JP2004324418A - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関のクランク角センサ(31、32)、カムセンサ(21、22)、クランク角信号及びカム信号に基づき気筒の点火を制御する制御装置40を含み、制御装置40は、内燃機関の回転数の変動を検出した場合、その回転数に応じた点火開始時期、及び点火時期を補正する点火補正手段を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば車両に搭載された内燃機関の気筒毎の燃料・点火制御を行う制御装置において、特に内燃機関の回転速度の変動に伴い点火通電時間の可変を行う内燃機関の点火制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に車両用エンジンなどの内燃機関においては、運転条件に応じて複数の気筒に対する燃料噴射及び点火時期などを最適に制御する必要があり、内燃機関のクランク角信号を利用して気筒毎の基準クランク角信号を把握し、この信号の基づいて点火制御を行うことができるいわゆる燃料点火時期制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平1−227873号公報
【0004】
しかし、従来ではエンジン回転速度が変動している場合の点火通電時期可変可能方法では、所定クランク角位置で、第1基準位置信号を発生し、別のクランク角位置で第2基準位置信号を発生し、第1、第2基準位置信号からエンジン回転周期を求め、その周期が所定値を下回った場合、第1基準位置で通電を開始し、第2基準位置で通電終了するものであった。そのため回転変動、特に回転数上昇となる方向の通電時間不足は解決できるものであったが、そのため通電時間は長く設定されて、電力の無駄を発生するものであった。
【0005】
また前記周期に依存して第1基準位置信号からのタイマにより点火通電を行っていた。そのためエンジン回転数の変動が緩慢な変化でなく急に加速した場合、第1基準位置から求めたタイマ値は、その時刻が来たときには所望する点火クランク角より遅れが生じ、最悪の場合は点火通電時間が短くなりすぎることがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
点火つまり火花を飛ばし燃料を爆発させるタイミングは通電を終了した時点である。このことから従来の装置では、点火通電時間は確保できるが、点火タイミングを変更できるものではなかった。また、回転変動、特に加速時においては点火タイミングが遅角となり、エンジンのトルク不足を発生させ、加速感の悪化を招くおそれがある。さらに第1、第2基準位置信号のように基準の間隔の広いものであれば急激な変動に対応遅れが生ずるものであった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、内燃機関の回転変動時に点火タイミングを所望の時期とした上で、点火の通電時間も適切に確保する内燃機関の点火制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る内燃機関の点火制御装置は、内燃機関のクランク軸の回転角度に応じて周期的に複数のクランク角信号を発生するクランク角センサと、前記クランク軸に同期して回転するカム軸の回転角に応じて前記内燃機関の気筒判別情報を発生するカムセンサと、前記クランク角信号及び気筒情報に基づき前記内燃機関の各気筒の点火通電を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記内燃機関の回転数の変動を検出する回転数検出手段と、この回転数の変動が所定以上の場合、前記点火通電時間を、変動回転数に応じた点火通電開始時期、及び点火時期を補正する点火補正手段を有するものである。
【0009】
この発明に係る内燃機関の点火制御装置は、クランク角の平均周期により内燃機関の回転数変動を検出する回転数検出手段と、この回転数の変動を検出した場合、点火通電時間を補正するため、点火通電開始を前記クランク角平均周期変動に基づき演算する点火補正手段とを有するものである。
【0010】
この発明に係る内燃機関の点火制御装置の点火補正手段は、次回の予測クランク角平均周期に基づき補正、又は今回のクランク角平均周期に所定量を加減し補正するものである。
【0011】
この発明に係る内燃機関の点火制御装置の点火補正手段は、一旦補正した点火通電開始時期、又は点火時期をその点火制御を行う以前のクランク角信号入力時に再度修正するものである。
【0012】
この発明に係る内燃機関の点火制御装置の点火補正手段は、補正した点火通電開始時期、及び点火時期をその直近のクランク角信号に同期させるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の実施の形態1による主要部を概略的に示す構成図である。内燃機関を構成するエンジン10は、カム軸11及びクランク軸12を回転駆動するために、気筒内に移動自在に配置されたピストン13と、気筒に対して吸気及び排気を行うバルブ14、燃焼室内に配置された点火プラグ15とを備えている。
【0014】
スタータ50がオンされるとエンジン10の始動時にクランク軸12に連結され、かつ車載バッテリ60からの給電により駆動され、エンジン10のクランキングを行う。ECU40は図示されていない燃料噴射弁を駆動し、燃料を噴射後、点火プラグ15を駆動し燃料を燃焼させる各種駆動信号を出力する。またECU40は各種の入力信号を取り込んでおり、これら情報により燃料量、点火時期等を制御する制御装置である。
【0015】
図2は気筒判別信号発生手段である信号板21の外周形状を具体的に示す側面図であり、図3はクランク角信号発生手段の信号板31の外周形状を具体的に示す側面図である。図2において、信号板21には、外周に沿って非対称な突起23が設けられており、センサ22はこれら突起を検出し信号を発生する。ここでは信号板21、センサ22を含めてカムセンサと呼ぶ。図3においても信号板31の外周に沿って等間隔31aが設けられているが、31b(1個欠け)及び31c(2個欠け)に示すように、欠け歯部分がある。センサ32はこれら突起を検出し信号を発生する。同様にここでは、信号板31、センサ32を含めてクランク角センサと呼ぶ。
【0016】
図1〜図3において、エンジン10が回転すると、クランク軸12付近に取り付けられたセンサ32はクランク角信号を発生し、また、カム軸11付近に取り付けられセンサ22はカム信号を発生し、これらはECU40に入力される。
【0017】
次に図4を用いて、前記両センサ22、32の信号に基づく4気筒エンジンの具体的信号パターンから気筒判別、点火制御を説明する。(24)はカムセンサ信号、(34)はクランク角信号、(41)は点火信号であり各々時間系列で示している。
【0018】
クランク角信号(34)は図3に示したように10度毎の信号であり、4気筒が制御される区間は(1サイクル=720°CA(クランク角))である。また欠け歯(図3の31b、31c)が180°CA毎に設定され、31bは1歯(20°)、31cは2歯(30°)分信号が発生しない。これらがクランク角の基準位置の基礎となるものである。さらに、これらの欠け歯の後を2つの基準位置として設定することにする。1つの設定された基準位置(TDC前75°CA、以下B75°CAという)を検出するとECU40は出力(燃料噴射量、点火時期等)の算出を開始するタイミングとなるものである。もう1つの設定された基準位置はB05°CAであり、所定の状態における点火時期を示しており、略TDCを示している。
【0019】
クランク角信号の欠け歯検出の方法としては、例えば下記のような周期計測方法がある。各信号毎の時間間隔を計測し(図4のt1とt2)、その周期をTn−2、Tn−1、Tnとする。ここでnは現在の周期を表し、n−1は1個前、n−2は2個前の周期を表している。
【0020】
K=(Tn−1)2/{(Tn−2)*Tn}<2.25 (1)
2.25≦K<6.25 (2)
K≧6.25 (3)
【0021】
数式(1)が成立する場合、欠け歯は存在せず、数式(2)が成立する場合、1個欠けであり、数式(3)が成立する場合、2個欠けであると判定される。
【0022】
一方、カム信号(24)は、B75°CAまでに1個又は2個の信号を発生するように配置されている。そのため、カム信号の検出個数と、クランク角欠け歯数により気筒判別を行うことができる。
【0023】
スタータがオンされエンジンが回転を開始すると、B75°CAが2回検出できた瞬間(t3)、カム信号(24)のカム数とクランク角信号(34)の欠け歯数の組合せにより気筒判別も可能となる。これにより、燃料噴射・点火制御が可能となる。あるクランク角(t4)から点火信号を出力でき、t5(B05°CA)ではじめて点火ができる。ここで初爆が発生する。この繰り返しによりエンジンは回転し、通常のエンジン制御を開始することができる。
