JP6512730B2 - 経営計画策定支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、利益目標を計画する利益計画と、商品ごとの販売計画を策定する商品販売計画とを関連付けた経営計画策定支援システムに関するものである。
通常、会社が来期の利益計画を作成する場合、最初に行なうことは、例えば「来期は、今期の20%増の総売上を目指そう」という総売上の対前年比の設定である。次に、粗利益の対前年比を設定し目標の粗利益を算出する。そして、原価や固定費を算出して、最後に純利益(経常利益)が算出される(例えば、下記特許文献1)。以上のような手順で経費目標の計画を立てることが多い。
特開2005−038292号公報
しかし、この手順では、会社の収益力、成長力、充実度を示す経常利益が、最後にならないと見えて来ないという問題がある。すなわち、会社がどれだけ儲かるかが、最後にならないと分からない。
経営者は、まず利益の増大を念頭に置いて経営を行なうべきである。そして、利益計画の目標設定においては、何より目標の利益(経常利益)の設定が優先されるべきである。
それが、前述の総売上額の目標設定を優先する計画では、会社の目標となるべき利益が最後にならないと分からない。会社経営においてこのような最後にならないといくら利益があるか分からない利益計画は、経営者の自己満足の計画となってしまうおそれがある。
本発明に係る経営計画策定支援システムは、少なくとも内部費用を含む損益に関するデータの計画値であるPL計画値の入力を受け付けるPL計画値受付手段35と、目標とする利益である利益目標値(例えば、経常利益、粗利益率)の入力を受け付ける利益目標値受付手段36と、前記PL計画値と前記利益目標値を用いて売上を算出する売上算出手段とを備える。内部費用には、例えば、人件費、経費、販売促進費、減価償却費、営業外費用、営業外収益が挙げられる。
さらに、前記PL計画値受付手段35が受け付けたPL計画値と、前記利益目標値受付手段36が受け付けた経常利益を用いて、粗利益を算出する第1の粗利益算出手段37を備える。前記第1の粗利益算出手段37は、経常利益に、経費、販売促進費、人件費、減価償却費及び営業外費用を加算し、営業外収益を減算して、粗利益を算出する。前記売上算出手段38は、第1の粗利益算出手段37が算出した粗利益と、前記利益目標値受付手段36が受け付けた粗利益率を用いて、売上を算出する。
これによれば、まず、最終的に手に入れたい利益目標(粗利益)を利益目標値受付手段36が受け付け、その利益を上げるのに必要な売上を売上算出手段38が計算し、PL計画値受付手段35により人件費等のPL計画値を検討・シミュレーションし計画を策定する。言い換えると、計画した人件費等に従えば、会社にとって最も重要な最終的に手に入れたい利益を得ることができる。
さらに、本発明は、商品販売計画を策定するために必要な商品ごとの1個粗利益と単価と粗利益を含む、商品計画値の入力を受け付ける商品計画値受付手段39と、前記商品計画値を用いて、商品群ごとの売上を算出する商品売上算出手段44と、商品群ごとの売上数量を算出する数量算出手段45とを備えることもできる。
これによれば、目標とする商品群ごとの売上や数量が算出されるため、商品群ごとに商品販売計画を立てることができる。そして、商品販売計画により得られた売上と、利益計画により得られた売上(すなわち、前記売上算出手段38が算出した売上)とを関連付けて同一にさせることで、この商品販売計画にしたがって商品を販売すると、目標とする売上を得ることができる。
また、前記商品計画値を用いて、粗利益率を算出する第2の粗利益算出手段42と、第1の粗利益算出手段37が算出した粗利益と、第2の粗利益算出手段42が算出した粗利益との差である不足額を表示する粗利益差表示手段43とを備え、商品計画値受付手段39は、不足額がゼロになるように、商品計画値の入力を受け付けることが可能でもよい。
これによれば、商品販売計画と利益計画との粗利益差が表示されるため、利用者は粗利益差をなくさせるよう、商品販売計画をたてることが可能となる。その結果、この商品販売計画にしたがって商品を販売すると、利益計画で策定した目標とする利益を得ることができる。
さらに、前記商品計画値を用いて粗利益率を算出する粗利益率算出手段40と、前記利益目標値受付手段36が受け付けた粗利益率と、前記粗利益率算出手段40が算出した粗利益率との差を表示する益率差表示手段41とを備えてもよい
これによれば、商品販売計画と利益計画との粗利益率差が表示されるため、利用者は利益計画でたてた粗利益率を、商品販売計画でたてた粗利益率に変更することができる。この結果、商品販売計画と関連付けられた、新たな利益計画が策定される。すなわち、商品販売計画通りに商品を販売すると、目標とする利益が得られることとなり、さらに、その利益を得るための人件費等がシミュレーションされる。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、最初に最終的に手に入れたい利益目標を設定し、それを実現するため会社の行動指針を描き出すために用いられる経営計画策定支援システムを提供するものである。
本実施形態の経営計画策定支援の流れを示す図である。 本実施形態の経営計画策定支援システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態の情報処理部の主要部を示すブロック図である。 本実施形態の勘定科目表を示す図である。 本実施形態の利益現状表を示す図である。 本実施形態の利益現状表の人件費明細を示す図である。 本実施形態の商品別販売現状表を示す図である。 本実施形態の利益計画表を示す図である。 本実施形態の利益計画表人件費明細表を示す図である。 本実施形態の商品別販売計画表を示す図である。 本実施形態の売上構成比表を示す図である。 本実施形態の営業所別販売計画表を示す図である。 本実施形態の月別商品別販売計画表を示す図である。 本実施形態の月別利益計画表を示す図である。
本発明に係る経営計画策定支援プログラムは、コンピュータに搭載され、そのコンピュータ及び周辺装置を経営計画策定支援システムとして動作させる。コンピュータへのプログラムの搭載は、プログラムが格納された記録媒体、若しくはインターネット上のウェブサイトからダウンロードされることで行われる。
経営計画策定支援プログラムが記録される記録媒体は、コンピュータによる読み取り・書き込みが可能な情報記録媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク、PDディスク、MDディスク、MOディスク、半導体メモリ等)であれば良い。
