JP2004336857A - 電磁駆動装置、レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

電磁駆動装置、レンズ駆動装置及び撮像装置 Download PDF

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Atsushi Takano
篤 高野
Hayato Takita
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Abstract

【課題】被駆動体に発生する推力及び駆動負荷のリニアリティを確保できると共に、マグネットの全長を有効に利用することができるようにすることを課題とする。
【解決手段】少なくとも一のレンズ群G2、G4が可動レンズ群である複数のレンズ群G1〜G4から成る撮影レンズ20の上記可動レンズ群を保持し光軸x方向に移動自在なレンズ保持枠110と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイル114と、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネット140と、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨーク150を備え、上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたレンズ駆動装置100。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な電磁駆動装置、レンズ駆動装置及び撮像装置に関する。詳しくは、駆動範囲の全域に亘って均一な推力を得ることができる電磁駆動装置、該電磁駆動装置を使用したレンズ駆動装置及び該レンズ駆動装置を使用した撮像装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にオートフォーカス機能や電動ズーム機能を備えたビデオカメラ等の撮像装置にあっては、フォーカシング用の可動レンズ群やズーミング用の可動レンズ群をその光軸方向に移動させるための駆動手段が設けられている。
【0003】
従来、可動レンズを駆動するレンズ駆動装置としては、ステッピングモータあるいはDC(直流)モータを用い、ギア等によりモータの回転運動を直線運動に変換して、可動レンズ群を光軸方向に移動させるようにした駆動装置が広く採用されていたが、高速、且つ、高精度な駆動の要求等、求められる性能の高度化に伴い、平板なマグネットである駆動用マグネットと該駆動用マグネットに対向配置される駆動用コイルとの組み合わせによる直線駆動方式の電磁駆動装置が多く採用されつつある。
【0004】
上記した直線駆動方式の電磁駆動装置として、例えば、特許文献1に示されたようなものがある。この特許文献1に示された電磁駆動装置は、図9に示すように、駆動方向に平行に卷回された駆動用コイル(103)と、駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域を有する平板マグネット(102)と、このマグネット(102)に接地された接地ヨーク(101)と、マグネット(102)に駆動用コイル(103)を挟んで対向配置された対向ヨーク(105)を備えている。そして、マグネット(102)とヨーク(101)、(105)により形成される磁場中に配置された駆動用コイル(103)に電流を供給することにより駆動用コイル(103)に推力を発生させ、レンズを光軸方向に駆動している。
【0005】
ところで、上記したマグネット(102)のように、平坦で駆動方向に等しい幅を有するマグネットmgにおいては、その表面から流れる磁束密度は図10に示すようになり、マグネットmgの両端部では磁束がヨークykの両端部に向かって進むため、マグネットmgの両端部上面で磁束の方向が駆動方向(矢印xで示す)側に傾くため、駆動コイルに発生する推力(両端部での推力の方向を矢印dで示す)も駆動方向に対してある角度を持つことになる。このため、駆動コイルに働く推力は、図11に示すように、駆動方向における両端部ほど低く、中央部ほど高くなる。そして、レンズ保持枠等の被駆動体はガイド軸により駆動方向が規制されているため、マグネットの両端部では駆動方向と推力の方向とがある角度を持つことになり、そのため、駆動方向と直交する方向の推力成分が発生し、ガイド軸と被駆動体との間の摩擦による負荷が増大する。すなわち、マグネットの両端部において駆動負荷が増大することになる。
【0006】
以上のことから、被駆動体を駆動すると、被駆動体の位置に応じて駆動用コイルに発生する駆動方向の推力が変化し、推力のリニアリティ(直線性)が損なわれてしまうと共に、駆動負荷も被駆動体の位置に応じて変化するため、被駆動体の駆動性能に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−169073号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したマグネット(102)のように、平坦で駆動方向に等しい幅を有するマグネットmgにおいては、その表面から流れる磁束密度は図9に示すようになり、マグネットmgの両端部では磁束がヨークykの両端部に向かって進むため、マグネットmgの両端部上面で磁束の方向が駆動方向(矢印xで示す)側に傾くため、駆動コイルに発生する推力(両端部での推力の方向を矢印dで示す)も駆動方向に対してある角度を持つことになる。このため、駆動コイルに働く推力は、図11に示すように、駆動方向における両端部ほど低く、中央部ほど高くなる。そして、レンズ保持枠等の被駆動体はガイド軸により駆動方向が規制されているため、マグネットの両端部では駆動方向と推力の方向とがある角度を持つことになり、そのため、駆動方向と直交する方向の推力成分が発生し、ガイド軸と被駆動体との間の摩擦による負荷が増大する。すなわち、マグネットの両端部において駆動負荷が増大することになる。
【0009】
以上のことから、被駆動体を駆動すると、被駆動体の位置に応じて駆動用コイルに発生する駆動方向の推力が変化し、推力のリニアリティ(直線性)が損なわれてしまうと共に、駆動負荷も被駆動体の位置に応じて変化するため、被駆動体の駆動性能に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0010】
特に、位置検出器などを用い、フィードバック制御により構成されたサーボ系により被駆動体の正確な位置制御を行おうとする電磁駆動装置の場合、上記した問題により、被駆動体の位置に応じてサーボ系の安定性が変化してしまい、サーボ特性に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0011】
また、もう一つの問題として、マグネットの駆動方向における両端部でコイルに発生する推力が低下するため、マグネットの全長を有効に利用することができないという問題がある。例えば、マグネットの両端部で発生する推力が電磁駆動装置として設計上必要とされる推力に満たない場合には、設計上必要とされる推力を得ることができる部分のみを利用することになり、マグネットの全長を有効に利用することができないことになり、必要とされる駆動ストロークに比較してマグネットの長さを長くする必要があり、かかる電磁駆動装置を使用する機器が大型化してしまうという問題がある。
【0012】
本発明は、上記した問題に鑑みて為されたものであり、被駆動体に発生する推力及び駆動負荷のリニアリティを確保できると共に、マグネットの全長を有効に利用することができる電磁駆動装置、かかる電磁駆動装置を使用したレンズ駆動装置及び該レンズ駆動装置を使用した撮像装置の提供を課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明電磁駆動装置は、上記した課題を解決するために、駆動用マグネットは駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、駆動用コイルの駆動方向における上記駆動用マグネットの両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたものである。
【0014】
従って、本発明電磁駆動装置にあっては、駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。
【0015】
別の本発明電磁駆動装置は、駆動用マグネットは、駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、駆動用コイルの駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにしたものである。
【0016】
従って、別の本発明電磁駆動装置にあっては、駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。
【0017】
本発明レンズ駆動装置は、可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、上記駆動用マグネットの両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたものである。
【0018】
従って、本発明レンズ駆動装置にあっては、レンズ保持枠に一体的に設けられた駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。
【0019】
別の本発明レンズ駆動装置は、可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにしたものである。
【0020】
従って、別の本発明レンズ駆動装置にあっては、レンズ保持枠に一体的に設けられた駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。
【0021】
本発明撮像装置は、少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズと上記可動レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えた撮像装置であって、上記レンズ駆動装置は、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたものである。
【0022】
従って、本発明撮像装置にあっては、レンズ保持枠に一体的に設けられた駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。
【0023】
別の本発明撮像装置は、少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズと上記可動レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えた撮像装置であって、上記レンズ駆動装置は、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにしたものである。
【0024】
従って、別の本発明撮像装置にあっては、レンズ保持枠に一体的に設けられた駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明電磁駆動装置、レンズ駆動装置及び撮像装置の実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は、本発明電磁駆動装置をレンズ駆動装置として適用し、且つ、該レンズ駆動装置をビデオカメラのレンズの駆動に使用したものである。
【0026】
図1は本発明撮像装置の実施の形態10を示すものである。上記したように、この実施の形態10は本発明を動画の撮影を行うビデオカメラに適用したものであるが、静止画の撮影も可能に構成されている。
【0027】
ビデオカメラ10は、撮影モードとして動画撮影モードと静止画撮影モードとを備え、撮像レンズとして4群構成のズームレンズ20を使用する。ビデオカメラ10は、映像を撮影すると共に撮影された映像情報を電気信号に変換するカメラブロック30と、該カメラブロック30から出力された映像情報を記録媒体に記録すると共に記録された映像情報を再生する記録再生ブロック40と、使用者によって操作される図示しない各種操作スイッチから成る操作ブロック50によって構成される。
【0028】
ズームレンズ20は、位置が常時固定の第1レンズ群G1と、光軸x上を移動することにより主に変倍を行う第2レンズ群G2と、位置が常時固定の第3レンズ群G3と、光軸上を移動して像位置の変動の補正と合焦を行う第4レンズ群G4とから成る。なお、ここでズームレンズ20を4群構成とし、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4を可動レンズ群としたが、これはあくまで一例で有り、本発明撮像装置におけるレンズがこのようなものに限定されることを意味するものではない。また、図では各レンズ群G1〜G4を1枚のレンズのように描いてあるが、それぞれのレンズ群G1〜G4は1枚のレンズで構成されることもあるし、また、2枚以上の複数枚のレンズによって構成されることもある。
【0029】
上記カメラブロック30は、ズームレンズブロック31と、撮像素子32と、カメラブロック30の各部の動作を制御するカメラ制御部33と、上記撮像素子32に映像信号の読み出しタイミングの基準となるタイミング信号を印加するタイミング信号発生器34と、撮像素子32から出力された映像信号を処理するカメラ信号処理部35と、ズームレンズ20の第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4それぞれの駆動回路36及び37によって構成される。
