JP2022041014A - ストッパー解除装置及び搬送ライン - Google Patents

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Abstract

Figure 2022041014000001
【課題】コンパクトなストッパー解除装置を提供する。
【解決手段】ストッパー解除装置1は、台座部30と、台座部30に水平方向に移動可能に設けられ上方のストッパー13に到達すべく上下方向にテレスコピック状に伸縮駆動される伸縮部31と、伸縮部31に設けられストッパー13に係合すべく水平方向に延出される係合部32と、伸縮部31をストッパー13に近接離間させるべく前記水平方向に移動させるアクチュエータ33とを備え、伸縮部31が、複数のシリンダ35と、シリンダ35同士を直列に連結すると共に、連結したシリンダ35同士を縮退時に並列に配置させる連結部材36とを備える。
【選択図】図7

Description

本開示は、パレットの水平移動を規制するためのストッパーを解除するストッパー解除装置及びそのストッパー解除装置を備えた搬送ラインに関する。
工場等の搬送ラインには、コンベア等に載置されたパレットの落下を防止するためのストッパーを備えるものがある。例えばストッパーとしては、コンベア等に上下方向に出没自在に設けられ上方に突出されたときパレットの側面等に当接されるピン部材を備えるものが考えられる。
実開昭61-89449号公報 実公昭62-043705号公報
ところで、パレットを搬送ラインから水平方向に移動させて台車等に搬出する際には、ストッパーを解除する必要がある。これを省力化するために、ストッパーのピン部材をアクチュエータで上げ下げすることが考えられるが、アクチュエータのストローク量が大きいと設備全体が大きくなるおそれがある。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、コンパクトなストッパー解除装置及びそのストッパー解除装置を備えた搬送ラインを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
台座部と、
前記台座部に水平方向に移動可能に設けられ上方のストッパーに到達すべく上下方向にテレスコピック状に伸縮駆動される伸縮部と、
前記伸縮部に設けられ前記ストッパーに係合すべく水平方向に延出される係合部と、
前記伸縮部を前記ストッパーに近接離間させるべく水平方向に移動させるアクチュエータとを備え、
前記伸縮部は、3段以上の複数段に伸縮自在に形成された
ことを特徴とするストッパー解除装置が提供される。
好ましくは、前記伸縮部は、上下3段以上の各段をそれぞれ構成する複数のシリンダと、上下に隣接する段の前記シリンダ同士を直列に連結する複数の連結部材とを備え、前記連結部材は、これが連結する上段側のシリンダ及び下段側のシリンダのうち、下段側のシリンダを縮退させたとき前記上段側のシリンダを前記下段側のシリンダと並列に配置させるように構成される。
好ましくは、前記複数のシリンダは、そのピストンロッドがシリンダ部より上方に位置するように配置され、前記連結部材は、下段側のシリンダのピストンロッドと上段側のシリンダのシリンダ部を連結するように形成される。
好ましくは、前記伸縮部が、上下方向の伸縮をガイドするガイド機構を備える。
好ましくは、前記係合部は、水平方向に伸縮自在に形成される。
また、本開示の一の態様によれば、
床上に設置された支持脚と、
前記支持脚上に一対並行に設けられたコンベアと、
一対の前記コンベアに跨がって載置されるパレット台と、
前記パレット台上に形成されパレットを載置するためのパレット載置部と、
前記パレット台の上部に上下方向に移動自在に設けられ、上方に移動されたとき前記パレットを係止し下方に移動されたとき前記パレットの係止を解除するストッパと、
請求項1から5のいずれか一項に記載のストッパー解除装置とを備え、
前記ストッパー解除装置は、前記コンベア間に前記伸縮部を位置させるように前記床上に設けられた
ことを特徴とする搬送ラインが提供される。
上記の態様によれば、コンパクトなストッパー解除装置及びそのストッパー解除装置を備えた搬送ラインを提供できる。