【0024】
エンジンが略一定回転数で回っている場合は、B75°CAの第1基準角で演算を開始し、所定のクランク角で点火通電を開始し、例えばB05°CAで点火通電を停止し、噴射された燃料を爆発させる制御を続行させればよい。しかし、運転者の加速又は減速意志に従って、エンジン回転数は急激に変化することがある。特に、始動後1回でも失火が発生すると一旦回転数は落ち、その後回復するがその回復における回転数の急変は大きなものである。またギア変速ショックの場合も同様に回転数の落ち込み、その後の急回復が発生する。
【0025】
特に加速変化の場合、B75°CAの第1基準角で演算した点火通電期間Tdmsは、B35°CAからB05°CAの区間に相当するとするとこの区間点火通電を行う。しかし、加速状態にあるため、クランク角対応で実行すると思ったよりも短時間の通電となってしまい、最悪の場合点火通電が不足し火花が飛ばない、つまり失火となる可能性がある。さらにB05°CAも進角させることにより、より適切なトルクが発生するように点火時期を変更する。この際B75°CAで求めた点火期間は同等な回転数であると仮定し、近い将来来る点火時期を一旦決定している。この点火停止時期から必要な期間前もって通電を行うものである。つまり、予測の点火時期、さらに予測の点火開始時期を求めるものであり、この予測をより正確にするためにクランク角毎に再計算することによって補正するものである。以下に適切な点火時期を求める制御の方法について説明する。
【0026】
まず概念的にはエンジン回転数が急変が発生した場合、図4のt6、t7、t8、t9のように通電時間を確保するため、通電開始クランク角をB35°CAをB55°CA、又はB65°CAから開始するものである。また進角制御を行う場合は通電停止時期をB05°CAから少し前に例えばB10°CAとするものである。
【0027】
次に具体的にエンジン回転数の急変の検出方法について説明する。例として図5に示すようなエンジン回転数変動があったとする。(a)は行程毎にクランク角周期の変動を示している。なお、エンジン回転数はクランク角周期の逆数であり、クランク角周期で代用可能である。またクランク角平均周期を計測し、周期変動率を求める。この周期変化率はエンジン回転数の急変を判定するために使用されるものである。(b)はこれらの数字をグラフ化したもので、(1)はクランク平均周期であり、(2)は周期変動率を表している。(3)は周期急変判定の閾値を示した線であり、この線を越えた場合、点火通電時間を補正することとなる。(b)のグラフから4、5行程が補正の対象となっていることがわかる。
【0028】
次に、その具体的求め方を説明する。クランク角平均周期Tavn(nは現時点、n−1は前回を示すものとする)毎の周期変動率Lは下記数式で求める。
【0029】
L=|(1−Tavn−1/Tavn)|*100 (4)
【0030】
このLが所定値以上であれば、エンジン回転数の急変があったと判断し、所定値未満であると通常処理と判断する。クランク角平均周期はB75°CA毎の180°周期の平均を利用している。これは、クランク角10°毎では瞬時回転数となり、B70°CAとB05°CAではピストンの位置により回転数に変動がある。つまり膨張行程の方が回転数が高く、圧縮行程の方が回転数が低いため、それ自体に変動しているものであり、所定期間のクランク角周期の平均を利用してその変動を抑制している。
【0031】
次に通電時間の演算方法を説明する。通電開始角θon、目標点火時期θad、目標通電時間Td、次回予測クランク角周期Tfとすると、下式により通電開始角を算出できる。
【0032】
θon=θad+(Td/Tf)*180 (5)
θon=θad+(Td/Tavn)*180+α (6)
【0033】
ここで、θadはエンジン回転数、吸気量等により別途求められた爆発時期のことである。Tdは電源電圧、エンジン回転数等から得られた点火通電時間である。Tfは予測値であり、最新のクランク角からその平均周期を予測する、又は前回のクランク角周期を加減するものである。ただし、これはあくまでも予測であるため、数式(6)のように前回のクランク角周期を使用し、その代わりに補正項を加算するものでもよい。この考えに従うと、αは周期急変時の加算項であり、例えば20°CAの所定値とするが、このαの値は所定エンジン回転数以下において、急変が発生した場合であっても最低限の点火通電時間を確保できるものに対応したクランク角である。そのためエンジン回転数に依存して変更することも可能である。
