JP2004324971A - 高温用加熱炉 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の高温用加熱炉では、高温状態で発熱体が暴れ出して変形し、炉心方向に飛び出すことが多くフォーマルな状態を維持することが困難であった。
【解決手段】本発明の高温用加熱炉においては、ジグザグまたは波形に湾曲せしめた帯状発熱体を炉壁内面に、その面が炉心を向くように埋設するか、または炉壁内面に形成した溝内に配置せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめる。上記帯状発熱体の湾曲角度は90°以上とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の高温用加熱炉においては、ジグザグまたは波形に湾曲せしめた帯状発熱体を炉壁内面に、その面が炉心を向くように埋設するか、または炉壁内面に形成した溝内に配置せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめる。上記帯状発熱体の湾曲角度は90°以上とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高温用加熱炉、特に、発熱体を安定に保持できる高温用加熱炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高温用加熱炉においては、炉壁内面に配置された発熱体を断熱材で覆うことが、均熱特性を良くする方法とされていた。一方、多くの場合、発熱体を断熱材で保持される方法が取られている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
実開平1−116395号公報(第1頁〜第2頁、第4図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら上記従来の高温用加熱炉においては高温状態で発熱体が暴れ出して変形し、炉心方向に飛び出すことが多くフォーマルな状態を維持することが困難であった。
【0005】
本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の高温用加熱炉は、帯状発熱体を炉壁内面に、その面が炉心を向くように埋設せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の高温用加熱炉は、帯状発熱体を炉壁内面に形成した溝内に、その面が炉心を向くように配置せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめたことを特徴とする。
【0008】
また、上記帯状発熱体は、ジグザグまたは波形に湾曲していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0010】
本発明においては図1及び図2に示すようにジグザグまたは波形に湾曲せしめた例えば厚さ1mm、幅10mmの帯状発熱板1を筒状の炉壁2の内面にその面が炉心を向くように埋設せしめると共に、上記発熱板1の複数部分の夫々に耐熱電気絶縁性の保持線3の一端を固定し、他端を炉壁2の内部に延ばし固定せしめる。
【0011】
なお、上記帯状発熱板1のジグザグまたは波形の湾曲角度は90°以上となるようにして互いに隣接する面部分からの熱放散の干渉を少なくする。
【0012】
なお、上記保持線3の代りに箔状のものを用いても良い。
【0013】
なお、本発明においては図3に示すように上記帯状発熱板1を炉壁2の内面に埋設せしめる代りに炉壁内面に形成した溝4内に配置せしめても良い。
【0014】
【発明の効果】
本発明の高温用加熱炉は上記のような構成であるから、以下のような効果が得られる。
【0015】
発熱板の表面積が大きくなるため発熱板のワット密度(W/cm2)を低くできる。
【0016】
発熱板の温度を炉温に近づけることができる。
【0017】
発熱板の表面積が大きいため発熱板の温度を従来方式に比べて低くできる。
【0018】
発熱板の暴れを効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温用加熱炉の縦断側面図である。
【図2】図1に示す高温用加熱炉の一部の拡大図である。
【図3】本発明の他の実施例における高温用加熱炉の一部の拡大図である。
【符号の説明】
1 帯状発熱板
2 炉壁
3 保持線
4 溝
【発明の属する技術分野】
本発明は高温用加熱炉、特に、発熱体を安定に保持できる高温用加熱炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高温用加熱炉においては、炉壁内面に配置された発熱体を断熱材で覆うことが、均熱特性を良くする方法とされていた。一方、多くの場合、発熱体を断熱材で保持される方法が取られている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
実開平1−116395号公報(第1頁〜第2頁、第4図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら上記従来の高温用加熱炉においては高温状態で発熱体が暴れ出して変形し、炉心方向に飛び出すことが多くフォーマルな状態を維持することが困難であった。
【0005】
本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の高温用加熱炉は、帯状発熱体を炉壁内面に、その面が炉心を向くように埋設せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の高温用加熱炉は、帯状発熱体を炉壁内面に形成した溝内に、その面が炉心を向くように配置せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめたことを特徴とする。
【0008】
また、上記帯状発熱体は、ジグザグまたは波形に湾曲していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0010】
本発明においては図1及び図2に示すようにジグザグまたは波形に湾曲せしめた例えば厚さ1mm、幅10mmの帯状発熱板1を筒状の炉壁2の内面にその面が炉心を向くように埋設せしめると共に、上記発熱板1の複数部分の夫々に耐熱電気絶縁性の保持線3の一端を固定し、他端を炉壁2の内部に延ばし固定せしめる。
【0011】
なお、上記帯状発熱板1のジグザグまたは波形の湾曲角度は90°以上となるようにして互いに隣接する面部分からの熱放散の干渉を少なくする。
【0012】
なお、上記保持線3の代りに箔状のものを用いても良い。
【0013】
なお、本発明においては図3に示すように上記帯状発熱板1を炉壁2の内面に埋設せしめる代りに炉壁内面に形成した溝4内に配置せしめても良い。
【0014】
【発明の効果】
本発明の高温用加熱炉は上記のような構成であるから、以下のような効果が得られる。
【0015】
発熱板の表面積が大きくなるため発熱板のワット密度(W/cm2)を低くできる。
【0016】
発熱板の温度を炉温に近づけることができる。
【0017】
発熱板の表面積が大きいため発熱板の温度を従来方式に比べて低くできる。
【0018】
発熱板の暴れを効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温用加熱炉の縦断側面図である。
【図2】図1に示す高温用加熱炉の一部の拡大図である。
【図3】本発明の他の実施例における高温用加熱炉の一部の拡大図である。
【符号の説明】
1 帯状発熱板
2 炉壁
3 保持線
4 溝
Claims (3)
- 帯状発熱体を炉壁内面に、その面が炉心を向くように埋設せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめたことを特徴とする高温用加熱炉。
- 帯状発熱体を炉壁内面に形成した溝内に、その面が炉心を向くように配置せしめると共に、上記帯状発熱体の複数部分の夫々に保持体の一端を固定し、この保持体の他端を炉壁内に延ばし固定せしめたことを特徴とする高温用加熱炉。
- 上記帯状発熱体がジグザグまたは波形に湾曲していることを特徴とする請求項1または2記載の高温用加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003119312A JP2004324971A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 高温用加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003119312A JP2004324971A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 高温用加熱炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004324971A true JP2004324971A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33498565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003119312A Pending JP2004324971A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 高温用加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004324971A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102842523A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 霓佳斯株式会社 | 热处理炉及热处理装置 |
JP2014122733A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Ipsen Inc | 真空熱処理炉用の補償加熱素子配列構造 |
-
2003
- 2003-04-24 JP JP2003119312A patent/JP2004324971A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102842523A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 霓佳斯株式会社 | 热处理炉及热处理装置 |
JP2013004904A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Nichias Corp | 熱処理炉及び熱処理装置 |
KR101569557B1 (ko) * | 2011-06-21 | 2015-11-16 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 열처리로 및 열처리 장치 |
US9466515B2 (en) | 2011-06-21 | 2016-10-11 | Nichias Corporation | Heat treatment furnace and heat treatment apparatus |
TWI570378B (zh) * | 2011-06-21 | 2017-02-11 | 霓佳斯股份有限公司 | 熱處理爐及熱處理設備 |
JP2014122733A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Ipsen Inc | 真空熱処理炉用の補償加熱素子配列構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050929 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20060106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |