JP2004340197A - 貫通孔を有する真空断熱材 - Google Patents
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Abstract
【課題】貫通孔を有する真空断熱材において、貫通孔の周縁から外気を侵入し難くして内部の真空度の低下を抑える。
【解決手段】貫通孔の形成された基材21と、前記貫通孔に嵌着された筒状体31と、前記筒状体31の孔を塞ぐことなく前記基材21を包囲して前記筒状体31の孔周縁と溶着され、かつ前記包囲された基材収納空間48をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材41とよりなり、前記表皮材の加熱用着可能な内層43に前記筒状体両端の環状突起34が食い込んで、前記筒状体の外周側面から両端にかけて設けられたガスバリヤー層37が前記環状突起の部分で前記表皮材のガスバリヤー層45と密着すると共に、前記筒状体両端において前記ガスバリヤー層で覆われていない溶着用部分35が前記表皮材の内層43と溶着している。
【選択図】 図2
【解決手段】貫通孔の形成された基材21と、前記貫通孔に嵌着された筒状体31と、前記筒状体31の孔を塞ぐことなく前記基材21を包囲して前記筒状体31の孔周縁と溶着され、かつ前記包囲された基材収納空間48をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材41とよりなり、前記表皮材の加熱用着可能な内層43に前記筒状体両端の環状突起34が食い込んで、前記筒状体の外周側面から両端にかけて設けられたガスバリヤー層37が前記環状突起の部分で前記表皮材のガスバリヤー層45と密着すると共に、前記筒状体両端において前記ガスバリヤー層で覆われていない溶着用部分35が前記表皮材の内層43と溶着している。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、配線や配管等のための貫通孔が必要とされる冷蔵庫や保冷庫等の壁材として、あるいは注排水口としての貫通孔が必要とされる容器の壁材等として好適な貫通孔を有する真空断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、貫通孔を有する真空断熱材として、基材に形成した貫通孔に筒状部材を嵌着し、前記基材をガスバリヤー性包装材よりなる袋の中に収納し、前記袋内の空気を真空排気した状態で前記袋を密封すると共に、前記筒状部材の両端面と前記ガスバリヤー性包装材を溶着したものが提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−312880号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の貫通孔を有する真空断熱材において、ガスバリヤー性包装材は、プラスチックフィルムに金属箔をラミネートしたものや、プラスチックフィルムに金属あるいは酸化珪素や酸化アルミニウムなどの無機酸化物を蒸着したもので構成され、また、筒状部材は、加熱溶着可能な材質からなるものや、金属等のガスバリヤー材に加熱溶着可能な樹脂を積層したもので構成されている。
【0005】
しかし、従来の貫通孔を有する真空断熱材は、図7に示すように、前記筒状部材61が、金属等のガスバリヤー材62に加熱溶着可能な樹脂63を積層したものであっても、前記筒状部材61の端面が前記ガスバリヤー性包装材71のプラスチックフィルム72と溶着し、前記筒状部材61のガスバリヤー材62と前記ガスバリヤー性包装材71のガスバリヤー材(金属箔や蒸着物)73との間に、ガスバリヤー性の低いプラスチックフィルム72が介在することになる。そのため、貫通孔部分60における前記筒状部材61と前記ガスバリヤー性包装材71との溶着部75を通って外気が真空断熱材内に侵入し、それによって真空断熱材の真空度が低下し、断熱性が劣るようになり易い問題がある。
【0006】
