JP2004321884A - 保護層形成材の塗布装置 - Google Patents

保護層形成材の塗布装置 Download PDF

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Abstract

【課題】保護層形成材の塗布作業を迅速に開始させるとともに、車両に対する保護層形成材の塗膜の厚さ不足を防止する。
【解決手段】複数の車両が順次搬送される搬送ラインの近傍にティーチング動作可能なロボット16a、16b、16cを設ける。該ロボット16a、16b、16cには、回転自在であって、保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラ48を設ける。制御部18は、外部コンピュータ29から生産管理情報218を受信し搬送される車両の塗布面積を判断するとともに、気温入力部202及び湿度入力部204を介して気温と湿度とを判断する。車両に保護層形成材を塗布する以前に、気温、湿度及び塗布面積に応じてローラ48内の空間48dに適量の保護層形成材を供給する。
【選択図】図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装が終了した車両の塗装部を主とする外表面に保護層形成材を塗布する保護層形成材の塗布装置に関し、特に、前記外表面に接触させるローラによって液状の保護層形成材を塗布する保護層形成材の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両は、製造後にユーザに手渡されるまでに屋外ストックヤードで保管されたり、トレーラや船等で搬送されたりすることが多い。この間、車両は粉塵、金属粉、塩分、油分、酸、直射日光等に曝されることから、長時間の保管及び搬送の間には、車両の外表面における複数の塗装層のうち、表面層の品質が侵されるおそれがある。このような事態を防ぐため、車両出荷前の段階において塗装部に剥離性保護層を形成させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。剥離性保護層は液状ラップ材である保護層形成材(ストリッパブルペイントとも呼ばれる)を塗布して乾燥させることにより形成され、塗装部を保護することができる。また、除去する際には容易に剥離させることができるとともに、通常の保管時には自然に剥離してしまうことがない。
【0003】
剥離性保護層が乾燥する前の保護層形成材を塗布する工程では、ローラに保護層形成材を付着させて、このローラを転がすことによって保護層形成材の塗布を行っている。
【0004】
このような作業の自動化を図るとともに塗布品質を均一化させるために、ボディ上に保護層形成材を注ぎ出した後、エアを吹き付けることによって保護層形成材を広げる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば保護層形成材の塗布工程における作業の多くが自動化され、作業者の負担を軽減するとともに、タクトタイムを向上させることができて好適である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−89697号公報(段落[0022]〜[0027])
【特許文献2】
特開平8−173882号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の特許文献2で開示されている方法では、保護層形成材の広がり具合が必ずしも均一ではなく、また、保護層形成材が飛散することを防ぐために、ルーフの縁部には適用していない。
【0007】
さらに、近時の自動車のボディはより複雑な形状となりつつあり、凹凸部や複雑な曲面を有するものがある。このような凹凸部や曲面にはエアノズルによって保護層形成材を広げるということが困難である。さらにまた、塗装品質が特に重要視されている箇所には保護層形成材をより厚く塗る必要があるが、エアノズルで保護層形成材を広げる場合には塗膜の厚さを調整することは困難である。
【0008】
このようなことから、エアノズルで保護層形成材を広げた後に、数人の作業者がルーフの縁部や凹凸部等の細部にローラで保護層形成材を塗布して仕上げの処理を行う必要がある。従って、保護層形成材の塗布処理は一部を人手作業に頼っており、作業者の負担となるとともに、作業者の熟練度によって塗布品質にばらつきが発生する。
【0009】
このような作業者の作業を軽減し、かつ、作業の品質を均一にするためには、作業者が従来用いているローラを産業用のロボットに適用することが検討される。この場合、ポンプを用いて保護層形成材をローラに対して自動的に供給できるようにすると好適である。保護層形成材をローラに供給する方法としては、ローラの内面から保護層形成材を供給して表面に染み出させる方法が考えられる。この方法によれば保護層形成材がローラに対して均一に染みわたり、好適である。
【0010】
