JP2005007302A - 保護層形成材の塗布装置 - Google Patents

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伴成 長瀬
Yoshinobu Sugita
義信 杉田
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Abstract

【課題】種々の形状や面積の箇所に応じて適切に保護層形成材を塗布する。
【解決手段】複数の車両が順次搬送される搬送ラインの近傍にティーチング動作可能なロボットを設ける。該ロボットには、回転自在であって、保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラを設ける。車両に保護層形成材を塗布する塗布面を複数の塗布区域AREA1b〜AREA4bに分割設定する。制御部は、ローラによって塗布面に保護層形成材を塗布する際に、各塗布区域AREA1b〜AREA4b毎に、保護層形成材を供給する供給圧力と供給時間を制御する。
【選択図】図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装が終了した車両の塗装部を主とする外表面に保護層形成材を塗布する保護層形成材の塗布装置に関し、特に、前記外表面に接触させるローラによって液状の保護層形成材を塗布する保護層形成材の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両は、製造後にユーザに手渡されるまでに屋外ストックヤードで保管されたり、トレーラや船等で搬送されたりすることが多い。この間、車両は粉塵、金属粉、塩分、油分、酸、直射日光等に曝されることから、長時間の保管及び搬送の間には、車両の外表面における複数の塗装層のうち、表面層の品質が侵されるおそれがある。このような事態を防ぐため、車両出荷前の段階において塗装部に剥離性保護層を形成させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。剥離性保護層は液状ラップ材である保護層形成材(ストリッパブルペイントとも呼ばれる)を塗布して乾燥させることにより形成され、塗装部を保護することができる。また、除去する際には容易に剥離させることができるとともに、通常の保管時には自然に剥離してしまうことがない。
【0003】
剥離性保護層が乾燥する前の保護層形成材を塗布する工程では、ローラに保護層形成材を付着させて、このローラを転がすことによって保護層形成材の塗布を行っている。
【0004】
このような作業の自動化を図るとともに塗布品質を均一化させるために、ボディ上に保護層形成材を注ぎ出した後、エアを吹き付けることによって保護層形成材を広げる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば保護層形成材の塗布工程における作業の多くが自動化され、作業者の負担を軽減するとともに、タクトタイムを向上させることができて好適である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−89697号公報(段落[0022]〜[0027])
【特許文献2】
特開平8−173882号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の特許文献2で開示されている方法では、保護層形成材の広がり具合が必ずしも均一ではなく、また、保護層形成材が飛散することを防ぐために、ルーフの縁部には適用していない。
【0007】
さらに、近時の自動車のボディはより複雑な形状となりつつあり、凹凸部や複雑な曲面を有するものがある。このような凹凸部や曲面にはエアノズルによって保護層形成材を広げるということが困難である。さらにまた、塗装品質が特に重要視されている箇所には保護層形成材をより厚く塗る必要があるが、エアノズルで保護層形成材を広げる場合には塗膜の厚さを調整することは困難である。
【0008】
このようなことから、エアノズルで保護層形成材を広げた後に、数人の作業者がルーフの縁部や凹凸部等の細部にローラで保護層形成材を塗布して仕上げの処理を行う必要がある。従って、保護層形成材の塗布処理は一部を人手作業に頼っており、作業者の負担となるとともに、作業者の熟練度によって塗布品質にばらつきが発生する。
【0009】
作業者の作業を軽減し、且つ、作業の品質を均一にするためには、作業者が従来用いているローラを産業用のロボットに適用することが検討される。この場合、ポンプを用いて保護層形成材をローラに対して自動的に供給できるようにすると好適である。
【0010】
しかしながら、車両は複雑な形状をしており、同じ条件で塗布を行うと場所によって塗りむらが発生することがある。例えば、傾斜が急な箇所では保護層形成材が垂れ落ちたり、面積の広い箇所では、保護層形成材の供給が追いつかずに塗膜厚の不足やかすれが発生することがある。
