JP2004334300A - データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作を簡単にして表示画面上で範囲指定されたデータに対する処理を速やかに行うことができるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】表示装置3の表示画面3aに表示されたデータをマウス4の操作により範囲指定した際に、その範囲指定操作後に前記範囲指定されたデータを処理するための画面を表示画面3a内に自動表示し、その画面上で指定された項目の処理を実行する。これにより、範囲指定操作後に必要であった処理用の画面表示の操作を省略して、前記範囲指定されたデータを直ぐに処理することができ、また、その処理実行までの一連の作業に必要となるマウス操作回数を減らことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータなどのデータ処理装置において、ポインティングデバイスを用いて表示画面上に表示された文書等のデータの編集や印刷等の処理を行うデータ処理装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マウス等のポインティングデバイスを用いて表示画面上に表示された文書等のデータの印刷処理を行うデータ処理装置として、例えば、特許文献1に開示されているものがある。このデータ処理装置はプリンタを内蔵するマウスを備えており、このマウスを用いて表示画面に表示された文書中の任意の文字列をドラッグ操作により範囲指定し、次にマウスの右ボタンをクリック操作して処理項目を表記する処理確認画面を表示させ、その処理確認画面中の印刷処理の項目をマウスの左ボタンのクリック操作により選択すると、範囲指定したデータに対応する印刷制御信号がプリンタに送信されて印刷が行われるものである。
【0003】
マウスに内蔵されるプリンタには長尺状の記録紙が装填されており、表示画面に表示されたデータ中の範囲指定された文字列等のデータが長尺紙に印刷されて必要な長さにカットされる。このデータ処理装置では、マウス操作により表示画面に表示される多量のデータ中から必要な部分だけを抽出し、そのマウスに内蔵するプリンタで適当な小サイズの用紙に印刷することができ、その印刷した用紙をメモとして保存しておくことができて便利である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−41504号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載される従来のデータ処理装置では、マウスのドラッグ操作、右ボタン操作、左ボタン操作の操作手順を経て、表示画面上で範囲指定された文字列の印刷が行われるものであり、マウスの操作回数が多くなり、印刷を行うために多くの操作手順を要し操作が面倒であった。
【0006】
特に、表示画面に表示された文書中の複数箇所の文字列を抽出してそれぞれを印刷したいような場合には、それらの文字列の範囲指定操作とそれに続く処理確認画面を開き印刷の指示を行う操作とを繰り返して行わなければならず、マウスの操作数が多くなり操作が煩雑となる問題がある。
【0007】
また、前記従来のデータ処理装置における印刷の動作は、特有の動作モード下で行われるものであり、マウスのドラッグ操作に伴って印刷等の処理項目を表記する処理確認画面が表示されるものの、ここには文書の編集処理によく使用する処理項目が存在しないため、文書の編集には適していない。従って、キーボードやマウスを使って文書の入力編集を行い、その編集途中の文書の一部分をマウスに内蔵されるプリンタで印刷するような場合には、文書の編集中はマウスのドラッグ操作に続く右クリック操作によって、「カット」、「コピー」、「ペースト」等の編集に係る項目が含まれる処理確認画面を表示する通常の動作モードを設定し、プリンタへの印刷出力が必要な場合に前述の特有の動作モードを設定することになる。このため、文書の編集とその編集中文書の部分印刷を並行するような場合には、動作モードの切替えを行う必要があり面倒である。
【0008】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであり、操作を簡単にして表示画面上で範囲指定されたデータに対する処理を速やかに行うことができるデータ処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により前記表示装置の表示画面に表示されたデータが指定されるときに、その範囲指定操作の終了を検出する検出手段と、前記検出手段により範囲指定操作の終了が検出されたときに、データの範囲指定に対応する処理項目を表記してその実行を確認する処理確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、前記処理確認画面に基づくいずれかの処理項目の実行が指示されたときに、前記範囲指定されたデータについて前記指示された処理項目に対応した処理を実行する処理制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、表示装置の表示画面上のデータをポインティングデバイスの操作により範囲指定すると、その範囲指定操作の終了時に、指定されたデータを処理すべき処理項目を表記する処理確認画面が自動的に表示される。したがって、従来装置では必要であった範囲指定操作後の処理確認画面を表示させるためのポインティングデバイスの操作を不要にしてポインティングデバイスの操作回数を減らすことができ、表示画面で範囲指定したデータを速やかに処理することができる。
【0011】
また、前記データ処理装置において、前記処理確認画面には、範囲指定されたデータを表示装置の表示画面上で編集するカット及びコピーの編集項目と、範囲指定されたデータを印刷出力するための印刷項目とが設けられる。これにより、範囲指定操作の終了とともに表示画面に現れる処理確認画面を用いて範囲指定されたデータの編集処理あるいは印刷処理のいずれの処理にも対応することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、データを一時的に記憶する一時記憶手段と、前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって前記表示装置の表示画面に表示されたデータが範囲指定されたときに、その範囲指定操作の終了とともに前記一時記憶手段のデータ内容を範囲指定されたデータに更新するデータ更新手段と、前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたかどうかを監視する監視手段と、前記監視手段により前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたことを受けて、データの範囲指定に対応する処理項目を表記してその実行を確認する処理確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、前記処理確認画面に基づくいずれかの処理項目の実行が指示されたときに、前記一時記憶手段に記憶されたデータについて指示された処理項目に対応した処理を実行する処理制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
