JP2004332355A - シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉を壁面に沿った設置しやすい収納スペースに収納することができ、しかも、扉とシャッターとが強固に係合し、耐用性や適用性の高いシャッター装置を提供する。
【解決手段】このシャッター装置は、シャッター5と、一端をシャッター5に隣接させるように横移動する扉6と、扉6の前記一端に回動自在に取り付けられ可動ハンガーレール26によってシャッター5の面と平行な第1の方向に横移動可能な可動方立レール30と、扉6の他端に回動自在に取り付けられ、収納部ハンガーレール24によって第1の方向とは異なる第2の方向に横移動可能な支持具31と、可動方立レール30の前記一端側の縁部に設けられた係合溝33とを有している。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルディングや倉庫等の建築物の開口領域を開閉するシャッター装置に関し、特に、火災の際の延焼防止用として好適なシャッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビルディング等の建築物には、火災等の際に通路や所定の領域を遮断するために、自動降下するシャッター装置が設けられている。このようなシャッター装置においては、昇降移動するシャッターカーテンと、防火扉とが隣接して設けられ、シャッターが降りた後はこの防火扉から人が脱出することが可能になっている。従来は、シャッターと防火扉の境界部分に中柱が設けられており、これが、シャッター下降用のガイドレールと、防火扉のフレームの役割を果たしている。しかしながら、このような中柱は、シャッター装置が動作していない日常的な状態ではスペースに孤立して立っており、このスペースの活用を阻害している。
【0003】
そこで、防火扉の端面にガイドレールを形成し、非常時には、まず防火扉を閉じ、その後に防火扉の端面のガイドレールに案内されてシャッターが降りるようなシャッター装置が使用されている。しかしながら、このように防火扉が閉鎖されてからシャッターが降りるという段階的な動作の装置では、防火扉が荷物等の障害物によって閉じない場合には、シャッターも降りることができず、防火の機能が果たされない危険な状況になってしまう。
【0004】
このような問題を回避するために、シャッターと防火扉が段階的に閉じるのではなく、並行して閉じるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。特許文献1においては、シャッターのガイド柱を兼ね、かつ、防火扉を回動可能に支持する枠体を、シャッター面と同じ鉛直面内において水平方向にスライドさせて閉じるようにしている。また、特許文献2においては、回転式防火扉の先端側に係合機構を有しており、この係合機構が、防火扉の閉鎖状態において、下降中のシャッターの防火扉側の端部に係合し、かつ、下降するシャッターの端部を案内するようになっている。これらの装置では、防火扉が水平移動して、一部または全部閉じた状態のシャッターの縁部に係合することができるので、シャッターを防火扉の状況と関わりなく降ろすことができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−210355号公報
【特許文献2】
特開2002−194971号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の装置では、防火扉を回動可能に支持する枠体がシャッター面と同じ鉛直面内においてスライドする構造であるため、枠体を壁に沿って収納することができない。つまり、枠体を収納するためのスペースを、壁の中に設けなければならず、そのための工費の増大や設置場所が制約される等の問題がある。一方、特許文献2の装置においては、回転式防火扉の先端の係合機構が、防火扉の回転閉止動作に伴ってシャッターの縁部に係合するようになっている。したがって、係合機構が複雑な構成となっており、装置コストの上昇や、経時劣化による誤動作の可能性等の問題がある。また、シャッターと防火扉の係合が必ずしも強固なものではないので、特に通常の開閉用のシャッター装置として用いる場合は風圧等を考慮しなければならず、適用される状況が限定されることになる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、扉を壁面に沿った設置しやすい収納スペースに収納することができ、しかも、扉とシャッターとが強固に係合し、耐用性や適用性の高いシャッター装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のシャッター装置は、昇降することによって建築物の開口領域の一部を開閉するシャッターと、一端を前記シャッターに隣接させるように横移動し、前記開口領域の残部を閉鎖する扉と、