しかしながら、このように保護層形成材をローラの内面から供給する場合、ローラの表面全体に保護層形成材が染みわたるまでに多少時間がかかり、塗布作業を開始したときに保護層形成材を供給しても間に合わない。
【0011】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、保護層形成材の塗布作業を迅速に開始させるとともに、車両に対する保護層形成材の塗膜厚が不足することを防止する保護層形成材の塗布装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る保護層形成材の塗布装置は、車両の搬送ラインの近傍に設けられ、ティーチング動作可能なロボットと、前記ロボットに接続され、回転自在で、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラを備えるローラ機構部と、前記保護層形成材を前記ローラに供給する供給機構部と、前記ロボット及び前記供給機構部を制御する制御部と、を有し、前記ローラの内部には、前記供給機構部に接続される中空の空間が形成されており、前記制御部は、前記車両に前記保護層形成材を塗布する以前に、前記ローラ内の空間に前記保護層形成材を所定量供給することを特徴とする。
【0013】
このように、車両に保護層形成材を塗布する以前に、予めローラ内の空間に保護層形成材を所定量供給して溜めておくことにより、ローラに保護層形成材が染み込み、塗布作業を迅速に開始させることができる。また、車両に対して塗布作業を行う際には保護層形成材が途中で不足することがなく、塗膜の厚さ不足や塗りむらが発生することがない。
【0014】
この場合、前記制御部は、湿度入力部、気温入力部及び/又は前記車両の塗布面積を入力する面積入力部を備え、湿度、気温及び/又は前記塗布面積に基づいて、前記ローラ内の空間に供給する前記保護層形成材の供給量を決定するとよい。これにより湿度、気温及び/又は塗布面積に応じて適切な量の保護層形成材を供給することができ、これらのパラメータの変動に伴って、保護層形成材が不足したり、過剰に残余することがない。
【0015】
また、前記面積入力部は、外部コンピュータから供給され、前記各車両に関する情報と前記搬送ラインの運行との関係が記録された生産管理情報に基づき前記塗布面積を判断するとよい。このように生産管理情報を用いることにより、次に搬送される車両の塗布面積を事前に判断することができる。
【0016】
さらに、前記制御部は、前記供給量に基づき、前記供給機構部から前記ローラに前記保護層形成材を供給する時間を制御してもよい。
【0017】
前記制御部は、前記供給量に基づき、前記供給機構部から前記ローラに前記保護層形成材を供給する圧力を制御してもよい。
【0018】
このように保護層形成材は、供給時間及び/又は供給圧力により供給量を調整することができる。
【0019】
さらに、前記保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤を用いるとよい。これにより、車両の塗装部をより確実に保護することができ、しかも除去するときには剥がしやすい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る保護層形成材の塗布装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る保護層形成材の塗布装置10は、自動車の搬送ライン12に設けられるものであり、塗装の終了した車両14に対して保護層形成材を塗布するものである。塗布装置10は、産業用ロボットである3台のロボット16a、16b、16cと、システム全体の制御を行う制御部18と、保護層形成材が収容されたタンク20と、該タンク20から各ロボット16a、16b、16cに連通する塗布材管路22と、水供給源24からロボット16a、16b、16cへ水を供給する水管路26とを有する。ロボット16a、16b、16cはそれぞれ制御部18に接続されたロボットコントローラ28a、28b、28cによって制御される。制御部18にはキーボードやポインティングデバイス等の入力装置18aと、モニタ画面18bが設けられている。モニタ画面18bには、例えば、条件設定メニュー(図8参照)に関する画面が表示される。また、制御部18は、搬送ライン12を制御する外部コンピュータ29に接続されている。該外部コンピュータ29は、搬送ライン12に沿った各ステーションにおける制御部18以外のコンピュータにも接続されており、制御部18や各コンピュータに対して、生産管理情報218(図9参照)を作成して供給する。制御部18の詳細な内容については後述する。
【0022】
ロボット16a及び16cは、搬送ライン12における車両14の進行方向左手側に設けられ、ロボット16bは、進行方向右手側に備えられている。また、ロボット16aは進行方向前方、ロボット16bは進行方向の中程、ロボット16cは進行方向後方に備えられている。ロボット16a、16b、16cは搬送ライン12と平行なスライドレール30上を移動可能である。
