JP2004338682A - 建設機械の表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】建設機械の表示装置に於いて、部品取り付けスペースを小にするとともに、メインスイッチがオフのときでもアワーメータを表示できるようにする。
【解決手段】一つの表示部20にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成し、切換スイッチ26の操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能に形成する。スイッチ25がオフのときは、前記表示部20にアワーメータ表示を可能に形成する。
【選択図】 図3
【解決手段】一つの表示部20にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成し、切換スイッチ26の操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能に形成する。スイッチ25がオフのときは、前記表示部20にアワーメータ表示を可能に形成する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械の表示装置に関するものであり、特に、エンジン稼働時間を計測するアワーメータの表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、此種建設機械の表示装置としては、LCDパネルと操作スイッチとを備え、通常モードでは、燃料計、エンジン回転計、速度計、時計、アワーメータ等が表示され、警告モードでは、バッテリ電圧異常、エンジン油圧異常、エンジン油量異常等のマークやメッセージが表示されるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記アワーメータはエンジン稼働時間を計測するものであり、エンジン稼働時にオルタネータが発生する信号によって動作する。図4に示すように、アワーメータ1と時計2の電源ラインはバッテリ3のプラス端子とGND端子に接続され、エンジン4が回転してオルタネータ5の発電時には、アワーメータ1の入力端子に信号が入力されてエンジン稼働時間をカウントする。また、エンジン4が停止してオルタネータ5の発電停止時には、アワーメータ1の入力端子に信号が入力されないのでエンジン稼働時間のカウントを停止するように構成されている。
【0004】
一般的に、メインスイッチがオンの状態で表示装置に燃料計やアワーメータを表示させるが、メインスイッチがオフの状態で何らかの操作を行うことにより、アワーメータや燃料残量を表示するように形成されたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−151491号公報(第1〜4頁、図1)。
【0006】
【特許文献2】
特開2000−144814号公報(第1〜3頁、図2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の表示装置は、時計の表示部とアワーメータの表示部が別々に設けられており、複数の部品が必要となって部品点数が増加するとともに部品取り付けスペースが大となり、組み付け工数も増加してコストアップとなる。また、メインスイッチがオフの状態では表示装置に燃料計やアワーメータ等を表示できない。このため、アワーメータをチェックする際には、その都度メインキーを探して前記メインスイッチをオンしなければならず、チェック操作が煩雑であった。
【0008】
これに対して、特許文献2記載の表示装置は、ライトスイッチをオン操作するか、或いは、燃料補給を行うことにより、アワーメータと燃料残量とが所定時間表示されるようになっている。しかし、この表示装置もアワーメータと燃料残量とが別々に表示されるので、特許文献1記載の表示装置と同様な不具合がある。
【0009】
そこで、建設機械の表示装置に於いて、部品取り付けスペースを小にするとともに、メインスイッチがオフのときでもアワーメータを表示できるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、建設機械に配置された表示装置に於いて、一つの表示部にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成し、切換スイッチの操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能にし、メインスイッチがオフのとき、前記表示部にアワーメータ表示を可能に形成した建設機械の表示装置を提供する。
【0011】
前記表示装置の切換スイッチをアワーメータ表示に切り換えれば、前記表示部にアワーメータが表示され、切換スイッチを時計表示に切り換えれば、同じ表示部に時計が表示される。また、メインスイッチがオフのときでも、前記表示部にアワーメータを表示させることが可能である。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の表示部は、アワーメータ表示する際に時分の間に小数点を表示し、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点を点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けた建設機械の表示装置を提供する。
【0013】
例えば、エンジン稼働時は前記小数点を点滅させ、エンジン停止時は該小数点を点灯させれば、オペレータは該小数点の表示状態によってエンジンの稼動状態を簡単に判別できる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の表示部は、時計表示する際に時分の間にコロンを表示するようにした建設機械の表示装置を提供する。
