JP2004338921A - 吊り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】係合孔のある鋼材や構造物への取り付け/取り外しを容易に且つ確実に行うことができる吊り具を提供することを課題とする。
【解決手段】ロック部材8をレバー部18の係合板21から外した状態でレバー部18を本体2の外側に向けて引っ張って抜け止め用ストッパ6を許容位置にスライドさせると、このストッパ6がロック部材8により許容位置にロックされ、この状態でピン1を引き抜く。そして、被保持物の係合孔にピン1を通してピン1の先端部を先端保持部3に押し込んだ後、ロック部材8を再び係合板21から外すと、付勢力により抜け止め用ストッパ6が禁止位置にスライドしてピン1の環状溝10に嵌合し、ピン1の引き抜きが禁止されると共にロック部材8によりこのストッパ6が禁止位置にロックされる。
【選択図】 図1
【解決手段】ロック部材8をレバー部18の係合板21から外した状態でレバー部18を本体2の外側に向けて引っ張って抜け止め用ストッパ6を許容位置にスライドさせると、このストッパ6がロック部材8により許容位置にロックされ、この状態でピン1を引き抜く。そして、被保持物の係合孔にピン1を通してピン1の先端部を先端保持部3に押し込んだ後、ロック部材8を再び係合板21から外すと、付勢力により抜け止め用ストッパ6が禁止位置にスライドしてピン1の環状溝10に嵌合し、ピン1の引き抜きが禁止されると共にロック部材8によりこのストッパ6が禁止位置にロックされる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、吊り具に係り、特に係合孔が形成された被保持物を吊り下げるための吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1には、被保持物に特殊な形状の孔を形成すると共にこの孔にボルトを挿入し、さらに吊り下げ用の吊り孔を有するアイナットをボルトの先端に螺合してこれらボルトの頭部とアイナットとの間に被保持物を挟持することにより被保持物を吊り下げることが可能な吊り具が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−330782号公報
【0004】
ところが、上述の吊り具では、被保持物に形成された特殊な形状の孔が必要であるため、例えば円形の孔が既に形成されている鋼材や構造物であっても、さらに吊り下げ用に特殊な形状の孔を開けなければならず、使いやすいものではなかった。
【0005】
これに対し、既存の孔を利用して被保持物を吊り下げることのできる治具として、ナット締め式の吊り具が用いられている。U字形の吊り具本体に取り付けられているピンを鋼材や構造物に形成されている既存の孔に挿通し、この状態でピンの先端をナット締めしてピンが吊り具本体から抜けないように固定している。
このような吊り具を使用することにより、重量のある鋼材や構造物を確実に吊り下げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のナット締め式の吊り具では、ナット締め式のために吊り具の取り付け/取り外しの操作に手間と時間がかかり、特に、作業現場においては作業者が革手袋や軍手を装着していることが多いので、吊り具のナット締めが行いづらいという問題点があった。
また、使用している間にピンの先端に形成されたネジ山が損傷することがあり、その場合にはナットの締め付けが完全に行われない虞があった。特に、ナット締めの際にピンの先端が吊り具本体の後方に位置すると、作業者がナットの締め付けを目で確認することが困難であった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、係合孔のある鋼材や構造物への取り付け/取り外しを容易に且つ確実に行うことができる吊り具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る吊り具は、被保持物に形成された係合孔に通されると共にその先端部に環状溝が周に沿って形成されたピンと、ピンが差し込まれると共にピンの先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部及び基端保持部を有するほぼU字形の本体と、本体の先端保持部に配置され且つピンの先端部が本体の基端保持部から先端保持部まで差し込まれた状態でピンの環状溝に嵌合してピンの引き抜きを禁止する禁止位置とピンの環状溝から外れてピンの引き抜きを許容する許容位置との間でスライド自在な抜け止め用ストッパと、抜け止め用ストッパに接続されこのストッパを禁止位置と許容位置との間でスライドさせるためのレバー部と、本体に取り付けられ且つレバー部に係合することにより抜け止め用ストッパを禁止位置及び許容位置にそれぞれロックするロック部材とを備えるものである。
