JP2004323421A - 整髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄毛の悩みを持つ消費者が整髪剤感覚で使用することができ、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られるような整髪化粧料を得る。
【解決手段】整髪化粧料に固形樹脂繊維と、水溶性樹脂を配合する。固形樹脂繊維を毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感を得ることができる。固形樹脂繊維としては、ナイロン繊維,レーヨン繊維,テトラフロロエチレン樹脂繊維,パーフロロアルコキシ樹脂繊維,ふっ化エチレンプロピレン樹脂繊維,セルロース繊維,ウール繊維,麻繊維から選択される1種または2種以上であることが好ましい。特に、ジェル状整髪化粧料が、使用上好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】整髪化粧料に固形樹脂繊維と、水溶性樹脂を配合する。固形樹脂繊維を毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感を得ることができる。固形樹脂繊維としては、ナイロン繊維,レーヨン繊維,テトラフロロエチレン樹脂繊維,パーフロロアルコキシ樹脂繊維,ふっ化エチレンプロピレン樹脂繊維,セルロース繊維,ウール繊維,麻繊維から選択される1種または2種以上であることが好ましい。特に、ジェル状整髪化粧料が、使用上好ましい。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固形樹脂繊維と、水溶性樹脂を配合して成る整髪化粧料に関する。更に詳しくは、固形樹脂繊維を睫毛用マスカラのように毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを特徴とする整髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
男性,女性に関わらず、薄毛を改善する育毛剤の需要は高く、種々多様な育毛剤が上市されている。かかる育毛剤には、センブリ抽出物(スウェルチノーゲン),ニコチン酸ベンジル等の血行促進剤、トウガラシチンキ,カンフル等の局所刺激剤、胎盤抽出物,パントテン酸及びその誘導体等の毛包賦活剤、イオウ,ビタミンB6等の抗脂漏剤、サリチル酸,レゾルシン等の角質溶解剤、ヒノキチオール,塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、グリチルレチン酸及びその誘導体,メントール等の消炎剤等が配合されているものが多いが(例えば特許文献1〜特許文献5参照)、有効成分に由来する刺激や臭いが消費者に不快感を与える場合も少なくなかった。
【0003】
また、薄毛は、男性ホルモン関与による毛包機能の低下,毛包・毛球部の新陳代謝機能の低下,頭皮生理機能の低下,頭皮緊張による局所血流障害に加え、栄養不良、ストレス等、種々の要素が原因となり引き起こされるため、ある程度時間をかけて改善していく必要がある。
【0004】
それにも関わらず、手軽に薄毛をカバーできる商品のニーズは高く、例えば、頭皮自体を染めることにより、薄毛での地肌の目立ちを抑えることができ、かつ同時に毛髪の生え際から先端まで隈なく染色して白髪を隠すことで、毛髪を黒々と豊かに見せることのできる生え際ファンデーション(特許文献6参照)、毛髪の薄い部分の地肌を黒色化することにより、薄毛の部分を目立たなくさせる整髪材料に関わり、特に液体素材に炭素繊維材料を混合させた整髪材料を使用し、整髪、養毛をも同時に行うことのできる整髪材料及び整髪方法(特許文献7参照)等が開示されているが、これらの方法では、衣服が汚れる、簡便ではない等の欠点があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−286837号公報
【特許文献2】
特開平6−40857号公報
【特許文献3】
特開平8−12532号公報
【特許文献4】
特開平11−255624号公報
【特許文献5】
特開2002−275037号公報
【特許文献6】
特開2002−234817号公報
【特許文献7】
特開平2−188516号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
薄毛は毛が細くなることにより、見た目に薄くなることが原因である。そこで、毛質を変え、薄毛を目立たなくさせると、増毛感が得られる。
【0007】
本発明においては、薄毛の悩みを持つ消費者が整髪剤感覚で使用することができ、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られるような整髪化粧料を得ることを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られるような整髪化粧料を得るべく鋭意検討を行った。
【0009】
その結果、本願発明者らは固形樹脂繊維を睫毛用マスカラのように毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の固形樹脂繊維を整髪化粧料に配合し、睫毛用マスカラのように樹脂繊維を毛髪に付着させることで、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目にボリューム感,増毛感を与えることができる。
【0011】
具体的には、水にも油にも不溶で、系中で固体として存在する、例えば通常睫毛用マスカラ等に汎用されている固形樹脂繊維であれば、特に限定されない。
【0012】
上記の固形樹脂繊維として、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感を得るという効果の点から、特に、ナイロン繊維,レーヨン繊維,テトラフロロエチレン樹脂繊維,パーフロロアルコキシ樹脂繊維,ふっ化エチレンプロピレン樹脂繊維,セルロース繊維,ウール繊維,麻繊維から選択される1種又は2種以上を用いることが好ましい。
