JP2004342644A - 半導体装置の製造方法および半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体製造装置 Download PDF

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Tsutomu Nagakura
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Abstract

【課題】めっき法にてウエハに金属膜を良好に成膜することのできる技術を提供する。
【解決手段】ウエハWFRの主面が研磨部材PLSに接した状態で、研磨部材PLSが配置されたステージSTGが回転運動することによって、ウエハWFRの主面を研磨部材PLSによって摩擦し、気泡BUBおよびめっき液PTLを一箇所に留めることなく動き続けさせつつめっき処理を行うことによって、膜厚のばらつきおよび気泡BUBに起因した膜中における空隙の発生を抑制しつつ金膜11Aを成膜することを可能とする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
半導体装置の製造技術および半導体製造装置に関し、特に、めっき法にて突起電極を形成する工程に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、半導体ウエハ(以下、単にウエハと略して記す)に対してめっき法にて金属膜を成膜する際に、めっき液中に巻き込まれた気泡がウエハのめっき処理面に付着してしまうことを防ぎつつ金属膜を成長させる技術がある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5および特許文献6参照)。
【0003】
また、たとえば、ウエハに対してめっき法にて金属膜を成膜する際に、摩擦手段によってウエハのめっき処理面を擦りつつ金属膜を成長させることによって、ウエハのめっき処理面で金属膜の表面の高さを揃え、かつ金属膜の表面を滑らかにする技術がある(たとえば、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11および特許文献12参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭64−49244号公報
【0005】
【特許文献2】
特開昭64−81345号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平4−179234号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平4−28897号公報
【0008】
【特許文献5】
特開平5−182965号公報
【0009】
【特許文献6】
特開2002−20896号公報
【0010】
【特許文献7】
特許第1394567号明細書
【0011】
【特許文献8】
特許第1480235号明細書
【0012】
【特許文献9】
米国特許6,103,628号明細書
【0013】
【特許文献10】
米国特許6,176,992号明細書
【0014】
【特許文献11】
米国特許6,251,235号明細書
【0015】
【特許文献12】
米国特許6,328,728号明細書
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ウエハに対してめっき法にて金属膜を成膜する際に、たとえば噴流方式でめっき液を供給するカップ型のめっき装置を用いる手段がある。このようなめっき装置は、めっき処理面を下向きにしてウエハをめっき処理カップにセットした状態で、めっき液をめっき処理カップ内へ下方から吹き上げて、ウエハのめっき処理面にめっき液を供給することで金属膜を成膜していく。
【0017】
上記のめっき装置による金属膜の成膜中においては、めっき液を上方へ噴き上げることによってウエハのめっき処理面にめっき液を供給するので、めっき液に巻き込まれた気泡あるいはめっき反応等によって発生した気泡もめっき液と共にウエハのめっき処理面に噴きつけられ、その一部はウエハのめっき処理面に付着することになる。このような気泡は、特に、膜厚の厚いフォトレジスト膜で形成された微小なパターンの凹部内に入り込んでしまうと、めっき処理中にその凹部から抜き出すことが困難になってしまう。このような状況下でめっき処理が続けられると、気泡が残留している箇所においては、めっき液とウエハのめっき処理面との接触が妨げられて金属膜の成長が不十分となり、金属膜が良好に成膜できなくなってしまう課題が存在する。
【0018】
本発明の目的は、めっき法にてウエハに金属膜を良好に成膜することのできる技術を提供することにある。
【0019】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0021】
すなわち、本発明は、半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成する工程を含み、前記金属膜は、
(a)前記主面を下方に向けて前記半導体ウエハをめっき処理槽の所定位置に配置する工程、
(b)前記半導体ウエハの前記主面にめっき液を供給しつつ、前記めっき処理槽内に配置された摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる工程、