抜け止め用ストッパは、ピンの外周部に向かって付勢されていることが好ましい。
また、本体の基端保持部に配置され且つピンの外周部に向かって付勢されると共にピンの先端部が本体の基端保持部まで引き抜かれた状態でピンの環状溝に嵌合してピンの本体からの脱落を防止する脱落防止用ストッパを備えることがより好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1にこの発明の実施の形態に係る吊り具を示す。この吊り具は、鋼材や構造物などの被保持物に形成された係合孔に通されるピン1とこのピン1が差し込まれるほぼU字形の本体2とを有している。本体2はピン1の先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部3及び基端保持部4を有し、これら先端保持部3と基端保持部4とが連結部5により連結されている。先端保持部3には抜け止め用ストッパ6が、基端保持部4には脱落防止用ストッパ7がそれぞれ配置されており、連結部5にはロック部材8が配置されている。また、先端保持部3は吊り下げ用の吊り孔9を有している。
【0009】
ピン1は、その先端部に環状溝10が周に沿って形成される一方、その基端部に外周面から側方に突出したフランジ部11を有している。環状溝10の先端側には凸部12が形成されて凸部12と環状溝10との間に段差10aが形成されている。また、環状溝10の基端側には基端部に向かうほど拡径するようなテーパー部10bが形成されている。さらに、フランジ部11の基端側にはこのピン1を移動するための取っ手13が取り付けられている。
【0010】
一方、本体2の先端保持部3及び基端保持部4には、ピン1の先端部及び基端部がそれぞれ差し込まれる先端貫通孔14及び基端貫通孔15が形成されている。ピン1を基端貫通孔15及び先端貫通孔14に完全に差し込むと、ピン1の基端部に位置するフランジ部11が基端保持部4の外側面に係合すると共に、ピン1の先端部に位置する凸部12及び環状溝10が先端貫通孔14を突き抜けて先端保持部3の外側に突出する。
【0011】
また、本体2の内部には、先端保持部3から連結部5に亙って延長するストッパ用貫通孔16が形成されており、この貫通孔16にロッド部材17が通されてスライド自在に保持されている。ロッド部材17には、その先端保持部3側の端部に抜け止め用ストッパ6が、その連結部5側の端部にレバー部18がそれぞれ固定されており、抜け止め用ストッパ6、ロッド部材17及びレバー部18が一体になって先端貫通孔14の軸心に垂直な方向にスライド可能になっている。すなわち、レバー部18を操作することにより抜け止め用ストッパ6は、本体2の基端保持部4から先端保持部3まで完全に差し込まれた状態のピン1の環状溝10に嵌合してピン1の引き抜きを禁止する禁止位置と、ピン1の環状溝10から外れてピン1の引き抜きを許容する許容位置との間でスライドされる。なお、抜け止め用ストッパ6は先端保持部4の外側面上に位置している。
【0012】
また、ストッパ用貫通孔16の先端保持部3側の端部には凹部19が形成されると共にこの凹部19と抜け止め用ストッパ6との間にバネ20が配置されており、抜け止め用ストッパ6、ロッド部材17及びレバー部18が共に先端貫通孔14の軸心に向かって付勢されている。
さらに、抜け止め用ストッパ6は、その一端に図2に示されるようなほぼU字形の切り欠き6aを有している。抜け止め用ストッパ6が禁止位置にあると、ピン1の環状溝10と凸部12との間に形成された段差10aに抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aが係合してピン1を引き抜くことができない状態になる。
【0013】