このような構成によれば、ポインティングデバイスによる表示画面上のデータの範囲指定に応じて一時記憶手段に記憶されるデータ内容が更新されると、処理項目を表記する処理確認画面が自動的に表示される。したがって、請求項1に記載の発明と同様に、表示装置に表示されるデータ中の範囲指定部分を印刷出力する場合のポインティングデバイスの操作数を減らして操作を簡単に行うことができる。
【0014】
また、請求項5に記載のデータ処理装置においても、範囲指定されたデータの編集処理あるいは印刷処理のいずれの処理にも対応するべく、前記処理確認画面には、範囲指定されたデータを表示装置の表示画面上で編集するカット及びコピーの編集項目と、範囲指定されたデータを印刷出力するための印刷項目とが設けられる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、前記ポインティングデバイスの動作モードとして、特定の動作モードを設定する動作モード設定手段と、前記動作モード設定手段により特定の動作モードが設定されている場合において、前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により前記表示装置の表示画面に表示されたデータが指定されるときに、その範囲指定操作の終了を検出する検出手段と、前記検出手段により範囲指定操作の終了が検出されたときに、範囲指定されたデータの印刷の実行を確認する印刷確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、前記印刷確認画面に基づく印刷の実行が指示されたときに、前記範囲指定されたデータを印刷するための印刷制御信号を外部装置に送信する印刷制御手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、特定の動作モードが設定されている場合において、表示装置の表示画面上のデータをポインティングデバイスの操作により範囲指定すると、その範囲指定されたデータに対応した印刷確認画面が自動的に表示される。したがって、特定の動作モード下において、範囲指定したデータの印刷処理を行うためのポインティングデバイスの操作数を減らすことができ、特に、連続して表示画面の複数箇所のデータを範囲指定して印刷出力する場合に、ユーザーの操作負担を大きく軽減することができる。
【0017】
請求項11に記載の発明は、表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、前記ポインティングデバイスの動作モードとして、特定の動作モードを設定する動作モード設定手段と、データを一時的に記憶する一時記憶手段と、前記動作モード設定手段により特定の動作モードが設定されている場合において、前記ポインテイングデバイスを用いた範囲指定操作によって前記表示装置の表示画面に表示されたデータが範囲指定されたときに、その範囲指定操作の終了とともに前記一時記憶手段のデータ内容を範囲指定されたデータに更新するデータ更新手段と、前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたかどうかを監視する監視手段と、前記監視手段により前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたことを受けて、その更新されたデータの印刷の実行を確認する印刷確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、前記印刷確認画面に基づく印刷の実行が指示されたときに、前記一時記憶手段に記憶されたデータを印刷するための印刷制御信号を外部装置に送信する印刷制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、特定の動作モードが設定されている場合において、表示装置の表示画面上のデータをポインティングデバイスの操作により範囲指定すると、一時記憶手段のデータ内容が範囲指定されたデータに更新され、このデータ内容の更新に起因して印刷確認画面が表示される。したがって、特定の動作モードにおいて、範囲指定操作後に印刷確認画面を表示させるための操作を要することなく、印刷確認画面上にて範囲指定されたデータを直ぐに印刷処理を指示することができ、印刷処理実行までの一連の作業に必要となるポインティングデバイスの操作数を減らすことができる。
【0019】
なお、前記各発明装置において、ポインティングデバイスとしては、マウスを用いることが好ましく、その場合には、前記検出手段は、マウスのドラッグ操作の最後に行われるボタンの押圧解除に基づくスイッチの動作信号を検出することにより、範囲指定操作の終了を検出するものである。
【0020】
また、前記処理確認画面としては、表示装置の表示画面内に処理項目の処理の要否を指示するウインドウ画面を表示することでも良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面参照して本発明の実施形態を説明する。
【0022】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置としてパーソナルコンピュータを用いた場合のコンピュータシステムの構成を示す図である。
【0023】
このコンピュータシステムは、コンピュータ本体1と、キーボード2と、CRT(Cathode−ray tube)やLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示装置3と、ポインティングデバイスとしてのマウス4と、マウス4に内蔵され長尺状の記録紙に印刷するプリンタ5とを有する。
【0024】
また、6はページプリンタなどのプリンタである。このプリンタ6は表示装置3の表示画面3aに表示された文書データを頁単位で所定サイズのカット紙に印刷する場合に使用する。これに対し、マウス4に内蔵されたプリンタ5は、表示装置3の表示画面3aに表示された文書データの中から当該マウス4のドラッグ操作にて範囲指定された部分だけを抜き出して長尺状の記録紙に印刷する場合に使用する。
【0025】
図2及び図3はプリンタ5を内蔵したマウス4の斜視図である。
【0026】