を含む工程にて形成するものである。
【0022】
また、本発明の半導体製造装置は、半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成するものであり、
前記主面が下方に向けられて所定位置に配置されるめっき処理槽と、
前記めっき処理槽内に配置され、前記半導体ウエハの前記主面へのめっき液の供給時において前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる摩擦手段とを有する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1のめっき装置の説明図である。
【0025】
図1に示すように、本実施の形態1のめっき装置においては、たとえばステンレス鋼から形成されたステージ(めっき処理槽)STG内に、下からカーボン皿CBD、多孔質部材PORおよび研磨部材(摩擦手段)PLSが配置されている。多孔質部材PORは、たとえば導電性ポリウレタンから形成されたものを用いることができる。また、研磨部材PLSは、たとえば高温集塵濾過用フィルタ布に織り加工を施したものまたは全芳香族ポリアミド系耐熱性繊維を用いることができる。
【0026】
研磨部材PLS上には、めっき法にて主面(素子形成面)に金属膜が堆積されるウエハWFRが配置され、このウエハWFRは、ペデスタルPDSによって保持されている。ペデスタルPDSは、吸着部材ADSおよびホルダHLDから形成され、吸着部材ADSはウエハWFRの裏面を真空吸着し、主面が研磨部材PLSと接するようにウエハWFRを保持している。
【0027】
ウエハWFRへのめっき処理時においては、ステージSTG内へめっき液PTLが滴下され、吸着部材ADS、ホルダHLDおよびステージSTGに電源PSから電位が供給される。ここで、ウエハWFR上に成膜される金属膜がAu(金)膜である場合には、電源PSは直流電源となり、吸着部材ADSおよびホルダHLDには正電位が供給され、ステージSTGには負電位が供給される。また、ホルダHLDとウエハWFRとの間に設けられた吐出口BOHからは、エアーがウェハの外周に向かって供給される。このエアーの供給により、吸着部材ADSとウエハWFRとの吸着面へのめっき液の流れ込み量を減少できるので、吸着部材ADSがウエハWFRを真空吸着する際の吸引力によってめっき液を吸い込みすぎてしまう不具合を防ぐことが可能となる。このような状況下で、ステージSTGが回転運動する。
【0028】
ウエハWFRへのめっき処理時には、上記吐出口BOHから供給されるエアーおよびめっき反応等によって発生した気泡などがウエハWFRのめっき処理面に留まり、気泡の留まっている領域では金属膜の成膜量が少なかったり、またはまったく成膜されないといった不具合が懸念される。本実施の形態1では、ウエハWFRの主面が研磨部材PLSに接した状態で、研磨部材PLSが配置されたステージSTGが回転運動する。すなわち、めっき処理中においては、ウエハWFRの主面は研磨部材PLSによって摩擦されることになる。この摩擦によって、ウエハWFRの主面にて気泡は一箇所に留まることなく動き続けることになる。また、摩擦によってめっき液PTLも動き続けることになるので、ウエハWFRの主面に供給される還元イオンの量を平均化することができる。それにより、ウエハWFRの主面に成膜される金属膜の膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、前記気泡に起因した金属膜中での空隙の発生も防ぐことが可能となる。また、摩擦によってめっき液PTLも動き続けることから、ウエハWFRの主面には常に新しいめっき液PTLが供給されつづけることになるので、金属膜の成膜速度を向上することが可能となる。
【0029】
次に、本実施の形態1のめっき装置を用いて製造する半導体装置の一例について図2〜図5を用いて説明する。
【0030】
本実施の形態1の半導体装置は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)ドライバであり、図2は、そのLCDドライバが形成された半導体チップCHPの全体平面図の一例を示したものである。また、図3は、半導体チップCHPが多数個作りこまれたウエハWFRの全体平面図を示したものである。
【0031】
半導体チップCHPは、たとえば細長い長方形状に形成された基板1Sを有しており、その主面には、たとえば液晶表示装置を駆動するLCDドライバ回路が形成されている。このLCDドライバ回路は、LCDのセルアレイの各画素に電圧を供給して液晶分子の向きを制御する機能を有しており、ゲート駆動回路3、ソース駆動回路4、液晶駆動回路5、グラフィックRAM(Random Access Memory)6および周辺回路7を有している。半導体チップCHPの外周近傍には、上記した複数のパッドPDが半導体チップCHPの外周に沿って所定の間隔毎に配置されている。これら複数のパッドPDは、半導体チップCHPの素子や配線が配置されたアクティブ領域上に配置されている。これら複数のパッドPDの中には集積回路の構成に必要な集積回路用のパッドと、その他に集積回路の構成には必要とされないダミーパッドとが存在する。