【0023】
塗布材管路22の途中にはポンプ32が設けられており、タンク20から保護層形成材を吸い上げてロボット16a、16b、16cへ供給する。また、タンク20及び塗布材管路22は、図示しないヒータと温度計とによって温度制御されており、保護層形成材を適温に保っている。ロボット16a、16b、16cの先端部には、それぞれ塗布材管路22によって保護層形成材が供給されるローラ機構部34が設けられている。
【0024】
保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤を主成分とするものであって、好ましくは、ガラス転移温度の異なる2種のアクリル系コポリマ部分を有するものであるとよい。具体的には、例えば、前記の特許文献1で示されている保護層形成材を用いるとよい。また、保護層形成材は、水との混合割合及び温度の変化によって粘度を調整することができ、しかも、乾燥すると車両14に密着して粉塵、金属粉、塩分、油分、酸、直射日光等から車両14の塗装部を化学的及び物理的に保護することができる。さらに、車両14をユーザに納品の際、除去する場合等には容易に剥離することができる。
【0025】
図3に示すように、ロボット16a、16b、16cは、例えば、産業用の多関節型のロボットであり、ベース部40と、該ベース部40を基準にして順に、第1アーム42、第2アーム44及び第3アーム46とを有し、該第3アーム46の先端にローラ機構部34が設けられている。ローラ機構部34は、第3アーム46に対して着脱自在であり、所謂、エンドエフェクタとして作用する。第1アーム42はベース部40に対して水平及び垂直に回動可能な軸J1、J2によって回動可能である。第2アーム44は第1アーム42と軸J3で回動可能に連結されている。第2アーム44は軸J4によって捻れ回転が可能になっている。第3アーム46は第2アーム44と軸J5で回動可能に連結されている。第3アーム46は軸J6によって捻れ回転が可能になっている。
【0026】
このような6軸構成のロボット16a、16b、16cの動作によって、先端部に接続されたローラ機構部34は車両14の近傍における任意の位置に移動可能であって、かつ、任意の向きに設定可能である。換言すれば、ローラ機構部34は6自由度の移動が可能である。ロボット16a、16b、16cは、回転動作以外にも伸縮動作、平行リンク動作等の動作部を有するものであってもよい。
【0027】
図4〜図6に示すように、ローラ機構部34は、ロボット16a(16b、16c)の第3アーム46の先端部に取り付けられており、円筒形状で保護層形成材を吸収して蓄えることができるローラ48と、第3アーム46に対する取付部であるスラスト回転部69とを有する。スラスト回転部69は、取付部材70と、該取付部材70に対してベアリング72を介して回転自在に支持されているスラスト回転部材74と、該スラスト回転部材74の下に取り付けられたベース部76とを有する。
【0028】
また、ローラ機構部34は、ベース部76の両端部に設けられた空気圧シリンダ78及び80と、ベース部76の略下端の揺動軸82に揺動自在に軸支された揺動部材84と、ローラ48を保持するホルダ86と揺動部材84とを接続する接続部88とを有する。揺動部材84は、上方に延在する2つの上方延在部84aを有し、該上方延在部84aの略上端には、揺動軸82と平行なピン90が設けられている。
【0029】
さらに、ローラ機構部34は、前記空気圧シリンダ78及び80のロッド78a及びロッド80aから力を受けて、前記揺動軸82を中心として回転する2つのピン押圧部材92及び94を有する。ピン押圧部材92の押圧面92aは、ロッド78aが縮退するとき図6における前記ピン90の左面を押圧し、ピン押圧部材94の押圧面94aは、ロッド80aが縮退するとき図6における前記ピン90の右面を押圧する。
【0030】
2つの上方延在部84aの間には、ベース部76から下方に延在する2つの下方延在部76aが配置され、該2つの下方延在部76aの間に押圧面92a及び94aが配置されている。
【0031】
スラスト回転部材74の上部には回転規制部材96が設けられており、該回転規制部材96の上面の凹部96aには、取付部材70から下に突出する小突起98が配置されている。小突起98の幅は凹部96aの幅よりやや小さく、この隙間の範囲においてスラスト回転部材74はスラスト方向に回転自在となっている。ここでいうスラスト方向とは、ローラ48自体の軸心と直交する方向であり、第3アーム46の軸心Cを中心とした回転方向である。取付部材70を第3アーム46に取り付けるためのボルト100を小突起98に兼用してもよい。
【0032】
接続部88には上部と下部で対向する2つのクランパ102及び104が設けられ、これらのクランパ102及び104によりアルミパイプ106が保持されることにより揺動部材84とホルダ86が連結されている。アルミパイプ106の表面には環状溝106aが設けられている。