【0011】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、種々の形状や面積の箇所に応じて適切に保護層形成材を塗布することを可能にする保護層形成材の塗布装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る保護層形成材の塗布装置は、車両の搬送ラインの近傍に設けられ、ティーチング動作可能なロボットと、前記ロボットに接続され、回転自在で、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラを備えるローラ機構部と、前記保護層形成材を前記ローラに供給する供給機構部と、前記ロボット及び前記供給機構部を制御する制御部と、を有し、前記供給機構部は、前記ローラに供給する前記保護層形成材の圧力を制御可能な圧力制御弁を備え、前記制御部は、前記車両に前記保護層形成材を塗布する際に、前記保護層形成材の圧力を変化させながら前記ローラに供給することを特徴とする。
【0013】
このように、車両に保護層形成材を塗布する際に、前記保護層形成材の圧力を変化させながらローラに供給することにより、種々の形状や面積の箇所に応じて適切に保護層形成材を塗布することができる。
【0014】
この場合、前記車両に前記保護層形成材を塗布する塗布面は複数の塗布区域に分割設定されており、前記制御部は、前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する圧力を制御するようにすると、供給圧力の設定及び制御手順が容易化される。
【0015】
また、前記制御部は、前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する時間を制御するようにすると、供給量の設定の融通性を向上させることができる。
【0016】
さらに、前記搬送ラインで搬送される前記車両の種類は複数存在し、前記制御部は、前記車両の種類を識別する識別手段と、前記車両の種類毎に、前記塗布区域の分割設定に関する情報、及び前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する圧力に関する情報を記録した記録部と、を備えるとよい。
【0017】
このように、識別手段によって搬送される車両の種類を認識するとともに、車両の種類に応じて、前記塗布区域の分割設定に関する情報、及び前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する圧力に関する情報を読み出すことにより、種々の車両に対して適切に保護層形成材を塗布することができる。
【0018】
さらにまた、前記ローラは、外周の保護層形成材吸収保持部と、軸心に配置され、前記保護層形成材を供給するための複数のノズル孔を外周部に設ける管部材と、前記保護層形成材吸収保持部と前記管部材との間に介装される略円筒状のカラー部材と、を備え、前記カラー部材は、前記管部材の前記ノズル孔から供給される前記保護層形成材を保護層形成材吸収保持部に導く孔部を備えるとよい。
【0019】
カラー部材を設けることにより、ローラの内部には保護層形成材が貯溜する空間が極めて少なくなる。従って、管部材から供給された保護層形成材は速やかに保護層形成材吸収保持部に到達して車両に対する塗布に供せられる。これにより、供給圧力の変化が塗布作業に速やかに反映され、各塗布区域毎に適切な塗布作業を行うことができる。
【0020】
前記保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤を用いるとよい。これにより、車両の塗装部をより確実に保護することができ、しかも除去するときには剥がしやすい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る保護層形成材の塗布装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る保護層形成材の塗布装置10は、車両14の搬送ライン12に設けられるものであり、塗装の終了した車両14に対して保護層形成材を塗布するものである。塗布装置10は、産業用ロボットである3台のロボット16a、16b、16cと、システム全体の制御を行う制御部18と、保護層形成材が収容されたタンク20と、該タンク20から各ロボット16a、16b、16cに連通する塗布材管路22と、水供給源24からロボット16a、16b、16cへ水を供給する水管路26とを有する。ロボット16a、16b、16cはそれぞれ制御部18に接続されたロボットコントローラ28a、28b、28cによって制御される。制御部18にはキーボードやポインティングデバイス等の入力装置18aと、モニタ画面18bが設けられている。モニタ画面18bには、例えば、供給量設定メニュー(図12参照)に関する画面が表示され、入力装置18aによって入力設定される。また、制御部18は、搬送ライン12を制御する外部コンピュータ29に接続されている。該外部コンピュータ29は、搬送ライン12に沿った各ステーションにおける制御部18以外のコンピュータにも接続されており、制御部18や各コンピュータに対して、生産管理情報(識別手段)218(図11参照)を作成して供給する。制御部18の詳細な内容については後述する。