【0030】
上記ズームレンズブロック31は、ズームレンズ20と、ズームレンズ20の可動レンズである第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4をそれぞれ移動させるレンズ駆動装置36b及び37bと第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4の位置を検出する位置検出手段38、39とによって構成される。なお、上記レンズ駆動装置36b、37bに本発明にかかるレンズ駆動装置が適用されており、その詳細については後で説明する。上記位置検出手段38、39は、それぞれ、被検出体38a、39aとこれら被検出体38a、39aの位置を検出する検出体38b、39bとで構成され、被検出体38a、39aが第2レンズ群G2、第4レンズ群G4と一体に移動するようにされ、検出体38b、39bが被検出体38a、39aに近接して配置され、非接触で第2レンズ群G2、第4レンズ群G4の位置を検出するようになっている。そして、位置検出手段38、39による検出結果がカメラ制御部33に入力され、第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4の位置のフィードバック制御に利用される。
【0031】
記録再生ブロック40は、記録再生制御部41と、インタフェース処理部42と、図示しない液晶映像表示装置や電子ビューファインダを有する表示部43と、動画記録再生系44と、静止画記録再生系45とによって構成される。
【0032】
上記動画記録再生系44は、動画記録再生信号処理部44aと、動画記録再生部44bとを有する。また、静止画記録再生系45は、静止画記録再生信号処理部45aと、静止画記録再生部45bとを有する。上記動画記録再生部44bは、ビデオテープ44cに対する動画情報の記録及び再生を行うものであり、上記静止画記録再生部45bは、半導体メモリカード45cに対する静止画情報の記録及び再生を行うものである。なお、これら画像情報を記録する媒体として上記したものはほんの例示であり、それぞれ、他の記録媒体に記録しても良い。例えば、動画情報は、ビデオテープの他、半導体メモリカード等の半導体メモリ装置、DVD(digital versatile disc)等の光ディスク、ハードディスク等の磁気ディスク等種々の記録媒体への記録及びそれら記録媒体からの再生が可能である。また、静止画情報の記録及び再生も、半導体メモリカード以外の上記した種々の記録媒体に対して行ってもかまわない。
【0033】
上記したレンズ駆動装置36b、37bに本発明にかかる電磁駆動装置を適用したレンズ駆動装置が使用されている。そこで電磁駆動装置の詳細を図2乃至図8によって説明する。
【0034】
先ず、図2乃至図4は本発明電磁駆動装置の第1の実施の形態を示すものである。なお、電磁駆動装置において、被駆動体に可動レンズ(群)を保持させれば、レンズ駆動装置となるので、上記したビデオカメラ10との説明の整合性を考慮して、以下に、レンズ駆動装置として説明する。
【0035】
レンズ駆動装置100(上記レンズ駆動装置36b、37bとして利用することができる)は被駆動体としてレンズ保持枠110を有する。レンズ保持枠110は駆動方向、すなわち、光軸x方向に沿う方向(図2中矢印FRで示す)に直交する面を有する枠体111を有し、該枠体111には円形をしたレンズ取付孔111aが形成され、該レンズ取付孔111aに可動レンズ群120(上記第2レンズ群G2又は第4レンズ群G4に相当する)が保持される。なお、可動レンズ群120は1乃至数枚のレンズによって構成されることは上記したとおりである。また、枠体111の外縁に軸方向が上記駆動方向に延びるスリーブ状の被案内部112が一体に形成され、また、枠体111のレンズ取付孔111aを挟んで被案内部112とほぼ反対側の外縁に係合切欠113が形成されている。
【0036】
上記駆動方向に垂直に卷回されて、上記駆動方向に見て横長の矩形状をし、且つ、軸方向が上記駆動方向に沿う角筒状をした駆動用コイル114が接着等の適宜の手段によって上記枠体111に取り付けられている。
【0037】
上記レンズ保持枠110はガイド部130によって光軸x方向に移動自在に図示しないレンズ鏡筒に支持される。上記ガイド部130は主ガイド軸131と副ガイド軸132とから成る。主ガイド軸131は上記レンズ鏡筒に固定され、光軸xと平行に延びている。該主ガイド軸131がレンズ保持枠110の被案内部に摺動可能に挿通され、これによって、レンズ保持枠110は光軸x方向に移動可能に上記レンズ鏡筒に支持される。副ガイド軸132も上記レンズ鏡筒に固定され、主ガイド軸131と平行に延びている。そして、該副ガイド軸132がレンズ保持枠110の係合切欠113に摺動自在に係合され、これによって、レンズ保持枠110は主ガイド軸131を中心に回転することが防止され、レンズ保持枠110に支持された可動レンズ群120の中心が光軸x上に位置した状態で光軸xに沿って移動されるようになる。
【0038】
平板状の駆動用マグネット140がレンズ保持枠110の全移動範囲内において駆動用コイル114との間の間隔が一定になるように上記レンズ鏡筒に固定されている。具体的には、上記レンズ鏡筒に固定された平板状の透磁性を有する材料から成る接地ヨーク150に駆動用マグネット140が固定されている。
【0039】
そして、上記駆動用マグネット140の着磁力は、駆動方向における中央から両端部に行くほど強くされている。すなわち、図4の実線で示すようになっている。なお、図4に従来のこの種の電磁(レンズ)駆動装置における駆動用マグネットの着磁力の駆動方向における分布を破線で示してある。
【0040】
上記接地ヨーク150と同様に平板状の透磁性を有する材料から成る対向ヨーク160が駆動用コイル114の中心を挿通された状態で上記レンズ鏡筒に固定されている。従って、駆動用コイル114の下側に位置した部分が駆動用マグネット140と対向ヨーク160との間に位置することになる。
【0041】
