JP2004340636A - キャピラリーチューブフローセル - Google Patents

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Abstract

【課題】微少流量での分析、とりわけ液体クロマトグラフ分析に使用するキャピラリーフローセルであって、入射光の弱い場合でも、高い検出感度と低ノイズを実現できるようにする。
【解決手段】液体試料を収容し、分析のために液体試料を放射光にさらすフローセルであって、入射屈曲部と出射屈曲部を有し、その間に適宜長の直線状の通路を形成したキャピラリーチューブより成り、キャビラリーチューブの通路部分はスリットを挿通し、該スリットには光通過阻止部を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラム分析、就中微少流量での分析に使用するキャピラリーフローセルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】微少流量の分析に於て、キャピラリーチューブフローセルを使用することが、その検知感度が高いために多用されるようになっている。
例えば、キャピラリー電気泳動法や液体クロマトグラフの検知器として質量分析器を使用する場合、特に吸光度蛍光等の検出が行われる場合等によく使用されている。
【0003】
キャビラリーチューブをセルの光通路に挿通して、その両端を加熱してキャピラリー材質を軟化させ、該両端を折曲してZ又はU字状に形成し、キャピラリーフローセルを構成することは米国特許第5057216号(特許文献1)に記載されている。
そして、この折曲について、キャピラリーチューブに細管を通し、該細管を細管固定用支持器と云われる上下に分割した上下の台間に挟持ちし、その両端を加熱し、台の外側のキャピラリーチューブを自重により垂れさせ、曲げる方法が特開2002−267597(特許文献2)に記載されている。
【0004】
キャピラリーチューブを使用するフローセルに於いて、キャピラリーチューブの流路と同方向に光を入射させる場合、光路長を数mm取る事ができ、これにより検出感度を向上させることができる。
従来、キャピラリーチューブを使用するフローセルの製作に於いて、光を透過する部分のポリイミド被覆をガスバーナ等により剥がす必要があり、その後にキャピラリーチューブをU字型若しくはZ字型に折曲加工している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然して、これらキャピラリーチューブは流量の微小化により、益々細くなり、詰まりが生じ易く、且つ又試料の多様化により、試料によって径を変える必要があり、キャピラリーチューブの交換の必要性が大きくなっている。然し、その交換作業は極めて難しく、専門的な知識と経験を要し、時間も掛かるため、一般のユーザーに簡単に交換できる状態ではない。特に、その光学系の調整は時間が掛かり、分析作業を難しくしている処である。
【0006】
又、キャピラリーチューブを折曲する際に、キャピラリーチューブのポリイミド被覆を剥がした部分には、スリットを設置して光軸以外の光(迷光)を遮断する必要があるが、このときにスリットの径が小さすぎるとキャピラリーの透過光量が小さいために検出のノイズが増大する。
又、透過光を供給する場合、特に入射光が弱い場合には、検出器のノイズの増大が性能面で重大な問題となる。更に、キャピラリーを使用した液体クロマトグラフ分析では、微少流量を扱うため、流速が小さくなるので、配管が長いと分析に時間が掛かり、温度、光量等による変化を来たし、正確な検知が阻害される虞れがある。
このため、キャピラリーチューブの簡単な交換手段が求められている。
【0007】
【特許文献1】米国特許第5057216号明細書
【特許文献2】特開2002−267597号公報
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に於いては、キャピラリーチューブを使用するフローセルに於いて、ユーザー誰でもがキャピラリーチューブの交換の必要時に簡単に短時間に何等の調整作業を要さずに交換を行うことが出来るキャピラリーチューブを提案することを目的とする。
又、本発明に於いては、キャピラリーフローセルを検出器本体から離間して設置させることができることにより、カラムの近くにキャピラリーフローセルを配置でき、配管を短くすること、LC/MSのモニターとしてインターフェースとの最短接続が可能なこと、オーブン中にキャピラリーフローセルを入れることが可能になり、温度変動にも安定した検知性能を発揮することができるようにすることを目的とする。