本開示の一実施の形態に係る搬送ラインの斜視図である。 台車が搬入出位置に到達した搬送ラインの斜視図である。 台車の側面断面図である。 搬送ラインの要部概略平面図である。 収納状態のストッパー解除装置の斜視図である。 図5のB-B線矢視断面図である。 伸張状態のストッパー解除装置の斜視図である。 図7のC-C線矢視断面図である。 図4のA-A線矢視断面図である。 図9の状態から上方に伸張したストッパー解除装置の断面図である。 図10の状態から水平移動したストッパー解除装置の断面図である。 図11の状態からストッパーを解除したストッパー解除装置の断面図である。 図12の状態からパレットを搬出した搬送ラインの断面図である。 他の実施の形態を示すストッパー解除装置の斜視図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右上下の各方向は、図2に示すように、コンベアライン4から移送台車5にパレット3を搬出する方向を前方とし、これを基準としていうものとする。ただし、本実施の形態における各方向は、説明の便宜のために用いるものであり、後述する部材間の相対的な位置関係を表す。
図1及び図2は本実施の形態に係るストッパー解除装置1が適用される搬送ライン2の斜視図である。まず、搬送ライン2について説明する。
図1及び図2に示すように、搬送ライン2は、パレット3を搬送するコンベアライン4と、コンベアライン4上のパレット3を移送台車5に搬出したり移送台車5上のパレット3をコンベアライン4上に搬入したりするためのパレット搬入出装置6とを備える。
パレット3は、自動車部品等のワーク7を載置するためのものである。本実施の形態にあっては、ワーク7は、ドラム形状であり、支持台8(図3参照)を介してパレット3上に載置される。パレット3は、上面視長方形の四隅に面取りを施した形状、すなわち、前辺、後辺、左辺及び右辺の長さが概ね同じであり、これら各辺に対して傾斜される斜辺が前記各辺より短い八角形状に形成される。パレット3は、水平な板状に形成される底部3aと、底部3aの外周縁から屈曲されて上方に延びる縁壁部3bとを備える。
コンベアライン4は、床60上に設置される支持脚9と、支持脚9上に一対並行して設けられるコンベア10と、これらコンベア10に跨がって載置されるパレット台11と、パレット台11上に形成されパレット3を載置するためのパレット載置部12と、パレット台11の上部に上下方向に移動自在に設けられるストッパー13と、ストッパー13を解除するためのストッパー解除装置1とを備える。
図2及び図9に示すように、支持脚9は、前後方向に離間して配置される脚部9aと、脚部9aの上端間に掛け渡して設けられる梁部9bとを備える。
コンベア10は、ローラコンベアで構成される。一対のコンベア10は、軌道状に並行して配置されると共に、前後方向に離間して配置される。また、コンベア10間には、走行するパレット台11をガイドするための走行ガイド14が設置される。走行ガイド14は、棒材で構成され、コンベア10と並行して延びる。走行ガイド14は、一対並行に配置される。
パレット台11は、台車で構成される。パレット台11は、棒状のフレームを枠体状に組み付けて形成される台車本体15と、台車本体15の下端に左右方向に延びて設けられコンベア10上に載るソリ部16と、図示しない車輪とを備える。台車本体15は複数のパレット3(本実施の形態にあっては3つ)を左右方向に並べて載置できるように左右方向に長く形成される。また、台車本体15を構成する棒状のフレームのうち、前端に位置される前柱部15aは、台車本体15上に載置されるパレット3の隅部に対応するように配置される。ソリ部16は、一対の走行ガイド14を外側から挟むように配置される。これにより、走行ガイド14がソリ部16をガイドする。
パレット載置部12は、ローラコンベアで構成される。パレット載置部12は、前後に離間して配置される一対の軸受け部17と、これら軸受け部17間に掛け渡して設けられる複数のローラ18とを備える。パレット載置部12は、パレット台11の左右両端間に亘って延びる。また、図1に示すように、パレット載置部12上には、パレット3を載置するためのエリアLA、CA、RAが予め複数設定されている。具体的には、パレット載置部12上に設定されるエリアLA、CA、RAは、パレット載置部12の左端位置に形成される左端エリアLAと、パレット載置部12の左右方向の中央位置に形成される中央エリアCAと、パレット載置部12の右端位置に形成される右端エリアRAである。
