JP2004322284A - 保護層形成材の塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラを保持するホルダが想定された適切な位置及び姿勢に配置されるか否かを検証する。
【解決手段】車両が順次搬送される搬送ラインの近傍にティーチング動作可能なロボットを設ける。該ロボットには、回転自在であって、保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラ48を設ける。ロボットの近傍に第1ポインタ208、第2ポインタ210及び第3ポインタ212を備える姿勢確認治具200を設ける。ローラ48を保持するホルダ86に第1穴120、第2穴122及びマーカ124を設け、第1穴120、第2穴122及びマーカ124をそれぞれ第1ポインタ208、第2ポインタ210及び第3ポインタ212に合わせてローラ48の位置と姿勢を確認する。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装が終了した車両の塗装部を主とする外表面に保護層形成材を塗布する保護層形成材の塗布装置に関し、特に、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を塗布する保護層形成材の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両は、製造後にユーザに手渡されるまでに屋外ストックヤードで保管されたり、トレーラや船等で搬送されたりすることが多い。この間、車両は粉塵、金属粉、塩分、油分、酸、直射日光等に曝されることから、長時間の保管及び搬送の間には、車両の外表面における複数の塗装層のうち、表面層の品質が侵されるおそれがある。このような事態を防ぐため、車両出荷前の段階において塗装部に剥離性保護層を形成させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。剥離性保護層は液状ラップ材である保護層形成材(ストリッパブルペイントとも呼ばれる)を塗布して乾燥させることにより形成され、塗装部を保護することができる。また、除去する際には容易に剥離させることができるとともに、通常の保管時には自然に剥離してしまうことがない。
【0003】
剥離性保護層が乾燥する前の保護層形成材を塗布する工程では、ローラに保護層形成材を付着させて、このローラを転がすことによって保護層形成材の塗布を行っている。
【0004】
このような作業の自動化を図るとともに塗布品質を均一化させるために、ボディ上に保護層形成材を注ぎ出した後、エアを吹き付けることによって保護層形成材を広げる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば保護層形成材の塗布工程における作業の多くが自動化され、作業者の負担を軽減するとともに、タクトタイムを向上させることができて好適である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−89697号公報(段落[0022]〜[0027])
【特許文献2】
特開平8−173882号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の特許文献2で開示されている方法では、保護層形成材の広がり具合が必ずしも均一ではなく、また、保護層形成材が飛散することを防ぐために、ルーフの縁部には適用していない。
【0007】
さらに、近時の自動車のボディはより複雑な形状となりつつあり、凹凸部や複雑な曲面を有するものがある。このような凹凸部や曲面にはエアノズルによって保護層形成材を広げるということが困難である。さらにまた、塗装品質が特に重要視されている箇所には保護層形成材をより厚く塗る必要があるが、エアノズルで保護層形成材を広げる場合には塗膜の厚さを調整することは困難である。
【0008】
このようなことから、エアノズルで保護層形成材を広げた後に、数人の作業者がルーフの縁部や凹凸部等の細部にローラで保護層形成材を塗布して仕上げの処理を行う必要がある。従って、保護層形成材の塗布処理は一部を人手作業に頼っており、作業者の負担となるとともに、作業者の熟練度によって塗布品質にばらつきが発生する。
【0009】
このような作業者の作業を軽減し、かつ、作業の品質を均一にするためには産業用のロボットを採用し、該ロボットに保護層形成材を車両に塗布するためのローラを設けることが検討される。
【0010】
ところが、ローラを車両に接触させて転がすという技術は未だ提案されていない。つまり、車両を製造する際に使用される従来のロボットは、車両に対して非接触のまま回転霧化頭等を用いて塗装を行う塗装ロボットや、一対の電極だけを車両に接触させる溶接ガンを用いて溶接を行う溶接ロボット等であり、車両に対してローラを滑らかに転がしながら作業を行うという用途にロボットを適用する事例がない。
【0011】
車両に対してローラを用いて保護層形成材を塗布する作業を行うためには、ローラと車両との相対位置は極めて重要である。すなわち、車両の外表面に対してローラが傾斜したり、離間すると塗布作業を行うことができない。また、車両の外表面に対してローラを過度に強く押圧すると、ローラ又は車両が損壊するおそれがある。従って、車両の外表面に対するローラの相対的な位置を高精度に制御する必要があり、しかも、ローラの位置は全ての塗布面において常に適切に維持されなければならない。