前記扉の前記一端に回動自在に取り付けられ、第1のガイド部材によって前記シャッターの面と平行な第1の方向に横移動可能な第1の支持部材と、前記扉の他端に回動自在に取り付けられ、第2のガイド部材によって前記第1の方向とは異なる第2の方向に横移動可能な第2の支持部材と、前記第1の支持部材の前記一端側に設けられた係合溝とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明においては、扉は、先端側はシャッターの面と平行な第1の方向に、後端側は、これとは異なる方向に横移動しながら、シャッターの隣接位置に移動する。つまり、扉はその姿勢(向き)を変えながら移動するので、扉をシャッターの面に沿った状態で収納しておく必要がなく、収納スペースを、例えば第2の方向に沿って壁際の適宜の場所に設置できる。また、扉はその両端で支持された状態で移動するので、片持ちされた回転防火扉の場合のように障害物による大きなモーメントが作用することがなく、また、移動の際に掃く床の面積も小さい。したがって、障害物に邪魔されて移動できないという状態が起きにくい。第1の支持部材はシャッターの面と平行に移動するので、その一端側の縁部に設けられた係合溝はシャッターの縁部と容易に係合し、強固な結合状態を形成する。
【0010】
請求項2に記載のシャッター装置は、昇降することによって建築物の開口領域の一部を開閉するシャッターと、前記シャッターの下降に連動して一端を前記シャッターに隣接させるように横移動し、前記開口領域の残部を閉鎖する扉と、前記扉の前記一端に回動自在に取り付けられ、第1のガイド部材によって前記シャッターの面と平行な第1の方向に横移動可能な第1の支持部材と、前記扉の他端に回動自在に取り付けられ、第2のガイド部材によって前記第1の方向とは異なる第2の方向に横移動可能な第2の支持部材と、前記シャッターの下降動作と前記扉の閉鎖動作とを連動して行わせる駆動機構と、前記第1の支持部材の前記一端側の縁部に設けられた係合溝とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明においては、扉は、シャッターの下降に連動して、先端側はシャッターの面と平行な第1の方向に、後端側は、これとは異なる方向に横移動しながら、シャッターの隣接位置に移動する。つまり、扉はその姿勢(向き)を変えながら移動するので、扉をシャッターの面に沿った状態で収納しておく必要がなく、収納スペースを、例えば第2の方向に沿って壁際の適宜の場所に設置できる。また、扉はその両端で支持された状態で移動するので、片持ちされた回転防火扉の場合のように障害物による大きなモーメントが作用することがなく、また、移動の際に掃く床の面積も小さい。したがって、障害物に邪魔されて移動できないという状態が起きにくい。第1の支持部材はシャッターの面と平行に移動するので、その一端側の縁部に設けられた係合溝はシャッターの縁部と容易に係合し、強固な結合状態を形成する。
【0012】
請求項3に記載のシャッター装置は、請求項2に記載の発明において、前記シャッターの下降とリンクし、前記扉の閉鎖動作の初期に、前記第1の支持部材を収納位置から前記第1の方向に移動させる初動リンク機構が設けられていることを特徴とする。
扉の閉鎖動作を行なう機構が、第2の支持部材に作用するものである場合、扉の収納位置によっては、初動が困難な場合がある。請求項3に記載の発明においては、シャッターの下降とリンクする初動リンク機構によって第1の支持部材に力を作用することによって、扉の初動を円滑に行わせる。
【0013】
請求項4に記載のシャッター装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記シャッターの両面に突出し、前記シャッターが昇降する際の振れを規制する振れ規制部材が設けられていることを特徴とする。
装置の初動時には、シャッターは、開口領域の中央側の端面がガイドされていない状態で下降するが、請求項4に記載の発明においては、このような振れ規制部材によって所定幅以上の振れが防止され、垂直な姿勢を維持する。
【0014】
