JP2004323187A - 昇降台の落下防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降台が傾斜した場合でも、より確実に挟持動作が行われる昇降台の落下防止装置を提供する。
【解決手段】ガイドレールの両側に配置されるとともに、昇降台の下降速度が許容速度以上になった際に、調速機により、昇降台に連動して移動するワイヤを停止させることにより、ガイドレールの両側に揺動自在に配置された一対の制動用カム42を、その挟持位置に揺動させて、昇降台に下降制動力を付与させる装置において、上記制動用カム42の表面に形成される各爪部42aの刃筋42bをその揺動軸心aに対して傾斜させたものである。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降台の落下防止装置、より具体的には、物品の搬入および搬出を行うための物品移載装置に昇降自在に設けられた昇降台の落下防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物品を収納棚に格納する物品移載装置には、物品を載置して所定の収納部に移動するとともに、収納棚との間で受け渡しを行う受渡装置が設けられた昇降台が具備されている。
【0003】
ところで、この昇降台は、上部フレームに設けられた従動スプロケットを介して降ろされた一対の昇降用チェーンにより吊持されるとともに、例えば下部フレームに配置された電動機により昇降用チェーンを昇降駆動することにより、昇降されていた。
【0004】
さらに、この物品移載装置には、チェーンが切断した際に、昇降台が落下するのを防止するために、落下防止装置が設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
以下、この落下防止装置を、図11および図12に基づき簡単に説明する。
この落下防止装置101には、少なくとも、上下方向に設けられた昇降台のガイドレール102の両側にて揺動自在に配置されるとともにその揺動角度に応じて表面同士が互いに接近離間して当該ガイドレール102を挟持・開放自在な左右一対の制動体103,103と、これら両制動体103,103を挟持方向に付勢するためのばね体(図示せず)とが具備され、通常の昇降時には、昇降用チェーンによる吊持力により、一対の制動体103,103が開放方向に付勢するような構成にされていた。なお、上記各制動体103,103について少し詳しく説明すれば、側面視が半円形状にされるとともに、その揺動軸心が偏心した位置に設けられているため、その揺動角度に応じて、ガイドレール102を挟持・開放し得るものである。そして、また各制動体103,103の表面には、ガイドレール102を挟持する際に、滑るのを防止するために、多数の爪部103aが且つその先端である刃筋103bがその揺動軸心と平行となるように、形成されていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平1−313202号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、昇降台は、その両端部にて昇降用チェーンにより吊持されているが、同時に2本のチェーンが切断することは極めて稀なことであり、普通は、一方のチェーンだけが切断するため、昇降台が傾くことになる。
【0008】
昇降台が傾くと、制動体103もガイドレール102に対して傾き、すなわち爪部103aの刃筋103bも斜めになるため、より一層の確実な挟持が望まれている。
【0009】
そこで、本発明は、昇降台が傾斜した場合でも、より一層の確実な挟持動作が行われる昇降台の落下防止装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る昇降台の落下防止装置は、上下方向に設けられたガイド部材に案内されて昇降する昇降台の落下防止装置であって、
上記ガイド部材の両側に配置されるとともに、昇降台の下降速度が所定速度以上になった際にそれぞれ揺動されてその表面に形成された複数の爪部がガイド部材の表面に押し付けられることにより、当該昇降台に下降制動力を作用させる一対の制動体を具備し、
且つこれら制動体の表面に形成される各爪部の刃筋をその揺動軸心に対して傾斜させたものである。
【0011】