【0033】
ところで、ホルダ86は、図4及び図5に示すように、一端に固定ホルダ86aがボルト86bによって固定される一方、他端に可動ホルダ(旋回ホルダ部)86cが軸部材86dを介して旋回自在に装着されるホルダ本体86eを備えている。固定ホルダ86aには、ナット110aによって連結部材110bが固定されており、この連結部材110bの一端の開口には塗布材管路22が接続される。
【0034】
一方、連結部材110bの他端の開口には、塗布材管路22から供給される保護層形成材をさらにローラ48へと送給するとともに、ローラ48を回転自在に支持する中空状のパイプ(管部材)112の第1端部112aが接続される。この第1端部112aには、複数(例えば、2箇所)の図示しない円錐状の溝が形成されており、この溝に連結部材110b側から図示しない埋め込みボルト等が係合することによって、パイプ112が連結部材110bに強固に装着される。パイプ112の第2端部112bは閉塞されている。
【0035】
なお、パイプ112には、供給された保護層形成材をローラ48へと送給するための複数の孔114が形成されている。また、パイプ112は、ステンレス鋼材により形成されると好適であり、例えば、SUS304系材料(オーステナイト系に分類される鋼管:日本工業規格準拠)により形成されると一層好適である。
【0036】
可動ホルダ86cの先端側には、円形溝部86fが形成されている。この可動ホルダ86cは、スプリング116の付勢作用下に回転可能であり(図5中、矢印A方向参照)、該スプリング116の弾発力によって前記円形溝部86fに前記パイプ112の第2端部112bが係合される。これにより、パイプ112が確実に保持される。
【0037】
図5に示すように、ローラ48は、保護層形成材を吸収して蓄えることが可能な材質により形成されるとともに、車両14の表面に密着することで該保護層形成材を塗布する中空状の塗布部材(塗布部)48aと、塗布部材48aの両端の開口部48bに、O−リング48cを介して液密に装着される端部キャップ50とを備える。
【0038】
パイプ112の外径D1は、塗布部材48aの内径D2より小さく、パイプ112と塗布部材48aとの間に空間48dが形成されている。端部キャップ50の中心には、図示しない孔が形成されており、この孔に前記パイプ112が挿通されることでローラ48の全体が回転自在に支持される。パイプ112と前記孔とは、塗布部材48aの内部に保護層形成材を保持可能な程度に嵌め合いが調整されている。
【0039】
前記のようにローラ48及びホルダ86を構成することにより、ローラ48の着脱を容易に行うことが可能となり、該ローラ48の取り扱い性を向上させることができる。従って、ローラ48の清掃や交換等のメンテナンス作業を頻繁に行う必要があっても、該メンテナンス作業を効率的に遂行することが可能となる。
【0040】
また、前記のようにローラ48を構成することにより、パイプ112を介して送給される保護層形成材は、塗布部材48aに吸収かつ蓄えられるとともに、塗布部材48aによって車両14の表面に確実に塗布される。
【0041】
図7に示すように、ローラ48に保護層形成材を供給するための液圧及び空圧の複合回路(供給機構部)150は、コンプレッサ152と、該コンプレッサ152の吐出部に接続されたエアタンク154と、空気圧の供給・遮断の切り換えを行う手動の空圧投入弁156と、制御部18から供給される電気信号によって2次側圧力を減少させるレギュレータ操作弁160と、該レギュレータ操作弁160の2次圧によってパイロット操作されて塗布材管路22の圧力を減少させるレギュレータ158とを有する。また、複合回路150は、レギュレータ158の2次側管路及び水管路26が接続されたMCV(Material Control Valve:供給切換弁)162と、MCV162の2次側とローラ48との間に設けられたトリガー弁164とを有する。MCV162の内部には、塗布材管路22及び水管路26の連通・遮断の切り換えを行う切換弁162a、162bが設けられており、該切換弁162a、162bの2次側は連通している。なお、図7の破線は空気圧管路を示す。
【0042】
MCV162、トリガー弁164及びレギュレータ158は、空気圧パイロット式に限らず電気ソレノイド等の駆動方式のものでもよい。
【0043】
複合回路150は、さらに、空圧投入弁156から供給される空気圧を切り換えることによって切換弁162a、162bをパイロット形式で操作するMCV切換電磁弁166と、トリガー弁164をパイロット操作するトリガー切換電磁弁168とを有する。MCV切換電磁弁166は制御部18から供給される電気信号によって、切換弁162a、162bのいずれか一方を連通させるとともに他方を遮断し、水と保護層形成材とを切り換えてトリガー弁164に供給する。トリガー切換電磁弁168は、制御部18から供給される電気信号によってトリガー弁164を連通・遮断状態に切り換えて、ローラ48に水又は保護層形成材を供給する。