【0013】
本発明における固形樹脂繊維の配合量には特に限定がなく、効果が充分に発現される量であればよいが、例えば0.5〜70重量%程度、好ましくは3〜40重量%程度であることが望ましい。
【0014】
また、本発明の水溶性樹脂を整髪化粧料に配合することにより、毛髪に付着した上記固形樹脂繊維を毛髪上にしっかりとコート,付着させ、固形樹脂繊維の剥がれ落ちを防ぎ、固形樹脂繊維による毛髪全体のハリやコシ、見た目のボリューム感,増毛感を長時間保持することが可能となる。
【0015】
本発明に用いる水溶性樹脂としては、特に限定されず、整髪化粧料に汎用されるアニオン性樹脂、カチオン性樹脂,ノニオン性樹脂,両性樹脂等を用いることができる。これらは単独,若しくは2種以上を併用して用いる。
【0016】
アニオン性樹脂は、スタイリング性が高いという特徴があり、例えば、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体〔(レジン28−1310、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、(ルビセットCA、BASF社製)〕、クロトン酸−酢酸ビニル−ネオデカン酸ビニル共重合体(レジン28−2930、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、クロトン酸−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体(ルビセットCAP、ISP社製)、酢酸ビニル−マレイン酸モノブチルエステル−イソボロニルアクリレート共重合体(ADVANTAGE−CP、ISP社製)、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体〔(AMPHOMER HC、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、(ウルトラホールド8,ウルトラホールド・ストロング、BASF社製)、ビニルピロリドン−アクリレート−(メタ)アクリル酸共重合体(ルビフレックスVBM35、BASF社製)、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体であるアクリル樹脂アルカノールアミン液〔(プラスサイズシリーズ、互応化学社製)、(アニセットKB−1000,KB−100H,NF−1000,HS−3000,AQ−2500、いずれも大阪有機化学工業社製)、(ダイヤホールド、三菱化学社製)〕、アクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸アルキルエステル−ジアセトンアクリルアミド−メタクリル酸共重合体(プラスサイズL−53、互応化学社製)、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体〔(ガントレッツES−225,ES−425,SP−215、いずれもISP社製)、(アニエールBEM−42S,VEM−22S、いずれも大阪有機化学工業社製)〕等を用いることができる。
【0017】
カチオン性樹脂は、コンディショニング性に優れるという特徴があり、例えば、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド(Celquat L−200,H−100、いずれもナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(Celquat SC240C,SC230M、いずれもナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、ビニルピロリドン−四級化ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体〔(Gafquat734,755,755N、いずれもISP社製)、(H.C.ポリマー1S,1N,1NS,1NP,2,2L,3A,5、いずれも大阪有機化学工業社製)〕、ビニルイミダゾリウムトリクロライド−ビニルピロリドン共重合体(ルビカットFC370,FC550,FC905,HM552、MonoCP、いずれもBASF社製)、ビニルピロリドン−ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、ビニルピロリドン−アルキルアミノアクリレート−ビニルカプロラクタム共重合体(コポリマー845,937,958、いずれもISP社製)、ビニルピロリドン−メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体(Gafquat HS−100、ISP社製)、アルキルアクリルアミド−アクリレート−アルキルアミノアルキルアクリルアミド−ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液(マーコート100、カルゴン社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体(マーコート2200,550、いずれもカルゴン社製)、カチオン化グアーガム等を用いることができる。
【0018】
