JP6968367B2 - 人件費算出装置及び人件費算出プログラム - Google Patents
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Description
[1.構成]
図1に示す人件費算出システム1は、組織としての会社において、社員ごとの人件費をシミュレーションするためのシステムである。人件費算出システム1は、入力部11、出力部12、給与情報DB13、個人情報DB14、保険料率DB15、会社費用情報DB16、会社情報DB17及び制御部18を備える。
出力部12は、各種情報を出力するための手段であり、ディスプレイ等により構成される。
給与過去情報は、支給済みの給与額を表す給与情報である。給与過去情報は、図示しない給与システムから、過去の個人別給与支給明細データが取得された場合に記録される。給与情報DB13には、過去の所定期間(例えば前年度の期首から当月まで)の各月の給与過去情報が記憶されている。
雇用区分データ領域には、この社員の雇用形態を表す識別子のデータが記憶される。
所属データ領域には、この社員が所属する部門等を表す識別子のデータが記憶される。
職位データ領域には、この社員の職位を表す識別子のデータが記憶される。
本実施形態では、上記各種データには、過去の所定期間(例えば前年度の期首から当月まで)の有休情報が含まれる。有休情報は、この社員に付与された有給休暇の日数(以下、有休付与日数)及び有給休暇の取得率(以下、有休取得率)を表す情報である。すなわち、本実施形態では、後述するとおり、社員ごとの時給を算出するに際し、その社員の有給休暇の情報が加味される。有休取得率は、有給休暇の取得日数÷付与された有給休暇の日数で算出される。有休情報は、図示しない就業システムの就業データの勤務実績を参照することで記憶される。なお、有給休暇の取得率には、個人ごとの有休取得率が使用されてもよく、社員全体の取得率が使用されてもよい。
[2−1.時給算出処理]
次に、制御部18が実行する時給算出処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
続いて、S105で、制御部18は、会社費用情報DB16から会社費用情報を取得し、メモリ182に記憶する。これにより、福利厚生費の情報が取得される。本実施形態では、計算対象直近期間の会社費用情報が取得される。
そして、制御部18は、以下のS107〜S114の処理を個人ごとに繰り返す。
続いて、S109で、制御部18は、計算対象期間の関連費用の予定額を算出する。関連費用は、給与及び法定福利費以外の個人の費用である。本実施形態では、関連費用は、退職給付費用及び福利厚生費である。本実施形態では、計算対象期間の福利厚生費として計算対象直近期間の福利厚生費が使用される。ここで、S106で取得された会社費用情報に含まれる福利厚生費は、対象社員全員に係る福利厚生費である。よって、以下の式1により個人当たりの福利厚生費を算出する。
(1)個人当たりの福利厚生費=(a)福利厚生費÷(b)対象社員数・・・式1
ここで、(a)福利厚生費は、会社費用情報に含まれる福利厚生費である。この(1)個人当たりの福利厚生費を用いて、関連費用の予定額は以下の式2により算出される。
(2)関連費用の予定額=(c)退職給付費用+(1)個人当たりの福利厚生費・・・式2
ここで、(c)退職給付費用は計算対象期間の個人の退職給付費用である。制御部18は、算出した関連費用の予定額をメモリ182に記憶する。
(3)総人件費=(d)給料の予定額+(e)賞与の予定額+(f)法定福利費の予定額+(2)関連費用・・・式3
ここで、(d)給与の予定額及び(e)賞与の予定額は、それぞれS107で算出された計算対象期間における給料及び賞与の予定額である。(f)法定福利費の予定額は、S109で算出された計算対象期間における法定福利費の予定額である。(2)関連費用は、S109で算出された計算対象期間の関連費用の予定額である。
(4)非労働時間=(g)1日当たりの労働時間×(h)有休付与日数×(i)有休取得率・・・式4
ここで、(g)1日当たりの労働時間は、1日当たりの所定労働時間である。(h)有休付与日数及び(i)有休取得率は、それぞれ計算対象期間の有休付与日数及び有休取得率である。本実施形態では、S103で取得された計算対象直近期間の有給休暇の付与日数及び取得率が計算対象期間の有給休暇の付与日数及び取得率として使用される。
(5)有効労働時間=(j)労働時間−(4)非労働時間・・・式5
ここで、(j)労働時間は、S111で取得された計算対象期間の労働時間である。
(6)個人の時給=(3)総人件費÷(5)有効労働時間・・・式6
制御部18は、算出した時給を、個人情報DB14の個人単価データ領域に記憶する。