請求項5に記載のシャッター装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記第1の支持部材は、前記係合溝の中心面から外れた位置において前記扉に回動自在に取り付けられていることを特徴とする。
扉の収納部においては、第1の支持部材の係合溝の中心面の向きと、扉の向きとは異なっている。したがって、枢設部を係合溝の中心面上に設けると、第1の支持部材と扉とは枢設部で折れ曲がった状態となり、第1の支持部材の先端側が扉より突出するので、収納部の深さが大きくなってしまう。請求項5に記載の発明においては、枢設部を係合溝の中心面からオフセットさせることにより、第1の支持部材と扉が収納部において直線上に近い状態で配置され、したがって、収納部の深さを小さくすることができる。
【0015】
請求項6に記載のシャッター装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記係合溝は、前記第1の支持部材に傾倒可能に設けられた可倒レールに設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明においては、係合溝が傾倒することによって、シャッターの縁部との係合が、振れの少ない上部側から順に行われるので、シャッターのスラットが外れにくく、係合が円滑に行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図4は、本発明の実施の形態に係るシャッター装置Sが、建築物の内部の床1、両側の壁2a、2bおよび天板3によって構成された開口領域4に設置された状態を示すもので、図1は非動作時、図2は、シャッターカーテン5(以下、シャッター)が下降を始め、扉6が移動途中の状態、図3は、扉6が移動を終え、シャッター5が下降途中の状態、図4は、閉鎖された扉6の回転扉7を開いた状態をそれぞれ示している。
【0017】
図5および図6は、シャッター装置Sをより詳細に示す図であり、以下、これを参照して説明する。シャッター装置Sは、開口領域4の広い範囲を閉じるシャッター5と、これに隣接し、開口領域4の残余の部を閉じる扉(防火扉)6と、これらを連動して開閉させる駆動機構10とを備えている。シャッター5は、複数個の細長いスラット11が上下方向に連設されて構成され、上方の一対のブラケット12,13に支持された巻取軸14に上端が固定されている。巻取軸14は、伝達機構(ギアおよびチェーン)15を介して駆動モータ16と連結しており、駆動モータ16の回転によって巻取軸14にシャッター5が巻き取られ、あるいは繰り出されて、シャッター5が昇降移動するようになっている。シャッター5の一方の縁部は、壁2aに付設されたガイドレール17の案内溝によってガイドされる。巻取軸14には、トルクリミッタ(クラッチ)18を介して動力伝達軸19が接続されており、これは後述するドアクローザ20に連結されている。
【0018】
扉6の開口部21には、回転扉(子扉)7がヒンジ結合されている。扉6は上方に設けられたスライド開閉機構22によって開閉される。扉6の開口部21は下方に開いて形成されており、敷居が無いので、開けた回転扉7を通る時の障害物が無く(バリアフリー)、緊急時でも安全に通過できるようになっている。なお、扉としては、本例の扉6のように扉枠に回転扉(避難扉)7を設けたものに限定されることはなく、例えば、避難扉を設けていない扉等も含む。扉6は、非動作時には、壁面に沿って形成された収納部(戸袋)23に収納されている。スライド開閉機構22は、収納部23の上部に壁2bに沿って水平に延びる収納部ハンガーレール(第2のガイド部材)24と、壁2bに直交する方向、すなわち、シャッター5面に沿って水平に延びる固定ハンガーレール25と、固定ハンガーレール25によって移動可能に支持された可動ハンガーレール(第1のガイド部材)26とを有している。
【0019】
扉6には、先端側(閉鎖時のシャッター5側)の端面に第1の支持部材である可動方立レール30が、基端側(閉鎖時の壁側)の頂部に第2の支持部材である支持具31が、例えば、ピン結合による枢設部によってそれぞれ回動自在に取り付けられている。可動方立レール30には、これが閉鎖位置に移動したときにシャッター5の縁部に係合し、また、昇降の際にこれをガイドする係合溝33が形成されている。これらの支持具31および可動方立レール30には、それぞれ収納部ハンガーレール24と可動ハンガーレール26に係合して扉6を吊持するとともに、これらのハンガーレール上を転動して走行する吊持・走行ローラが設けられている。
【0020】