【0034】
次に、図5(a)の値を用いて具体的に演算する。クランク角周期をB75°CA毎におけるクランク平均周期を使用し、例えば3、4行程の値を数式(4)に代入すると、
【0035】
L=|(1−(36/32.4)|*100=11.1%
L=|(1−(32.4/27)|*100=20.0%
【0036】
周期急変所定値を17.5%と仮定すると、4行程が補正の対象となることが判断できる。次に数式(5)、(6)により通電開始タイミングを算出する。
【0037】
3行程 θon=10+(5/32.4)*180=37.8°
4行程 θon=10+(5/21)*180=52.9°
(6) θon=10+(5/27.0)*180+20=63.4°
【0038】
ここで通電時間は最低4ms以上確保しなければならないと仮定し、目標の通常通電時間を5ms、また目標点火時期をB10°CAとする。また次回予測周期は最新のクランク角周期から導いた平均周期とした。3行程ではB37.8°CAで開始し、4行程では数式(5)からB52.9°CA、数式(6)からB63.4°CAで開始することを示している。一方、3行程は周期急変とは判断されないため、前記で求めた正確な角度ではなくて、この値に最も近いクランク角例えばB45°CAを点火通電開始、B10°CAで点火時期とすることもできる。ここで数式(5)における予測クランク角周期Tfは前回3行程と今回4行程の変化度合から下式により算出したものである。
【0039】
Tf=27*(1−L/100)
=27*(1−|1−32.4/27|)=21
【0040】
ここでクランク角周期急変中のため、計算はすべて上位2桁の切り捨てとしている。これらの値を再度通電時間Dnに換算するには下式に従って求める。
【0041】
Dn=(θon−θad)*Tn+1/10 (7)
【0042】
前記の3、4行程の点火通電開始角度を数式(7)に代入すると以下となる。
【0043】
3行程 最大Dn=(45−15)*1.8/10=5.4ms
最小Dn=(45−15)*1.5/10=4.5ms
4行程 最大Dn=(52.9−10)*1.5/10=6.4ms
最小Dn=(52.9−10)*1.15/10=4.9ms
(6) 最大Dn=(63.4−10)*1.5/10=8.0ms
(6) 最小Dn=(63.4−10)*1.15/10=6.1ms
【0044】
ここで最大は、エンジン回転が上昇傾向にあったとしても、現在のクランク角周期が継続したと仮定した場合の通電時間である。一方、最小は次に検出したB75°CAにおける瞬時クランク角周期で演算した通電時間である。以上のように急変によって各行程の点火通電時間が変動し、3行程では最大5.4ms、最低で4.5msとなり、目標より若干短くなるが、これは周期急変閾値を17.5%としているためで、点火通電時間の最悪の場合であっても、点火性能には影響がない。そのためこの閾値は内燃機関の環境、特に電源電圧、点火プラグの性能、駆動回路のドロップ、温度等を加味してこの閾値を決定することになる。急変のあった4行程の点火通電時間も最小で4.9msであり、通電時間は確保されている。
【0045】
一方エンジン回転数が急激に低くなった場合、図5の例では6行程になった場合の方法について説明する。この場合単純に通常の補正なしの計算に戻すのみでよい。
【0046】
θon=10+(5/18.0)*180=60°
最大Dn=(60−10)/10*1.0=5.0ms
最小Dn==(60−10)/10*0.95=4.75ms
【0047】
B60°CAで点火開始し、B10°CAで目標点火とすることで解決できる。ただし、このようなエンジン急変中は再度加速することも見込んで、例えば、急変未検出が複数回続いた場合に通常に戻す、又は急変閾値(L)を下げることにより誤検出を防止する方法を取る方が望ましい。
【0048】
次に、ECU40内のCPUの処理に従って実処理を説明する。図6はそのフローチャートを示している。ECU40に電源が供給されるとCPUは動作を開始し、ステップS001ではRAM、出力等を初期化する。ステップS002は、クランク角周期、クランク角平均周期を演算する。この方法は後述するクランク角信号の入力時刻から簡単に求まる。クランク角平均周期も同様にB75°CA入力時刻間隔から求める。
【0049】
