JP2004333024A - 電装部およびそれを利用した室外機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電装部11は、樹脂材からなり電装基板12を収納する上面が開放された電装基板収納ケース13と、板金からなり電装基板収納ケース13を収容保持する上面が開放された電装品箱14と、電装基板収納ケース13の上面から被せられる電装蓋15とからなっており、電装品箱14の平行する前後の側壁に開口部14aを設け、同開口部14aと対峙する電装基板収納ケース13の側壁に、スリットによる舌片13aを形成する一方、開口部14aと対峙する電装蓋15の側壁に舌片13aを内側に押圧する押圧部15aを設け、同押圧部15aに押されて屈曲する舌片13aにより電装基板収納ケース13に収納された電装基板12を押さえて保持する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電装部およびそれを利用した室外機に係わり、詳しくは、電装部の組立をより簡略化した同電装部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の室外機において、その本体は例えば図1に示すような底板(ベース)1と、外胴からなり、この外胴は左側板2aが一体に形成された前面カバー2と、L字状に形成された右側板3と、上面カバー4等で構成されており、本体内は底板1上に立設された仕切板5によって熱交換室6と機械室7とに区画され、熱交換室6には熱交換器8と、同熱交換器8により熱交換された空気を外部に送出する送風ファン9が配置され、一方の機械室7にはその下部に圧縮機10が配置され、その上方に圧縮機10および送風ファン(送風機)9等の運転制御を行う電装品を収めた電装部11が配置されている。
【0003】
電装部11は、例えば図7に示すように、樹脂材からなり電装基板12を収納する上面が開放された電装基板収納ケース13と、板金からなり電装基板収納ケース13を収容保持する上面が開放された電装品箱14と、電装基板収納ケース13の上面から被せられる箱状の電装蓋15とからなり、電装基板12の取付けには複数本のネジ16を用いるようになっていたので作業性が悪いという問題があった。なお、これと類似した問題点を有し、それを解消しようとした例としては(例えば、特許文献1参照)がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000ー74422号公報(第3頁、第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、電装基板の取付にネジを使わず、組立分解の作業性が良く、サービス性が良好な電装部を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、電装基板を収納する上面が開放された電装基板収納ケースと、前記電装基板収納ケースを収容保持する上面が開放された電装品箱と、前記電装基板収納ケースの上面から被せられる電装蓋とにより構成してなる電装部において、
前記電装品箱の側壁に開口部を設け、同開口部と対峙する前記電装基板収納ケースの側壁に、スリットによる舌片を形成する一方、前記開口部と対峙する前記電装蓋の側壁に前記舌片を内側に押圧する押圧部を設け、同押圧部に押されて屈曲する前記舌片により前記電装基板収納ケースに収納された電装基板を保持するようにした構成となっている。
【0007】
室外機本体内に、熱交換器、送風ファン、圧縮機および電装部とを具備し、同電装部を、電装基板を収納する上面が開放された電装基板収納ケースと、前記電装基板収納ケースを収容保持する上面が開放された電装品箱と、前記電装基板収納ケースの上面から被せられる電装蓋とにより構成してなるものにおいて、
前記電装品箱の側壁に開口部を設け、同開口部と対峙する前記電装基板収納ケースの側壁に、スリットによる舌片を形成する一方、前記開口部と対峙する前記電装蓋の側壁に前記舌片を内側に押圧する押圧部を設け、同押圧部に押されて屈曲する前記舌片により前記電装基板収納ケースに収納された電装基板を保持するようにした構成となっている。
【0008】
前記舌片の内面に前記電装基板を挟持する挟持部を形成した構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は空気調和機の室外機の概略構成を示したもので、同室外機の本体は底板(ベース)1と、外胴からなり、この外胴は左側板2aと連続して形成された前面カバー2と、L字状に形成された右側板3と、上面カバー4等で構成されており、本体内は底板1上に立設された仕切板5によって熱交換室6と機械室7とに区画され、熱交換室6には熱交換器8と、同熱交換器8により熱交換された空気を外部に送出する送風ファン9が配置され、一方の機械室7にはその下部に圧縮機10が配置され、その上方に圧縮機10および送風ファン(送風機)9等の運転制御を行うための電装品を収めた電装部11が配置されている。
【0010】
電装部11は、図2に示すように、樹脂材からなり電装基板12を収納する上面が開放された電装基板収納ケース13と、板金からなり電装基板収納ケース13を収容保持する上面が開放された電装品箱14と、電装基板収納ケース13の上面から被せられる電装蓋15とからなっており、電装品箱14の平行する前後の側壁に開口部14aを設け、同開口部14aと対峙する電装基板収納ケース13の側壁に、スリットによる舌片13aを形成する一方、開口部14aと対峙する電装蓋15の側壁に舌片13aを内側に押圧する押圧部15aを設け、同押圧部15aに押されて屈曲する舌片13aにより電装基板収納ケース13に収納された電装基板12を押さえて保持するようになっている。
【0011】
図3と図4は以上説明した第1の実施の要部形態を拡大図示したもので、図3は電装蓋15が被せられる前、図4は電装蓋15が被せられた後を示しており、電装品箱14に収容された電装基板収納ケース13に電装蓋15が被せられると電装基板収納ケース13の側壁に形成された舌片13aが電装蓋15に形成された押圧部15aで押されて内側に屈曲し、その先端が支持部13bで支持されている電装基板12よりも高位置となり、電装基板12を押さえて保持するようになる。なお、電装蓋15は着脱が可能で、同電装蓋15が外された場合、舌片13aは弾性により元の位置に戻るので、電装基板12の保守点検や交換も簡単に行うことができる。
【0012】
図5の(A)、(B)は第2の実施の形態を示したもので、前者との違いは舌片13aの先端部内面に、電装基板12の端部を挟持する挟持部13cを一体に形成したことである。このような挟持部13cを有する舌片13aであれば、より確実に電装基板12を保持することができる。
【0013】
図6の(A)、(B)は第3の実施の形態を示したもので、前二者との違いは電装基板12を保持するのではなく、電装基板収納ケース13の一側内部に位置するリード線17の動きを規制するようにしたことである。原理的には前記第1の実施の形態に似ており、違いは電装基板収納ケース13の側壁に設ける舌片13aを上下反転させた形態にしたことである。このような舌片13aを備えていれば電装蓋15が被せられるとその押圧部15aで舌片13aが内側に倒され、内部のリード線17の動きが規制される。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したような構成からなる電装部であれば、その電装蓋を被せたとき、電装基板収納ケースの側壁に設けられた舌片が内側に傾斜し、電装基板を保持したり、リード線の動きを規制するようになっているので、ネジ止めの作業が省かれ、組立、分解が容易でサービス性が良く、コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例に係わる空気調和機の室外機の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す電装部の概略構成斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す要部組立側断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示したもので、(A)はその要部斜視図、(B)は組立側断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示したもので、(A)はその要部斜視図、(B)は組立側断面図である。
【図7】従来の形態を示す電装部の概略構成斜視図である。
【符号の説明】
11 電装部
12 電装基板
12a 電装品
13 電装基板収納ケース
13a 舌片
13b 支持部
13c 挟持部
14 電装品箱
14a 開口部
15 電装蓋
15a 押圧部
17 リード線
Claims (3)
- 電装基板を収納する上面が開放された電装基板収納ケースと、前記電装基板収納ケースを収容保持する上面が開放された電装品箱と、前記電装基板収納ケースの上面から被せられる電装蓋とにより構成してなる電装部において、
前記電装品箱の側壁に開口部を設け、同開口部と対峙する前記電装基板収納ケースの側壁に、スリットによる舌片を形成する一方、前記開口部と対峙する前記電装蓋の側壁に前記舌片を内側に押圧する押圧部を設け、同押圧部に押されて屈曲する前記舌片により前記電装基板収納ケースに収納された電装基板を保持するようにしてなることを特徴とする電装部。 - 室外機本体内に、熱交換器、送風ファン、圧縮機および電装部とを具備し、同電装部を、電装基板を収納する上面が開放された電装基板収納ケースと、前記電装基板収納ケースを収容保持する上面が開放された電装品箱と、前記電装基板収納ケースの上面から被せられる電装蓋とにより構成してなるものにおいて、
前記電装品箱の側壁に開口部を設け、同開口部と対峙する前記電装基板収納ケースの側壁に、スリットによる舌片を形成する一方、前記開口部と対峙する前記電装蓋の側壁に前記舌片を内側に押圧する押圧部を設け、同押圧部に押されて屈曲する前記舌片により前記電装基板収納ケースに収納された電装基板を保持するようにしてなることを特徴とする室外機。 - 前記舌片の内面に前記電装基板を挟持する挟持部を形成してなる請求項1または2記載の室外機。
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JP2003130188A JP4175170B2 (ja) | 2003-05-08 | 2003-05-08 | 電装部およびそれを利用した室外機 |
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WO2019234930A1 (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置の室外機 |
WO2023181327A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 三菱電機株式会社 | 熱交換ユニット、および冷凍サイクル装置 |
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2003
- 2003-05-08 JP JP2003130188A patent/JP4175170B2/ja not_active Expired - Fee Related
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