被駆動体であるレンズ保持枠110の位置は非接触の位置検出手段170によって検出される。該位置検出手段170は被検出体である位置検出用マグネット171と検出体である磁気抵抗素子172とによって構成される。位置検出用マグネット171はレンズ保持枠110の被案内部112の側面に固定され、上記駆動方向に沿って磁極が交互に異なるように着磁されている。磁気抵抗素子172は磁界の変化によって抵抗値が変化する素子であって、上記位置検出用マグネット171に非接触で近接するように上記レンズ鏡筒に固定配置されている。従って、レンズ保持枠110の移動に伴って位置検出用マグネット171が移動すると、磁気抵抗素子172に及ぶ磁界が変化し、磁気抵抗素子172の抵抗値が変化するので、その抵抗値の変化を検出することによって被駆動体であるレンズ保持枠110の位置を正確に検出することができる。このような位置検出手段170は上記した位置検出手段38、39として利用することができる。なお、ここでは、レンズ保持枠110の位置を検出する手段として位置検出用マグネット171と磁気抵抗素子172とからなるもの170を示したが、レンズ保持枠110の位置を検出する手段がこのようなものに限られることを意味するものではなく、他の位置検出手段を使用しても良い。なお、可能な限り、位置検出手段は非接触方式のものであることが好ましい。例えば、非接触方式の位置検出手段として、傾斜マグネットとホール素子とから成るものも考えられる。被検出体である傾斜マグネットはレンズ保持枠110に取り付けられ、レンズ保持枠110の移動に伴って固定側の検出体であるホール素子との間の間隔が変化する傾斜面を有し、レンズ保持枠110の移動に伴って、ホール素子と傾斜マグネットとの間の間隔が変化することによる磁界の強さの変化を検出することによりレンズ保持枠110の位置を正確に検出することができる。
【0042】
以上の構成にかかるレンズ駆動装置100にあって、駆動用コイル114に電流が流れると、対向ヨーク160と駆動用マグネット140との間を通る磁束により駆動用コイル114に光軸x方向に平行な推力が発生し(フレミングの左手の法則)、この推力によってレンズ保持枠110は光軸x方向(駆動方向)に駆動用コイル114と一体的に移動することになる。
【0043】
そして、上記レンズ駆動装置100にあっては、駆動用マグネット140の着磁力が駆動方向における中央から両端部に行くほど強くされているので、対向ヨーク160と駆動用マグネット140との間に形成される空隙内において、駆動用コイル114が受ける磁束密度の駆動方向(矢印FR)に直交する方向の成分は駆動用マグネット140の駆動方向における中央部から端部に至るまでほぼ等しくなる。その結果、定電圧での駆動時に、駆動用コイル114には駆動ストロークの全域において駆動方向に平行で、且つ、一定の大きさの推力が発生し、図5に示すように、駆動ストロークの全域において推力のリニアリティ(直線性)を確保することができる。また、推力の方向と駆動方向が駆動ストロークの全域において常に平行になるので、レンズ保持枠110とガイド軸、特に、主ガイド軸131との間に発生する摩擦抵抗も一定となる。従って、レンズ保持枠110を駆動する際に発生する推力、駆動負荷を駆動ストロークの全域亘って一定に保つことができ、駆動特性及びサーボ特性を良好にすることができる。また、駆動用マグネット140の全長を有効に利用することができ、レンズ保持枠110の駆動ストロークを大きく取ることができるので、スペースの無駄を省き、このレンズ駆動装置100が配置されるレンズ鏡筒の小型化を図ることができる。
【0044】
図6乃至図8は本発明電磁駆動装置の第2の実施の形態を示すものである。なお、電磁駆動装置において、被駆動体に可動レンズを保持させれば、レンズ駆動装置となるので、この第2の実施の形態にあっても、上記したビデオカメラ10との説明の整合性を考慮して、以下に、レンズ駆動装置として説明する。
【0045】
レンズ駆動装置200(上記レンズ駆動装置36b、37bとして利用することができる)は被駆動体としてレンズ保持枠210を有する。レンズ保持枠210は駆動方向、すなわち、光軸x方向に沿う方向(図5中矢印FRで示す)に直交する面を有する枠体211を有し、該枠体211には円形をしたレンズ取付孔211aが形成され、該レンズ取付孔211aに可動レンズ群220(上記第2レンズ群G2又は第4レンズ群G4に相当する)が保持される。この可動レンズ群220も1乃至数枚のレンズによって構成される。また、枠体211の外縁に軸方向が上記駆動方向に延びるスリーブ状の被案内部212が一体に形成され、また、枠体211のレンズ取付孔211aを挟んで被案内部212とほぼ反対側の外縁に係合切欠213が形成されている。
【0046】
駆動方向に平行に、且つ、水平に卷回されて、上方から見て矩形状をした駆動用コイル214が接着等の適宜の手段によって上記枠体211に取り付けられている。また、駆動用コイル214の直ぐ上の位置に駆動方向に見て横長の矩形をした挿通孔215が形成されている。
【0047】
上記レンズ保持枠210はガイド部230によって光軸x方向に移動自在に図示しないレンズ鏡筒に支持される。上記ガイド部230は主ガイド軸231と副ガイド軸232とから成る。主ガイド軸231は上記レンズ鏡筒に固定され、光軸xと平行に延びている。該主ガイド軸231がレンズ保持枠210の被案内部212に摺動可能に挿通され、これによって、レンズ保持枠210は光軸x方向に移動可能に上記レンズ鏡筒に支持される。副ガイド軸232も上記レンズ鏡筒に固定され、主ガイド軸231と平行に延びている。そして、該副ガイド軸232がレンズ保持枠210の係合切欠213に摺動自在に係合され、これによって、レンズ保持枠210は主ガイド軸231を中心に回転することが防止され、レンズ保持枠210に支持された可動レンズ220の中心が光軸x上に位置した状態で光軸xに沿って移動されるようになる。
【0048】
平板状の駆動用マグネット240がレンズ保持枠210の全移動範囲(駆動ストローク)内において駆動用コイル214との間の間隔が一定になるように上記レンズ鏡筒に固定されている。具体的には、上記レンズ鏡筒に固定された平板状の透磁性を有する材料から成る接地ヨーク250に駆動用マグネット240が固定されている。該駆動用マグネット240は上記駆動方向において2つの領域240F、240Rが隣接して設けられており、各領域240F、240Rは上記駆動方向において互いに反対方向に着磁されている。すなわち、2つの領域240Fと240Rとは同じ極性の磁極が隣接した状態で配置されている。また、各領域240F、240Rの着磁力はそれぞれの領域240F、240Rの駆動方向における中央から両端部に行くに従って強くなるようにされている。
【0049】
上記接地ヨーク250と同様に平板状の透磁性を有する材料から成る対向ヨーク260が駆動用コイル214の直ぐ上に形成された挿通孔215を挿通された状態で上記レンズ鏡筒に固定されている。
【0050】
