JP2004323046A - チューブの箱詰め方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブを複数列状に整列して、箱体に複数段に効率よく段積み収納できるようにする。
【解決手段】箱に略対応するマガジン20を横向きにしておいて、所定本数ずつ整列したチューブ列毎に順次積層するように横倒状態でマガジンに挿入して、複数列のチューブ列群TuGを一旦収容保持させ、このチューブ列群TuGをマガジン20から姿勢変換移動台51に受け渡して直立状に姿勢を変換させ、これを充填用保持手段60に移して箱B内に充填収納し、その後、収納したチューブ列群TuGの上にシートShを載置して、このシートの上に上段になるチューブ列群を充填収納する。
【選択図】 図21

Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、歯磨き、化粧料等の練状製品のチューブ状容器に使用する内容物充填前のチューブの箱詰め方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、練状歯磨き等のチューブ状容器として使用するチューブは、合成樹脂の積層体等よりなるもので、チューブ製造工場で製作され、歯磨き等の内容物を充填する工場やメーカーに輸送されて使用される。このチューブの輸送においては、プラスチック製や段ボール製等の専用の通箱が使用される。この通箱へのチューブの箱詰めは、通箱からの取出し使用する際の作業性を考慮して、多数本のチューブをその一端を開口側に向けるように整列させて収納充填することが求められている。従来、このチューブの箱詰めは手作業で行われており、極めて手数のかかる作業になっていた。
【0003】
近年、前記チューブの箱詰めに要する労働力の削減、作業効率の向上等のために、各種の箱詰め装置が提案されている(下記の特許文献1〜4)。
【0004】
例えば、特許文献1では、横倒状態で整列したチューブ列を空気力を利用して水平に保持し、これを垂直方向に回動させて開口を上向きにしたケースに収納する。
【0005】
特許文献2では、多数本のロッド状の歯を備えたフォーク装置を使用し、横倒状態で整列したチューブ列をフォークで保持し、これを回動させて開口を横向きにした通箱に挿入し、各チューブ列毎にフォーク高さを替えて、列毎に千鳥状に位置をずらせるように積層して収納する。収納後に通箱を上向きに戻す。
【0006】
また、特許文献3では、横倒状態で整列したチューブ列を、櫛歯状に並列したロボットのアームを用いて、開口を横向きにした通箱を一列毎に漸次下降させながら挿入して積層して収納する。収納後に通箱を上向きに戻す。
【0007】
特許文献4においては、横倒状態で整列したチューブ列を一挙に押出して、開口を横向きにした通箱に挿入するとともに、列毎に通箱を漸次下降させて積層して収納する。
【0008】
【特許文献1】
特公昭56−23843号公報
【0009】
【特許文献2】
特公平5−17087号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平7−10126号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平7−149318号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1〜4のいずれの場合も、通箱に多数本のチューブを直立状に収納充填するものではあっても、そのチューブ収納形態は一つの通箱に1段に収納するだけである。
【0013】
そのため、一箱毎のチューブの収納効率が劣り、それだけ多数の通箱を必要とし、輸送効率も低くなる。特に、最近では、チューブ製造の高速化、チューブを使用する側の内容物充填工場やメーカーでの作業効率の向上等の観点から、前記のチューブを直立状に整列させた状態で、一つの通箱に複数段(通常、2〜3段)に段積み収納することが要望されることが多くなっている。
【0014】
ところで、一つの通箱に、チューブを直立状に整列させて複数段に収納するためには、収納した下段のチューブの上に、紙等のセパレート用シートを載置して、その上に上段のチューブを収納する必要がある。既存の箱詰め装置には、前記のような段積み収納を可能にするものがなく、そのため複数段に段積み収納する場合には、手作業で行う必要があり、きわめて非能率的なものであった。
【0015】
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、歯磨き等の練状製品を充填包装するためのチューブを、縦横少なくとも1方向に複数の列状に整列して、通箱等の一つの箱体に複数段に効率よく段積み収納するためのチューブの箱詰め方法と、この箱詰め方法を容易に実施するためのチューブの箱詰め装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本発明のチューブの箱詰め方法は、所定の箱内に、多数本の収納対象のチューブを直立状態で縦横少なくとも1方向に複数列状に整列させて充填収納し複数段に箱詰めする方法であって、前記箱に略対応した角形枠状をなす箱詰め用マガジンを使用し、該マガジンを横向きにしておいて、前記チューブを所定の本数ずつ整列し、整列したチューブ列毎に横倒整列状態で順次積層するように該マガジン内に挿入して、箱での収納形態に相当する複数列のチューブ列群を一旦収容保持させ、次ぎに、このチューブ列群を、前記収容形態に保持したまま前記マガジンから抜き出すとともに、直立状をなすように姿勢を変換させて、前記箱内に充填収納し、その後、収納した前記チューブ列群の上にセパレートシートを装入載置して、該シートの上に上段になるチューブ列群を前記同様にして充填収納することにより、複数段に箱詰めすることを特徴とする。
【0017】
これにより、主として歯磨き等の練状製品の充填包装に使用するチューブの複数段の段積み収納を容易に可能にし、その箱詰め効率を高めることができる。
【0018】
また、本発明は、前記の箱詰め方法として、前記箱を適宜搬送手段によりチューブ充填作業位置に搬送する工程と、横倒状態で給送される多数本のチューブを箱での収納形態に応じた所定の本数ずつ整列させ、整列したチューブ列毎に一斉に側方へ押出して、前記の箱に略対応した角形枠状をなす横向きの箱詰め用マガジンに順次積層するように挿入し、収納形態に相当する複数列のチューブ列群を前記マガジンに収容保持させる工程と、前記チューブ列群の収容保持後に、前記マガジンを姿勢変換部に移動させて、該姿勢変換部に備える姿勢変換移動台により、前記マガジンから押し出されるチューブ列群を四方から挟持して受け取り、該チューブ列群が直立状をなすように姿勢変換して、前記チューブ充填作業位置の上方に移動させる工程と、前記チューブ充填作業位置において、昇降可能な充填用保持手段により、前記姿勢変換移動台上のチューブ列群を四方から挟持して該姿勢変換移動台より抜脱するとともに、該姿勢変換移動台の退避後に降下させて前記搬送手段上の箱内に前記チューブ列群を充填収納する工程と、前記充填用保持手段の上昇後に、箱に応じた所定の寸法に裁断したセパレート用シートを前記箱内のチューブ列群の上に装入し載置する工程とよりなり、前記の各工程を経て最下段のチューブ列群を充填収納し前記シートを装入した後、前記工程を経て充填用保持手段に保持させた上段のチューブ列群を前記シートの上に充填収納することにより、複数段に箱詰めする、ことを特徴とする。これにより、多数本のチューブを容易に複数段に段積み収納することができる。
【0019】