また、本発明の請求項2に係る昇降台の落下防止装置は、枠体に形成された昇降用空間部内で且つ上下方向に設けられたガイド部材に案内されて昇降する昇降台の落下防止装置であって、
枠体の上部に配置された上部輪体および下部に配置された下部輪体とに亘って索状体を無端状に巻回し、
昇降台側に、上記ガイド部材の両側位置に、その揺動角に応じて、当該ガイド部材を挟持または開放し得る一対の制動体を揺動自在に設けるとともに、これら両制動体を一緒に揺動させる作動部材を設け、
上記索状体と作動部材とを昇降台側に支持された連結部材により連結させることにより当該索状体を昇降台と一緒に移動させるようになし、
上記上部輪体または下部輪体のいずれかに、昇降台の昇降速度が所定値を超えた場合に、当該輪体の回転を停止させる回転停止機構を具備させるとともに、この回転停止機構の停止動作により連結部材を介して上記両制動体をその挟持位置に揺動させるようになし、
さらに上記各制動体の表面に形成され且つ上記ガイド部材に押し付け可能にされた各爪部の刃筋をその揺動軸心に対して傾斜させたものである。
【0012】
上記の各構成によると、制動体の爪部の刃筋がその揺動軸心に対して予め傾斜されているため、昇降台の制動時に、当該昇降台が傾斜した場合でも、その刃筋が制動体の揺動軸心とほぼ平行になり、したがってガイド体に対する挟持動作がより確実に行い得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る物品移載装置における昇降台の落下防止装置を、図1〜図10に基づき説明する。
【0014】
まず、物品移載装置の概略構成について説明する。
図1および図2に示すように、この物品移載装置(スタッカクレーンともいう)1は、例えば立体倉庫内に配置された収納棚に対して物品の搬入および搬出を行うもので、走行用レール2上を走行自在な走行車輪3および当該走行車輪3を駆動する走行用駆動装置(図示せず)が設けられるとともに側面視が矩形状にされて中央部に昇降用空間部(以下、空間部という)Sが形成された走行用枠体(枠体の一例)4と、この走行用枠体4の空間部Sに昇降自在に配置されるとともに物品を載置して収納棚の所定箇所に移動させる昇降台(キャリッジともいう)5と、この昇降台5を昇降させる昇降用駆動装置6とが具備されている。なお、上記走行用枠体4は、走行車輪3が設けられた下部フレーム4aと、この下部フレーム4aの前後位置(走行方向での前後位置)にて立設された支柱フレーム4bと、これら両支柱フレーム4b,4bの上端部間に亘って取り付けられた上部フレーム4cとから構成されるとともに、上記両支柱フレーム4b,4bの内面側には、ガイドレール(ガイド部材)7が鉛直方向で取り付けられている。また、昇降台5は、物品の受渡装置8が設けられた昇降台本体部5aと、この昇降台本体部5aの前後端にて立設された側枠部5bとから構成されるとともに、これら両側枠部5b,5bには、ガイドレール7の3方の外面に接触して、当該昇降台5を鉛直方向で案内するためのガイドローラ9がそれぞれ設けられている。
【0015】
ところで、この昇降用駆動装置6は、少なくとも、昇降台5の前後部に連結された一対の昇降用チェーン11,12と、これら一対の昇降用チェーン11,12を駆動用スプロケット(図示せず)を介して巻き取りおよび繰り出すための電動機13とから構成されている。
【0016】
そして、この物品移載装置1には、昇降用チェーン11,12が破断した際に、昇降台5が落下するのを防止するための第1落下防止装置16が具備されるとともに、昇降台5の昇降速度が許容速度(所定速度)を超えた場合、例えば駆動系の破損等により昇降用チェーン11,12がフリーになって当該昇降台5が自由落下する場合にも対処するために、第2落下防止装置17が具備されている。
【0017】
まず、第2落下防止装置17を、図3〜図8に基づき詳しく説明する。
この第2落下防止装置17は、走行用枠体4の一方、例えば前側の支柱フレーム4bの上端部の側方に回転自在に支持された遊動側の上部プーリ(上部輪体)21と、同じく支柱フレーム4bの下端部の側方に配置された調速機(ガバナともいう)22とに亘って無端状に設けられたワイヤ(索状体)23と、昇降台5の側枠部5bに設けられた制動機(制動機構でもある)24とから構成されている。
【0018】