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、貫通孔を有する真空断熱材において、貫通孔の周縁から外気を内部に侵入し難くして真空度の低下を抑え、前記真空度の低下に起因する断熱性低下を抑えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、貫通孔の形成された基材と、前記貫通孔に嵌着された筒状体と、前記筒状体の孔を塞ぐことなく前記基材を包囲して前記筒状体の孔周縁と溶着され、かつ前記包囲した基材収納空間をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材と、よりなる貫通孔を有する真空断熱材において、前記筒状体が、両端面の内周縁と外周縁間に環状突起の形成された加熱溶着可能な筒状基材と、前記筒状基材の両端面における内周縁から前記環状突起の頂部までの間の少なくとも一部を溶着用部分として残して前記筒状基材の外周側面及び前記両端面を被覆したガスバリヤー層とよりなり、前記表皮材が、加熱溶着可能な内層にガスバリヤー層を介して表面層の積層された積層材に前記筒状体の孔と略等しい大きさの貫通孔用孔が形成されたものからなり、前記表皮材の内層に前記筒状体両端の前記環状突起が食い込んで、前記環状突起のガスバリヤー層と前記表皮材のガスバリヤー層が互いに密着すると共に、前記筒状体両端において前記ガスバリヤー層で覆われていない前記溶着用部分が、前記表皮材の内層と溶着していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る貫通孔を有する真空断熱材の斜視図、図2は図1の2−2断面図、図3は図2の貫通孔部分の拡大断面図、図4は同実施例における筒状体の断面図、図5は同実施例の分解斜視図、図6は貫通孔を有する真空断熱材の製造時を示す部分断面図である。
【0009】
図1〜図3に示す貫通孔を有する真空断熱材(以下真空断熱材とも記す。)10は、図5の分解斜視図から容易に理解されるように、貫通孔23の形成された基材21と、前記貫通孔23に嵌着された筒状体31と、前記筒状体31の孔33を塞ぐことなく前記基材21を包囲して前記筒状体31の孔33周縁と溶着され、かつ前記包囲した基材収納空間48(図2に示す)をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材41とで構成される。符号11は、前記真空断熱材10の両面を貫通する貫通孔、49は前記表皮材41周縁の溶着部である。
【0010】
前記基材21は、前記真空断熱材10に断熱性、所要の厚み、形状保持性などを付与するためのもので、さらには前記真空断熱材10の製造時における前記基材収納空間48の排気を容易にするため、通気性を有するものが好ましい。使用可能な材質として、シリカ粉や微粉末シリカなどの粒状材を結合して所要形状に成形したもの、ガラス繊維や有機繊維又は無機繊維などの繊維材、あるいはポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリイミドフォーム、ポリプロピレンフォーム、その他の有機多孔質成形体、無機多孔質成形体、鉱物系多孔質体などの多孔質体を挙げることができる。特にシリカ粉や微粉末シリカは、ガスが発生せず、前記ガスの発生によって前記真空断熱材10の真空度が低下するのを防ぐことができ、しかも強度が高く、かつ粒子間の隙間により通気性を十分に確保できるため、好ましいものである。前記シリカ粉や微粉末シリカとしては、ヒュームドシリカが好適である。前記基材21に形成されている貫通孔23は、前記真空断熱材10の用途等に応じた適宜のサイズとされる。
【0011】
前記筒状体31は、前記真空断熱材10の貫通孔11周縁を密封すると共に貫通孔11内を保護するためもので、図4からよりよく理解されるように、筒状基材32とその外周側面32a及び両端面32b,32bの一部を被覆するガスバリヤー層37とよりなる。
【0012】
前記筒状基材32は、両端面32b,32b間を貫通する筒状体の孔33が形成された筒状からなり、前記両端面32b,32bの内周縁32c,32cと外周縁32d,32d間に環状突起34,34が形成されたものからなる。また、前記筒状基材32は、加熱溶着可能な材質からなる。加熱溶着可能な材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド樹脂、EVA樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性性樹脂を挙げることができる。
【0013】