ノニオン性樹脂は、耐湿効果に優れるという特徴があり、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン〔(ルビスコールK−12,17,30,60,80,90、いずれもBASF社製)、(PVP K−15,30,60,90,120、いずれもISP社製)〕、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体〔(ルビスコールVA28,37,55,64,73、いずれもBASF社製)、(PVP/VA−735,535,335,235,S−630、いずれもISP社製)、(PVA−6450、大阪有機化学工業社製)〕、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体(ルビスコールVA343、BASF社製)、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−アクリルアミノアクリレート共重合体、酢酸ビニル/N−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン共重合体(Dowlex、ダウ・ケミカル社製)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルアセトアミド等を用いることができる。。
【0019】
両性性樹脂は、フレーキングや帯電を防止する効果に優れるという特徴があり、例えば、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER28−4910,LV−71、いずれもナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキルエステル共重合体〔(ユカフォーマーR205,R205S,SM,301,510,AM75,AM75S、いずれも三菱化学社製)、(RAMレジン−1000,2000、いずれも大阪有機化学工業社製)〕、アクリル酸・メタクリル酸・アクリル酸2−ヒドロキシプロピル・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸・メタクリル酸エチル・ジアセトンアクリルアミド・ビニルピロリドン共重合体およびそのアルカノールアミン液(APポリマー560、大阪有機化学工業社製)等を用いることができる。。
【0020】
本発明における水溶性樹脂の配合量には特に限定がなく、効果が充分に発現される量であればよいが、例えば0.5〜70重量%程度、好ましくは3〜40重量%程度であることが望ましい。
【0021】
整髪化粧料には前記固形樹脂繊維,水溶性樹脂のほかに、通常整髪化粧料に配合される任意の成分、たとえば界面活性剤,香料,防腐剤,保湿剤,顔料,着色剤,殺菌剤,酸化防止剤,油剤,増粘剤,紫外線吸収剤,紫外線防止剤,シリコーンポリマー誘導体等や、精製水などを常法にしたがって適宜配合することができる。
【0022】
本発明の整髪化粧料は、整髪剤感覚で毛髪の表面に均一に塗布することにより、固形樹脂繊維を睫毛用マスカラのように毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを特徴とするものである。
【0023】
本発明の整髪化粧料の剤型としては、例えば使用性がよく、特に手指にて直接化粧料を毛髪に塗布することのできるジェル状,クリーム状等が好ましい。特に、ジェル状の整髪化粧料は、頭髪にべたつきを与えることなく好適に用いることができる。
【0024】
【実施例】
つぎに、本発明の整髪化粧料を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。なお、特に断らない限り、配合量は重量%で示した。
【0025】
[実施例1〜6,比較例1〜6] 整髪ジェル
(1)精製水 全体を100とする量
(2)表1に示す固形樹脂繊維 計10.00
(3)表1に示す水溶性樹脂 計5.00
(2成分の場合は各2.50)
(4)グリセリン 5.00
(5)エタノール 10.00
(6)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.50
(7)香料 0.20
(8)エデト酸三ナトリウム 0.05
(9)水酸化ナトリウム(10%水溶液) 0.50
製法:(1)に(3)〜(8)を順次添加して均一化し、(9)を添加して中和した後、(2)を分散させる。
【0026】
【表1】
【0027】
本発明の効果を調べるために、官能評価パネル20名にて、実施例1〜6及び比較例1〜6の整髪ジェルを実際にハーフヘッドにて使用し、それぞれ塗布後の(1)ハリとコシ,(2)ボリューム感,(3)増毛感についての評価を行った。
【0028】
評価は、実施例のほうが効果のある場合を1点、実施例と比較例で差がない場合を0点、比較例のほうが効果のある場合を−1点として、評価パネル20名の点数を合計して評価点とした。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
表2の結果から明らかなように、本発明の整髪化粧料は、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られる等、高い効果を有するものであった。
【0031】
[実施例7] 整髪ジェル
(1)ナイロン繊維 10.0
(2)アクリル樹脂アルカノールアミン液 5.0
(3)グリセリン 3.0
(4)水酸化ナトリウム 0.1
(5)エタノール 20.0
(6)香料 0.1
(7)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1
(8)精製水 全体を100とする量
製法:(2)〜(7)を(8)に順次添加して均一に溶解した後、(1)を添加して分散させる。
【0032】
[実施例8] 整髪クリーム
(1)ナイロン繊維 3.00
(2)レーヨン繊維 3.00
(3)流動パラフィン 15.00
(4)ワセリン 15.00
(5)精製ミツロウ 2.00
(6)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 3.00
(7)グリセリン 5.00
(8)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.10
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.15
(10)ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液 0.10
