JP2004322429A - カバー保持装置 - Google Patents

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Osamu Fukuzawa
修 福澤
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Abstract

【課題】カバー3の開閉をスムーズかつ安全に行うことができ、カバー3を任意の位置で停止させることができ、カバー3が所定の重量を有していても、装置を大型化することなく、取付けスペースを確保することができるカバー保持装置を提供すること。
【解決手段】ダンパーとしてワンウェイダンパー15を採用し、かつコイルスプリング16を併用することに着目したもので、カバー3の回転軸8に設けるとともにカバー3の開放方向には自由回転し、カバー3の閉鎖方向には所定のトルクを発生可能としたワンウェイダンパー15と、ワンウェイダンパー15と同軸であってカバー3を開放方向に付勢するコイルスプリング16と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカバー保持装置にかかるもので、とくにサーマルプリンターなどの各種プリンターその他の機器に開閉可能に取り付けるカバーの開閉作動を安定かつ安全とするカバー保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカバー保持装置には、機器本体に対して開閉するカバーの回転軸にスプリングやダンパーその他の付勢部材を設けることにより、カバーの開閉操作を補助しようとしているものがある。すなわち、開放操作時にはスムーズにカバーを開けることができ、閉鎖操作時には急激にカバーが機器本体に衝突するように閉じることを防止している。
【0003】
しかしながら、各種の部材をカバーに一体に装備している場合などカバー全体が重いときに、従来のカバー保持装置によっては、カバーの重量に適した性能を得ることがむずかしく、また、開閉操作のいずれか一方でスムーズな動作を保証することが困難であるという問題がある。
たとえば、スプリングを用いる構成では、カバーの重量に適したスプリングの設計が困難である。すなわち、スプリングのサイズを非常に大きなものとする必要があり、その取付けスペースに問題が生ずるとともに、カバーを閉じるときに抵抗が大きくなりすぎて操作感覚として非常に重たいものとなってしまう。
また、ダンパーを用いる構成では、たとえばオイルダンパーやエアダンパーは高価であるとともに、その取付けスペースも大きくなってしまう。さらに、通常のダンパーでは、カバーをその開閉途中の任意の角度(傾斜開放角度)で保持することが困難で、とくにプリンターなどの機器のカバーに適用した場合に、その保守点検時の作業に支障が生ずるという問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−5320号公報
【特許文献2】
特開2001−208108号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、カバーの開閉をスムーズかつ安全に行うことができるようにしたカバー保持装置を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、カバーを開けるときに円滑さを保証し、また閉じるときに過大な負荷がかからないようにするとともに、カバーを任意の位置で停止させることができるようにしたカバー保持装置を提供することを課題とする。
【0007】
また本発明は、カバーが所定の重量を有していても、装置を大型化することなく、取付けスペースを確保することができるカバー保持装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、ダンパーとしてワンウェイダンパーを採用するとともにコイルスプリングを併用することに着目したもので、所定重量を有するカバーをその回転軸のまわりに機器本体に対して開閉可能に取り付けるためのカバー保持装置であって、上記カバーの上記回転軸に設けるとともに上記カバーの開放方向には自由回転し、上記カバーの閉鎖方向には所定のトルクを発生可能としたワンウェイダンパーと、このワンウェイダンパーと同軸であって上記カバーを開放方向に付勢するコイルスプリングと、を有することを特徴とするカバー保持装置である。
【0009】
上記カバーの閉鎖方向には該カバーを所定の開放位置に保持可能なトルクを発生可能とすることができる。
【0010】
上記カバーをその閉鎖位置に固定するカバー止め具を設けることができる。