以下、経営計画に係る処理をソフトウェア(経営計画策定支援プログラムとデータ)で実現し、コンピュータに当該ソフトウェアを読み込ませてコンピュータを経営計画策定支援システムとして動作させる場合を例として説明する。
なお、本発明に係る経営計画策定支援システムとして動作させる装置は、コンピュータプログラムの実行制御が可能なデータ処理装置であれば良く、ハードウェア構成は汎用的なものを適用することができる。
図1は、経営計画策定支援の流れを示す図である。図2は、経営計画策定支援システムの全体構成の一例をブロック図で示している。図2において、経営計画策定支援システムを構成するデータ処理装置は、本実施の形態ではパーソナルコンピュータである。
本システム20は、制御部21、入力部22、表示部23、記憶部24、情報処理部25を備えている。制御部21は、コンピュータプログラムの実行制御や周辺機器の入出力制御などを行うためのもので、例えばCPU,MPU等の制御装置で構成される。入力部22は、利用者による操作情報などを入力するためのインターフェイスであって、コントロールパッド、マウス、キーボード等の入力装置で構成される。表示部23は、表や画像等を表示するためのもので、液晶ディスプレイ,CRT等の表示装置で構成される。記憶部24は、アプリケーションプログラムや制御データなどを記憶する。
図3は、図2中の情報処理部25の主要部の構成例を示すブロック図である。情報処理部25は、経営計画策定支援を実行するためのもので、利益計画策定手段31、商品販売計画策定手段32、売上構成比策定手段33、月別商品販売策定手段34を備えている。
上記各手段をコンピュータに実行させるための処理ルーチン(各手段としてコンピュータを機能させるプログラム)は、本実施形態では、一般的に利用されている市販の表計算ソフトウェアのマクロプログラムとして組み込まれ、表計算ソフトウェアとして動作する。
表計算ソフトウェアとは、2次元マトリクス状の縦横方向に伸びる「列」と「行」が交差する各セルに対応して設定した数値と計算ルールに基づき、当該セル内に計算結果を自動的に設定して表示する表計算手段(表計算プログラム)を有するワークシートである。例えば米国マイクロソフト社のエクセル(マイクロソフト社商標)等市販のソフトを用いることができる。
言い換えると、本発明に係る経営計画策定支援システムでの情報処理を遂行する経営計画策定支援プログラムは、表計算ソフトウェアにより表示された表の画面を利用者が操作すると、その利用者の操作に応じて、セル内の所望の演算式で得られる数値や文字を入力して集計することで、経営者に利益を得るための情報を自動的に作成して提示する手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
利益計画策定手段31は、利益計画表を用いて、利益計画を策定する。本実施形態の利益計画とは、はじめに利益目標を定め、その利益を上げるのに必要な売上を計算し、人件費等を描き出す計画である。
利益計画表には、目標とする利益情報である利益目標値(粗利益率、粗利益、営業利益等)や、内部費用(人件費、経費、販売促進費、減価償却費)に関する項目が設けられており、これらの項目の値から売上が算出されるようになっている。
利益計画策定手段31は、PL計画値受付手段35と、利益目標値受付手段36と、第1の粗利益算出手段37と、売上算出手段38とを備えており、これらの各手段を用いて利益計画表を作成する。以下、これらの各手段について説明する。
PL計画値受付手段35は、計画する人件費、経費、販売促進費、減価償却費、営業外費用、営業外収益に関する内部費用情報を含むPL計画値の入力を受け付ける。利益目標値受付手段36は、利益計画を策定するために必要な目標とする利益(例えば、経常利益、粗利益率)に関する利益目標値の入力を受け付ける。これらの受付手段35、36は、利用者によって表計算ソフトウェアのワークシートのセルに数値や情報が入力されることで実現される。後述する受付手段(すなわち、商品計画値受付手段39、月別売上比受付手段46、営業所別売上比受付手段48)についても同様である。
第1の粗利益算出手段37は、前記PL計画値受付手段35が受け付けたPL計画値と、前記利益目標値受付手段36が受け付けた利益目標値を用いて、粗利益を算出する。売上算出手段38は、第1の粗利益算出手段37が算出した粗利益と、前記利益目標値受付手段36が受け付けた粗利益率を用いて、売上を算出する。これらの算出手段37、38は、受付手段が受け付けた数値に対応して、設定された計算ルールに基づき、セル内に計算結果を自動的に算出することにより実現される。後述する算出手段(すなわち、粗利益率算出手段40、第2粗利益算出手段42、数量算出手段45、商品売上算出手段44、月別売上算出手段47、営業所別売上算出手段49、月別数量算出手段29、月別商品算出手段30)についても同様である。
以上のようにして、PL計画値受付手段35が受け付けた人件費、経費、販売促進費、減価償却費と、利益目標値受付手段36が受け付けた利益目標値と、第1の粗利益算出手段37が算出した粗利益、売上算出手段38が算出した売上とから、利益計画表が作成される。
商品販売計画策定手段32は、商品販売計画表を用いて、商品販売計画を策定する。本実施形態の商品販売計画とは、利益計画策定手段31が策定した利益目標を確保するのに必要な売上を上げるため、商品の販売目標を検討する計画である。
商品販売計画表は、利益計画表と関連付けられており、商品群ごとに、粗利益額、1個粗利益、数量、単価、売上、粗利益率、人数等を計画する。
商品販売計画策定手段32は、商品計画値受付手段39と、粗利益率算出手段40と、益率差表示手段41と、第2の粗利益算出手段42と、粗利益差表示手段43と、商品売上算出手段44と、数量算出手段45とを備えており、これらの各手段を用いて商品計画表を作成する。以下、これらの各手段について説明する。
商品計画値受付手段39は、商品販売計画を策定するために必要な商品ごとの1個粗利益と単価と粗利益を含む、目標とする商品計画値の入力を受け付ける。
商品売上算出手段44は、前記商品計画値を用いて、商品群ごとの売上を算出する。数量算出手段45は、商品群ごとの売上数量を算出する。目標とする商品群ごとの売上や数量が算出されるため、商品群ごとに商品販売計画を立てることができる。そして、商品販売計画により得られた売上と、利益計画により得られた売上(すなわち、前記売上算出手段38が算出した売上)とを関連付けて同一にさせることで、この商品販売計画にしたがって商品を販売すると、目標とする売上を得ることができる。