半導体チップCHPの1つの長辺および2つの短辺近傍には、上記パッドPDが千鳥配置されている。この千鳥配置されている複数のパッドは、主としてゲート出力信号用およびソース出力信号用のパッドである。半導体チップCHPの長辺の中央の千鳥配置された複数のパッドPDがソース出力信号用のパッドであり、半導体チップCHPの長辺の両角近傍側および半導体チップCHPの両短辺の千鳥配置された複数のパッドPDがゲート出力信号用のパッドである。このような千鳥配置により、半導体チップCHPのサイズ増大を抑えつつ、多くの数を必要とするゲート出力信号やソース出力信号用のパッドを配置することができる。すなわち、チップサイズを縮小させ、かつパッド(ピン)数を増やすことができる。また、半導体チップCHPの他方の長辺近傍に千鳥配置ではなく並んで配置された複数のパッドPDは、デジタル入力信号またはアナログ入力信号用のパッドである。また、半導体チップCHPの四隅近傍には、平面寸法が相対的に大きなパッドPDが配置されている。この相対的に大きなパッドPDは、コーナーダミーパッドである。相対的に小さなパッドPDの平面寸法は、たとえば35μm×50μm程度である。また、相対的に大きなパッドPD(コーナーダミーパッド)の平面寸法は、たとえば80μm×80μm程度である。また、パッドPDの隣接ピッチは、たとえば30μm〜50μm程度である。また、パッドPDの総数は、たとえば800個程度である。
【0032】
上記の半導体チップCHPのパッドPD上には、めっき法によってフェイスダウンボンディング用のバンプ電極BMPが形成される。このバンプ電極BMPは、パッドPDが形成された段階でウエハWFR(基板1S)ごと一括して本実施の形態1のめっき装置(図1参照)を用いて形成される。なお、このバンプ電極BMPを形成する工程の詳細については後述する。
【0033】
次に、上記半導体チップCHPの断面構造について、図4および図5を用いて説明する。
【0034】
基板1S(ウエハWFR)は、たとえばp型の単結晶Si(シリコン)からなり、その主面のデバイス形成面には、分離部2が形成され活性領域Laおよびダミー活性領域Lbが規定されている。分離部2は、たとえばLOCOS(Local Oxidization of Silicon)法によって形成された酸化シリコン膜からなる。ただし、分離部2を溝型(SGI:Shallow Groove IsolationまたはSTI:Shallow Trench Isolation)の分離部2で形成しても良い。
【0035】
図4に示すパッドPD1下層の基板1Sの分離部2に囲まれた活性領域Laには、たとえばpn接合ダイオードDが形成されている。このpn接合ダイオードDは、たとえば静電破壊防止用の保護ダイオードであり、基板1Sのp型ウエルPWLとその上部のn型の半導体領域8とのpn接合により形成されている。基板1Sの主面上には、たとえば酸化シリコン膜からなる絶縁膜IS1が形成されている。その上には、第1層配線M1が形成されている。第1層配線M1は、たとえばチタン、窒化チタン、アルミニウム(またはアルミニウム合金)および窒化チタンが下層から順に堆積される構成を有している。このアルミニウムまたはアルミニウム合金等の膜が主配線材料であり、最も厚く形成されている。第1層配線M1は、絶縁膜IS1に形成された平面円形状の複数のコンタクトホールCNTを通じてn型の半導体領域8と、すなわち、pn接合ダイオードDと接続されている。第1層配線M1は、たとえば酸化シリコン膜からなる絶縁膜IS2によって覆われている。この絶縁膜IS2上には、第2層配線M2が形成されている。第2層配線M2の材料構成は、上記第1層配線M1と同じである。第2層配線M2は、絶縁膜IS2に形成された平面円形状の複数のスルーホールTH1を通じて第1層配線M1と電気的に接続されている。第2層配線M2は、たとえば酸化シリコン膜からなる絶縁膜IS3によって覆われている。その絶縁膜IS3上には、第3層配線M3が形成されている。第3層配線M3は、絶縁膜IS3に形成された平面円形状の複数のスルーホールTH2を通じて第2層配線M2と電気的に接続されている。さらに、第3層配線M3は、表面保護用の絶縁膜IS4によってその大半が覆われているが、第3層配線M3の一部は絶縁膜IS4の一部に形成された平面長方形状の開口部9から露出されている。この開口部9から露出された第3層配線M3部分がパッドPD1(PD)となっている。表面保護用の絶縁膜IS4は、たとえば酸化シリコン膜の単体膜、酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を積み重ねた構造を有する積層膜あるいは酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜およびポリイミド膜を下層から順に積み重ねた構造を有する積層膜からなる。パッドPD1(PD)は、開口部9を通じて下地金属膜10を介してバンプ電極11と接合されている。下地金属膜10は、バンプ電極11とパッドPDや絶縁膜IS4との接着性を向上させる機能の他、バンプ電極11の金属元素が第3層配線M3側に移動することや反対に第3層配線M3の金属元素がバンプ電極11側に移動するのを抑制または防止するバリア機能を有する膜であり、たとえばチタンまたはチタンタングステン等のような高融点金属膜の単体膜やチタン膜上にニッケル膜および金を下層から順に積み重ねた構造を有する積層膜からなる。バンプ電極11は、たとえば金からなり、たとえばめっき法によって形成されている。