また、上記方法を実施するための本発明のチューブの箱詰め装置は、所定の箱内に、多数本の収納対象のチューブを直立状態で縦横少なくとも1方向に複数列状に整列させて充填収納し複数段に箱詰めする装置であって、多数本のチューブを直立状態で並列してかつ複数段に充填収容できる箱を、上方に開口させた状態でチューブ充填作業位置に搬送する搬送手段と、適宜給送手段により横倒状態で並列して給送される多数本のチューブを箱での収納形態に応じた所定の本数ずつ整列させるとともに、整列したチューブ列毎に側方へ押出し供給するチューブ列の押出供給部と、前記の箱に略対応した角形枠状をなし、開口を横向きにして前記押出供給部の側方に対向する位置で上下動可能に支持されて、前記押出供給部から側方に押し出されるチューブ列を、各列毎に降下しながら順次積層するように前記開口より受け入れ、箱での収納形態に相当する複数列のチューブ列群を収容保持する箱詰め用マガジンと、前記チューブ列群を保持した前記マガジンを、前記押出供給部の側方対向位置から、前記チューブ列群の姿勢を変換するための姿勢変換部の位置に移送する移動手段、および前記姿勢変換部の位置から空のマガジンを前記押出供給部の側方対向位置に戻す復帰用移動手段と、前記姿勢変換部であって、前記チューブ充填作業位置の上方に移動可能かつ起立可能な姿勢変換移動台を備え、該姿勢変換移動台が、起立状態において前記移動手段により移送される前記マガジンの開口に対向して該マガジンから押し出されるチューブ列群を四方から挟持するとともに、挟持状態のまま水平状態に復帰し前記チューブ列群を直立姿勢に変換して、前記チューブ充填作業位置の上方に移動するように設けられてなる姿勢変換部と、前記チューブ充填作業位置において、その上方より昇降可能に支持され、前記姿勢変換移動台の停止時に降下して該姿勢変換移動台に保持されたチューブ列群を該姿勢変換移動台に代わって四方から挟持し、該姿勢変換移動台の退避後に下方の搬送手段上の箱内に降下して前記チューブ列群を箱内に充填収納し、その後に上昇する充填用保持手段と、前記チューブ列群の充填収納後に、該箱内のチューブ列群の上に箱に応じた所定の寸法に裁断したセパレート用シートを装入し載置するシート装入装置と、を備えてなることを特徴とする。
【0020】
この箱詰め装置によれば、上記の箱詰め方法を容易に実施でき、箱詰め効率を大幅に向上できる。
【0021】
前記の箱詰め装置において、前記チューブ列の押出供給部の側方対向位置には、前記マガジンを該押出供給部に対向させかつ漸次降下可能に支持する上下動可能な支持受け台が設けられ、また前記押出供給部の側方対向位置と姿勢変換部の位置の下方部には、前記支持受け台の降下時に前記マガジンを受けて前記姿勢変換部の位置に移送する移動手段としてのコンベアが設けられ、さらに前記姿勢変換部の位置には前記コンベアにより移送される前記マガジンを起立状態の前記姿勢変換移動台と対向する位置に持ち上げる上下動可能な支持受け台が設けられてなるもの、とすることができる。
【0022】
これにより、前記箱詰め用のマガジンを、チューブ列の押出供給部の側方対向位置に前記チューブ列を受け入れ可能に確実に支持できるとともに、姿勢変換部に移動させて、姿勢変換移動台との対向位置で受け渡し可能に確実に支持することができる。
【0023】
また、前記の箱詰め装置において、前記両支持受け台の上方には、空のマガジンを前記姿勢変換部の位置から前記押出供給部の側方対向位置に戻す復帰用移動手段として、前記押出供給部と姿勢変換部との間で往復移動可能な移動基台が設けられるとともに、該移動基台の下に前記マガジンを掴持できるチャック手段が上下動可能に設けられてなるもの、とすることができる。これにより、空のマガジンを前記押出供給部の側方対向位置に確実に復帰させることができる。
【0024】
前記姿勢変換部の側の支持受け台には、前記姿勢変換移動台と対向する前記マガジンの反対側からマガジン内のチューブ列群を一斉に押し出す押出し手段が設けられてなるものが好ましい。これにより、マガジン内のチューブ列群を姿勢変換移動台に確実に受け渡すことができる。
【0025】
前記姿勢変換移動台は、起立可能な底板に対し四周の側板がそれぞれ進退手段により内外方向に変位可能に設けられ、内方向への変位作用によりチューブ列群を四方から挟持できるように設けられてなるものが好ましい。これにより、前記マガジンから押し出されるチューブ列群を、その収容保持状態を崩すことなく保持できる。
【0026】
また、前記充填用保持手段は、前記搬送手段と姿勢変換部とが交叉するチューブ充填作業位置の上方において昇降可能に設けられた支持天板と、四周の側板とからなり、四周の側板がそれぞれ進退手段により内外方向に変位可能に設けられ、前記姿勢変換移動台の側板が外方へ拡開し挟持作用を解除すると同時に降下して、前記側板の内方向への変位作用により前記チューブ列群を四方から挟持できるように設けられてなるものとすることができる。これにより、前記チューブ列群を当所の収容形態を保持したまま下方の箱内に充填収納できることになる。
【0027】
前記シート装入装置は、ロール状に巻回したセパレート用シートを装置台枠上に水平方向に引き出す手段と、引き出されたシートを所定の長さ寸法に裁断するカッターと、上下動可能に支持され前記裁断されたシートを吸引保持してチューブ充填作業位置に移動する吸引保持手段とを備えてなるものとすることができる。これにより、チューブの充填収納作用毎に裁断したセパレート用シートを1枚ずつ、充填収納したチューブ列群の上に装入でき、2枚重ねで装入する等の誤動作のおそれがない。
【0028】
特に、前記シート装入装置の台枠上には、前記搬送手段の上方位置に引き出されたシートを受けるテーブルを備え、また該シートの引き出し部分の両側に、シート両側端部を挟持して引き出し方向に移動するとともに、引き出されたシートを前記吸引保持手段によりテーブル上に押圧した状態においてシート挟持作用を解除して元の位置に復帰する引出し手段を備え、前記カッターは、前記吸引保持手段が前記シートをテーブル上に押圧するとともに、前記引出し手段が元の位置でシート両側端部を挟持した状態においてシート裁断を行うように設けられてなるものが好ましい。これにより、前記シートの裁断、及び吸引保持、装入作用を関連した一連の動作として確実に行うことができ、本発明装置の自動化を容易に可能にする。
【0029】
【発明の実施の形態】
次ぎに本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0030】
図1は本発明にかかる箱詰め装置の1実施例の概略を示す平面図、図2は同上装置のマガジン移動手段の側からの正面図、図3はマガジン移動手段を省略した正面図、図4はチューブ給送及び整列手段を省略した側面図である。
【0031】
本発明の1実施例のチューブの箱詰め装置について説明する。
【0032】
箱詰め対象のチューブTuは、例えば、合成樹脂の積層シートや複合シートから形成されてなり、歯磨き等のチューブ状容器に使用される円筒状のチューブであって、通常、図28に示すように口部となる側の端部にはキャップTu1 が装着されている。このチューブTuの他端Tu2 は開放状態のままであり、内容物充填後に閉塞されるように形成されている。
【0033】
一方、前記のチューブTuを箱詰めするための箱Bは、通常、通箱として使用される平面略方形の箱であって、前記のチューブTuを直立状態にして縦横少なくとも1方向に並列してかつ複数段に、例えば2段に段積み収納できる深さを有するものよりなる。この箱Bとしては、フラップ付きの段ボール製の箱のほか、合成樹脂材よりなる成形容器を用いることもできる。また、木製、金属製等の適度の剛性を有する材料により形成された箱を使用することもできるが、実施上は前記の段ボール製の箱が好ましい。通常、前記箱Bの内側面に沿って保護用の内袋がセットされる。