一方、レバー部18はロッド部材17の軸心に垂直な係合板21を有している。また、ストッパ用貫通孔16の連結部5側の端部近傍にはロック部材8が配置されている。ロック部材8の中央にはピン22が通されるガイド孔8aが形成されており、ロック部材8はスライド可能であると共にバネ23によりストッパ用貫通孔16の軸心に向かって付勢されている。また、ロック部材8はその一側が僅かに連結部5の外部に突出しており、この突出した部分には作業者がロック部材8を操作しやすいように滑り止め部8bが形成されている。ロック部材8の先端部をレバー部18の係合板21の表面に係合させると抜け止め用ストッパ6が禁止位置にロックされ、一方、ロック部材8の先端部を係合板21の裏面に係合させると抜け止め用ストッパ6が許容位置にロックされる。なお、レバー部18は連結部5の切り欠き部分に位置しており、作業者がレバー部18を操作することができるように構成されている。
【0014】
また、基端保持部4の基端貫通孔15の途中には、この基端貫通孔15に垂直な方向に延長するストッパ用貫通孔24が形成されており、この貫通孔24の内部に脱落防止用ストッパ7が配置されている。この脱落防止用ストッパ7はバネ25により基端貫通孔15の軸心に向かって付勢されている。
なお、図1に二点鎖線で示されるように、本体2はその先端保持部3と抜け止め用ストッパ6とを覆うカバー26を有しており、このカバー25を使用することにより本体2の基端保持部4から先端保持部3まで完全に差し込まれた状態のピン1の先端部及び抜け止め用ストッパ6に外力が作用することを防止することができる。
【0015】
次に、この実施の形態に係る吊り具の作用について説明する。吊り具を被保持物に取り付ける際には次のような手順で作業を行う。ここで、図1に示されるように、ピン1が本体2に完全に差し込まれた状態で抜け止め用ストッパ6が禁止位置にロックされているときには、ピン1の環状溝10に抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aが嵌合してピン1を本体2から引き抜くことができない状態であると共に、ロック部材8がレバー部18の係合板21の表面に係合して抜け止め用ストッパ6をスライドできない状態になっている。この場合、ロック部材8をバネ23の付勢力に抗して実線矢印で示されるような方向にスライドさせてロック部材8をレバー部18の係合板21の表面から外す。その状態でレバー部18を本体2の外側に向けて引っ張ることにより、図3に示されるように抜け止め用ストッパ6を許容位置までスライドさせる。これにより抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aがピン1の環状溝10から外れてピン1の引き抜きが許容された状態になる。
【0016】
このとき、レバー部18の係合板21がロック部材8の外側の位置まで到達すると、バネ23の付勢力によりロック部材8がストッパ用貫通孔16の軸心に向かってスライドし、ロック部材8の先端部がレバー部18の係合板21の裏面に係合して抜け止め用ストッパ6が許容位置にロックされる。
この状態でピン1を引き抜くと、図4に示されるようにピン1の先端部の環状溝10が基端保持部4の基端貫通孔15の途中に位置したところで、バネ25の付勢力によりこの環状溝10に脱落防止用ストッパ7が嵌合し、ピン1の脱落が防止された状態になる。
【0017】
次に、被保持物27に形成された係合孔28を本体2の先端保持部3の先端貫通孔14と基端保持部4の貫通孔15との間に配置し、ピン1の取っ手13を握ってピン1を基端保持部4から先端保持部3に向かって押し込む。ここでピン1の環状溝10の基端側には基端に向かうほど拡径するテーパー部10bが形成されているため、ピン1の環状溝10から脱落防止用ストッパ7が容易に外れ、ピン1の先端部は被保持物27の係合孔28を通って先端保持部3の先端貫通孔14に差し込まれる。またこのとき、抜け止め用ストッパ6はロック部材8により許容位置にロックされているため、抜け止め用ストッパ6にピン1の先端部の凸部12が引っ掛かることなくスムーズにピン1を差し込むことができる。
【0018】