【0012】
ロボットの動作は、ローラと車両の外表面との位置関係が適切に維持されるようにティーチングを行うが、この位置関係がずれる原因として、ローラを保持するホルダの変形や、ソフトウェアのデータ処理上のミス等が挙げられる。これらの原因は早期に発見及び検証することが必要である。また、この検証は簡便な手段によって行うことが望ましい。
【0013】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、保護層形成材を塗布するためのローラを保持するホルダが想定された適切な位置及び姿勢に配置されるか否かを検証することを可能にする保護層形成材の塗布装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る保護層形成材の塗布装置は、車両の搬送ラインの近傍に設けられ、ティーチング動作可能なロボットと、前記ロボットに接続され、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラが、ホルダによって回転自在に支持されるローラ機構部と、前記ロボットの近傍に設けられ、少なくとも、空間上の点を指し示す第1ポインタ、第2ポインタ及び第3ポインタを備える姿勢確認治具と、前記ロボットを制御するとともに前記姿勢確認治具の位置及び向きを記憶する制御部と、を有し、前記ホルダは、前記第1ポインタ、前記第2ポインタ及び前記第3ポインタに対して、相対的な位置が符合する第1マーク部、第2マーク部及び第3マーク部を備え、前記制御部は、前記第1ポインタ、前記第2ポインタ及び前記第3ポインタがそれぞれ前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記3マーク部に合うように前記ロボットを動作させることを特徴とする。
【0015】
このように、第1〜第3ポインタを備える姿勢確認治具を用いることにより、ローラを保持するホルダが想定された適切な位置及び姿勢に配置されるか否かを検証することができる。
【0016】
この場合、前記ロボットがティーチング動作の教示上の基本姿勢となっているとき、前記第1ポインタ、前記第2ポインタ及び前記第3ポインタが前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記第3マーク部とそれぞれ符合するような位置に前記姿勢確認治具が配置されているとよい。これにより、簡便且つ確実にホルダの位置及び姿勢を確認することができる。
【0017】
また、前記ホルダは、前記ローラの両端を支持する第1脚部及び第2脚部と、該第1脚部及び第2脚部を連結する横架部とを備え、前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記第3マーク部は、それぞれ前記第1脚部、前記第2脚部及び前記横架部に設けられているとよい。このように第1〜第3マーク部を設けることにより、ホルダの第1脚部、第2脚部及び横架部の位置をそれぞれ確認することができ、ローラの位置及び姿勢をより正確に検証することができる。
【0018】
前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記第3マーク部の少なくとも1つに穴を形成し、符合する第1ポインタ、第2ポインタ又は第3ポインタが前記穴に挿入されるように前記ロボットを動作させると、簡便且つ確実にホルダの位置及び姿勢を検証することができる。
【0019】
さらに、前記保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤を用いるとよい。これにより、車両の塗装部をより確実に保護することができ、しかも除去するときには剥がしやすい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る保護層形成材の塗布装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1に示すように、本実施の形態に係る保護層形成材の塗布装置10は、自動車の搬送ライン12に設けられるものであり、塗装の終了した車両14に対して保護層形成材を塗布するものである。塗布装置10は、産業用ロボットである3台のロボット16a、16b、16cと、システム全体の制御を行う制御部18と、保護層形成材が収容されたタンク20と、該タンク20から各ロボット16a、16b、16cに連通する塗布材管路22と、水供給源24からロボット16a、16b、16cへ水を供給する水管路26とを有する。ロボット16a、16b、16cはそれぞれ制御部18に接続されたロボットコントローラ28a、28b、28cによって制御される。制御部18にはキーボードやポインティングデバイス等の入力装置18aと、モニタ画面18bが設けられている。モニタ画面18bには、動作指示用のボタンが表示され、入力装置18aを介してこのボタンを操作することによってロボット16a、16b、16cの全て(又は単体)を基本姿勢に移動させることができる。ロボットの基本姿勢とは、ティーチング動作上の原点となる姿勢である。
【0022】
ロボット16a及び16cは、搬送ライン12における車両14の進行方向左手側に設けられ、ロボット16bは、進行方向右手側に設けられている。また、ロボット16aは進行方向前方、ロボット16bは進行方向の中程、ロボット16cは進行方向後方に設けられている。ロボット16a、16b、16cは搬送ライン12と平行なスライドレール30上を移動可能である。