前記ガスバリヤー層37は、前記筒状体31のガスバリヤー性を高めるためのもので、前記筒状基材31の両端面32b,32bにおける内周縁32c,32cから前記環状突起34,34の頂部34a,34aまでの間kの少なくとも一部を溶着用部分35,35として残して前記筒状基材32の外周側面32a及び前記両端面32b,32bを被覆する。この実施例では、前記両端面32b,32bにおける内周縁32c,32cから前記環状突起34,34の内端までの部分が、前記溶着用部分35,35として、前記ガスバリヤー層37で覆われることなく残され、前記加熱溶着可能な筒状基材31が露出した状態とされる。前記ガスバリヤー層37としては、前記筒状基材31にメッキあるいはラミネートされた金属箔や、蒸着された酸化珪素や酸化アルミニウムなどの無機酸化物からなるものを挙げることができる。
【0014】
前記筒状体31の断面は円形に限られず、前記基材21の貫通孔23に合わせた形状とされる。前記両端面32b,32b間の寸法、すなわち、前記環状突起34,34の基部間の距離dは、前記基材21の貫通孔22部分における高さとほぼ等しくされる。また、前記ガスバリヤー層37が設けられた前記環状突起34,34の頂部34a,34aの高さeは、後記する表皮材41の内層43の厚みとほぼ等しくされるのが好ましい。
【0015】
前記表皮材41は、加熱溶着可能な内層43にガスバリヤー層45を介して表面層47が積層された積層材に前記筒状体の孔33と略等しい大きさの貫通孔用孔42が形成されたものからなる。この実施例では、図2及び図5から理解されるように、前記基材21よりも平面サイズの大きい2枚の表皮材41,41を、前記内層43,43が内向きとなるようにして前記基材21の両面に配置し、前記基材21の外周で内層43,43同士を溶着して前記表皮材41,41間に基材収納空間48を形成することにより、前記基材収納空間48内の基材21を前記表皮材41,41で包囲している。なお、前記表皮材41は、予め前記基材収納空間48を有する袋状に形成されたものでもよい。
【0016】
前記表皮材41の内層43は、加熱溶着可能な材質からなる。加熱溶着可能な材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド樹脂、EVA樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
【0017】
前記表皮材41のガスバリヤー層45は、前記表皮材41のガスバリヤー性を高めるものであり、金属箔や、酸化珪素や酸化アルミニウムなどの無機酸化物の蒸着層を挙げることができる。
【0018】
前記表皮材41の表面層47は、前記ガスバリヤー層45を保護して前記真空断熱材10の表面を構成するものであり、ポリエチレンテレフタレートやポリアミド等のプラスチックが好適である。
【0019】
前記表皮材41は、変形容易なフィルム状の積層材からなるもの、あるいは前記基材21を包囲する形状に成形された剛性のある板状の積層材からなるもののいずれであってもよい。
【0020】
前記構成からなる表皮材41と前記筒状体31は、前記表皮材41,41の貫通孔用孔42,42の周縁において、前記表皮材41の内層43,43に前記筒状体21両端の環状突起34,34が食い込んで、前記筒状体31の環状突起34,34のガスバリヤー層37,37と前記表皮材41,41のガスバリヤー層45,45が互いに密着すると共に、前記筒状体31の両端において前記ガスバリヤー層45,45で覆われていない前記溶着用部分35,35が、前記表皮材41,の内層43,43と溶着している。これにより、前記表皮材41と前記筒状体31が加熱溶着可能な部分で強固に固着するため前記真空断熱材10の強度や耐久性を高めることができ、また、前記表皮材41のガスバリヤー層45,45と前記筒状体31のガスバリヤー層37,37が一連に繋がるため、前記基材収納空間48のガスバリヤー性を向上させることができる。
【0021】
前記真空断熱材10の製造一実施例を示す。まず、図5及び図6に示すように、前記基材21の貫通孔23に前記筒状体31を嵌着し、前記二枚の表皮材41,41を、前記内層43,43が内向きとなるようにして前記貫通孔用孔42,42と前記筒状体31の孔33の位置を合わせて前記基材21の両側に配置する。次いで、前記表皮材41,41の貫通孔用孔42,42の周縁を加熱板等で押圧して、前記貫通孔用孔42,42の周縁で内層43,43を加熱軟化させ、前記筒状体31両端の環状突起34,34を、その頂部34a,34aが前記表皮材41,41のガスバリヤー層45,45に密着するまで内層43,43内に食い込ませると共に、前記筒状体31の両端の溶着用部分35,35を前記表皮材41,41の内層43,43と密着させ、溶着する。