そして、ピン1の先端部の凸部12及び環状溝10が先端貫通孔14を突き抜けて先端保持部3の外側に突出するまでピン1を本体2に完全に差し込んだところで、バネ23の付勢力に抗してロック部材8を再び図4に実線矢印で示される方向にスライドさせてレバー部18の係合板21の裏面からロック部材8を外すと、バネ20の付勢力により抜け止め用ストッパ6が禁止位置に向かってスライドしてその切り欠き6aがピン1の環状溝10に嵌合し、ピン1の引き抜きが禁止された状態になる。また、抜け止め用ストッパ6が禁止位置に到達すると、バネ23の付勢力によりロック部材8がストッパ用貫通孔16の軸心に向かってスライドし、その先端部がレバー部18の係合板21の表面に係合して抜け止め用ストッパ6が禁止位置にロックされる。
このようにしてピン1が本体2に装着され、吊り具に保持された被保持物27が本体2の吊り孔9を介して吊り下げられる。
【0019】
以上のように、ピン1を本体2に完全に差し込んだ状態で先端保持部3の抜け止め用ストッパ6を禁止位置または許容位置にスライドさせてその位置に抜け止め用ストッパ6をロック部材8によりロックすれば、ピン1の引き抜きを禁止または許容の状態にすることができ、ピン1の本体2への取り付け/取り外しを容易に行うことができる。従って、作業現場で作業者が革手袋や軍手を装着していても、係合孔のある被保持物に容易に吊り具を取り付け/取り外しを行うことができる。
【0020】
また、上述のように本発明の吊り具は、ピン1の先端部の環状溝10に先端保持部3の抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aが係合してピン1の引き抜きが禁止されると共に、抜け止め用ストッパ6がロック部材8により禁止位置にロックされるという2段階の保持構造になっている。このため、ピン1の取っ手13や抜け止め用ストッパ6に外力が作用しても、誤ってピン1の先端部が本体2の先端保持部3から外れて被保持物が落下してしまうことがなく、安全性の高い吊り具が実現される。
【0021】
さらに、ピン1を引き抜く際には、ピン1の先端部に形成された環状溝10に本体2の基端保持部4の脱落防止用ストッパ7が嵌合してピン1の先端部が基端保持部4に保持された状態になるので、ピン1が本体2から脱落してしまうことがなく、より安全性の高い吊り具を実現することができる。
【0022】
なお、本発明の吊り具を、山留壁を組み立てる際に使用される腹起材等、係合孔を有する被保持物の吊り下げに使用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、被保持物に形成された係合孔に通されると共にその先端部に環状溝が周に沿って形成されたピンと、ピンが差し込まれると共にピンの先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部及び基端保持部を有するほぼU字形の本体と、本体の先端保持部に配置され且つピンの先端部が本体の基端保持部から先端保持部まで差し込まれた状態でピンの環状溝に嵌合してピンの引き抜きを禁止する禁止位置とピンの環状溝から外れてピンの引き抜きを許容する許容位置との間でスライド自在な抜け止め用ストッパと、抜け止め用ストッパに接続されこのストッパを禁止位置と許容位置との間でスライドさせるためのレバー部と、本体に取り付けられ且つレバー部に係合することにより抜け止め用ストッパを禁止位置及び許容位置にそれぞれロックするロック部材とを備えたので、吊り具を係合孔のある被保持物に容易に且つ確実に取り付け/取り外しをすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る吊り具を示す側面図である。
【図2】実施の形態に係る吊り具の底面図である。
【図3】実施の形態における抜け止め用ストッパを許容位置にロックした様子を示す側面図である。
【図4】実施の形態におけるピンを引き抜いた様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ピン、2 本体、3 先端保持部、4 基端保持部、5 連結部、6 抜け止め用ストッパ、6a 切り欠き、7 脱落防止用ストッパ、8 ロック部材、9 吊り孔、10 環状溝、11 フランジ部、12 凸部、13 取っ手、14 先端貫通孔、15 基端貫通孔、16,24 ストッパ用貫通孔、17 ロッド部材、18 レバー部、19 凹部、20,23,25 バネ、21 係合板、26 カバー、27 被保持物、28 係合孔。