第2の粗利益算出手段42は、前記商品計画値を用いて、粗利益率を算出する。この粗利益と、前記第1の粗利益算出手段37が算出した粗利益との差が、粗利益差表示手段43により表示される。商品販売計画と利益計画との粗利益差が表示されるため、利用者は粗利益差をなくさせるよう、商品販売計画をたてることが可能となる。その結果、この商品販売計画にしたがって商品を販売すると、利益計画で策定した目標とする利益を得ることができる。
粗利益率算出手段40は、前記商品計画値を用いて粗利益率を算出する。この粗利益率と、前記利益目標値受付手段36が受け付けた粗利益率との差が、益率差表示手段41により表示される。商品販売計画と利益計画との粗利益率差が表示されるため、利用者は利益計画でたてた粗利益率を、商品販売計画でたてた粗利益率に変更することができる。この結果、商品販売計画と関連付けられた、新たな利益計画が策定される。すなわち、商品販売計画通りに商品を販売すると、目標とする利益が得られることとなり、さらに、その利益を得るための人件費等がシミュレーションされる。
売上構成比策定手段33は、売上構成比表を用いて、各月の売上構成比、各営業所の売上構成比を計算し、そこから各月、各営業所の売上額を算出する。売上構成比表は、後述の営業所別販売計画表、月別商品別販売計画表、月別利益計画表の基になる計画表である。ここで算出された月別の売上構成比によって、各営業所の毎月の売上目標が自動的に決定されていく。即ち、利益計画表および商品別販売計画表は、何の商売を行なって儲けていくかを明確にした計画表であるが、この売上構成比表は、どこにどれだけ売らせるか、すなわち各営業所(店)に売上をどう割り振るかを決定する計画表である。
売上構成比策定手段33は、月別売上比受付手段46、月別売上算出手段47、営業所別売上比受付手段48、営業所別売上算出手段49を備えており、これらの各手段を用いて売上構成比表を作成する。以下、これらの各手段について説明する。
月別売上比受付手段46は、利用者によって、計画する各月の売上構成比の入力を受け付ける。月別売上算出手段47は、この新構成比率に従って、各月度売上を算出する。
営業所別売上比受付手段48は、利用者によって、各営業所の売上構成比119を受け付ける。営業所別売上算出手段49は、この各営業所の売上構成比に従って、各営業所の売上を算出する。
月別商品別販売策定手段34は、月別商品別販売計画表を用いて、月別の商品別販売計画を策定する。本実施形態の月別商品別販売計画表は、商品別販売計画表を、先の営業所別販売計画表の構成比に沿って、商品別の月別販売計画を立てていくものである。
月別商品別販売策定手段34は、月別数量算出手段29及び月別商品算出手段30を備えており、これらの各手段を用いて月別商品別販売計画表を作成する。月別商品算出手段30は、営業所別販売計画表および商品別販売計画表の内容に基づいて、商品群ごとの各月の売上計画を算出する。月別数量算出手段29は、営業所別販売計画表および商品別販売計画表の内容に基づいて、商品群ごとの各月の売上数量を算出する。
1−1 事前準備(勘定科目表の作成)
まず、本経営計画策定支援を行うにあたって、利用者が行うべき事前準備について説明する。図4は、経営計画策定支援の事前準備として利用者が入力部を介して入力する勘定科目表40を示している。勘定科目表40は、会社の最新の内部費用(人件費、販売促進費、経費等)に関する情報や直近売上、粗利益等を、勘定科目12ごとに入力する表である。
各勘定科目12に番号(コードNo)11が付与されている。利用者が、その番号(コードNo.)11に合わせて、決算書や直近の損益計算書を見ながら、勘定科目表40の金額列13に金額を入力していくと、会社の情報が、コードNo11に対応した勘定科目12ごとに集計されるようになっている。(図1S1)
なお、この表に示されている数字は、表の内容を説明するために便宜上表示されているだけであり、数字自体に特に意味は持たない。このことは他のすべての表についても同様であり、各表中の数字はそれぞれ各表のみ説明するための数字である。したがって、例えば関連付けられた2つの表の数字が、本図面においては関連付けられた数字となっているとは限らない。
具体的には、内部費用として、人件費14(例えば、社員給料14A、雑給料14B、派遣社員費14C、役員報酬、募集費、教育研修費、福利厚生費等)、販売促進費15(例えば、開拓手数料、役員報酬、販促企画費、消耗資材費、広告宣伝費等)、経費16(例えば、車輌費、家賃地代、研究開発費、租税公課、接待交際費、支払手数料、リース料、通信交通費、消耗品費等)や、減価償却費、営業外収益、営業外費用、経常利益、特別利益・除却益、特別損失・除却損等の勘定科目について利用者から直近の情報の入力を受け付けることができるようになっている。勘定科目の名称が自社の呼称と異なる場合は、修正することもできる。
人件費14とは、社員、パート、および募集費、教育研修、福利厚生といった社員に関する費用の合計である。ただし、新規開拓担当者など、コミッション制のセールスマンの給料は「開拓手数料」として販売促進費15の項目に分類される。
販売促進費15とは、売上成果に正比例する費用で、開拓手数料、販売促進費、消耗資材費、広告宣伝費等の合計である。考え方としては、新規契約(売上、開拓)に比例して必要な経費を意味する。経費16とは、新規売上成果に正比例しない費用の合計である。ここでは通信交通費や消耗品代、接待・交際費などを入れる。
上述の勘定科目以外にも直近売上(現状)17と粗利益額18の金額を入力する項目も設けられている。これらの項目に金額を入力すると粗利益率19が自動計算される。
勘定科目表40は後述する利益現状表50と関連づけられており、これらの勘定科目12およびその金額13は、コードNo11を介して利益現状表50に自動転記される。
1−2 事前準備(利益現状表の作成)
図5は、本実施形態の利益現状表50を示している。利益現状表50は、人件費51および人件費明細54、経費52、販売促進費53のブロックに分類されており、各ブロックには勘定科目表40と同一の勘定科目が設けられている。各ブロックの各勘定科目には、勘定科目表40に入力した内容(利益や経費等に関する金額)が転記される。また、勘定科目表40の直近売上(現状)17と粗利益率19も、売上高56と粗利益率57の項目に転記される。