【0023】
ロボット16a及び16cは、搬送ライン12における車両14の進行方向左手側に設けられ、ロボット16bは、進行方向右手側に設けられている。また、ロボット16aは進行方向前方、ロボット16bは進行方向の中程、ロボット16cは進行方向後方に設けられている。ロボット16a、16b、16cは搬送ライン12と平行なスライドレール30上を移動可能である。
【0024】
塗布材管路22の途中にはポンプ32が設けられており、タンク20から保護層形成材を吸い上げてロボット16a、16b、16cへ供給する。また、保護層形成材は、図示しないヒータと温度計とによって適温となるように制御されている。ロボット16a、16b、16cの先端部には、それぞれ塗布材管路22によって保護層形成材が供給されるローラ機構部34が設けられている。
【0025】
保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤を主成分とするものであって、好ましくは、ガラス転移温度の異なる2種のアクリル系コポリマ部分を有するものであるとよい。具体的には、例えば、前記の特許文献1で示されている保護層形成材を用いるとよい。また、保護層形成材は、水との混合割合及び温度の変化によって粘度を調整することができ、しかも、乾燥すると車両14に密着して粉塵、金属粉、塩分、油分、酸、直射日光等から車両14の塗装部を化学的及び物理的に保護することができる。さらに、車両14をユーザに納品の際、除去する場合等には容易に剥離することができる。
【0026】
図3に示すように、ロボット16a、16b、16cは、例えば、産業用の多関節型のロボットであり、ベース部40と、該ベース部40を基準にして順に、第1アーム42、第2アーム44及び第3アーム46とを有し、該第3アーム46の先端にローラ機構部34が設けられている。ローラ機構部34は、第3アーム46に対して着脱自在であり、いわゆる、エンドエフェクタとして作用する。第1アーム42はベース部40に対して水平及び垂直に回動可能な軸J1、J2によって回動可能である。第2アーム44は第1アーム42と軸J3で回動可能に連結されている。第2アーム44は軸J4によって捻れ回転が可能になっている。第3アーム46は第2アーム44と軸J5で回動可能に連結されている。第3アーム46は軸J6によって捻れ回転が可能になっている。
【0027】
このような6軸構成のロボット16a、16b、16cの動作によって、先端部に接続されたローラ機構部34は車両14の近傍における任意の位置に移動可能であって、且つ、任意の向きに設定可能である。換言すれば、ローラ機構部34は6自由度の移動が可能である。ロボット16a、16b、16cは、回転動作以外にも伸縮動作、平行リンク動作等の動作部を有するものであってもよい。
【0028】
図4〜図6に示すように、ローラ機構部34は、ロボット16a(16b、16c)の第3アーム46の先端部に取り付けられており、円筒形状で保護層形成材を吸収して蓄えることができるローラ48と、第3アーム46に対する取付部であるスラスト回転部69とを有する。スラスト回転部69は、取付部材70と、該取付部材70に対してベアリング72を介して回転自在に支持されているスラスト回転部材74と、該スラスト回転部材74の下部に取り付けられたベース部76とを有する。
【0029】
ローラ機構部34は、ベース部76の両端部に設けられた空気圧シリンダ78、80と、ベース部76から下方に延在する2つの下方延在部76aの略下端に揺動軸82を介して揺動自在に軸支された揺動部材84と、ローラ48を保持するホルダ86と、前記ホルダ86と揺動部材84とを接続する接続部88とを有する。揺動部材84は、上方に延在する2つの上方延在部84aを有し、該上方延在部84aの略上端には、揺動軸82と平行にピン90が設けられている。このピン90は、下方延在部76aに形成された長孔91に移動自在に挿入される。
【0030】
ローラ機構部34は、空気圧シリンダ78及び80のロッド78a及びロッド80aから力を受けて、前記揺動軸82を中心として回転する2つのピン押圧部材92及び94を有する。ピン押圧部材92の押圧面92aは、ロッド78aが縮退するとき図6における前記ピン90の左面を押圧し、ピン押圧部材94の押圧面94aは、ロッド80aが縮退するとき図6における前記ピン90の右面を押圧する。
【0031】
スラスト回転部材74の上部には、回転規制部材96が設けられており、該回転規制部材96の上面の凹部96aには、取付部材70から下方に突出する小突起98が配置されている。小突起98の幅は凹部96aの幅よりやや小さく、この隙間の範囲において、スラスト回転部材74はスラスト方向に回転自在となっている。ここで、スラスト方向とは、ローラ48の自体の軸心と直交する方向であり、第3アーム46の軸心Cを中心とした回転方向である(図6参照)。なお、取付部材70を第3アーム46に取り付けるためのボルト100を小突起98に兼用してもよい。