ステップS003は、クランク角周期の変動率を数式(4)により求める。ステップS004は、現在B75°CAか否かをチェックする。B75°CAでなければ(NO)、以下の処理は行わない。これはB75°CA毎に点火制御の各種設定を行っているためである。さらにB75°CAの他に現在の気筒判別もカムセンサ信号から判明する。B75°CAの場合(YES)、ステップS003で求めたクランク角周期変動率Lが閾値(Lth)以上か否か、つまりエンジン回転の急変があったか否かをチェックする。
【0050】
閾値未満であると(NO)、急変は発生していないためステップS006で通常の通電開始角θonを設定する。例えば、B45°CAに対応したタイマをセットする。このタイマはB75°CAの時刻をt75とすると、前記3行程の例ではB45°CAの予測時刻、及び停止時刻(B10°CA)は下記のようになる。
【0051】
(75−45)/10*1.8=5.4ms
(75−10)/10*1.8=11.7ms
【0052】
従ってt75+5.4の開始時刻とt75+11.7の停止時刻をタイマにセットすることになる。ただし、このタイマのセットは現在B75°CAの気筒に対応しておらず、次のB75°CAにおける気筒に対応している。つまり図4で説明すると、t3でセットしたタイマ値は次の点火制御であるtaのためのものである。これは低速エンジン回転時にはt3で演算しt4で制御できるが、高速時を考えると時間的余裕がないための処置であり、次に来る気筒に対応した点火信号出力とならざるをえない。
【0053】
一方急変があった場合(YES)、ステップS007で通電開始角θonを数式(5)、又は(6)から求める。前記と同様にθonから点火開始・停止時刻をセットする。ステップS006、S007のiは気筒の区別をする識別子であり、4気筒であれば、iは1から4まで存在する。従って通電開始角はどの気筒かを識別した上で、その気筒についてθonを求めるものである。なお、どの気筒かはステップS004ですでに判明している。
【0054】
ステップS008は、通電開始角が演算できたのでこれに対応して点火信号を出力できることを示すフラグをセットする。このフラグにも気筒識別子iを有している。以上の処理後再度ステップS002に戻る。この一連の処理を所定周期で順次行っている。
【0055】
またCPUは図7、図8に示す別の処理も行っている。図7はクランク角の割り込み処理であり、クランク角が10°毎にこの処理ルーチンを実行するものである。ステップS050は、前回までに入力したクランク角データを前前回メモリに格納する処理であり、記憶すべき個数すべてを格納するものである。
【0056】
ステップS051はクランク角信号が入力された時刻を記憶する。これにより複数のクランク角入力時刻が記憶されたことになり、その周期、及び平均周期を求めるためのデータとなる。ステップS052はその他の処理行う。例えば現在のクランク角位置の認識、カムセンサ情報による気筒識別等が処理される。以上で割り込みルーチンを終了し、図6のメインルーチンで戻る。
【0057】
また図8では、タイマ処理を所定タイマ毎に行うものであり、前記図6、図7で点火開始・目標時刻をタイマにセットしており、この時刻になるとこのルーチンの処理を行うものである。また4気筒車両であれば各気筒毎にチェックする必要があり、同等の処理を4回することになる。ここでは簡単のため識別子iを付加し、1気筒のみの処理を記載している。ステップS060は、点火通電フラグがセットされているかをチェックする。このフラグがセットされていないければ(NO)、ステップS065で点火通電信号を停止する。
【0058】
一方フラグがセットされている場合(YES)、ステップS061で目標点火時刻が来たか否かをチェックする。目標点火時刻でなければ(NO)、ステップS062で点火開始時刻であるか否かをチェックする。ステップS062で通電開始時刻であれば(YES)、ステップS063で点火信号を出力する。また、ステップS061で目標点火時刻の場合(YES)、ステップS064で点火通電フラグをリセットする。その後、ステップS065で点火通電信号を停止する。
【0059】
この一連のルーチンはタイマ管理による点火信号の出力を制御しているものである。これにより、点火通電時間の管理をCPU内蔵のタイマにより、前記算出された点火通電時間の修正処理を確実に行うものである。
【0060】
以上のように点火通電時間管理をCPUの保有するタイマ機能を利用し、エンジン回転数の急変が発生しても、適切な点火通電時間を確保でき、失火のおそれを排除し、また点火回路の発熱を抑制できる効果がある。
【0061】
実施の形態2.