図3に示すように、ストッパー13は、パレット台11に設けられる昇降ガイド19に昇降自在に設けられる。昇降ガイド19は、上下に延びる筒状に形成され、それぞれの前柱部15aに設けられる。図4に示すように、昇降ガイド19は、上面視において、パレット載置部12の左端エリアLA、中央エリアCA及び右端エリアRAに配置されるパレット3の前方であって、かつ、左右方向の位置がパレット3の前側の各斜辺3cと重なる位置となるように配置されている。
図3に示すように、ストッパー13は、左右方向に隣り合う一対の昇降ガイド19に上下方向に移動可能に挿通されるピン部材20と、これらピン部材20間に掛け渡して設けられるハンドル部21と、それぞれのピン部材20に昇降ガイド19より上方に位置して設けられるフランジ部22とを備える。
ピン部材20は、上下方向に延びるロッド状に形成される。また、ピン部材20は断面円形に形成される。ピン部材20の上端部は、上方に向かうにつれて縮径される円錐状に形成される。ハンドル部21は、昇降ガイド19より下方のピン部材20間に設けられる。フランジ部22は、後述するスプリング23を受けるためのものであり、ピン部材20から径方向外方に延びる。スプリング23は、コイルスプリングで構成され、フランジ部22及び昇降ガイド19間に圧縮した状態で設けられる。これにより、ストッパー13は、上方に付勢され、昇降ガイド19に係止された状態になっている。図4に示すように、ピン部材20は、パレット載置部12上のパレット3の前側の斜辺3cの前方に近接して配置されており、パレット3が前方に移動されたとき、その斜辺3cに当接してパレット3の前方移動を規制する。
図2及び図9に示すように、パレット搬入出装置6は、コンベアライン4の後方であってパレット台11がパレット搬入出のために停止する位置の後方に設けられる。すなわち、パレット搬入出装置6の前方に隣接するコンベアライン4の位置がパレット搬入出位置Pとなる。パレット台11がパレット搬入出位置Pに停止するとき、パレット搬入出位置Pには、左端エリアLA、中央エリアCA及び右端エリアRAのいずれかが選択的に配置されるようになっている。パレット搬入出装置6は、床60に起立して設けられる支柱24と、支柱24に設けられ前方に伸張自在かつ縮退自在な伸縮駆動部25と、伸縮駆動部25の前端に設けられパレット3に係合されるハンド部26とを備える。
また、コンベアライン4より前方の床60上には、移送台車5を走行させるための二重床61が設置される。二重床61の高さは、コンベア10と概ね同じ高さに設定される。移送台車5は、パレット搬入出位置Pの前方に隣接する二重床61上の位置と図示しないワーク組み付け位置との間で往復走行される。
ところで、パレット3をパレット台11上から水平方向に移動させて移送台車上5に搬出する際には、ストッパー13を解除する必要がある。これを省力化するために、ストッパー13のピン部材20をアクチュエータで上げ下げすることが考えられるが、アクチュエータのストローク量が大きいと設備全体が大きくなるおそれがある。
そこで本実施の形態に係る搬送ライン2は、後述するストッパー解除装置1を備える。ストッパー解除装置1について説明する。
図1及び図2に示すように、ストッパー解除装置1は、パレット搬入出位置Pのコンベア10間に伸縮部31を位置させるように床60上に設けられる。図5、図6、図7及び図8に示すように、ストッパー解除装置1は、台座部30と、台座部30に水平方向に移動可能に設けられ上方のストッパー13に到達すべく上下方向にテレスコピック状に伸縮駆動される伸縮部31と、伸縮部31に設けられストッパー13(図9参照)に係合すべく水平方向に延出される係合部32と、伸縮部31をストッパー13に近接離間させるべく水平方向に移動させるアクチュエータ33とを備える。
台座部30は、板状に形成され、パレット搬入出位置Pの床60上に設置される。台座部30上には、伸縮部31を前後方向にスライド移動させるためのスライド機構34が設けられる。スライド機構34は、台座部30上に前後方向に延びて設けられる一対平行なレール34aと、これらレール34aのそれぞれにスライド自在に設けられるスライダ34bとを備える。
伸縮部31は、上下三段となるようにシリンダ41、42、43を連結して構成される。以下、説明の便宜のため、最下段に位置されるシリンダ41を下段シリンダ41といい、中段に位置されるシリンダ42を中段シリンダ42といい、最上段に位置されるシリンダ43を上段シリンダ43という。また、下段シリンダ41と中段シリンダ42は、第1連結部材44を介して連結される。中段シリンダ42と上段シリンダ43は、第2連結部材45を介して連結される。また、下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43は、概ね同じ構造に形成される。このため、以下に下段シリンダ41の構造について詳しく説明し、中段シリンダ42及び上段シリンダ43の構造については簡単に説明する。