図2及び図3において、マウス4のハウジング10の上面部10aには右ボタン11及び左ボタン12が設けられ、蓋13が開閉自在に取り付けられている。この蓋13で覆われるハウジング10部分には、上方が開口したプリンタ収納部14及び電池収納部15が形成され、そこにはプリンタ5及び駆動電池16が収納される。
【0027】
プリンタ収納部14には、記録紙40が装填される記録紙装填部17が設けられ、さらに、プラテンローラ18とサーマルヘッド19などを備えた印刷機構が配設される。前記記録紙40は、コア41にロール状に巻回された長尺状の感熱紙が使用され、この感熱紙の裏面には貼着剤層が形成されて剥離紙が剥離可能に積層されている。そして、記録紙40は記録紙装填部17に突設された支持軸17aに回転可能に装着される。
【0028】
前記プラテンローラ18は回転駆動されて記録紙40を搬送し、前記サーマルヘッド19は発熱素子列が記録紙40の幅方向に対応して設けられており、記録紙40の長手方向に沿って印刷を行う。
【0029】
また、ハウジング10の側部10bには、印刷後の記録紙40が排出される排出口20が設けられる。排出口20はマウス4の操作時にマウス4を保持する手指によって記録紙40の排出の障害にならない位置に設けられる。
【0030】
また、21はハウジング10内の記録紙装填部17に装填された記録紙40の残量を確認できるように蓋13に配設した透明材からなる窓である。22は取付軸であり、蓋13はこの取付軸21を介してハウジング10に回動自在に取り付けられている。
【0031】
図4はマウス4のハウジング10内の概略構成図を示す図である。
【0032】
30はマウスの回路部品が実装される回路基板であり、11a、12aは夫々右ボタン11及び左ボタン12に連動するスイッチである。また、31はハウジング10の底部に回転自在に設けられるボールであり、32、33はX軸エンコーダ及びY軸エンコーダからなるボールの回転検出部である。
【0033】
ハウジング10内には、印刷時に記録紙40を搬送するためのプラテンローラ18の駆動機構として、駆動源としてのステップモータ36と、その出力軸に設けられるウォームギア37やそれに噛み合うウォームホイール38などで構成される減速ギア列が設けられる。前記ステップモータ36は電池16を駆動源とし、その回転が減速ギア列を介してプラテンローラ18に伝達される。
【0034】
前記記録紙40は、所定の長さで切り取れるように長手方向に適宜な間隔をおいて幅方向に沿ってミシン線が形成され、排出口20から排出された印刷後の記録紙40をそのミシン線の位置で切り離すことによって短冊状の印刷物を得ることができる。なお、排出口20の近部にカッタを設けて記録紙40を任意の長さに切断できるようにしても良い。
【0035】
図5は前記コンピュータシステムを構成するコンピュータ本体1とそれに接続されるマウス4の回路構成を示すブロック図である。
【0036】
図5において、1はコンピュータ本体であり、50は全体を制御するCPUである。コンピュータ本体1は、キーボードコントローラ51、表示コントローラ52及びインターフエース53を備え、夫々に対応するデバイスとしてキーボード2、表示装置3及びプリンタ内蔵のマウス4が接続される。
【0037】
また、コンピュータ本体1は、オペレーティングシステム(OS)、各種アプリケーションファイルや、本発明のマウスによるデータ処理方法を含むプログラムなどの情報を記憶するハードデイスク装置(HDD)などからなる記憶装置54と、処理に当たっての種々の情報を記憶して記憶装置54に記憶されたプログラムを実行する際のワークメモリとして用いられるRAM55とを備える。
【0038】
RAM55には、キーボード2から入力されたデータを記憶するための入力バッファ55a、表示装置3に表示するデータを記憶するための表示バッファ55b、印刷データを記憶するための印刷バッファ55cが設けられているとともに、表示装置3の表示画面3aに表示された文書データ中からマウス4のドラッグ操作により部分的に選択指定されたデータ(文字列)を一時的に記憶するためのクリップボード55dと、マウス4の動作モードを記憶するためのモード記憶部55eなどが設けられている。なお、このモード記憶部55eには、設定されたマウスの動作モードの情報が記憶されるものであるが、後に説明する第3及び第4の実施形態に関連している。
【0039】
また、図5において、マウス4はインタフェース61及びマウスケーブル(双方向バス)60を介してコンピュータ本体1に接続される。マウス4には、コントローラ62が設けられている。このコントローラ62は、例えばROM63やRAM64を備えた1チップのマイクロコンピュータによって構成され、ポインティングデバイスに関する制御の他に、ここではコンピュータ本体1から転送された印刷データをマウス4に内蔵のプリンタ5で記録紙40に印刷するための制御も行う。
【0040】
前記コントローラ62には、マウスを構成するX軸方向及びY軸方向の移動量を検知するためX軸・Y軸エンコーダ32,33と、左右の操作ボタン11,12に連動したスイッチ11a,12aが接続される。また、プリンタ5を構成するサーマルヘッド19のドライバ65や、プラテンローラ18を駆動するためのステップモータ36のドライバ66が接続される。
【0041】
67は電源回路であり、電池を電源としてコントローラ62やプリンタ5などにそれぞれに必要な電圧を生成して供給する。なお、前記マウスケーブル60はUSBケーブルが使用されるものであり、従って、前記電源は電池に限らず、コンピュータ本体1からマウスケーブル60を介して供給することでも良い。
【0042】
このコンピュータシステムでは、コンピュータ本体1は、マウス4からマウスケーブル60を介して送信されるマウスの移動信号やボタンの操作信号を受けて、表示装置3の表示画面3a上でマウスポインタの移動処理やマウスポインタで指示される対象の選択処理や実行処理を行うとともに、マウス4からの印刷要求を受けてマウス4に内蔵されるプリンタ5に対してマウスケーブル60を介して印刷データを出力する。
【0043】
このようなシステムにおいて、マウス4に内蔵されるプリンタ5で長尺状の記録紙40に印刷を行う場合に、ワープロなどのアプリケーションの起動中にその表示画面から任意の文書データをマウス4のドラッグ操作により範囲指定することにより、その範囲指定内のデータを印刷するなどの所定の処理を行うことができる。その際、範囲指定操作後に、従来のようにユーザがマウス4の右ボタンをクリックする等、処理用の画面表示を表示画面に表示させるための操作を行わなくとも、範囲指定に対応してその指定されたデータを処理するための処理確認画面が自動的に表示されるようにした点に本発明の特徴がある。
【0044】
以下、マウス操作によって範囲指定されたデータを処理する場合の動作について説明する。
【0045】
