形態の装置を説明する図である。図1(a)は、装置の平面図であり、図1(b)は、装置の正面図である。なお、図1には、その方向関係を明確にするためXYZ直交座標系を付している。ここでは、床面に平行な水平面をXY面とし、鉛直方向をZ方向としている。
図1に示すように、本実施の形態においては、基板処理装置は、基板の搬出入を行うインデクサIDと、基板に処理を行う複数の処理ユニットおよび各処理ユニットに基板を搬送する基板搬送手段が配置されるユニット配置部MPと、図示しない露光装置とユニット配置部MPとの間で基板の搬入/搬出を行うために設けられているインターフェイスIFとから構成されている。
ユニット配置部MPは、最下部に、薬剤を貯留するタンクや配管等を収納するケミカルキャビネット11を備え、この上側であってその4隅には、基板に処理液による処理を施す液処理ユニットとして、基板を回転させつつレジスト塗布処理を行う塗布処理ユニットSC1、SC2(スピンコータ)と、露光後の基板の現像処理を行う現像処理ユニットSD1、SD2(スピンデベロッパ)とが配置されている。さらに、これらの液処理ユニットの上側には、基板に熱処理を行う多段熱処理ユニット20が装置の前部及び後部に配置されている。なお、装置の前側(Y方向の負の向き側)であって両塗布処理ユニットSC1、SC2の間には、基板処理ユニットとして、基板に純水等の洗浄液を供給して基板を回転洗浄する洗浄処理ユニットSS(スピンスクラバ)が配置されている。
塗布処理ユニットSC1、SC2や現像処理ユニットSD1、SD2に挟まれた装置中央部には、周囲の全処理ユニットにアクセスしてこれらとの間で基板の受け渡しを行うための基板搬送手段として、搬送ロボットTR1が配置されている。この搬送ロボットTR1は、鉛直方向に移動可能であるとともに中心の鉛直軸回りに回転可能となっている。この搬送ロボットTR1についてはさらに後述する。
なお、ユニット配置部MPの最上部には、クリーンエアのダウンフローを形成するフィルタファンユニットFFUが設置されている。多段熱処理ユニット20の直下にも、液処理ユニット側にクリーンエアのダウンフローを形成するフィルタファンユニットFFUが設置されている。
次に、図2は、図1の処理ユニットの配置構成を説明する図である。塗布処理ユニットSC1の上方には、多段熱処理ユニット20として、6段構成の熱処理ユニットが配置されている。これらのうち、最下段より数えて1段目の位置には基板の冷却処理を行うクールプレート部CP1が設けられており、2段目,3段目についても同様にクールプレート部CP2,CP3が設けられている。そして、4段目には、基板に対して密着強化処理を行う密着強化部AHが設けられ、5段目と6段目の位置には、基板の加熱処理を行うホットプレート部HP1,HP2が設けられている。
塗布処理ユニットSC2の上方にも、多段熱処理ユニット20として、6段構成の熱処理ユニットが配置されている。これらのうち、最下段より1段目から3段目の位置にはクールプレート部CP4〜CP6が設けられており、4段目から6段目の位置にはホットプレート部HP3〜HP5が設けられている。
現像処理ユニットSD1の上方にも、多段熱処理ユニット20として、4段構成の熱処理ユニットが配置されている。このうち、最下段より1段目,2段目の位置にはクールプレート部CP7,CP8が設けられており、3段目,4段目の位置にはホットプレート部HP6,HP7が設けられている。なお、最上段側の2段は、本実施形態の装置の場合、空状態となっているが、用途及び目的に応じてホットプレート部やクールプレート部、又はその他の熱処理ユニットを組み込むことができる。
現像処理ユニットSD2の上方にも、多段熱処理ユニット20として、2段構成の熱処理ユニットが配置されている。このうち、最下段より1段目の位置には、クールプレート部CP4が設けられており、2段目の位置には、基板に対して露光後のベーキング処理を行う露光後ベークプレート部PEBが設けられている。この場合も、露光後ベークプレート部PEBより上段側は空状態となっているが、用途及び目的に応じてホットプレート部やクールプレート部、又はその他の熱処理ユニットを組み込むことができる。