下段シリンダ41は、圧縮空気で作動するガイド機構付きシリンダで構成される。下段シリンダ41は、3本のロッド39、40と、シリンダ部38とを備える。3本のロッド39、40は上面視一列に配置される。また、これら3本のロッド39、40のうち、中央に位置される1本のロッド39はピストンロッド39であり、その他の2本のロッド40はガイドロッド40である。ピストンロッド39はシリンダ部38内のピストン(図示せず)に固定されており、シリンダ部38内に供給される圧縮空気によってシリンダ部38から上下方向に出没される。ガイドロッド40は、シリンダ部38に上下方向に摺動自在に設けられる。これにより、ガイドロッド40は、第1連結部材44の昇降を正確に案内する。下段シリンダ41は、上下方向に伸縮するように起立して配置される。また、下段シリンダ41は、それぞれピストンロッド39及びガイドロッド40がシリンダ部38より上方に位置するように配置される。また、シリンダ部38は、上面視において3本のロッド39、40の並び方向に長い長方形に形成される。
下段シリンダ41は、ストッパー解除装置1の左右両側に間隔を隔てて配置される。これら一対の下段シリンダ41は、基台46上に設けられ、基台46を介して一体に結合される。基台46は、板状に形成され、左右のスライダ34bに跨がって設けられる。下段シリンダ41は、上面視において、ピストンロッド39及びガイドロッド40が前後方向に列ぶ姿勢となるように配置される。
第1連結部材44は、下段シリンダ41のピストンロッド39及びガイドロッド40と、中段シリンダ42のシリンダ部38とを連結させる。第1連結部材44は、一対の下段シリンダ41のピストンロッド39同士を一体に結合させる第1ロッド結合部47と、第1ロッド結合部47に下方に延びて設けられる第1下延部48と、第1下延部48に結合され、中段シリンダ42を支持する第1シリンダ支持部49とを備える。
第1ロッド結合部47は、板状に形成され、一対の下段シリンダ41のピストンロッド39間に掛け渡して設けられる。また、第1ロッド結合部47には、左右の下段シリンダ41の各ガイドロッド40も結合される。第1ロッド結合部47は、上面視で左右方向に長い矩形枠状に形成される。第1ロッド結合部47の中央には、中段シリンダ42を挿通させるための第1シリンダ挿通孔50が形成される。第1シリンダ挿通孔50は、上面視で左右方向に長い矩形状に形成される。
第1下延部48は、ロッド状に形成され、第1シリンダ挿通孔50近傍の第1ロッド結合部47から複数下方に延びる。具体的には、第1下延部48の上端は、第1シリンダ挿通孔50の四隅近傍の第1ロッド結合部47に接続される。すなわち、第1下延部48は、第1ロッド結合部47に前後方向及び左右方向に離間して合計4つ設けられる。第1シリンダ支持部49は、水平な板状に形成され、4つの第1下延部48の下端に接続される。
中段シリンダ42は、第1連結部材44の第1シリンダ支持部49上に左右方向に離間して一対配置される。また、これら中段シリンダ42は、左右の下段シリンダ41間に位置される。図6に示すように、縮退時の中段シリンダ42の高さ寸法T2は、縮退時の下段シリンダ41の高さ寸法T1より小さく設定される。より具体的には、下段シリンダ41及び中段シリンダ42が縮退されたとき後述する第2連結部材45の第2ロッド結合部51が第1連結部材44の第1シリンダ挿通孔50内に位置されるように中段シリンダ42の高さ寸法T2が設定される。中段シリンダ42は、上面視において、ピストンロッド39及びガイドロッド40が前後方向に列ぶ姿勢となるように配置される。
図7及び図8に示すように、第2連結部材45は、中段シリンダ42のピストンロッド39及びガイドロッド40と、上段シリンダ43のシリンダ部38とを連結させる。第2連結部材45は、一対の中段シリンダ42のピストンロッド39同士を一体に結合させる第2ロッド結合部51と、第2ロッド結合部51に下方に延びて設けられる第2下延部52と、第2下延部52に結合され、上段シリンダ43を支持する第2シリンダ支持部53とを備える。