【発明の属する技術分野】
この発明は、吊り具に係り、特に係合孔が形成された被保持物を吊り下げるための吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1には、被保持物に特殊な形状の孔を形成すると共にこの孔にボルトを挿入し、さらに吊り下げ用の吊り孔を有するアイナットをボルトの先端に螺合してこれらボルトの頭部とアイナットとの間に被保持物を挟持することにより被保持物を吊り下げることが可能な吊り具が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−330782号公報
【0004】
ところが、上述の吊り具では、被保持物に形成された特殊な形状の孔が必要であるため、例えば円形の孔が既に形成されている鋼材や構造物であっても、さらに吊り下げ用に特殊な形状の孔を開けなければならず、使いやすいものではなかった。
【0005】
これに対し、既存の孔を利用して被保持物を吊り下げることのできる治具として、ナット締め式の吊り具が用いられている。U字形の吊り具本体に取り付けられているピンを鋼材や構造物に形成されている既存の孔に挿通し、この状態でピンの先端をナット締めしてピンが吊り具本体から抜けないように固定している。
このような吊り具を使用することにより、重量のある鋼材や構造物を確実に吊り下げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のナット締め式の吊り具では、ナット締め式のために吊り具の取り付け/取り外しの操作に手間と時間がかかり、特に、作業現場においては作業者が革手袋や軍手を装着していることが多いので、吊り具のナット締めが行いづらいという問題点があった。
また、使用している間にピンの先端に形成されたネジ山が損傷することがあり、その場合にはナットの締め付けが完全に行われない虞があった。特に、ナット締めの際にピンの先端が吊り具本体の後方に位置すると、作業者がナットの締め付けを目で確認することが困難であった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、係合孔のある鋼材や構造物への取り付け/取り外しを容易に且つ確実に行うことができる吊り具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る吊り具は、被保持物に形成された係合孔に通されると共にその先端部に環状溝が周に沿って形成されたピンと、ピンが差し込まれると共にピンの先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部及び基端保持部を有するほぼU字形の本体と、本体の先端保持部に配置され且つピンの先端部が本体の基端保持部から先端保持部まで差し込まれた状態でピンの環状溝に嵌合してピンの引き抜きを禁止する禁止位置とピンの環状溝から外れてピンの引き抜きを許容する許容位置との間でスライド自在な抜け止め用ストッパと、抜け止め用ストッパに接続されこのストッパを禁止位置と許容位置との間でスライドさせるためのレバー部と、本体に取り付けられ且つレバー部に係合することにより抜け止め用ストッパを禁止位置及び許容位置にそれぞれロックするロック部材とを備えるものである。
抜け止め用ストッパは、ピンの外周部に向かって付勢されていることが好ましい。
また、本体の基端保持部に配置され且つピンの外周部に向かって付勢されると共にピンの先端部が本体の基端保持部まで引き抜かれた状態でピンの環状溝に嵌合してピンの本体からの脱落を防止する脱落防止用ストッパを備えることがより好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1にこの発明の実施の形態に係る吊り具を示す。この吊り具は、鋼材や構造物などの被保持物に形成された係合孔に通されるピン1とこのピン1が差し込まれるほぼU字形の本体2とを有している。本体2はピン1の先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部3及び基端保持部4を有し、これら先端保持部3と基端保持部4とが連結部5により連結されている。先端保持部3には抜け止め用ストッパ6が、基端保持部4には脱落防止用ストッパ7がそれぞれ配置されており、連結部5にはロック部材8が配置されている。また、先端保持部3は吊り下げ用の吊り孔9を有している。