【0022】
また、前記表皮材41,41間の基材収納空間48の空気を真空吸引装置により排気しながら、前記基材21の周縁で前記表皮材41,41の内層43,43同士を密着させて溶着し、前記基材収納空間48を密封する。前記基材21の周縁における前記表皮材41,41の溶着は、熱板や高周波溶着装置等、適宜の溶着手段により行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明による貫通孔を有する真空断熱材は、貫通孔周縁において基材収納空間がガスバリヤー層で途切れなく覆われているため、基材収納空間内の真空度の維持性が高く、良好な断熱性を長く維持することができる。しかも、この発明による貫通孔を有する真空断熱材は、基材の貫通孔に嵌着した筒状体が、その両端の加熱溶着可能な溶着用部分で表皮材の加熱溶着可能な内層と溶着しているため、貫通孔部分で強度が高く、取り扱い性や耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る貫通孔を有する真空断熱材の斜視図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】図2の貫通孔部分の拡大断面図である。
【図4】同実施例における筒状体の断面図である。
【図5】同実施例の分解斜視図である。
【図6】この発明の貫通孔を有する真空断熱材の製造時を示す部分断面図である。
【図7】従来の貫通孔を有する真空断熱材の部分断面図である。
【符号の説明】
10 貫通孔を有する真空断熱材
11 貫通孔
21 基材
23 基材の貫通孔
31 筒状体
32 筒状基材
32a 外周側面
32b 端面
32c 内周縁
32d 外周縁
33 筒状体の孔
34 環状突起
34a 環状突起の頂部
35 溶着用部分
37 筒状体のガスバリヤー層
41 表皮材
42 表皮材の貫通孔用孔
43 内層
45 表皮材のガスバリヤー層
47 表面層
48 基材収納空間
【発明の属する技術分野】
この発明は、配線や配管等のための貫通孔が必要とされる冷蔵庫や保冷庫等の壁材として、あるいは注排水口としての貫通孔が必要とされる容器の壁材等として好適な貫通孔を有する真空断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、貫通孔を有する真空断熱材として、基材に形成した貫通孔に筒状部材を嵌着し、前記基材をガスバリヤー性包装材よりなる袋の中に収納し、前記袋内の空気を真空排気した状態で前記袋を密封すると共に、前記筒状部材の両端面と前記ガスバリヤー性包装材を溶着したものが提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−312880号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の貫通孔を有する真空断熱材において、ガスバリヤー性包装材は、プラスチックフィルムに金属箔をラミネートしたものや、プラスチックフィルムに金属あるいは酸化珪素や酸化アルミニウムなどの無機酸化物を蒸着したもので構成され、また、筒状部材は、加熱溶着可能な材質からなるものや、金属等のガスバリヤー材に加熱溶着可能な樹脂を積層したもので構成されている。
【0005】
しかし、従来の貫通孔を有する真空断熱材は、図7に示すように、前記筒状部材61が、金属等のガスバリヤー材62に加熱溶着可能な樹脂63を積層したものであっても、前記筒状部材61の端面が前記ガスバリヤー性包装材71のプラスチックフィルム72と溶着し、前記筒状部材61のガスバリヤー材62と前記ガスバリヤー性包装材71のガスバリヤー材(金属箔や蒸着物)73との間に、ガスバリヤー性の低いプラスチックフィルム72が介在することになる。そのため、貫通孔部分60における前記筒状部材61と前記ガスバリヤー性包装材71との溶着部75を通って外気が真空断熱材内に侵入し、それによって真空断熱材の真空度が低下し、断熱性が劣るようになり易い問題がある。