第2ロッド結合部51は、板状に形成され、一対の中段シリンダ42のピストンロッド39間に掛け渡して設けられる。また、第2ロッド結合部51には、左右の中段シリンダ42の各ガイドロッド40も結合される。第2ロッド結合部51は、上面視で左右方向に長い矩形状に形成されると共に、第1連結部材44の第1シリンダ挿通孔50内に挿入可能な大きさに形成されている。第2ロッド結合部51の中央には、上段シリンダ43を挿通させるための第2シリンダ挿通孔54が形成される。第2シリンダ挿通孔54は、上面視で左右方向に長い矩形状に形成される。
第2下延部52は、ロッド状に形成され、第2シリンダ挿通孔54近傍の第2ロッド結合部51から複数下方に延びる。具体的には、第2下延部52の上端は、第2シリンダ挿通孔54の四隅近傍の第2ロッド結合部51に接続される。すなわち、第2下延部52は、第2ロッド結合部51に前後方向及び左右方向に離間して合計4つ設けられる。第2シリンダ支持部53は、水平な板状に形成され、4つの第2下延部52の下端に接続される。
上段シリンダ43は、第2連結部材45の第2シリンダ支持部53上に配置される。また、上段シリンダ43は、中段シリンダ42間に位置される。図6に示すように、縮退時の上段シリンダ43の高さ寸法T3は、縮退時の中段シリンダ42の高さ寸法T2と概ね同じに設定される。より具体的には、中段シリンダ42及び上段シリンダ43が縮退されたとき後述する係合部32が第2連結部材45上に僅かな隙間を隔てて重なるように上段シリンダ43の高さ寸法T3が設定される。上段シリンダ43は、上面視において、ピストンロッド39及びガイドロッド40が左右方向に列ぶ姿勢となるように配置される。
なお、伸縮部31はこれに限るものではない。伸縮部31は、上下3段以上の複数段に伸縮自在に形成されるものであればよい。すなわち、伸縮部31は、上下3段以上の各段をそれぞれ構成する複数のシリンダ41、42、43と、上下に隣接する段のシリンダ同士(例えば、下段シリンダ41及び中段シリンダ42)を直列に連結する複数の連結部材44、45とを備え、連結部材44、45は、これが連結する上段側のシリンダ(例えば、中段シリンダ42)及び下段側のシリンダ(例えば、下段シリンダ41)のうち下段側のシリンダを縮退させたとき上段側のシリンダを下段側のシリンダと並列に配置させるように構成されるとよい。連結部材36は、下段側のシリンダ(例えば、下段シリンダ41)のピストンロッド39及びガイドロッド40と、上段側のシリンダ(例えば、中段シリンダ42)のシリンダ部38とを連結するように形成されるとよい。
係合部32は、水平な板状に形成される。また、係合部32には、前方に延びる爪部32aが形成される。爪部32aは、係合部32の左右両側に形成される。一対の爪部32aの左右の外端間の間隔W1(図3参照)は、昇降ガイド19間で露出されるハンドル部21の長さW2(図7参照)と概ね同じに設定される。
アクチュエータ33は、圧縮空気で作動するガイド機構付きシリンダで構成される。アクチュエータ33のシリンダ部38は台座部30に設けられ、アクチュエータ33のピストンロッド39及びガイドロッド40は基台46に設けられる。これにより、アクチュエータ33は、伸縮時に伸縮部31を前方に移動させ、縮退時に伸縮部31を後方に移動させる。なお、アクチュエータ33のピストンロッド39及びガイドロッド40が台座部30に設けられ、アクチュエータ33のシリンダ部38が基台46に設けられてもよい。
また、ストッパー解除装置1は、伸縮部31を縮退させたとき係合部32をコンベア10より下方に位置させ、伸縮部31を伸張させたとき係合部32をストッパー13のハンドル部21より上方に位置させるように形成されている。これにより、ストッパー解除装置1は、伸縮部31を縮退させたときパレット台11の走行の邪魔になることを防止又は抑制でき、伸縮部31を伸張させたとき係合部32をストッパー13のハンドル部21に到達させることができる。また、ストッパー解除装置1には、アクチュエータ33、下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43に圧縮空気を供給する圧縮空気供給源(図示せず)が接続されている。また、圧縮空気供給源には、これを制御するための制御盤(図示せず)が接続されている。
次に本実施の形態の作用について述べる。
図1に示すように、パレット台11は、自動運転されるコンベア10に乗って左方向に走行する。このとき、ストッパー解除装置1の伸縮部31を構成する下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43は下方に縮退されている。このため、ストッパー解除装置1は、コンベア10よりも下方に位置されており、パレット台11の走行を邪魔することはない。
