JP2016198735A - 電気加熱式触媒 - Google Patents

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和樹 鶴見
田中 比呂志
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Abstract

【課題】電極の端部が位置する触媒担体の外周壁の部分において、熱膨張又は熱収縮が繰り返された場合に強度の低い領域に局所的な応力の集中が生じてしまうことを抑制する。【解決手段】通電することにより加熱される電気加熱式触媒1は、触媒貴金属を担持する触媒担体2と、触媒担体の外周面上に配置された一対の電極3a、3bとを具備する。触媒担体はその軸線方向に対して垂直な断面において、格子状のセル壁によって画成された複数のセルを有する。複数のセルは、セル壁を介して互いに隣接して配置される。触媒担体の最外周よりも内側に位置するセルと、触媒担体の最外周に位置するセルのうち電極の端部が位置するセルを含む連続した二以上のセルとが、同一の多角形状の断面を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気加熱式触媒に関する。
従来、内燃機関の排気通路に設置される排気浄化装置として、電気加熱式触媒(EHC:Electrically Heated Catalyst)を用いたものが公知である(例えば、特許文献1)。電気加熱式触媒は、内燃機関始動時等、その温度が低いときに、触媒担体に電気を流すことによって触媒を急速に加熱することができる触媒である。電気加熱式触媒は、その温度が活性化温度以上に上昇することにより、排気ガス中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)等を除去することができる。特許文献1に開示された電気加熱式触媒は、電流が流されることにより発熱する触媒担体と、触媒担体の外周面上に触媒担体を挟むように互いに反対側に設置された一対の電極とを有する。
また、触媒担体は、通常、その外周が円筒状に形成され、その内部に排気ガスの流れる通路である複数のセルを有する(例えば、特許文献1、2)。各セルは、軸線方向に対して垂直な断面において格子状のセル壁によって画成されており、そのセル壁を介して同一の多角形状の複数のセルが互いに隣接して配置される。
特開2013−198887号公報 特開平5−269388号公報 特開平6−182224号公報 特開2009−050849号公報
上述したように構成された電気加熱式触媒の円筒状の触媒担体では、その最外周よりも内側に位置するセルは、触媒担体の軸線方向に対して垂直な断面において同一の多角形状を有する。これらセルは、例えば正六角形のような所定の同一の多角形状を有するようにセル壁によって形成される。これに対し、触媒担体の最外周に位置するセルは、上述したような所定の多角形状のセルと、触媒担体の外周壁に空間が制限されてしまうことによりその多角形状が保たれていないセルとを有する。なお、本明細書においては、上述した所定の多角形状のセルのことを完全セルと称し、触媒担体の最外周に位置し且つ触媒担体の外周壁によって空間が制限されて多角形状が保たれていないセルのことを不完全セルと称する。
斯かる電気加熱式触媒において、触媒担体は、昇温されると全体的に膨張し、降温されると全体的に収縮する。特に、このような昇温及び降温に伴って、触媒担体の外周壁が最も大きく膨張及び収縮する。
触媒担体の外周壁のうち完全セルを画成する部分の周方向長さは、完全セルの多角形の一辺に相当する長さとなるため、それほど長くはない。加えて、斯かる完全セルを画成する外周壁の部分は、幾何学構造上強度が高い。このため斯かる外周壁に上述した熱膨張又は熱収縮が生じても、この熱膨張又は熱収縮によって触媒担体に生じる応力は基本的に強度上問題とはならない。
これに対し、不完全セルを画成する外周壁の部分の周方向長さは、完全セルの多角形の一辺に相当する長さより長い場合がある。加えて、不完全セルを画成する外周壁の部分は、幾何学構造上においてそれほど強度は高くない。このため、不完全セルを画成する外周壁の部分は、完全セルを画成する外周壁の部分と比較して強度が低くなる。斯かる不完全セルを画成する外周壁の部分において、熱膨張又は熱収縮が繰り返された場合、局所的な応力の集中を招くおそれがある。