【0036】
一方、図5に示すダミー用のパッドPD2(PD)下層の基板1Sには上記のようにダミー活性領域Lbが形成されているが、そのダミー活性領域Lbには、特に素子は形成されていない。もちろん、他のパッドPDと同様にダイオードや他の素子を形成したり、p型ウエルやn型ウエル等を設けても良い。このダミー用のパッドPD2下層の第2層配線M2と第1層配線M1とは複数のスルーホールTH1を通じて電気的に接続されている。パッドPD2は、ダミーなのでその下層の第2層配線M2と第1層配線M1とを電気的に接続する必要はないが、ダミー用のパッドPD2に接合されるバンプ電極11の天辺の高さを他のパッドPDに接合されるバンプ電極11の天辺の高さにさらに近づけるために、パッドPD2の下層にも複数のスルーホールTH1が配置されている。
【0037】
次に、この半導体装置の製造工程の一例を説明する。まず、基板1S(ウエハWFR)の主面に、たとえばLOCOS法によって分離部2を形成し、活性領域Laおよびダミー活性領域Lbを形成した後、分離部2に囲まれた活性領域Laに素子を形成する。ダミー用のパッドPD2下のダミー活性領域Lbには素子を形成しない。続いて、基板1Sの主面上に絶縁膜IS1をCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によって堆積した後、絶縁膜IS1の所定の箇所に平面円形状のコンタクトホールCNTをフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によって形成する。その後、その絶縁膜IS1上に、たとえば窒化チタン、チタン膜、アルミニウム膜および窒化チタン膜を下層から順にスパッタリング法等によって堆積した後、その積層金属膜をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によりパターニングすることにより第1層配線M1を形成する。次いで、同様に絶縁膜IS1上に絶縁膜IS2を堆積し、絶縁膜IS2にスルーホールTH1を形成後、その絶縁膜IS2上に第1層配線M1と同様に第2層配線M2を形成する。続いて、同様に絶縁膜IS2上に絶縁膜IS3を堆積し、絶縁膜IS3にスルーホールTH2を形成後、その絶縁膜IS3上に第1層配線M1と同様に第3層配線M3を形成する。その後、絶縁膜IS3上に表面保護用の絶縁膜IS4を堆積した後、絶縁膜IS4に、第3層配線M3の一部が露出される開口部9を形成し、パッドPDを形成する。次いで、絶縁膜IS4上に、たとえばチタンまたはチタンタングステン等のような高融点金属膜の単体膜やチタン膜上にニッケル膜および金膜を下層から順に積み重ねた構造を有する積層膜からなる導体膜をスパッタリング法等によって堆積した後、その上にバンプ形成領域が露出され、それ以外が覆われるようなフォトレジストパターンを形成する。
【0038】
次に、たとえば金からなるバンプ電極11を図1を用いて説明した本実施の形態1のめっき装置を用いめっき法によって形成する。この時、図1を用いて前述したように、ウエハWFRの主面は研磨部材PLSによって摩擦される。図6に示すような気泡BUBがウエハWFRのめっき処理面、特にレジストパターンRESI間に留まってしまった場合には、バンプ電極11となる金膜11Aの成膜量が少なかったり、またはまったく成膜されないといった不具合が懸念されるが、前述したように、本実施の形態1のめっき装置によれば、ウエハWFRの主面と研磨部材PLSとの摩擦によって、気泡BUBは一箇所に留まることなく動き続けることになる。また、摩擦によってめっき液も動き続けることになるので、ウエハWFRの主面に供給される還元イオンの量を平均化することができる。それにより、金膜11Aの膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、気泡BUBに起因した金膜11A中での空隙の発生も防ぐことが可能となる。
【0039】
次に、フォトレジストパターンRESIを除去し、さらに下地の導体膜をエッチング除去することにより、下地金属膜10を形成する。このようにしてパッドPD上にバンプ電極11を有する半導体装置を製造する。
【0040】
ところで、図7に示すように、研磨部材PLSとして起毛部BRSを有するブラシを用いても良い。この起毛部BRSは、種々の材質から形成することができるが、たとえば剛性など材質の性質およびレジストパターンRESI間の距離に合わせて高さおよび太さが設定されるものであり、本実施の形態1では、高さを40μm〜60μm程度、太さを5μm程度とすることを例示する。このような起毛部BRSを有するブラシを用いることにより、めっき処理中においては、前記気泡BUBおよびめっき液PTLをさらに効果的に動かすことが可能となるので、起毛部BRSを設けていない場合に比べてより効果的に金膜11Aの膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、気泡BUBに起因した金膜11A中での空隙の発生も、起毛部BRSを設けていない場合に比べてより効果的に防ぐことが可能となる。
【0041】