そして、上記の液処理ユニットや熱処理ユニット間をユニット配置部MPの中央部に設けられた搬送ロボットTR1が順次に搬送することによって基板に対して所定の処理を施すことができる。
なお、インターフェイスIFは、ユニット配置部MPにおいてレジストの塗布が終了した基板を露光装置側に渡したり露光後の基板を露光装置側から受け取るべく、かかる基板を一時的にストックする機能を有し、図示を省略しているが、搬送ロボットTR1との間で基板を受け渡すロボットと、基板を載置するバッファカセットとを備えている。
<2.搬送ロボットの構成1>
次に、搬送ロボットTR1について説明する。図3は、搬送ロボットTR1の外観斜視図である。この搬送ロボットTR1は、基板Wを保持する一対の搬送アーム31a,31bを水平方向に移動させる水平移動機構と、伸縮しつつ鉛直方向に移動させる伸縮昇降機構と、鉛直軸周りに回転させる回転駆動機構とを備えている。そして、これらの機構によって搬送アーム31a,31bは3次元的に移動することが可能である。
本発明にかかる基板処理装置の搬送ロボットTR1の伸縮昇降機構は、後述するいわゆるテレスコピック型の伸縮機構であり、カバー41dをカバー41cに収納可能であり、カバー41cをカバー41bに収納可能であり、カバー41bをカバー41aに収納可能である。そして、搬送アーム31a,31bを降下させる際には、カバーを順次に収納していくことができ、逆に、搬送アーム31a,31bを上昇させる際には収納した状態のカバーが順次に引き出されるように実現されている。これらのカバー41a〜41dは内部に設けられている伸縮昇降機構が、動作する際に発生する粉塵を搬送ロボットTR1の外部に出さないために設けられており、これにより基板へのパーティクルの付着を抑制することができる。
また、この搬送ロボットTR1は基台44上に設置されており、基台44の中心を軸として回転することができるように回転駆動機構が構成されている。なお、基台44に固定された状態で、固定カバー43が取り付けられている。
図4,図5は、搬送ロボットTR1の動作を説明するための側面断面図であり、図4は、伸縮昇降機構が伸長した状態を示しており、図5は、伸縮昇降機構が収縮した状態を示している。図に示すように、この搬送ロボットTR1の内部は、上記のようにテレスコピック型の多段入れ子構造となっている。そして、収縮時において、昇降部材42aは昇降部材42bに収納され、昇降部材42bは昇降部材42cに収納され、昇降部材42cは昇降部材42dに収納され、昇降部材42dは固定部材42eに収納されるように構成されている。
例えば、昇降部材42aと昇降部材42bとの関係をみると、昇降部材42aは昇降部材42bに収納されるため、昇降部材42bが収納部材となり、昇降部材42aが被収納部材となっている。また、昇降部材42bと昇降部材42cとの関係をみると、昇降部材42bは昇降部材42cに収納されるため、昇降部材42cが収納部材となり、昇降部材42bが被収納部材となっている。
そして、昇降部材42b,42c,42dには、それぞれプーリ47a,47b,47cが取り付けられている。これらプーリ47a,47b,47cには、ベルトL3,L2,L1が掛架されている。そして、ベルトL1の一端は固定部材42eの上部に固定されており、他端は昇降部材42cの下部に固定されている。同様に、ベルトL2は昇降部材42dの上部と昇降部材42bの下部に固定されており、ベルトL3は昇降部材42cの上部と昇降部材42aの下部に固定されている。