この後、図2、図4及び図9に示すように、パレット台11はパレット搬入出装置6に隣接するパレット搬入出位置Pに到達する。このとき、パレット搬入出位置Pには、移送台車5に搬出したいパレット3(図示例では中央エリアCAのパレット3)が選択的に配置される。また、移送台車5は、予め設定されたルートを自動走行するなどしてパレット搬入出位置Pの前方かつパレット搬入出位置Pと隣接する位置に到達する。
パレット台11上のパレット3を移送台車5上に搬出する場合、図10に示すように、伸縮部31を構成する下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43をそれぞれ伸張させる。これにより、伸縮部31は上方に伸び、係合部32がストッパー13のハンドル部21より上方の位置に移動される。この後、図11に示すように、アクチュエータ33を伸張させる。これにより、基台46が前方に押され、基台46上の伸縮部31及び係合部32が前方に移動され、係合部32の爪部32aがハンドル部21の鉛直上方の位置に移動される。このとき、基台46に設けられたスライダ34bがレール34aに沿って走行するため、伸縮部31及び係合部32は安定して前方にスライドされる。
この後、図12に示すように、上段シリンダ43を縮退させて係合部32を降下させる。これにより、係合部32の爪部32aがハンドル部21を下方に押す。ハンドル部21が受けた力はピン部材20及びフランジ部22を介してスプリング23に伝達され、スプリング23を縮退させる。これにより、ピン部材20は降下される。このとき、爪部32aは左右のピン部材20に近い位置のハンドル部21を下方に押す。このため、昇降ガイド19に対してピン部材20が傾くことを抑制でき、昇降ガイド19及びピン部材20間で発生する摩擦を抑制できる。そしてこれにより、ピン部材20を小さな力で滑らかに降下させることができる。また、ピン部材20がパレット3より下方に移動されることでストッパー13は解除される。
この後、図13に示すように、パレット搬入出装置6の伸縮駆動部25を前方に伸張させてパレット3を前方に押し出す。このとき、ストッパー13はパレット3より下方に位置されているため、パレット3は前方にスライド移動されて移送台車5上に搬出される。
この後、上述とは逆の手順を実施してパレット搬入出装置6及びストッパー解除装置1を元の状態に戻す。具体的には、パレット搬入出装置6の伸縮駆動部25を後方に縮退させる。また、上段シリンダ43を伸張させる。これにより、係合部32は上昇し、ストッパー13も上昇する。この後、昇降ガイド19にハンドル部21が当たることでストッパー13の上昇は止まる。この後、係合部32を更に上昇させてストッパー13から離間させる。この後、上段シリンダ43が完全に伸張されたらアクチュエータ33を縮退させる。これにより、伸縮部31及び係合部32が後方に移動する。しかるのち、下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43を縮退させる。これにより、中段シリンダ42及び上段シリンダ43は、下段シリンダ41と並列となる高さまで降下する。このため、ストッパー解除装置1を極めてコンパクトにでき、パレット搬入出位置Pの狭小な空間にストッパー解除装置1を設置することができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)係合部32は板状に形成されるものとしたが、これに限られない。例えば図14に示すように、係合部32は、前後に伸縮自在に形成されるものであってもよい。具体的には、係合部32は、上段シリンダ43に設けられる係合基部32bと、係合基部32bに前方に伸縮自在に設けられるアクチュエータ32cと、アクチュエータ32cの前端に設けられる爪部32aとを備えてもよい。また、係合部32は、左方、右方及び後方等の水平方向に伸縮自在に形成されるものであってもよい。これによれば、上述のパレット台11とはストッパー13の位置が水平方向において異なる型違いのパレット台11にも対応できる。
(2)伸縮部31は、圧縮空気で作動するシリンダ35を直列に連結して構成されるものとしたが、これに限られない。シリンダ35は油等の他の流体で作動するものであってもよく、電動式であってもよい。また、伸縮部31は、例えばラック及びピニオンを用いた伸縮機構を3段以上直列に連結して構成されるものであってもよい。