【0006】
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、貫通孔を有する真空断熱材において、貫通孔の周縁から外気を内部に侵入し難くして真空度の低下を抑え、前記真空度の低下に起因する断熱性低下を抑えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、貫通孔の形成された基材と、前記貫通孔に嵌着された筒状体と、前記筒状体の孔を塞ぐことなく前記基材を包囲して前記筒状体の孔周縁と溶着され、かつ前記包囲した基材収納空間をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材と、よりなる貫通孔を有する真空断熱材において、前記筒状体が、両端面の内周縁と外周縁間に環状突起の形成された加熱溶着可能な筒状基材と、前記筒状基材の両端面における内周縁から前記環状突起の頂部までの間の少なくとも一部を溶着用部分として残して前記筒状基材の外周側面及び前記両端面を被覆したガスバリヤー層とよりなり、前記表皮材が、加熱溶着可能な内層にガスバリヤー層を介して表面層の積層された積層材に前記筒状体の孔と略等しい大きさの貫通孔用孔が形成されたものからなり、前記表皮材の内層に前記筒状体両端の前記環状突起が食い込んで、前記環状突起のガスバリヤー層と前記表皮材のガスバリヤー層が互いに密着すると共に、前記筒状体両端において前記ガスバリヤー層で覆われていない前記溶着用部分が、前記表皮材の内層と溶着していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る貫通孔を有する真空断熱材の斜視図、図2は図1の2−2断面図、図3は図2の貫通孔部分の拡大断面図、図4は同実施例における筒状体の断面図、図5は同実施例の分解斜視図、図6は貫通孔を有する真空断熱材の製造時を示す部分断面図である。
【0009】
図1〜図3に示す貫通孔を有する真空断熱材(以下真空断熱材とも記す。)10は、図5の分解斜視図から容易に理解されるように、貫通孔23の形成された基材21と、前記貫通孔23に嵌着された筒状体31と、前記筒状体31の孔33を塞ぐことなく前記基材21を包囲して前記筒状体31の孔33周縁と溶着され、かつ前記包囲した基材収納空間48(図2に示す)をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材41とで構成される。符号11は、前記真空断熱材10の両面を貫通する貫通孔、49は前記表皮材41周縁の溶着部である。
【0010】
前記基材21は、前記真空断熱材10に断熱性、所要の厚み、形状保持性などを付与するためのもので、さらには前記真空断熱材10の製造時における前記基材収納空間48の排気を容易にするため、通気性を有するものが好ましい。使用可能な材質として、シリカ粉や微粉末シリカなどの粒状材を結合して所要形状に成形したもの、ガラス繊維や有機繊維又は無機繊維などの繊維材、あるいはポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリイミドフォーム、ポリプロピレンフォーム、その他の有機多孔質成形体、無機多孔質成形体、鉱物系多孔質体などの多孔質体を挙げることができる。特にシリカ粉や微粉末シリカは、ガスが発生せず、前記ガスの発生によって前記真空断熱材10の真空度が低下するのを防ぐことができ、しかも強度が高く、かつ粒子間の隙間により通気性を十分に確保できるため、好ましいものである。前記シリカ粉や微粉末シリカとしては、ヒュームドシリカが好適である。前記基材21に形成されている貫通孔23は、前記真空断熱材10の用途等に応じた適宜のサイズとされる。
【0011】
前記筒状体31は、前記真空断熱材10の貫通孔11周縁を密封すると共に貫通孔11内を保護するためもので、図4からよりよく理解されるように、筒状基材32とその外周側面32a及び両端面32b,32bの一部を被覆するガスバリヤー層37とよりなる。
【0012】
前記筒状基材32は、両端面32b,32b間を貫通する筒状体の孔33が形成された筒状からなり、前記両端面32b,32bの内周縁32c,32cと外周縁32d,32d間に環状突起34,34が形成されたものからなる。また、前記筒状基材32は、加熱溶着可能な材質からなる。加熱溶着可能な材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド樹脂、EVA樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性性樹脂を挙げることができる。
【0013】
前記ガスバリヤー層37は、前記筒状体31のガスバリヤー性を高めるためのもので、前記筒状基材31の両端面32b,32bにおける内周縁32c,32cから前記環状突起34,34の頂部34a,34aまでの間kの少なくとも一部を溶着用部分35,35として残して前記筒状基材32の外周側面32a及び前記両端面32b,32bを被覆する。この実施例では、前記両端面32b,32bにおける内周縁32c,32cから前記環状突起34,34の内端までの部分が、前記溶着用部分35,35として、前記ガスバリヤー層37で覆われることなく残され、前記加熱溶着可能な筒状基材31が露出した状態とされる。前記ガスバリヤー層37としては、前記筒状基材31にメッキあるいはラミネートされた金属箔や、蒸着された酸化珪素や酸化アルミニウムなどの無機酸化物からなるものを挙げることができる。
【0014】
前記筒状体31の断面は円形に限られず、前記基材21の貫通孔23に合わせた形状とされる。前記両端面32b,32b間の寸法、すなわち、前記環状突起34,34の基部間の距離dは、前記基材21の貫通孔22部分における高さとほぼ等しくされる。また、前記ガスバリヤー層37が設けられた前記環状突起34,34の頂部34a,34aの高さeは、後記する表皮材41の内層43の厚みとほぼ等しくされるのが好ましい。
【0015】
前記表皮材41は、加熱溶着可能な内層43にガスバリヤー層45を介して表面層47が積層された積層材に前記筒状体の孔33と略等しい大きさの貫通孔用孔42が形成されたものからなる。この実施例では、図2及び図5から理解されるように、前記基材21よりも平面サイズの大きい2枚の表皮材41,41を、前記内層43,43が内向きとなるようにして前記基材21の両面に配置し、前記基材21の外周で内層43,43同士を溶着して前記表皮材41,41間に基材収納空間48を形成することにより、前記基材収納空間48内の基材21を前記表皮材41,41で包囲している。なお、前記表皮材41は、予め前記基材収納空間48を有する袋状に形成されたものでもよい。
【0016】
前記表皮材41の内層43は、加熱溶着可能な材質からなる。加熱溶着可能な材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド樹脂、EVA樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
【0017】
前記表皮材41のガスバリヤー層45は、前記表皮材41のガスバリヤー性を高めるものであり、金属箔や、酸化珪素や酸化アルミニウムなどの無機酸化物の蒸着層を挙げることができる。
【0018】
前記表皮材41の表面層47は、前記ガスバリヤー層45を保護して前記真空断熱材10の表面を構成するものであり、ポリエチレンテレフタレートやポリアミド等のプラスチックが好適である。
【0019】
前記表皮材41は、変形容易なフィルム状の積層材からなるもの、あるいは前記基材21を包囲する形状に成形された剛性のある板状の積層材からなるもののいずれであってもよい。
【0020】
前記構成からなる表皮材41と前記筒状体31は、前記表皮材41,41の貫通孔用孔42,42の周縁において、前記表皮材41の内層43,43に前記筒状体21両端の環状突起34,34が食い込んで、前記筒状体31の環状突起34,34のガスバリヤー層37,37と前記表皮材41,41のガスバリヤー層45,45が互いに密着すると共に、前記筒状体31の両端において前記ガスバリヤー層45,45で覆われていない前記溶着用部分35,35が、前記表皮材41,の内層43,43と溶着している。これにより、前記表皮材41と前記筒状体31が加熱溶着可能な部分で強固に固着するため前記真空断熱材10の強度や耐久性を高めることができ、また、前記表皮材41のガスバリヤー層45,45と前記筒状体31のガスバリヤー層37,37が一連に繋がるため、前記基材収納空間48のガスバリヤー性を向上させることができる。
【0021】