【0044】
塗布材管路22及び水管路26の途中には、それぞれ手動の止め弁170、172が設けられている。通常、止め弁170及び172は連通させておく。複合回路150において空気の排出口にはそれぞれサイレンサ174が設けられており、排気音を低減させている。コンプレッサ152、ポンプ32及び水供給源24には、過剰な圧力上昇を防止するリリーフ弁(図示せず)が設けられている。
【0045】
なお、複合回路150におけるコンプレッサ152、エアタンク154、水供給源24及びポンプ32は、各ロボット16a、16b、16cに共通であり、それ以外の機器は各ロボット16a、16b、16cに個別に備えられている。
【0046】
次に、制御部18の構成について図8〜図10を参照しながら説明する。
【0047】
制御部18は、供給量決定部200と、該供給量決定部200に接続される気温入力部202、湿度入力部204、面積入力部206及びタイマ208を有する。また、供給量決定部200には、搬送ライン12の運行状態を示す運行データ210が供給されており、供給量決定部200は、運行データ210により、車両14が搬送中又は停止中であることを認識することができる。
【0048】
供給量決定部200は、気温入力部202、湿度入力部204、面積入力部206を介して供給される気温、湿度及び塗布面積の各データと、供給量テーブル212(図10参照)とを用い、車両14に対する保護層形成材を供給する量を決定する。
【0049】
さらに、供給量決定部200は、各ロボット16a、16b、16cのトリガー切換電磁弁168を介してトリガー弁164を制御する機能を有し、タイマ208と連動してトリガー弁164を制御することにより保護層形成材を供給する時間を調整することができる。さらにまた、供給量決定部200は、レギュレータ操作弁160を介してレギュレータ158を制御する機能を有し、保護層形成材を供給する圧力を調整することができる。
【0050】
気温入力部202及び湿度入力部204には、モニタ画面18bに表示される条件設定メニューの設定値が伝達されるようになっている。具体的には、気温入力欄214に入力される気温が気温入力部202に伝達され、湿度入力欄216に入力される湿度が湿度入力部204に伝達される。気温入力部202及び湿度入力部204はそれぞれインターフェースとして作用し、気温及び湿度を供給量決定部200に伝達する。
【0051】
外部コンピュータ29から面積入力部206に供給される生産管理情報218は、図9に示すように、搬送ライン12の運行順に基づき、各車両14毎の情報が記録されたテーブルデータである。車両14の情報は、車両識別番号、車種、塗装色に関する情報が挙げられる。
【0052】
生産管理情報218は各ステーションに対して所定のタイミングで自動的に供給され、又はステーションからの送信要求に応じて適宜供給される。各ステーションでは、受信した生産管理情報218に基づいて、その後搬送されてくる車両14に関する情報を先行して認識することが可能である。
【0053】
例えば、ステーションの1つである保護層形成材の制御部18の面積入力部206が図9に示す生産管理情報218を受信したとき、面積入力部206は、その時点で搬送されてきた車両14の車両識別番号は「17385」であることを認識できる。また、その車両14の車種及び塗装色はそれぞれ「ACD−1」及び「rd」であることを認識できる。また、面積入力部206は生産管理情報218の「車種」欄に基づいて、各ロボット16a、16b、16cが保護層形成材を塗布する塗布面積を判断する。例えば、「ODS」で示される車種がワゴン型である場合には、塗布面積が広いことを判断できる。また、「ACD−1」で示される車種が標準のセダン型である場合は、ワゴン型よりも塗布面積が狭いことを判断できる。さらに、「ACD−2」で示される車種がサンルーフ付きのセダン型である場合、ルーフ部を分担するロボット16bの塗布面積が狭いことを判断できる。面積入力部206で判断した塗布面積は、供給量決定部200に伝達される。
【0054】
供給量決定部200は、供給量テーブル212から塗布面積と湿度とに基づいて保護層形成材を供給する供給量を検索する。図10に示すように、供給量テーブル212は、湿度と塗布面積の2つのパラメータに基づく2次元状のテーブルデータであり、塗布面積が広く、又は、湿度が低いほど供給量が多い。湿度が低いときには、保護層形成材が蒸発しやすいとともに、ローラ48が湿潤に保たれないことから保護層形成材をより多く供給する必要がある。
【0055】
供給量決定部200は、供給量テーブル212で検索したデータを気温により補正する。すなわち、気温が高い場合には、保護層形成材が固化しやすいことから、より多く供給する必要があるためである。気温による補正を省略するために、供給量テーブル212を湿度と塗布面積と気温の3つのパラメータによって検索可能なテーブルデータとしてもよい。
【0056】