【0015】
従って、オペレータは表示された数字が時計表示であることを確実に理解し、アワーメータ表示と誤認することがない。
【0016】
請求項4記載の発明は、上記表示部は、時計表示よりもアワーメータ表示の表示桁数を大にした建設機械の表示装置を提供する。
【0017】
時計表示は4桁の数字とコロンで表示されるが、アワーメータ表示はそれよりも桁数の大きな数字と小数点で表示されるので、建設機械の使用稼働時間を長時間に亙って記録することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図3に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成部分には同一符号を付すものとする。図1は建設機械の一例として油圧ショベル10を示し、下部走行体11の上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13にはその前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。更に、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
【0019】
図2は本発明の表示装置に使用される表示部20を示し、該表示部20は一つの表示部でアワーメータと時計の何れかを任意に表示できるように形成してある。図2(a)はアワーメータ表示の状態を示し、6桁の数字nを表示するとともに時分の間に小数点pを表示する。即ち、5桁の時間表示と1桁の分表示を可能とする。図2(b)は時計表示の状態を示し、4桁の数字nを表示するとともに時分の間にコロンcを表示する。即ち、「00」時「00」分から「23」時「59」分までの時計表示を可能とする。このように、前記表示部20は、時計表示の表示桁数(4桁)よりもアワーメータ表示の表示桁数(6桁)を大にしてある。
【0020】
図3は表示装置の回路図を示し、前述したように、一つの表示部20にアワーメータと時計の何れかを任意に表示できるように形成してある。該表示部20には第1の電源ライン21と第2の電源ライン22を設けてあり、双方の電源ライン21,22はバッテリ23のプラス端子に接続されている。また、第3の電源ライン24はGND端子に接続される。
【0021】
ここで、第1の電源ライン21の途中にメインキースイッチに連動してオンオフするスイッチ25が介装されている。作業時にエンジン4が稼動しているときは、当然メインキースイッチがオンであるので、前記スイッチ25もオンとなる。また、アワーメータ表示と時計表示を切り換えるための切換スイッチ26を設けてある。
【0022】
而して、前記切換スイッチ26をアワーメータ表示に切り換えれば、前記表示部20にアワーメータが表示され、エンジン4が回転してオルタネータ5の発電時には、表示部20のアワーメータ入力端子に信号が入力されてエンジン稼働時間をカウントする。このエンジン稼動時間は、図2(a)に示したように、6桁の数字で表示部20に表示される。また、エンジン4が停止してオルタネータ5の発電停止時には、アワーメータ入力端子に信号が入力されないのでエンジン稼働時間のカウントを停止するように構成されている。
【0023】
前述したように、アワーメータ表示する際に時分の間に小数点pを表示するが、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点pを点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けてある。例えば、エンジン稼働時は該小数点pを点滅させ、エンジン停止時は該小数点pを点灯させれば、オペレータは該小数点pの表示状態によってエンジンの稼動状態を簡単に判別できる。
【0024】
一方、前記切換スイッチ26を時計表示に切り換えれば、前記表示部20に時計が表示され、図2(b)に示したように、4桁の数字で時刻が表示部20に表示される。前述したように、時計表示する際に時分の間にコロンcを表示するため、オペレータは表示された数字が時計表示であることを確実に理解し、アワーメータ表示と誤認することがない。
【0025】
前記表示部20は、時計表示を4桁の数字とコロンで表示し、アワーメータ表示はそれよりも桁数の大きな数字と小数点で表示するので、建設機械の使用稼働時間を長時間に亙って記録することができる。
【0026】
ここで、前記表示部20はメインスイッチのオフに連動して前記スイッチ25がオフのときはアワーメータ表示となるように形成されている。従って、エンジン停止時には前記表示部20にアワーメータが表示され、メインスイッチをオンにしなくても、エンジン稼働時間を簡単にチェックすることができる。
【0027】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、一つの表示部にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成したので、表示部の部品を共用化することにより部品点数を削減でき、切換スイッチの操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能にし、部品取り付けスペースも小となって、組み付け工数の低減によるコストダウンを図ることが可能である。
【0029】