前記真空断熱材10の製造一実施例を示す。まず、図5及び図6に示すように、前記基材21の貫通孔23に前記筒状体31を嵌着し、前記二枚の表皮材41,41を、前記内層43,43が内向きとなるようにして前記貫通孔用孔42,42と前記筒状体31の孔33の位置を合わせて前記基材21の両側に配置する。次いで、前記表皮材41,41の貫通孔用孔42,42の周縁を加熱板等で押圧して、前記貫通孔用孔42,42の周縁で内層43,43を加熱軟化させ、前記筒状体31両端の環状突起34,34を、その頂部34a,34aが前記表皮材41,41のガスバリヤー層45,45に密着するまで内層43,43内に食い込ませると共に、前記筒状体31の両端の溶着用部分35,35を前記表皮材41,41の内層43,43と密着させ、溶着する。
【0022】
また、前記表皮材41,41間の基材収納空間48の空気を真空吸引装置により排気しながら、前記基材21の周縁で前記表皮材41,41の内層43,43同士を密着させて溶着し、前記基材収納空間48を密封する。前記基材21の周縁における前記表皮材41,41の溶着は、熱板や高周波溶着装置等、適宜の溶着手段により行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明による貫通孔を有する真空断熱材は、貫通孔周縁において基材収納空間がガスバリヤー層で途切れなく覆われているため、基材収納空間内の真空度の維持性が高く、良好な断熱性を長く維持することができる。しかも、この発明による貫通孔を有する真空断熱材は、基材の貫通孔に嵌着した筒状体が、その両端の加熱溶着可能な溶着用部分で表皮材の加熱溶着可能な内層と溶着しているため、貫通孔部分で強度が高く、取り扱い性や耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る貫通孔を有する真空断熱材の斜視図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】図2の貫通孔部分の拡大断面図である。
【図4】同実施例における筒状体の断面図である。
【図5】同実施例の分解斜視図である。
【図6】この発明の貫通孔を有する真空断熱材の製造時を示す部分断面図である。
【図7】従来の貫通孔を有する真空断熱材の部分断面図である。
【符号の説明】
10 貫通孔を有する真空断熱材
11 貫通孔
21 基材
23 基材の貫通孔
31 筒状体
32 筒状基材
32a 外周側面
32b 端面
32c 内周縁
32d 外周縁
33 筒状体の孔
34 環状突起
34a 環状突起の頂部
35 溶着用部分
37 筒状体のガスバリヤー層
41 表皮材
42 表皮材の貫通孔用孔
43 内層
45 表皮材のガスバリヤー層
47 表面層
48 基材収納空間
Claims (1)
- 貫通孔(23)の形成された基材(21)と、
前記貫通孔(23)に嵌着された筒状体(31)と、
前記筒状体の孔(33)を塞ぐことなく前記基材(21)を包囲して前記筒状体(31)の孔周縁と溶着され、かつ前記包囲された基材収納空間(48)をその内部の空気が排気された状態で密封した表皮材(41)と、
よりなる貫通孔(11)を有する真空断熱材(10)において、
前記筒状体(31)は、両端面の内周縁(32c)と外周縁(32d)間に環状突起(34)が形成された加熱溶着可能な筒状基材(32)と、前記筒状基材の両端面における内周縁(32c)から前記環状突起の頂部(34a)までの間の少なくとも一部を溶着用部分(35)として残して前記筒状基材(32)の外周側面及び前記両端面を被覆したガスバリヤー層(37)とよりなり、
前記表皮材(41)は、加熱溶着可能な内層(43)にガスバリヤー層(45)を介して表面層(47)が積層された積層材に前記筒状体の孔(33)と略等しい大きさの貫通孔用孔(42)が形成されたものからなり、
前記表皮材(41)の内層(43)に前記筒状体(31)両端の前記環状突起(34)が食い込んで、前記環状突起(34)のガスバリヤー層(37)と前記表皮材(41)のガスバリヤー層(45)が互いに密着すると共に、前記筒状体(31)両端において前記ガスバリヤー層(37)で覆われていない前記溶着用部分(35)が、前記表皮材(41)の内層(43)と溶着していることを特徴とする貫通孔を有する真空断熱材。
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