なお、以下の各フローチャートで示される処理は、コンピュータ本体1に設けられたCPU50が記憶装置54などに記憶されたプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って実行される。
【0046】
図6はコンピュータ本体1側で実行される第1の実施形態に関する処理動作を示すフローチャートである。また、図7は第1の実施形態における表示画面例、図8はコンピュータ本体1に接続されたマウス4のプリンタ5によって得られる印刷例を示している。
【0047】
今、図7に示すように、ワープロなどのアプリケーションの起動中に表示装置3の表示画面3a上で作成された文書データ71の中の文字列72がマウス4の操作により範囲指定された場合を想定する。この場合、ユーザの操作として、まず、文字列72の先頭にマウスポインタ73を合わせ、続いて、マウス4の左ボタン12をクリックしながらマウス4を移動させて文字列72の末尾までマウスポインタ73をドラッグする操作が行われる。このような操作により、文書データ71の中の文字列72の部分が例えば反転表示され、その文字列72が範囲指定されたことが明示される。図7の例では、「発明」の文字列が範囲指定されたことを表している。
【0048】
また、マウス4の左右の操作ボタン11,12が操作されると、これらのボタン操作に連動してスイッチ11a,12aからそのボタン操作を示す信号がコンピュータ本体1に対して出力される。また、マウス4を移動させると、X軸・Y軸エンコーダ32,33からマウス4の移動方向及び移動量を示す信号がコンピュータ本体1に対して出力される。
【0049】
図6に示すように、コンピュータ本体1のCPU50では、このようなマウス操作に応じて出力される信号をマウスケーブル60を介して受信するこにより(ステップA11のYes)、そのマウス操作信号に基づいてマウス4のドラッグ操作が開始されたか否かを判断する(ステップA12)。この場合、マウス4の左ボタン12のクリック操作に伴って出力されるスイッチ12aの信号と、マウス4の移動操作に伴って出力されるX軸・Y軸エンコーダ32,33の信号が同時に連続的にコンピュータ本体1に対して入力されていれば、ドラッグ操作が開始されたものと判断できる。ドラッグ操作でないと判断された場合には(ステップA12のNo)、そのときのマウス操作に応じた他の処理が実行される(ステップA13)。
【0050】
一方、ドラッグ操作であると判断された場合には(ステップA12のYes)、そのドラッグ操作がいつ終了したのかが判断される(ステップA14)。これは、ドラッグ操作の最後に行われる左ボタン12の押圧を解除する操作に伴うスイッチ12aの出力信号の変化を検出することにより判断できる。
【0051】
マウス信号中の左ボタン12のスイッチ信号の変化に基づいてドラッグ操作の終了が判断される(ステップA14のYes)。その際、RAM55に設けられたクリップボード55dに前記範囲指定されたデータ(ここでは文字列72の各文字に対応したコードデータ)が書き込まれることにより、クリップボード55dのデータ内容が更新される(ステップA15)。また、このドラッグ操作の終了と同時に、前記範囲指定されデータが処理対象として確定され、そのデータに対する処理の実行を確認するための処理確認画面81が表示画面3a内の当該文字列72の近傍にウインドウ画面にて自動的に表示される(ステップA16)。
【0052】
この処理確認画面81には、前記範囲指定されたデータを表示画面3a上でコピー及びカットするための編集項目82及び83、同データを印刷出力するための印刷項目84が設けられており、ユーザがこれらの処理項目82〜84のいずれかをクリック操作により選択することで、その処理の要否を任意に指示するように構成されている。また、この処理確認画面81には、処理のキャンセルを指示するためのキャンセル項目85が含まれる。
【0053】
なお、この範囲指定に伴って表示される処理確認画面81上には、編集時に「カット」や「コピー」とともに使用される「ペースト」が編集項目として存在しないが、ペースト処理を要するときには表示画面に常駐して表示される不図示のペースト処理に対応するアイコンをクリック操作する。これにより、カットややコピー処理によりクリップボード55dに取り込まれたデータが編集中の文書のマウスポインタで指定された位置に貼り付けられる。
【0054】
ここで、前記処理確認画面81上の印刷項目84が選択された場合には(ステップA17のYes)、前記範囲指定されたデータに対応した印刷データが生成される(ステップA18)。詳しくは、RAM55のクリップボード55dから前記範囲指定内の文字列72の各文字のコードデータが読み出され、これらのコードデータに対応したパターン情報が印刷バッファ55cに順次展開されることにより前記文字列72に対応した印刷データ(印刷制御信号)が生成される。この印刷データは、マウスケーブル60を介してマウス4に転送される(ステップA19)。
【0055】
このようにして、マウス4に印刷データが転送されると、マウス4内のコントローラ62の制御の下でプリンタ5が駆動され、前記印刷データに基づく印刷処理が実行される。すなわち、サーマルヘッド19の各発熱素子が前記印刷データに基づいて発熱駆動されるとともに、ステップモータ36の駆動によりプラテンローラ18を介して記録紙40が排出口20に向けて搬送される。これにより、記録紙40上に前記範囲指定されたデータである文字列72の各文字が順次印刷される。この記録紙40には長手方向に適宜な間隔をおいて幅方向に沿ってミシン線が形成されており、印刷後に排出口20から排出された記録紙40を前記ミシン線の位置で切り離すことによって、図8に示すような短冊状の印刷物を得ることができる。
【0056】
図8(a)〜(d)は前記マウス4のプリンタ5によって得られる印刷結果を表しており、図7の例のように、ユーザが表示画面3aに表示された文書データの中の「発明」の文字列72をマウス4のドラッグ操作により範囲指定し、そのときに表示される処理確認画面81上にて印刷項目84を選択した場合に図8(a)のような印刷結果が得られる。また、図8(b)〜(d)は前記文書データの中の「自然法則」、「技術的思想」、「特許発明」の各文字列を範囲指定して印刷した場合に得られる結果である。
【0057】
なお、ここでは数文字分の文字列を範囲指定した場合の印刷結果を示しているが、1ないし複数行の文字列を範囲指定することにより、これらの文字列を前記同様にして記録紙40に印刷することも可能である。この場合、所定の操作により表示される不図示の書式設定画面にて、予め印刷行数や文字サイズ、あるいは文字体、プリンタ5で使用する記録紙40の幅などが設定されており、その設定された範囲内で印刷が行われる。
【0058】