そして、回転台45上に設置されたモータ等の駆動機構D1を駆動することにより、支持部材48が昇降し、この支持部材48に固着された昇降部材42dが昇降する。ここで、伸縮昇降機構を伸長することにより搬送アーム31a,31bを上昇させる場合について説明する。まず、駆動機構D1の駆動により、支持部材48が上昇し、同時に、昇降部材42dが上昇する。昇降部材42dが上昇するとそれに取り付けられていたプーリ47cも同時に上昇する。上記のようにベルトL1の一端が固定部材42eに固定されているとともにベルトL1の長さは一定であるため、プーリ47cが上昇するとベルトL1に引き上げられるようにして昇降部材42cが上昇する。昇降部材42cが上昇するとそれに取り付けられていたプーリ47bが上昇し、ベルトL2に引き上げられるようにして昇降部材42bが上昇する。昇降部材42bが上昇するとそれに取り付けられていたプーリ47aが上昇し、ベルトL3に引き上げられるようにして昇降部材42aが上昇する。このようにして、昇降部材42aの上側に設置されている搬送アーム31a,31bを上昇させることができる。
また、伸縮昇降機構を収縮することにより搬送アーム31a,31bを下降させる場合については、上記と逆に、駆動機構D1の駆動により、支持部材48を下降させるようにすれば、各昇降部材が順次に連動して下降し、収納部材となる昇降部材は、その内側に被収納部材となる昇降部材を収納する。
なお、カバー41a〜41dは、それぞれ昇降部材42a〜42dに取り付けられており、これらカバー41a〜41dの昇降動作は、昇降部材42a〜42dの動作に連動している。また、カバー41aは、伸縮昇降機構の上面も覆うように形成されているが、その他のカバー41b,41c,41dは、伸縮昇降機構の側面のみを覆うように形成されており、昇降部材42a〜42dとはプーリやベルト等の可動部の動作を妨げないような状態で接続されている。
また、モータ等の駆動機構D1を駆動することにより、支持部材48を昇降させる機構は、例えばラックとピニオンを用いてモータの回転動作を昇降動作に変換するようにしても良いし、その他の方法を用いても良い。
そして、駆動機構D2は、回転台45を基台44の軸Gを中心に回転させるための駆動機構であり、モータ等によって構成されている。従って、回転台45が軸Gを中心に回転することによって、搬送アーム31a,31bが軸Gを中心として回転することが可能となっている。
このように搬送ロボットTR1は、テレスコピック型の多段入れ子構造の伸縮昇降機構を有しているため、各処理ユニットに基板の搬送を行うための高さが高くなったとしても、多段入れ子構造の数を多くすれば、搬送ロボットTR1の収納時の高さや収納時における幅方向のスペースを抑制することができ、ひいては基板処理装置のフットプリントの増大を抑えることができる。また、高さ寸法が高い基板処理装置であっても、各処理部に基板を搬出入することが可能であり、装置の輸送時にも搬送ロボットTR1の再組立・調整が不必要となる。
次に、搬送ロボットTR1の搬送アーム31a,31bについて説明する。図6は、搬送アーム31a,31bの構造を示す図である。
ステージ35上には、ほぼ同一構造の2個の搬送アーム31a,31bが取り付けられている。各搬送アーム31a,31bは屈伸動作を行い、各搬送アーム31a,31bの先端側に連結された第1アームセグメント34a,34bは、それぞれステージ35に対する姿勢を維持しつつ水平方向に直進する。なお、第1アームセグメント34a,34bは第2アームセグメント33a,33bに連結されており、第2アームセグメント33a,33bは第3アームセグメント32a,32bに連結されている。各アームセグメントは、搬送アーム31a,31bの動作において互いに干渉しないように構成されている。そして、各搬送アーム31a,31bを互い違いに屈伸させれば、正面にある処理ユニット中の処理済み基板Wを取り出して、未処理の基板Wをこの処理ユニット中に搬入することができる。