(11)塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体 0.10
(12)カチオン化グアーガム 0.10
(13)精製水 全体を100とする量
(14)水酸化ナトリウム(10%水溶液) 0.50
(15)香料 0.10
製法:(3)〜6)の油相成分を混合,加熱溶解して80℃とする。一方、(7)〜(13)の水相成分を混合,加熱溶解し、80℃とする。この水相に前記油相を撹拌しながら加えてホモジナイザーにより乳化し、冷却後40℃にて(1),(2)(14),(15)を添加,混合する。
【0033】
[実施例9] 整髪ジェル
(1)ナイロン繊維 10.00
(2)麻繊維 3.00
(3)アクリル樹脂アルカノールアミン液 5.00
(4)ポリビニルピロリドン 2.50
(5)トリエタノールアミン pH6.5とする量
(6)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(7)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.03
(8)オキシベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.10
(9)エチルアルコール 10.00
(10)ジブチルヒドロキシトルエン 0.10
(11)精製水 全体を100とする量
製法:(3)〜(10)を(11)に順次添加して均一に溶解した後、(1),(2)を添加して分散させる。
【0034】
[実施例10] 整髪ジェル
(1)セルロース繊維 20.0
(2)ウール繊維 3.0
(3)アクリル樹脂アルカノールアミン液 2.0
(4)プロピレングリコール 5.0
(5)ジプロピレングリコール 5.0
(6)POE(80)硬化ヒマシ油 5.0
(7)ミリスチン酸イソプロピル 1.0
(8)エチルアルコール 30.0
(9)精製水 全体を100とする量
製法:(3)〜(8)を(9)に順次添加して均一に溶解した後、(1),(2)を添加して分散させる。
【0035】
実施例7〜10のいずれの実施例においても、得られた整髪化粧料を頭髪に均一に塗布したところ、塗布前と比較して毛髪全体にハリやコシが付与され、見た目のボリューム感,増毛感が得られた。
【0036】
なお、実施例使用時に、かゆみ,刺激,頭皮の発赤,腫れ等を認めたパネラーは皆無であった。また、いずれの実施例についても、含有成分の沈降,相分離といった製剤の状態変化は観察されなかった。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、固形樹脂繊維を毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを特徴とする整髪化粧料を得ることができた。
【発明の属する技術分野】
本発明は、固形樹脂繊維と、水溶性樹脂を配合して成る整髪化粧料に関する。更に詳しくは、固形樹脂繊維を睫毛用マスカラのように毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを特徴とする整髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
男性,女性に関わらず、薄毛を改善する育毛剤の需要は高く、種々多様な育毛剤が上市されている。かかる育毛剤には、センブリ抽出物(スウェルチノーゲン),ニコチン酸ベンジル等の血行促進剤、トウガラシチンキ,カンフル等の局所刺激剤、胎盤抽出物,パントテン酸及びその誘導体等の毛包賦活剤、イオウ,ビタミンB6等の抗脂漏剤、サリチル酸,レゾルシン等の角質溶解剤、ヒノキチオール,塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、グリチルレチン酸及びその誘導体,メントール等の消炎剤等が配合されているものが多いが(例えば特許文献1〜特許文献5参照)、有効成分に由来する刺激や臭いが消費者に不快感を与える場合も少なくなかった。
【0003】
また、薄毛は、男性ホルモン関与による毛包機能の低下,毛包・毛球部の新陳代謝機能の低下,頭皮生理機能の低下,頭皮緊張による局所血流障害に加え、栄養不良、ストレス等、種々の要素が原因となり引き起こされるため、ある程度時間をかけて改善していく必要がある。
【0004】
それにも関わらず、手軽に薄毛をカバーできる商品のニーズは高く、例えば、頭皮自体を染めることにより、薄毛での地肌の目立ちを抑えることができ、かつ同時に毛髪の生え際から先端まで隈なく染色して白髪を隠すことで、毛髪を黒々と豊かに見せることのできる生え際ファンデーション(特許文献6参照)、毛髪の薄い部分の地肌を黒色化することにより、薄毛の部分を目立たなくさせる整髪材料に関わり、特に液体素材に炭素繊維材料を混合させた整髪材料を使用し、整髪、養毛をも同時に行うことのできる整髪材料及び整髪方法(特許文献7参照)等が開示されているが、これらの方法では、衣服が汚れる、簡便ではない等の欠点があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−286837号公報
【特許文献2】
特開平6−40857号公報
【特許文献3】
特開平8−12532号公報
【特許文献4】
特開平11−255624号公報
【特許文献5】
特開2002−275037号公報
【特許文献6】
特開2002−234817号公報
【特許文献7】
特開平2−188516号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
薄毛は毛が細くなることにより、見た目に薄くなることが原因である。そこで、毛質を変え、薄毛を目立たなくさせると、増毛感が得られる。
【0007】