【0034】
図中の1は装置全体の機枠を示し、2は、前記の多数本のチューブTuを直立状態で並列してかつ複数段に充填収容できる空の箱Bを、上方に開口させた状態で該搬送手段2上に設定されるチューブ充填作業位置aに搬送するための搬送手段を示している。通常、前記箱Bの内側面に沿って保護用の内袋がセットされて搬送される。この搬送手段2は、チューブTuの段積み収納が完了する毎に、収納済の箱Bを前記充填作業位置aから機枠2外の回収部(図示せず)へ送り出すとともに、新たに空の箱Bを前記充填作業位置aに送り込めるように設けられている。この搬送手段2としては、例えば図のように適宜駆動手段により駆動されるローラを含む所謂ローラコンベアが好適に用いられるが、他のコンベア手段を利用することもできる。
【0035】
3は前記箱Bの搬送手段2と並列に配された前記チューブTuの給送手段であって、前記機枠1外の供給部(図示せず)から前記チューブTuを同方向に横倒した状態で並列して給送できるベルトコンベア等よりなり、前記機枠1内のチューブ列の押出供給部5の位置まで給送するように設けられている。
【0036】
前記押出供給部5には、前記給送手段3に連続して、その送り方向前方に向かって下方に傾斜し、所要数のチューブTuを整列できる整列コンベア6が設けられるとともに、この整列コンベア6の側方に並列して押出し台7が設けられている。
【0037】
前記整列コンベア6は、図5および図6に拡大して示すように、前記給送手段3から送り込まれるチューブTuを受ける一対の無端ベルト等のコンベア部材6a、6aを有している。図の場合、前記両コンベア部材6a,6a間には、前記給送手段3から送り込まれるチューブTuを位置決めし整列するための規制部材8が前記コンベア部材6a,6aによる送り方向に移動可能に設けられている。
【0038】
実施例では、前記両コンベア部材6a,6aの内方に、該コンベア部材とは別にこれに沿って無端回動するチエン等の一対の回動部材8a,8aが設けられるとともに、該両回動部材8a,8aに板状の規制部材8が回動方向に所要の間隔をおいて突設されており、該規制部材8が、前記回動部材8a,8aの回動により前記チューブTuの送り込み側からその送り込み速度に対応した速度で移動しながら、チューブTuを1本ずつ順次整列できるように設けられている。図中の6bは前記コンベア部材6a,6aの駆動モータを、8bは前記回動部材8a、8aの駆動モータを示している。
【0039】
9は前記整列コンベア6上に整列したチューブTuを側方の前記押出し台7上に押し出すための押出プレートである。この押出プレート9は、前記整列コンベア6の端部においてコンベア幅方向に往復移動可能なシリンダブロック10に連結されて支持されており、該シリンダブロック10がシリンダー装置の作動により前記コンベア幅方向に移動することにより、整列したチューブTu、すなわち一単位のチューブ列TuAを該押出プレート9により側方へ押し出せるようになっている。
【0040】
また、前記押出し台7は、図7のように、チューブ並列方向の両端部の下面にそれぞれピン連結手段11a,11bを介して上下方向のシリンダー装置12a,12bの出力軸が連結されて支持され、通常時には前記整列コンベア6と同じ高さで同方向の傾斜状態をなすように設けられている。この押出し台7は、前記整列コンベア6から一斉に押し出される一単位のチューブ列TuAを一時的に保持するとともに、前記傾斜方向の低位側が前記シリンダー装置12aの作動により持ち上げられて水平になり、さらに水平状態のまま両シリンダー装置12a,12bの作動により、後述の押出し部材14による押出し位置の高さまで持ち上げられるようになっている。なお、前記傾斜方向高位側のシリンダー装置12bは前記機枠1に設けた支持台部上のブラケット13に固設され、また前記低位側のシリンダー装置12aは、その基部がピン連結部14により揺動可能に取付けられて、前記押出し台7の傾斜状態から水平状態への変化を許容するように支持されている。
【0041】
前記押出し台7の上には、整列コンベア6から押し出されたチューブ列TuAを整列状態に保持するための整列規制板15a,15bが両端部に対向して配置されている。両整列規制板15a,15bは、それぞれシリンダー装置16a,16bに連結されて相対向方向に変位可能に設けられており、該押出し台7上のチューブ列TuAの整列位置を、後述のマガジンに対するチューブ列TuAの収容形態に応じて適宜変更できるようになっている。例えば、各チューブ列TuA毎に千鳥状に交互に位置をずらせて収容する場合、これに対応して、前記整列規制板15a,15bの位置を各列毎に交互に変更することにより、前記各チューブ列TuAの整列位置、つまりは押出し供給位置を変更できることになる。
【0042】
前記押出し台7には、前記の整列したチューブ列TuAを後述のマガジンに対して押出し供給するための押出部材17が設けられている。この押出部材17は、機枠1の一部あるいは前記整列コンベア6の端部に設置されたシリンダー装置18により、前記押出し高さ位置において押出し方向に変位可能に支持されており、該押出し台7が水平状態で前記押出し高さ位置に持ち上げられたときに、シリンダー装置18が作動して、押出し台7上に整列している前記チューブ列TuAを該押出し台7と対向している後述の箱詰め用のマガジン20に向かって押出し、該マガジン20に挿入できるように設けられている。
【0043】
前記箱詰め用のマガジン20は、主としてアルミニウム等の軽金属やステンレス等の金属材あるいは合成樹脂材よりなるもので、チューブTuの長さと略同程度の幅で、前記箱Bに略対応した角形枠状をなしており、箱Bでの1段分のチューブ列群を収納できるようになっている。
【0044】
前記マガジン20は、前記押出供給部5に対向する位置に配置された支持受け台21に、一方の開口を横向きにして前記押出供給部5の前記押出し台7と対向して載置されて、順次降下しながら前記押出し台7から押出し供給されるチューブ列TuAを受け入れるように支持される。
【0045】
前記支持受け台21は、金属材等の板状体により平面よりみて四角形の枠状をなすように形成されており、両側板の上に前記マガジン20を載置できるようになっている。
【0046】
図示する実施例の場合、図9及び図10に示すように、前記押出供給部5の側方に対向して縦方向の2本の支持フレーム22,22が立設され、該支持フレームに上下方向のスライドレール23,23が付設されている。前記支持受け台21は、その前側面に有するガイド部24,24が前記スライドレール23,23に係合して、上下動可能に支持されている。さらに、前記支持受け台21は、上下の2つのプーリ26,26に掛架されてモータ25の駆動により上下方向に走行する無端のタイミングベルト27に結合連結されており、前記押出し台7からのチューブ列TuAの押出し供給作用に合わせて各列毎の積層寸法に応じた寸法ずつ順次降下するように設けられている。
【0047】
前記の支持受け台21は、前記マガジン20に複数列のチューブ列Tuの収容保持が完了した時点で、前記タイミングベルト26によりさらに下方にまで降下するように設定され、下方に配された移動手段としてのコンベア30の上に前記マガジン20を移載できるように設けられる。
【0048】
すなわち、前記支持受け台21の下方には、前記マガジン20を後述する姿勢変換部50に移送するための移動手段として、無端回動ベルト等よりなるコンベア30が設けられている。このコンベア30は、姿勢変換部50の位置まで延びている。このコンベア30は、図11に示すようにガイドローラ31により上面が略水平をなすとともに、前記支持受け台21の降下位置では、図のように少なくとも一方の側板が入り込み得る凹部32が形成されており、前記支持受け台21が、コンベア30の上面より下方にまで降下できるように構成されている。またこれにより、前記マガジン20が前記コンベア30に載るようになっている。33は前記コンベアの駆動モータを示す。