第1の支持部材である可動方立レール30が扉6に回動自在に取り付けられている位置は、図7に示すように、係合溝33の中心面Cから収納部23側に外れている。すなわち、可動方立レール30の側面に扉6が取り付けられている。これにより、同図(a)に示すように収納部23に収納された時に、可動方立レール30の枢設部が係合溝33の裏面側に突出することがなく、したがって、収納部23の深さを小さくすることができる。可動方立レール30への吊持・走行ローラの取付位置も係合溝33の中心面Cから収納部23側に外れており、同様な作用効果を有する。
【0021】
収納部ハンガーレール24の上部には、図5にカバーを外して示すように、3つの従動歯車35a,35b,35cと、これに巻き掛けられたチェーン36とからなるドアクローザ20が設けられ、このチェーン36は、第2の支持部材である支持具31に固着され、また、上述した動力伝達軸19に取り付けられた駆動歯車37に係合している。そして、駆動モータ16がシャッター5を下降させるように回転すると、その動力は、動力伝達軸19、駆動歯車を介してチェーン36に伝達され、支持具31を収納部ハンガーレール24に沿って移動させる。その結果、扉6の基端側を先端側に向けて押して、これを図3等に示すような閉鎖位置に移動させる。
【0022】
収納部ハンガーレール24と固定ハンガーレール25は直交しており、収納部23に収納された状態の扉6をドアクローザ20によって基端側から押しても、これを固定ハンガーレール25に沿った方向に移動させる分力が無いので動かない。そこで、固定ハンガーレール25には、シャッター5が所定距離下降したときに可動ハンガーレール26を短い距離移動させ、それによって扉6の先端側部分を収納部23から引き出す初動リンク機構40が設けられている。すなわち、固定ハンガーレール25には、図8(a)に示すように、断面U字状のケーシング41が設けられ、これには、一対のスラット安定アーム(規制部材)42がアーム支持軸42aを介して回動自在に軸支されている。一対のスラット安定アーム42は、シャッター5の厚さよりやや広い隙間をもっており、巻取軸14から下降するシャッター5を両側から挟むように延びている。したがって、シャッター5の昇降時における前後への「振れ」を規制するように作用する。
【0023】
スラット安定アーム42には、図8(c)に示すように、起動リンク43が一体に取り付けられている。図9に示すように、この起動リンク43の先端には連結リンク44が回動自在に取り付けられ、連結リンク44の先端は、「く」字形作用リンク45を構成する上部作用リンク45aおよび下部作用リンク45bの連結軸46に回動自在に取り付けられている。上部作用リンク45aの他端はケーシング41の上部に回動自在に取り付けられ、また、下部作用リンク45bの他端側には長穴47が形成され、これには可動ハンガーレール26の所定位置に設けられた作用ピン48が挿入されている。可動ハンガーレール26が収納側(壁2b側)の位置にある時には、作用ピン48は長穴47の収納側の端部に接触している。シャッター5は、その下端に近い所定の位置に、押し下げローラ50と押し上げローラ51とを有している。押し下げローラ50は、シャッター5の下降に伴ってスラット安定アーム42に係合し、これを回動させて前記初動リンク機構40を作動させ、可動ハンガーレール26をシャッター5側に移動させる。一方、押し上げローラ51は、シャッター5の上昇に伴ってスラット安定アーム42に係合し、これを回動させて前記初動リンク機構40を逆向きに作動させる。押し上げローラ51は、押し下げローラ50によって押し下げられたスラット安定アーム42に係合するので、押し下げローラ50より縁部側に設けられている。
【0024】
以下、上記のように構成されたシャッター装置Sの動作を、図面を参照して説明する。
日常的な状態、つまり図1に示すシャッター5装置Sの非動作状態では、シャッター5は巻き上げられ、扉6は、図7(a)のように、シャッター5面に平行な第1の方向に直交する第2の方向に沿って収納部23に収納されている。例えば、火災検知器等からの信号によって装置の起動スイッチがオンになると、駆動モータ16が起動し、伝達機構15を介して巻取軸14がシャッター5を繰り出す方向に回転する。これにより、シャッター5は、壁2aに付設されたガイドレール17に片側をガイドされ、一対のスラット安定アーム42によって前後の振れを規制されながら下降を始める。伝達機構15からの回転トルクは、トルクリミッタ18を介して動力伝達軸19にも伝達され、ドアクローザ20のチェーン36を介して第2の支持部材である支持具31を介して扉6を第2の方向に押す。しかし、図7(a)の状態では、先端の第1の支持部材(可動方立レール30)に第2の方向の分力が作用していないので、扉6は移動できない。したがって、トルクリミッタ18が作動して動力伝達軸19へのトルク伝達が遮断される。