【0032】
接続部88には、上部と下部で対向する2つのクランパ102及び104が設けられる。クランパ102が揺動部材84に固定される一方、クランパ104がホルダ86に固定され、前記クランパ102、104がアルミパイプ106を保持することにより前記揺動部材84と前記ホルダ86とが連結される。アルミパイプ106の表面には、このアルミパイプ106の分断線となる環状溝106aが設けられている。
【0033】
ホルダ86は、図4及び図5に示すように、板状のホルダ本体86eを備える。ホルダ本体86eの一端には、固定ホルダ部86aがボルト86bによって固定される一方、前記ホルダ本体86eの他端には、可動ホルダ部86cが軸部材86dを介して旋回自在に装着される。固定ホルダ部86aには、ナット110aによって連結部材110bが固定され、この連結部材110bの一端側開口には、塗布材管路22が接続される。
【0034】
連結部材110bの他端側開口には、中空状のパイプ(管部材)112の第1端部112aが接続される。パイプ112は、塗布材管路22から供給される保護層形成材をローラ48内に供給するとともに、前記ローラ48を回転自在に支持する。この第1端部112aには、複数(例えば、2箇所)の図示しない円錐状の溝が形成されており、この溝に連結部材110b側から図示しない埋め込みボルト等が係合することによって、パイプ112が連結部材110bに強固に装着される。パイプ112の第2端部112bは閉塞されている。
【0035】
パイプ112には、供給された保護層形成材をローラ48へと送給するための複数のノズル孔114が形成されている。パイプ112は、ステンレス鋼材により形成されると好適であり、例えば、SUS304系材料(オーステナイト系に分類される鋼管:日本工業規格準拠)により形成されると一層好適である。
【0036】
可動ホルダ部86cの先端側には、円形溝部86fが形成されている。この可動ホルダ部86cは、スプリング116の付勢作用下に旋回可能であり、該スプリング116の弾発力によって前記円形溝部86fに前記パイプ112の第2端部112bが係合される。これにより、パイプ112が確実に保持される。
【0037】
図5及び図7に示すように、ローラ48の外周部は、保護層形成材を吸収して蓄えることが可能な材質(スポンジや植毛体等)で、車両14の表面に接触して該保護層形成材を塗布する中空状の塗布部材(保護層形成材吸収保持部)48aとなっており、この塗布部材48aの両端の開口部48bに、Oリング120を介して液密に装着される端部キャップ122を備える。
【0038】
端部キャップ122の中心には、孔部122aが形成され、この孔部122aにパイプ112が直接挿通されることにより、前記端部キャップ122は、塗布部材48aと一体的に前記パイプ112に対して回転自在に支持される。パイプ112と孔部122aとは、塗布部材48aの内部に保護層形成材を保持可能な程度に嵌め合いが調整されている。
【0039】
図7及び図8に示すように、パイプ112と塗布部材48aとの間には、略円筒状のカラー部材124が介装される。カラー部材124は、軽量であるとともに、保護層形成材を吸収しない材質であることが好ましく、例えば、プラスチックで構成される。カラー部材124は、径方向に分割される複数、例えば、2つの割り部材126a、126bを備える。各割り部材126a、126b間には、ローラ48の軸方向(図7中、矢印B方向)に延在するスリット状の溝部(孔部)128a、128bが形成される。溝部128a、128bは、所定の隙間Sを設けている(図8参照)。割り部材126a、126bには、径方向に連通し、外周面に開口部を有する複数の孔部が設けられていてもよい。
【0040】
図9に示すように、ローラ48に保護層形成材を供給するための液圧及び空圧の複合回路(供給機構部)150は、コンプレッサ152と、該コンプレッサ152の吐出部に接続されたエアタンク154と、空気圧の供給・遮断の切り換えを行う手動の空圧投入弁156と、制御部18から供給される電気信号によって2次側圧力を減少させるレギュレータ操作弁160と、該レギュレータ操作弁160の2次圧によってパイロット操作されて塗布材管路22の圧力を減少させるレギュレータ(圧力制御弁)158とを有する。また、複合回路150は、レギュレータ158の2次側管路及び水管路26が接続されたMCV(Material Control Valve)162と、MCV162の2次側とローラ48との間に設けられたトリガー弁164とを有する。MCV162の内部には、塗布材管路22及び水管路26の連通・遮断の切り換えを行う切換弁162a、162bが設けられており、該切換弁162a、162bの2次側は連通している。なお、図9の破線は空気圧管路を示す。
【0041】