又、本発明に於いては、入射光が弱い場合でも、高い検知感度と低ノイズを実現でき、且つ光ファイバーによる入射光の取入れができるようにすることを目的とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例により、本発明を詳細に説明する。
先ず、図1乃至図5に示す基本形状につてい説明する。
1はキャピラリーフローセルで、キャピラリーチューブ2を屈曲形成してU字型又はZ字型に構成してある。キャピラリーチューブ2は石英管でポリイミド樹脂でコーティングしてある。第1の屈曲部を入射屈曲部21、第2の屈曲部を出射屈曲部22とする。この入射屈曲部21と出射屈曲部22間の直線状の通路部分を中央脚部23とする。
この2つの屈曲部の形成については、図4に示してあるように、屈曲する部位に長いパイプ3を挿入通し、パイプ3端のキャピラリーチューブ2を加熱し、屈曲する(図4A)。このとき、長いパイプ3を使用して加工するのは、キャピラリーチューブ2の片側を加工する際に、過熱成形の炎がパイプ3の反対側に回り込み、意図しない部分が加工されるのを避けるためである。又、加熱成形中にキャピラリーチューブ2のポリイミド被膜は剥がれる。
キャピラリーチューブ2で長いパイプ3に覆われていた部分はポリイミド被膜が剥がれていないので、この部分のポリイミド被膜を剥がす(図4B)。ポリイミド被膜を剥がす部分の長さは光路長、即ち中央脚部23+2mm程度あれば充分である。
【0010】
次に、スリットとなるパイプ4をキャピラリーチューブ2に差込む。パイプ4の長さは光路長よりやや短いのがよく、−1乃至−2.5mmがよい。
パイプ4は熱伝導性があればキャピラリーチューブ加工時便利であるので、金属製、例えばSUSが使用される。
ここで、キャピラリーチューブ2の曲がっていない側を加熱して折曲する(図4C)。
パイプ4の片側端若しくは両側端にパイプ4の内径と同じかそれより若干小さい内径と、後述の三角溝よりも大きい外径のリング41を取付ける。この場合、始からフランジ付きのパイプでも効果は同じである(図5A,B)。
パイプ4の内径はキャピラリーチューブ2の外径よりも0.05〜0.7mm程度大きなものを使用するのがよい。パイプ4の内径が小さくなれば、検出感度が上がるが、ノイズも増える。本実施例では、キャピラリーチューブ2の外形0.375mmに対して、内径0.8mmのパイプ4を使用した。
又、スリットをセル部光学系の如く透孔にした場合、透孔に隣接してリング41を設置することができる。
【0011】
51,52はボールレンズで、ボールレンズ51はキャピラリーチューブ2の入射屈曲部21に対し、ボールレンズ52は出射屈曲部22に対し、夫々その設置側に於いて対峙設置され、且つボールレンズ51はその通過光は中央脚部23に集中して通るように設置され、又、ボールレンズ52は中央脚部23を通過した光線を効率よく検出部6に送るように設計設置されている。
又、ボールレンズ51は、光がキャピラリーチューブ2の壁面に当たるのを出来るだけ少なくし、平行光線が中央脚部23を通るように設置されるのがよい。
そのためには、ボールレンズ51はボールレンズに入る光をキャピラリーチューブ2の入射屈曲部21、就中スリット4の寸前、入口の処に集中させるように設置する(図3A)。
【0012】
U字型又はZ字型に折曲したキャピラリーチューブ2には、入射屈曲部21、出射屈曲部22には、曲げRが出現するものであるが、この入射屈曲部21に入射光を集中させると、光は中央脚部23方向以外にも放射、放散し、光の損失が大きくなるので、これを防ぐ必要があ。又、このボールレンズ51の使用により、入射屈曲部21の外側面に直接放射光を当てた場合に、反射されて中央脚部23への光が減少することになるのを防ぐ必要がある。
そのための構成が、ボールレンズ51を設置し、且つスリット4の寸前に集光させることである。
【0013】
【実施例】次に、図6乃至図11に示す実施例につき説明する。
7はキャピラリーチューブユニットで、図1に示すキャピラリーチューブ2とボールレンズ51,52を組込んだ具体的構成の実施例である。キャピラリーチューブ2は図6に於いてはU字状を他図はZ字状に形成したキャピラリーチューブ2を使用している。キャピラリーチューブユニット7は、一方に於いてはセンサー系ユニット8、他方に於いては光入射ユニット9に接続してある。
【0014】
キャピラリーチューブユニット7を、図6乃至図11により説明する。
キャピラリーチューブ2はU字型乃至Z字型に形成され、中央脚部22にはスリット4が嵌挿され、その両端部にリング41,41を形成させている。