上記の本実施の形態1では、LCDドライバが形成された半導体チップCHPにおいて、フォトレジスト膜RESIを用いて金膜11Aからなるバンプ電極11を形成する場合について説明したが、フォトレジスト膜を用いずに形成する銀膜からなるバンプ電極を形成する工程に本実施の形態1のめっき装置を用いても良い。
【0042】
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2のめっき装置について図8〜図12を用いて説明する。
【0043】
前記実施の形態1では、図1を用いて説明したように、カーボン皿CBD、多孔質部材PORおよび研磨部材PLSを含むステージSTGが回転運動することによって、ウエハWFRの主面が研磨部材PLSによって摩擦される場合について例示したが、本実施の形態2においては、たとえば図8に示すように、往復運動を行うことのできるステージSTGを例示する。
【0044】
また、図9に示すように、ステージSTGは固定して、ウエハWFRをステージSTG上にて回転運動または往復運動させても良い。
【0045】
また、図10に示すように、図8で示した例および図9で示した例を組み合わせて、ステージSTGおよびウエハWFR共に回転運動または往復運動させても良い。この時、ステージSTGおよびウエハWFRの動作方向が揃い、ウエハWFRの主面が研磨部材PLSによって摩擦されなくならないようにする。
【0046】
また、図11に示すように、ステージSTG上に複数枚のウエハWFRを配置しても良い。この時、ウエハWFRおよびステージSTGのどちらかもしくは両方を回転運動または往復運動させる。それにより、複数枚のウエハWFRに対しても一括してめっき処理を施すことが可能となる。
【0047】
また、図12(a)および図12(b)に示すように、ローダから順次ウエハWFRをステージSTG上へロードし、たとえばウエハWFRを回転運動させながらローダからアンローダへ向かう方向に移動させ、アンローダにアンロードさせるようにしても良い。ウエハWFRは、めっき処理が終了し、ステージSTGからアンロードされた後、ウエハカセット(図示は省略)に収納され、ウエハカセットに所定枚数のウエハWFRが収納されると、ウエハカセットごと水中にて保管される。
【0048】
上記図8〜図12を用いて説明したような本実施の形態2のめっき装置においても、ウエハWFRの主面は前記実施の形態1と同様に研磨部材PLSによって摩擦されることになるので、ウエハWFRの主面にて気泡は一箇所に留まることなく動き続けることになる。また、摩擦によってめっき液PTLも動き続けることになるので、ウエハWFRの主面に供給される還元イオンの量を平均化することができる。すなわち、ウエハWFRの主面に成膜される金属膜の膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、前記気泡に起因した金属膜中での空隙の発生も防ぐことが可能となる。
【0049】
上記のような本実施の形態2によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。
【0050】
(実施の形態3)
図13は、本実施の形態3のめっき装置の構造を模式的に示す説明図である。
【0051】
本実施の形態3のめっき装置は、噴流式めっき装置である。図13に示すように、本実施の形態3のめっき装置には、ウエハWFRを保持するホルダ21と、ホルダ21に保持されたウエハWFRに向けてめっき液が噴流するめっき処理カップ(めっき処理槽)22とが設けられている。めっき処理カップ22は、噴流ポンプ23側と配管接続され、噴流ポンプ23側はめっき貯蔵タンク24と配管接続されている。
【0052】
めっき処理カップ22は、上方にウエハWFRの主面(めっき処理面)にほぼ合わせた大きさの開口部を有し、下方に、噴流ポンプ23側に通じる配管が設けられている。その配管からは、噴流ポンプ23によりめっき液が開口部に向けて噴流させられるようになっている。
【0053】
めっき処理カップ22は、めっき貯蔵タンク24に配管接続された外方容器25内に、二重容器状態で格納されている。めっき処理カップ22の開口部の周縁部26とホルダ21との間には、隙間Sが形成され、その隙間Sは外方容器25内に連通させられている。
【0054】
めっき貯蔵タンク24内のめっき液は、図13中の矢印に示すように、噴流ポンプ23により、めっき処理カップ22の開口部に向けて噴流させられる。噴流しためっき液は、ホルダ21に保持されたウエハWFRの主面(めっき処理面)に当たり、さらにめっき処理カップ22の開口部の周縁部26とホルダ21との間の隙間Sを通って、外方容器25内に流れる。外方容器25内に流れためっき液は、図13中の矢印に示すように、めっき貯蔵タンク24内に戻る。本実施の形態3の噴流式めっき装置では、このように、噴流ポンプ23を介して、めっき液がめっき処理カップ22、めっき貯蔵タンク24内を繰り返し循環している。
【0055】