MCV162、トリガー弁164及びレギュレータ158は、空気圧パイロット式に限らず電気ソレノイド等の駆動方式のものでもよい。
【0042】
複合回路150は、さらに、空圧投入弁156から供給される空気圧を切り換えることによって切換弁162a、162bをパイロット形式で操作するMCV切換電磁弁166と、トリガー弁164をパイロット操作するトリガー切換電磁弁168とを有する。MCV切換電磁弁166は制御部18から供給される電気信号によって、切換弁162a、162bのいずれか一方を連通させるとともに他方を遮断し、水と保護層形成材とを切り換えてトリガー弁164に供給する。トリガー切換電磁弁168は、制御部18から供給される電気信号によってトリガー弁164を連通・遮断状態に切り換えて、ローラ48に水又は保護層形成材を供給する。
【0043】
塗布材管路22及び水管路26の途中には、それぞれ手動の止め弁170、172が設けられている。通常、止め弁170及び172は連通させておく。複合回路150において空気の排出口にはそれぞれサイレンサ174が設けられており、排気音を低減させている。コンプレッサ152、ポンプ32及び水供給源24には、過剰な圧力上昇を防止するリリーフ弁(図示せず)が設けられている。
【0044】
なお、複合回路150におけるコンプレッサ152、エアタンク154、水供給源24及びポンプ32は、各ロボット16a、16b、16cに共通であり、それ以外の機器は各ロボット16a、16b、16cに個別に備えられている。
【0045】
次に、制御部18の構成、生産管理情報218及びモニタ画面18bに表示される供給量設定メニューについて図10〜図15を参照しながら説明する。
【0046】
制御部18は、供給量決定部200と、該供給量決定部200に接続される記録部202及びタイマ204を有する。供給量決定部200は、外部コンピュータ29から供給されるデータに基づいて、車両14が搬送中又は停止中であることを認識することができる。
【0047】
また、供給量決定部200は、各ロボット16a、16b、16cのトリガー切換電磁弁168を介してトリガー弁164を制御する機能を有し、タイマ204と連動して保護層形成材を供給する時間を調整することができる。さらに、供給量決定部200は、レギュレータ操作弁160を介してレギュレータ158を制御する機能を有し、保護層形成材を供給する圧力を調整することができる。
【0048】
外部コンピュータ29から供給量決定部200に供給される生産管理情報218は、図11に示すように、搬送ライン12の運行順に基づき、各車両14毎の情報が記録されたテーブルデータである。車両14の情報は、車両識別番号、車種、塗装色に関する情報が挙げられる。
【0049】
生産管理情報218は各ステーションに対して所定のタイミングで自動的に供給され、又はステーションからの送信要求に応じて適宜供給される。各ステーションでは、受信した生産管理情報218に基づいて、その後搬送されてくる車両14に関する情報を先行して認識することが可能である。
【0050】
例えば、ステーションの1つである保護層形成材の制御部18が図11に示す生産管理情報218を受信したとき、供給量決定部200は、その時点で搬送されてきた車両14の車両識別番号は「17385」であることを認識できる。また、その車両14の車種及び塗装色はそれぞれ「ACD−1」及び「rd」であることを認識できる。
【0051】
なお、制御部18のこれらの機能は図示しないコンピュータを用いたプログラム処理によって行われる。また、制御部18は、これ以外にもロボット16a、16b、16cやMCV切換電磁弁166等を制御する機能を有する。
【0052】
図12に示すように、モニタ画面18bに表示される供給量設定メニューは、各ロボット16a〜16cに対する保護層形成材の供給量を設定するための供給量設定テーブル300を有する。この供給量設定テーブル300は、車両14の車種毎に設けられ、記録部202に保存される(図14参照)。
【0053】
また、供給量設定メニューは、対応する車両14の車種を入力する車種入力欄302と、保存した供給量設定テーブル300を記録部202(図14参照)から読み出すための供給量読出ボタン304と、設定した供給量設定テーブル300を記録部202に保存する供給量保存ボタン306と、設定情報に関するエラーを表示するエラーメッセージ欄308とを有する。
【0054】
供給量設定テーブル300は、ロボット16a、ロボット16b及びロボット16cに対応する設定欄300a、300b、300cからなる。
【0055】
設定欄300bは、ロボット16bが車両14に前記保護層形成材を塗布する塗布面の4つの塗布区域AREA1b、AREA2b、AREA3b及びAREA4b(図13参照)を含む15個の塗布区域AREA1b〜15bに対応する設定行を有する。
【0056】
なお、図13に示すように、塗布区域AREA1bは、主にルーフ前方部14bの区域として設定されており、塗布区域AREA2bは、主にルーフの端部の区域として設定されている。また、塗布区域AREA3bは、サンルーフ孔14dの周辺部として設定されており、塗布区域AREA4bは、主にルーフ後方部14cの区域として設定されている。
