JP2004341875A - 作業時間算定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】多種の設備機器が備えられた施設の維持管理に要する作業時間を迅速かつ的確に算定することができる作業時間算定システムを提供すること。
【解決手段】施設の維持管理に要する作業時間を算定するための作業時間算定システムを、多種の設備機器のそれぞれについて、その標準点検周期と単位数量あたりの標準点検時間とを記憶する設備機器記憶ファイル群11と、点検すべき設備機器の数量を入力するための入力装置3と、この入力装置3により入力された数量と設備機器ファイル群11に記憶された標準点検周期および標準点検時間とに基づいて設備機器の点検に要する点検時間を演算する点検時間演算手段41と、により構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多種の設備機器を備える施設の維持管理に要する作業時間を算定するための作業時間算定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビル、商業・文化施設、駐車場などの各種施設には、受変電設備、空調機器、給排水設備、消防設備など多種多様な設備機器が備えられているが、その機能・性能を維持すべく日常的あるいは定期的に点検、整備、清掃等を行うのが一般的であり、また、このような維持管理業務は、専門の管理会社に委託されることが多い。
【0003】
ところで、維持管理業務を受託する管理会社は、その契約に先立って、施設のオーナー等に見積を提示するのが一般的である。この見積を作成するに際しては、維持管理業務に従事する人員の人数(作業人工)を精度よく推定する必要があるが、このためには施設に装備されている設備機器の点検作業等に要する時間を的確に把握する必要がある。
【0004】
ところが、施設には多種多様な設備機器が装備されており、しかも設備機器ごとにその点検周期や一回の点検に要する時間が異なることから、施設全体を点検等するのに必要な時間を正確に算定するのには、多大な手間と労力とを必要とする。また、施設の点検等に要する時間を正確に算定するためには、施設内を移動する時間や顧客からのクレームに対応するための時間なども考慮しなければならないが、どの程度の時間を見込むかは、結局のところ見積作成者の技量や経験に依存するところが多いため、結果として見積額に差が生じてしまう。
【0005】
なお、工事費等の見積システムについては、従来より数多く提案されているが(例えば、特許文献1参照)、前記した維持管理業務に特有の問題点を解決するものは見当たらない。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−32354号公報(全頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、多種の設備機器が備えられた施設の維持管理に要する作業時間を迅速かつ的確に算定することができる作業時間算定システムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1の発明は、施設の維持管理に要する作業時間を算定するための作業時間算定システムであって、多種の設備機器のそれぞれについて、その標準点検周期と単位数量あたりの標準点検時間とを記憶する設備機器記憶手段と、点検すべき設備機器の数量を入力するための数量入力手段と、当該数量入力手段により入力された数量と前記設備機器記憶手段に記憶された標準点検周期および標準点検時間とに基づいて、前記設備機器の点検に要する点検時間を演算する点検時間演算手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
かかる作業時間算定システムによると、多種の設備機器のそれぞれについて標準点検周期と単位数量あたりの標準点検時間とが予め記憶されているので、維持管理すべき施設に実際に備えられた設備機器の数量を入力するだけで、施設の維持管理に要する作業時間を迅速かつ的確に算定することができる。なお、「点検時間」には、検査、整備、清掃に要する時間も含まれる。また、「標準点検周期」とは、例えば、日々行う日常点検であれば「一日あたりの点検回数」を意味し、定期に行う定期点検であれば、「月間あるいは年間の点検回数」を意味する。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載の作業時間算定システムであって、施設の用途に応じて定義された用途係数を記憶する用途係数記憶手段と、施設の経年に応じて定義された経年係数を記憶する経年係数記憶手段と、維持管理すべき施設の延べ床面積、用途および経年を入力するための施設情報入力手段と、前記施設情報入力手段により入力された用途に基づいて前記用途係数記憶手段の中から対応する用途係数を選択するとともに、前記施設情報入力手段により入力された経年に基づいて前記経年係数記憶手段の中から対応する経年係数を選択し、選択された用途係数および経年係数と前記施設情報入力手段により入力された延べ床面積とに基づいてクレーム対応業務に要するクレーム対応時間を演算するクレーム対応時間演算手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
かかる作業時間算定システムは、従来経験的に定めていたクレーム対応業務に必要な時間(クレーム対応時間)を、施設の延べ床面積、用途および経年(施設が竣工してからの年数)という客観的な情報から算定するものである。また、「用途係数」は、施設ごとに異なる維持管理の難易度、クレームの発生頻度などを点検時間等に反映させるべく本願発明者によって導入されたものであり、「経年係数」は、施設の老朽化に伴って増減する維持管理の難易度、クレームの発生頻度などを点検時間等に反映させるべく本願発明者によって導入されたものである。そして、かかる作業時間算定システムによると、業務経験の浅い者であっても、容易にかつ的確にクレーム対応時間を算定することが可能となる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2に記載の作業時間算定システムであって、前記施設データ入力手段により入力された維持管理すべき施設の延べ床面積に基づいて当該施設の建築巡回点検に要する巡回時間を演算する巡回時間演算手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