次に発明の形態2について説明する。発明の形態1との相違点は、クランク角信号毎に修正する方法が異なる。実施の形態1では、クランク角平均周期の変動のみを加減し、演算した点火開始角はそのまま使用するものであった。しかしエンジン回転数急変が発生していることから、演算した時点と実際の点火信号を出力する時点とは時間的隔たりがあり、その間にも演算がずれてくる可能性がある。そこで、数式(5)又は(6)により再度演算を行うものである。この場合、CPUに処理能力が高い、又は処理時間に余裕がないとできない。処理能力が高いCPUでは再計算に何ら問題がないが、さほど高いないCPUの場合は処理時間に余裕のある例えば、点火開始直前のクランク角ではなく、さらに前のクランク角で、かつ種々の演算を行っていないクランク角で再計算を行うようにしておけば、処理時間を気にしなくて済む。
【0062】
実施の形態1の4行程を例にとると、点火開始時期の場合、B65°CAで再計算することを意味する。この場合、180°前のB65°CAとのクランク角平均周期により修正する。図5よりB65°CAのクランク角周期をB75°CAと同等の1.15msと仮定すると、
【0063】
(75−63.4)/10*1.5=1.74ms
(65−63.4)/10*1.15=0.18ms
【0064】
点火開始タイマは1.74msから0.18msを再セットするものである。これによりさらにエンジン変動を加味した修正値を用いることになり、より適切は点火時期補正が可能となる。
【0065】
CPUのクランク角の割り込み処理である図9に基づき、この方法についてさらに説明する。ステップS050〜S053までは、実施の形態1と同一であるため、ステップS053から説明する。
【0066】
ステップS053は点火信号がセットされているか否かを調べる。4気筒車両であれば各気筒毎にチェックする必要があり、同等の処理を4回行うことになる。ここでは簡単のため識別子iを付加し、1気筒のみの処理を記載している。フラグがセットされていない場合(NO)、本ルーチンを終了する。セットされている場合(YES)、ステップS054でセットされている通電開始角より前の10°CAのクランク角であるかをチェックする。10°CA前のクランク角である場合(YES)、ステップS056で再度タイマを計算し、点火信号出力までの残りの時間の修正を行い、再セットする。
【0067】
ステップS054で通電開始角直前でない場合(NO)、ステップS055で同様に目標点火角の前10°CAクランク角か否かをチェックする。直前のクランク角でない場合(NO)、本ルーチンを終了する。一方直前のクランク角である場合(YES)、ステップS057で前記通電開始角と同様にタイマの再計算を行い、セットし直す。
【0068】
前記の4行程を例に取り、この再セットの方法を説明する。通電開始角は63.4°であるため、そのクランク角に近い10°CAクランク角はB65°CAとなる。従って、B65°CAである場合にこの処理を行うことになる。また、B65°CA信号の入力時刻は前記ステップS050で記憶しており、その前のクランク角平均周期も判明している。そこで、この最新のデータからB63.4°CAが来る時刻が予測できる。つまり180°CA前に計算してセットしていた通電開始時期を直前のクランク角信号によりその間のエンジン回転数の変動を加味して修正するように作用する。前述のように具体的数値では、図6でセットしたタイマ値は1.74msであったが、今回検出したB65°CAではさらにエンジン回転数が変動しており、0.18msとなる。このように変動中であるので、再度修正をすることによりさらに適切な通電となる。これは補正項20°CAを修正したものでもある。また図6でセットしたタイマ値が、次回に検出する気筒のために演算しセットしているものであるため、このような再度の修正を行うことができるものである。
【0069】
同様に目標点火時期も具体的数値を使用すると、
【0070】
(75―10)/10*1.5=9.75ms
(15−10)/10*1.15=0.57ms
【0071】
図6でセットしたタイマ値は9.75msであり、今回の再計算ではエンジン回転数がさらに変化し、10°CA前のB15°CA時点で見直し、その結果0.57msをセットし修正するものである。
【0072】
実施の形態3.