本発明においては、薄毛の悩みを持つ消費者が整髪剤感覚で使用することができ、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られるような整髪化粧料を得ることを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られるような整髪化粧料を得るべく鋭意検討を行った。
【0009】
その結果、本願発明者らは固形樹脂繊維を睫毛用マスカラのように毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、手軽に毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の固形樹脂繊維を整髪化粧料に配合し、睫毛用マスカラのように樹脂繊維を毛髪に付着させることで、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目にボリューム感,増毛感を与えることができる。
【0011】
具体的には、水にも油にも不溶で、系中で固体として存在する、例えば通常睫毛用マスカラ等に汎用されている固形樹脂繊維であれば、特に限定されない。
【0012】
上記の固形樹脂繊維として、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感を得るという効果の点から、特に、ナイロン繊維,レーヨン繊維,テトラフロロエチレン樹脂繊維,パーフロロアルコキシ樹脂繊維,ふっ化エチレンプロピレン樹脂繊維,セルロース繊維,ウール繊維,麻繊維から選択される1種又は2種以上を用いることが好ましい。
【0013】
本発明における固形樹脂繊維の配合量には特に限定がなく、効果が充分に発現される量であればよいが、例えば0.5〜70重量%程度、好ましくは3〜40重量%程度であることが望ましい。
【0014】
また、本発明の水溶性樹脂を整髪化粧料に配合することにより、毛髪に付着した上記固形樹脂繊維を毛髪上にしっかりとコート,付着させ、固形樹脂繊維の剥がれ落ちを防ぎ、固形樹脂繊維による毛髪全体のハリやコシ、見た目のボリューム感,増毛感を長時間保持することが可能となる。
【0015】
本発明に用いる水溶性樹脂としては、特に限定されず、整髪化粧料に汎用されるアニオン性樹脂、カチオン性樹脂,ノニオン性樹脂,両性樹脂等を用いることができる。これらは単独,若しくは2種以上を併用して用いる。
【0016】
アニオン性樹脂は、スタイリング性が高いという特徴があり、例えば、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体〔(レジン28−1310、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、(ルビセットCA、BASF社製)〕、クロトン酸−酢酸ビニル−ネオデカン酸ビニル共重合体(レジン28−2930、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、クロトン酸−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体(ルビセットCAP、ISP社製)、酢酸ビニル−マレイン酸モノブチルエステル−イソボロニルアクリレート共重合体(ADVANTAGE−CP、ISP社製)、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体〔(AMPHOMER HC、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、(ウルトラホールド8,ウルトラホールド・ストロング、BASF社製)、ビニルピロリドン−アクリレート−(メタ)アクリル酸共重合体(ルビフレックスVBM35、BASF社製)、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体であるアクリル樹脂アルカノールアミン液〔(プラスサイズシリーズ、互応化学社製)、(アニセットKB−1000,KB−100H,NF−1000,HS−3000,AQ−2500、いずれも大阪有機化学工業社製)、(ダイヤホールド、三菱化学社製)〕、アクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸アルキルエステル−ジアセトンアクリルアミド−メタクリル酸共重合体(プラスサイズL−53、互応化学社製)、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体〔(ガントレッツES−225,ES−425,SP−215、いずれもISP社製)、(アニエールBEM−42S,VEM−22S、いずれも大阪有機化学工業社製)〕等を用いることができる。
【0017】
カチオン性樹脂は、コンディショニング性に優れるという特徴があり、例えば、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド(Celquat L−200,H−100、いずれもナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(Celquat SC240C,SC230M、いずれもナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、ビニルピロリドン−四級化ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体〔(Gafquat734,755,755N、いずれもISP社製)、(H.C.ポリマー1S,1N,1NS,1NP,2,2L,3A,5、いずれも大阪有機化学工業社製)〕、ビニルイミダゾリウムトリクロライド−ビニルピロリドン共重合体(ルビカットFC370,FC550,FC905,HM552、MonoCP、いずれもBASF社製)、ビニルピロリドン−ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、ビニルピロリドン−アルキルアミノアクリレート−ビニルカプロラクタム共重合体(コポリマー845,937,958、いずれもISP社製)、ビニルピロリドン−メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体(Gafquat HS−100、ISP社製)、アルキルアクリルアミド−アクリレート−アルキルアミノアルキルアクリルアミド−ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液(マーコート100、カルゴン社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体(マーコート2200,550、いずれもカルゴン社製)、カチオン化グアーガム等を用いることができる。