かかる作業時間算定システムは、従来経験的に定めていた建築巡回点検に必要な時間(巡回時間)を施設の延べ床面積という客観的な情報から算定するものであり、これによると、業務経験の浅い者であっても、容易にかつ的確に巡回時間を算定することが可能となる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項3に記載の作業時間算定システムであって、前記点検時間、前記クレーム対応時間および前記巡回時間を合算して合計作業時間を得る合計時間演算手段をさらに備えることを特徴とする。
【0015】
かかる作業時間算定システムによると、施設の維持管理に必要な作業時間を容易にかつ的確に算定することができる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項4に記載の作業時間算定システムであって、施設の延べ床面積に応じて定義された移動係数を記憶する移動係数記憶手段と、前記施設データ入力手段により入力された延べ床面積に基づいて前記移動係数記憶手段の中から対応する移動係数を選択し、選択された移動係数を前記合計作業時間に乗算してその補正値を得る第一の補正手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0017】
かかる作業時間算定システムは、合計作業時間演算手段で演算された合計作業時間を、施設の延べ床面積に応じて定義された移動係数により補正するものである。「移動係数」は、施設内を移動するのに必要な時間を点検時間等に反映させるべく本願発明者によって導入されたものであり、これにより、施設の規模によって増減する移動時間を点検時間等に反映させることが可能となる。
【0018】
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載の作業時間算定システムであって、施設に配置される人員の技能レベルに応じて定義された技能レベル係数を記憶する技能レベル係数記憶手段と、人員の技能レベルを入力するための人員レベル入力手段と、当該人員レベル入力手段により入力された人員の技能レベルに基づいて前記技能レベル係数記憶手段の中から対応する技能レベル係数を選択し、選択された技能レベル係数に基づいて前記合計作業時間を補正する第二の補正手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0019】
かかる作業時間算定システムは、施設の規模や設備機器の種類から画一的に算定された合計作業時間を維持管理業務に従事する人員の技能レベルに応じて補正するものである。「技能レベル係数」は、人員の技能レベルによって点検時間等が増減することを考慮すべく本願発明者によって導入されたものであり、これにより、人員の熟練度を点検時間等に反映させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】
本実施形態に係る作業時間算定システムは、受変電設備、空調機器、給排水設備、消防設備など多種多様な設備機器を備えたビル、商業・文化施設、駐車場などの各種施設において、その維持管理に要する作業時間を算定するものであり、図1に示すように、記憶装置1、表示装置2、入力装置3および演算処理部4を少なくとも備えるコンピュータから構成されている。また、記憶装置1には、コンピュータを作業時間算定システムとして機能させるための図示しないプログラムが格納されている。
【0022】
なお、本明細書においては、施設の維持管理に要する作業時間のうち、当該施設に装備されている設備機器の点検・整備・清掃に要する時間を「点検時間」と称する。また、「点検時間」は、日常点検に要する時間(以下、「日常点検時間」という)、定期点検に要する時間(以下、「定期点検時間」という)、法定点検に要する時間(以下、「法定点検時間」という)および整備清掃に要する時間(以下、「整備清掃時間」という)を合算したものである。
【0023】
また、施設の外観検査等を目的として実施される建築巡回点検に要する時間を「巡回時間」と称し、顧客等からのクレームの対応に要する時間を「クレーム対応時間」と称する。さらに、事務処理業務に要する時間を「事務処理時間」といい、顧客等とのコミュニケーションに要する時間を「コミュニケーション時間」といい、社員教育に要する時間を「教育時間」という。
【0024】
(記憶装置)
記憶装置1は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成されており、図1に示すように、設備機器ファイル群11、用途係数ファイル12、経年係数ファイル13、移動係数ファイル14、技能レベル係数ファイル15を格納している。すなわち、本実施形態では、記憶装置1が設備機器記憶手段、用途係数記憶手段、経年係数記憶手段、移動係数記憶手段、技能レベル係数記憶手段として機能する。また、図1に示すように、記憶装置1には、施設ファイル16、集計ファイル17、必要人工ファイル18A、人件費ファイル18Bおよび作業費ファイル群19も格納されている。
【0025】
設備機器ファイル群11は、図2に示す日常点検ファイル11A、図3に示す定期点検ファイル11B、図4に示す法定点検ファイル11Cおよび図5に示す整備清掃ファイル11Dとから構成されており、各ファイルには、多種の設備機器について、その標準点検周期と単位数量あたりの標準点検時間とが対応付けて記憶されている。ここで、「標準点検周期」とは、点検を行う頻度をいう。すなわち、一日、一月または一年あたりの点検回数を意味する。また、「標準点検時間」とは、標準的な技能を有する人員が単位数量の設備機器を一回点検するのに要する時間を意味する。
【0026】
日常点検ファイル11Aには、図2に示すように、日常点検を要する設備機器ごとに、その「名称」、「単位数量」、「基準単位」、「標準点検周期」および「標準点検時間」が予め記憶されている。例えば、「受変電設備」の「単位数量」は「1(面)」であり、「標準点検回数」は1日に「3(回)」であり、「標準点検時間」は「1(分)」である。すなわち、「受変電設備」の日常点検は、1面(単位数量)につき1日に3回(標準点検回数)行う必要があり、1回の点検につき1分(標準点検時間)を要する。また、「区分」は、設備機器の種類を示すものである。なお、「数量」は、日常点検をすべき設備機器の実数量を「単位数量」で除した値であり、入力装置3により入力される。また、「個別日常点検時間」は、一の設備機器の日常点検に必要な時間であり、後記する点検時間演算手段41により演算される。
【0027】