【0057】
図12に戻り、設定欄300a及び300cは、それぞれ15個の塗布区域AREA1a〜AREA15a及びAREA1c〜AREA15cに対応する設定行を有する。
【0058】
塗布区域AREA1a〜AREA15a、AREA1b〜AREA15b及びAREA1c〜AREA15cの各設定行には、圧力列310、時間列312及び供給量列314が設けられている。図12に示す例では、塗布区域AREA5a〜AREA15a、AREA5b〜AREA15b及びAREA6c〜AREA15cは未使用であって、予備部として扱われる。
【0059】
圧力列310には、ロボット16bが対応する塗布区域を塗布する際の、保護層形成材の供給圧力が入力される。時間列312には、対応する塗布箇所を塗布する際の、保護層形成材の供給時間が入力される。
【0060】
供給量列314には、設定された供給圧力及び供給時間に基づいて、保護層形成材の推定供給量が自動表示される。
【0061】
エラーメッセージ欄308には、圧力列310に設定した圧力値が許容圧力より大きいとき、又は、時間列312に設定した時間が対応する塗布箇所の許容時間より大きいとき等にエラーメッセージが表示され、オペレータに修正を促す。
【0062】
このように、車両14に前記保護層形成材を塗布する塗布面を複数の塗布区域に分割設定するとともに、供給量設定テーブル300で入力設定可能とすることにより、保護層形成材を供給する供給圧力及び供給時間の設定が容易化される。
【0063】
図14に示すように、記録部202には、前記供給量設定テーブル300、ロボット16aの動作教示データ316、ロボット16bの動作教示データ318及びロボット16cの動作教示データ320が車両14の車種毎に記録されている。各動作教示データ316、318及び320は、それぞれ教示データ部322と、実行順序記録部324とからなる。
【0064】
教示データ部322には、車両14に前記保護層形成材を塗布する塗布面の塗布区域毎の教示データが記録されている。図14に示す例において、ロボット16bの動作教示データ318のうち、車種「ACD−1」に対して行う動作では、AREA1b、AREA2b、AREA3b及びAREA4b(図13参照)に対応する4つの教示データが記録されている。教示データ部322には、15個までの塗布区域AREA1b〜AREA15bに対応する教示データが記録可能である。
【0065】
実行順序記録部324には、教示データ部322に記録された教示データの実行順序が記録されている。図14に示す例において、ロボット16bの動作教示データ318のうち、車種「ACD−1」に対して行う動作では、AREA4b、AREA2b、AREA3b及びAREA1bの順に実行するように設定されている。
【0066】
次に、このように構成される塗布装置10を用いて、車両14に保護層形成材を塗布する動作について説明する。
【0067】
まず、予め、各ロボット16a、16b、16cに対して動作の教示を行う。ロボット16a、16b、16cに車両14のボンネット部14a、ルーフ前方部14b及びルーフ後方部14cをそれぞれ分担させて、各担当部に保護層形成材を塗布させるように教示する。
【0068】
このうち、ロボット16bには、図13に示すように塗布区域AREA1b、AREA2b、AREA3b及びAREA4bに対してそれぞれ動作の教示を行い、図14に示すように、動作教示データ318として記録部202に記録する。
【0069】
また、保護層形成材を塗布するのに先立ち、モニタ画面18b(図12参照)に表示される供給量設定メニューを用いて、各塗布区域毎に、保護層形成材の供給圧力及び時間を設定し、供給量列314に表示される供給量を確認する。
【0070】
以上の準備を行った後、外部コンピュータ29の制御下に搬送ライン12を動かし、車両14を搬送する。このとき、供給量決定部200は、生産管理情報218を受信し、次に搬入される車両14の車種を判断する。また、判断した車種に基づいて、各ロボット16a、16b、16cの動作教示データ316、318及び320を記録部202から読み出し、各ロボットコントローラ28a、28b、28cに供給する。
【0071】
さらに、制御部18の供給量決定部200(図10参照)は、車種に基づいて、記録部202から供給量設定テーブル300を読み出す。供給量決定部200は受信した外部コンピュータ29から供給される情報に基づいて、車両14が搬送中又は停止中であることを認識可能であるとともに、車両14の搬送が終了して搬送ライン12が停止する時刻t0(図15参照)を認識可能である。
【0072】
このように、供給量決定部200は、生産管理情報218によって搬送される車両14の種類を予め認識することができる。車両14の種類に応じて、動作教示データ316、318、320及び供給量設定テーブル300を記録部202から読み出しておくことにより、車両14が搬送されてきたときに速やかに塗布作業を開始することができる。
