JP2004338443A - 車輪支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中に、ハブベアリングの内側に向けて水、粉塵等が侵入しようとしてもシール性能を確保することができ、予圧が加わっているハブベアリングに応力腐食割れのおそれが無く、コスト低減化と設計自由度を向上することができる車輪支持構造を提供する。
【解決手段】ダストカバー34は、外径をナックル20の内径よりわずかに小さな寸法とし、軸心位置にハブ6の外径と略同径の嵌入穴を設けた金属からなる円盤形状の部材である。このダストカバーは、車両内側の端面まで同一径としたハブ6の嵌合部6aにベアリング内環24を外嵌した後、このベアリング内環の車両内側の端面に当接するように配置している。そして、嵌合部6aの車両内側端部に径方向外方に延在するかしめ部36を形成し、このかしめ部36でベアリング内環及びダストカバーを車両外側に押圧し、ベアリング内環24と共にダストカバーをハブの外周面にかしめ固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サスペンションを介して車体に支持される駆動輪や非駆動輪の車軸部構造、特に、車輪をハブベアリングにより支持する車輪支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車輪支持構造として、特許文献1の車輪支持構造が知られている。この車輪支持構造は、車輪と一体に回転するハブと、このハブの外周位置に配置したハブベアリングと、このハブベアリングを介してハブを回転可能に支持するアクスルハウジングと、パッキン一体型ダストシールとを備えた構造であり、ハブベアリングは、ハブの外周面に固定されるベアリング内環と、アクスルハウジングの内周面に外周面が固定されるベアリング外環と、ベアリング内環及びベアリング外環との間に介装したボールとで構成されている。そして、ベアリング外環の車両内側の外周には縮径部が形成されており、この縮径部の外周とアクスルハウジングの内周面との間に、パッキン一体型ダストシールの環状のシール芯金を嵌合する。パッキン一体型ダストシールは、前記環状のシール芯金と、このシール芯金に設けてアクスルハウジングの内周面に対向するリップシール部と、シール芯金の端部からベアリング内環側に向けて延在する延長部とを備えている。
【0003】
これにより、車両走行中に、水や粉塵等がハブベアリングの内側に向けて、或いはアクスルハウジングの内周側に向けて侵入しようとしても、パッキン一体型ダストシールが、アクスルハウジングの内周側やハブベアリング内部への水や粉塵等の侵入を抑制するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−362106号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ハブの内周にはアクスルがスプライン結合しており、アクスルは、車両内側に位置する等速ジョイントを介してドライブシャフトに連結されている。このアクスルとハブの固定は、アクスルの車両外側に設けた雄ねじ端部にアクスルナットを螺合することで固定しているが、同時に、雄ねじ端部に螺合したアクスルナットがハブを車両内側に押圧することで、ハブベアリングに予圧が与えられている。
【0006】
しかし、ハブベアリングに予圧が加わると、ベアリング外環に形成した縮径部に応力が集中し、応力腐食割れが発生するおそれがある。
この応力腐食割れを解決する構造として、例えば、縮径部の肉厚を増大したり、縮径部の軸方向の寸法を短くする方法が考えられるが、縮径部の肉厚を増大すると、ベアリング外環及びベアリング内環との端部間へのベアリングシール部材の配置スペースの面で問題がある。また、縮径部の軸方向の寸法を短くすると、ベアリング外環とアクスルハウジングとの間でのパッキン一体型ダストシールの嵌合状態が不完全となるおそれがある。
【0007】
また、パッキン一体型ダストシールは薄肉の部材であるが、ベアリング外環の縮径部に嵌合するシール芯金は、薄肉でも剛性を確保するために絞り工程を行う必要がある。このように、絞り工程などを行うダストシールは、製造コストの面において不利である。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、走行中に、ハブベアリングの内側に向けて水、粉塵等が侵入しようとしてもシール性能を確保することができるとともに、予圧が加わっているハブベアリングに応力腐食割れのおそれが無く、コスト低減化と設計自由度を向上することができる車輪支持構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
したがって、本願発明の車輪支持構造は、車輪と一体的に回転するハブと、前記ハブの外周側に配置したハブベアリングと、当該ハブベアリングを介して前記ハブを回転可能に支持するアクスルハウジングとを備え、前記ハブベアリングは、前記ハブの外周面に固定されるベアリング内環と、前記アクスルハウジングの内周側で外周が固定されるベアリング外環と、これらベアリング内環及びベアリング外環の軌道面に転動自在に配置される転動体とを有する車輪支持構造において、外径寸法が前記アクスルハウジングの内周径より僅かに小さな寸法であり、前記ハブが嵌入する嵌入穴を設けた環状のダストカバーを、前記ハブの外周面に配置した前記ベアリング内環の車両内側端面に当接して前記ハブの外周面に配置し、前記ハブの車両内側の端部にかしめ部を設けることで、前記ベアリング内環及び前記ダストカバーの両者を前記ハブの外周面にかしめ固定した構造である。