また、メインスイッチがオフのとき、前記表示部にアワーメータ表示を可能に形成したので、アワーメータをチェックする際には、その都度メインキーを探してメインスイッチをオンしなくとも、エンジン稼働時間を簡単にチェックすることができ、建設機械の保守管理が容易に行える。
【0030】
請求項2記載の発明は、表示部にアワーメータ表示する際は、時分の間に小数点を表示し、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点を点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、オペレータは該小数点の表示状態によってエンジンの稼動状態を簡単に判別できる。
【0031】
請求項3記載の発明は、表示部に時計表示する際は、時分の間にコロンを表示するようにしたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、オペレータは表示された数字が時計表示であることを確実に理解し、アワーメータ表示と誤認することがない。
【0032】
請求項4記載の発明は、上記表示部は時計表示よりもアワーメータ表示の表示桁数を大にしたので、請求項1,2または3記載の発明の効果に加えて、建設機械の使用稼働時間を長時間に亙って記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、油圧ショベルの側面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、
(a)アワーメータ表示状態の表示部の正面図。
(b)時計表示状態の表示部の正面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、表示装置の回路図。
【図4】従来技術を示し、表示装置の回路図。
【符号の説明】
20 表示部
25 スイッチ
26 切換スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械の表示装置に関するものであり、特に、エンジン稼働時間を計測するアワーメータの表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、此種建設機械の表示装置としては、LCDパネルと操作スイッチとを備え、通常モードでは、燃料計、エンジン回転計、速度計、時計、アワーメータ等が表示され、警告モードでは、バッテリ電圧異常、エンジン油圧異常、エンジン油量異常等のマークやメッセージが表示されるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記アワーメータはエンジン稼働時間を計測するものであり、エンジン稼働時にオルタネータが発生する信号によって動作する。図4に示すように、アワーメータ1と時計2の電源ラインはバッテリ3のプラス端子とGND端子に接続され、エンジン4が回転してオルタネータ5の発電時には、アワーメータ1の入力端子に信号が入力されてエンジン稼働時間をカウントする。また、エンジン4が停止してオルタネータ5の発電停止時には、アワーメータ1の入力端子に信号が入力されないのでエンジン稼働時間のカウントを停止するように構成されている。
【0004】
一般的に、メインスイッチがオンの状態で表示装置に燃料計やアワーメータを表示させるが、メインスイッチがオフの状態で何らかの操作を行うことにより、アワーメータや燃料残量を表示するように形成されたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−151491号公報(第1〜4頁、図1)。
【0006】
【特許文献2】
特開2000−144814号公報(第1〜3頁、図2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の表示装置は、時計の表示部とアワーメータの表示部が別々に設けられており、複数の部品が必要となって部品点数が増加するとともに部品取り付けスペースが大となり、組み付け工数も増加してコストアップとなる。また、メインスイッチがオフの状態では表示装置に燃料計やアワーメータ等を表示できない。このため、アワーメータをチェックする際には、その都度メインキーを探して前記メインスイッチをオンしなければならず、チェック操作が煩雑であった。
【0008】
これに対して、特許文献2記載の表示装置は、ライトスイッチをオン操作するか、或いは、燃料補給を行うことにより、アワーメータと燃料残量とが所定時間表示されるようになっている。しかし、この表示装置もアワーメータと燃料残量とが別々に表示されるので、特許文献1記載の表示装置と同様な不具合がある。
【0009】
そこで、建設機械の表示装置に於いて、部品取り付けスペースを小にするとともに、メインスイッチがオフのときでもアワーメータを表示できるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、建設機械に配置された表示装置に於いて、一つの表示部にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成し、切換スイッチの操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能にし、メインスイッチがオフのとき、前記表示部にアワーメータ表示を可能に形成した建設機械の表示装置を提供する。
【0011】