【0011】
上記機器本体は、プリンターのプリンター本体であって、上記カバーには、このプリンターの操作部および印字部を設けてあることができる。
また、当該カバー保持装置は、プリンター以外の任意の機器のカバーの保持装置として適用可能であるが、とくに比較的重量があるカバーを鉛直面内で開閉させる機構として好適である。
【0012】
当該カバー保持装置は、上記機器本体に対して上記カバーの上記回転軸のいずれか一方の側、あるいは左右端部側に設けることができる。
【0013】
本発明によるカバー保持装置においては、カバーの開放方向には自由回転し、カバーの閉鎖方向には所定のトルクを発生可能としたワンウェイダンパーを採用するとともに、閉鎖方向のトルクの量を補助可能なコイルスプリングを併用するようにしたので、ワンウェイダンパーの負荷保持機能をコイルスプリングにより強化可能とすることができる。
したがって、カバーの開放操作時にはコイルスプリングの付勢力によって、わずかな操作力でカバーを操作可能であり、カバーの閉鎖操作時にはコイルスプリングおよびワンウェイダンパーの付勢力によって、所定のトルクをカバーの回転軸に発生させて、重量があるカバーであってもこれを任意の開放位置に停止させることができて内部の保守点検作業に便利であるとともに、装置全体を大型化することなく、省スペース化を実現して、狭い空間にも装備することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態によるカバー保持装置を図1ないし図5にもとづき説明する。
図1は、カバー保持装置を装備したサーマルプリンター1の概略側面図、図2は、同、概略正面図であって、サーマルプリンター1は、機器本体としてのハウジング2と、このハウジング2に対して開閉するカバー3と、印字用紙保持部4と、印字部5と、操作部6と、当該カバー保持装置7と、を有する。
【0015】
ハウジング2は、印字用紙保持部4および印字部5を収容するとともに、とくに図2に示すように、カバー3の回転軸8の左右両側にカバー保持装置7を設けている。
【0016】
カバー3は、ハウジング2に対し水平方向に延びる回転軸8のまわりに鉛直面内で開閉可能であって、その内面側に印字部5を、また外面側に操作部6をそれぞれ装備し、所定の重量を有する。このカバー3は、後述するように、カバー保持装置7によりハウジング2に対し所定の姿勢で開閉位置に保持可能である(図4、図5参照)。なお、カバー3をその閉鎖位置に固定するカバー止め具10を設けている。
【0017】
印字用紙保持部4は、帯状の印字用紙9をロール状に保持しており、印字用紙9を印字部5に向かって繰り出し可能としている。
【0018】
印字部5は、プラテンローラー11およびサーマルヘッド12を有し、プラテンローラー11がハウジング2側に、サーマルヘッド12がカバー3側に取付けられていて、その間に供給されてきた印字用紙9に印字を行う。カバー3が開放されたとき、プラテンローラー11とサーマルヘッド12との間に大きく開放空間部を形成し、プラテンローラー11、サーマルヘッド12さらには内部の各部材ないしは機構を点検可能としている。
【0019】
操作部6は、図1に示すように、カバー3に対して所定の角度で起立した姿勢でこれをカバー3に取り付けており、図2に示すように、操作ボタン部13および表示部14を有している。
【0020】
図3は、カバー保持装置7の分解斜視図であって、カバー保持装置7は、たとえば特許文献2によるものを採用することができ、ハウジング2に対してカバー3を開閉操作する際の保持を行うもので、前記回転軸8と、ワンウェイダンパー15と、コイルスプリング16と、固定用ブラケット17と、を有する。
【0021】
ワンウェイダンパー15は、カバー3の回転軸8に設けるとともにカバー3の開放方向には自由回転し、カバー3の閉鎖方向には所定トルクを発生可能とするものである。ワンウェイダンパー15は、その外部突出部15Aを固定用ブラケット17の固定用窓部18に係合させている。
【0022】
コイルスプリング16は、ワンウェイダンパー15と同軸であってカバー3を開放方向に付勢するものである。すなわち、コイルスプリング16は、ワンウェイダンパー15の外周部にこれを巻きかけ、その固定端部16Aを固定用ブラケット17の固定孔部19に係合するとともに、その自由端部16Bをカバー3の係合部3Aに当接して、カバー3の開放方向にコイルスプリング16の付勢力を発揮可能としている。
したがって、カバー3の閉鎖方向におけるワンウェイダンパー15によるトルクおよびコイルスプリング16による付勢力の合成力の範囲内でカバー3を所定開放位置に保持可能である。