【0049】
前記姿勢変換部50の端部の位置には、前記の支持受け台21と略同様の枠状の形態をなす上下動可能な支持受け台35が設けられ、前記のコンベア30により移送される前記マガジン20を、後述の姿勢変換移動台51への受け渡しのための高さ位置にまで持ち上げることができるように構成されている。
【0050】
図の場合は、図12及び図13に示すように、前記姿勢変換部50の端部に縦方向の2本の支持フレーム34,34が立設され、該支持フレーム34,34に上下方向のスライドレール36,36が付設されている。そして、前記支持受け台35は、その縦面に有するガイド部37,37が前記スライドレール36,36に係合して上下動可能に支持されている。この支持受け台35は、前記両支持フレーム34,34間に配された上下方向に移動可能なシリンダー装置38に連結されて、該シリンダー装置38の作動により上下動できるようになっている。
【0051】
また、前記支持受け台35の降下位置のコンベア30の部分には、該支持受け台35の少なくとも一方の側板が入り込み得る凹部39が形成され、該支持受け台35がコンベア上面より下方にまで降下して、前記マガジン20が送られてくるまで待機していて、前記マガジン20が送られてきたときに、前記シリンダー装置38が作動して上昇することにより、前記マガジン20を所定の高さ位置にまで持ち上げるように設定されている。
【0052】
さらに、前記支持受け台35による前記マガジン20の持ち上げ位置の部分には、マガジン20内部に収容されているチューブ列群TuGを一斉に押出して前記姿勢変換移動台51に受け渡すための押出し板41が設けられている。この押出し板41は、前記マガジン20より一回り小さい板体よりなり、前記支持フレーム34の上端部あるいは機枠1の一部に固設されたシリンダー装置42に連結されて、前記マガジン20の持ち上げ位置において、前記姿勢変換移動台51との対向側とは反対側のマガジン20の開口と対向するように支持されており、該シリンダー装置42の作動によりマガジン20内に進入して、チューブ列群を押し出すように設けられている。
【0053】
図中の43は、内部のチューブ列群を姿勢変換移動台51に受け渡した後の空のマガジン20を、前記姿勢変換部50の位置から前記押出供給部5の位置に戻すための復帰用移動手段であり、次のように構成されている。
【0054】
図14及び図15に示すように、前記両支持受け台21、35の持ち上げ位置より上方において、前記コンベア30と対向して同方向に並設された横方向の2本の支持フレーム44、44の上に、ガイドレール45,45が付設されるとともに、該ガイドレール45、45に沿って前記押出供給部5と姿勢変換部50との間で往復移動可能な移動基台46が載設されている。この移動基台46には、その下方に突出して前記支持受け台35上のマガジン20の上部を掴持するチャック手段47が設けられている。該チャック手段47はモータ48の駆動によりラック機構48aを介して上下動可能に支持されている。
【0055】
前記チャック手段47は、降下作用により前記マガジン20の上面に対する当接板47aと、該当接板47aの両側端部においてシリンダー47b,47bに取着されて垂設された係止部材47c,47cとからなる。両係止部材47c,47cは、下端部に内向きの鉤状の係止爪部を有しており、前記シリンダー47b,47bの進出動作により両係止部材47c,47cが前記マガジン20の幅より大きく拡開するとともに、前記当接板47aが前記支持受け台35上のマガジン20の上面に当接した状態での前記シリンダー47b,47bの退入動作により、前記係止爪47d、47dが前記マガジン20の両側部の一部に係止するように設けられている。
【0056】
49は、前記移動基台46を往復移動させるモータであり、該移動基台46を、前記のようにチャック手段47が姿勢変換部50で前記マガジン20を掴持した後、前記押出供給部5の位置に移動させ、また該押出供給部5で前記マガジン20を支持受け台21に支持させた後、再び姿勢変換部50の位置に移動させるように制御されて駆動される。
【0057】
なお、前記マガジン20にチューブ列群を収容保持した状態で姿勢変換部50へ移動させるための移動手段(コンベア30)と、空のマガジン20をチューブ列の押出供給部5に復帰させる移動手段43とを別に設けているため、2つのマガジン20を使用することとして、マガジン20へのチューブ列の収容保持作用と、マガジン20内のチューブ列群の姿勢変換部50への受け渡し作用とを、それぞれ順次交互に同時に行えるようにするのが望ましく、これにより作業効率を向上できる。
【0058】
また、姿勢変換部50は、前記チューブ列群の姿勢を変換するための機構を構成するものであって、図16及び図17に示すように、前記箱Bの搬送手段2におけるチューブ充填作業位置aの上方位置から該搬送手段2と直角の交叉方向に延びて前記支持受け台35との対向位置に至る台枠52を有し、該台枠52の上に、前記支持受け台35との対応位置とチューブ充填作業位置aの上方位置との間で移動可能で、かつ水平状態から直角に起立可能な姿勢変換移動台51を備えている。
【0059】
また、前記台枠52の前記充填作業位置aの部分には、後述する充填用保持手段が通過できる四角形の開口を有する口枠部材150が設けられている。この口枠部材150の四周側辺部の下側に、前記搬送手段2により載置されて搬送される前記箱Bを開放状態で定位置に保持するための拡開保持部片151が設けられている。この拡開保持部片151は、四周側辺部の支持軸152の回動により拡開動作可能に設けられる。図の153は前記支持軸152を回動動作させためのシリンダーを示す。
【0060】
前記姿勢変換移動台51は、前記台枠52上に設けられたリニアガイド53により台枠52の長手方向に移動可能に設けられ台板54と、この台板54の上で起立自在に、すなわち水平状態と直角の起立状態との間で回動可能に設けられた姿勢変換用の保持部材55とからなり、保持部材55が起立状態で前記持ち上げ位置の前記支持受け台35上のマガジン20と対向してマガジン20かに押し出されるチューブ列群TuGを受け取った後、水平状態に姿勢を変換してチューブ充填作業位置aに移動できるようになっている。
【0061】
前記保持部材55は、台板54上の突出支持部56に貫設された支軸57に回動可能に取付けられた底板55aと、該底板55aに対してそれぞれシリンダー等の進退手段55bにより内外方向に変位可能に設けられた四周の側板55cとから構成されており、前記持ち上げ位置の前記支持受け台35上のマガジン20と対向した状態での前記各側板55cの内方向への変位作用によりチューブ列群TuGを四方から挟持できるように設けられている。
【0062】
前記保持部材55は、四周の側板55cによる深さを、保持対象のチューブTuの長さに対応して、その略全長を保持できるように設定する。この場合、前記底板55aの上には、図のように、後述する充填用保持手段による挟持作用を容易に可能にするための手段として、保持したチューブ列群TuGをその上端部が露出するように押し上げるための第2底板55dを設けて、二重底構造にするのが好ましい。この第2底板55dは、底板55aより一回り小さく、前記側板55cによる挟持範囲の内側に位置している。58は前記第2底板55dを上下動させるためのシリンダー装置を示す。
【0063】
前記保持部材55としては、前記のほか、四周の側板55cによる挟持状態において、前記チューブ列群の一端側、例えばキャップTu1の部分を露出させて保持できる深さに設定することもできる。この場合、前記の第2底板55dは不要になる。
【0064】
図中の59aは、前記保持部材55を起立回動させるための駆動手段、59bは姿勢変換移動台51を前記リニアガイド53に沿って移動させるための駆動手段を示している。
【0065】
60は、前記姿勢変換部50と前記箱Bの搬送手段2とが交叉する前記チューブ充填作業位置aの上方から昇降可能に支持されたチャック機構による充填用保持手段である。この充填用保持手段60は、前記姿勢変換移動台51の停止時に降下して、該姿勢変換移動台51の保持部材55に保持されたチューブ列群TuGを該保持部材55に代わって四方から挟持するとともに、該姿勢変換移動台51の退避後に下方の口枠部材150を通過して搬送手段2上の箱B内に降下し挟持作用を解除することにより、前記チューブ列群を箱B内に充填収納するように設けられている。
【0066】
前記充填用保持手段60は、図18及び図19に拡大して示すように、四角形の枠状ブラケット61の下部に付設された支持天板61aと、該支持天板61aに対しシリンダー等の進退手段62により内外方向に変位可能に連結されたチャック手段としての四周の各側板63とからなり、前記各側板63の内方向への変位作用により前記チューブ列群を四方から挟持できるように設けられている。
【0067】
図の場合、前記四周の各側板63の内方において、前記支持天板61aの下に連結された第2天板64を有しており、該第2天板64が前記支持天板61に対してシリンダー装置65により下方向きに進退可能に設けられ、後述するように保持したチューブ列群を箱Bに充填収納時に、該チューブ列群を下方に押し下げ得るように設けられている。つまりは、前記箱Bへの充填収納後の充填用保持手段60の上昇の際に、外周部のチューブTuが側板63との摩擦等によって持ち上がるのを防止するために、側板に対して下方に押し下げておくことができるようになっている。
【0068】
四周の側板63による前記第2天板64までの深さは、図示するように、チューブTuの長さに応じて、チューブ列群の下部を露出させた状態で保持するように設定する場合のほか、チューブの略全長を保持できる深さにして実施することも可能である。
【0069】
前記枠状ブラケット61は、昇降体66に取付けられて該昇降体66とともに上下動するように吊設されている。前記昇降体66は、前記機枠1の側部に後述のように移動可能に配された四角形の枠状の移動フレーム70に昇降可能に装備されている。
【0070】
その手段として、前記移動フレーム70の両側の縦フレーム部に、上下方向のスライドレール71,71が付設されるとともに、その両者間の中央部に上下方向のボールネジ72が配されており、前記昇降体66は、その両側部に有するガイド体67が前記両スライドレール71に係合して上下動可能に支持されるとともに、中央分から外側方に突出するブロック68が前記ボールネジ72にして、該ボールネジ72の回転により昇降するように設けられている。
【0071】
すなわち、前記枠状ブラケット61を介して昇降体66に吊設された前記充填用保持手段60は、前記昇降体66の昇降運動に伴って昇降するもので、特に、前記姿勢変換移動台51の各側板55cが外方へ拡開し挟持作用を解除すると同時に降下して、前記各側板63によりチューブ列群を四方から挟持し、さらに姿勢変換移動台51の退避後に下方の搬送手段2上の箱B内にまで降下して挟持作用を解除して、チューブ列群を放出し充填収納した後上昇するように設定されている。図の73は前記ボールネジ72の駆動用モータを示している。
【0072】
80は前記充填用保持手段60の上昇後に、箱Bに応じた所定の寸法に裁断したセパレート用シートSh1を前記箱B内のチューブ列群TuGの上に装入し載置するためのシート装入装置であり、図22〜図24に示すように、次の構成を備えてなる。
【0073】
81は箱の搬送手段2と上方で交叉してかつ前記姿勢変換部50の台枠52と略平行に配置された装置台枠で、この台枠81の下方にロール状に巻回したセパレート用シートShが該装置台枠81の上に引き出し可能に支持される。82は前記シートShを台枠81上に水平に引き出すためのガイドローラである。83,83は前記シートShの引き出し部分の両側においてシート両側端部を挟持して引き出し方向に移動可能に設けられた引き出し手段である。
【0074】
図示する実施例の場合、前記引き出し手段83,83は、前記搬送手段2と交叉方向の前記装置台枠81の両側枠部の上に平行に配された2本のスライドレール84,84にそれぞれ係合する基板83a,83aと、該基板83a,83aの上の支持部83b,83bにより下方向きのシリンダー83c,83cにより押下可能に支持された押圧板83d,83dとからなり、前記シリンダー83c,83cの作動により、前記押圧板83d,83dと前記基板83a,83aの内側縁部との間に前記シートShの両側部を挟圧保持できるように設けられている。そして、前記基板83a,83aは、前記装置台枠81の端部のタイミングプーリ85,85に係合して適宜回転駆動され装置台枠上では水平方向に走行する無端のタイミングベルト86,86に連結されており、該タイミングベルト86,86が回転駆動されることにより、前記スライドレール84,84に沿って水平移動するように設けられている。これにより、前記シートShを前記搬送手段2の上方位置まで引き出せるようになっている。87は前記タイミングベルト86,86のガイドローラ、88は駆動モータである。
【0075】
89は装置台枠81上に引き出されたシートShを受けるテーブルであり、前記搬送手段2の上方に配設されている。90は吸引保持手段であり、後述のように前記テーブル89の上方から昇降可能に支持されて、前記の引き出されたシートShの少なくとも四隅部、例えば該四隅部と中央との5カ所を、吸引口部90aにより前記テーブル89上に押圧し、かつ裁断されたシートSh1の単体を吸引保持できるようになっている。前記引き出し手段83,83は前記吸引保持手段90がシートShをテーブル89に押圧した時に元の位置に復帰して、シートの側端部を上下から挟持するように設けられる。
【0076】
91は前記の引き出されたシートShを裁断するためのカッターである。図の場合、前記台枠81の両側枠部に配されたシリンダー装置92により、前記シート引き出し位置よりやや下方において上下動可能に配された支持板93上に台枠81の幅方向に移動可能なシリンダブロック94が設けられ、該シリンダブロック94に三角山形の剣先状をなす前記カッター91が上向きに突出して設けられており、前記前記シリンダー装置92により上昇して、前記カッター91の先端が引き出されたシートShより上に突き出しかつシリンダブロック94の作動により前記シートを幅方向にカットするように構成されている。
【0077】
前記カッター91は、剣先状の両側に刃部を形成しておくのが、シートに対し突き出しがスムーズに行え好ましい。
【0078】
95は前記吸引保持手段90の支持体であり、該支持体95は昇降体96に取付けられて該昇降体96とともに上下動するように吊設されている。前記昇降体96は、前記機枠1の側部に後述のように移動可能に配された四角形の枠状の移動フレーム101に昇降可能に装備されている。
【0079】
その手段として、前記移動フレーム101の両側の縦フレーム部に、上下方向のスライドレール102,102が付設されるとともに、その両者間の中央部に上下方向のボールネジ103が配されており、前記昇降体96は、その両側部に有するガイド体97が前記両スライドレール102,102に係合して上下動可能に支持されるとともに、中央分から外側方に突出するブロック98が前記ボールネジ103に螺合して、該ボールネジ103の回転により昇降するように設けられている。