まず利用者は、利益現状表50に正しく転記されているかを確認する。利益現状表50の内容を確認したら、次は自社の現状を確認するため、以下の作業を行う。
1−3 事前準備(売上成長率を100%にする)
まず売上成長率55が100%になるように人件費明細54の詳細を調節する(図1S2)。調節する項目は、社員給料54A、雑給(パート、アルバイト)54B、派遣社員費(派遣社員、契約社員)54C、開拓手数料53Aである。したがって、等級(給与)別の社員数およびパート数、職責ごとの年収(賞与を含む平均)、フルコミッション制のセールスマン数、および年収(平均、または予定額)を把握しておく必要がある。ただし、開拓手数料53Aは、人件費51ではなく販売促進費53として扱う。
人件費明細54では、社員は、賞与・諸手当も含めた年収単価54Dのランクによって分けられており、人数54Eの欄にそのランクの人数を入力できるようになっている。「パート、アルバイト」54B、「派遣社員、契約社員」54C等についても同様に、年収単価54Dと人数54Eを入力する。入力した年収単価54Dと人数54Eを掛け合わせることで、その年収単価のランクの合計金額54Fが算出されて表示される。
図6に示すように、入力中の数値54A、54B、54Cと、自社の現状(すなわち、勘定科目表40に入力した社員給料14A、雑給14B、派遣社員費14C)との差が表示され、その差がマイナスの場合には「不足」が表示され、プラスの場合には「超過」が表示される。この表示により、人件費ごとに、合計額が、勘定科目表40の合計額と同一となるように調整を行いながら入力することができる。直近のデータと同一にすることで、自社の現状を知ることができるようになっている。
人件費明細54の各人件費の合計と、勘定科目表の各人件費の合計との合わせ方は下記の通りである。
1)まず人数54Eを入力してシミュレーションを行ない、合計に合うように、あとで単価(1人当たりの平均年収)54Dを変えていくか、
2)逆に、単価54Dをまず直してから、人数54Eを変えてシミュレーションしながら、自社の各人件費の合計に合わせていく。
以上のようにして、社員給料54A、雑給54B、派遣社員費54Cの詳細を設定することで、各合計金額が勘定科目表40に入力した金額と同額にする。
入力の結果、「売上成長率」55が100%になっているか、確認する。「売上成長率」55を100%する操作は、来期の計画を作成するにあたり、「自社の現状を知ること」を目的としている。「売上成長率」55が100%になったら、それが自社の現状を示しており、それが今後の計画作成を行うにあたっての基本数値となる。なお、「売上成長率」55を100%にするために、数値を変えた結果、最初に入力して集計された勘定科目表40の数値とは違ったものになっていても、それが自社の現状を示している。
1−4 事前準備(商品別販売現状表)
次に、商品別販売現状表70を作成する(図1S3)。商品別販売現状表70と利益現状表50のデータは互いに関連づけられており、必要なデータの転記も利益現状表50から自動的に行なわれる。この作業にあたって、取扱商品群71ごとの平均単価75、粗利益72、販売数量74、粗利益率77を把握しておく必要がる
図7は、本実施形態の商品別販売現状表70を示している。商品別販売現状表70は、商品群71ごとに、1個粗利益(自社の各商品の1個当たりの粗利益(1個の平均))73、単価(各商品群の1個の平均単価)75、粗利益額(各商品群の実績)72の項目が設けられている。最初に「イ商品群」などの商品群名71を自社の商品群名に書き換えたあと、
個粗利益73、単価75、粗利益額72の順に、各々の金額を入力していく。このとき、全商品群71の粗利益額72の合計が、勘定科目表40に入力した粗利益額18と一致するように入力する。これらの項目を入力すると、商品群ごとに、数量74、売上76、粗利益率77が算出される。
商品群ごとの売上高76、粗利益率77が算出されると、商品群全体の売上高76A、粗利益率77Aが算出される。一方、利益現状表50にも、勘定科目表40から転記されて、売上高56と粗利益率57が表示されている。商品別販売現状表70と利益現状表50の「売上高」・「粗利益率」の数字との差が表示される。これらの差が0になれば、利益現状表の売上と粗利益率に一致していることになる。利益現状表との差が0となっていない場合は、以下のようにして、単価・粗利益額の再シミュレーションを行なう。
1)単価75を変えて売上・粗利益率を近づける
商品別販売現状表70の売上76Aが、利益現状表50の売上高56より上回っている場合は、粗利益率77が一番低い商品群の単価75を下げて、売上と粗利益率を近づける。逆に売上76Aが下回っている場合は、粗利益率77が一番高い商品群の単価75を上げて、売上と粗利益率を近づける。
2)1個粗利益73を変えて売上・粗利益率を近づける
商品別販売現状表70の粗利益率77Aが、利益現状表50の粗利益率57より上回っている場合は、粗利益率77が一番低い商品群の1個粗利益73を上げて、売上と粗利益率を近づける。逆に粗利益率77Aが下回っている場合は、粗利益率77が一番高い商品群の1個粗利益73を下げて、売上と粗利益率を近づける。
1−5 事前準備(客数・客単価のシミュレーション)
商品別販売現状表70には、直近の客数(月)78と客単価(円)79、計画の新客数(月)60と新客単価(円)61の項目が設けられている。客数(月)78を入力すると、客単価(円)79が自動計算で算出される。客単価(円)79の数を参考にして、新客単価(円)61を入力すると、新客数(月)60が、自動計算で算出される。ここでは、新客単価(円)61は、客単価(円)79と同じ値を入力しておく。
1−6 事前準備(戦力(人数)の確認)
パート・アルバイトおよび派遣・契約社員を、何人で社員1人分の戦力として計算するのか、指定する。例えば、パート・アルバイトは3人で1人、派遣・契約社員は2人で1人の戦力として計算する設定とする。
社員役員62の項目では、利益現状表50の人件費明細54の社員給料54Aに表示された人数をそのまま使用する。パート63の項目では、何人で社員1人分の戦力として計算するかを入力すると、利益現状表50の人件費明細54の雑給料計54Bに表示された人数を、その数字で割った結果が表示される。例えば、パート・アルバイトは3人で1人の戦力として設定とした場合に、雑給料計54Bの人数が21人であれば、パート63には、7人と表示される。
派遣契約64