特に、電気加熱式触媒の電極の端部が強度の低い不完全セル上に位置する場合、この電極の端部が位置する外周壁の部分は不完全セルを画成するように構成されており、よってこの外周壁の部分では応力の集中を招くおそれがある。つまり、不完全セルの一辺を画成する外周壁の部分において、その上に電極が配置される領域は電極から電流が流されることによって直接的に昇温されて急速に膨張する。これに対して、その上に電極が配置されていない領域は電極から電流が流れにくいため昇温されにくく、よって電極が配置される領域と比較して膨張が緩やかになる。これによって、強度の低い不完全セルの外周壁において、その表面上に電極が配置された部分と配置されていない部分との間に大きな応力が集中してしまうおそれがある。
そこで、かかる課題に鑑みて、本発明の目的は、電極の端部が位置する外周壁の部分において、熱膨張又は熱収縮が繰り返された場合に強度の低い領域に局所的な応力の集中が生じてしまうことを抑制することができる電気加熱式触媒を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明によれば、通電することにより加熱される電気加熱式触媒であって、触媒貴金属を担持する触媒担体と、触媒担体の外周面上に配置された一対の電極とを具備し、触媒担体はその軸線方向に対して垂直な断面において、格子状のセル壁によって画成された複数のセルを有し、複数のセルが、セル壁を介して互いに隣接して配置されており、触媒担体の最外周よりも内側に位置するセルと、前記触媒担体の最外周に位置するセルのうち、電極の端部が位置するセルを含む連続した二以上のセルとが、同一の多角形状の断面を有する、電気加熱式触媒が提供される。
第1の発明によれば、電極の端部が位置する外周壁の部分において、熱膨張又は熱収縮が繰り返された場合に強度の低い領域に局所的な応力の集中が生じてしまうことを抑制する電気加熱式触媒を提供することができる。
本発明に係る電気加熱式触媒の概略的な斜視図である。 図2(A)は、図1の電気加熱式触媒の電極の端部が位置する外周壁周りの部分断面図であり、図2(B)はその斜視図である。 図3(A)は、不完全セルの一辺を画成する外周壁上に電極の端部が位置する従来の電気加熱式触媒を示した、図2(A)と同様な部分断面図であり、図3(B)はその斜視図である。 図4(A)は、本発明の第二実施形態に係る電気加熱式触媒の図1と同様な斜視図であり、図4(B)は、その電極の端部が位置する外周壁周りの部分断面図である。 図5(A)は、本発明の第三実施形態に係る電気加熱式触媒の図1と同様な斜視図であり、図5(B)は、その電極の端部が位置する外周壁周りの部分断面図である。 図6(A)は、本発明の第四実施形態に係る電気加熱式触媒の電極の端部が位置する外周壁周りの、図2(A)と同様な部分断面図であり、図6(B)はその斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に亘り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第一実施形態に係る電気加熱式触媒1の構成について説明する。図1は本発明に係る電気加熱式触媒1の概略的な斜視図である。図2(A)は、図1の電気加熱式触媒1の電極の端部が位置する外周壁周りの部分断面図であり、図2(B)はその斜視図である。
電気加熱式触媒1は、内燃機関から排出される排気ガスが通る排気通路(図示せず)内に配置される。電気加熱式触媒1は、図1及び図2に示されるように、触媒貴金属を担持する触媒担体2と、触媒担体2の外周面上に配置された一対の電極3a及び3bとを有する。一対の電極3a及び3bは、触媒担体2を挟むように、触媒担体2を介して互いに反対側の位置に配置される。電気加熱式触媒1は、金属製のハウジング(図示せず)で覆われており、金属製のハウジングと電気加熱式触媒1との間には、絶縁性材料からなる保持マット(図示せず)が配置されている。この保持マットは、ハウジング内で電気加熱式触媒1を定位置に保持すると共に、昇温された電気加熱式触媒1を保温する機能も有する。
触媒担体2は、その内部を排気ガスが流れる複数のセル4を有する。本実施形態では、セル4は、格子状のセル壁5によって六角形に画成されており、排気ガスの流れ方向において触媒担体2の上流側端面2aから下流側端面2bへと触媒担体2を貫通して延びる。本実施形態では、触媒担体2の材料としては、SiCが用いられる。しかしながら、電流を流すと発熱する耐熱性のある材料であれば、触媒担体2の材料としてSiC以外の材料を用いてもよい。触媒担体2には触媒貴金属が担持される。このため、電気加熱式触媒1は、触媒担体2の温度がその活性温度(例えば、300℃)以上になると排気ガス中の炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物を除去する三元触媒として機能するように形成される。なお、電気加熱式触媒1は、一定以上の温度で排気ガス中の成分を除去等することができれば、NOx選択還元触媒等、様々な機能を有する排気浄化触媒として形成されてもよい。