定期点検ファイル11Bには、図3に示すように、定期点検を要する設備機器ごとに、その「名称」、「単位数量」、「基準単位」、「標準点検周期」および「標準点検時間」が予め記憶されている。例えば、「受変電設備」の「単位数量」は「1(面)」であり、「標準点検回数」は1年に「12(回)」であり、「標準点検時間」は「5(分)」である。すなわち、「受変電設備」の定期点検は、1面(単位数量)につき1年間に12回(標準点検回数)行う必要があり、1回の点検につき5分(標準点検時間)を要する。また、「区分」は、設備機器の種類を示すものである。なお、「数量」は、定期点検をすべき設備機器の実数量を「単位数量」で除した値であり、入力装置3により入力される。また、「個別定期点検時間」は、一の設備機器の定期点検に必要な時間であり、後記する点検時間演算手段41により演算される。
【0028】
法定点検ファイル11Cには、図4に示すように、法律で点検内容が規定されている設備機器ごとに、その「名称(検査項目)」、「単位数量」、「基準単位」および「標準点検時間」が予め記憶されている。例えば、「受変電設備」の「単位数量」は「100(kVA)」であり、「標準点検回数」は1年に「1(回)」であり、「標準点検時間」は「40(分)」である。すなわち、「受変電設備」の法定検査は、「100(kVA)」(単位数量)につき、1年に「1(回)」(標準点検回数)行う必要があり、1回の点検につき「40(分)」(標準点検時間)を要する。なお、「数量」は、法定点検(検査)をすべき設備機器の実数量を「単位数量」で除した値であり、入力装置3により入力される。また、「個別法定点検時間」は、一の設備機器の法定点検に必要な時間であり、後記する点検時間演算手段41により演算される。
【0029】
整備清掃ファイル11Dには、図5に示すように、整備・清掃を要する設備機器ごとに、その「名称(内容)」、「単位数量」、「基準単位」、「標準点検周期」および「標準点検時間」が予め記憶されている。例えば、「電灯負荷設備(絶縁測定)」の「単位数量」は「1(面)」であり、「標準点検回数」は1年に「1(回)」であり、「標準点検時間」は「15(分)」である。すなわち、「電灯負荷設備」については、1面(単位数量)につき、1年に1回(標準点検回数)の整備(絶縁測定)が必要であり、1回の整備につき15分(標準点検時間)を要する。また、「区分」は、設備機器の種類を示すものである。なお、「数量」は、整備清掃をすべき設備機器の実数量を「単位数量」で除した値であり、入力装置3により入力される。また、「個別整備清掃時間」は、一の設備機器の整備清掃に必要な時間であり、後記する点検時間演算手段41により演算される。
【0030】
用途係数ファイル12には、図6(a)に示すように、施設の用途に応じて定義された用途係数が予め記憶されている。「用途係数」は、施設ごとに異なる維持管理の難易度、クレームの発生頻度などを点検時間等に反映させるべく本願発明者によって導入されたものである。なお、用途係数は、図示の値に限定されることはなく、適宜変更してもよい。
【0031】
経年係数ファイル13には、図6(b)に示すように、施設の経年(施設が竣工してからの年数)に応じて定義された経年係数が予め記憶されている。「経年係数」は、施設の老朽化に伴って増減する維持管理の難易度、クレームの発生頻度などを点検時間等に反映させるべく本願発明者によって導入されたものである。なお、経年係数は、図示の値に限定されることはなく、適宜変更してもよい。
【0032】
移動係数ファイル14には、図6(c)に示すように、施設の延べ床面積に応じて定義された移動係数が予め記憶されている。「移動係数」は、施設内を移動するのに要する時間を点検時間等に反映させるべく本願発明者によって導入されたものである。なお、移動係数は、図示の値に限定されることはなく、適宜変更してもよい。
【0033】
技能レベル係数ファイル15には、図7に示すように、施設に配置される人員の技能レベル(熟練度)に応じて定義された技能レベル係数が予め記憶されている。「技能レベル係数」は、人員の技能レベルによって点検時間等が増減することを考慮すべく本願発明者によって導入されたものである。なお、技能レベル係数は、図示の値に限定されることはなく、適宜変更してもよい。
【0034】
施設ファイル16には、入力装置3から入力された物件情報(施設の名称、用途、経年、延べ床面積)、勤務体制(夜間待機時間)、設備関係業務以外の特殊業務(内容等)、見積用情報(客先の名称、住所、電話番号等)など施設に関する情報(図11参照)が記憶される。
【0035】
集計ファイル17には、図8に示すように、点検時間演算手段41で演算された「点検時間(日常点検時間、定期点検時間、法定点検時間、整備清掃時間)」のほか、巡回時間演算手段43で演算された「巡回時間」、クレーム対応時間演算手段42で演算された「クレーム対応時間」、諸業務時間演算手段44で演算された「事務処理時間」、「コミュニケーション時間」、「教育時間」、入力装置3により入力された「夜間待機時間」および「設備関係業務以外の特殊業務に要する時間」が記憶され、さらに、合計時間演算手段45で演算された「合計作業時間A」、第一の補正手段46Aで演算された合計作業時間の「第一の補正値B1」および「第二の補正値B2」が記憶される。なお、本実施形態では、「一日あたり」の点検時間等と「月あたり」の点検時間等とが集計ファイル17に記憶される。ここで、「夜間待機時間」とは、夜間における監視・待機時間である。また、「設備関係業務以外の特殊業務に要する時間」は、実測値である。
【0036】
必要人工ファイル18Aには、図9(a)に示すように、第一の補正手段46Aで演算された「第二の補正値B2」、必要人工演算手段47により技能レベル係数ファイル15の中から選択された「技能レベル係数」、第二の補正手段46Bで演算された合計作業時間A(図8参照)の「総作業時間(第三の補正値B3)、予め設定された一人あたりの「月間労働時間」と「有給取得時間」、必要人工演算手段47で演算された「作業人工」と「作業人工の補正値」が記憶される。
【0037】
人件費ファイル18Bには、図9(b)に示すように、入力装置3により入力された役職ごとの「人数」、後記する人件費演算手段48により演算された役職ごとの「月単価」および見積金額演算手段49により演算された人件費の「合計金額」が記憶される。
【0038】