の項目では、何人で社員1人分の戦力として計算するかを入力すると、利益現状表50の人件費明細54の「派遣社員費計」54Cに表示された人数を、その数字で割った結果が表示される。以上のように、人数を指定すると、指定した数値で再計算され、合計の戦力(人数)65が変わる。
1−7 事前準備(人員の配置計画)
「人数」66には、その商品の製造・販売に携わる人数を入力する。また、事務・経理部門など製造・販売に携わらない人員は、事務経理66Aに入力する。この人数(事務経理含む)は、戦力(人数)65に表示された人数と同じになるように人員を配置させる。
「1日の勤務時間」「年間営業日数」を入力すると、年間総勤務時間が計算され、各商品群の1人1時間あたりの粗利額が自動計算される。以上で、本発明に係る経営計画策定支援システムのための事前準備は終了する。
2−1 利益計画表
続いて本経営計画の作成に移る。まずは、すべての基になる利益計画表を作成する(図1S4)。図8は、本実施形態の利益計画表を示す。利益計画表80は、すべての経営計画の基になる表であって、この表を用いていろいろな状況を予測、検討、熟慮しながら、各科目の数値を入れ替え、シミュレーションを行う。
利益計画表80は利益現状表50と同一の構成をしており、勘定科目や、その勘定科目への入力手段や、他の勘定科目の入力値に基づいた算出手段についても、上記利益現状表50と同じである。利益計画表80が利益現状表50と異なる点は、利益現状表50は勘定科目表のデータが転記されるが、利益計画表80では利用者が利益現状表50のデータを参考にして計画値・目標値を入力する点である。
本シミュレーションにおける利益計画表では、はじめに「利益目標」を定め、その利益を上げるのに必要な売上を計算し、人件費等を描き出して作成する。次にその設定した「利益目標」を確保するのに必要な売上を上げるための商品の販売目標を検討・シミュレーションし計画を策定する。
以下、利益計画表について説明する(図1S4)。利益計画表80と利益現状表50のデータは互いに関連づけられており、必要なデータの転記も自動的に行なわれる。したがって、利益計画表80の作成は、利益現状表50のデータを転記することから始まって、このデータを参考にして修正を加える。ただし、はじめに表全体を空白にしてからデータを入力するようにしてもよい
利益現状表50から必要なデータが利益計画表80に転記されたら、利用者はそのデータを参考にして内部費用を含む来期のPL計画値や、来期目標とする利益である利益目標値を入力する。以下、利用者が入力する下記1)から9)のPL計画値や利益目標値について説明する。
1)経常利益
経常利益81の金額は会社の目標を入力する。本シミュレーションでは、はじめに利益目標を定め、その利益を上げるのに必要な売上を計算し、人件費等を描き出して作成する。
2)営業外費用
支払利息、割引料、社債利息、軽微な損失など、金融活動に伴う営業外費用82を入力する。来期の金額がわかっているのであれば、その金額を入力するが、分からない場合は今期の実績を入力する。
3)営業外収益
受取利息、受取配当金による収入など、主に金融活動による営業外収益83を入力する。後に資金運用をした結果を見て、次の検討をする時に金額を修正する。来期の金額がわかっているのであれば、その金額を入力するが、分からない場合は今期の実績を入力する。
4)減価償却費
固定資産を段階的に費用化するための減価償却費84を入力する。資産を利用できる年数を予測し、年度ごとに合理的な計算方法に基づいて費用配分する。例えば、今期の金額(決算書の金額)をそのまま使うか、または、有形固定資産総額の15%を計上する。
5)粗利益率
最初は今期の実績、もしくは、目標とする粗利益率85を入力する。なお、最終的には後述する商品別販売計画表が決定した時点で、この粗利益率の来期の目標は決定する。
6)直近売上
今期の実績、もしくは見通しの金額を直近売上90として入力する。
7)人件費
人件費87として、社員給料、雑給料、派遣社員費、役員報酬、募集費、教育研修費、福利厚生費等を入力する。また、利益計画表80の人件費明細86のブロックの項目を入力する。図9は、人件費明細表86を示す。すでに事前準備(利益現状表50)で行ったが、ここでは来期の計画を入力する。具体的には、「社員・フルパート」91、「パート・アルバイト」92、「派遣社員・契約社員」93の単価86Aおよび人数86Bを入力する。
社員91の単価86Aは、賞与・諸手当も含んだ平均年収である。人数86Bは、最初は現在の人数を入力する。なお、来期の採用予定が決まっている場合は、それを含めた人数を入力する。同じようにして、契約社員93まで単価86Aを入力する。単価86Aを入力したら、同じようにして、社員・パート・派遣社員・契約社員の人数86Bを入力する。
次に、開拓手数料の項目を入力する。「派遣社員」・「契約社員」・「イベント」の単価(年収)と人数の計画が未確定の場合は、とりあえず今期の実績を入力する。ただし、新規開拓担当者など、コミッション制のセールスマンの給料である開拓手数料は、人件費ではなく販売促進費として計算される。
人件費明細86(社員・フルパート91、パート・アルバイト92、派遣社員・契約社員93)を入力すると、人件費87にそれぞれの合計額が表示される。「募集費」、「教育研修」、「福利厚生」には、例えば、今期の10%アップ程を見込んだ額を入力する。
8)経費
続けて、経費88に関連する金額を入力する。具体的には、車輌費、家賃地代、研究開発費、租税公課、接待交際費、支払手数料、リース料、通信交通費、消耗品費等を入力する。例えば、今期の10%アップ程を見込んだ額を入力する。
9)販促費
次に、販促費89に関連する金額を入力する。具体的には、開拓手数料、役員報酬、販促企画費、消耗資材費、広告宣伝費等を入力する。ただし、販促費89のブロックにある開拓手数料89Aは、人件費明細のブロックから自動計算されるので入力する必要はない。
これらの科目が入力されると、第1粗利益算出手段37は粗利益98を算出する。計算手順は以下のとおりである。
まず、経常利益81、営業外費用82、営業外収益83とから、営業利益97を算出する。そして、この営業利益97と、上述の通り入力した人件費87、経費88、販売促進費89、減価償却費84とから、粗利益98を算出する。すなわち、通常粗利益は「売上高−売上原価」であるが、本発明では「経常利益+営業外費用−営業外収益+経費合計」で算出される。この「粗利益」98の金額が、来期の目標、即ち稼がなければならない粗利益を示している。このように、本発明では、最初に来期どれだけ利益を出すかを決定する。