【0009】
ここで、前記車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置のロータ部を、前記ダストカバーに設けてもよい。
また、前記ロータ部を、前記ダストカバーの周方向に磁極N、Sを交互に並べて配列した環状の磁石としてもよい。また、磁石の配置は、側面でも外周でもどちらでもよい。
【0010】
また、前記ダストカバーを磁性体により形成し、前記ロータ部を、前記ダストカバーの周方向で側面に所定間隔をあけながら表裏に連通して複数設けたスリット、または、外周に所定間隔の凹凸を連続して設けた歯車状としてもよい。
さらに、前記回転速度検出装置のセンサ部を、前記ダストカバーに対して前記ハブベアリングに寄った車両外側に配置してもよい。
【0011】
【発明の効果】
本願発明の車輪支持構造によると、ハブベアリングに対して車両内側に配置したダストカバーが、ハブの外周からアクスルハウジングの内周面近傍まで径方向外方に延在しているため、走行中に、ハブとアクスルハウジングとの間のクリアランスから水、粉塵等が入り込んでも、ダストカバーが、ハブベアリング側への水、粉塵等の侵入を抑制することができる。
【0012】
また、ハブの車両内側の端部に形成したかしめ部が、ダストカバーをベアリング内環と共に固定しており、ハブベアリングにはダストカバーを固定するための加工が不要となるので、ハブベアリングのコスト低減化を図ることができる。
また、予圧が加えられているハブベアリングは応力集中により応力腐食割れが発生するような箇所が存在しないので、そのおそれが無く、ハブベアリングの形状変更等を容易に行うことができるので、設計自由度を向上させることができる。
さらに、ダストカバーは剛性を確保するための特殊な加工が不要であり、環状という簡単な構造なので、製造コストの低減化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車輪支持構造の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の車輪支持構造を示すものである。
図中符号2はアクスルであり、エンジン(図示せず)からの回転駆動力が伝達されるドライブシャフト4に等速ジョイント(図示せず)を介して連結されている。
【0014】
アクスル2の外周にはハブ6がスプライン結合されており、車両外側に位置するアクスル2の雄ねじ端部にアクスルナット8を螺合することで、ハブ6がアクスル2に固定されている。ハブ6にはハブボルト10が圧入により固定されており、ディスクブレーキ装置のブレーキドラム12及びタイヤを装着するロードホイール14が、ホイールナット16による共締めによりハブ6に固定されている。
【0015】
また、図中符号20はナックルである。このナックル20と車体側部材(図示せず)との間には、ショックアブソーバ等のサスペンション部材(図示せず)が介装されているとともに、ステアリング機構(図示せず)が連結している。このナックル20は、ハブベアリング22を介してハブ6を回転可能に支持している。
【0016】
ハブベアリング20は、ハブ6の外周面に固定されているベアリング内環24と、ナックル20の内周側で外周面の一部が固定されているベアリング外環26と、軌道面上で転動自在に配置されている複数の転動体28とを備えている。なお、前記軌道面は、ベアリング外環26の内周面、ベアリング内環24の外周面及びハブ6の外周面に形成されている。そして、ベアリング内環24及びベアリング外環26の軸方向の端部間に、内側ベアリングシール部材30及び外側ベアリングシール部材32が配置されている。
【0017】
このハブベアリング20のベアリング外環26は、アクスルナット8をアクスル2の雄ねじ端部に螺合していくことでナックル20側に押圧され、予圧が加えられた状態で固定されるとともに、ベアリング内環26は、ハブ6に形成したかしめ部36によりダストカバー34と共に予圧が加えられながら固定されている。
【0018】
前記ダストカバー34は、図2(a),(b)に示すように、外径Dをナックル20の内径よりわずかに小さな寸法とし、軸心位置にハブ6の外径と略同径dの嵌入穴34aを設けた金属からなる円盤形状の部材である。
このダストカバー34は、車両内側の端面まで同一径としたハブ6の嵌合部6aにベアリング内環24を外嵌した後、このベアリング内環24の車両内側の端面に当接するように配置している。そして、嵌合部6aの車両内側端部に径方向外方に延在するかしめ部36を形成し、このかしめ部36でベアリング内環24及びダストカバー34を車両外側に押圧することで、ベアリング内環24と共にダストカバー34をハブ6の外周面にかしめ固定している。
【0019】
また、ダストカバー24に対して車両内側の位置には、アンチロックブレーキシステム(ABS)の回転速度検出装置38が配置されている。この回転速度検出装置38は、アクスル2に一体に固定され、外周の周方向に多数の歯を連続に形成した磁性体からなるロータ部38aと、ナックル20の内周部に固定され、ロータ部38aに対向するように内方を向いて配置されているピックアップ部38bとを備えている。そして、ピックアップ部38bで発生している磁束をロータ部38aの歯が横切るときに、ピックアップ部38bに電圧が発生する。電圧は、アクスル2の回転速度(車輪速度)に応じて周波数が変化するので、ピックアップ部38bから車輪速度に比例した周波数パルス信号が出力されるようになっている。