これら各搬送アーム31a,31bのそれぞれは、図7に示すような構成となっている。図7は、搬送アーム31bの内部構造を示す側方断面図である。なお、搬送アーム31aについても同様の構成であることは言うまでもない。搬送アーム31bは、基板Wを載置する先端側の第1アームセグメント34bと、この第1アームセグメント34bを水平面内で回動自在に支持する第2アームセグメント33bと、この第2アームセグメント33bを水平面内で回動自在に支持する第3アームセグメント32bと、この第3アームセグメント32bを水平面内で回動させる回転駆動装置59と、この回転駆動装置59によって第3アームセグメント32bを回動させたときに第2アームセグメント33b及び第1アームセグメント34bに動力を伝達してこれらの姿勢および移動方向を制御する屈伸機構である動力伝達手段46とが設けられている。
第1アームセグメント34bの基端部には、第1回動軸51が下方に垂設固定されている。また、第2アームセグメント33bの先端部には、第1回動軸51を回動自在に軸受けする第1軸受け孔52が穿設されている。また、第2アームセグメント33bの基端部には、第2回動軸53が下方に垂設固定されている。第3アームセグメント32bは、第2アームセグメント33bと同じ長さ寸法に設定されており、その先端部には、第2回動軸53を回動自在に軸受けする第2軸受け孔54が穿設されている。また、第3アームセグメント32bの基端部には、回転駆動装置59の回転力が伝達される第3回動軸55が、下方に向けて垂設固定されている。
動力伝達手段46は、第1回動軸51の下端に固定された第1プーリ61と、第2軸受け孔54の上面側において第2回動軸53に固定された第2プーリ62と、第1プーリ61と第2プーリ62との間に掛架された第1ベルト63と、第2回転軸53の下端に固定された第3プーリ64と、第3アームセグメント32bに固定されて第3回動軸55を遊嵌する第4プーリ65と、第3プーリ64と第4プーリ65との間に掛架された第2ベルト66とを備えている。
ここで、第1プーリ61の径と第2プーリ62の径とは2対1に設定され、また、第3プーリ64の径と第4プーリ65の径とは1対2に設定されている。また、第1回動軸51から第2回動軸53までの距離と、第2回動軸53から第3回動軸55までの距離は、同一の長さRに設定されている。
図8は、搬送アーム31bの動作を概念的に説明する図である。図7,図8により動作について説明すると、回転駆動装置59が第3回動軸55を介して第3アームセグメント32bを角度αだけ反時計回りに回動させると、第3アームセグメント32bの先端部に軸受された第2回動軸53は、第2ベルト66及び第3プーリ64を通じて第3回動軸55の2倍の角度β=2αだけ時計回りに回動する。これによって、第2アームセグメント33bの先端部に軸受けされた第1回動軸51は、水平方向に直進する。この際、第1回動軸51は、第2プーリ62及び第1ベルト63を通じて回動角を制御されている。ここで、第2アームセグメント33bを基準とすると、第1回動軸51は、第2回動軸53の1/2倍の角度γ=αだけ反時計回りに回動することになるが、第2アームセグメント33b自体が回動しており、結果的に、第1アームセグメント34bは、回転駆動装置59に対する姿勢を維持しながら直進する。
このように、この搬送ロボットTR1は、基板Wを保持する一対の搬送アーム31a,31bを水平方向に移動させる水平移動機構と、伸縮しつつ鉛直方向に移動させる伸縮昇降機構と、鉛直軸周りに回転させる回転駆動機構とを備えており、これらの機構によって搬送アーム31a,31bは3次元的に移動することができ、基板Wを任意の処理ユニットに搬送することが可能である。
<3.搬送ロボットの構成2>
図4および図5に示した搬送ロボットTR1の側面断面図では、回転駆動機構が最下段に設置され、回転駆動機構によって回転する回転台45上に伸縮昇降機構が設けられ、さらに伸縮昇降機構の上部に水平移動機構が設けられている。すなわち、搬送ロボットTR1の下部から上部にかけて回転駆動機構,伸縮昇降機構,水平移動機構の順序で設置されている。