続いて、売上算出手段38は、この粗利益98と、入力された粗利益率98とから、売上96を算出する。さらに、売上96と粗利益98から「売上原価」95が算出される。
この「粗利益」98の金額が、来期の目標、即ち稼がなければならない粗利益を示す。このように、本発明では、最初に来期どれだけ利益を出すかを入力する。次に、人件費・経費・販売促進費などを入力して、逆算で来期の売上高を決定する。その結果,会社が何パーセント成長したのかが、「売上成長率」99の欄に表示される。
2−2 商品別販売計画表
次に、商品別販売計画表100を作成する(図1S5)。図10は、本実施形態の商品別販売計画表100を示す。商品別販売計画表100は商品別販売現状表70と同一の構成をしており、入力項目や、入力手段や、他の項目の入力値に基づいた算出手段についても、上記商品別販売現状表70と同じである。商品別販売計画表100を作成する時は、商品群別101に粗利益額を決め、次に商品群別に1 個粗利益102と単価103を加減しながら決めていく。
商品別販売計画表100は、目標の粗利益額を稼ぐために、各々の商品で、いくら粗利益を稼いでいかなければならないのかを目的とした計画表である。商品別販売計画表100と利益計画表80のデータは互いに関連づけられており、必要なデータの転記も自動的に行なわれる。以下、商品別販売計画表100の作成手順について説明する。
利用者は、来期取り扱う商品群101を決定し、「商品名」を書き換える。次に、1個利益102に、各商品群の101粗利益(1個の平均)を入力する。続いて、単価103に、各商品群101の平均単価を入力する。最後に、粗利益額104に、各商品群の計画(目標)にする粗利益額を入力する。
これらの値が入力されると、商品群ごとの数量106、売上107、粗利益率108が算出される。
また、これらの入力により、全商品群を通した粗利益も算出される。そして、この粗利益(粗利益額104の合計)と、利益計画表80の粗利益額98との差である「不足額」105が表示される。利用者は、この「不足額」105を見ながら、不足額」105がゼロになるように、上記項目104を入力する。
「不足額」105には、計画(目標)の粗利益額(粗利益額104の合計)から、検討結果の粗利益額(利益計画表80の粗利益額98)の合計を引いた金額が表示されるので、この差額をゼロにするということは、利益計画(目標)と商品販売計画の差を無くすことを意味する。つまり、「不足額」105がゼロになった時の各商品群101の目標数量を販売実現すれば、目標の粗利益額を達成するということになる。
「不足額」105の数値がゼロでない場合は、次のような見方・考え方を行ないながら、「不足額」105をゼロにしていく。「不足額」105がマイナスである場合は、まだまだ売っていかねばならないということを意味する。したがって、
1)粗利益額104を上げてみる
2)新商品(事業)の投入を検討してみる、すなわち、商品群101を増やす
等で検討を重ねる。
逆に「不足額」105がプラスである場合は、販売力があるということを意味するから、利益計画表80の再検討が必要(目標を高める)になり、以下のように検討する。
1)利益計画表80の経常利益81を上方修正して、もう一度シミュレーションを行う。
2)人員の増強を予定していたのであれば、元の人数に戻してシミュレーションを行う。
3)マイナスの時と逆のことを検討する。
商品別販売計画表100を立てる際の重要なポイントは、各商品群101の組み合わせによって、全体の粗利益率108Aが変わるということである。A商品とB商品の数量を変えることにより、トータルの売上は同じでも、全体の粗利益率108Aは大きく変化する。以上のようなことを念頭において、各商品群101の粗利額104、単価103、粗利益率108を検討し、「不足額」105がゼロになるように、各商品群101の粗利益額104をシミュレーションする。
「不足額」105がゼロになると、商品別販売計画表100は作成されたことになる。利益計画表80で最初に入力した目標(計画)である「経常利益」81を実現するためには、各商品群101のこの「粗利益額」104を実現しなければならない、ということである。そして、そのためには各商品群101を、シミュレーションの結果として出してきた「販売数量」109を、各々の「粗利益率」108で販売し、「粗利益額」104の目標を達成していかなければいけない。
以上の商品別販売計画表100により、数量106を明確にすることが可能となる。ここで現実的な販売数量106を掴んでおくと、後述する月別商品別販売計画で月々の販売個数目標を決める時に役に立たせることができる。そして、各商品群101の目標数量を販売実現すれば、目標の粗利益額を達成するということになる。
2−3 粗利益率の決定
商品別販売計画表100を作成したら、先に作成した利益計画表80との最終調整を行なう。商品別販売計画表100側の粗利益率108Aは、商品別販売計画表100で検討の結果決定した、来期の商品群全体の粗利益率の目標である。一方、利益計画表80側の粗利益率85は、当初入力した目標とする粗利益率である。
利益計画表80と商品別販売計画表100の粗利益率85、108Aの差108Bが表示される。この差108Bがゼロとなっている場合は、利益計画表80の粗利益率85と、商品別販売計画表110の粗利益率108Aが一致していることになる。
もし、計画との差が生じている場合は、利益計画表80と商品別販売計画表100の粗利益率のどちらを計画で使うのかを検討する。たとえば、商品別販売計画表100の粗利益率108Aを計画とする場合は、利益計画表80側の粗利益率85の項目に商品別販売計画表100側の粗利益率108Aの値を入力する。これにより、売上高96、売上原価95、売上成長率99が、入力した粗利益率に合わせてシミュレーションを行なった結果に変わり、新たな利益計画が策定される。
ここで、利益計画表80で表示される「売上成長率」99の項目について説明する。「売上成長率」99は、「売上高96÷直近売上90」で算出した成長率である。この「売上成長率」99の表示がないと、計画段階で願望だけがエスカレートし、その結果、会社やマーケットの実情とかけ離れた計画になるおそれがある。そこで、計画の現実性を計る目安として、この「売上成長率」99を表示するようにしている。
また、すべての計画が完成したあとで、成長率が100%になるように「経常利益」81を下げてシミュレーションを行なうと、仮に、売上が前年(今期)と同じだったら、どのくらいの赤字(または利益減)になるのかが計算できる。