上記調速機22は、図3に示すように、下部フレーム4aから突設された支持体25側に設けられた水平固定軸体26に回転自在に設けられ且つ外周形状が多角形状にされるとともに外周面に多数の溝部(図示しないが、ラチエット溝のようなもの)が形成された溝付き係止用リング体28が一体に設けられた作動側の下部プーリ(下部輪体)(このプーリにワイヤが巻回されている)27と、上記支持体25側に水平支持軸体29を介して鉛直面内で揺動自在に設けられ且つ一端側に係止用リング体28の表面に接触し得る接触用ローラ30が設けられるとともに他端側に係止用リング体28の溝部に係脱自在にされた爪部31aが形成された揺動レバー31と、上記接触用ローラ30を係止用リング体28側にその水平支持軸体29を介して付勢するためのばね体(このばね体は、水平支持軸体に所定回転方向に付勢力を与えるものである)とから構成されており、また上記接触用ローラ30の重さは、下部プーリ27が許容回転速度(例えば定格回転速度の1.4倍程度であり、勿論、その周速度が昇降台の許容速度となる)以上になった場合に、当該接触用ローラ30に作用する遠心力により、揺動レバー31を上記ばね体の付勢力に抗して揺動させるような値に設定されている。
【0019】
したがって、下部プーリ27の回転速度(調速機における速度でもある)が許容回転速度以上になった場合には、接触用ローラ30に作用する遠心力により揺動レバー31が揺動し、正確には、係止用リング体28の表面が多角形状にされているため、接触用ローラ30が飛び跳ね、その結果、他端側の爪部31aが係止用リング体28の溝部に係合して下部プーリ27の回転が停止される。なお、揺動レバー31と係止用リング体28とにより回転停止機構が構成されている。
【0020】
また、図4〜図6に示すように、上記制動機24は、側枠部5bにおける側板5cのガイドレール7の両側位置で互いに平行に設けられ且つ回転自在に挿通支持された一対の水平支持軸体41と、これら各水平支持軸体41のガイドレール7側の一端部にそれぞれ固定された制動用カム(制動体)42と、上記各水平支持軸体41,41の他端部にそれぞれ固定されたレバー片43と、これら両レバー片43,43の先端部同士間に亘って連結されるとともに対向端部同士が連結ピン44により回動可能に連結された一対のリンク45よりなる中折れリンク部材(作動部材)46と、中間部が側枠部5bの側板5cの上端に形成された折曲部5dに上下方向で移動可能に挿通支持され且つ下端が接続リンク47を介して上記中折れリンク部材46の連結ピン44に連結されるとともに上端部に螺合されたナット材48と折曲部5dとの間に圧縮ばね49が装着された昇降棒(昇降部材)50と、中間部が側枠部5bに水平支持軸体51を介して回動自在に支持され且つ一端部が上記ワイヤ23の途中に介装された取付板23aに連結されるとともに他端部が昇降棒50側(正確には、接続リンク47)に連結された連結リンク(連結部材)52とから構成されている。
【0021】
次に、上記制動用カム42について説明すると、図7および図8に示すように、その側面視形状がほぼ半円形状にされ、またガイドレール7側の表面は円弧面(湾曲面の一例で、楕円面などでもよい)に形成されるとともに、その円弧面の所定角度範囲θに亘って多数の爪部42aが形成され、さらにその揺動軸心(水平支持軸体41の挿通位置)aについては、その円弧面の中心bに対して、上方に且つガイドレール7側に偏心した位置に設けられている。
【0022】
このため、制動用カム42の非動作時における開放位置(イ)[図4の42(イ)参照]においては、その爪部42aがガイドレール7から離間しているが、当該制動用カム42が所定角度でもって揺動した挟持位置(ロ)[図4の42(ロ)参照]においては、爪部42aがガイドレール7の表面に押し付けられることになり、したがって昇降台5のさらなる下降動作により、その爪部42aがガイドレール7の表面に食い込み、昇降台5の下降に制動が掛かり停止する。
【0023】
そして、さらに上記爪部42aの爪先(以下、刃先という)の方向を示す刃筋42bは、当該制動用カム42の揺動軸心aに対して所定角度(例えば、15度程度)でもって昇降台5とは反対の外側に下向きでもって傾斜されている。
【0024】
したがって、昇降台5が下降している最中に、例えば駆動系の損傷により、昇降台5の下降速度が許容速度を超えた場合、接触用ローラ30に遠心力が作用して揺動レバー31の先端の爪部31aが係止用リング体28の溝部に係合し、下部プーリ27の回転が停止する。すなわち、ワイヤ23が固定されると、連結リンク52の昇降台5側の他端部が下方に移動(揺動)して圧縮ばね49の付勢力に抗して昇降棒50が下降する。
【0025】
昇降棒50が下降すると、中折れリンク部材46を介して両水平支持軸体41が外側に回転されて制動用カム42がその挟持位置(ロ)に揺動されて(矢印c方向にて示す)、その表面に形成された爪部42aがガイドレール7の表面に押し付けられて下降制動力が生じ、したがって昇降台5の下降が停止される。
【0026】
ところで、昇降台5の前後部の一方、例えば前部(図1の右側)が制動用カム42,42により停止された場合、後方(図1の左側)に下向きで傾斜することになるが、制動用カム42の爪部42aの刃筋42bが揺動軸心すなわち水平方向に対して外側が下方(下位)となるように傾斜されているため、昇降台5が後方に下向きで傾斜した場合、その刃筋42bがほぼ水平方向となり、したがってガイドレール7に対する挟持動作、すなわち停止および保持動作(固定動作)がより確実に行われる。なお、制動用カム42の爪部42aの刃筋42bの方向については、一応、15度でもって外方に傾斜すると説明したが、要するに、昇降台5に下降制動力を作用させて当該昇降台5が傾斜した場合、刃筋42bがほぼ水平方向となるように、予め、所定の方向で且つ所定の角度でもって、爪部42aを形成しておけばよい。
【0027】
次に、第1落下防止装置16について説明するが、この第1落下防止装置16は、例えばいずれの昇降用チェーン11,12が切断した際に対処するためのもので、その制動機構は、上述した第2落下防止装置17とほぼ同一の構成であり、簡単に説明する。
【0028】
すなわち、図9および図10に示すように、昇降台5の側枠部5bに、ガイドレール7の両側に、当該ガイドレール7を挟持・開放自在にされた制動用カム61,61がそれぞれ水平支持軸体62を介して揺動自在に設けられるとともに、これら水平支持軸体62の端部に、レバー片63を介して、中央が連結ピン64で連結された中折れリンク部材65の両端部が連結され、さらにこの中折れリンク部材65の連結ピン64を昇降棒66を介して下方に押圧可能な揺動レバー67が鉛直面内で揺動自在に設けられるとともに、この揺動レバー67の揺動側先端部と昇降用チェーン11(12)の端部との間には、内蔵された圧縮ばね68により下方に付勢された筒状体69が介装されている。より具体的に言えば、昇降台5の側枠部5bが、昇降用チェーン11(12)の連結棒状部11a(12a)の下端に螺合されたナット材70により保持された筒状体69を介して吊持されるとともに、この筒状体69には上記揺動レバー67の揺動側先端部が係合されている。なお、昇降棒66と揺動レバー67とは、例えば係合ピン67aと長穴66aを介して係合されている。
【0029】
また、上記各制動用カム61については、第2落下防止装置17にて説明した制動用カム42と同じ構成にされている(詳細な形状については、図7および図8を参照のこと)。すなわち、その側面視形状は、半円形状にされるとともに、ガイドレール7側の表面である円弧面(湾曲面の一例で、楕円面などでもよい)に形成されるとともに、その円弧面の所定角度範囲θに亘って多数の爪部61aが形成され、またその揺動軸心については、その円弧面の中心に対して、上方に且つガイドレール7側に偏心した位置に設けられ、さらにその表面に形成された爪部61aの刃筋61bも、その揺動軸心に対して傾斜されている。勿論、この爪部61aについても、昇降台5に制動力を作用させて当該昇降台5が傾斜した場合に、刃筋61bがほぼ水平方向となるような方向で且つ角度でもって形成されている。
【0030】
したがって、昇降用チェーン11(12)が切断すると、圧縮ばね68により、筒状体69を介して揺動レバー67が下方に揺動し、昇降棒66および中折れリンク部材65を介して一対の制動用カム61,61が挟持方向に揺動されて(矢印d方向)、ガイドレール7を両側から挟持し、昇降台5に制動力を作用させて停止させる。
【0031】
この場合、昇降台5は、斜めの状態で制動されることになるが、第2落下防止装置17の箇所で説明したように、その制動状態では、制動用カム61の爪部61の刃筋61bはほぼ水平方向となり、したがってガイドレール7に対する挟持動作、すなわち停止および保持動作(固定動作)がより確実に行われる。