前記表示装置の切換スイッチをアワーメータ表示に切り換えれば、前記表示部にアワーメータが表示され、切換スイッチを時計表示に切り換えれば、同じ表示部に時計が表示される。また、メインスイッチがオフのときでも、前記表示部にアワーメータを表示させることが可能である。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の表示部は、アワーメータ表示する際に時分の間に小数点を表示し、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点を点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けた建設機械の表示装置を提供する。
【0013】
例えば、エンジン稼働時は前記小数点を点滅させ、エンジン停止時は該小数点を点灯させれば、オペレータは該小数点の表示状態によってエンジンの稼動状態を簡単に判別できる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の表示部は、時計表示する際に時分の間にコロンを表示するようにした建設機械の表示装置を提供する。
【0015】
従って、オペレータは表示された数字が時計表示であることを確実に理解し、アワーメータ表示と誤認することがない。
【0016】
請求項4記載の発明は、上記表示部は、時計表示よりもアワーメータ表示の表示桁数を大にした建設機械の表示装置を提供する。
【0017】
時計表示は4桁の数字とコロンで表示されるが、アワーメータ表示はそれよりも桁数の大きな数字と小数点で表示されるので、建設機械の使用稼働時間を長時間に亙って記録することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図3に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成部分には同一符号を付すものとする。図1は建設機械の一例として油圧ショベル10を示し、下部走行体11の上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13にはその前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。更に、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
【0019】
図2は本発明の表示装置に使用される表示部20を示し、該表示部20は一つの表示部でアワーメータと時計の何れかを任意に表示できるように形成してある。図2(a)はアワーメータ表示の状態を示し、6桁の数字nを表示するとともに時分の間に小数点pを表示する。即ち、5桁の時間表示と1桁の分表示を可能とする。図2(b)は時計表示の状態を示し、4桁の数字nを表示するとともに時分の間にコロンcを表示する。即ち、「00」時「00」分から「23」時「59」分までの時計表示を可能とする。このように、前記表示部20は、時計表示の表示桁数(4桁)よりもアワーメータ表示の表示桁数(6桁)を大にしてある。
【0020】
図3は表示装置の回路図を示し、前述したように、一つの表示部20にアワーメータと時計の何れかを任意に表示できるように形成してある。該表示部20には第1の電源ライン21と第2の電源ライン22を設けてあり、双方の電源ライン21,22はバッテリ23のプラス端子に接続されている。また、第3の電源ライン24はGND端子に接続される。
【0021】
ここで、第1の電源ライン21の途中にメインキースイッチに連動してオンオフするスイッチ25が介装されている。作業時にエンジン4が稼動しているときは、当然メインキースイッチがオンであるので、前記スイッチ25もオンとなる。また、アワーメータ表示と時計表示を切り換えるための切換スイッチ26を設けてある。
【0022】
而して、前記切換スイッチ26をアワーメータ表示に切り換えれば、前記表示部20にアワーメータが表示され、エンジン4が回転してオルタネータ5の発電時には、表示部20のアワーメータ入力端子に信号が入力されてエンジン稼働時間をカウントする。このエンジン稼動時間は、図2(a)に示したように、6桁の数字で表示部20に表示される。また、エンジン4が停止してオルタネータ5の発電停止時には、アワーメータ入力端子に信号が入力されないのでエンジン稼働時間のカウントを停止するように構成されている。
【0023】
前述したように、アワーメータ表示する際に時分の間に小数点pを表示するが、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点pを点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けてある。例えば、エンジン稼働時は該小数点pを点滅させ、エンジン停止時は該小数点pを点灯させれば、オペレータは該小数点pの表示状態によってエンジンの稼動状態を簡単に判別できる。
【0024】
一方、前記切換スイッチ26を時計表示に切り換えれば、前記表示部20に時計が表示され、図2(b)に示したように、4桁の数字で時刻が表示部20に表示される。前述したように、時計表示する際に時分の間にコロンcを表示するため、オペレータは表示された数字が時計表示であることを確実に理解し、アワーメータ表示と誤認することがない。
【0025】
前記表示部20は、時計表示を4桁の数字とコロンで表示し、アワーメータ表示はそれよりも桁数の大きな数字と小数点で表示するので、建設機械の使用稼働時間を長時間に亙って記録することができる。
【0026】
ここで、前記表示部20はメインスイッチのオフに連動して前記スイッチ25がオフのときはアワーメータ表示となるように形成されている。従って、エンジン停止時には前記表示部20にアワーメータが表示され、メインスイッチをオンにしなくても、エンジン稼働時間を簡単にチェックすることができる。