【0018】
ノニオン性樹脂は、耐湿効果に優れるという特徴があり、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン〔(ルビスコールK−12,17,30,60,80,90、いずれもBASF社製)、(PVP K−15,30,60,90,120、いずれもISP社製)〕、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体〔(ルビスコールVA28,37,55,64,73、いずれもBASF社製)、(PVP/VA−735,535,335,235,S−630、いずれもISP社製)、(PVA−6450、大阪有機化学工業社製)〕、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体(ルビスコールVA343、BASF社製)、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−アクリルアミノアクリレート共重合体、酢酸ビニル/N−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン共重合体(Dowlex、ダウ・ケミカル社製)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルアセトアミド等を用いることができる。。
【0019】
両性性樹脂は、フレーキングや帯電を防止する効果に優れるという特徴があり、例えば、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER28−4910,LV−71、いずれもナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製)、N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキルエステル共重合体〔(ユカフォーマーR205,R205S,SM,301,510,AM75,AM75S、いずれも三菱化学社製)、(RAMレジン−1000,2000、いずれも大阪有機化学工業社製)〕、アクリル酸・メタクリル酸・アクリル酸2−ヒドロキシプロピル・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸・メタクリル酸エチル・ジアセトンアクリルアミド・ビニルピロリドン共重合体およびそのアルカノールアミン液(APポリマー560、大阪有機化学工業社製)等を用いることができる。。
【0020】
本発明における水溶性樹脂の配合量には特に限定がなく、効果が充分に発現される量であればよいが、例えば0.5〜70重量%程度、好ましくは3〜40重量%程度であることが望ましい。
【0021】
整髪化粧料には前記固形樹脂繊維,水溶性樹脂のほかに、通常整髪化粧料に配合される任意の成分、たとえば界面活性剤,香料,防腐剤,保湿剤,顔料,着色剤,殺菌剤,酸化防止剤,油剤,増粘剤,紫外線吸収剤,紫外線防止剤,シリコーンポリマー誘導体等や、精製水などを常法にしたがって適宜配合することができる。
【0022】
本発明の整髪化粧料は、整髪剤感覚で毛髪の表面に均一に塗布することにより、固形樹脂繊維を睫毛用マスカラのように毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを特徴とするものである。
【0023】
本発明の整髪化粧料の剤型としては、例えば使用性がよく、特に手指にて直接化粧料を毛髪に塗布することのできるジェル状,クリーム状等が好ましい。特に、ジェル状の整髪化粧料は、頭髪にべたつきを与えることなく好適に用いることができる。
【0024】
【実施例】
つぎに、本発明の整髪化粧料を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。なお、特に断らない限り、配合量は重量%で示した。
【0025】
[実施例1〜6,比較例1〜6] 整髪ジェル
(1)精製水 全体を100とする量
(2)表1に示す固形樹脂繊維 計10.00
(3)表1に示す水溶性樹脂 計5.00
(2成分の場合は各2.50)
(4)グリセリン 5.00
(5)エタノール 10.00
(6)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.50
(7)香料 0.20
(8)エデト酸三ナトリウム 0.05
(9)水酸化ナトリウム(10%水溶液) 0.50
製法:(1)に(3)〜(8)を順次添加して均一化し、(9)を添加して中和した後、(2)を分散させる。
【0026】
【表1】
【0027】
本発明の効果を調べるために、官能評価パネル20名にて、実施例1〜6及び比較例1〜6の整髪ジェルを実際にハーフヘッドにて使用し、それぞれ塗布後の(1)ハリとコシ,(2)ボリューム感,(3)増毛感についての評価を行った。
【0028】
評価は、実施例のほうが効果のある場合を1点、実施例と比較例で差がない場合を0点、比較例のほうが効果のある場合を−1点として、評価パネル20名の点数を合計して評価点とした。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