しかし、この実施の形態の搬送ロボットTR1の構成は、上記のようなものに限定するものではなく、図9に示すような構成としても良い。図9は、搬送ロボットTR1の側面断面図であり、図4とは異なる構成を示している。
図9に示す搬送ロボットTR1では、伸縮昇降を行うための駆動機構D1および固定部材42eは、基台44上に固定された状態で設置されている。そして、伸縮昇降機構の上部に固定台36が設置されている。さらに固定台36の上側には固定台36に対して回動可能なステージ35が設けられている。ステージ35の内部には、固定台36の内側に形成されたガイド部分に沿ってステージ35を回動させる駆動機構D2が設けられている。従って、駆動機構D2の駆動によって、ステージ35から上側部分が鉛直方向の回転軸Gを中心に回転する。そして、ステージ35が回転することによって搬送アーム31a,31bも回転軸Gを中心に回転する。
なお、図9には、搬送アーム31a,31bを駆動する回転駆動装置59を示しているが、この回転駆動装置59はそれぞれの搬送アーム31a,31bについて1個ずつ設けられる。また、回転駆動機構以外の機構部(伸縮昇降機構,水平移動機構)は、上述した内容と同様であるため、その説明を省略する。
このように、図9に示す搬送ロボットTR1は、図6に示したステージ35の内部にステージ35を回動させる駆動機構D2が設けられ、伸縮昇降機構の上部に回転駆動機構が設けられた構成である。従って、回転駆動機構が動作しても伸縮昇降機構は回転動作を行わない。
ここで、図4,図5に示した構成のように搬送ロボットTR1の下部から上部にかけて回転駆動機構,伸縮昇降機構,水平移動機構の順序で設置されていると、伸縮昇降機構が最大に伸長した状態で回転駆動機構が動作する場合は、搬送ロボットTR1のほぼ全体が回転するため、搬送ロボットTR1の鉛直軸に対する振れが問題となる可能性がある。
しかし、搬送ロボットTR1を図9に示すように回転駆動機構を伸縮昇降機構の上部に設けて実現すると、伸縮昇降機構が最大に伸長した状態で回転駆動機構が動作する場合であっても伸縮昇降機構は回転しないため、回転に伴う振れが生じる可能性が非常に小さくなる。また、ステージ35の安定した回転を実現することができるので、回転角の精度や回転速度をさらに向上させることができる。また、駆動機構D2として必要な動力が小さいので、回転駆動機構の消費する電力も小さくなるという効果も生じる。
また、図9のような構成の搬送ロボットTR1とすると、搬送アーム31a,31bを軸G周りに回転させる際に、固定台36から下側部分については回転しないので、搬送ロボットTR1のほぼ全体が回転する場合と比べてユニット配置部MP内の気流の乱れを抑えることができる。
また、一般に、回転動作を伴う回転駆動部から外部にケーブルを引き出す場合には、回転動作を考慮した複雑なケーブル配置となるが、図9のような搬送ロボットTR1の構成とすることにより、そのような複雑なケーブル配置を伸縮昇降機構の昇降部材42a〜42dの内側に納めることができるため、搬送ロボットTR1の外部に導き出されるケーブルについては回転動作等を考慮する必要がなく、そのケーブル配置を簡単にすることができる。
さらに、駆動機構D2等が故障した場合には、固定台36より上側部分を搬送ロボットTR1から取り外して修理することが可能となり、メンテナンス性能も向上する。
このように搬送ロボットTR1を構成するにあたって回転駆動機構を伸縮昇降機構の上部に設けることにより、上記のような特有の効果を生ずるので、さらに好ましい実施形態となる。
<4.搬送ロボットの動作>
図10および図11は搬送ロボットTR1の昇降動作を説明する図であり、図10は当該搬送ロボットTR1が液処理ユニットにアクセスするとき、また図11は多段熱処理ユニット20にアクセスする様子を示す。
まず、図10に示すように、搬送ロボットTR1が液処理ユニットにアクセスするときは、テレスコピック型の伸縮昇降機構40が縮んだ状態となり、搬送アーム31a,31bが液処理ユニットと所定の高さ位置P1で基板の受け渡しを行うことができるように高さ調整される。そして、搬送アーム31aまたは搬送アーム31bを液処理ユニットに差し入れて基板の受け渡しを行う。