図6のフローチャートに戻って、前記処理確認画面81上のカット項目83が選択された場合には(ステップA20のYes)、表示画面3a上で前記範囲指定されたデータのカット処理が実行され、当該データが文書データ71の指定箇所から切り取られる(ステップA21)。図7の例では、「発明」の文字列72が文書データ71のその位置から取り取られ、その後に続くデータが左にシフトして表示されることになる。
【0059】
また、前記処理確認画面81上のコピー項目82が選択された場合には(ステップA22のYes)、表示画面3a上で前記範囲指定されたデータ(つまり、現在クリップボード55dに保存されている文字列72のデータ)がコピー対象として扱われ、例えば、その後に続く前述の表示画面内のアイコンをクリックするマウス操作にて「ペースト」処理が指定されると、表示文書データ内のマウスポインタの位置にクリップボード55dに保存されているデータが貼り付けられることになる(ステップA22→A11→A12→A13)。
【0060】
また、前記処理確認画面81上のキャンセル項目85が選択された場合には(ステップA22のNo)、処理確認画面81を表示画面3aから消すとともに、前記範囲指定されていたデータをクリップボード55dから削除するなどの所定の処理が実行される(ステップA23)。
【0061】
このように、第1の実施形態のデータ処理装置では、マウス4のドラック操作により範囲指定されたデータを印刷あるいは編集するための処理確認画面81が表示され、その処理確認画面81上で選択された処理項目に対応した処理が実行される。したがって、従来のように範囲指定操作後に必要であった処理確認画面を表示させるための操作を不要にして、範囲指定操作の終了を検出して自動的に表示される処理確認画面81を用いて前記範囲指定されたデータを直ぐに処理することができ、その処理の実行を指示するための一連のマウス操作回数を減らすことができる。
【0062】
特に、文書中の任意の文字列をマウス4により範囲指定しながら、その文字列をコピーやカットしたり、記録紙40上に印刷するような作業を連続して行うような場合に、その一連の作業に必要となるマウス4の操作回数を従来よりも大幅に減らして操作性の向上を図ることができる。
【0063】
(第2の実施形態)
図9はコンピュータ本体1側で実行される第2の実施形態に関する処理動作を示すフローチャートである。
【0064】
図6に示す第1の実施形態の場合には、範囲指定のためのドラック操作が終了したことを検出したときに処理確認画面81を表示するようにしたが、図9に示す処理では、クリップボード55dに保存されるデータの内容を監視することにより、そのクリップボード55dのデータ内容が更新されたときに処理確認画面81を表示することを特徴としている。
【0065】
図9に示すように、コンピュータ本体1のCPU50では、マウス操作信号をマウスケーブル60を介して受信すると(ステップB11のYes)、そのマウス操作信号に基づいてマウス4による範囲指定操作により表示画面3a上に表示された文書データ71の一部が範囲指定されたか否かを判断する(ステップB12)。マウス操作による範囲指定でなかった場合には(ステップB12のNo)、そのときのマウス操作に応じた他の処理が実行される(ステップB13)。
【0066】
一方、前記のようなマウス操作により範囲指定がなされると(ステップB12のYes)、その範囲指定された文字列72のデータが文書データ71から抽出されてクリップボード55dに保存されることにより、クリップボード55dのデータ内容が更新される(ステップB14)。
【0067】
ここで、CPU50によりクリップボード55dの状態が常に監視されており、そのデータ内容が更新されたときに(ステップB15のYes)、前述した処理確認画面81が表示画面3aの中にウインドウ表示される(ステップB16)。この処理確認画面81は、前記範囲指定されたデータの印刷あるいは編集を指示するための画面であり、図7に示したように「コピー」、「カット」、「印刷」の各処理項目82〜84を有する。なお、この処理確認画面81上で選択された項目に応じた処理(ステップB18〜B23)に関しては、前記図6のステップA17〜A23の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0068】
このように、クリップボード55dのデータ内容が更新されたときに処理確認画面81を表示することでも、前記同様に、範囲指定操作後に必要であった処理確認画面を表示させるためのマウス操作を不要にして前記範囲指定されたデータを直ぐに処理することができ、また、その処理実行までの一連の作業に必要となるマウス4の操作回数を減らすことができる。
【0069】
(第3の実施形態)
前述の第1及び第2の実施形態の場合には、表示画面でのマウスのドラック操作に応じて、処理確認画面の処理項目に編集及び印刷処理に関する項目を表記することで、これらの両処理に対応させていた。この第3の実施形態は、表示画面でのマウスのドラック操作によるデータに範囲指定に応じて印刷処理に関する項目を表記することで、印刷処理を行う場合のマウスの操作性の向上を図るデータ処理装置に関するものである。
【0070】
この第3の実施形態に係るデータ処理装置の構成は、モード記憶部55eを設けて動作モードの設定を行うようにした以外は第1の実施形態のものと同一である。この第3の実施形態では、マウス操作に関して、キーボードやマウスを使用し表示画面にデータを表示しつつ行うデータの入力編集処理に使用する第1の動作モードと、表示画面に表示された文書データ中の任意の文字列を範囲指定し、それをプリンタに出力する印刷処理に係る第2の動作モードの2つの動作モードを有している。
【0071】
第1の動作モードは、表示画面に表示される文書データの任意の文字列をマウスのドラッグ操作で範囲指定し、それに続くマウスの右クリックで表示する処理確認画面に、カット、コピー、ペースト等の編集処理に関係する項目を選択可能に表示するものであり、これらの制御処理は従来から周知である。一方、第2の動作モードが本発明に特有な印刷処理におけるマウスの操作性の向上を図った制御処理である。
【0072】
なお、文書編集時に第1の動作モードを設定し、印刷時に第2の動作モードを設定すると、それらの設定情報がモード記憶部55eに記憶される。
【0073】
以下、第2の動作モード下におけるデータ処理装置の処理動作について説明する。
【0074】
図10は第3の実施形態の処理動作を示すフローチャートである。また、図11はその場合の表示画面例である。
【0075】
今、マウス4の動作モードとして第2の動作モードが設定されている状態で、図11に示すように、ワープロなどのアプリケーションの起動中に表示装置3の表示画面3a上で作成された文書データ71の中の文字列72がマウス4の操作により範囲指定された場合を想定する。
【0076】