キャピラリーチューブユニット7は、円柱状に形成されたセルボディ71とその外側を被覆する合成樹脂製のカバー72により構成される。この合成樹脂はポリアセタール、ピーク、ポリカーボネート等の断熱性を有するものを使用することが推奨される。又、このカバー72は略同形の半ドーナツ状に形成し、セルボディ71を挟持し、固定するのが便である。
この構成により、周囲温度の変化に強くなり、キャピラリーチューブユニットをオーブンに入れて温度管理する必要が少ない。セルボディ71には、中央部に適宜幅の半円状の切欠部70を構成し、又、円柱状の中心に両側から、レンズホルダー8,8を挿通収納する透孔74,74を穿設し、両透孔74,74間の壁75にはスリット4の載置される溝76を形成してある。
【0015】
又、壁75に連通して切欠部70に、キャピラリーチューブ2のスリット4を壁75に形成した溝76の載置した際、キャピラリーチューブ2の入る溝73,73を形成し、U字型のキャピラリーチューブ2を溝76、溝73,73に載置する。Z字型のキャピラリーチューブ2を設置するときは、図10、図11に示す如く、溝73,73の位置が溝76に対し、対象形に形成される。
次いで、スリット4を押さえる押え板77,78を以ってキャピラリーチューブ2をビス等により固定させる。その際、押え板77は、溝76を三角溝とし、それに対応して三角溝771を形成することは推奨される。又、切欠部70を半円状板体にて覆うことは推奨される。
又、これら押え板77,78、或いは切欠部70を覆う円状板体は、セルボディ71の残部を形成する部分と一体に形成することも可能である。
【0016】
レンズホルダー53には、ボールレンズ51又は52が設置され、その上にレンズカバー54が夫々挿通されてボールレンズ51又は52を固定してある。
前記溝76と押さえ板78に形成された三角溝781は、スリット4を押え、キャピラリーチューブ2中央脚部22の位置を特定し、中央脚部22を光軸と一致させるものである。このため、ボールレンズ51、中央脚部22、ボールレンズ52は何等の調整なしに位置が定まる。
又、キャピラリーチューブ2の固定の際に、キャピラリーチューブ2に合成樹脂パイプ25を被覆して保護することは推奨される。
【0017】
使用に当たり、キャピラリーチューブ2に試料溶液を流しつつ、光源からの光をボールレンズ51を介してキャピラリーチューブ2に導入する。然るとき、ボールレンズ51により、キャピラリーチューブ2の入射屈曲部21、スリット4の寸前に集光させるようになっており、且つキャピラリーチューブ2の中央脚部22に光軸に平行な放射光を与える構成のため、無駄のない効率的な光の供給が行われる。
キャピラリーチューブ2内に光が導入される際に、液体の屈折率がキャピラリーチューブ2の周りの空気の屈折率(v=1)よりも大きいため、光がキャピラリーチューブ2内に伝わっていく(図2)。
その際、スリット4の内径を大きくすることで、光量を増やし、ノイズを低減させることが可能である。
【0018】
然して、セルボデイ71の溝76と押さえ板77の溝771を三角溝にしてスリット4を正確に位置決めし、位置あわせを不要としたが、その際にスリット4と溝76と溝771との間に隙間が生じる虞があった。この際に、光軸以外の光(迷光)が入ると、検出感度に影響が出るものであり、このため、迷光を遮断するリング41を構成したものである。
【0019】
図6、図10に於いて、キャピラリーチューブユニット7、センサー部ユニット8、光入射ユット9が接続してあるが、図12に示すように、ピン用孔79,79にて夫々接続自在としてある。
センサー部ユニット8は、台83にセンサー81がセットされ夫々の試料に応じて検出部6への伝達機能82を有せしめてある。光入射ユニット9は、台91に透孔92を構成し、光ファイバー93を挿通してある。
この光ファイバー93の先端は、キャピラリーチューブユニット7のボールレンズ51を押えているレンズカバー54端に接している。
【0020】
光ファイバー93への入光部10は、ファイバーホルダー101に設けた透孔102に光ファイバー93端を挿通固定して形成される。該透孔102端に直角に光路105を形成し、この光路105及び透孔102に対し45°平面ミラー103を設置し、光路105上に平凸レンズ104をレンズ押え106により設置して、平凸レンズ104を光源と対峙させてある。
【0021】
上記の構成によれば、光ファイバー93を使用して、ボールレンズ51を介してキャピラリーチューブ2の中央脚部23に光を入射できる。一般に光ファイバーから光を供給する場合、入射光が弱く、通常ではラインノイズが大きく、使用は困難である。本願発明に於いては、中央脚部23にスリット4を設置すると共に、透過光量を増やしたので、検出器のラインノイズを減少させることができ、使用できるのである。