次に発明の形態3について説明する。発明の形態1との相違点は点火通電角度が演算された後、実際の点火信号の出力方法が異なるものである。発明の形態1の図5の例、及び前記演算結果を利用すると、4行程でB63.4°CAからB10°CAまで点火信号を出力するものであった。しかし、ECU40内のCPUのタイマ処理が煩雑である場合、簡略化するためにこれに近いクランク角を使用するものである。つまり、すべての処理はクランク角信号に同期させて処理するものである。
【0073】
4行程 Dn=(65−5)*1.15/10=6.9ms
【0074】
4行程は、B65°CA〜B05°CAを使用し、点火通電時間を確保するものである。クランク角が10°CA周期であるため、計算上ほぼ中央の5°CAとなった場合、目標点火時期がより理想状態に近いか否かを判断して選択する、又は処理の簡単化のため点火通電開始は切り上げ値を用いる方法で、より長くなる方を使用することができる。またエンジン回転数の上昇傾向の場合は切り上げし、下降傾向の場合は切り下げを使用するものであってもよい。本例の4行程ではB65°CAで点火通電を開始し、B05°CAで停止するように制御するように求めた。
【0075】
次にクランク角同期方式の点火通電時間の補正方法をECU40内のCPUの動作で説明する。なお、実施の形態1における図6を利用して説明する。ステップS001からS005までは同等の処理を行うため、説明を省略する。
【0076】
ステップS006では、エンジン回転数の急変はなかった場合であり、通常の点火開始角例えばB45°CA、目標点火角B15°CAをセットする。ステップS007では、急変があった場合であり、前記数式により求めた点火開始角B65°CA、目標点火角B05°CAをセットする。なおここでは実施の形態1のようにタイマのセットは行う必要はない。
【0077】
ステップS008では、当該気筒の点火開始・目標角がセットできたと意味を示すフラグをセットする。前述のとおりこれも各気筒毎に行うため気筒識別子iを付加している。
【0078】
次にクランク角の割込み処理を図10を用いて説明する。この処理のステップS050からS052は図7と同等である。ステップS053は、点火通電角がセットされている否かをチェックする。これ以降は各気筒毎に処理を行うが、簡単化のため気筒識別子iで代用し1気筒について説明する。
【0079】
フラグがセットされていなければ(NO)、ステップS074で点火信号を停止(オフ)する。一方、フラグがセットされていれば(YES)、点火信号を出力する可能性があるため、ステップS070へ進む。ステップS070では、現在のクランク角が点火開始角になっているか否かをチェックする。まだ点火開始角になっていない場合(NO)、ステップS074で点火信号はまだ出力しない。
【0080】
点火開始角となっている場合(YES)、ステップS071で目標点火角となっているかをチェックする。目標点火角が来ていない場合(NO)、ステップS072で点火信号を出力(オン)する。ステップS071で目標点火角である場合(YES)、ステップS073で点火通電を停止させるため、フラグをリセットした後、点火信号を停止する。
【0081】
以上の処理を各気筒分行った後、メインプログラムに戻る。これによりクランク角信号の入力毎に点火信号の制御が可能となる。クランク角信号に同期させることにより、点火信号の制御が簡単になり、エンジン回転数の急変によっても点火通電時間が短くならず、失火の可能性もなくなる効果がある。また、エンジン急変が発生しても対応できるように最初から長時間点火通電を行うことは、電力の無駄であるばかりでなく、点火回路の発熱対策も必要になるという弊害も発生するため、簡単にかつ適切な点火通電時間の確保ができるものである。
【0082】
また実施の形態1と同様に、通電開始角が来るまでの10°毎のクランク角で設定された通電開始角が、エンジン回転数の変動により修正する必要があるかないかのチェックし、変更の必要がある場合は再セットを行うことも可能である。