【0023】
塗布材管路22の途中にはポンプ32が設けられており、タンク20から保護層形成材を吸い上げてロボット16a、16b、16cへ供給する。また、保護層形成材は、図示しないヒータと温度計とによって適温となるように制御されている。ロボット16a、16b、16cの先端部には、それぞれ塗布材管路22につながるチューブ22aから保護層形成材が供給されるローラ機構部34が設けられている。
【0024】
保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤を主成分とするものであって、好ましくは、ガラス転移温度の異なる2種のアクリル系コポリマ部分を有するものであるとよい。具体的には、例えば、前記の特許文献1で示されている保護層形成材を用いるとよい。また、保護層形成材は、水との混合割合及び温度の変化によって粘度を調整することができ、しかも、乾燥すると車両14に密着して粉塵、金属粉、塩分、油分、酸、直射日光等から車両14の塗装部を化学的及び物理的に保護することができる。さらに、車両14をユーザに納品の際、除去する場合等には容易に剥離することができる。
【0025】
図2に示すように、ロボット16a、16b、16cは、例えば、産業用の多関節型のロボットであり、ベース部40と、該ベース部40を基準にして順に、第1アーム42、第2アーム44及び第3アーム46とを有し、該第3アーム46の先端にローラ機構部34が設けられている。ローラ機構部34は、第3アーム46に対して着脱自在であり、所謂、エンドエフェクタとして作用する。第1アーム42はベース部40に対して水平及び垂直に回動可能な軸J1、J2によって回動可能である。第2アーム44は第1アーム42と軸J3で回動可能に連結されている。第2アーム44は軸J4によって捻れ回転が可能になっている。第3アーム46は第2アーム44と軸J5で回動可能に連結されている。第3アーム46は軸J6によって捻れ回転が可能になっている。
【0026】
このような6軸構成のロボット16a、16b、16cの動作によって、先端部に接続されたローラ機構部34は車両14の近傍における任意の位置に移動可能であって、かつ、任意の向きに設定可能である。換言すれば、ローラ機構部34は6自由度の移動が可能である。ロボット16a、16b、16cは、回転動作以外にも伸縮動作、平行リンク動作等の動作部を有するものであってもよい。各ロボット16a、16b、16cの近傍には姿勢確認治具200が備えられている。該姿勢確認治具200の詳細な構成については後述する。
【0027】
図3〜図6に示すように、ローラ機構部34は、ロボット16a(16b、16c)の第3アーム46の先端部に取り付けられており、円筒形状で保護層形成材を吸収して蓄えることができるローラ48と、第3アーム46に対する取付部であるスラスト回転部69とを有する。スラスト回転部69は、取付部材70と、該取付部材70に対してベアリング72を介して回転自在に支持されているスラスト回転部材74と、該スラスト回転部材74の下に取り付けられたベース部76とを有する。
【0028】
また、ローラ機構部34は、ベース部76の両端部に設けられた空気圧シリンダ78及び80と、ベース部76の略下端の揺動軸82に揺動自在に軸支された揺動部材84と、ローラ48を保持するホルダ86と揺動部材84とを接続する接続部88とを有する。揺動部材84は、上方に延在する2つの上方延在部84aを有し、該上方延在部84aの略上端には、揺動軸82と平行なピン90が設けられている。
【0029】
さらに、ローラ機構部34は、前記空気圧シリンダ78及び80のロッド78a及びロッド80aから力を受けて、前記揺動軸82を中心として回転する2つのピン押圧部材92及び94を有する。ピン押圧部材92の押圧面92aは、ロッド78aが縮退するとき図6における前記ピン90の左面を押圧し、ピン押圧部材94の押圧面94aは、ロッド80aが縮退するとき図6における前記ピン90の右面を押圧する。
【0030】
2つの上方延在部84aの間には、ベース部76から下方に延在する2つの下方延在部76aが配置され、該2つの下方延在部76aの間に押圧面92a及び94aが配置されている。
【0031】
スラスト回転部材74の上部には回転規制部材96が設けられており、該回転規制部材96の上面の凹部96aには、取付部材70から下に突出する小突起98が配置されている。小突起98の幅は凹部96aの幅よりやや小さく、この隙間の範囲においてスラスト回転部材74はスラスト方向に回転自在となっている。ここでいうスラスト方向とは、ローラ48自体の軸心と直交する方向であり、第3アーム46の軸心Cを中心とした回転方向である。取付部材70を第3アーム46に取り付けるためのボルト100を小突起98に兼用してもよい。
【0032】
接続部88には上部と下部で対向する2つのクランパ102及び104が設けられ、これらのクランパ102及び104によりアルミパイプ106が保持されることにより揺動部材84とホルダ86が連結されている。アルミパイプ106の表面には環状溝106aが設けられている。
【0033】
ところで、ホルダ86は、図3及び図4に示すように、一端に固定ホルダ(第1脚部)86aがボルト86bによって固定される一方、他端に可動ホルダ(第2脚部)86cが軸部材86dを介して回転自在に装着されるホルダ本体(横架部)86eを備えている。固定ホルダ86aには、ナット110aによって連結部材110bが固定されており、この連結部材110bの一端の開口にはチューブ22aが接続される。