然し、スリット4の径を大きくし過ぎると、検出感度が落ちるので、スリット選択の必要がある。本発明に於いては、内径0.075mm、外径0.375mmのキャピラリーチューブの場合、内径0.8mm、外径1/16゛のパイプを使用した。
又、このスリット4の場合、リング41により光軸から離れた光のカットが確実に行われ、検出器のラインノイズの減少に寄与している。
【0022】
図17,18,19について説明する。
図17に於いて、キャピラリーチューブユニット7を光入射ユニット9を介して光ファイバー93にてUV検出器201の光源と連結し、キャピラリーチューブ2はインジェクター202、配管203を介してポンプ204に連結してある。キャピラリーチューブユニット7はLC/MS205に連結してある。
図18,19はキャピラリーチューブユニット7、光入射ユニット9、センサー部ユニット8をオーブン206に収納設置した実施例を示す。即ち、該キャピラリーチューブユニット7、光入射ユニット9、センサー部ユニット8をオーブン206に収納し、上記図17と同様光ファイバー93を介して光源に接続し、キャピラリーチューブユニット7のキャピラリーチューブ2はカラム207、配管203、インジェクター202を介してポンプ204に接続してある。
このカラム207とLC/MSとをキャピラリーチューブユニット7と近接して最短接続が可能である。又、オーブン中に各ユニットとカラムを収容することもできるが、キャピラリーチューブユニット7は断熱材にて被覆されているので、オーブンに収納しなくてもよい。
【0023】
〔実施例1〕 本発明は、図1に示す機構を用い、従来例として、キャピラリーチューブ流路と直角に交わる方向に光を入射させる光学系は図14に示す機構を用い、下記の条件にて吸光度の比較実験を行った。
条件
波長:254nm
移動相:MeCN/HO=65:35
流量:5μ1/min
評価標準サンプル:アセトフェノン、ベンゼン、トルエン、ナフタレンを含んだサンプル溶液(MeCH/HO=65:35)
カラム:イナートシル(登録商標)ODS−3(0.3mmi.d.x15cm)
カラム温度:室温(23℃)
この結果、図15に示すクロマトグラムが得られた。
その吸光度の際は歴然であり、本発明では感度高くピークが検出された。
【0024】
〔実施例2〕 本発明の図1に示す機構を用い、他は図1の機構よりリング41を除去したものを用いて下記の条件にて吸光度検出器のレスポンス実験を行った。
条件
検出器のレスポンス 0.1sec〜
波長:254nm
移動相:MeCN/HO=65:35
流量:5μ1/min
カラム温度:室温(23℃)
この結果、図16に示すクロマトグラムが得られた。
その検出レスポンスのノイズの程度の差は歴然であり、本発明ではノイズは小さくおさえられ、安定性も良好である。
【0025】
【発明の効果】上記の本願発明請求項1によれば、液体試料を収容し、分析のために液体試料を放射光にさらすフローセルであって、入射屈曲部と出斜屈曲部を有し、その間に適宜長の直線状の通路を形成したキャピラリーチューブより成り、キャピラリーチューブの通路部分はスリットに挿通されスリットには光通過阻止部を設けたので、キャピラリーチューブに導入された光を中央脚部に集中することが出来る。このため光ファイバーなどの弱い光でも光量の増加と共に、検出器のノイズの増大を防ぐことができ、入射光の弱い場合でも、高い検出感度と低ノイズを実現できる。又、迷光はリングにより遮断され、光の集中を助長する。又、このために光ファイバーをその入射光の弱さにもかかわらず、使用可能としたものである。
【0026】
又、請求項7によれば、セルボディに入射屈曲部と出射屈曲部と、その中間に中央脚部を有するキャピラリーチューブを設け、ボールレンズを入射屈曲部と出射屈曲部の外側に対峙位置させてキャピラリーチューブユニットを構成し、一方のボールレンズには光源に連通する光供給部を有する光入射ユニットを、他方のボールレンズにはセンサーを有するセンサー部ユニットを夫々着脱自在に設けたので、光ファイバーによりキャピラリーチューブに光を入射できるので、キャピラリーチューブユニットを検出器本体から離間して設置することができることになり、この結果、カラムとの最短接続が可能となり、LC/MSのモニターとしてインターフェースとの最短接続も可能、又、オーブンの中にキャピラリーフローセルを入れることが可能になり、更に温度変動にも安定した性能を発揮できる。
【0027】