【0009】
ピン1は、その先端部に環状溝10が周に沿って形成される一方、その基端部に外周面から側方に突出したフランジ部11を有している。環状溝10の先端側には凸部12が形成されて凸部12と環状溝10との間に段差10aが形成されている。また、環状溝10の基端側には基端部に向かうほど拡径するようなテーパー部10bが形成されている。さらに、フランジ部11の基端側にはこのピン1を移動するための取っ手13が取り付けられている。
【0010】
一方、本体2の先端保持部3及び基端保持部4には、ピン1の先端部及び基端部がそれぞれ差し込まれる先端貫通孔14及び基端貫通孔15が形成されている。ピン1を基端貫通孔15及び先端貫通孔14に完全に差し込むと、ピン1の基端部に位置するフランジ部11が基端保持部4の外側面に係合すると共に、ピン1の先端部に位置する凸部12及び環状溝10が先端貫通孔14を突き抜けて先端保持部3の外側に突出する。
【0011】
また、本体2の内部には、先端保持部3から連結部5に亙って延長するストッパ用貫通孔16が形成されており、この貫通孔16にロッド部材17が通されてスライド自在に保持されている。ロッド部材17には、その先端保持部3側の端部に抜け止め用ストッパ6が、その連結部5側の端部にレバー部18がそれぞれ固定されており、抜け止め用ストッパ6、ロッド部材17及びレバー部18が一体になって先端貫通孔14の軸心に垂直な方向にスライド可能になっている。すなわち、レバー部18を操作することにより抜け止め用ストッパ6は、本体2の基端保持部4から先端保持部3まで完全に差し込まれた状態のピン1の環状溝10に嵌合してピン1の引き抜きを禁止する禁止位置と、ピン1の環状溝10から外れてピン1の引き抜きを許容する許容位置との間でスライドされる。なお、抜け止め用ストッパ6は先端保持部4の外側面上に位置している。
【0012】
また、ストッパ用貫通孔16の先端保持部3側の端部には凹部19が形成されると共にこの凹部19と抜け止め用ストッパ6との間にバネ20が配置されており、抜け止め用ストッパ6、ロッド部材17及びレバー部18が共に先端貫通孔14の軸心に向かって付勢されている。
さらに、抜け止め用ストッパ6は、その一端に図2に示されるようなほぼU字形の切り欠き6aを有している。抜け止め用ストッパ6が禁止位置にあると、ピン1の環状溝10と凸部12との間に形成された段差10aに抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aが係合してピン1を引き抜くことができない状態になる。
【0013】
一方、レバー部18はロッド部材17の軸心に垂直な係合板21を有している。また、ストッパ用貫通孔16の連結部5側の端部近傍にはロック部材8が配置されている。ロック部材8の中央にはピン22が通されるガイド孔8aが形成されており、ロック部材8はスライド可能であると共にバネ23によりストッパ用貫通孔16の軸心に向かって付勢されている。また、ロック部材8はその一側が僅かに連結部5の外部に突出しており、この突出した部分には作業者がロック部材8を操作しやすいように滑り止め部8bが形成されている。ロック部材8の先端部をレバー部18の係合板21の表面に係合させると抜け止め用ストッパ6が禁止位置にロックされ、一方、ロック部材8の先端部を係合板21の裏面に係合させると抜け止め用ストッパ6が許容位置にロックされる。なお、レバー部18は連結部5の切り欠き部分に位置しており、作業者がレバー部18を操作することができるように構成されている。
【0014】
また、基端保持部4の基端貫通孔15の途中には、この基端貫通孔15に垂直な方向に延長するストッパ用貫通孔24が形成されており、この貫通孔24の内部に脱落防止用ストッパ7が配置されている。この脱落防止用ストッパ7はバネ25により基端貫通孔15の軸心に向かって付勢されている。
なお、図1に二点鎖線で示されるように、本体2はその先端保持部3と抜け止め用ストッパ6とを覆うカバー26を有しており、このカバー25を使用することにより本体2の基端保持部4から先端保持部3まで完全に差し込まれた状態のピン1の先端部及び抜け止め用ストッパ6に外力が作用することを防止することができる。
【0015】