【0025】
シャッター5が所定距離下降して、その下端近傍の一面に設けられた押し下げローラ50がスラット安定アーム42の上面に当接し、これを押し下げると、図9に示すように、初動リンク機構40が作動する。すなわち、同図(a)の状態から、スラット安定アーム42がアーム支持軸42a回りに下に回動し、これと一体の起動リンク43が同じ向きに回転し、その先端にピン結合された連結リンク44が図において左に移動する(同図(b))。これにより、連結リンク44の先端にピン結合された「く」字形作用リンク45の結合点が左に引っ張られ、下部作用リンク45bが左に押され、これはさらに長穴47に係合した作用ピン48を介して可動ハンガーレール26を左に例えば10mm程度スライドさせる(同図(c))。これによって、可動ハンガーレール26に係合する可動方立レール30のローラ(図示略)が可動ハンガーレール26の他端側のストッパ(図示略)によって押されて第1の方向に沿って移動し、可動方立レール30が収納部23から引き出される(図7(b))。
【0026】
これによって、扉6を移動させるためのトルクが低下し、トルクリミッタ18を介して動力伝達軸19にトルクが伝達され、ドアクローザ20が動作して、支持具31を前方に押す。これにより、支持具31の走行ローラが収納部ハンガーレール24に沿って転動し、扉6が前方に押し出され、扉6の先端の可動方立レール30も可動ハンガーレール26に沿って走行する。扉6は、可動方立レール30および支持具31との枢設部の回りに回動して、第1の方向から第2の方向へと姿勢(向き)を変化させながらスライドする(図2、図7(c)〜(d))。このとき、扉6が掃く床面積は、片持ちされた回転扉に比較して小さく、また、扉6は進行方向に対して傾斜しており、障害物を排除しながら進行するので、障害物によって閉鎖を阻害される可能性が小さくなっている。
【0027】
さらに、扉6が移動して、可動方立レール30がシャッター5の縁部に到達する(図7(e))。通常は、シャッター5の下降速度の方が遅いので、シャッター5は図3に示すように降りきっていない。可動方立レール30は同じ姿勢で進行し、その端面に形成された係合溝33がシャッター5の縁部に係合する。このとき、スラット安定アーム42がシャッター5の前後方向の振れを規制してシャッター5を正規の位置に維持しているので、係合が円滑に行われる。この状態になると、トルクリミッタ18が作動して動力伝達軸19へのトルク伝達が遮断され、扉6のさらなる前進を防ぐ。以後、シャッター5は、ガイドレール17および係合溝33にガイドされて、下端が接地するまで下降する。扉6にヒンジ結合された回転扉7を開くことによって、避難や消火活動を行なうことができる(図4)。この実施の形態では、扉6の開口部21が下方に開口して形成されているので、回転扉7を開いた時に走行の邪魔になる敷居部が無く、緊急時の通過を円滑に行なうことができる。
【0028】
次に、作動したシャッター装置Sを復帰させる手順を説明する。
ここでは、駆動モータ16を起動して巻取軸14を逆回転させ、シャッター5を巻き取るが、同時に扉6をドアクローザ20を介して閉鎖させる連動方式と、扉6を別個に閉鎖する独立方式とがある。連動方式の場合は、駆動モータ16が巻取軸14とドアクローザ20を同時に駆動し、シャッター5が巻き上げられ、扉6は支持具31に牽引されて開放位置に移動する。シャッター5が上昇すると、その下端近傍に設けられた押し上げローラ51がスラット安定アーム42に係合し、これを押し上げて復帰させる。その際、初動リンク機構40が逆に作動するが、可動ハンガーレール26が下部作用リンク45bに長穴47を介して係合しているので、可動ハンガーレール26は移動しない。これによってシャッター5に上下方向の引張負荷が掛からないようにしている。一方、独立方式では、例えば、トルクリミッタ18を遮断した状態でシャッター5のみを上昇させた後、扉6を人力によって開放すればよい。
【0029】