そして、その時に出た「労働分配率」が、会社の限界労働分配率を示す。労働分配率とは、粗利益に占める人件費の割合である。一般に、資本集約型の産業は分配率が低く、労働集約型の産業は労働分配率が高くなる。限界労働分配率を超えると、企業利益が欠損になり、会社の経営は危ないということになる。逆に、労働分配率が低いと社員への配分が不十分(給料が安い)で、人が辞めていく、というようなことになる。
「売上成長率」99が100%になるように、「経常利益」を下げながら、繰り返し金額を入力していき、「売上成長率」が100%になったら、次の2つのことがわかる。
1)仮に、売上が前年(今期)と同じだったら、これだけ(「経常利益」の額)の赤字(もしくは売上減)になるということ。
2)この時の「労働分配率」が、自社の限界労働分配率(この数値に近づいたら危ない)だということ。
以上のように、繰り返してシミュレーションを行い、少なくともそれぞれ2種類以上の計画表80、100を作成する。そして、その中から決定版として使う計画表(決定版)を決める(図1S6)。
決定版として使う計画表80、100が決まれば、利益計画表80、商品別販売計画表100のデータが、それぞれ利益計画表(決定版)、商品別販売計画表(決定版)に転記される。これらの計画表(決定版)が、この後作成する売上構成比表、月別商品別販売計画表、月別利益計画表で基本データ(例えば、売上構成比表の実績・計画の金額、月別商品別販売計画表(売上)の商品群名・売上目標、月別商品別販売計画表(数量)の商品群名・数量目標、月別利益計画表の各項目の金額)として使われる。なお、以下、計画表80、100がそれぞれ決定版として決められたと仮定して説明する
3−1 売上構成比表
次に、売上構成比表110を作成する(図1S7)。図11は、本実施形態の売上構成比表110を示す。売上構成比表110は、後述の営業所別販売計画表、月別商品別販売計画表、月別利益計画表の基になる計画表である。ここで算出された月別の売上構成比によって、各営業所の毎月の売上目標が自動的に決定されていく。即ち、利益計画表80および商品別販売計画表100は、何の商売を行なって儲けていくかを明確にした計画表であるが、この売上構成比表110は、どこにどれだけ売らせるか、すなわち各営業所(店)に売上をどう割り振るかを決定する計画表である。
売上構成比表110は、利益計画表80(決定版)、商品別販売計画表100(決定版)と関連付けられており、売上構成比表110の実績・計画の金額は、すでに作成している利益計画表80(決定版)、商品別販売計画表100(決定版)の内容が自動転記される。正しく転記されていることを確認すると、続いて次の手順に従って、売上構成比表110を作成する。
1)営業所名の確認
各営業所名111を、自社のものに書き直す。
2)月度の確認
営業所名111を書き換えたら、次は月度を自社の月度112に書き直していく。最初の月度112(図10では、4月)を入力すると、次月以降の月数112が、1年分自動的に書き換わる。
3)直近売上の入力
直近の月売上113を月ごとに順次入力していく。この各月の売上113を、前年度の実績売上117で割ることにより、各月の売上構成比が自動計算されて、「前構成比」114に表示される。
4)新構成比の入力
利用者は「前構成比」114を参考にしながら、「新構成比」115をいくらにしていくか、決めていく。各月の合計が100%になるように、すなわち「差額」116が0になるように新しい構成比115を各月度に割り振っていく。この新構成比115に従って、各月度売上118が算出される。
5)営業所別売上構成比の入力
次に利用者は、各営業所の売上構成比119を入力する。このとき、最大の構成比を持つ本部(ここでは東京営業所)には構成比を入力しないでおく。本部の構成比は、他の営業所の構成比を決定した結果が算出される。この各営業所の売上構成比119に従って、各営業所売上119Aが算出される。
以上のようにして、全営業所の売上構成比119を入力すると、本部の構成比や全営業所の各月の売上目標が自動算出して表示され売上構成比表110は完成する。
4−1 営業所別販売計画表
次に、営業所別販売計画表120を作成する(図1S8)。図12は、本実施形態の営業所別販売計画表120を示している。営業所別販売計画表120は、売上構成比表110と関連付けられており、必要なデータの転記も自動的に行なわれる。売上構成比表110を作成すると、営業所121ごとに、目標売上122、各月の目標売上123が営業所別販売計画表120に自動転記される。また、同様に営業所全体121Aの目標売上122A、各月の目標売上123Aも自動転記される。各月の目標売上123からその月までの目標累計売上124が算出される
このようにして、営業所別販売計画表120は、利益計画表80で目標となった売上を、売上構成比表110を用いて営業所の月間目標で展開する。先に作成した売上構成比表110に沿って、各営業所の各月度の売上目標123を決定する。
5−1 月別商品別販売計画表
次に、月別商品別販売計画表130を作成する(図1S9)。図13は、本実施形態の月別商品別販売計画表130を示している。月別商品別販売計画表130は、商品別販売計画表100(決定版)を、先の営業所別販売計画表120の構成比に沿って、商品別の月別販売計画を立てていくものである。営業所別販売計画表120を作成すれば、商品別販売計画表100(決定版)のデータに基づいて、自動的に行なわれる。
月別商品別販売計画表130は、商品別販売計画表100(決定版)および営業所別販売計画表120と関連付けられており、必要なデータの転記も自動的に行なわれる。月別商品別販売計画表130には、売上タイプと数量タイプの2つがある。
売上タイプの月別商品別販売計画表(売上)130Aは、商品別販売計画表100(決定版)から、各商品群131の売上目標132が自動転記される。
そして、月別商品算出手段30が、営業所別販売計画表120の営業所全体121Aの売上目標122Aと当月売上目標123Aから当月売上目標の比率を算出し、その当月売上目標の比率を各商品群131の売上目標132に掛け合わせることで、商品群131ごとの「当月」売上133を算出する。また、当月までの売上の「累計」137が算出されるとともに表示される。
月別商品別販売計画表130は、上記売上タイプ以外にも、数量タイプを用いても良い。数量タイプの月別商品別販売計画(数量)130Bは、商品別販売計画表100(決定版)から、各商品群134の数量目標135が自動転記される。