作業費ファイル群19は、法定点検に要する作業費(人件費以外の材料費等)の「単価」等が予め記憶されている法定作業費ファイル19A(図10(a)参照)と、設備機器の定期点検に要する保守費(人件費以外の材料費等)の「単価」等が予め記憶されている定期保守費ファイル19Bとから構成されている(図10(b)参照)。
【0039】
(表示装置)
表示装置2(図1参照)は、いわゆるディスプレイ装置であり、維持管理すべき施設の延べ床面積、用途および経年が入力される施設データ入力欄21(図11参照)、設備機器の実際の数量が入力される設備機器数量入力欄22(図12参照)、人員の技能レベルが入力される技能レベル入力欄23(図13(a)参照)および人員の人数が入力される人員数入力欄24(図13(b)参照)等を表示して、各入力欄へのデータの入力を促すとともに、記憶装置1に格納された各種ファイルの内容や後記する演算処理部4で演算された結果を表示するものである。
【0040】
施設データ入力欄21には、図11に示すように、施設の延べ床面積が入力される述べ床面積入力部21a、経年が入力される経年入力部21b、用途が入力される用途入力部21c、夜間の待機時間が入力される夜間待機時間入力部21d、設備関係業務以外の特殊業務内容等が入力される特殊業務入力部21eのほか、施設に関する見積用情報(客先の名称、住所、電話番号等)を入力する入力部が設けられている。
【0041】
設備機器数量入力欄22(22’)には、図12に示すように、設備機器の数量が入力される複数の数量入力部22a(22a’)と、点検実施者(「自社」、「外注」、「検査機関」)が入力される複数の点検者入力部22b(22b’)とが設けられている。なお、点検者入力部22bに「自社」を入力すると、点検時間等の算定に組み入れられ、一方、「外注」あるいは「検査機関」を入力すると、検査内容ごとに予め記憶された立会時間が点検時間等に加算される。
【0042】
また、技能レベル入力欄23には、図13(a)に示すように、人員の技能レベルが入力されるレベル入力部23aが設けられており、人員数入力欄24には、役職ごとにその人数が入力される人数入力部24aが設けられている。
【0043】
なお、図示は省略するが、表示装置2には、施設データ入力欄21、設備機器数量入力欄22、技能レベル入力欄23、人員数入力欄24および前記した各ファイルへリンクするメニューボタンが表示され、このメニューボタンをマウス等で適宜選択することにより、対応する入力欄あるいはファイルが表示されるように構成されている。
【0044】
(入力装置)
入力装置3は、表示装置2に表示される施設データ入力欄21、設備機器数量入力欄22、人員レベル入力欄23および人員数入力欄24等の各入力部に所定のデータを入力するためのものであり、キーボードやマウス等から構成されている。
【0045】
すなわち、本実施形態では、入力装置3が設備機器の実際の数量を入力するための数量入力手段、維持管理すべき施設の延べ床面積、用途および経年を入力するための施設情報入力手段および施設に実際に配置される人員の技能レベルを入力するための人員レベル入力手段として機能する。
【0046】
(演算処理部)
演算処理部4は、図1に示すように、点検時間演算手段41、クレーム対応時間演算手段42、巡回時間演算手段43、諸業務時間演算手段44、合計時間演算手段45、第一の補正手段46A、第二の補正手段46B、必要人工演算手段47、人件費演算手段48および見積金額演算手段49を備えて構成されている。
【0047】
点検時間演算手段41は、入力装置3により入力された各設備機器の数量と設備機器ファイル群11に予め記憶された標準点検周期および標準点検時間とに基づいて設備機器の点検時間(日常点検時間、定期点検時間、法定点検時間、整備清掃時間)を演算するものである。
【0048】
点検時間のうち、日常点検時間は、各設備機器の個別日常点検時間を合算することで得られる。また、個別日常点検時間は、入力装置3により入力された各設備機器の「数量」、日常点検ファイル11A(図2参照)に記憶された「標準点検周期(回/日)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、以下の演算式により演算される。
(個別日常点検時間)=(数量)×(標準点検周期)×(標準点検時間)
【0049】
例えば、図2に示すように、「受変電設備」の数量が「74(面)」である場合には、その標準点検周期が「3(回/日)」であり、標準点検周期が「1(分)」であることから、「受変電設備」の個別点検時間は、「222(分/日)」となる。
【0050】
すなわち、点検時間演算手段41は、数量が入力された設備機器について、日常点検ファイル11A(図2参照)の中から対応する「標準点検周期(回/日)」および「標準点検時間(分)」を読み出し、当該読み出した「標準点検周期(回/日)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、個別日常点検時間を演算し、さらに、各設備機器の個別日常点検時間を合算して日常点検時間を算出する。なお、個別日常点検時間を単に合算した場合には、日常点検時間の単位は「分/日」となるが、この値を「60」で除せば「時/日」となる。また、一月あたりの日常点検時間を算出する場合には、一月の日数を乗じればよく、一年あたりの日常点検時間を算出する場合には、一月あたりの日常点検時間に「12」を乗じればよい。
【0051】
また、点検時間演算手段41により演算された個別日常点検時間は、日常点検ファイル11A(図2参照)に記憶され、日常点検時間は、集計ファイル17(図8参照)に記憶される。なお、集計ファイル17には、一日あたりの日常点検時間(時/日)と一月あたりの日常点検時間(時/月)とに変換されたものが記憶される。
【0052】
なお、本実施形態では、設備機器の実数量を「単位数量」で除した値を「数量」としたが、実数量を「数量」としてもよい。この場合の個別日常点検時間は、以下の演算式により演算される。
(個別日常点検時間)=(数量)/(単位数量)×(標準点検周期)×(標準点検時間)
【0053】
同様に、点検時間のうち、定期点検時間は、各設備機器の個別定期点検時間を合算することで得られる。また、個別定期点検時間は、入力装置3により入力された各設備機器の実際の「数量」、定期点検ファイル11B(図3参照)に記憶された「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、以下の演算式により演算される。
(個別定期点検時間)=(数量)×(標準点検周期)×(標準点検時間)
【0054】