被駆動体であるレンズ保持枠210の位置は非接触の位置検出手段270によって検出される。該位置検出手段270は被検出体である位置検出用マグネット271と検出体である磁気抵抗素子272とによって構成される。位置検出用マグネット271はレンズ保持枠210の被案内部212の側面に固定され、上記駆動方向に沿って磁極が交互に異なるように着磁されている。また、磁気抵抗素子272は位置検出用マグネット271に近接した状態を保つように上記レンズ鏡筒に固定されている。なお、この第2の実施の形態200にあっても、レンズ保持枠210の位置を検出する手段は位置検出用マグネット271と磁気抵抗素子272とからなるものに限られるものではないことは上記した第1の実施の形態におけると同様である。なお、このような位置検出手段270は上記した位置検出手段38、39として利用することができる。
【0051】
上記レンズ駆動装置200にあって、駆動用用コイル214に電流が流れると、対向ヨーク260と駆動用マグネット240との間を通る磁束により駆動用コイル214に光軸x方向に平行な推力が発生し(フレミングの左手の法則)、この推力によってレンズ保持枠210は光軸x方向(駆動方向)に駆動用コイル214と一体的に移動することになる。
【0052】
そして、上記レンズ駆動装置200にあっては、駆動用マグネット240の着磁力が各領域240F、240Rにおいて駆動方向における中央から両端部に行くほど強くされているので、対向ヨーク260と駆動用マグネット240との間に形成される空隙内において、駆動用コイル214が受ける磁束密度の駆動方向(矢印FR)に直交する方向の成分は駆動用マグネット240の各領域240F、240Rの駆動方向における中央部から端部に至るまでほぼ等しくなる。その結果、駆動用コイル214には駆動ストロークの全域において駆動方向に平行で、且つ、一定の大きさの推力が発生し、図8に示すように、駆動ストロークの全域において推力のリニアリティ(直線性)を確保することができる。また、推力の方向と駆動方向が駆動ストロークの全域において常に平行になるので、レンズ保持枠210とガイド軸、特に、主ガイド軸231との間に発生する摩擦抵抗も一定となる。従って、レンズ保持枠210を駆動する際に発生する推力、駆動負荷を駆動ストロークの全域亘って一定に保つことができ、駆動特性及びサーボ特性を良好にすることができる。また、駆動用マグネット240の全長を有効に利用することができ、レンズ保持枠210の駆動ストロークを大きく取ることができるので、スペースの無駄を省き、このレンズ駆動装置200を使用したレンズ鏡筒の小型化を図ることができる。
【0053】
なお、図8において推力の方向が反転しているが、これは、駆動用コイル214に同じ方向の電流が流れた場合を示すものである。上記レンズ駆動装置200にあっては、駆動用コイル214の前側で駆動方向を横切るように位置した部分と、後側で駆動方向を横切るように位置した部分とでは流れる電流の方向は逆になる。従って、駆動用コイル214の前側の部分を駆動用マグネット240の領域240Fに対向させ、後側の部分を駆動用マグネット240の領域240Rに対向させれば、駆動用コイル214の前側の部分と後側の部分それぞれに発生する推力の方向は同じ方向になる。
【0054】
以上のように構成されるビデオカメラ10は、動画撮影モード時及び静止画撮影モード時には、各部が以下のように動作する。
【0055】
使用者によって動画撮影モードが選択されると、カメラ制御部33及び記録再生制御部41が操作ブロック50からの動画撮影モードが選択された旨の信号を受けて、カメラブロック30の各部及び記録再生ブロック40の各部を動画撮影モードに対応した状態に設定する。
【0056】
動画撮影モードでは、テレビジョンの映像信号方式(NTSC方式またはPAL方式)に準拠した走査線数で構成された映像信号が、規定のフィールド及びフレームのタイミングで撮像素子32からカメラ信号処理部35へ出力される。
【0057】
タイミング信号発生器34から印加されるタイミング信号によって駆動された撮像素子32から出力された映像信号は、カメラ信号処理部35によるサンプルホールド、AGC、A/D変換などの処理を受けて、記録再生ブロック40に送られる。
【0058】
カメラ信号処理部35から送られた映像信号は、インタフェース処理部42に入力され、記録再生制御部41による制御によって動画記録に適した信号形態に加工されて、動画記録再生系44に送られる。なお、インタフェース処理部42は、動画記録再生系44に映像信号を送るのと同時に、表示部43へも映像信号を送って、表示部43で表示させるようにすることも可能である。
【0059】
動画記録再生系44では、上記インタフェース処理部42から入力された映像信号が、動画記録再生信号処理部44aで、DV(Digital Video)フォーマットなど予め定められた記録フォーマットに準拠するように加工されて、図示しないメカデッキなどから成る動画記録再生部44bによってビデオテープ44cに記録される。
【0060】
なお、動画の再生は、操作ブロック50の図示しない操作スイッチを使用者が操作することによって為される。使用者による動画再生の指示は、操作ブロック50を経て、記録再生ブロック40の記録再生制御部41に入力される。そして、上記指示に基づいて記録再生制御部41は、記録再生ブロック40の各部を、動画再生に適した状態に設定する。動画記録再生部44bで再生された動画の映像は、表示部43で表示されると共に外部へも出力される。
【0061】
使用者によって静止画撮影モードが選択されると、カメラ制御部33及び記録再生制御部41が操作ブロック50からの静止画撮影モードが選択された旨の信号と受けて、カメラブロック30の各部及び記録再生ブロック40の各部を静止画撮影モードに対応した状態に設定する。
【0062】
静止画撮影時には、撮像素子32から読み出された映像信号を、テレビジョンの映像信号方式に準拠させる必要はなく、操作者によって選択された画質に対応した画素情報を撮像素子32から読み出すために、カメラ制御部33はタイミング信号発生器34の動作を制御する。
【0063】
タイミング信号発生器34から印加されるタイミング信号に基づいて撮像素子32から読み出された映像信号は、カメラ信号処理部35によるサンプルホールド、AGC、A/D変換などの処理を受けて、記録再生ブロック40に送られる。
【0064】
カメラ信号処理部35から送られた映像信号は、インタフェース処理部42に入力され、記録再生制御部41による制御によって静止画記録に適した信号形態に加工されて、静止画記録再生系45に送られる。なお、インタフェース処理部42は、静止画記録再生系45に映像信号を送るのと同時に、表示部43へも映像信号を送って、表示部43で表示させるようにすることも可能である。
【0065】
静止画記録再生系45では、上記インタフェース処理部42から入力された映像信号が、静止画記録再生信号処理部45aで圧縮等の適宜な処理を施され、記録フォーマットに準拠するように加工されて、静止画記録再生部45bによって半導体メモリーカード45cに記録される。
【0066】