【0032】
ところで、上記実施の形態においては、昇降台が物品移載装置に設けられている場合について説明したが、例えば、この昇降台が、物品だけを移載するものではなく、作業員が同乗するキャブ付きのものであってもよく、また物品のピッキングを行うための作業台であってもよく、さらに収納棚の間口方向で走行する走行用枠体に設けられるものではなく、収納棚の間口全幅に亘る長さを有するとともに昇降自在に設けられ且つ物品を載置して間口方向で移動する移動台が配置されたものであってもよい。すなわち、上記落下防止装置は、チェーン、ワイヤなどを介して昇降自在に設けられた昇降台であれば、いかなるものにでも適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明の各構成によると、制動体の爪部の刃筋がその揺動軸心に対して予め傾斜されているため、昇降台の下降制動時に、当該昇降台が傾斜した場合でも、その刃筋が制動体の揺動軸心とほぼ平行になり、したがってガイド体に対する挟持動作をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る物品移載装置の概略構成を示す全体側面図である。
【図2】図1の一部省略A−A矢視図である。
【図3】同物品移載装置における第2落下防止装置の調速機の要部正面図である。
【図4】同物品移載装置における第2落下防止装置の制動機の要部正面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図4のC−C断面図である。
【図7】同第2落下防止装置の制動用カムの正面図である。
【図8】図7のD−D矢視図である。
【図9】同物品移載装置における第1落下防止装置の概略切欠正面図である。
【図10】同第1落下防止装置の要部断面図である。
【図11】従来例に係る落下防止装置の要部を示す概略正面図である。
【図12】図11のE−E矢視図である。
【符号の説明】
1 物品移載装置
2 走行用レール
4 走行用枠体
5 昇降台
7 ガイドレール
11 昇降用チェーン
12 昇降用チェーン
16 第1落下防止装置
17 第1落下防止装置
21 上部プーリ
22 調速機
23 ワイヤ
24 制動機
27 下部プーリ
28 係止用リング体
41 水平支持軸体
42 制動用カム
42a 爪部
42b 刃筋
43 レバー片
46 中折れリンク部材
61 制動用カム
61a 爪部
61b 刃筋
62 水平支持軸体
63 レバー片
65 中折れリンク部材
67 揺動レバー
68 圧縮ばね
69 筒状体

Claims (2)

  1. 上下方向に設けられたガイド部材に案内されて昇降する昇降台の落下防止装置であって、
    上記ガイド部材の両側に配置されるとともに、昇降台の下降速度が所定速度以上になった際にそれぞれ揺動されてその表面に形成された複数の爪部がガイド部材の表面に押し付けられることにより、当該昇降台に下降制動力を作用させる一対の制動体を具備し、
    且つこれら制動体の表面に形成される各爪部の刃筋をその揺動軸心に対して傾斜させたことを特徴とする昇降台の落下防止装置。
  2. 枠体に形成された昇降用空間部内で且つ上下方向に設けられたガイド部材に案内されて昇降する昇降台の落下防止装置であって、
    枠体の上部に配置された上部輪体および下部に配置された下部輪体とに亘って索状体を無端状に巻回し、
    昇降台側に、上記ガイド部材の両側位置に、その揺動角に応じて、当該ガイド部材を挟持または開放し得る一対の制動体を揺動自在に設けるとともに、これら両制動体を一緒に揺動させる作動部材を設け、
    上記索状体と作動部材とを昇降台側に支持された連結部材により連結させることにより当該索状体を昇降台と一緒に移動させるようになし、
    上記上部輪体または下部輪体のいずれかに、昇降台の昇降速度が所定値を超えた場合に、当該輪体の回転を停止させる回転停止機構を具備させるとともに、この回転停止機構の停止動作により連結部材を介して上記両制動体をその挟持位置に揺動させるようになし、
    さらに上記各制動体の表面に形成され且つ上記ガイド部材に押し付け可能にされた各爪部の刃筋をその揺動軸心に対して傾斜させたことを特徴とする昇降台の落下防止装置。
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