例えば、図3に示すように、「受変電設備」の数量が「74(面)」である場合には、その標準点検周期が「12(回/年)」であり、標準点検周期が「5(分)」であることから、「受変電設備」の個別点検時間は、「4400(分/年)」となる。
【0055】
すなわち、点検時間演算手段41は、数量が入力された設備機器について、定期点検ファイル11B(図3参照)の中から対応する「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」を読み出し、当該読み出した「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、個別定期点検時間を演算し、さらに、各設備機器の個別定期点検時間を合算して定期点検時間を算出する。
【0056】
また、点検時間演算手段41により演算された個別定期点検時間は、定期点検ファイル11B(図3参照)に記憶され、定期点検時間は集計ファイル17(図8参照)に記憶される。なお、集計ファイル17には、一日あたりの定期点検時間(時/日)と一月あたりの定期点検時間(時/年)とに変換されたものが書き込まれる。
【0057】
また、点検時間のうち、法定点検時間は、各設備機器の個別法定点検時間を合算することで得られる。また、個別法定点検時間は、入力装置3により入力された各設備機器の「数量」、法定点検ファイル11C(図4参照)に記憶された「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、以下の演算式により演算される。
(個別法定点検時間)=(数量)×(標準点検周期)×(標準点検時間)
【0058】
例えば、図4に示すように、「受変電設備」の数量が「224(kVA)」である場合には、その標準点検周期が「1(回/年)」であり、標準点検周期が「40(分)」であることから、「受変電設備」の個別点検時間は、「8960(分/年)」となる。ちなみに、「受変電設備」の実数量は、「22400(kVA)」である。
【0059】
すなわち、点検時間演算手段41は、数量が入力された設備機器について、法定点検ファイル11C(図4参照)の中から対応する「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」を読み出し、当該読み出した「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、個別法定点検時間を演算し、さらに、各設備機器の個別法定点検時間を合算して法定点検時間を算出する。
【0060】
また、点検時間演算手段41により演算された個別法定点検時間は、法定点検ファイル11C(図4参照)に記憶され、法定点検時間は集計ファイル17(図8参照)に記憶される。なお、集計ファイル17には、一日あたりの法定点検時間(時/日)と一年あたりの法定点検時間(時/年)とに変換されたものが記憶される。
【0061】
点検時間のうち、整備清掃時間は、各設備機器の個別整備清掃時間を合算することで得られる。また、個別整備清掃時間は、入力装置3により入力された各設備機器の「数量」、整備清掃ファイル11D(図5参照)に記憶された「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、以下の演算式により演算される。
(個別整備清掃時間)=(数量)×(標準点検周期)×(標準点検時間)
【0062】
例えば、図5に示すように、「電灯負荷設備(絶縁測定)」の数量が「278(面)」である場合には、その標準点検周期が「1(回/年)」であり、標準点検周期が「15(分)」であることから、「受変電設備」の個別点検時間は、「4170(分/年)」となる。
【0063】
すなわち、点検時間演算手段41は、数量が入力された設備機器について、整備清掃ファイル11D(図5参照)の中から対応する「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」を読み出し、当該読み出した「標準点検周期(回/年)」および「標準点検時間(分)」に基づいて、個別整備清掃時間を演算し、さらに、各設備機器の個別整備清掃時間を合算して整備清掃時間を算出する。
【0064】
また、点検時間演算手段41により演算された個別整備清掃時間は、整備清掃ファイル11D(図5参照)に記憶され、整備清掃時間は、集計ファイル17(図8参照)に記憶される。また、集計ファイル17には、一日あたりの整備清掃時間(時/日)と一年あたりの整備清掃時間(時/日)とに変換されたものが記憶される。
【0065】
クレーム対応時間演算手段42は、クレーム対応時間を演算するものであり、入力装置3により入力された施設の用途に基づいて図6(a)に示す用途係数ファイル12の中から対応する用途係数を選択する(読み出す)とともに、入力装置3により入力された経年に基づいて図6(b)に示す経年係数ファイル13の中から対応する経年係数を選択し(読み出し)、選択された用途係数および経年係数と入力装置3により入力された延べ床面積とに基づいてクレーム対応業務に要するクレーム対応時間を演算するものである。また、演算されたクレーム対応時間は、集計ファイル17(図8参照)に記憶される。
【0066】
一日あたりのクレーム対応時間(時)は、以下の演算式により演算することができる。
クレーム対応時間(時/日)=(延べ床面積)/(用途係数)×(経年係数)
【0067】
例えば、施設の延べ床面積が「180000(m)」、用途が「事務所ビル」、経年が「15年」である場合には、「事務所ビル」に対応する用途係数が「9000」であり(図6(a)参照)、「15年」に対応する経年係数「1.1」であることから(図6(b)参照)、クレーム対応時間(時/日)は「22(時/日)」となる。
【0068】
巡回時間演算手段43は、巡回時間を演算するものであり、施設ファイル16の中から施設の延べ床面積を読み出し、当該読み出した延べ床面積を予め定義された建築巡回係数で除すことにより当該施設の建築巡回点検に要する巡回時間を演算する。例えば、施設の延べ床面積が「180000(m)」、建築巡回定数を「15000」とすると、建築巡回点検に要する一日あたりの巡回時間は、「12(時/日)」となる。また、演算された巡回時間は、図8に示す集計ファイル17に記憶される。
【0069】