一方、図11に示すように、搬送ロボットTR1が多段熱処理ユニット20にアクセスするときは、テレスコピック型の伸縮昇降機構40が伸長した状態となる。そして、多段熱処理ユニット20の最上段に設けられた熱処理ユニットにアクセスする場合は、搬送アーム31a,31bが熱処理ユニットと所定の高さ位置P2で基板の受け渡しを行うことができるように高さ調整される。
液処理ユニットまたは熱処理ユニットのいずれにアクセスする場合であっても、搬送ロボットTR1の回転駆動機構によって搬送アーム31a,31bを鉛直軸回りに回転させて対象となる処理ユニットに対向させ、水平移動機構によって搬送アーム31a,31bを前後に移動させて基板の受け渡しを行う。なお、回転駆動機構は、図4,図5のように搬送ロボットのほぼ全体を回転させるものであっても良いし、また、図9のように搬送アーム31a,31bが設けられたステージを含むそれより上側部分を回転させるものであっても良い。
以上説明したような基板処理装置は、処理ユニットを多段に配置し高さが高いため、これを輸送する際には装置を上下方向で2分割(例えば、フィルタファンユニットFFUと多段熱処理ユニット20との間で分割)し、それぞれの部分を別個に輸送する。そして、このときにテレスコピック型の伸縮昇降機構40を最も収縮した状態にしておけば、搬送ロボットTR1の高さは最小となる。従って、その高さが輸送手段における荷物の高さ制限以下であれば、搬送ロボットTR1を分割後の装置の下側部分に設置した状態のまま輸送することができ、再組立・調整の必要はなくなる。
また、パンタグラフ構造を採用した場合のように、鉛直方向のストロークを大きくしようとする際のパンタグラフリンクの厚さや、収縮時のフットプリントが問題となることはない。
従って、この実施の形態の搬送ロボットを適用した基板処理装置では、高さ寸法が高い基板処理装置であっても、各処理部に基板を搬出入することが可能であるとともに装置のフットプリントを抑制することができ、さらに装置の輸送時にも搬送ロボットの再組立・調整の必要のない基板処理装置を実現することができる。
<5.変形例>
上記のように伸縮昇降機構を有する構造の搬送ロボットは、ユニット配置部MP内の搬送ロボットに限らず、その他の基板の搬送を行うロボットに適用することができる。
図12および図13は、図1のインデクサIDにおいてカセットから基板を取り出してユニット配置部MPとの所定の受渡位置に基板を搬送したり、ユニット配置部MPで所定の処理が終了した基板を上記受渡位置で受け取ってカセットへの収容を行う移載ロボットTR2の概要を示す斜視図である。図12,図13に示すように、移載ロボットTR2の搬送アーム75は、雄ねじ77,ガイドレール76等からなるY軸方向の駆動機構であるY駆動機構によって±Y方向に移動することが可能となっている。
また、基台74に設けられたZ軸方向の駆動機構である伸縮昇降機構により、±Z方向に昇降可能になっている。この伸縮昇降機構は、ユニット配置部MP内の搬送ロボットTR1と同様の構造となっている。すなわち、いわゆるテレスコピック型の伸縮機構であり、カバー71aがカバー71bを収納し、カバー71bがカバー71cを収納し、カバー71cがカバー71dを収納するように構成されている。そして、搬送アーム75を降下させる際には、カバーを順次に収納していき、逆に、搬送アーム75を上昇させる際には収納した状態のカバーが順次に引き出されるような構成となっている。そして、図12に示す移載ロボットTR2では、伸縮昇降機構も含むそれより上部が回転駆動機構により鉛直方向の回転軸を中心として回転することが可能なように実現されており、図13に示す移載ロボットTR2では、搬送アーム75が設けられたステージ78を含むそれより上部がステージ78内部に設けられた駆動機構により鉛直方向の回転軸Gを中心として回転することが可能なように実現されている。なお、この伸縮昇降機構や回転駆動機構の詳細は、図4,図5,図9で説明したものと同様であるため、その説明を省略する。このように、インデクサIDの移載ロボットTR2においてもテレスコピック型の多段入れ子構造として伸縮昇降機構を実現することができる。