マウス4から出力されるマウス操作信号をコンピュータ本体1のCPU50が受けて、表示画面3a上の文書データ71を範囲指定するべくマウス4のドラック操作が行われたことを判断し、そのドラック操作が終了したときに、前記範囲指定されたデータ(ここでは文字列72の各文字に対応したコードデータ)に基づいてクリップボード55dの内容を更新するまでの処理(ステップC11〜C15)は前記第1のモードにおける図6のステップA11〜A15の処理と同様である。
【0077】
ここで、前記ドラック操作に伴いクリップボード55dが更新されたとき、第2のモードでは、図11に示すように、前記範囲指定されたデータの印刷の実行を確認するための印刷確認画面91が表示画面3a内の当該文字列72の近傍にウインドウ画面にて自動的に表示される(ステップC16)。なお、前述したように第1及び第2のモードは、例えばキーボード2に設けられたモード設定キー2aの操作により表示される不図示のモード設定画面上にて任意設定される。デフォルトは第1の動作モードであり、これをユーザが任意のタイミングでモード設定キー2aを操作して第2の動作モードに切り替えるものとする。
【0078】
この第2の動作モード時に表示される印刷確認画面91には、前記範囲指定されたデータを表示画面3a上で印刷出力するための印刷項目92が設けられており、ユーザがこの印刷項目92をクリック操作により選択することで、印刷処理の要否を任意に指示するように構成されている。また、この印刷確認画面91には、処理のキャンセルを指示するためのキャンセル項目93が含まれる。
【0079】
ここで、前記印刷確認画面91上の印刷項目92が選択されると(ステップC17のYes)、前記範囲指定されたデータに対応した印刷データが生成される(ステップC18)。詳しくは、RAM55のクリップボード55dから前記範囲指定内の文字列72の各文字のコードデータが読み出され、これらのコードデータに対応したパターン情報が印刷バッファ55cに順次展開されることにより前記文字列72に対応した印刷データが生成される。この印刷データは、印刷の実行を指示する印刷制御信号とともにマウスケーブル60を介してマウス4に転送される(ステップC19)。
【0080】
以後、既に説明したように、マウス4に内蔵されたプリンタ5にて前記印刷データに基づく印刷処理が実行されて、図8(a)に示すような印刷結果が得られる。
【0081】
このように、第2の動作モードを設定しておけば、マウス4のドラッグ操作により文書中の所望の文字列を範囲指定した際に、その文字列に対応した印刷確認画面91が自動表示されるので、その印刷確認画面91を用いて直ぐに印刷を行うことができる。したがって、文書中の任意の文字列をマウス4により範囲指定しながら、その文字列を記録紙40上に印刷するといった作業を繰り返すことで、図8(a)〜(d)に示すような印刷物を多数作成するような場合に、その一連の作業に必要となるマウス4の操作回数を従来よりも大幅に減らすことができて便利である。
【0082】
(第4の実施形態)
図12はコンピュータ本体1側で実行される第2の動作モードに関する他の処理動作を示すフローチャートである。
【0083】
前記図11に示した処理では、範囲指定のためのドラック操作が終了したことを検出したときに印刷確認画面91を表示するようにしたが、図12に示す処理では、クリップボード55dを監視することにより、そのクリップボード55dの内容が更新されたときに印刷確認画面91を表示することを特徴としている。
【0084】
この図12において、マウス4から出力されるマウス操作信号をコンピュータ本体1のCPU50が受けて、表示画面3a上の文書データ71の一部のデータがマウス4のドラック操作により範囲指定されたことを判断し、前記範囲指定されたデータ(ここでは文字列72の各文字に対応したコードデータ)に基づいてクリップボード55dの内容を更新するまでの処理(ステップD11〜D15)は前記第1のモードにおける図9のステップB11〜B15の処理と同様である。
【0085】
ここで、第2の動作モードが設定されている場合には、クリップボード55dのデータ内容が更新されたときに、前述した印刷確認画面91が表示画面3aの中にウインドウ表示される(ステップD16)。この印刷確認画面91は、前記範囲指定されたデータの印刷を指示するための専用画面であり、図11に示したように印刷処理項目92を有する。なお、この印刷確認画面91上で印刷処理項目92が選択された場合の処理(ステップD17〜D19)に関しては、前記図10のステップC17〜C19の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0086】
このように、クリップボード55dのデータ内容が更新されたときに印刷確認画面91を表示することでも、前記同様に、範囲指定操作後に必要であった印刷処理用の画面表示の操作を省略して前記範囲指定されたデータを直ぐに印刷処理することができ、また、その印刷処理実行までの一連の作業に必要となるマウス4の操作回数を減らすことができる。
【0087】
なお、前記実施形態では、ポインティングデバイスとしてプリンタ内蔵型のマウスを用い、そのマウスの操作によって範囲指定されたデータを当該マウスに内蔵されたプリンタにて印刷する場合について説明したが、マウスとプリンタとが独立していても良い。また、マウス以外のポインティングデバイスを用いて範囲指定操作を行う場合でも適用可能である。
【0088】
要するに、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0089】
また、前記実施形態において記載した手法は、すなわち、図6、図9、図10、図12の各フローチャートで示した処理はコンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記憶媒体に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記憶媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0090】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、表示画面上に表示されたデータをポインティングデバイスの操作により範囲指定して処理する場合に、その範囲指定操作後に必要であった処理用の画面表示の操作を省略して、前記範囲指定されたデータを直ぐに処理することができ、また、その処理実行までの一連の作業に必要となるポインティングデバイスの操作回数を減らして操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置としてパーソナルコンピュータを用いた場合のコンピュータシステムの構成を示す図。
【図2】前記システムに用いるプリンタ内蔵のマウスの蓋を閉じた状態の斜視図。