なお、静止画の再生は、操作ブロック50の図示しない操作スイッチを使用者が操作することによって為される。使用者による静止画再生の指示は、操作ブロック50を経て、記録再生ブロック40の記録再生制御部41に入力される。そして、上記指示に基づいて記録再生制御部41は、記録再生ブロック40の各部を静止画再生に適した状態に設定する。静止画記録再生部44bで再生された静止画の映像は、表示部43で表示されると共に外部へも出力される。
【0067】
そして、上記した動画撮影時及び静止画撮影時の何れにおいても、操作者によってズーミング(画角の変倍)操作が為されたときは、カメラ信号処理部35を介してレンズ駆動回路36aによってレンズ駆動装置36bが駆動され、第2レンズ群G2が光軸xに沿って移動されて、ズーミングが為される。また、この時、ズーミングに伴う像位置の変動を補正するために、カメラ制御部33を介してレンズ駆動回路37aによってレンズ駆動装置36bが駆動され、第4レンズ群G4が光軸xに沿って移動される。また、図示しない被写体までの距離を測定する手段による測定結果に基づいてカメラ制御部33を介してレンズ駆動回路37aによってレンズ駆動装置36bが駆動され、第4レンズ群G4が光軸xに沿って移動されてフォーカシング(合焦)が行われる。
【0068】
なお、ここでは、ズーミング及びフォーカシング共に、レンズ駆動装置36b、37bによって自動的に行われるように説明したが、いずれか一方のみを自動的に行うようにしても良い。また、手動操作と自動操作を切り換えられるようにしても良い。上記実施の形態では、撮像装置としてビデオカメラを示したが、例えば、デジタルスチルカメラに適用した場合、例えば、300万画素以上という高画素数による細密画像表現においては、任意の位置にピントを合わせたい場合があり、そのような場合には、手動に切り換えてフォーカシングができるようになっている方がよい。なお、手動操作と自動操作を切り換えられるようにした場合、位置検出手段170や270は常に作動しているようにして、可動レンズ220の位置を把握しておくのがよい。
【0069】
上記したところでは、デジタル記録の撮像装置について主として説明したが、アナログ記録方式の撮像装置であっても良いことは勿論であるし、また、電子記録方式の撮像装置だけでなく、例えば、銀塩フィルムを使用する撮像装置にも本発明が適用可能であることはいうまでもない。
【0070】
その他、上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は何れも本発明実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0071】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明電磁駆動装置は、一の軸方向に沿う方向である駆動方向に移動自在な被駆動体と、上記被駆動体と一体に移動可能であって上記駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備えた電磁駆動装置であって、上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたことを特徴とする。
【0072】
また、別の本発明電磁駆動装置は、一の軸方向に沿う方向である駆動方向に移動自在な被駆動体と、上記被駆動体と一体に移動可能であって上記駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備えた電磁駆動装置であって、上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにしたことを特徴とする。
【0073】
従って、本発明電磁駆動装置及び別の本発明電磁駆動装置にあっては、駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。そのため、被駆動体を駆動するときの推力変動を抑制すると共に駆動負荷が一定になり、良好な駆動特性及びサーボ特性を得ることができる。それによって、被駆動体の正確な位置制御が可能になる。また、駆動用マグネットの全長を有効に利用することができ、被駆動体の駆動ストロークを大きく取ることができるため、スペースの無駄を省き、電磁駆動装置の小型化を図ることができる。
【0074】
本発明レンズ駆動装置は、少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズの上記可動レンズ群を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置であって、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたことを特徴とする。
【0075】
また、別の本発明レンズ駆動装置は、少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズの上記可動レンズ群を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置であって、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにしたことを特徴とする。
【0076】
従って、本発明レンズ駆動装置及び別の本発明レンズ駆動装置にあっては、レンズ保持枠に一体的に設けられた駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。そのため、可動レンズを駆動するときの推力変動を抑制すると共に駆動負荷が一定になり、良好な駆動特性及びサーボ特性を得ることができる。それによって、可動レンズの正確な位置制御が可能になる。また、駆動用マグネットの全長を有効に利用することができ、レンズ保持枠の駆動ストロークを大きく取ることができるため、スペースの無駄を省き、このレンズ駆動装置を使用したレンズ鏡筒の小型化を図ることができる。
【0077】
本発明撮像装置は、少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズと上記可動レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えた撮像装置であって、上記レンズ駆動装置は、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにしたことを特徴とする。
【0078】
また、別の本発明撮像装置は、少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズと上記可動レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えた撮像装置であって、上記レンズ駆動装置は、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにしたことを特徴とする。