制御部18は、以上のS107〜S114の処理を、メモリ182に記録されたすべての対象社員について終了するまで繰り返す。制御部18は、すべての対象社員について処理が終了すると、図7の時給算出処理を終了する。
次に、制御部18が実行するアラーム処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。アラーム処理は、時給に基づき算出された予定人件費と、実績人件費と、を比較し、その比較結果に基づきアラームを出力する処理である。なお、ここでいう時給及び以下でいう時給は、時給算出処理で算出された時給を意味する。アラーム処理は、定期的に実行される。
個人別(月次)は、個人別の月次の予定人件費と実績人件費とが比較され、その月の実績人件費が同月の予定人件費のx%に達した場合にアラームが出力されるという条件である。
1.労務コストシミュレーションでは、時給を用いて算出された所定期間(例えば、月次、年間)の予定人件費に対して同期間の実績人件費が対比される。そして、実績人件費が、予定人件費に対して設定されたしきい値を超えた場合にアラームが出力される。すなわち、S202で取得される実績人件費及びS203で取得される予定人件費として、月次又は年間などの比較的長期間の実績人件費及び予定人件費が使用される。
次に、制御部18が実行する落着予測処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。落着予測処理では、対象となる年度である対象年度の期首から期中の特定の時期まで(すなわち、実績がある時期まで)の予定人件費と実績人件費との関係から上記特定の時期から期末までの実績人件費が予測される。そして、期首から期末までの総人件費が算出される。以下、上記特定の時期を「実績最終月」、落着予測処理の対象となる社員を「予測対象社員」ともいう。また、落着予測処理は、個人を対象に行う場合、部門を対象に行う場合、プロジェクトを対象に行う場合等、種々の応用が利く。
続いて、S303で、制御部18は、期首から実績終了月までの実績人件費と予定事件費とに基づき、実績終了月の翌月から対象年度の期末までの実績人件費を予測する。制御部18は、以下のように上記期間の実績人件費の推移を予測する。すなわち、まず制御部18は、(i)対象年度の期首から期末までの各月の予定人件費を算出する。次に制御部18、(ii)期首から実績終了月までの予定人件費と実績人件費との関係から、実績終了月の翌月以降の各月の実績人件費を予測する。以下、詳細に説明する。
(i)対象年度の期首から期末までの各月の予定人件費の算出
制御部18は、対象年度の期首から期末までの各月の予定人件費を算出するに際し、1.所定労働時間に対応した予定人件費(以下、所定予定人件費)と、2.割増労働時間に対応した予定人件費(以下、割増予定人件費)と、を分けて算出する。
1.所定予定人件費=(k)予定される所定労働時間×(6)個人の時給・・・式7
2.割増予定人件費は、以下の式8により算出される。
2.割増予定人件費=(l)予定される割増労働時間×(m)割増基礎時給×(n)割増率・・・式8
ここで、(l)予定される割増労働時間は、例えばユーザにより適宜設定される。(m)割増基礎時給は、賞与、法定福利費、退職金費用及び福利厚生費を含まない時給である。すなわち、(m)割増基礎時給は、実際に割増給与として支給される金額の割増率を乗じる前の金額である。具体的には、(m)割増基礎時給は、前述した式6において(3)総人件費=(d)給与の予定額、(5)有効労働時間=予定の割増労働時間、として算出される。(n)割増率は、休日、深夜で異なる。割増率は、ユーザにより適宜設定される。
(ii)実績終了月の翌月以降の各月の実績人件費の予測
制御部18は、実績終了月の翌月以降の各月の実績人件費を予測するに際し、3.所定労働時間に対応した実績人件費(以下、所定実績人件費)と、4.割増労働時間に対応した実績人件費(以下、割増実績人件費)と、を分けて算出する。
3.所定実績人件費=(6)時給×(k)予定される所定労働時間×(o)所定労働時間の増減率・・・式9
ここで、(k)予定される所定労働時間は、実績終了月の翌月以降の予定される所定労働時間である。(o)所定労働時間の増減率は、期首から実績終了月までの予定される所定労働時間に対する実績所定労働時間の割合であり、以下の式10により算出される。
(o)所定労働時間の増減率=(p)実績所定労働時間÷(q)予定所定労働時間・・・式10
本実施形態では、(p)実績所定労働時間は、期首から実績終了月までの各月の実績所定労働時間の平均値である。また(q)予定所定労働時間は、期首から実績終了月までの各月の予定所定労働時間の平均値である。
4.割増実績人件費=(m)割増基礎時給×(l)予定される割増労働時間×(r)割増労働時間の増減率・・・式11
ここで、(l)予定される割増労働時間は、実績終了月の翌月以降の予定される割増労働時間である。(r)割増労働時間の増減率は、期首から実績終了月までの予定割増労働時間に対する実績割増労働時間の割合であり、以下の式12により算出される。