次に、この実施の形態に係る吊り具の作用について説明する。吊り具を被保持物に取り付ける際には次のような手順で作業を行う。ここで、図1に示されるように、ピン1が本体2に完全に差し込まれた状態で抜け止め用ストッパ6が禁止位置にロックされているときには、ピン1の環状溝10に抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aが嵌合してピン1を本体2から引き抜くことができない状態であると共に、ロック部材8がレバー部18の係合板21の表面に係合して抜け止め用ストッパ6をスライドできない状態になっている。この場合、ロック部材8をバネ23の付勢力に抗して実線矢印で示されるような方向にスライドさせてロック部材8をレバー部18の係合板21の表面から外す。その状態でレバー部18を本体2の外側に向けて引っ張ることにより、図3に示されるように抜け止め用ストッパ6を許容位置までスライドさせる。これにより抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aがピン1の環状溝10から外れてピン1の引き抜きが許容された状態になる。
【0016】
このとき、レバー部18の係合板21がロック部材8の外側の位置まで到達すると、バネ23の付勢力によりロック部材8がストッパ用貫通孔16の軸心に向かってスライドし、ロック部材8の先端部がレバー部18の係合板21の裏面に係合して抜け止め用ストッパ6が許容位置にロックされる。
この状態でピン1を引き抜くと、図4に示されるようにピン1の先端部の環状溝10が基端保持部4の基端貫通孔15の途中に位置したところで、バネ25の付勢力によりこの環状溝10に脱落防止用ストッパ7が嵌合し、ピン1の脱落が防止された状態になる。
【0017】
次に、被保持物27に形成された係合孔28を本体2の先端保持部3の先端貫通孔14と基端保持部4の貫通孔15との間に配置し、ピン1の取っ手13を握ってピン1を基端保持部4から先端保持部3に向かって押し込む。ここでピン1の環状溝10の基端側には基端に向かうほど拡径するテーパー部10bが形成されているため、ピン1の環状溝10から脱落防止用ストッパ7が容易に外れ、ピン1の先端部は被保持物27の係合孔28を通って先端保持部3の先端貫通孔14に差し込まれる。またこのとき、抜け止め用ストッパ6はロック部材8により許容位置にロックされているため、抜け止め用ストッパ6にピン1の先端部の凸部12が引っ掛かることなくスムーズにピン1を差し込むことができる。
【0018】
そして、ピン1の先端部の凸部12及び環状溝10が先端貫通孔14を突き抜けて先端保持部3の外側に突出するまでピン1を本体2に完全に差し込んだところで、バネ23の付勢力に抗してロック部材8を再び図4に実線矢印で示される方向にスライドさせてレバー部18の係合板21の裏面からロック部材8を外すと、バネ20の付勢力により抜け止め用ストッパ6が禁止位置に向かってスライドしてその切り欠き6aがピン1の環状溝10に嵌合し、ピン1の引き抜きが禁止された状態になる。また、抜け止め用ストッパ6が禁止位置に到達すると、バネ23の付勢力によりロック部材8がストッパ用貫通孔16の軸心に向かってスライドし、その先端部がレバー部18の係合板21の表面に係合して抜け止め用ストッパ6が禁止位置にロックされる。
このようにしてピン1が本体2に装着され、吊り具に保持された被保持物27が本体2の吊り孔9を介して吊り下げられる。
【0019】
以上のように、ピン1を本体2に完全に差し込んだ状態で先端保持部3の抜け止め用ストッパ6を禁止位置または許容位置にスライドさせてその位置に抜け止め用ストッパ6をロック部材8によりロックすれば、ピン1の引き抜きを禁止または許容の状態にすることができ、ピン1の本体2への取り付け/取り外しを容易に行うことができる。従って、作業現場で作業者が革手袋や軍手を装着していても、係合孔のある被保持物に容易に吊り具を取り付け/取り外しを行うことができる。
【0020】
また、上述のように本発明の吊り具は、ピン1の先端部の環状溝10に先端保持部3の抜け止め用ストッパ6の切り欠き6aが係合してピン1の引き抜きが禁止されると共に、抜け止め用ストッパ6がロック部材8により禁止位置にロックされるという2段階の保持構造になっている。このため、ピン1の取っ手13や抜け止め用ストッパ6に外力が作用しても、誤ってピン1の先端部が本体2の先端保持部3から外れて被保持物が落下してしまうことがなく、安全性の高い吊り具が実現される。