【0020】
次に、本実施形態の車輪支持構造の作用効果について説明する。
本実施形態では、ハブベアリング22に対して車両内側に配置したダストカバー34が、ハブ6の嵌合部6aからナックル20の内周面近傍まで径方向外方に延在しているため、走行中に、ハブ6とナックル20との間のクリアランスCから水、粉塵等が入り込んでも、ダストカバー34が、ハブベアリング22側への水、粉塵等の侵入を抑制することができる。
【0021】
また、ハブ6の嵌合部6aの車両内側端部に形成したかしめ部36が、ダストカバー34をベアリング内環24と共に固定しており、従来構造と異なり(特許文献1では、ベアリング外環にダストカバーを圧入するための縮径部を設けた)、ハブベアリング22にはダストカバー34を固定するための加工が不要となるので、ハブベアリング22のコスト低減化を図ることができる。また、予圧が加えられているハブベアリング22は応力集中により応力腐食割れが発生するような箇所が存在しないので、そのおそれが無く、ハブベアリング22の形状変更等を容易に行うことができるので、設計自由度を向上させることができる。
【0022】
また、本実施形態のダストカバー34は、従来構造(特許文献1)のパッキン一体型ダストシールと比較して剛性を確保するための加工が不要であり、しかも、円盤形状という簡単な構造なので製造コストの低減化を図ることができる。
次に、図3及び図4は、第2実施形態の車輪支持構造を示すものである。なお、第1実施形態を示した図1及び図2の構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
本実施形態は、ABSの回転速度検出装置40のロータとしてダストカバー34を使用し、このダストカバー34の車両内側を向く側面に環状に配列した磁石42を配置し、ナックル20の内周部に固定したピックアップ部44を、磁石42に対向するように車両外側に向けて配置している。磁石42は、図4の(a),(b)に示すように、磁極N、Sが周方向に交互に並ぶように環状に配列されている。
【0024】
そして、ピックアップ部44で発生している磁束を、磁極N、Sが周方向に交互んでいる磁石42が移動する際に、ピックアップ部44に電圧が発生し、ピックアップ部44から車輪速度に比例した周波数パルス信号が出力されるようになっている。
上記構成によると、ダストカバー34を、回転速度検出装置40のロータとして使用しており、専用のロータが不要となるので、回転速度検出装置30のコスト削減を図ることができる。また、回転速度検出装置40の配置スペースを小さくすることができるので、回転速度検出装置40を備えた車輪支持構造の設計自由度を、さらに向上させることができる。
【0025】
そして、第1実施形態と同様に、ダストカバー34はハブベアリング22側への水、粉塵等の侵入を抑制することができる。また、かしめ部36によりダストカバー34がベアリング内環24と共に固定されており、ハブベアリング22にはダストカバー34を固定するための加工が不要となるので、ハブベアリング22のコスト低減化を図ることができる。また、簡単な構造のダストカバー34とすることで、製造コストの低減化を図ることができる。
【0026】
次に、図5及び図6は、第3実施形態の車輪支持構造を示すものである。
本実施形態で使用するダストカバー50は、図6の(a),(b)に示すように、磁性材料で形成したハット形状の部材である。すなわち、ダストカバー50は、環状部52と、この環状部52の内径部から軸方向に延在している円筒部54とを備えている。環状部52は、外径Dをナックル20の内径よりわずかに小さな寸法としているとともに、表裏に連通するスリット56が、周方向に所定間隔をあけて形成されている。また、円筒部54の環状部52から離間している端部には、ハブ6の外径と略同径dに設けた嵌入穴58が形成されている。
【0027】
そして、このダストカバー50は、車両内側の端面まで同一径としたハブ6の嵌合部6aにベアリング内環24を外嵌した後、このベアリング内環24の車両内側の端面に当接するように配置している。そして、嵌合部6aの車両内側端部に径方向外方に延在するかしめ部36を形成し、このかしめ部36でベアリング内環24及びダストカバー50を車両外側に押圧することで、ベアリング内環24と共にダストカバー50がハブ6の外周面にかしめ固定されている。
【0028】
また、本実施形態の回転速度検出装置60のピックアップ部62は、ダストカバー50に対して車両外側に位置するようにナックル20の内周部に固定されているとともに、ダストカバー50の環状部52に形成したスリット56に対向するように車両内側を向いて配置されている。したがって、本実施形態のダストカバー50も、回転速度検出装置60のロータとして使用しており、ピックアップ部62で発生している磁束を、ダストカバー50のスリット56が横切ると、ピックアップ部62に電圧が発生し、アクスル2の回転速度(車輪速度)に応じて電圧の周波数が変化するので、ピックアップ部62から車輪速度に比例した周波数パルス信号が出力されるようになっている。