【0080】
すなわち、前記吸引保持手段90は、前記昇降体96の昇降運動に伴って昇降するもので、特に、テーブル89に対しシートShを押圧するとともに、移動フレーム101の移動によりチューブ充填作業位置aに移動したときに、下方に降下して搬送手段2上の箱Bに充填されたチューブ列群の上まで降下して前記の吸引作用を解除することにより、シートチューブ列群の上に装入載置出きるように設定されている。図の104は前記ボールネジ103の駆動用モータを示している。
【0081】
図25及び図26に示すように、前記の充填用保持手段60を支持する移動フレーム70と、前記吸引保持手段90を支持する移動フレーム101とは、それぞれ昇降体66,96が存する側とは反対側に付設されたガイド体69,99が、前記搬送手段2の搬送方向に沿う側部の上下横フレームに付設されたガイドレール104に係合して、それぞれ搬送手段2の送り方向に移動可能に支持されており、前記充填用保持手段60及び吸引保持手段90を、前記チューブ充填作業位置aの上に交互に位置させることができるように構成されている。
【0082】
図の場合、前記両移動フレーム70,101は、連結部材により連結されて一体として移動できるようになっている。これにより、前記充填用保持手段60が充填作業位置aに位置しているときは、前記吸引保持手段90が前記シート装入装置80のテーブル89上に位置し、前記吸引保持手段90が前記充填作業位置aに位置するときに、前記充填用保持手段60は前記充填作業位置aから離脱するように構成されている。
【0083】
なお、前記姿勢変換部50の台枠52、及びシート装入装置80の台枠81は、それぞれ移動不能に設置されている。
【0084】
上記した箱詰め装置を使用してチューブを箱詰めする方法を、装置動作とともに説明する。
【0085】
箱詰め対象のチューブTuを段積み収納できる段ボール箱等の所定の箱Bを、上方に開口させた状態で搬送手段2によりチューブ充填作業位置aへ搬送し、口枠部材150により開口状態に保持して該充填作業位置aに待機状態に保持する。通常、この箱Bの内部には合成樹脂フィルムなどよりなる保護用の内袋をセットしておく。
【0086】
一方、箱詰め対象のチューブTuは、給送手段3により同方向に横倒した状態で並列してチューブ列の押出供給部5に給送し、該押出供給部5における傾斜した整列コンベア6に1本ずつ順次送り込み、該整列コンベア6上で箱Bでの収納形態に応じた所定の本数を整列させる(図5、図6の鎖線)。
【0087】
前記整列コンベア6上において所定本数のチューブTuが整列した時、シリンダブロック10が作動し押出プレート9がコンベア幅方向に移動し、整列した一単位のチューブ列TuAを、同じ傾斜状態の押出し台7上へ一斉に押し出す。
【0088】
前記押出し台7は、押し出されたチューブ列TuAを保持すると同時に、該押出し台7を支持している2つのシリンダー装置12a,12bのうち、傾斜方向の低位側のシリンダー装置12aが作動して、該低位側が持ち上げられて水平になり、さらに水平状態のまま両シリンダー装置12a,12bの作動により、押出し高さまで持ち上げられる(図7の鎖線)。この状態において、押出部材17がシリンダー装置18により押出動作を行い、前記チューブ列TuAを一斉に押し出す。このとき、前記押出供給部5と対向する位置の支持受け台21に載置されている箱詰め用のマガジン20が、開口を横向きにして対向しており、前記のように押出し供給されるチューブ列TuAは前記マガジン20に挿入され収容される(図8)。
【0089】
前記のマガジン20を支持する支持受け台21は、前記のチューブ列TuAの1回の押出し供給作用毎に前記チューブ列TuAの所定が完了すると、前記支持受け台21が、モータ25により駆動されるタイミングベルト26の作動で、積層状態で収容されるチューブ列に対応した所定の寸法分だけ降下し、次のチューブ列の受け入れを可能な状態になる。
【0090】
また、前記押出供給部5では、上記と同様にして、整列コンベア6上に送り込まれるチューブTuを整列するとともに、整列したチューブ列TuAを、前記マガジン20への押出し供給後に元の傾斜状態に復帰している押出し台7上に押出し、該押出し台7上に一旦保持する。そして、前記押出し台7を水平状態にして所定の押出高さ位置に持ち上げて、前記マガジン20に向かって押出し供給し、前記マガジン20に収容されているチューブ列TuAの上に積層するように挿入する。
【0091】
このようにして、整列したチューブ列TuA毎に一斉に側方へ押出すとともに、前記マガジン20をチューブ列TuAの押出し供給作用に合わせて各列毎の積層寸法に応じた寸法ずつ順次降下させて積層するように挿入し、収納形態での1段分に相当する複数列のチューブ列群TuGを前記マガジン20に収容保持させる。
【0092】
そして、前記チューブ列群TuGの収容保持が完了した時点で、前記支持受け台21がさらに下方に降下するとともに、一方の側板が移動手段としてのコンベア30の凹部32に入り込むことにより、コンベア上面より下方にまで降下して(図9の鎖線)、前記マガジン20がコンベア30に上載され、該コンベア30により姿勢変換部50の位置まで移送される。
【0093】
このとき、姿勢変換部50の位置では、上下動可能な支持受け台35が前記コンベア30の正面より下方位置に待機しており、前記マガジン20が送られてきたときに上昇し、該マガジン20を姿勢変換移動台51への受け渡しのための所定の高さ位置にまで持ち上げる(図12)。この状態で、その上方の復帰用移動手段43の移動基台46に備えるにチャック手段47が降下してきて、該チャック手段47により前記マガジン20が掴持される。
【0094】
一方、姿勢変換部50の姿勢変換移動台51は、図17のように、前記の支持受け台35によるマガジン20の持ち上げと略同時に、あるいは前記持ち上げの前後において、台枠52に対して略直角の起立状態になり、かつ保持部材55の四周の側板55cが外方へ拡がった状態で、前記持ち上げ位置のマガジン20と対向するように保持される。
【0095】
そして、前記の対向状態において、シリンダー装置42の作動により押出し板41が前記マガジン20内に進入することにより、該マガジン20内部のチューブ列群TuGを一斉に押出して、前記姿勢変換移動台51の拡開状態の保持部材55の内部に入り込ませる。これと同時に、前記保持部材55の各側板55cが進退手段55bの作動により内方向に変位することにより、前記チューブ列群TuGを四方から挟持して受け取る。この後、姿勢変換移動台51は、前記保持部材55が水平状態になって(図17の鎖線)、これに保持されている前記チューブ列群TuGが直立状をなすように姿勢変換するとともに、前記チューブ充填作業位置aの前記搬送手段2の上方に移動させる。
【0096】
また、空になったマガジン20は、前記支持受け台35が降下すると同時に、前記チャック手段47を介して前記復帰用移動手段43の移動基台46より吊り下げられた状態で、チューブ押出供給部5の側へ移動し(図15)、前記支持受け台21が所定の高さに復帰するまで、該押出供給部5における押出高さに保持し、次に押出し供給されるチューブ列を受け入れる。
【0097】
そして、前記の姿勢変換部50において、姿勢変換移動台51が前記チューブ充填作業位置aに移動し停止すると(図19)、その上方に設けられた充填用保持手段60がボールネジ72の回転駆動により降下し、前記姿勢変改移動台51に保持されているチューブ列群TuGを、該姿勢変換移動台51に代わって保持する。
【0098】