諸業務時間演算手段44は、点検時間演算手段41により演算された点検時間、クレーム対応時間演算手段42により演算されたクレーム対応時間、巡回時間演算手段43により演算された巡回時間、入力装置3から入力される施設に関する情報(延べ床面積、用途、経年等)に基づいて、事務処理時間、コミュニケー教育時間等を演算するものである。すなわち、諸業務時間演算手段44は、集計ファイル17の中からクレーム対応時間、巡回時間を読み出すとともに、施設ファイル16の中から延べ床面積、用途、経年等を読み出し、これらに基づいて事務処理時間、コミュニケーション時間等を演算するものである。また、演算された事務処理時間、コミュニケーション時間および教育時間は、図8に示す集計ファイル17に記憶される。
【0070】
一日あたりの事務処理時間(時/日)は、以下の演算式により演算される。
(事務処理時間)=((点検時間)+(巡回時間))×0.3
なお、単位はいずれも「時/日」であり、「0.3」は定数である。
【0071】
一日あたりの教育時間(時/日)は、以下の算定式により演算される。
(教育時間)=((点検時間)+(巡回時間))×0.05
なお、単位はいずれも「時/日」であり、「0.05」は定数である。
【0072】
一日あたりのコミュニケーション時間(時/日)は、以下の演算式により演算される。
(コミュニケーション時間)=(延べ床面積)/30000
なお、単位はいずれも「時/日」であり、「30000」は、定数である。
【0073】
合計時間演算手段45は、図8に示す集計ファイル17の中から、点検時間(日常点検時間、定期点検時間、法定点検時間、整備清掃時間)、巡回時間、クレーム対応時間、事務処理時間、コミュニケーション時間、教育時間、その他入力装置3により直接入力された夜間待機時間や設備関係業務以外の特殊業務時間を読み出すとともに、これらを合算して合計作業時間Aを算出し、その結果を集計ファイル17に再び記憶する。
【0074】
第一の補正手段46Aは、施設の延べ床面積に基づいて図6(c)に示す移動係数ファイル14の中から対応する移動係数を選択し、選択された移動係数を合計時間演算手段45により演算された合計作業時間Aに乗算してその第一の補正値B1を得るものである(図8参照)。さらに、本実施形態では、第一の補正手段46Aにより、予め定義された余裕係数が第一の補正値B1に乗算され、合計作業時間Aの第二の補正値B2が演算される。余裕係数は、適宜設定することが可能であるが、本実施形態では「1.1」とする。また、第一の補正値B1および第二の補正値B2は、集計ファイル17に記憶される。
【0075】
例えば、施設の延べ床面積が「180000(m)」である場合には、第一の補正手段46Aにより図6(c)に移動係数ファイル14の中から移動係数として「1.3」が選択され、この移動係数が合計作業時間A「2234.88(時/月)」に乗算され、その結果、第一の補正値B1「2905.34(時/月)」が算出される(図8参照)。さらに、第一の補正値B1に余裕係数「1.1」が乗算され、第二の補正値B2「3195.88(時/月)」が算出される(図8参照)。
【0076】
第二の補正手段46Bは、入力装置3により入力された人員の技能レベルに基づいて図7に示す技能レベル係数ファイル15の中から対応する技能レベル係数を選択し、選択された技能レベル係数を合計作業時間Aの第二の補正値B2(図8参照)にさらに乗算して第三の補正値B3(図9(a)参照)を得るものである。第三の補正値B3は、施設の用途、規模、人員の技能レベル等を反映したものであるため、実際の作業時間に非常に近似した値となる。また、第三の補正値は、必要人工ファイル18A(図9(a)参照)に「総作業時間」として記憶される。
【0077】
例えば、人員の技能レベルが「2.5」である場合には、第二の補正手段46Bにより図7に示す技能レベル係数ファイル15の中から技能レベル係数として「0.95」が選択され、この技能レベル係数が第二の補正値B2(図8参照)に乗算され、その結果、第三の補正値B3「3036.08(時/月)」が算出される(図9(a)参照)。
【0078】
必要人工演算手段47は、第二の補正手段46Bで演算された「総作業時間(合計作業時間Aの第三の補正値B3)」を必要人工ファイル18A(図9(a)参照)に予め記憶された「月間労働時間」で除算して施設の維持管理に必要な作業人工(人数)を得るものである。
【0079】
作業人工は、以下の演算式で演算される。
(作業人工)=(総作業時間)/(月間労働時間)
【0080】
例えば、図9(a)に示すように、一人あたりの月間労働時間が「172(h)」である場合には、第三の補正値B3が「101.20(h/日)」であるから、施設の維持管理に必要な一月あたりの人工は「17.65(人)」となる。
【0081】
また、図9(a)に示す「作業人工の補正値」は、有給取得時間を考慮したものであり、以下の演算式で演算される。
(作業人工の補正値)=(総作業時間)/((月間労働時間)−(有給取得時間))
【0082】
また、必要人工演算手段47で演算された「作業人工」および「作業人工の補正値」は、必要人工ファイル18A(図9(a)参照)に記憶される。
【0083】
人件費演算手段48は、図示は省略するが、人員に支払われる基本給、資格手当、交通費等に基づいて人件費の月単価(図9(b)参照)を役職ごとに演算するものである。すなわち、人件費演算手段48は、入力装置3により入力された基本給、資格手当、交通費、一般管理費乗率、賞与引当率に基づいて各種保険料、賞与引当金、一般管理費等を演算するとともに、これらを合算して人件費の月単価を演算する。また、演算された人件費の月単価は、人件費ファイル18B(図9(b)参照)に記憶される。
【0084】
見積金額演算手段49は、施設に配置される人員の人数、人件費演算手段48により演算された人件費の単価に基づいて人件費の合計金額を演算し、さらに、この人件費の合計金額に作業費ファイル群19に予め記憶された法定定期作業費の単価(図10(a)参照)の合計金額と設備定期保守費の単価(図10(b)参照)の合計金額とを合算して施設の維持管理に要する総費用を演算するものである。
【0085】
また、見積金額演算手段49で演算された人件費の合計金額は、図16に示す見積結果ファイルに「設備管理業務費」として記憶され、法定定期作業費の単価の合計金額および設備定期保守費の単価の合計金額は、それぞれ「法定定期作業費」、「設備定期保守費」として記憶される。また、「設備管理業務費」、「法定定期作業費」および「設備定期保守費」を合算したものは、「総合計」として図16に示す見積結果ファイルに記憶される。なお、「総合計」を算出するに際し、適宜「その他」の費用や「値引き」を考慮しても差し支えない。
【0086】