【図3】前記システムに用いるプリンタ内蔵のマウスの蓋を開いた状態の斜視図。
【図4】前記システムに用いるプリンタ内蔵マウスの各構成部品の概略構成図。
【図5】前記コンピュータシステムを構成するコンピュータ本体とそれに接続されるマウスの回路構成を示すブロック図。
【図6】前記コンピュータ本体側で実行される第1の実施形態に関する処理動作を示すフローチャート。
【図7】第1の実施形態における表示画面例を示す図。
【図8】第1の実施形態における印刷例を示す図。
【図9】前記コンピュータ本体側で実行される第2の実施形態に関する処理動作を示すフローチャート。
【図10】前記コンピュータ本体側で実行される第3の実施形態に関する処理動作を示すフローチャート。
【図11】第3の実施形態における表示画面例を示す図。
【図12】前記コンピュータ本体側で実行される第4の実施形態に係るデータ処理装置に関する処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…コンピュータ本体
2…キーボード
2a…モード設定キー
3…表示装置
3a…表示画面
4…マウス
5…プリンタ
6…プリンタ
10…ハウジング
11…右ボタン
11a…スイッチ
12…左ボタン
12a…スイッチ
13…蓋
14…プリンタ収納部
15…電池収納部
16…電池
17…記録紙装填部
18…プラテンローラ
19…サーマルヘッド
20…排出口
21…窓
22…取付軸
30…回路基板
31…ボール
32、33…エンコーダ
36…ステップモータ
37…ウォームギア
38…ウォームホイール
40…記録紙
41…コア
50…CPU
55…RAM
55a…入力バッファ
55b…表示バッファ
55c…印刷バッファ
55d…クリップボード
60…マウスケーブル
71…文書データ
72…文字列
73…マウスポインタ
81…処理確認画面
91…印刷確認画面

Claims (16)

  1. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、
    前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により前記表示装置の表示画面に表示されたデータが指定されるときに、その範囲指定操作の終了を検出する検出手段と、
    前記検出手段により範囲指定操作の終了が検出されたときに、データの範囲指定に対応する処理項目を表記してその実行を確認する処理確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記処理確認画面に基づくいずれかの処理項目の実行が指示されたときに、前記範囲指定されたデータについて前記指示された処理項目に対応した処理を実行する処理制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記処理確認画面は、前記範囲指定されたデータを前記表示装置の表示画面上で編集するカット及びコピーの編集項目と、前記範囲指定されたデータを印刷出力するための印刷項目とを含んだ処理項目を表記することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記処理確認画面として前記表示装置の表示画面内に処理項目の処理の要否を指示するウインドウ画面を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記ポインティングデバイスはマウスであり、
    前記検出手段は前記マウスのドラッグ操作の最後に行われるボタンの押圧を解除する操作に基づくスイッチの動作信号を検出することにより、範囲指定操作の終了を検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ処理装置。
  5. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、
    データを一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって前記表示装置の表示画面に表示されたデータが範囲指定されたときに、その範囲指定操作の終了とともに前記一時記憶手段のデータ内容を範囲指定されたデータに更新するデータ更新手段と、
    前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたかどうかを監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたことを受けて、データの範囲指定に対応する処理項目を表記してその実行を確認する処理確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記処理確認画面に基づくいずれかの処理項目の実行が指示されたときに、前記一時記憶手段に記憶されたデータについて指示された処理項目に対応した処理を実行する処理制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  6. 前記処理確認画面は、範囲指定されたデータを表示画面上で編集するカット及びコピーの編集項目と、範囲指定されたデータを印刷出力するための印刷項目とを含んだ処理項目を表記することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記処理確認画面として前記表示装置の表示画面内に処理項目の処理の要否を指示するウインドウ画面を表示することを特徴とする請求項5又は6に記載のデータ処理装置。
  8. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、
    前記ポインティングデバイスの動作モードとして、特定の動作モードを設定する動作モード設定手段と、
    前記動作モード設定手段により特定の動作モードが設定されている場合において、前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により前記表示装置の表示画面に表示されたデータが指定されるときに、その範囲指定操作の終了を検出する検出手段と、
    前記検出手段により範囲指定操作の終了が検出されたときに、範囲指定されたデータの印刷の実行を確認する印刷確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記印刷確認画面に基づく印刷の実行が指示されたときに、前記範囲指定されたデータを印刷するための印刷制御信号を外部装置に送信する印刷制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  9. 前記ポインティングデバイスはマウスであり、