この際、図20のように、前記姿勢変換移動台51の保持部材55が第2底板55dを有する場合は、該第2底板55dにより前記チューブ列群を若干持ち上げて、チューブ上端部を保持部材55から露出させておく。こうして、前記の充填保持手段の四周の側板が一旦前記チューブ列群の露出部分を挟持するとともに、この状態で前記姿勢変換移動台51の保持部材55の側板55cが外方向に変位して挟持作用を解除するとともに、さらに前記充填用保持手段60の側板63が外方向に僅かに拡がった状態でさらに降下してから、チューブ列群の略全体を四方から抱持し、該側板63の内方向への変位作用により四周から挟持する。
【0099】
この後、前記充填用保持手段60が一旦上昇し、前記チューブ列群TuGを姿勢変換移動台51から抜脱するとともに、前記姿勢変換移動台51がチューブ充填作業位置aから退避し、前記同様にマガジン20からの受け渡し位置に起立状態になって戻る。
【0100】
一方、前記充填用保持手段60は、前記の姿勢変換移動台51の退避後に再度降下し、前記口枠部材150を通過して、搬送手段2の上の箱B内に進入し、この状態で各側板63が外方向に変位して挟持作用を解除して上昇することにより、前記チューブ列群TuGを箱B内に充填収納する。前記充填用保持手段60が第2天板64を有する場合、図21のように前記の充填用保持手段60が上昇する際に、前記第2天板64を下方に進出させてチューブ列群を押し下げることにより、周辺部のチューブTuが側板63に追従して上昇したり、箱B内の内袋が前記側板63に引っかかって浮き上がろうとするのを防止する。
【0101】
こうして、1段目のチューブ列群TuGの充填収納が完了すると、シート挿入装置80において、前記チューブ列群の充填作業に対応して、ロール状に巻回されたセパレート用シートShをテーブル89上に引き出して所定の寸法に裁断したシートSh1を、吸引保持手段90により吸引保持するとともに、この状態で、前記充填用保持手段60の移動フレーム70及び前記吸引保持手段90の移動フレーム101を共に移動させ、前記充填用保持手段60をチューブ充填作業位置aから離脱させ、これに代わって前記吸引保持手段90を前記チューブ充填作業位置aの上方に対応位置させる。
【0102】
そして、ボールネジ103の回転駆動により昇降体96を降下させ、吸引保持手段90を口枠部材150を通過させて下方の箱B内に収納されているチューブ列群TuGの上で吸引作用を解除して載置する。この吸引保持手段90が上昇した後、前記移動フレーム70、101を共に移動させて、前記吸引保持手段90をシート挿入装置80におけるテーブル89の上方に、また前記充填保持手段60をチューブ充填作業位置aの上方にそれぞれ復帰させる。
【0103】
この後、上記同様にチューブ列群の充填作業を繰り返して、前記シートSh1の上に上段のチューブ列群TuGを充填収納することにより、図27に示すように複数段に箱詰めする。
【0104】
このように、収納形態での1段分のチューブ列群を収容保持できる独特な箱詰め用のマガジン20を使用して、多数本のチューブTuを横向きにして列毎に積層するように収容保持し、こうして保持したチューブ列群TuGを一挙に直立状に姿勢変換して箱内に収納し、その上にセパレート用のシートSh1を載置した後、同様にして上段のチューブ列群TuGを前記のシートSh1の上に充填収納することにより、容易に複数段に段積み収納することができる。
【0105】
なお、上記した各工程における作動及びそのための駆動手段については、電気的及び機械的に、それぞれが関連した一連の連続動作を行うように制御されることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】
上記したように、本発明の箱詰め方法及び装置によれば、特殊な箱詰め用のマガジンを使用することにより、歯磨き等の練状製品を充填包装するためのチューブを、縦横少なくとも1方向に複数の列状に整列して、通箱等の一つの箱に複数段に効率よく段積み収納することができ、特に機械化、自動化も容易に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる箱詰め装置の1実施例の概略を示す平面図である。
【図2】同上装置のマガジン移動手段の側からの正面図である。
【図3】同上装置のマガジン移動手段を省略した正面図である。
【図4】同上装置のチューブ給送及び整列手段を省略した側面図である。
【図5】同上装置の押出供給部の整列コンベアと押出し台を示す拡大平面図である。
【図6】同上の整列コンベアの正面図である。
【図7】同上の押出し台の正面図である。
【図8】同上の押出し台からマガジンへの押出供給状態を示す略示断面図である。
【図9】同上装置の押出供給部と対向するマガジンの支持受け台部分の側面図である。
【図10】同上の正面図である。
【図11】同上装置のマガジンの移動手段を示す正面図である。
【図12】同上装置の姿勢変換部の位置のマガジンの支持受け台部分の側面図である。
【図13】同上の支持受け台部分の正面図である。
【図14】同上装置の復帰用移動手段の平面図である。
【図15】同上の復帰用移動手段の正面図である。
【図16】同上装置の姿勢変換部の拡大平面図である。
【図17】同上の姿勢変換部でのマガジン支持受け台からのチューブの受取り状態を示す断面図である。
【図18】同上装置の充填保持手段の部分に姿勢変換移動台を位置させた状態の部分正面図である。
【図19】同上の側断面図である。
【図20】同上の充填保持手段により姿勢変換移動台のチューブ列群を保持する状態を示す断面図である。
【図21】同上の充填保持手段によりチューブ列群を箱に充填する状態の断面図である。
【図22】同上装置のシート装入装置の平面図である。
【図23】同上のシート装入装置の側面図である。
【図24】同上のシート装入装置の正面図である。
【図25】同上装置の移動フレーム構造を示す正面図である。
【図26】同上の側面図である。
【図27】チューブの箱詰め状態を示す断面図である。
【図28】箱詰め対象のチューブの正面図である。
【符号の説明】
Tu チューブ
Tu1 キャップ
Tu2 他端
TuA チューブ列
TuG チューブ列群
Sh 巻回したセパレート用シート
Sh1 セパレート用シート
B 箱
a 充填作業位置
1 機枠
2 箱の搬送手段
3 チューブの給送手段
5 押出供給部
6 整列コンベア
6a、6a コンベア部材
7 押出し台
9 押出プレート
15a,15b 整列規制板
17 押出部材
20 マガジン
21 支持受け台
22,22 支持フレーム
30 移動手段としてのコンベア
32 凹部
34,34 支持フレーム
35 支持受け台
41 押出し板
46 移動基台
47 チャック手段
47a 当接板
47c,47c 係止部材
47d、47d 係止爪
50 姿勢変換部
51 姿勢変換移動台
52 台枠
53 リニアガイド
54 台板
55 保持部材
55a 底板
55c 四周の側板
55d 第2底板
60 充填用保持手段
61 枠状ブラケット
61a 支持天板
63 四周の各側板
64 第2天板
66 昇降体
70 移動フレーム
80 シート装入装置
81 装置台枠
83 引き出し手段
89 テーブル
90 吸引保持手段
91 カッター
94 シリンダブロック
95 吸引保持手段の支持体
96 昇降体
97 ガイド体
101 移動フレーム
150 口枠部材
151 拡開保持部片

Claims (10)

  1. 所定の箱内に、多数本の収納対象のチューブを直立状態で縦横少なくとも1方向に複数列状に整列させて充填収納し複数段に箱詰めする方法であって、