さらに、搬送アーム75は、屈伸動作を行うことによって水平方向に基板を搬送することが可能となっている。この搬送アーム75の動作についても、図7,図8で説明したものと同様である。
このような移載ロボットTR2を搭載したインデクサIDと、上述の搬送ロボットTR1を搭載したユニット配置部MPとにおける基板の受け渡し動作について説明する。図14は、ユニット配置部MP内における基板Wの搬送、インデクサID内における基板の搬送、ユニット配置部MP及びインデクサID間における基板の受け渡しを説明する図である。
インデクサIDに設けた移載ロボットTR2は、ユニット配置部MP側の搬送ロボットTR1との間で基板の受け渡しを行う。この移載ロボットTR2は、ユニット配置部MP側の搬送ロボットTR1によって受け渡しポジションP3まで搬送されてきた基板Wを受け取ってカセットCA中に収納するとともに、カセットCA中の基板WをカセットCA外に取り出し、受け渡しポジションP3まで移動させて搬送ロボットTR1に渡す。すなわち、移載ロボットTR2は、全体として、インデクサIDに設けた通路上をY方向に往復移動可能となっている。そして、図示の位置では、基板を保持する移載アームをZ軸及びX軸方向に沿って移動させて正面の搬送ロボットTR1との間で基板Wの受け渡しを行う。一方、移載ロボットTR2が図示の位置から±Y方向に移動するとともに回転し、いずれかのカセットCAの正面に対向する状態となると、搬送アームが±Z方向及び−X方向に移動してカセットCAとの間で基板Wの受け渡しを行う。
また、ユニット配置部MPの中央に設けた搬送ロボットTR1は、受け渡しポジションP3で移載ロボットTR2から受け取った基板Wを周囲の処理ユニットに渡す。
なお、インデクサIDやインターフェイスIFに関しては、受け渡しポジションP3,P4において基板の交換が行われる。すなわち、搬送ロボットTR1は、ユニット配置部MPにおいて所定の処理を終了した基板Wを受け渡しポジションP4まで移動させてここでインターフェイスIFとの間の基板交換を行う。また、搬送ロボットTR1は、全ての処理を終了した基板Wを受け渡しポジションP3まで移動させてここでインデクサIDとの間の基板交換を行う。
また、インターフェイスIFは既述のように露光装置とユニット配置部MPとの間で基板の搬入/搬出を行うために設けられているため、露光装置から基板を受け取ってユニット配置部MPの受け渡しポジションP4に搬送したり、受け渡しポジションP4から基板を受け取って露光装置に搬送したりするための基板の搬送ロボットがインターフェイスIF内にも設けられる。このインターフェイスIF内の搬送ロボットも図12又は図13に示すようなインデクサIDの移載ロボットTR2と同様の構成を適用することができる。
つまり、インデクサIDやインターフェイスIFのようにユニット配置部MPに対して基板を搬入したり、搬出したりする基板搬入搬出装置においても、この実施の形態で示した伸縮昇降機構を有する搬送ロボットを適用することができ、この場合は、さらに、図12又は図13に示すように、雄ねじ77,ガイドレール76等からなるY軸方向の駆動機構を備えることが好ましい。