    前記検出手段は前記マウスのドラッグ操作の最後に行われるボタンの押圧を解除する操作に基づくスイッチの動作信号を検出することにより、範囲指定操作の終了を検出することを特徴とする請求項8に記載のデータ処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記印刷確認画面として前記表示装置の表示画面内に印刷実行の要否を指示するウインドウ画面を表示することを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ処理装置。
  11. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うデータ処理装置であって、
    前記ポインティングデバイスの動作モードとして、特定の動作モードを設定する動作モード設定手段と、
    データを一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記動作モード設定手段により特定の動作モードが設定されている場合において、前記ポインテイングデバイスを用いた範囲指定操作によって前記表示装置の表示画面に表示されたデータが範囲指定されたときに、その範囲指定操作の終了とともに前記一時記憶手段のデータ内容を範囲指定されたデータに更新するデータ更新手段と、
    前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたかどうかを監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記一時記憶手段のデータ内容が更新されたことを受けて、その更新されたデータの印刷の実行を確認する印刷確認画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記印刷確認画面に基づく印刷の実行が指示されたときに、前記一時記憶手段に記憶されたデータを印刷するための印刷制御信号を外部装置に送信する印刷制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記印刷確認画面として前記表示装置の表示画面内に印刷実行の要否を指示するウインドウ画面を表示することを特徴とする請求項11に記載のデータ処理装置。
  13. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により前記表示装置の表示画面に表示されたデータが指定されるときに、その範囲指定操作の終了を検出する機能と、
    範囲指定操作の終了が検出されたときに、データの範囲指定に対応する処理項目を表記してその実行を確認する処理確認画面を前記表示装置に表示する機能と、
    前記処理確認画面に基づくいずれかの処理項目の実行が指示されたときに、前記範囲指定されたデータについて前記指示された処理項目に対応した処理を実行する機能と
    を実現させるプログラム。
  14. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    データを一時的にメモリに記憶する機能と、
    前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって前記表示装置の表示画面に表示されたデータが範囲指定されたときに、その範囲指定操作の終了とともに前記メモリのデータ内容を範囲指定されたデータに更新する機能と、
    前記メモリのデータ内容が更新されたかどうかを監視する機能と、
    前記メモリのデータ内容が更新されたことを受けて、データの範囲指定に対応する処理項目を表記してその実行を確認する処理確認画面を前記表示装置に表示する機能と、
    前記処理確認画面に基づくいずれかの処理項目の実行が指示されたときに、前記メモリに記憶されたデータについて指示された処理項目に対応した処理を実行する機能と
    を実現させるプログラム。
  15. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記ポインティングデバイスの動作モードとして、特定の動作モードを設定する機能と、
    前記特定の動作モードが設定されている場合において、前記ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により前記表示装置の表示画面に表示されたデータが指定されるときに、その範囲指定操作の終了を検出する機能と、
    前記範囲指定操作の終了が検出されたときに、範囲指定されたデータの印刷の実行を確認する印刷確認画面を前記表示装置に表示する機能と、
    前記印刷確認画面に基づく印刷の実行が指示されたときに、前記範囲指定されたデータを印刷するための印刷制御信号を外部装置に送信する機能と
    を実現させるプログラム。
  16. 表示装置の表示画面上でポインティングデバイスを用いてデータの入力及び編集を行うコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記ポインティングデバイスの動作モードとして、特定の動作モードを設定する機能と、
    データを一時的にメモリに記憶する機能と、
    前記特定の動作モードが設定されている場合において、前記ポインテイングデバイスを用いた範囲指定操作によって前記表示装置の表示画面に表示されたデータが範囲指定されたときに、その範囲指定操作の終了とともに前記メモリのデータ内容を範囲指定されたデータに更新する機能と、
    前記メモリのデータ内容が更新されたかどうかを監視する機能と、
    前記メモリのデータ内容が更新されたことを受けて、その更新されたデータの印刷の実行を確認する印刷確認画面を前記表示装置に表示する機能と、
    前記印刷確認画面に基づく印刷の実行が指示されたときに、前記メモリに記憶されたデータを印刷するための印刷制御信号を外部装置に送信する機能と
    を実現させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9513717B2 (en) 2012-03-12 2016-12-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Input device and computer-readable storage medium storing input program for the input device
JP2018142220A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 ブラザー工業株式会社 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法

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