次に、供給量決定部200は、保護層形成材の供給量に基づいて、保護層形成材を供給する時間と圧力とを決定する。保護層形成材を供給する量が多いときには、供給する時間及び圧力を大きく設定し、保護層形成材を供給する量が少ないときには、時間及び圧力を小さく設定する。また、供給する時間と圧力の一方だけを変更し、他方を固定値としておいてもよい。
【0057】
供給量決定部200は、運行データ210の内容が車両14の搬送中であることを示すとき、レギュレータ操作弁160を介してレギュレータ158を制御することから、保護層形成材を供給する圧力を制御するとともに、タイマ208と協働して、トリガー切換電磁弁168を介してトリガー弁164を連通させる時間を制御する。このようにして、保護層形成材は決定された時間及び圧力でローラ48内に供給され、結果として、ローラ48内に保護層形成材が決定した供給量だけ供給される。
【0058】
なお、制御部18のこれらの機能は図示しないコンピュータ及び記録部を用いたプログラム処理によって行われる。また、制御部18は、これ以外にもロボット16a、16b、16cやMCV切換電磁弁166等を制御する機能を有する。
【0059】
次に、このように構成される塗布装置10を用いて、車両14に保護層形成材を塗布する動作について説明する。
【0060】
まず、予め、各ロボット16a、16b、16cに対して動作の教示を行う。ロボット16a、16b、16cに車両14のボンネット部14a、ルーフ中央部14b及びルーフ後方部14cをそれぞれ分担させて、各担当部に保護層形成材を塗布させるように教示し、教示したティーチングデータは制御部18の所定の記録部に記録し、保持しておく(図1参照)。なお、車両14が、例えば、セダン型であるときには、ロボット16cはトランク部を分担する。
【0061】
すなわち、図11に示すように、ロボット16aの第3アーム46と車両14の表面との距離を適当に保ち、平坦な箇所Paにおいて揺動部材84の傾斜角度をマイナス方向に角度θとなるように教示し、平坦な箇所Paから第3アーム46を車両14の表面に平行に移動させる。また、平坦な箇所Paから連続する面における浅い凹部500の箇所Pbにおいても、そのまま平坦な箇所Paにおける面と平行に移動させてよい。さらに、平坦な箇所Paから連続する面における低い凸部502の箇所Pcにおいても、そのまま平坦な箇所Paにおける面と平行に移動させてよい。このように、凹部500及び凸部502は無視し、揺動部材84の傾斜角度を多少変化させるようにしてもよい。このように浅い凹部500や比較的低い凸部502も無視することによりロボット16aの動作教示が容易になる。
【0062】
また、保護層形成材を塗布するのに先立ち、モニタ画面18b(図8参照)に表示される条件設定メニューを用いて、気温入力欄214及び湿度入力欄216に気温及び湿度を入力する。入力されたデータは、気温入力部202及び湿度入力部204を介して供給量決定部200に伝達される。
【0063】
以上の準備を行った後、外部コンピュータ29の制御下に搬送ライン12を動かし、車両14を搬送する。このとき、外部コンピュータ29は、生産管理情報218を制御部18の面積入力部206に供給する。面積入力部206は、受信した生産管理情報218から次に搬入される車両14の車種を判断する。また、判断した車種に基づいて、各ロボット16a、16b、16cが分担する塗布面積を判断し、供給量決定部200に伝達する。供給量決定部200では、前記の通り、気温、湿度、塗布面積に基づき、供給量テーブル212を検索しながら、各ロボット16a、16b、16cに対する保護層形成材の供給量を決定する。さらに、決定した供給量に基づき、保護層形成材の供給時間と供給圧力とを決定する。
【0064】
外部コンピュータ29は、運行データ210を供給量決定部200に供給していることから、供給量決定部200は受信した運行データ210の示す内容に基づいて、車両14が搬送中又は停止中であることを認識できる。供給量決定部200は、車両14の搬送が開始されたことを認識したとき、各ロボット16a、16b、16cのレギュレータ158及びトリガー弁164を制御し、決定した供給量を各ローラ48に供給する。
【0065】
このように、車両14が搬送中であるときに各ローラ48に適量の保護層形成材を供給することができる。供給された保護層形成材は、予め空間48dに溜められ、徐々に塗布部材48aに染み出す。従って、車両14に対する塗布作業を行う際に、保護層形成材が不足することがない。特に、空間48dに溜められる保護層形成材の量は、気温、湿度及び塗布面積に基づいて決定されていることから、これらのパラメータの変動によって保護層形成材が不足したり、過剰に残余することがない。
【0066】
保護層形成材を車両14に塗布する際には、運行データ210のデータを監視し、次の車両14が搬送されて搬送ライン12上で停止したことを確認した後、各ロボットコントローラ28a、28b、28cに開始指示を与え、ロボット16a、16b、16cの動作を開始させる。