【0079】
従って、本発明撮像装置及び別の本発明撮像装置にあっては、レンズ保持枠に一体的に設けられた駆動用コイルに発生する推力及び駆動負荷がマグネットの全長に亘って均一化される。そのため、可動レンズを駆動するときの推力変動を抑制すると共に駆動負荷が一定になり、良好な駆動特性及びサーボ特性を得ることができる。それによって、可動レンズの正確な位置制御が可能になる。また、駆動用マグネットの全長を有効に利用することができ、レンズ保持枠の駆動ストロークを大きく取ることができるため、スペースの無駄を省き、撮像装置の小型化を図ることができる。
【0080】
請求項2、請求項5、請求項8、請求項11、請求項14及び請求項17に記載した発明にあっては、少なくとも上記駆動用コイルの一部を駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置されたので、駆動コイルが位置する空間の磁束密度を均一に、且つ、磁束の方向が一定となり、駆動用コイルに生じる推力及び駆動負荷を駆動用マグネットの全長に亘ってより均一化することができる。
【0081】
請求項3、請求項6、請求項9、請求項12、請求項15及び請求項18に記載した発明にあっては、非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方を被駆動体やレンズ保持枠と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置したので、被駆動体やレンズ保持枠の位置を正確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明撮像装置をビデオカメラに適用した実施の形態の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図3乃至図6と共に本発明レンズ駆動装置の第1の実施の形態を示すものであり、本図は一部を分離して示す概略斜視図である。
【図3】概略正面図である。
【図4】駆動用マグネットの着磁力の分布を示すグラフ図である。
【図5】駆動用コイルに発生する推力を示すグラフ図である。
【図6】図7及び図8と共に本発明レンズ駆動装置の第2の実施の形態を示すものであり、本図は一部を分離して示す概略斜視図である。
【図7】概略正面図である。
【図8】駆動用コイルに発生する推力を示すグラフ図である。
【図9】図10及び図11と共に従来のレンズ駆動装置の一例を示すものであり、本図は概略分解斜視図である。
【図10】駆動用マグネットの磁束密度と磁束の方向を模式的に示す図である。
【図11】駆動用コイルに発生する推力を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10…ビデオカメラ(撮像装置)、20…ズームレンズ(撮影レンズ)、x…光軸、36b…レンズ駆動装置、37b…レンズ駆動装置、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群(可動レンズ群)、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群(可動レンズ群)、100…レンズ駆動装置(電磁駆動装置)、110…レンズ保持枠(被駆動体)、114…駆動用コイル、140…駆動用マグネット、150…接地ヨーク、160…対向ヨーク、170…非接触の位置検出手段、171…位置検出用マグネット(被検出体)、172…磁気抵抗素子(検出体)、x…光軸、矢印FR…駆動方向、200…レンズ駆動装置(電磁駆動装置)、210…レンズ保持枠(被駆動体)、214…駆動用コイル、240…駆動用マグネット、240F…領域、240R…領域、250…接地ヨーク、260…対向ヨーク、270…非接触の位置検出手段、271…位置検出用マグネット(被検出体)、272…磁気抵抗素子(検出体)、x…光軸、矢印FR…駆動方向

Claims (18)

  1. 一の軸方向に沿う方向である駆動方向に移動自在な被駆動体と、上記被駆動体と一体に移動可能であって上記駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備えた電磁駆動装置であって、
    上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、
    上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、
    上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにした
    ことを特徴とする電磁駆動装置。
  2. 少なくとも上記駆動用コイルの一部を駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置された
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動装置。
  3. 非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方を被駆動体と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動装置
  4. 一の軸方向に沿う方向である駆動方向に移動自在な被駆動体と、上記被駆動体と一体に移動可能であって上記駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備えた電磁駆動装置であって、
    上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、
    上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、
    上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにした
    ことを特徴とする電磁駆動装置。
  5. 上記駆動用コイルを駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置された
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁駆動装置。
  6. 非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方を被駆動体と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置した
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁駆動装置。