(r)割増労働時間の増減率=(s)実績割増労働時間÷(t)予定割増労働時間・・・式12
本実施形態では、(s)実績割増労働時間は、期首から実績終了月までの各月の実績割増労働時間の平均値である。(t)予定割増労働時間は、期首から実績終了月までの各月の予定割増労働時間の平均値である。
5.割増法定福利費=4.割増実績人件費×(u)各種保険料率の和・・・式13
(u)各種保険料率は、本実施形態では、健康保険料率、介護保険料率、厚生年金保険料率及び雇用保険料率の和である。なお、労災保険及び子ども子育て拠出金は金額が少ないので、本実施形態では簡単のため考慮しない。また、介護保険は、64才以上は免除である。
続いて、S304で、制御部18は、期首から期末までの実績人件費を算出する。本実施形態では、期首から実績終了月までの実績人件費についてはS301で取得した実績人件費を、実績終了月の翌月から期末までの実績人件費についてはS303で予測した実績人件費を、使用する。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態では、給与及び法定福利費以外の個人の費用である関連費用も含めて時給が算出される。よって、給与及び法定福利費の予定額のみから時給を算出する構成と比較して、実際にかかる人件費により近い値を用いて時給が算出される。したがって、個人ごとに算出される時給の精度を向上することができる。
(4)本実施形態では、関連費用には福利厚生費が含まれる。よって、福利厚生費を含めずに時給を算出する構成と比較して、算出される時給の精度を更に向上できる。
なお、本実施形態では、制御部18が人件費算出装置に相当し、給与情報DB13が給与情報を記憶したデータベースに相当し、退職給付費用及び福利厚生費が関連費用に相当し、予測対象社員が対象者に相当する。また、S102が給与情報取得部としての処理に相当し、S103が有休情報取得部としての処理に相当し、S107が給与算出部としての処理に相当し、S108が法定福利算出部としての処理に相当し、S109が関連費用取得部としての処理に相当し、S110が総人件費算出部としての処理に相当する。また、S111が労働時間取得部としての処理に相当し、S112が非労働算出部としての処理に相当し、S113が有効労働算出部としての処理に相当し、S114が時給算出部としての処理に相当する。また、S202が実績人件費取得部としての処理に相当し、S203が予定人件費取得部としての処理に相当し、S204が判定部としての処理に相当し、S205がアラーム出力部としての処理に相当する。また、S301が予測実績取得部としての処理に相当し、S303が実績予測部としての処理に相当し、S304が実績算出部としての処理に相当し、S305が出力処理部としての処理に相当する。
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
労働分配率(%)=(p)人件費÷(q)付加価値×100・・・式14
ここで、(p)人件費は、時給に基づき算出される人件費である。(q)付加価値は、減価償却費を含む「粗付加価値」である。算出される時給の精度を上記実施形態のように向上することで、労働分配率の精度も向上することができる。
(6)上記実施形態のように、製品の販売管理に関する情報である販売管理情報を記憶したデータベースから前記販売管理情報が取得され、取得された販売管理情報と、時給に基づき算出された予定人件費と、が連携されて出力部12に出力されてもよい。
(7)上記実施形態において、製品の生産管理に関する情報である生産管理情報を記憶したデータベースから前記販売管理情報が取得され、取得された生産管理情報と、時給に基づき算出された予定人件費と、が連携されて出力部12に出力されてもよい。生産管理情報は、例えば、日付、作業工程、製品名、作業割合、完成品の個数、直接材料費、直接経費、間接材料費、間接経費、製品の製造単価、所定労働時間内外の作業時間等が互いに関連付けられた情報であってもよい。
(13)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
14…個人情報DB、15…保険料率DB、16…会社費用情報DB、
17…会社情報DB、18…制御部。
Claims (15)
- 組織において、個人ごとの人件費を算出するための人件費算出装置であって、
個人ごとに給与情報を記憶したデータベースから、個人ごとの前記給与情報を取得するように構成された給与情報取得部と、
個人ごとの前記給与情報に基づき、将来の計算対象期間の給与予定額を個人ごとに算出するように構成された給与算出部と、
個人ごとの前記給与予定額に基づき、前記計算対象期間の法定福利費の予定額を個人ごとに算出するように構成された法定福利算出部と、