【0067】
ロボット16aを右方向へ移動させながら車両14に保護層形成材を塗布する際には(図11参照)、ロッド80aが縮退する方向に比較的弱い力Faを発生するように右側の空気圧シリンダ80に空気を供給する。また、ロッド78aが延出するように左側の空気圧シリンダ78に空気を供給する。このようにすることにより、右側のピン押圧部材94の押圧面94aはピン90の右側面を比較的弱い力で押圧し、左側のピン押圧部材92の押圧面92aはピン90から離間する。従って、揺動部材84及びローラ48は揺動軸82を中心として反時計方向の力を受けることになり、ローラ48が適当な押圧力で車両14の表面に押圧される。ローラ48の適用箇所や移動方法に応じて力Faを適宜調整するとよい。
【0068】
一方、図12に示すように、ロボット16aを左方向に移動させながら車両14に保護層形成材を塗布する際には、ロッド78aが縮退する方向に比較的弱い力Faを発生するように左側の空気圧シリンダ78に空気を供給する。また、ロッド80aが延出するように右側の空気圧シリンダ80に空気を供給する。このようにすることにより、左側のピン押圧部材92の押圧面92aはピン90の左側面を比較的弱い力で押圧し、右側のピン押圧部材94の押圧面94aはピン90から離間する。従って、揺動部材84及びローラ48は揺動軸82を中心として時計方向の力を受けることになり、ローラ48が適当な押圧力で車両14の表面に押圧される。
【0069】
このように、ロボット16aの進行方向に応じて空気圧シリンダ78及び80に供給する空気の流れの方向と圧力とを制御することにより、ローラ48を車両14の表面に対して適度に押圧することができる。つまり、ローラ48の自重を押圧力として有効に利用するとともに、該自重で不足の押圧力を空気圧シリンダ78又は空気圧シリンダ80により補償することができる。
【0070】
これにより、ローラ48が空回りしたり、凹部500及び凸部502を通過するときに飛び跳ねることがない。また、ローラ48から保護層形成材が染み出しやすい。このとき、ローラ48は揺動軸82を中心として揺動可能であることから、凹部500及び凸部502に対しても確実に密着させて保護層形成材を塗布することができる。つまり、ローラ48が凹部500及び凸部502を通過する際には、凹部500の深さ及び凸部502の高さに応じてロッド78a又は80aが伸縮する。空気圧シリンダ78及び80は、駆動流体として圧縮性に富む空気を用いていることから柔軟な動作が可能であり、外力の変動を吸収しやすい。
【0071】
空気圧シリンダ78のロッド78aに連結されたピン押圧部材92と空気圧シリンダ80のロッド80aに連結されたピン押圧部材94は、揺動部材84に対してそれぞれ対向する方向に押圧力を加えるので、揺動部材84が時計方向又は反時計方向のいずれの方向に傾斜している場合にも適切に動作可能である。これにより、右方向及び左方向のいずれの方向へも保護層形成材を塗布することができる。
【0072】
その後、ロボット16a、16b、16cによって保護層形成材が塗布された車両14は、搬送ライン12によって次工程へ搬送される。塗布された保護層形成材は、自然乾燥又は送風しながら乾燥させて可剥離性保護層を形成し、車両14の塗装部を保護する。
【0073】
そして、ロボット16a、16b、16cは、車両14と干渉することのない待機姿勢を保持し、次の車両14が搬入されるまで待機する。このとき、制御部18は外部コンピュータ29から再び生産管理情報218を受信して、塗布面積、気温及び湿度に基づいて次の車両14に対する保護層形成材の供給時間及び供給圧力を決定し、各ロボット16a、16b、16cのローラ48に保護層形成材を供給する。
【0074】
なお、気温及び湿度は、条件設定メニューを用いて作業者が直接入力する形態に限らず、気温入力部202及び湿度入力部204をそれぞれ気温計、湿度計に接続し、気温及び湿度をリアルタイムで供給量決定部200に伝達してもよい。
【0075】
また、制御部18の面積入力部206は、車両14が搬入される毎に外部コンピュータ29から生産管理情報218を受信するものとして説明したが、生産管理情報218を受信するタイミングは種々の形態を取りうる。例えば、微小時間毎のリアルタイム形式の受信、所定時間毎のバッチ処理形式の受信、及び、工場始業時におけるその一日分のデータの一括受信のような形態であってもよい。
【0076】
さらに、生産管理情報218は、図9に示すフォーマットに限ることなく、各車両14毎の車種を判断することができるものであればよい。
【0077】
車両14のバンパには着色されていて塗装が不要のものがあるが、保護層形成材はこのようなバンパ等の塗装部以外の箇所に塗布してもよい。
【0078】
本発明に係る保護層形成材の塗布装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る保護層形成材の塗布装置によれば、車両に保護層形成材を塗布する以前に、予めローラ内の空間に保護層形成材を所定量供給して溜めておくことにより、保護層形成材の塗布作業を迅速に開始させるとともに、車両に対する保護層形成材の塗膜の厚さ不足を防止することができる。