また、本実施の形態3めっき装置では、めっき処理カップ22の上方に対向配置されたホルダ21に、トップリング27が設けられている。トップリング27は、ウエハWFR等をめっき処理カップ22の開口部上方の所定高さにセットするセッティング用挿通孔28を中央に設けたリング状に形成されている。トップリング27の裏面側には、ウエハWFRを支持する支持部29が設けられている。支持部29は、その一部がセッティング用挿通孔28の周縁に沿って内側に迫り出して設けられている。本実施の形態3では、支持部29は、カソード29Aの一部を平らに突出させて形成されている。ウエハWFRの主面(めっき処理面)は、セッティング用挿通孔28内に支持部29に当接するまでウエハWFRを落としこむことによりめっき処理カップ22の開口部の所定高さにセットされることとなる。ここで、ウエハWFRの周縁部のフォトレジスト膜を予め剥離しておき、その状態で、上記セッティング用挿通孔28内にウエハWFRを挿入してセットする。セットした状態では、フォトレジスト膜が剥離されたウエハ周縁部が支持部29としてのカソード29Aと接触することとなり、電解めっきによりこれから形成するバンプ電極の下地の配線層との電気的接続が確保されることとなる。このようにしてウエハWERは、セッティング用挿通孔28内に入れられ、その周縁部がカソード29Aに接触した状態で、ウエハWFR上には、押え30が載せられる。押え30の裏面側周縁部には、押圧用凸部30Aが設けられ、ウエハWFRとカソード29Aとの接続部を所定の圧力で押え付けて電気的接続が緩まないようになっている。
【0056】
めっき処理カップ22内には、たとえばメッシュ状に形成された白金からなるアノード31が設けられている。
【0057】
上記のような本実施の形態3の噴流式のめっき装置においても、噴流ポンプ23から送られてくるめっき液に巻き込まれた気泡BUBおよびめっき反応等によって発生した気泡BUBなどがウエハWFRの主面(めっき処理面)に留まり、気泡BUBの留まっている領域では金属膜の成膜量が少なかったり、またはまったく成膜されないといった不具合が懸念される。そこで、図14に示すように、めっき処理カップ22内に研磨部材(摩擦手段)PLS1を配置し、めっき処理中においては、この研磨部材PLS1によってウエハWFRの主面(めっき処理面)を摩擦する。この研磨部材PLS1のウエハWFRの主面と接触する部分は、前記実施の形態1のめっき装置に設けた研磨部材PLS(図1参照)と同じ材質とすることを例示できる。また、研磨部材PLS1として、前記実施の形態1における研磨部材PLSと同様の起毛部BRSを有するブラシを用いても良い。このような研磨部材PLS1の平行移動および回転運動によって、ウエハWFRの主面と研磨部材PLS1とが摩擦し、気泡BUBは一箇所に留まることなく動き続けることになる。また、摩擦によってめっき液も動き続けることになるので、ウエハWFRの主面に供給される還元イオンの量を平均化することができる。それにより、ウエハWFRの主面に成膜する金属膜の膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、気泡BUBに起因した金属膜中での空隙の発生も防ぐことが可能となる。
【0058】
上記のような本実施の形態3によっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。
【0059】
(実施の形態4)
図15は、本実施の形態4のめっき装置の構造を模式的に示す説明図である。
【0060】
本実施の形態4のめっき装置は浴槽式めっき装置であり、図15に示すように、めっき液PTLが満たされためっき処理槽TUB内にホルダHLDによって保持されたウエハWFRを浸け込み、ウエハWFRの主面(めっき処理面)に金属膜を成膜するものである。このような本実施の形態4の浴槽式のめっき装置においても、めっき反応等によって発生した気泡がウエハWFRの主面(めっき処理面)に留まり、気泡の留まっている領域では金属膜の成膜量が少なかったり、またはまったく成膜されないといった不具合が懸念される。そこで、本実施の形態4においては、前記実施の形態3で図14を用いて説明した研磨部材PLS1と同様の研磨部材PLS1をめっき処理槽TUB内に配置し、めっき処理中においては、この研磨部材PLS1の回転運動および平行移動によってウエハWFRの主面(めっき処理面)を摩擦する。それにより、ウエハWFRの主面に留まっていた気泡は、一箇所に留まることなく動き続けることになる。また、摩擦によってめっき液も動き続けることになるので、ウエハWFRの主面に供給される還元イオンの量を平均化することができる。それにより、ウエハWFRの主面に成膜する金属膜の膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、気泡に起因した金属膜中での空隙の発生も防ぐことが可能となる。
【0061】
上記のような本実施の形態4によっても、前記実施の形態1、3と同様の効果を得ることが可能となる。
【0062】
(実施の形態5)
次に、本実施の形態5の半導体装置の製造工程について説明する。
【0063】
本実施の形態5は、たとえば基板(ウエハ)上に堆積された絶縁膜に配線形成用の溝部および下層の配線に達する孔部を形成し、これら溝部および孔部に金属膜を埋め込むことで配線を形成するものであり、その金属膜の成膜をめっき法にて行うものである。
【0064】