【0021】
さらに、ピン1を引き抜く際には、ピン1の先端部に形成された環状溝10に本体2の基端保持部4の脱落防止用ストッパ7が嵌合してピン1の先端部が基端保持部4に保持された状態になるので、ピン1が本体2から脱落してしまうことがなく、より安全性の高い吊り具を実現することができる。
【0022】
なお、本発明の吊り具を、山留壁を組み立てる際に使用される腹起材等、係合孔を有する被保持物の吊り下げに使用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、被保持物に形成された係合孔に通されると共にその先端部に環状溝が周に沿って形成されたピンと、ピンが差し込まれると共にピンの先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部及び基端保持部を有するほぼU字形の本体と、本体の先端保持部に配置され且つピンの先端部が本体の基端保持部から先端保持部まで差し込まれた状態でピンの環状溝に嵌合してピンの引き抜きを禁止する禁止位置とピンの環状溝から外れてピンの引き抜きを許容する許容位置との間でスライド自在な抜け止め用ストッパと、抜け止め用ストッパに接続されこのストッパを禁止位置と許容位置との間でスライドさせるためのレバー部と、本体に取り付けられ且つレバー部に係合することにより抜け止め用ストッパを禁止位置及び許容位置にそれぞれロックするロック部材とを備えたので、吊り具を係合孔のある被保持物に容易に且つ確実に取り付け/取り外しをすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る吊り具を示す側面図である。
【図2】実施の形態に係る吊り具の底面図である。
【図3】実施の形態における抜け止め用ストッパを許容位置にロックした様子を示す側面図である。
【図4】実施の形態におけるピンを引き抜いた様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ピン、2 本体、3 先端保持部、4 基端保持部、5 連結部、6 抜け止め用ストッパ、6a 切り欠き、7 脱落防止用ストッパ、8 ロック部材、9 吊り孔、10 環状溝、11 フランジ部、12 凸部、13 取っ手、14 先端貫通孔、15 基端貫通孔、16,24 ストッパ用貫通孔、17 ロッド部材、18 レバー部、19 凹部、20,23,25 バネ、21 係合板、26 カバー、27 被保持物、28 係合孔。
Claims (3)
- 被保持物に形成された係合孔に通されると共にその先端部に環状溝が周に沿って形成されたピンと、
前記ピンが差し込まれると共に前記ピンの先端部と基端部とをそれぞれ保持する先端保持部及び基端保持部を有するほぼU字形の本体と、
前記本体の先端保持部に配置され且つ前記ピンの先端部が前記本体の基端保持部から先端保持部まで差し込まれた状態で前記ピンの環状溝に嵌合してピンの引き抜きを禁止する禁止位置と前記ピンの環状溝から外れてピンの引き抜きを許容する許容位置との間でスライド自在な抜け止め用ストッパと、
前記抜け止め用ストッパに接続されこのストッパを禁止位置と許容位置との間でスライドさせるためのレバー部と、
前記本体に取り付けられ且つ前記レバー部に係合することにより前記抜け止め用ストッパを禁止位置及び許容位置にそれぞれロックするロック部材と
を備えることを特徴とする吊り具。 - 前記抜け止め用ストッパは、前記ピンの外周部に向かって付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り具。
- 前記本体の基端保持部に配置され且つ前記ピンの外周部に向かって付勢されると共に前記ピンの先端部が前記本体の基端保持部まで引き抜かられた状態で前記ピンの環状溝に嵌合してピンの本体からの脱落を防止する脱落防止用ストッパを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊り具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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