電極3a及び3bは、電気加熱式触媒1の外部に配置された外部電源(図示せず)と接続されており、外部電源により電極3a及び3bを介して触媒担体2に電流が流されると、触媒担体2が発熱する。これにより、内燃機関の始動時等、触媒担体2の温度が低いときに、排気ガスによる昇温よりも触媒担体2を急速に昇温することが可能となる。このため、触媒担体2に担持されている触媒貴金属をより速く活性温度まで昇温することができる。この結果、触媒担体2の温度が低いときでも、排気ガス中の炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物等を早期に除去することが可能となる。
図2(A)に示されるように、各セル4は、触媒担体2の軸線方向に対して垂直な断面において、格子状のセル壁5によって正六角形に画成される。これら複数の正六角形のセル4は、セル壁5を介して互いに隣接して配置される。上述したように、本明細書においては、正六角形のセルのような、所定の多角形状のセルのことを完全セルと称する。完全セルの断面形状は、正五角形、正七角形等、正六角形以外の多角形状であってもよい。
図2(B)に示されるように、本実施形態においては、触媒担体2を構成するセル4のうち、触媒担体2の最外周に位置するセル41と、触媒担体2の最外周よりも内側に位置するセル42とが、共に同一の正六角形の断面を有する完全セルとして構成される。すなわち、触媒担体2を構成する全てのセルは完全セルとして構成され、よって触媒担体2の外周壁は、その全周に亘って、触媒担体2の最外周に位置するいずれかの完全セルを画成する。したがって、電極3a及び3bは完全セルの一辺を画成する外周壁上に配置されることとなる。これにより、図2(B)に示すように、電極3aの端部31は、完全セル41の一辺を画成する外周壁45上に位置することとなる。
また、本実施形態では、触媒担体2の最外周に位置するセルの全てが同一形状の完全セルで形成されているため、触媒担体2の外周壁には凹部が形成される。例えば、図2に示した例では、触媒担体2の最外周に位置するセル41のうち3つの連続した完全セル41a、41b、41cを画成する触媒担体2の外周壁には、図2(A)に示されるような凹部が形成される。なお、凹部は、図2(A)に示した例では三つの連続した完全セルを画成する外周壁によって形成されているが、二つ、又は四つ以上の連続した完全セルを画成する外周壁によって形成されてもよい。
次に、このように構成された電気加熱式触媒1による作用・効果について説明する。図3(A)は、不完全セル6の一辺を画成する外周壁65上に電極103aの端部131が位置する従来の電気加熱式触媒101を示した、図2(A)と同様な部分断面図であり、図3(B)はその斜視図である。従来の電気加熱式触媒101の触媒担体102においては、図3に示すように、触媒担体102の最外周に位置するセルとして、触媒担体102の円筒状の外周壁によって空間が制限されて完全セル4の六角形状が保たれていない不完全セル6が存在する。不完全セルを画成する外周壁の中には、図2に示す完全セル41の多角形の一辺に相当する長さd1よりも長い外周壁が存在する。例えば、図3に示した例では、不完全セル6の一辺を画成する外周壁の長さd2は、図2に示した完全セル41の一辺を画成する外周壁の長さd1よりも長い。したがって、図3に示した不完全セル6の外周壁は、図2に示す完全セル41a〜41cを画成する外周壁と比較して強度が低くなる。
斯かる強度の低い不完全セル6の一辺を画成する外周壁の部分65上に電極103aの端部131が位置する場合、上述したように外周壁65において、応力の集中の影響がより大きくなるおそれがある。つまり、不完全セル6の一辺を画成する外周壁の部分65において、表面上に電極103aが配置された領域67は電極103aから電流が流されることによって昇温されて急速に膨張する。これに対して、表面上に電極103aが配置されていない領域68には電極103aから電流が流れにくいため、表面上に電極103aが配置された領域67と比較して膨張が緩やかとなる。これによって、強度の低い不完全セル6の外周壁の部分65において、電極103aが配置された領域67と配置されていない領域68との間に大きな応力が集中してしまうおそれがある。特に、触媒担体102が昇温及び降温されると、触媒担体102全体のうちその外周壁が最も大きく膨張及び収縮することから、不完全セル6の外周壁の部分65には大きな応力が集中し易い。