  7. 少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズの上記可動レンズ群を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置であって、
    上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、
    上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、
    上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、
    上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにした
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 少なくとも上記駆動用コイルの一部を駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置された
    ことを特徴とする請求項7に記載のレンズ駆動装置。
  9. 非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方をレンズ保持枠と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置した
    ことを特徴とする請求項7に記載のレンズ駆動装置。
  10. 少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズの上記可動レンズ群を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置であって、
    上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、
    上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、
    上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、
    上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにした
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  11. 上記駆動用コイルを駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置された
    ことを特徴とする請求項10に記載のレンズ駆動装置。
  12. 非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方をレンズ保持枠と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置した
    ことを特徴とする請求項10に記載のレンズ駆動装置。
  13. 少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズと上記可動レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えた撮像装置であって、
    上記レンズ駆動装置は、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に垂直に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、
    上記駆動用マグネットは上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように配置され、
    上記駆動用マグネットの上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向における中央部の着磁力より強くし、
    上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における駆動用マグネットの全長に亘って均一となるようにした
    ことを特徴とする撮像装置。
  14. 少なくとも上記駆動用コイルの一部を駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置された
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方をレンズ保持枠と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置した
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  16. 少なくとも一のレンズ群が可動レンズ群である複数のレンズ群から成る撮影レンズと上記可動レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えた撮像装置であって、
    上記レンズ駆動装置は、上記可動レンズ群を保持し光軸方向に移動自在なレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠と一体に移動可能であってレンズ保持枠の駆動方向に対して平行に卷回された駆動用コイルと、上記駆動用コイルに対向するように固定配置された駆動用マグネットと、上記駆動用マグネットに接地された接地ヨークを備え、
    上記駆動用マグネットは、上記駆動用コイルの全駆動範囲において駆動コイルとの間の間隔が等しくなるように、上記駆動方向において互いに反対方向に着磁された2つの領域が上記駆動方向に沿うように隣接して配置され、
    上記2つの領域の上記駆動方向における両端部の着磁力を上記駆動方向におけるそれぞれの領域の中央部の着磁力より強くし、
    上記駆動用マグネットによって形成される磁場が上記駆動方向における上記各領域の全長に亘って均一となるようにした
    ことを特徴とする撮像装置。
  17. 上記駆動用コイルを駆動用マグネットとの間で挟むように配置された対向ヨークが上記駆動用マグネットと対向して配置された
    ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 非接触の位置検出手段を構成する被検出体と検出体の一方をレンズ保持枠と一体的に移動するように設け、他方を上記一方と近接した状態で固定配置した
    ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
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