【0080】
また、保護層形成材の供給量を気温、湿度及び/又は塗布面積に適応させて決定することにより、これらのパラメータが変動したときにも、塗布作業時に保護層形成材が不足したり、過剰に残余することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る保護層形成材の塗布装置の斜視図である。
【図2】前記塗布装置の正面図である。
【図3】前記塗布装置におけるロボット及び該ロボットに設けられたローラ機構部の斜視図である。
【図4】前記ローラ機構部の拡大斜視図である。
【図5】前記ローラ機構部の一部断面正面図である。
【図6】前記ローラ機構部の側面図である。
【図7】液圧及び空圧の複合回路を示す図である。
【図8】制御部及び該制御部に接続される機器の概略ブロック図である。
【図9】外部コンピュータが制御部に供給する生産管理情報の内容を示す図である。
【図10】制御部の供給量決定部が保持する供給量テーブルの内容を示す図である。
【図11】前記ロボットを右方向へ動作させる過程において、該ロボットと車両の表面との位置関係を示す説明図である。
【図12】前記ロボットを左方向へ動作させる際の、該ロボットと車両の表面との位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10…塗布装置 12…搬送ライン
14…車両 16a、16b、16c…ロボット
18…制御部 20…タンク
22…塗布材管路 26…水管路
28a、28b、28c…ロボットコントローラ
29…外部コンピュータ 32…ポンプ
34…ローラ機構部 40、76…ベース部
48…ローラ 48a…塗布部材
48b…開口部 48d…空間
158…レギュレータ 160…レギュレータ操作弁
164…トリガー弁 168…トリガー切換電磁弁
200…供給量決定部 202…気温入力部
204…湿度入力部 206…面積入力部
208…タイマ 210…運行データ
212…供給量テーブル 214…気温入力欄
216…湿度入力欄 218…生産管理情報

Claims (6)

  1. 車両の搬送ラインの近傍に設けられ、ティーチング動作可能なロボットと、
    前記ロボットに接続され、回転自在で、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラを備えるローラ機構部と、
    前記保護層形成材を前記ローラに供給する供給機構部と、
    前記ロボット及び前記供給機構部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記ローラの内部には、前記供給機構部に接続される中空の空間が形成されており、
    前記制御部は、前記車両に前記保護層形成材を塗布する以前に、前記ローラ内の空間に前記保護層形成材を所定量供給することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  2. 請求項1記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記制御部は、湿度入力部、気温入力部及び/又は前記車両の塗布面積を入力する面積入力部を備え、湿度、気温及び/又は前記塗布面積に基づいて、前記ローラ内の空間に供給する前記保護層形成材の供給量を決定することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  3. 請求項2記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記面積入力部は、外部コンピュータから供給され、前記各車両に関する情報と前記搬送ラインの運行との関係が記録された生産管理情報に基づき前記塗布面積を判断することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  4. 請求項2又は3記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記制御部は、前記供給量に基づき、前記供給機構部から前記ローラに前記保護層形成材を供給する時間を制御することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記制御部は、前記供給量に基づき、前記供給機構部から前記ローラに前記保護層形成材を供給する圧力を制御することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤であることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
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