図16に示すように、上記金属膜の成膜には、たとえば前記実施の形態1で説明しためっき装置を用いることができる。ウエハWFRの主面(めっき処理面)には、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体素子が形成され、その半導体素子が形成されたウエハWFRの主面上には絶縁膜IS5が成膜されている。絶縁膜IS5には、予めフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって配線形成用の溝部41および下層の配線に達する孔部42が形成されている。この溝部41および孔部42の内部には、たとえば窒化チタン膜からなるバリア導体膜43およびめっき処理用の導電性膜44が形成されている。導電性膜44は、たとえば銅膜から形成することができる。このようなウエハWFRが吸着部材ADSおよびホルダHLDからなるペデスタルPDSに保持され、電源PSからは、ステージSTGに正電位が供給され、導電性膜44に負電位が供給されることによってめっき処理が行われる。このような状況下において、ウエハWFRの主面は研磨部材PLSによって摩擦されつつ、図17に示すように、溝部41および孔部42を埋め込む金属膜45として、たとえば銅膜が成膜される。金属膜45の成膜中において、気泡BUB(図16参照)がウエハWFRのめっき処理面、溝部41および孔部42の内部に留まってしまった場合には、金属膜45の成膜量が少なかったり、またはまったく成膜されないといった不具合が懸念されるが、ウエハWFRの主面と研磨部材PLSとの摩擦によって、気泡BUBは一箇所に留まることなく動き続けることになる。また、摩擦によってめっき液も動き続けることになるので、ウエハWFRの主面に供給される還元イオンの量を平均化することができる。それにより、金属膜45の膜厚のばらつきを低減することが可能となる。また、気泡BUBに起因した金属膜45中での空隙の発生も防ぐことが可能となる。すなわち、本実施の形態5の半導体装置においては、その空隙に起因した断線(開放)故障を防ぐことができる。
【0065】
その後、たとえばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって上記溝部41および孔部42の外部の金属膜45およびバリア導体膜43を除去し、本実施の形態5の半導体装置を製造する。
【0066】
なお、上記の本実施の形態5では、溝部41および孔部42に銅膜を埋め込んで配線を形成する場合について説明したが、銅膜の代わりに銀膜をめっき法によって成膜しても良い。その場合においても、たとえば前記実施の形態1で説明しためっき装置を用いることができる。
【0067】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0068】
前記実施の形態では、めっき処理中にウエハの主面(めっき処理面)を摩擦する研磨部材として高温集塵濾過用フィルタ布に織り加工を施したものまたは全芳香族ポリアミド系耐熱性繊維を用いる場合について説明したが、CMPで用いる研磨パッドを用いても良い。
【0069】
また、前記実施の形態では、電解めっきでの方法を説明したが、気泡による欠陥発生およびイオン供給の課題は無電解めっき法でも同様であり、無電解めっき法でも本発明を適用可能である。
【0070】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
【0071】
すなわち、研磨手段にてウエハの主面(めっき処理面)を摩擦しつつウエハの主面に金属膜を成膜するので、良好な金属膜を成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の全体平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置が作り込まれたウエハの全体平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の要部斜視図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の要部斜視図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の要部斜視図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の要部斜視図である。
【図12】(a)は本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の要部斜視図であり、(b)は本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の要部断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の説明図である。
【図14】図13に示しためっき装置の要部の説明図である。
【図15】本発明の他の実施の形態の半導体製造装置であるめっき装置の説明図である。
【図16】本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【符号の説明】
1S 基板
2 分離部
3 ゲート駆動回路
4 ソース駆動回路
5 液晶駆動回路
6 グラフィックRAM
7 周辺回路
8 半導体領域
9 開口部
10 下地金属膜
11 バンプ電極
11A 金膜
21 ホルダ
22 めっき処理カップ(めっき処理槽)
23 噴流ポンプ
24 めっき貯蔵タンク
25 外方容器
26 周縁部
27 トップリング
28 セッティング用挿通孔
29 支持部