そして、月別数量算出手段29が、営業所別販売計画表120の営業所全体121Aの売上目標122Aと当月売上目標123Aから当月売上目標の比率を算出し、その当月売上目標の比率を各商品群134の数量目標135に掛け合わせることで、商品群134ごとの「当月」数量136を算出する。また、当月までの数量の「累計」138が算出されるとともに表示される。
6−1 月別利益計画表
次に月別利益計画表140を作成する(図1S10)。図14は、本実施形態の月別利益計画表140を示す。月別利益計画表140は、利益計画表80(決定版)と営業所別販売計画表120の売上構成比を利用して、月々の目標を設定する表であって、利益計画表80(決定版)の各科目を、営業所別販売計画表120の構成比で、月別に算出したものである。
月別利益計画表140は、利益計画表80(決定版)および営業所別販売計画表120と関連付けられており、必要なデータの転記も自動的に行なわれる。具体的には、利益計画表80(決定版)から、売上高96、売上原価95、粗利益98、人件費87、経費88、販売促進費89、減価償却費84、営業利益97、営業外収益83、営業外費用82、経常利益81等が転記される。なお、図14では、売上高、売上原価、粗利益、人件費が例示されている・
これらの項目ごとに各月の目標金額141が算出され表示される。営業所別販売計画表120の営業所全体121Aの売上目標122Aと当月売上目標123Aから、各項目に目標額が算出される。
以上、本発明の利益計画によれば、まず、最終的に手に入れたい利益目標(粗利益)を決め、その利益を上げるのに必要な売上を計算し、人件費等を検討・シミュレーションし計画を策定する。言い換えると、計画した人件費等に従えば、会社にとって最も重要な最終的に手に入れたい利益を得ることができる。
また、商品群ごとの商品販売計画を立てることで、この商品販売計画にしたがって商品を販売すると、利益計画でたてた売上や利益を得ることができる。
すなわち、商品販売計画と利益計画を関連付けさせることにより、商品販売計画通りに商品を販売すると、目標とする利益が得られることとなり、さらに、その利益を得るための人件費等がシミュレーションされる。
20 経営計画支援システム
31 利益計画策定手段
32 商品販売計画策定手段
33 売上構成比策定手段
34 月別商品販売策定手段
35 PL計画値受付手段
36 利益目標値受付手段
37 第1粗利益算出手段
38 売上算出手段
39 商品計画値受付普段
40 粗利益率算出手段
50 利益現状表
70 商品別販売現状表
80 利益計画表
100 商品別販売計画表
110 売上構成比表
120 営業所別販売計画表
130 月別商品別販売計画表
140 月別利益計画表

Claims (7)

  1. 少なくとも内部費用を含む損益に関するデータの計画値であるPL計画値の入力を受け付けるPL計画値受付手段と、
    目標とする利益である利益目標値の入力を受け付ける利益目標値受付手段と、
    前記PL計画値と前記利益目標値を用いて、売上を算出する売上算出手段とを備え、
    前記PL計画値受付手段が、経費、販売促進費、人件費、減価償却費、営業外費用、営業外収益の入力を受け付け、
    前記利益目標値受付手段が、経常利益、粗利益率の入力を受け付け、
    前記PL計画値受付手段が受け付けたPL計画値と、前記利益目標値受付手段が受け付けた経常利益を用いて、粗利益を算出する第1の粗利益算出手段と、を備え、
    前記第1の粗利益算出手段は、経常利益に、経費、販売促進費、人件費、減価償却費及び営業外費用を加算し、営業外収益を減算して、粗利益を算出し、
    前記売上算出手段が、
    前記第1の粗利益算出手段が算出した粗利益と、
    前記利益目標値受付手段が受け付けた粗利益率を用いて、
    売上を算出し、
    さらに、商品ごとの1個粗利益と、単価と、商品群ごとの粗利益を含む商品データの計画値である商品計画値の入力を受け付ける商品計画値受付手段と、
    前記商品計画値を用いて、粗利益を算出する第2の粗利益算出手段と、
    第1の粗利益算出手段が算出した粗利益と、第2の粗利益算出手段が算出した粗利益との差である不足額を表示する粗利益差表示手段と、
    前記商品計画値を用いて粗利益率を算出する粗利益率算出手段と、
    前記利益目標値受付手段が受け付けた粗利益率と、前記粗利益率算出手段が算出した粗利益率との差を表示する益率差表示手段と、を備え、
    前記粗利益差表示手段による粗利益の不足額の表示と、前記益率差表示手段による粗利益率の差は、ともに表示され、
    前記商品計画値受付手段は、不足額がゼロになるように、前記商品計画値の入力を受け付けることが可能であり、
    前記利益目標値受付手段は、前記益率差表示手段による粗利益率の差が生じている場合、粗利益率算出手段が算出した粗利益率を、粗利益率として受け付けることが可能である経営計画策定支援システム。
  2. 前記商品計画値を用いて、商品群ごとの売上を算出する商品売上算出手段と、を備えた請求項1に記載の経営計画策定支援システム。
  3. 前記商品計画値を用いて、商品群ごとの売上数量を算出する数量算出手段と、を備えた請求項1又は2に記載の経営計画策定支援システム。
  4. 月別の売上比の入力を受け付ける月別売上比受付手段と、
    前記月別売上比受付手段が受け付けた月別売上比と、前記売上算出手段が算出した売上を用いて、月別の売上構成を算出する月別売上算出手段と、を備えた請求項1からの何れかに記載の経営計画策定支援システム。
  5. 営業所別の売上比の入力を受け付ける営業所別売上比受付手段と、
    前記営業所別売上比受付手段が受け付けた営業所別売上比と、前記売上算出手段が算出した売上を用いて、営業所別の売上構成を算出する営業所別売上算出手段と、を備えた請求項1からの何れかに記載の経営計画策定支援システム。
  6. 月別の売上比の入力を受け付ける月別売上比受付手段と、
    前記商品売上算出手段が算出した売上と、前記月別売上比受付手段が受け付け月別売上比を用いて、商品ごとに月別の売上構成を算出する月別商品売上算出手段と、を備えた請求項2記載の経営計画策定支援システム。
  7. 月別の売上比の入力を受け付ける月別売上比受付手段と、
    前記数量算出手段が算出した商品群ごとの売上数量と、前記月別売上比受付手段が受け付けた月別売上比を用いて、商品ごとに月別の売上数量を算出する月別数量算出手段と、を備えた請求項3に記載の経営計画策定支援システム。
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