【0027】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、一つの表示部にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成したので、表示部の部品を共用化することにより部品点数を削減でき、切換スイッチの操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能にし、部品取り付けスペースも小となって、組み付け工数の低減によるコストダウンを図ることが可能である。
【0029】
また、メインスイッチがオフのとき、前記表示部にアワーメータ表示を可能に形成したので、アワーメータをチェックする際には、その都度メインキーを探してメインスイッチをオンしなくとも、エンジン稼働時間を簡単にチェックすることができ、建設機械の保守管理が容易に行える。
【0030】
請求項2記載の発明は、表示部にアワーメータ表示する際は、時分の間に小数点を表示し、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点を点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、オペレータは該小数点の表示状態によってエンジンの稼動状態を簡単に判別できる。
【0031】
請求項3記載の発明は、表示部に時計表示する際は、時分の間にコロンを表示するようにしたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、オペレータは表示された数字が時計表示であることを確実に理解し、アワーメータ表示と誤認することがない。
【0032】
請求項4記載の発明は、上記表示部は時計表示よりもアワーメータ表示の表示桁数を大にしたので、請求項1,2または3記載の発明の効果に加えて、建設機械の使用稼働時間を長時間に亙って記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、油圧ショベルの側面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、
(a)アワーメータ表示状態の表示部の正面図。
(b)時計表示状態の表示部の正面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、表示装置の回路図。
【図4】従来技術を示し、表示装置の回路図。
【符号の説明】
20 表示部
25 スイッチ
26 切換スイッチ
Claims (4)
- 建設機械に配置された表示装置に於いて、一つの表示部にアワーメータと時計の何れかを任意に表示可能に形成し、切換スイッチの操作によってアワーメータ表示と時計表示を切換可能にし、メインスイッチがオフのとき、前記表示部にアワーメータ表示を可能に形成したことを特徴とする建設機械の表示装置。
- 請求項1記載の表示部は、アワーメータ表示する際に時分の間に小数点を表示し、エンジン稼働時とエンジン停止時とでは、該小数点を点滅若しくは点灯と表示形態に差異を設けた請求項1記載の建設機械の表示装置。
- 請求項1記載の表示部は、時計表示する際に時分の間にコロンを表示するようにした請求項1記載の建設機械の表示装置。
- 上記表示部は、時計表示よりもアワーメータ表示の表示桁数を大にした請求項1,2または3記載の建設機械の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140848A JP2004338682A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 建設機械の表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140848A JP2004338682A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 建設機械の表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004338682A true JP2004338682A (ja) | 2004-12-02 |
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ID=33529446
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003140848A Pending JP2004338682A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 建設機械の表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004338682A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101410870B1 (ko) * | 2012-08-31 | 2014-06-27 | 화남전자 주식회사 | 건설기계의 작동상태 표시장치 제어 구조 |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140848A patent/JP2004338682A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101410870B1 (ko) * | 2012-08-31 | 2014-06-27 | 화남전자 주식회사 | 건설기계의 작동상태 표시장치 제어 구조 |
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