【0073】
供給量決定部200は、図15に示すように、時刻t0から保護層形成材の供給を開始する。この際、保護層形成材の供給圧力及び供給時間は、供給量設定テーブル300(図12参照)に基づいて塗布区域AREA1b〜AREA4bに対して個別に設定される。
【0074】
具体的には、保護層形成材を塗布する順番は、実行順序記録部324(図14参照)で規定されるように、塗布区域AREA4b(時刻t0〜t1)、AREA2b(時刻t1〜t2)、AREA3b(時刻t2〜t3)及びAREA1b(時刻t3〜t4)の順である。塗布区域AREA4bに対しては、最初の18.0[sec]に0.06[MPa]の供給圧力で保護層形成材をローラ48に供給する。同様に、塗布区域AREA3bに対しては、最初の9.0[sec]に0.15[MPa]の供給圧力、塗布区域AREA1bに対しては、5.0[sec]に0.15[MPa]の供給圧力でそれぞれ保護層形成材をローラ48に供給する。AREA1bの塗布時間である時刻t3〜t4は、5.0[sec]であって、この間、常に保護層形成材を供給することになる。
【0075】
また、供給量設定テーブル300(図12参照)に示されるように、塗布区域AREA2bに対応する圧力列310及び時間列312の入力データは「0.00」及び「0.0」である。従って、塗布区域AREA2bに対しては保護層形成材を供給しない状態で塗布作業を行う。この場合、それ以前にローラ48に吸収されて残留している保護層形成材が塗布されることになる。なお、保護層形成材の供給圧力及び供給時間は、気温や湿度によって適当に補正してもよい。
【0076】
このように、車両14に保護層形成材を塗布する際には、供給量設定テーブル300に基づいて供給する圧力を塗布箇所に応じて適切に変化させる。塗布区域AREA2bはルーフ端部の区域であることから、供給量を0にすることで、保護層形成材が垂れ落ちることを防止できる。また、塗布区域AREA4bは面積の広いルーフ後方部14cであることから、保護層形成材を適当な圧力で、且つ、比較的長時間供給することにより、保護層形成材を適量供給し続けることができ、塗膜厚の不足やかすれを防止することができる。
【0077】
さらに、前記の通り、ローラ48(図5参照)の内部にはカラー部材124が設けられており、保護層形成材が貯溜する空間が極めて少ない。従って、パイプ112のノズル孔114から供給された保護層形成材は、溝部128a、128b(図8参照)を通って速やかに塗布部材48a(図5参照)に到達して車両14に対する塗布に供せられる。これにより、供給量決定部200の作用による供給圧力の変化が塗布作業に速やかに反映され、各塗布区域毎に適切な塗布作業を行うことができる。
【0078】
なお、供給量設定テーブル300の設定データに係わらず、時刻t0よりやや早い時刻であるtx(図15参照)から、保護層形成材を適量供給するようにしてもよい。これにより、時刻t0までにローラ48に保護層形成材を適量染み込ませることができ、速やかに塗布作業を行うことができる。
【0079】
さらに、図15に示す例は、ロボット16bに対する保護層形成材の供給パターンを示しているが、他のロボット16a及び16bに対しても、供給量設定テーブル300に基づいて塗布区域毎に保護層形成材の供給圧力及び供給時間を並行的に制御して供給する。
【0080】
時刻がタクトタイムである時刻t5(図15参照)に達したとき、ロボット16a、16b、16cによって保護層形成材が塗布された車両14は、搬送ライン12によって次工程へ搬送される。塗布された保護層形成材は、自然乾燥又は送風しながら乾燥させて可剥離性保護層を形成し、車両14の塗装部を保護する。
【0081】
そして、ロボット16a、16b、16cは、車両14と干渉することのない待機姿勢を保持し、次の車両14が搬入されるまで待機する。このとき、制御部18は外部コンピュータ29から再び生産管理情報218を受信して、次に搬送される車両14の車種を認識し、該車種に応じた塗布の準備を行えばよい。
【0082】
本発明に係る保護層形成材の塗布装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る保護層形成材の塗布装置によれば、車両に保護層形成材を塗布する際に、前記保護層形成材の圧力を変化させながらローラに供給することにより、種々の形状や面積の箇所に応じて適切に保護層形成材を塗布することができる。
【0084】
また、車両に前記保護層形成材を塗布する塗布面を複数の塗布区域に分割設定しておき、制御部が、供給する前記保護層形成材を前記塗布区域毎に所定の圧力に制御する。従って、供給圧力の設定及び制御手順が簡潔である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る保護層形成材の塗布装置の斜視図である。
【図2】前記塗布装置の正面図である。
【図3】前記塗布装置におけるロボット及び該ロボットに設けられたローラ機構部の斜視図である。