表2の結果から明らかなように、本発明の整髪化粧料は、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られる等、高い効果を有するものであった。
【0031】
[実施例7] 整髪ジェル
(1)ナイロン繊維 10.0
(2)アクリル樹脂アルカノールアミン液 5.0
(3)グリセリン 3.0
(4)水酸化ナトリウム 0.1
(5)エタノール 20.0
(6)香料 0.1
(7)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1
(8)精製水 全体を100とする量
製法:(2)〜(7)を(8)に順次添加して均一に溶解した後、(1)を添加して分散させる。
【0032】
[実施例8] 整髪クリーム
(1)ナイロン繊維 3.00
(2)レーヨン繊維 3.00
(3)流動パラフィン 15.00
(4)ワセリン 15.00
(5)精製ミツロウ 2.00
(6)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 3.00
(7)グリセリン 5.00
(8)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.10
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.15
(10)ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液 0.10
(11)塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体 0.10
(12)カチオン化グアーガム 0.10
(13)精製水 全体を100とする量
(14)水酸化ナトリウム(10%水溶液) 0.50
(15)香料 0.10
製法:(3)〜6)の油相成分を混合,加熱溶解して80℃とする。一方、(7)〜(13)の水相成分を混合,加熱溶解し、80℃とする。この水相に前記油相を撹拌しながら加えてホモジナイザーにより乳化し、冷却後40℃にて(1),(2)(14),(15)を添加,混合する。
【0033】
[実施例9] 整髪ジェル
(1)ナイロン繊維 10.00
(2)麻繊維 3.00
(3)アクリル樹脂アルカノールアミン液 5.00
(4)ポリビニルピロリドン 2.50
(5)トリエタノールアミン pH6.5とする量
(6)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(7)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.03
(8)オキシベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.10
(9)エチルアルコール 10.00
(10)ジブチルヒドロキシトルエン 0.10
(11)精製水 全体を100とする量
製法:(3)〜(10)を(11)に順次添加して均一に溶解した後、(1),(2)を添加して分散させる。
【0034】
[実施例10] 整髪ジェル
(1)セルロース繊維 20.0
(2)ウール繊維 3.0
(3)アクリル樹脂アルカノールアミン液 2.0
(4)プロピレングリコール 5.0
(5)ジプロピレングリコール 5.0
(6)POE(80)硬化ヒマシ油 5.0
(7)ミリスチン酸イソプロピル 1.0
(8)エチルアルコール 30.0
(9)精製水 全体を100とする量
製法:(3)〜(8)を(9)に順次添加して均一に溶解した後、(1),(2)を添加して分散させる。
【0035】
実施例7〜10のいずれの実施例においても、得られた整髪化粧料を頭髪に均一に塗布したところ、塗布前と比較して毛髪全体にハリやコシが付与され、見た目のボリューム感,増毛感が得られた。
【0036】
なお、実施例使用時に、かゆみ,刺激,頭皮の発赤,腫れ等を認めたパネラーは皆無であった。また、いずれの実施例についても、含有成分の沈降,相分離といった製剤の状態変化は観察されなかった。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、固形樹脂繊維を毛髪に付着させ、それを水溶性樹脂でコートすることにより、毛髪全体にハリやコシを与え、見た目のボリューム感,増毛感が得られることを特徴とする整髪化粧料を得ることができた。
Claims (3)
- 固形樹脂繊維と、水溶性樹脂を配合して成る整髪化粧料。
- 固形樹脂繊維が、ナイロン繊維,レーヨン繊維,テトラフロロエチレン樹脂繊維,パーフロロアルコキシ樹脂繊維,ふっ化エチレンプロピレン樹脂繊維,セルロース繊維,ウール繊維,麻繊維から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の整髪化粧料。
- ジェル状であることを特徴とする、請求項1及び請求項2に記載の整髪化粧料。
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JP2003120619A JP2004323421A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 整髪化粧料 |
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JP2006069904A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Mandom Corp | 頭髪用セット剤組成物 |
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- 2003-04-24 JP JP2003120619A patent/JP2004323421A/ja active Pending
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