次に、本実施形態に係る作業時間演算システムの動作を、図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0087】
作業時間演算システムを起動すると、表示装置2に図11に示す施設データ入力欄21が表示されるので(S1)、入力装置3を使用して各入力部に施設に関する情報を入力する(S2)。施設データ入力欄21に入力された各種データは、施設ファイル16に記憶される。
【0088】
例えば、図11に示すように、施設データ入力欄21の述べ床面積入力部21aに施設の延べ床面積「180000(m)」を、経年入力部21bに経年「15(年)」を、用途入力部21cに施設の用途「事務所ビル」を、夜間待機時間入力部21dに夜間待機時間「16(時/日)」を、設備関係業務以外の特殊業務入力部21eにその内容「散水」およびこれに要する時間「1(時/日)」を入力する。さらに、必要に応じて「物件名」等を入力する。
【0089】
また、施設データ入力欄21に施設の用途、経年および延べ床面積が入力されると、クレーム対応時間演算手段42により図6(a)に示す用途係数ファイル12の中から対応する用途係数が選択されるとともに、図6(b)に示す経年係数ファイル13の中から対応する経年係数が選択され(S3)、この用途係数、経年係数および延べ床面積に基づいてクレーム対応時間が演算され(S4)、この結果が集計ファイル17に記憶される。
【0090】
また、施設の延べ床面積が入力されると、巡回時間演算手段43により巡回時間が演算され(S5)、この結果が集計ファイル17に記憶される。
【0091】
なお、施設の用途として「複合用途」を入力(選択)した場合には、図14に示すように、用途入力欄25が表示される。用途入力欄25には、用途ごとの床面積が入力される複数の床面積入力部25aと、用途が入力される複数の用途入力部25cとが備えられており、用途入力部25cに「用途」を入力すると、図6(a)に示す用途係数ファイル12の中から対応する用途係数が選択される。複合用途の用途係数は、面積按分した各用途の用途係数を合算したものである。すなわち、各用途係数に、施設全体(延べ床面積)に対する当該用途(床面積)の占める割合を乗じたものが、複合用途における当該用途の用途係数となり、これらを合算したものが複合用途の用途係数となる。
【0092】
例えば、図14に示すように、施設の用途が「事務所ビル」と「スーパー」で、その床面積がそれぞれ「90000(m)」、「30000(m)」である場合(延べ床面積「120000(=90000+30000)(m)」)を想定すると、施設全体に対する「事務所ビル」の占める割合が「0.75」で、「スーパー」の占める割合が「0.25」となることから、複合用途における「事務所ビル」の用途係数が「6750(=9000×0.75)」となり、「スーパー」の用途係数が「750(=3000×0.25)」となる。すなわち、複合用途の用途係数は、「7500=6750+750」」となる。
【0093】
次に、表示装置2に図12に示す設備機器数量入力欄22,22’を表示させ(S6)、その数量入力部22a,22a’に入力装置3を使用して施設に備えられている各設備機器の数量を入力する(S7)。設備機器数量入力欄22に入力された「数量」は、設備機器ファイル群11に記憶される。
【0094】
例えば、図12に示すように、「受変電設備」の数量入力部22aには、「74」を入力し、「非常用発電機」の数量入力部22aには、「1」を入力する。また、維持管理すべき施設に備えられていない設備機器(例えば、「常用発電機」や「真空ボイラー」等)の数量入力部22aは空欄にしておく。
【0095】
また、法定点検(検査)が必要な場合は、表示装置2に図12に示す設備機器数量入力欄22’の数量入力部22a’に各設備機器(検査項目)の数量を入力する。例えば、「高圧受変電設備年次点検」の数量入力部22a’には、「224」を入力し、「消防設備点検」の数量入力部22a’には、「115」を入力する。なお、例えば、「害虫防除」等は、設備機器には該当しないが、施設の維持管理に必要な作業であるので、設備機器の場合に準ずることとする。
【0096】
設備機器の数量が入力されると、設備機器ファイル群11に記憶されるとともに、点検時間演算手段41により、点検時間(日常点検時間、定期点検時間、法定点検時間、整備清掃時間)が演算され(S8)、その結果が集計ファイル17に記憶される。
【0097】
点検時間、クレーム対応時間、巡回時間が演算された段階で諸業務時間演算手段44により事務処理時間、コミュニケーション時間および教育時間が演算され(S9)、合計時間演算手段45により合算される(S10)。また、事務処理時間、コミュニケーション時間、教育時間、合計作業時間は、集計ファイル17に記憶される。
【0098】
続いて、第一の補正手段46Aにより図6(c)に示す移動係数ファイル14の中から施設の延べ床面積に対応する移動係数が選択され(S11)、この移動係数が合計時間演算手段45で演算された合計作業時間A(図8参照)に乗算されて第一の補正値B1(図8参照)が算出され、さらに余裕係数が乗算されて第二の補正値B2(図8参照)が算出される(S12)。
【0099】
次に、表示装置2に図13(a)に示す技能レベル入力欄23を表示させ(S13)、そのレベル入力部23aに入力装置3を使用して人員の技能レベルを入力する(S14)。
【0100】
技能レベルが入力されると、第二の補正手段46Bにより図7に示す技能レベル係数ファイル15の中から対応する技能レベル係数が選択され(S15)、この技能レベル係数が第二の補正値B2(図8参照)に乗算されて総作業時間(第三の補正値B3)が演算される(S16)。
【0101】
このように、本実施形態に係る作業時間算定システムによると、多種の設備機器のそれぞれについて標準点検周期と単位数量あたりの標準点検時間とが予め記憶されているので、維持管理すべき施設に実際に備えられた設備機器の数量を入力するだけで、施設の維持管理に要する総作業時間を迅速かつ的確に算定することができる。
【0102】
しかも、従来経験的に定めていた巡回時間やクレーム対応時間等が施設の延べ床面積、用途および経年という客観的な情報から算定されるので、業務経験の浅い者であっても、容易にかつ的確に施設の維持管理に要する総作業時間を算定することができる。
【0103】
さらに、合計作業時間Aの第三の補正値B3(総作業時間)は、施設の規模および人員の技能レベルを反映したものであるため、実際の総作業時間に非常に近似した値となる。
【0104】