【0029】
上記構成によると、回転速度検出装置60のピックアップ部62がダストカバー50に対して車両の外側に位置しており、しかも、ダストカバー50はハブ6の嵌合部6aからナックル20の内周面近傍まで径方向外方に延在しているため、走行中に、ハブ6とナックル20との間のクリアランスCから水、粉塵等が入り込んでも、ダストカバー50が、ピックアップ部62及びハブベアリング22の両者への水、粉塵等の侵入を抑制することができる。
【0030】
また、本実施形態も、ダストカバー50を、回転速度検出装置60のロータとして使用しており、専用のロータが不要となるので、回転速度検出装置60のコスト削減を図ることができる。そして、回転速度検出装置60の配置スペースを小さくすることができるので、回転速度検出装置60を備えた車輪支持構造の設計自由度をさらに向上させることができる。
【0031】
そして、第1実施形態と同様に、かしめ部36によりダストカバー50がベアリング内環24と共に固定されており、ハブベアリング22にはダストカバー34を固定するための加工が不要となるので、ハブベアリング22のコスト低減化を図ることができる。
なお、上述した各実施形態の車輪支持構造では、アンチロックブレーキシステム(ABS)に用いる回転速度検出装置について説明したが、例えばトラクションコントロールシステム(TCS)や、ビーグルダイナミクスコントロールシステム(VDC)等に用いる回転速度検出装置であっても、同様の作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輪支持構造の第1実施形態を示す図である。
【図2】第1実施形態で使用するダストカバーの形状を示す図である。
【図3】本発明に係る車輪支持構造の第2実施形態を示す図である。
【図4】第2実施形態で使用するダストカバーの形状を示す図である。
【図5】本発明に係る車輪支持構造の第3実施形態を示す図である。
【図6】第3実施形態で使用するダストカバーの形状を示す図である。
【符号の説明】
2 アクスル
4 ドライブシャフト
6 ハブ
6a 嵌合部
8 アクスルナット
20 ナックル(アクスルハウジング)
22 ハブベアリング
24 ベアリング内環
26 ベアリング外環
28 転動体
34 ダストカバー
34a 嵌入穴
36 かしめ部
38 回転速度検出装置
38a ロータ部
38b ピックアップ部(センサ部)
40 回転速度検出装置
42 磁石
44 ピックアップ部(センサ部)
50 ダストカバー
52 環状部
54 円筒部
56 スリット
58 嵌入穴
60 回転速度検出装置
62 ピックアップ部(センサ部)

Claims (5)

  1. 車輪と一体的に回転するハブと、前記ハブの外周側に配置したハブベアリングと、当該ハブベアリングを介して前記ハブを回転可能に支持するアクスルハウジングとを備え、前記ハブベアリングは、前記ハブの外周面に固定されるベアリング内環と、前記アクスルハウジングの内周側で外周が固定されるベアリング外環と、これらベアリング内環及びベアリング外環の軌道面に転動自在に配置される転動体とを有する車輪支持構造において、
    外径寸法が前記アクスルハウジングの内周径より僅かに小さな寸法であり、前記ハブが嵌入する嵌入穴を設けた環状のダストカバーを、前記ハブの外周面に配置した前記ベアリング内環の車両内側端面に当接して前記ハブの外周面に配置し、前記ハブの車両内側の端部にかしめ部を設けることで、前記ベアリング内環及び前記ダストカバーの両者を前記ハブの外周面にかしめ固定することを特徴とする車輪支持装置。
  2. 前記車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置のロータ部を、前記ダストカバーに設けたことを特徴とする請求項1記載の車輪支持装置。
  3. 前記ロータ部は、前記ダストカバーの周方向に磁極N、Sを交互に並べて配列した環状の磁石であることを特徴とする請求項2記載の車輪支持装置。
  4. 前記ダストカバーを磁性体により形成し、前記ロータ部は、前記ダストカバーの周方向に所定間隔をあけながら表裏に連通して複数設けたスリットであることを特徴とする請求項2記載の車輪支持装置。
  5. 前記回転速度検出装置のセンサ部を、前記ダストカバーに対して前記ハブベアリングに寄った車両外側に配置したことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の車輪支持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263213A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Jtekt Corp 車輪用軸受装置
JP2017032076A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 三菱電線工業株式会社 軸シール

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JP2017032076A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 三菱電線工業株式会社 軸シール

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