図10ないし図13、および図14ないし図16に示すのは、本発明の他の実施の形態であり、可動方立レール60が、係合溝61を有する可倒レール62を有し、この可倒レール62は、可動方立レール60の下部にピン結合されて、可動方立レール60の取付溝63に収容されている。図10に示す扉6が収納部23に収納された状態では、図14に示すように、可倒レール62に設けられたレリーズ受け64が可動方立レール60に設けられたレリーズ65に係合することによって取付溝63内に収容されている。可動ハンガーレール26がスライドして可動方立レール60が前進すると、レリーズ65がドア上枠66に取り付けられたトリガー67によって押し下げられ、レリーズ65とレリーズ受け64の係合が解除されて、自重によって可倒レール62が傾倒して上側端が前方に突出する(図11、図15)。
【0030】
この状態で可動方立レール60が前進してシャッター5の縁部に到達すると、可倒レール62の係合溝61の上部がまずシャッター5の上部側のスラット11の縁部を受け入れ(図12)、以後、下側のスラット11の縁部を順次受け入れる。ドア上枠66の端部の所定位置には可倒レール当たり68が設けられており、可倒レール62のレリーズ受け64がこれに当接すると、可倒レール62が取付溝63に押し込まれる。そして、可倒レール62の係合溝61の底部がシャッター5のスラット11に接触する前に、可倒レール62が取付溝63の底部に当たり、可動方立レール60の前進が止められる。可倒レール62は、バネ69で付勢されているレリーズ65に係合して垂直位置で保持され(図16)、可動方立レール60を収納部23に戻せば、図14に示す初期の状態に戻る。このように、この実施の形態のシャッター5装置Sによれば、前後の振れが少ない上部のスラット11から順に係合溝61に受け入れるので、シャッター5縁部と係合溝61の係合が円滑に行われる。また、スラット11が可倒レール62に接触しないので、シャッター5の縁部が損傷することがない。
【0031】
なお、上述の実施の形態では、扉6の閉鎖動作を、シャッター5を駆動する巻取軸14に連結された動力伝達軸19により駆動させるようにしたが、これに代えて、シャッター5の駆動とは別個に扉6を駆動させる駆動機構を設けるようにしてもよい。
【0032】
また、上述の実施の形態では、シャッター5が所定距離下降してから、扉6の閉鎖動作が開始するようにしているが、シャッター5の下降動作と扉6の閉鎖動作との連動のタイミングは適宜設定するようにすればよく、例えば、シャッター5下降動作が完了した後に、扉6の閉鎖動作が開始するようにしてもよく、あるいはシャッター5の下降動作開始と同時に扉6の閉鎖動作が開始するようにしてもよい。さらには、シャッター5の下降動作とは別個に扉6の閉鎖動作を行うようにしてもよい。
【0033】
また、上記実施の形態では、収納部ハンガーレール(第2のガイド部材)24および可動ハンガーレール(第1のガイド部材)26を水平に設置して、扉6、可動方立レール(第1の支持部材)30,60および支持具(第2の支持部材)31を水平移動させるようにしたが、これに代えて、収納部ハンガーレール(第2のガイド部材)24および可動ハンガーレール(第1のガイド部材)26を傾斜させて設置して、扉6、可動方立レール(第1の支持部材)30,60および支持具(第2の支持部材)31を横移動させるようにし、これによりこれらの部材の横移動に勢いをつけるようにしてもよい。このように、扉6、可動方立レール(第1の支持部材)30,60および支持具(第2の支持部材)31の横移動は、水平移動には限られない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、扉はその姿勢を変えながら移動するので、扉の収納スペースを壁際の適宜の場所に設置でき、第1の支持部材はシャッターの面と平行に移動するので、その一端側の縁部に設けられた係合溝はシャッターの縁部と容易に係合し、強固な結合状態を形成する。したがって、狭い場所でも設置でき、かつ耐用性や適用性の高いシャッター装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシャッター装置の全体を示す斜視図である。
【図2】図1のシャッター装置の作動中の状態を示す斜視図である。
【図3】同じく、図1のシャッター装置の作動中の状態を示す斜視図である。
【図4】同じく、図1のシャッター装置の作動中の状態を示す斜視図である。
【図5】図1のシャッター装置の構成を示す斜視図である。
【図6】同じく、図1のシャッター装置の構成を示す斜視図である。
【図7】図1のシャッター装置の扉の動作を順に示す平面図である。
【図8】図1のシャッター装置の初動リンク機構の構成を示す斜視図である。