上記の本願発明の最大の利点は、キャピラリーチューブユニットとしてキャピラリーチューブとボールレンズを一体化し、しかも、このキャピラリーチューブユニットをセンサー部ユニット、光入射ユニットと接続分離自在としてことにより、この部分は完全な部品として何等の光学系の調整も一切不要で簡単に替えることができることである。
このため、キャピラリーチューブの目詰まりや、流量に合せたキャピラリーチューブの内径の変更要求にも簡単に誰でも対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明概略説明図
【図2】中央脚部における入射光の挙動説明図
【図3A】本発明における入射光の集光状態説明図
【図3B】本発明異なる入射光の集光状態説明図
【図4A】キャピラリーチーブ屈曲説明図
【図4B】キャピラリーチーブ屈曲説明図
【図4C】キャピラリーチーブ屈曲説明図
【図5A】本発明一実施例スリット部分の要部説明図
【図5B】本発明一実施例スリット部分の要部説明図
【図6】本発明一実施例ユニット部分の要部説明図
【図7】本発明一実施例キャピラリーチューブユニット部分の要部分解斜面図
【図8】同上分解平面平面図
【図9A】同上分解拡大説明図
【図9B】同上分解拡大説明図
【図9C】同上分解拡大説明図
【図10】本発明一実施例ユニット部分の一部縦断拡大説明図
【図11】本発明一実施例キャピラリーチューブユニット分解縦断拡大説明図
【図12】本発明一実施例キャピラリーチューブユニット正面図
【図13A】光入射ユニット一部拡大縦断説明図
【図13A】光入射ユニット一部拡大縦断説明図
【図14】従来のセル部光学系模式説明図
【図15】本発明と従来の光学系を使用した実験で得られたクロマトグラム
【図16】本発明光学系を使用した実験でリングの有無により得られたクロマトグラム
【図17】本願発明をLC/MSと配管し使用する実施例概略説明図
【図18】本願発明をLC/MSと配管し、オーブンを使用する実施例概略説明図
【図19】同上オーブン設置使用例説明図
【符号の説明】
1 キャピラリーフローセル
2 キャピラリーチューブ
3 パイプ
4 パイプ
51 ボールレンズ
52 ボールレンズ
6 検出部
7 キャピラリーチューブユニット
8 センサー系ユニット
9 光入射ユニット

Claims (9)

  1. 液体試料を収容し、分析のために液体試料を放射光にさらすフローセルであって、入射屈曲部と出射屈曲部を有し、その間に適宜長の直線状の通路を形成したキャピラリーチューブより成り、キャビラリーチューブの通路部分はスリットを挿通し、該スリットには光通過阻止部を設けたことを特徴とするキャピラリーチューブフローセル。
  2. 光通過阻止部はリング状に形成され、スリットに嵌合乃至形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャピラリーチューブフローセル
  3. スリットはキャピラリーチューブの通る径のパイプを用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャピラリーチューブフローセル。
  4. スリットの径はキャピラリーチューブより0.05〜1mm大きく形成させたことを特徴とする請求項1乃至3に記載のキャピラリーチューブフローセル。
  5. セルボディに両側面に透孔を形成し、ボールレンズを収容するレンズホルダーを挿入固定自在とし、その透孔間に壁を形成すると共に、該壁には溝を形成し、キャピラリーチューブをそこに挿通したパイプ型スリットにより設置し、チューブ押さえにて固定したことを特徴とする請求項1乃至4に記載のキャピラリーチューブフローセル。
  6. 溝は三角溝であることを特徴とする請求項5に記載のキャピラリーチューブフローセル
  7. セルボディは断熱性合成樹脂カバーにて被覆したことを特徴とする請求項5に記載のキャピラリーチューブフローセル
  8. セルボディに入射屈曲部と出射屈曲部と、その中間に通路部を有するキャピラリーチューブを設け、ボールレンズを入射屈曲部と出射屈曲部の外側に対峙位置させてキャピラリーチューブユニットを構成し、一方のボールレンズには光源に連通する光供給部を有する光入射ユニットを、他方のボールレンズにはセンサーを有するセンサー部ユニットを夫々着脱自在に設けたことを特徴とするキャピラリーチューブフローセル。
  9. 光源とキャピラリーチューブユニットに着脱自在の光入射ユニットを光ファイバーにて接続すると共に、キャピラリーチューブユニットをLC/MSと接続することを特徴とする請求項8に記載のキャピラリーチューブフローセル
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