これに対し、図2で説明した本発明の第一実施形態に係る電気加熱式触媒1においては、電極3aの端部31が、不完全セルと比較して強度の高い完全セル41aを画成する外周壁45に位置する。また、また、完全セルを画成する外周壁の部分45の長さd1は、上述したような不完全セルを画成する外周壁の部分65の長さd2ほど長くなることはなく、よって斯かる完全セルを画成する外周壁は、幾何学構造上強度が高い。この結果、本実施形態に係る電気加熱式触媒1では、上記のような応力の集中は強度上問題とはならない。
なお、本実施形態では、触媒担体2の最外周に位置するセルの全てが同一形状の完全セルで形成されている。しかしながら、その表面上に電極3aの端部31が位置する外周壁45の部分によって画成されるセルと、それに隣接するセルとの少なくとも二つのセルが完全セルであれば、上述したような強度の低い部分への応力集中を抑制することができる。したがって、触媒担体2の最外周よりも内側に位置するセル42と、触媒担体2の最外周に位置するセルのうち電極3aの端部31が位置するセルを含む連続した二以上のセルとが、同一の多角形状の断面を有する完全セルであれば、上述したような効果を奏するといえる。
また、外周壁のうちその表面上に電極3a及び3bが配置される部分においては、電極3a及び3bと触媒担体2との材料の違いにより、熱による電極3a、3bの膨張・収縮量と、熱による触媒担体2の膨張・収縮量とが異なる。このためその表面上に電極3a、3bが配置されるセル4においては、このような膨張・収縮量の差により、触媒担体2に大きな熱応力が生じるおそれがある。したがって、図3で従来技術として示したように、外周壁の一部が不完全セルを画成するように構成されている場合には、この外周壁の一部の強度が低いことから、このような熱応力の発生が特に問題となる。
これに対して、本実施形態の電気加熱式触媒1では、触媒担体2の最外周に位置するセルが全て完全セルによって構成される。このため、電極3a及び3bが位置する触媒担体2の外周壁は、全て完全セルを画成するように構成される。このため、電極3a及び3bを形成する材料と触媒担体2とを形成する材料の違いによって熱膨張又は熱収縮によって生じる熱応力は、強度の高い完全セルを画成する外周壁にのみ作用することとなり、強度上問題とはならない。
さらに、図1に示した本発明の第一実施形態のように、全てのセルを完全セルとした場合、触媒の浄化効率を向上させることが可能となる。不完全セルは完全セルと比較して断面積が小さいため、不完全セル内のセル壁5に対して触媒貴金属を塗布するのが困難であり、触媒貴金属は十分に塗布されない。これに対し完全セルは、不完全セルと比較して断面積が大きいため、完全セル内のセル壁5内面に対して触媒貴金属を塗布するのが容易であり、触媒貴金属が十分に塗布される。したがって不完全セル内の温度は完全セルよりも低くなり、電気加熱式触媒1の触媒活性を低下させてしまう。よって図1に示すように、不完全セルをなくし、完全セルのみとすれば、触媒担体2内の温度を均一化し、触媒の浄化効率を向上させることが可能となる。
また、触媒担体2の最外周に不完全セルが位置すると、電極3a、3bに供給された電力の一部は触媒活性の低い不完全セルを画成する外周壁を昇温させるのに使用されることになる。これに対して、本実施形態では、不完全セルが存在しないことから、上述したように無駄に消費されていた電力を削減することができるという効果を奏する。さらに、触媒担体2の外周壁が全て完全セルを画成する外周壁であるため、より高温となる完全セルを画成する外周壁に対して、保持マット(図示せず)を直接押しあてることが可能となり、触媒担体2の保温性を向上させるという効果も奏する。これに対して、図3で示す従来技術においては、保持マットが、完全セルよりも温度の低い不完全セルを画成する外周壁に対しても押しあてられてしまうため、触媒担体102の保温性は本願発明よりも低下する。
次に、図4を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。図4(A)は、本発明の第二実施形態に係る電気加熱式触媒201の図1と同様な斜視図であり、図4(B)は、その電極203a及び203bの端部231が位置する外周壁周りの部分断面図である。本実施形態に係る電気加熱式触媒201の構成は、以下に説明する部分を除いて基本的に図1及び図2で説明した第一実施形態に係る電気加熱式触媒1の構成と同様である。