給与及び法定福利費以外の個人の費用である関連費用の前記計算対象期間の予定額を取得するように構成された関連費用取得部と、
個人ごとの前記給与予定額、前記法定福利の予定額及び前記関連費用の予定額に基づき、前記計算対象期間の総人件費を個人ごとに算出するように構成された総人件費算出部と、
前記計算対象期間における個人の労働時間を表す労働時間情報を個人ごとに取得するように構成された労働時間取得部と、
前記総人件費及び前記労働時間情報に基づき、前記計算対象期間における時給を個人ごとに算出するように構成された時給算出部と、
を備える人件費算出装置。 - 請求項1に記載の人件費算出装置であって、
前記関連費用には、退職給付を受けるための負担額である退職給付費用が含まれる、人件費算出装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の人件費算出装置であって、
前記関連費用には、福利厚生費が含まれる、人件費算出装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
前記計算対象期間における個人の有給休暇の付与日数及び有給休暇の取得率を表す情報である有休情報を個人ごとに取得するように構成された有休情報取得部と、
前記有休情報に基づき、前記計算対象期間における非労働時間を個人ごとに算出するように構成された非労働算出部であって、前記非労働時間は、労働しなくても給与の支払いの発生する労働時間である、前記非労働算出部と、
前記計算対象期間における有効労働時間を個人ごとに算出するように構成された有効労働算出部であって、前記有効労働時間は、前記労働時間から前記非労働時間を除いた労働時間である、前記有効労働算出部と、
を更に備え、
前記時給算出部は、前記総人件費及び前記有効労働時間に基づき、前記計算対象期間における時給を算出する、人件費算出装置。 - 組織において、個人ごとの人件費を算出するための人件費算出装置であって、
個人ごとに給与情報を記憶したデータベースから、個人ごとの前記給与情報を取得するように構成された給与情報取得部と、
個人ごとの前記給与情報に基づき、将来の計算対象期間の給与予定額を個人ごとに算出するように構成された給与算出部と、
個人ごとの前記給与予定額に基づき、前記計算対象期間の法定福利費の予定額を個人ごとに算出するように構成された法定福利算出部と、
個人ごとの前記給与予定額及び前記法定福利の予定額に基づき、前記計算対象期間の総人件費を個人ごとに算出するように構成された総人件費算出部と、
前記計算対象期間における個人の労働時間を表す労働時間情報を個人ごとに取得するように構成された労働時間取得部と、
前記計算対象期間における個人の有給休暇の付与日数及び有給休暇の取得率を表す情報である有休情報を個人ごとに取得するように構成された有休情報取得部と、
前記有休情報に基づき、前記計算対象期間における非労働時間を個人ごとに算出するように構成された非労働算出部であって、前記非労働時間は、労働しなくても給与の支払いの発生する労働時間である、前記非労働算出部と、
前記計算対象期間における有効労働時間を個人ごとに算出するように構成された有効労働算出部であって、前記有効労働時間は、前記労働時間から前記非労働時間を除いた労働時間である、前記有効労働算出部と、
前記総人件費及び前記有効労働時間に基づき、前記計算対象期間における時給を個人ごとに算出するように構成された時給算出部と、
を備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
第1の所定期間における少なくとも1人の個人の実績人件費を取得するように構成された実績人件費取得部と、
前記第1の所定期間における前記少なくとも1人の個人の予定人件費を取得するように構成された予定人件費取得部であって、前記予定人件費は、前記時給に基づき算出される予定の人件費である、前記予定人件費取得部と、
前記実績人件費及び前記予定人件費に基づき、所定のアラーム条件が満たされたか否かを判定するように構成された判定部と、
前記判定部により前記アラーム条件に満たされると判定された場合に、アラームを出力するように構成されたアラーム出力部と、
を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
期首から期中の特定の時期までの少なくとも1人の対象者に関する実績人件費を取得するように構成された予測実績取得部と、
前記時給に基づき、前記特定の時期から期末までの前記少なくとも1人の対象者の実績人件費を予測するように構成された実績予測部と、
前記予測実績取得部により取得された期首から前記特定の時期までの前記実績人件費と、前記実績予測部により予測された前記特定の時期から期末までの前記実績人件費と、に基づき、期首から期末までの前記少なくとも1人の対象者の実績人件費を算出するように構成された実績算出部と、
前記実績算出部により算出された前記実績人件費を出力するように構成された出力処理部と、
を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
前記時給を用いて少なくとも1人の個人の人件費の時系列分析を行うように構成された時系列分析処理部を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
前記時給に基づき算出された予定人件費と、前期の実績人件費と、を比較分析するように構成された前期比較分析部を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
前記時給に基づき算出された第2の所定期間の予定人件費と、前記第2の所定期間の実績人件費と、を比較分析するように構成された予実分析部を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
前記時給を用いて、人件費に関する所定の指標を算出するように構成された指標算出部を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
製品の販売管理に関する情報である販売管理情報を取得するように構成された販売管理取得部と、
前記販売管理情報と、前記時給に基づき算出された予定人件費と、を連携させて出力するように構成された第1連携出力部と、
を更に備える人件費算出装置。 - 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の人件費算出装置であって、
製品の生産管理に関する情報である生産管理情報を取得するように構成された生産管理取得部と、
前記生産管理情報と、前記時給に基づき算出された予定人件費と、を連携させて出力するように構成された第2連携出力部と、
を更に備える人件費算出装置。 - 組織において個人ごとの人件費を算出するための人件費算出装置としてコンピュータを機能させる人件費算出プログラムであって、
個人ごとに給与情報を記憶したデータベースから、個人ごとの前記給与情報を取得するように構成された給与情報取得部と、
個人ごとの前記給与情報に基づき、将来の計算対象期間の給与予定額を個人ごとに算出するように構成された給与算出部と、
個人ごとの前記給与予定額に基づき、前記計算対象期間の法定福利費の予定額を個人ごとに算出するように構成された法定福利算出部と、
給与及び法定福利費以外の個人の費用である関連費用の前記計算対象期間の予定額を取得するように構成された関連費用取得部と、
個人ごとの前記給与予定額、前記法定福利の予定額及び前記関連費用の予定額に基づき、前記計算対象期間の総人件費を個人ごとに算出するように構成された総人件費算出部と、
前記計算対象期間における個人の労働時間を表す労働時間情報を個人ごとに取得するように構成された労働時間取得部と、
前記総人件費及び前記労働時間情報に基づき、前記計算対象期間における時給を個人ごとに算出するように構成された時給算出部と、
としてコンピュータを機能させる人件費算出プログラム。 - 組織において個人ごとの人件費を算出するための人件費算出装置としてコンピュータを機能させる人件費算出プログラムであって、
個人ごとに給与情報を記憶したデータベースから、個人ごとの前記給与情報を取得するように構成された給与情報取得部と、
個人ごとの前記給与情報に基づき、将来の計算対象期間の給与予定額を個人ごとに算出するように構成された給与算出部と、
個人ごとの前記給与予定額に基づき、前記計算対象期間の法定福利費の予定額を個人ごとに算出するように構成された法定福利算出部と、
個人ごとの前記給与予定額及び前記法定福利の予定額に基づき、前記計算対象期間の総人件費を個人ごとに算出するように構成された総人件費算出部と、
前記計算対象期間における個人の労働時間を表す労働時間情報を個人ごとに取得するように構成された労働時間取得部と、
前記計算対象期間における個人の有給休暇の付与日数及び有給休暇の取得率を表す情報である有休情報を個人ごとに取得するように構成された有休情報取得部と、
前記有休情報に基づき、前記計算対象期間における非労働時間を個人ごとに算出するように構成された非労働算出部であって、前記非労働時間は、労働しなくても給与の支払いの発生する労働時間である、前記非労働算出部と、
前記計算対象期間における有効労働時間を個人ごとに算出するように構成された有効労働算出部であって、前記有効労働時間は、前記労働時間から前記非労働時間を除いた労働時間である、前記有効労働算出部と、
前記総人件費及び前記有効労働時間に基づき、前記計算対象期間における時給を個人ごとに算出するように構成された時給算出部と、
としてコンピュータを機能させる人件費算出プログラム。
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