(3)シリンダ35は、ガイド機構付きシリンダで構成されるものとしたが、ガイド機構を有しないシリンダで構成されてもよい。この場合、伸縮部31は、上下方向の伸縮をガイドするガイド機構を別途備えてもよい。すなわち、伸縮部31が具備するガイド機構は、シリンダと一体のものであってもよく、シリンダとは別体に形成されるものであってもよい。また、伸縮部31は、ガイド機構を具備しないものであってもよい。
(4)下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43は、シリンダ部38よりピストンロッド39が上方に位置される姿勢で配置されるものとしたが、これに限られない。下段シリンダ41、中段シリンダ42及び上段シリンダ43の姿勢は、上下逆であってもよい。
(5)中段シリンダ42は第1連結部材44の第1シリンダ支持部49上に載置され、上段シリンダ43は、第2連結部材45の第2シリンダ支持部53上に載置されるものとしたがこれに限られない。例えば中段シリンダ42のシリンダ部38のいずれかの部分が第1シリンダ支持部49に固定され、上段シリンダ43のシリンダ部38のいずれかの部分が第2シリンダ支持部53に固定されてもよい。
(6)ハンドル部21は、ピン部材20間に掛け渡して設けられるものとしたが、これに限られない。例えば、ハンドル部21は、ピン部材20から左方又は右方に突出する爪状のものであってもよい。
(7)パレット台11は台車で構成されるものとしたが、車輪を有しない台で構成されてもよい。
(8)パレット載置部12はローラコンベアで構成されるものとしたが、これに限られない。例えばパレット載置部12は、平滑なテーブルで構成されてもよい。
1 ストッパー解除装置
30 台座部
13 ストッパー
31 伸縮部
32 係合部
33 アクチュエータ
35 シリンダ
36 連結部材

Claims (6)

  1. 台座部と、
    前記台座部に水平方向に移動可能に設けられ上方のストッパーに到達すべく上下方向にテレスコピック状に伸縮駆動される伸縮部と、
    前記伸縮部に設けられ前記ストッパーに係合すべく水平方向に延出される係合部と、
    前記伸縮部を前記ストッパーに近接離間させるべく水平方向に移動させるアクチュエータとを備え、
    前記伸縮部は、3段以上の複数段に伸縮自在に形成された
    ことを特徴とするストッパー解除装置。
  2. 前記伸縮部は、上下3段以上の各段をそれぞれ構成する複数のシリンダと、上下に隣接する段の前記シリンダ同士を直列に連結する複数の連結部材とを備え、
    前記連結部材は、これが連結する上段側のシリンダ及び下段側のシリンダのうち、下段側のシリンダを縮退させたとき前記上段側のシリンダを前記下段側のシリンダと並列に配置させるように構成された請求項1に記載のストッパー解除装置。
  3. 前記複数のシリンダは、そのピストンロッドがシリンダ部より上方に位置するように配置され、
    前記連結部材は、下段側のシリンダのピストンロッドと上段側のシリンダのシリンダ部を連結するように形成された
    請求項2に記載のストッパー解除装置。
  4. 前記伸縮部が、上下方向の伸縮をガイドするガイド機構を備えた
    請求項1から3のいずれか一項に記載のストッパー解除装置。
  5. 前記係合部は、水平方向に伸縮自在に形成された
    請求項1から4のいずれか一項に記載のストッパー解除装置。
  6. 床上に設置された支持脚と、
    前記支持脚上に一対並行に設けられたコンベアと、
    一対の前記コンベアに跨がって載置されるパレット台と、
    前記パレット台上に形成されパレットを載置するためのパレット載置部と、
    前記パレット台の上部に上下方向に移動自在に設けられ、上方に移動されたとき前記パレットを係止し下方に移動されたとき前記パレットの係止を解除するストッパと、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のストッパー解除装置とを備え、
    前記ストッパー解除装置は、前記コンベア間に前記伸縮部を位置させるように前記床上に設けられた
    ことを特徴とする搬送ライン。
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