29A カソード
30 押え
30A 押圧用凸部
31 アノード
41 溝部
42 孔部
43 バリア導体膜
44 導電性膜
45 金属膜
ADS 吸着部材
BMP バンプ電極
BOH 吐出口
BRS 起毛部
BUB 気泡
CBD カーボン皿
CHP 半導体チップ
CNT コンタクトホール
D pn接合ダイオード
HLD ホルダ
IS1、IS2、IS3、IS4、IS5 絶縁膜
La 活性領域
Lb ダミー活性領域
M1 第1層配線
M2 第2層配線
M3 第3層配線
PD、PD1、PD2 パッド
PDS ペデスタル
PLS、PLS1 研磨部材(摩擦手段)
POR 多孔質部材
PS 電源
PTL めっき液
PWL p型ウエル
RESI レジストパターン
S 隙間
STG ステージ(めっき処理槽)
TH1、TH2 スルーホール
TUB めっき処理槽
WFR ウエハ

Claims (5)

  1. 半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、前記金属膜は、
    (a)前記主面を下方に向けて前記半導体ウエハをめっき処理槽の所定位置に配置する工程、
    (b)前記半導体ウエハの前記主面にめっき液を供給しつつ、前記めっき処理槽内に配置された摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる工程、
    を含む工程にて形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、前記金属膜は、
    (a)前記主面を下方に向けて前記半導体ウエハをめっき処理槽の所定位置に配置する工程、
    (b)前記半導体ウエハの前記主面にめっき液を供給しつつ、前記めっき処理槽内に配置された摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる工程、
    を含む工程にて形成し、前記(b)工程は、
    (b1)前記半導体ウエハの配置位置を固定した状態で、前記半導体ウエハの前記主面に前記めっき液を供給しつつ前記摩擦手段を動作させることで、前記摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦る工程、
    (b2)前記摩擦手段の配置位置を固定した状態で、前記半導体ウエハの前記主面に前記めっき液を供給しつつ前記半導体ウエハを動作させることで、前記摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦る工程、
    (b3)前記半導体ウエハの前記主面に前記めっき液を供給しつつ、前記半導体ウエハおよび前記摩擦手段の双方を動作させることで、前記摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦る工程、
    のいずれかを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成する半導体製造装置であって、
    前記主面が下方に向けられて所定位置に配置されるめっき処理槽と、
    前記めっき処理槽内に配置され、前記半導体ウエハの前記主面へのめっき液の供給時において前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる摩擦手段とを有することを特徴とする半導体製造装置。
  4. 半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成する半導体製造装置であって、
    前記主面が下方に向けられて所定位置に配置されるめっき処理槽と、
    前記めっき処理槽内に配置され、前記半導体ウエハの前記主面へのめっき液の供給時において前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる摩擦手段とを有し、
    前記半導体ウエハの前記主面への前記めっき液の供給時においては、
    (a)前記半導体ウエハの配置位置を固定した状態で、前記半導体ウエハの前記主面に前記めっき液を供給しつつ前記摩擦手段を動作させる手段、
    (b)前記摩擦手段の配置位置を固定した状態で、前記半導体ウエハの前記主面に前記めっき液を供給しつつ前記半導体ウエハを動作させる手段、
    (c)前記半導体ウエハの前記主面に前記めっき液を供給しつつ、前記半導体ウエハおよび前記摩擦手段の双方を動作させる手段、
    のいずれかにより前記摩擦手段にて前記半導体ウエハの前記主面を擦ることを特徴とする半導体製造装置。
  5. 半導体ウエハの主面にめっき法にて金属膜を形成する半導体製造装置であって、
    前記主面が下方に向けられて所定位置に配置されるめっき処理槽と、
    前記めっき処理槽内に配置され、前記半導体ウエハの前記主面へのめっき液の供給時において前記半導体ウエハの前記主面を擦り、前記半導体ウエハの前記主面に供給された前記めっき液中に含まれる気泡を移動させる摩擦手段とを有し、
    前記めっき液は、前記めっき処理槽の下部から噴流させることで前記半導体ウエハの前記主面に供給することを特徴とする半導体製造装置。
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