【0083】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0084】
この発明の点火制御装置によれば、内燃機関の回転数の変動を検出する回転数検出手段と、この回転数の変動が所定以上の場合、点火通電時間を、変動回転数に応じた点火通電開始時期、及び点火時期を補正する点火補正手段を有するため、内燃機関の回転数が急激は変動が発生しても、適切な点火開始、及び点火時期制御が可能であるという効果を奏する。
【0085】
また、この発明の点火制御装置によれば、点火補正手段は、一旦補正した点火通電開始時期、又は点火時期をその点火制御を行う以前のクランク角信号入力時に再度修正を行うため、急激な内燃機関の回転数の変動が発生した場合であっても、適切な点火開始、及び点火時期制御が可能であるという効果がある。
【0086】
また、この発明の点火制御装置によれば、点火補正手段は、補正した点火通電開始時期、及び点火時期をその直近のクランク角信号に同期させて補正することできため、簡単により適切な点火開始、及び点火時期制御ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1、2、3によるシステム構成図である。
【図2】実施の形態1、2、3によるカムセンサである。
【図3】実施の形態1、2、3によるクランク角センサである。
【図4】実施の形態1、2、3によるタイミングチャートである。
【図5】実施の形態1、2、3によるエンジン回転数変化図である。
【図6】実施の形態1、2による基本フローチャートである。
【図7】実施の形態1によるフローチャートである。
【図8】実施の形態1によるフローチャートである。
【図9】実施の形態2によるフローチャートである。
【図10】実施の形態3によるフローチャートである。
【符号の説明】
10 エンジン(内燃機関)、11 カム軸、12 クランク軸、22 センサ(カム)、32 センサ(クランク角)、40 コントロールユニット。
Claims (5)
- 内燃機関のクランク軸の回転角度に応じて周期的に複数のクランク角信号を発生するクランク角センサと、前記クランク軸に同期して回転するカム軸の回転角に応じて前記内燃機関の気筒判別情報を発生するカムセンサと、前記クランク角信号及び気筒情報に基づき前記内燃機関の各気筒の点火通電を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記内燃機関の回転数の変動を検出する回転数検出手段と、この回転数の変動が所定以上の場合、前記点火通電時間を、変動回転数に応じた点火通電開始時期、及び点火時期を補正する点火補正手段を有することを特徴とする内燃機関の点火制御装置。 - 制御装置は、クランク角の平均周期により内燃機関の回転数変動を検出する回転数検出手段と、この回転数の変動を検出した場合、点火通電時間を補正するため、点火通電開始を前記クランク角平均周期変動に基づき演算する点火補正手段とを有することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の点火制御装置。
- 点火補正手段は、次回の予測クランク角平均周期に基づき補正、又は今回のクランク角平均周期に所定量を加減し補正することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の点火制御装置。
- 点火補正手段は、一旦補正した点火通電開始時期、又は点火時期をその点火制御を行う以前のクランク角信号入力時に再度修正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の点火制御装置。
- 点火補正手段は、補正した点火通電開始時期、及び点火時期をその直近のクランク角信号に同期させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の点火制御装置。
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