    前記箱に略対応した角形枠状をなす箱詰め用マガジンを使用し、該マガジンを横向きにしておいて、前記チューブを所定の本数ずつ整列し、整列したチューブ列毎に横倒整列状態で順次積層するように該マガジン内に挿入して、箱での収納形態に相当する複数列のチューブ列群を一旦収容保持させ、
    次ぎに、このチューブ列群を、前記収容形態に保持したまま前記マガジンから抜き出すとともに、直立状をなすように姿勢を変換させて、前記箱内に充填収納し、
    その後、収納した前記チューブ列群の上にセパレートシートを装入載置して、該シートの上に上段になるチューブ列群を前記同様にして充填収納することにより、複数段に箱詰めすることを特徴とするチューブの箱詰め方法。
  2. 請求項1に記載のチューブの箱詰め方法であって、
    前記箱を適宜搬送手段によりチューブ充填作業位置に搬送する工程と、
    横倒状態で給送される多数本のチューブを箱での収納形態に応じた所定の本数ずつ整列させ、整列したチューブ列毎に一斉に側方へ押出して、前記の箱に略対応した角形枠状をなす横向きの箱詰め用マガジンに順次積層するように挿入し、収納形態に相当する複数列のチューブ列群を前記マガジンに収容保持させる工程と、
    前記チューブ列群の収容保持後に、前記マガジンを姿勢変換部に移動させて、該姿勢変換部に備える姿勢変換移動台により、前記マガジンから押し出されるチューブ列群を四方から挟持して受け取り、該チューブ列群が直立状をなすように姿勢変換して、前記チューブ充填作業位置の上方に移動させる工程と、
    前記チューブ充填作業位置において、昇降可能な充填用保持手段により、前記姿勢変換移動台上のチューブ列群を四方から挟持して該姿勢変換移動台より抜脱するとともに、該姿勢変換移動台の退避後に降下させて前記搬送手段上の箱内に前記チューブ列群を充填収納する工程と、
    前記充填用保持手段の上昇後に、箱に応じた所定の寸法に裁断したセパレート用シートを前記箱内のチューブ列群の上に装入し載置する工程と、
    よりなり、前記の各工程を経て最下段のチューブ列群を充填収納し前記シートを装入した後、前記工程を経て充填用保持手段に保持させた上段のチューブ列群を前記シートの上に充填収納することにより、複数段に箱詰めする、ことを特徴とするチューブの箱詰め方法。
  3. 所定の箱内に、多数本の収納対象のチューブを直立状態で縦横少なくとも1方向に複数列状に整列させて充填収納し複数段に箱詰めする装置であって、
    多数本のチューブを直立状態で並列してかつ複数段に充填収容できる箱を、上方に開口させた状態でチューブ充填作業位置に搬送する搬送手段と、
    適宜給送手段により横倒状態で並列して給送される多数本のチューブを箱での収納形態に応じた所定の本数ずつ整列させるとともに、整列したチューブ列毎に側方へ押出し供給するチューブ列の押出供給部と、
    前記の箱に略対応した角形枠状をなし、開口を横向きにして前記押出供給部の側方に対向する位置で上下動可能に支持されて、前記押出供給部から側方に押し出されるチューブ列を、各列毎に降下しながら順次積層するように前記開口より受け入れ、箱での収納形態に相当する複数列のチューブ列群を収容保持する箱詰め用マガジンと、
    前記チューブ列群を保持した前記マガジンを、前記押出供給部の側方対向位置から、前記チューブ列群の姿勢を変換するための姿勢変換部の位置に移送する移動手段、および前記姿勢変換部の位置から空のマガジンを前記押出供給部の側方対向位置に戻す復帰用移動手段と、
    前記姿勢変換部であって、前記チューブ充填作業位置の上方に移動可能かつ起立可能な姿勢変換移動台を備え、該姿勢変換移動台が、起立状態において前記移動手段により移送される前記マガジンの開口に対向して該マガジンから押し出されるチューブ列群を四方から挟持するとともに、挟持状態のまま水平状態に復帰し前記チューブ列群を直立姿勢に変換して、前記チューブ充填作業位置の上方に移動するように設けられてなる姿勢変換部と、
    前記チューブ充填作業位置において、その上方より昇降可能に支持され、前記姿勢変換移動台の停止時に降下して該姿勢変換移動台に保持されたチューブ列群を該姿勢変換移動台に代わって四方から挟持し、該姿勢変換移動台の退避後に下方の搬送手段上の箱内に降下して前記チューブ列群を箱内に充填収納し、その後に上昇する充填用保持手段と、
    前記チューブ列群の充填収納後に、該箱内のチューブ列群の上に箱に応じた所定の寸法に裁断したセパレート用シートを装入し載置するシート装入装置と、
    を備えてなることを特徴とするチューブの箱詰め装置。
  4. 前記チューブ列の押出供給部の側方対向位置には、前記マガジンを該押出供給部に対向させかつ漸次降下可能に支持する上下動可能な支持受け台が設けられ、また前記押出供給部の側方対向位置と姿勢変換部の位置の下方部には、前記支持受け台の降下時に前記マガジンを受けて前記姿勢変換部の位置に移送する移動手段としてのコンベアが設けられ、さらに前記姿勢変換部の位置には前記コンベアにより移送される前記マガジンを起立状態の前記姿勢変換移動台と対向する位置に持ち上げる上下動可能な支持受け台が設けられてなる請求項3に記載のチューブの箱詰め装置。
  5. 前記両支持受け台の上方には、空のマガジンを前記姿勢変換部の位置から前記押出供給部の側方対向位置に戻す復帰用移動手段として、前記押出供給部と姿勢変換部との間で往復移動可能な移動基台が設けられるとともに、該移動基台の下に前記マガジンを掴持できるチャック手段が上下動可能に設けられてなる請求項4に記載のチューブの箱詰め装置。
  6. 前記姿勢変換部の側の支持受け台には、前記姿勢変換移動台と対向する前記マガジンの反対側からマガジン内のチューブ列群を一斉に押し出す押出し手段が設けられてなる請求項3〜5のいずれか1項に記載のチューブの箱詰め装置。
  7. 前記姿勢変換移動台は、起立可能な底板に対し四周の側板がそれぞれ進退手段により内外方向に変位可能に設けられ、内方向への変位作用によりチューブ列群を四方から挟持できるように設けられてなる請求項3〜6のいずれか1項に記載のチューブの箱詰め装置。
  8. 前記充填用保持手段は、前記搬送手段と姿勢変換部とが交叉するチューブ充填作業位置の上方において昇降可能に設けられた支持天板と、四周の側板とからなり、四周の側板がそれぞれ進退手段により内外方向に変位可能に設けられ、前記姿勢変換移動台の側板が外方へ拡開し挟持作用を解除すると同時に降下して、前記側板の内方向への変位作用により前記チューブ列群を四方から挟持できるように設けられてなる請求項3〜7のいずれか1項に記載のチューブの箱詰め装置。
  9. 前記シート装入装置は、ロール状に巻回したセパレート用シートを装置台枠上に水平方向に引き出す引き出し手段と、引き出されたシートを所定の長さ寸法に裁断するカッターと、上下動可能に支持され前記裁断されたシートを吸引保持してチューブ充填作業位置に移動する吸引保持手段とを備えてなる請求項3〜7のいずれか1項に記載のチューブの箱詰め装置。
  10. 前記シート装入装置の台枠上には、前記搬送手段の上方位置に引き出されたシートを受けるテーブルを備え、また該シートの引き出し部分の両側に、シート両側端部を挟持して引き出し方向に移動するとともに、引き出されたシートを前記吸引保持手段によりテーブル上に押圧した状態においてシート挟持作用を解除して元の位置に復帰する引出し手段を備え、前記カッターは、前記吸引保持手段が前記シートをテーブル上に押圧するとともに、前記引出し手段が元の位置でシート両側端部を挟持した状態においてシート裁断を行うように設けられてなる請求項9に記載のチューブの箱詰め装置。
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