この発明の実施の形態である基板処理装置を説明する平面図及び正面図である。 図1の装置を構成する処理ユニットの配置を説明する図である。 図1の装置のユニット配置部における搬送ロボットを示す外観斜視図である。 図1の装置のユニット配置部における搬送ロボットの内部構造を示す側面断面図である。 図1の装置のユニット配置部における搬送ロボットの内部構造を示す側面断面図である。 図1の装置のユニット配置部における搬送ロボットの搬送アームを示す斜視図である。 図6の搬送アームの伸縮機構を説明する図である。 図7の搬送アームの動作を説明する図である。 図4,図5とは異なる構成の搬送ロボットの内部構造を示す側面断面図である。 図3の搬送ロボットが液処理ユニットにアクセスするときの昇降動作を説明する図である。 図3の搬送ロボットが多段熱処理ユニットにアクセスするときの昇降動作を説明する図である。 インデクサやインターフェイス等の基板搬入搬出装置における搬送ロボットを示す外観斜視図である。 インデクサやインターフェイス等の基板搬入搬出装置における搬送ロボットを示す外観斜視図である。 インデクサとユニット配置部との間の基板の受け渡し等を説明する図である。
符号の説明
31a,31b,75 搬送アーム
41a〜41d,71a〜71d カバー
44,74 基台
42a〜42d 昇降部材
42e 固定部材
45 回転台
47a〜47c プーリ
76 ガイドレール
77 雄ねじ
L1,L2,L3 ベルト
D1,D2 駆動機構
TR1 搬送ロボット
TR2 移載ロボット
ID インデクサ
MP ユニット配置部
IF インターフェイス
W 基板

Claims (6)

  1. 基板処理装置であって、
    (a) 基板に対して所定の処理を施す処理ユニットと、前記処理ユニットに前記基板を受け渡す第1の基板搬送ロボットと、を有するユニット配置部と、
    (b) 第2の基板搬送ロボットを有し、カセットとの間で前記基板の受渡しを行うとともに、前記ユニット配置部内の基板受渡しポジションにて前記第1の基板搬送ロボットとの間で前記基板の受渡しを行う基板搬入搬出部と、
    を備え、
    前記第1および第2の基板搬送ロボットのそれぞれは、
    基板を保持する搬送アームと、
    前記搬送アームを昇降させる昇降機構と、
    前記搬送アームを鉛直軸周りに回転させる回転駆動機構と、
    を有し、
    前記搬送アームは、互いに連結された複数のアームセグメントを屈伸動作することによって前記基板を水平方向に移動させることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記処理ユニットは、高さ方向に積層されており、前記第1の基板搬送ロボットの周囲を囲むように配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記第1の基板搬送ロボットの昇降機構は、収納部材と当該収納部材に収納される被収納部材とを含み、前記収納部材と前記被収納部材との相対的な伸縮昇降動作により前記搬送アームを昇降させることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第2の基板搬送ロボットの昇降機構は、収納部材と当該収納部材に収納される被収納部材とを含み、前記収納部材と前記被収納部材との相対的な伸縮昇降動作により前記搬送アームを昇降させることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の基板処理装置において、
    前記第1および第2の基板搬送ロボットのうち、前記収納部材と前期被収納部材との相対的な伸縮昇降動作により前記搬送アームを昇降させるものは、
    収納カバー部材と当該収納カバー部材に収納される被収納カバー部材とを含み、前記昇降機構の昇降動作に連動して収納カバー部材と被収納カバー部材との収納状態が変動して伸縮するとともに、前記昇降機構の周囲を覆う状態に設けられたカバー、
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記回転駆動機構は、前記昇降機構の上部に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
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