【0023】
なお、固定用ブラケット17は、ハウジング2内の本体ブラケット20との間にワンウェイダンパー15およびコイルスプリング16を位置させた状態で固定ボルト21によりこれを本体ブラケット20に固定している。
【0024】
こうした構成のカバー保持装置7を有するサーマルプリンター1において、カバー止め具10を外すとともに、カバー3を回転軸8のまわりに開放動作させることにより、印字部5のプラテンローラー11とサーマルヘッド12とを分離させつつカバー3を大きく開けることができる。この開放動作の際に、コイルスプリング16による開放方向の付勢力によってカバー3をわずかな操作力で開けることができ、一方、ワンウェイダンパー15は空転するだけであり、開放操作に支障はない。
【0025】
図4および図5は、図1と同様のサーマルプリンター1の概略側面図であって、カバー3をそれぞれ所定の傾斜角度まで開放してその位置でカバー3を停止させた状態を示している。図4は、最大開放位置まで開いた状態を示し、図5は、途中の開放位置で停止させた状態を示している。
すなわち、カバー保持装置7にはワンウェイダンパー15が組み込まれているので、図4および図5に示すように、カバー3の開放姿勢を任意の位置に選択可能であり、作業者はカバー3の開放位置にそれほど注意を払わずに、安全に保守点検作業に専念することができる。
【0026】
さらに、ワンウェイダンパー15に加えてコイルスプリング16を設けているので、カバー3を開放方向に付勢する付勢力を補うことができ、比較的重量がある操作部6あるいは印字部5(サーマルヘッド12)をカバー3に取り付けてあっても、ワンウェイダンパー15自体ないしはカバー保持装置7自体の構成を大型化する必要がなく、その取付けスペースを小さくすることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ワンウェイダンパーおよびコイルスプリングを設けたので、カバーの開閉操作を安全かつ円滑にするとともに、カバーを任意の傾斜角度に保持可能であり、さらに装置全体を大型化することなく、その取り付けスペースも小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるカバー保持装置7を装備したサーマルプリンター1の概略側面図である。
【図2】同、概略正面図である。
【図3】同、カバー保持装置7の分解斜視図である。
【図4】同、サーマルプリンター1の概略側面図であって、カバー3を最大開放位置まで開いた状態を示す。
【図5】同、サーマルプリンター1の概略側面図であって、カバー3を途中の開放位置で停止させた状態を示す。
【符号の説明】
1 サーマルプリンター
2 ハウジング
3 カバー
3A カバー3の係合部(図3)
4 印字用紙保持部
5 印字部
6 操作部
7 サーマルプリンター1におけるカバー保持装置(実施の形態、図3)
8 カバー3の回転軸
9 印字用紙
10 カバー止め具
11 プラテンローラー
12 サーマルヘッド
13 操作ボタン部
14 表示部
15 ワンウェイダンパー
15A ワンウェイダンパー15の外部突出部(図3)
16 コイルスプリング
16A コイルスプリング16の固定端部(図3)
16B コイルスプリング16の自由端部(図3)
17 固定用ブラケット
18 固定用ブラケット17の固定用窓部
19 固定孔部
20 本体ブラケット
21 固定ボルト

Claims (4)

  1. 所定重量を有するカバーをその回転軸のまわりに機器本体に対して開閉可能に取り付けるためのカバー保持装置であって、
    前記カバーの前記回転軸に設けるとともに前記カバーの開放方向には自由回転し、前記カバーの閉鎖方向には所定のトルクを発生可能としたワンウェイダンパーと、
    このワンウェイダンパーと同軸であって前記カバーを開放方向に付勢するコイルスプリングと、
    を有することを特徴とするカバー保持装置。
  2. 前記カバーの閉鎖方向には該カバーを所定の開放位置に保持可能なトルクを発生可能としたことを特徴とする請求項1記載のカバー保持装置。
  3. 前記カバーをその閉鎖位置に固定するカバー止め具を設けたことを特徴とする請求項1記載のカバー保持装置。
  4. 前記機器本体は、プリンターのプリンター本体であって、
    前記カバーには、このプリンターの操作部および印字部を設けてあることを特徴とする請求項1記載のカバー保持装置。
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