また、第二の補正手段46Bにより総作業時間が演算されると、必要人工演算手段47により作業人工(あるいは作業人工の補正値)が演算される。
【0105】
そして、表示装置2に図13(b)に示す人員数入力欄24を表示させ、役職ごとに設けられた人数入力部24aに、その合計が必要人工演算手段47により演算された作業人工と同数になるように適宜な人数を入力すれば、見積金額演算手段49により人件費の合計金額が演算される。この人件費の合計金額は、図16に示す見積結果ファイルに「設備管理業務費」として記憶される。また、見積金額演算手段49により、作業費ファイル群19(図10(a)(b)参照)に予め記憶された法定定期作業費の単価の合計金額および設備定期保守費の単価の合計金額が演算され、それぞれ「法定定期作業費」、「設備定期保守費」として見積結果ファイルに記憶される。
【0106】
すなわち、図16に示す見積結果ファイルの内容が施設のオーナ等に提示すべき「見積書」となる。
【0107】
このように、本実施形態に係る作業時間算定システムによれば、最終的には、維持管理業務の見積金額をも容易に算定することが可能となる。
【0108】
【発明の効果】
本発明の作業時間算定システムによれば、多種の設備機器が備えられた施設の維持管理に要する作業時間を迅速かつ的確に算定することができる。しかも、施設の延べ床面積や経年といった客観的な情報を利用して維持管理に要する作業時間を算定するので、算定者によって結果が異なることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る作業時間算定システムの構成を示すブロック図である。
【図2】日常点検ファイルの内容を示す図である。
【図3】定期点検ファイルの内容を示す図である。
【図4】法定点検ファイルの内容を示す図である。
【図5】整備清掃ファイルの内容を示す図である。
【図6】(a)は用途係数ファイルの内容を示す図、(b)は経年係数ファイルの内容を示す図、(c)は移動係数ファイルの内容を示す図である。
【図7】技能レベル係数ファイルの内容を示す図である。
【図8】集計ファイルの内容を示す図である。
【図9】(a)は必要人工ファイルの内容を示す図、(b)は人件費ファイルの内容を示す図である。
【図10】(a)(b)は作業費ファイル群の内容を示す図である。
【図11】施設データ入力欄を示す図である。
【図12】設備機器数量入力欄を示す図である。
【図13】(a)は技能レベル入力欄を示す図、(b)は人員数入力欄を示す図である。
【図14】複合用途入力欄を示す図である。
【図15】作業時間算定システムの動作を示すフローチャートである。
【図16】見積結果ファイルの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 記憶装置
11 設備機器ファイル群
12 用途係数ファイル
13 経年係数ファイル
14 移動係数ファイル
15 技能レベル係数ファイル
16 施設ファイル
17 集計ファイル
18A 必要人工ファイル
18B 人件費ファイル
19 作業費ファイル群
2 表示装置
3 入力装置
4 演算処理部
41 点検時間演算手段
42 クレーム対応時間演算手段
43 巡回時間演算手段
45 合計時間演算手段
46A 第一の補正手段
46B 第二の補正手段

Claims (6)

  1. 施設の維持管理に要する作業時間を算定するための作業時間算定システムであって、
    多種の設備機器のそれぞれについて、その標準点検周期と単位数量あたりの標準点検時間とを記憶する設備機器記憶手段と、
    点検すべき設備機器の数量を入力するための数量入力手段と、
    当該数量入力手段により入力された数量と前記設備機器記憶手段に記憶された標準点検周期および標準点検時間とに基づいて前記設備機器の点検に要する点検時間を演算する点検時間演算手段と、
    を備えることを特徴とする作業時間算定システム。
  2. 施設の用途に応じて定義された用途係数を記憶する用途係数記憶手段と、
    施設の経年に応じて定義された経年係数を記憶する経年係数記憶手段と、
    維持管理すべき施設の延べ床面積、用途および経年を入力するための施設情報入力手段と、
    前記施設情報入力手段により入力された用途に基づいて前記用途係数記憶手段の中から対応する用途係数を選択するとともに、前記施設情報入力手段により入力された経年に基づいて前記経年係数記憶手段の中から対応する経年係数を選択し、選択された用途係数および経年係数と前記施設情報入力手段により入力された延べ床面積とに基づいてクレーム対応業務に要するクレーム対応時間を演算するクレーム対応時間演算手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の作業時間算定システム。
  3. 前記施設データ入力手段により入力された維持管理すべき施設の延べ床面積に基づいて当該施設の建築巡回点検に要する巡回時間を演算する巡回時間演算手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の作業時間算定システム。
  4. 前記点検時間、前記クレーム対応時間および前記巡回時間を合算して合計作業時間を得る合計時間演算手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の作業時間算定システム。
  5. 施設の延べ床面積に応じて定義された移動係数を記憶する移動係数記憶手段と、
    前記施設データ入力手段により入力された延べ床面積に基づいて前記移動係数記憶手段の中から対応する移動係数を選択し、選択された移動係数を前記合計作業時間に乗算してその補正値を得る第一の補正手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の作業時間算定システム。
  6. 施設に配置される人員の技能レベルに応じて定義された技能レベル係数を記憶する技能レベル係数記憶手段と、
    人員の技能レベルを入力するための人員レベル入力手段と、
    当該人員レベル入力手段により入力された人員の技能レベルに基づいて前記技能レベル係数記憶手段の中から対応する技能レベル係数を選択し、選択された技能レベル係数に基づいて前記合計作業時間を補正する第二の補正手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の作業時間算定システム。
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