【図4】前記ローラ機構部の拡大斜視図である。
【図5】前記ローラ機構部の一部断面正面図である。
【図6】前記ローラ機構部の側面図である。
【図7】前記ローラ機構部の要部分解斜視図である。
【図8】前記ローラ機構部の要部断面説明図である。
【図9】液圧及び空圧の複合回路を示す図である。
【図10】制御部及び該制御部に接続される機器の概略ブロック図である。
【図11】外部コンピュータが制御部に供給する生産管理情報の内容を示す図である。
【図12】モニタ画面に表示される供給量設定メニューを示す図である。
【図13】車両における保護層形成材を塗布する塗布面が分割設定された塗布区域を示す概略斜視図である。
【図14】記録部に記録された動作教示データ及び供給量設定テーブルを示す模式図である。
【図15】ローラに供給する保護層形成材の供給圧力及び供給時間を塗布区域毎に表すタイムチャートである。
【符号の説明】
10…塗布装置 12…搬送ライン
14…車両 16a、16b、16c…ロボット
18…制御部 20…タンク
29…外部コンピュータ 32…ポンプ
34…ローラ機構部 40、76…ベース部
48…ローラ 48a…塗布部材
112…パイプ 114…ノズル孔
124…カラー部材 128a、128b…溝部
158…レギュレータ 160…レギュレータ操作弁
162…MCV 164…トリガー弁
168…トリガー切換電磁弁 200…供給量決定部
202…記録部 204…タイマ
218…生産管理情報 300…供給量設定テーブル
302…車種入力欄 310…圧力列
312…時間列 314…供給量列
316、318、320…動作教示データ
322…教示データ部 324…実行順序記録部

Claims (6)

  1. 車両の搬送ラインの近傍に設けられ、ティーチング動作可能なロボットと、
    前記ロボットに接続され、回転自在で、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラを備えるローラ機構部と、
    前記保護層形成材を前記ローラに供給する供給機構部と、
    前記ロボット及び前記供給機構部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記供給機構部は、前記ローラに供給する前記保護層形成材の圧力を制御可能な圧力制御弁を備え、
    前記制御部は、前記車両に前記保護層形成材を塗布する際に、前記保護層形成材の圧力を変化させながら前記ローラに供給することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  2. 請求項1記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記車両に前記保護層形成材を塗布する塗布面は複数の塗布区域に分割設定されており、前記制御部は、前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する圧力を制御することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  3. 請求項2記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記制御部は、前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する時間を制御することを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  4. 請求項2〜3のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記搬送ラインで搬送される前記車両の種類は複数存在し、
    前記制御部は、前記車両の種類を識別する識別手段と、
    前記車両の種類毎に、前記塗布区域の分割設定に関する情報、及び前記塗布区域毎に前記保護層形成材を供給する圧力に関する情報を記録した記録部と、
    を備えることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記ローラは、外周の保護層形成材吸収保持部と、
    軸心に配置され、前記保護層形成材を供給するための複数のノズル孔を外周部に設ける管部材と、
    前記保護層形成材吸収保持部と前記管部材との間に介装される略円筒状のカラー部材と、
    を備え、
    前記カラー部材は、前記管部材の前記ノズル孔から供給される前記保護層形成材を保護層形成材吸収保持部に導く孔部を備えることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤であることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
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