本実施形態では、表面上に電極203a及び電極203bが配置されない触媒担体202の外周壁は、図3を用いて説明した従来の電気加熱式触媒101と同様に、完全セル及び不完全セルを画成する円弧状の外周壁210として構成される。これに対し、表面上に電極203a及び203bが配置される触媒担体202の外周壁は、第一実施形態と同様に、全て完全セルを画成するように構成される。また、本実施形態においても、完全セル204を画成する外周壁の部分245上に電極203aの端部231が位置する。
本実施形態においても第一実施形態と同様に、触媒担体202の外周壁のうち電極203a及び203bが配置される部分において、電極203a及び203bと触媒担体202との材料の違いにより、熱による電極203a、203bの膨張・収縮量と、触媒担体202の膨張・収縮量とが異なる。このような膨張・収縮量の違いにより触媒担体202に熱応力が生じるが、この熱応力は強度の高い完全セルを画成する外周壁にのみ働くため、強度上問題とはならない。また、電極203a及び203bの端部231で生じる熱応力についても、上述した第一実施形態と同様に、強度上問題とはならない。
さらに、第一実施形態において説明したその他の効果は、第二実施形態においても、表面上に電極203a及び203bが配置される触媒担体202の外周壁に関して、同様に得ることが可能となる。
次に、図5を参照して、本発明の第三実施形態について説明する。図5(A)は、本発明の第三実施形態に係る電気加熱式触媒301の図1と同様な斜視図であり、図5(B)は、その電極303a及び303bの端部331が位置する外周壁周りの部分断面図である。本実施形態に係る電気加熱式触媒301の構成は、以下に説明する部分を除いて基本的に図1及び図2で説明した第一実施形態に係る電気加熱式触媒101の構成と同様である。
本実施形態では、表面上に電極303a及び303bが配置されない触媒担体302の外周壁は、第一実施形態と同様に、全て完全セルの一辺を画成する外周壁によって構成される。これに対し、表面上に電極303a及び303bが配置される触媒担体302の外周壁は、図3を用いて説明した従来の電気加熱式触媒101と同様に、完全セル及び不完全セルを画成する円弧状の外周壁310として構成される。また、本実施形態においても、完全セル304を画成する外周壁の部分345上に電極303aの端部331が位置する。このため、電極303aの端部331で生じる熱応力は、強度上問題とはならない。
さらに、第一実施形態において説明したその他の効果は、第三実施形態においても、表面上に電極303a及び303bが配置されない触媒担体302の外周壁について、同様に得ることが可能となる。
次に、図6を参照して、本発明の第四実施形態について説明する。図6(A)は、本発明の第四実施形態に係る電気加熱式触媒401の電極403aの端部が位置する外周壁周りの、図2(A)と同様な部分断面図であり、図6(B)はその斜視図である。本実施形態に係る電気加熱式触媒401の構成は、以下に説明する部分を除いて基本的に図1及び図2で説明した第一実施形態に係る電気加熱式触媒1の構成と同様である。
本実施形態では、図2を用いて説明した第一実施形態と同様に、触媒担体402の外周壁において、隣接する完全セル404a、404b、404cによって凹部410が形成される。外周壁上の電極403aは、この凹部410を充填して埋めるように構成される。これにより、電極403a上の凹凸が平坦化される。したがって、図4(B)で示すように、電極403aと外部電源(図示せず)とを接続する導電体412と、凹部410上に充填された電極403aとの接合面を確保することが可能となる。よって、導電体412の設置が容易となる。
1 電気加熱式触媒
2 触媒担体
2a 上流側端面
2b 下流側端面
3a 電極
3b 電極
4 セル
5 セル壁
6 不完全セル
31 電極の端部
41 最外周に位置する完全セル
42 最外周よりも内側に位置する完全セル
d1 完全セルを画成する外周壁の長さ
d2 不完全セルを画成する外周壁の長さ

Claims (1)

  1. 通電することにより加熱される電気加熱式触媒であって、
    触媒貴金属を担持する触媒担体と、
    前記触媒担体の外周面上に配置された一対の電極とを具備し、
    前記触媒担体はその軸線方向に対して垂直な断面において格子状のセル壁によって画成された複数のセルを有し、
    複数の前記セルが、前記セル壁を介して互いに隣接して配置されており、
    前記触媒担体の最外周よりも内側に位置する前記セルと、前記触媒担体の最外周に位置する前記セルのうち、前記電極の端部が位置するセルを含む連続した二以上のセルとが、同一の多角形状の断面を有する、電気加熱式触媒。
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