【図9】同じく、図1のシャッター装置の初動リンク機構の動作を順に示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の初期状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の動作開始直後の状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の動作途中の状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の動作後の状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の要部の初期状態を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の要部の動作開始直後の状態を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態のシャッター装置の要部の動作後の状態を示す図である。
【符号の説明】
4 開口領域
5 シャッターカーテン
6 扉
10 駆動機構
24 収納部ハンガーレール(第2のガイド部材)
26 可動ハンガーレール(第1のガイド部材)
30,60 可動方立レール(第1の支持部材)
31 支持具(第2の支持部材)
33 係合溝
40 初動リンク機構
42 スラット安定アーム(規制部材)
62 可倒レール
C 中心面
S シャッター装置

Claims (6)

  1. 昇降することによって建築物の開口領域の一部を開閉するシャッターと、
    一端を前記シャッターに隣接させるように横移動し、前記開口領域の残部を閉鎖する扉と、
    前記扉の前記一端に回動自在に取り付けられ、第1のガイド部材によって前記シャッターの面と平行な第1の方向に横移動可能な第1の支持部材と、
    前記扉の他端に回動自在に取り付けられ、第2のガイド部材によって前記第1の方向とは異なる第2の方向に横移動可能な第2の支持部材と、
    前記第1の支持部材の前記一端側に設けられた係合溝とを有することを特徴とするシャッター装置。
  2. 昇降することによって建築物の開口領域の一部を開閉するシャッターと、
    前記シャッターの下降に連動して一端を前記シャッターに隣接させるように横移動し、前記開口領域の残部を閉鎖する扉と、
    前記扉の前記一端に回動自在に取り付けられ、第1のガイド部材によって前記シャッターの面と平行な第1の方向に横移動可能な第1の支持部材と、
    前記扉の他端に回動自在に取り付けられ、第2のガイド部材によって前記第1の方向とは異なる第2の方向に横移動可能な第2の支持部材と、
    前記シャッターの下降動作と前記扉の閉鎖動作とを連動して行わせる駆動機構と、
    前記第1の支持部材の前記一端側に設けられた係合溝とを有することを特徴とするシャッター装置。
  3. 前記シャッターの下降とリンクし、前記扉の閉鎖動作の初期に、前記第1の支持部材を収納位置から前記第1の方向に移動させる初動リンク機構が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシャッター装置。
  4. 前記シャッターの両面に突出し、前記シャッターが昇降する際の振れを規制する振れ規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシャッター装置。
  5. 前記第1の支持部材は、前記係合溝の中心面から外れた位置において前記扉に回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシャッター装置。
  6. 前記係合溝は、前記第1の支持部材に傾倒可能に設けられた可倒レールに設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシャッター装置。
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JP2010043517A (ja) * 2009-02-17 2010-02-25 Omata Shutter Kogyo Kk 車椅子用避難ドアー付シャッター袖扉装置
KR101203392B1 (ko) 2010-03-02 2012-11-21 주식회사성산엔지니어링 피난문 연동 방화셔터 구동시스템
KR101556750B1 (ko) * 2015-03-18 2015-10-02 (주)한국이에프티엔지니어링 비상문 자동 개방 시스템

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