【0034】
一方、連結部材110bの他端の開口には、チューブ22aから供給される保護層形成材をさらにローラ48へと送給するとともに、ローラ48を回転自在に支持する中空状のパイプ(管部材)112の第1端部112aが接続される。この第1端部112aには、複数(例えば、2箇所)の図示しない円錐状の溝が形成されており、この溝に連結部材110b側から図示しない埋め込みボルト等が係合することによって、パイプ112が連結部材110bに強固に装着される。パイプ112の第2端部112bは閉塞されている。
【0035】
なお、パイプ112には、供給された保護層形成材をローラ48へと送給するための複数の孔114が形成されている。また、パイプ112は、ステンレス鋼材により形成されると好適であり、例えば、SUS304系材料(オーステナイト系に分類される鋼管:日本工業規格準拠)により形成されると一層好適である。
【0036】
可動ホルダ86cの先端側には、円形溝部86fが形成されている。この可動ホルダ86cは、スプリング116の付勢作用下に回転可能であり(図4中、矢印A方向参照)、該スプリング116の弾発力によって前記円形溝部86fに前記パイプ112の第2端部112bが係合される。これにより、パイプ112が確実に保持される。
【0037】
前記のようにローラ48及びホルダ86を構成することにより、ローラ48の着脱を容易に行うことが可能となり、該ローラ48の取り扱い性を向上させることができる。従って、ローラ48の清掃や交換等のメンテナンス作業を頻繁に行う必要があっても、該メンテナンス作業を効率的に遂行することが可能となる。
【0038】
図6に示すように、固定ホルダ86a及び可動ホルダ86cの下面には、それぞれ有底の第1穴(第1マーク部)120、第2穴(第2マーク部)122が設けられている。また、ホルダ本体86eの側面中央部には小さいマーカ(第3マーク部)124が設けられている。
【0039】
第1穴120と第2穴122は同じ深さであり、第1底部120a、第2底部122aの間の距離はWである。
【0040】
第1底部120a、第2底部122aに対するマーカ124の水平面における矢印B方向の距離はDであり、高さ方向における距離はHである。水平面における矢印B方向と直角な方向において、マーカ124は、第1底部120aと第2底部122aとの中点に位置している。
【0041】
姿勢確認治具200は、横架部202と、該横架部202の両端から矢印B方向に延在する水平支持部204と、横架部202の中心から上方に延在する垂直支持部206とを有する。2つの水平支持部204の先端部には、上方に突出する第1ポインタ208及び第2ポインタ210が設けられ、垂直支持部206の先端には、矢印B方向に突出する第3ポインタ212が設けられている。横架部202は支持台214によって水平に固定支持されている。
【0042】
第1ポインタ208、第2ポインタ210及び第3ポインタ212は、ナット213を緩めることにより突出量を調整することができ、次のように調整されている。すなわち、第1ポインタ208と第2ポインタ210は同じ高さであり、それぞれの第1先端部208a、第2先端部210aの間の距離は、前記第1穴120と第2穴の距離と同じWである。第1先端部208a、第2先端部210aに対する第3ポインタ212の第3先端部212aの矢印B方向の距離はDであり、高さ方向における距離はHである。矢印B方向と直角な方向において、第3先端部212aは、第1先端部208aと第2先端部210aとの中点に位置している。つまり、第1先端部208a、第2先端部210a及び第3先端部212aの相対的な位置は、第1底部120a、第2底部122a及びマーカ124の相対的な位置と一致する。
【0043】
また、姿勢確認治具200は、各ロボット16a、16b、16cの動作教示上の原点に配設されており、その位置及び向きは制御部18に記憶されている。従って、ロボット16a、16b、16cが基本姿勢をとるとき、第1先端部208a、第2先端部210a及び第3先端部212aは、それぞれ第1底部120a、第2底部122a及びマーカ124と符合する位置に配置される。
【0044】
姿勢確認治具200を使用しないときには、図7に示すように、保護機構250により第1〜第3ポインタ208、210及び212を保護するとよい。保護機構250は、第1ポインタ208と第2ポインタ210を覆う筒部252の上部を連結部材254で接続し、さらに第3ポインタ212の上部及び側面を覆うカバー256が連結部材254の上面中央部に接続されている。
【0045】
姿勢確認治具200に対して保護機構250を上から載置することによって、第1ポインタ208及び第2ポインタ210は筒部252で覆われ、第3ポインタ212はカバー256で覆われる。これにより、例えば、作業者が搬送ライン12のメンテナンスを行う際に、不注意に姿勢確認治具200に倒れかかっても、第1〜第3ポインタ208、210、212から作業者を保護することができる。また、第1〜第3ポインタ208、210、212自体が変形することがない。
【0046】
図8に示すように、ローラ48に保護層形成材を供給するための液圧及び空圧の複合回路(供給機構部)150は、コンプレッサ152と、該コンプレッサ152の吐出部に接続されたエアタンク154と、空気圧の供給・遮断の切り換えを行う手動の空圧投入弁156と、制御部18から供給される電気信号によって2次側圧力を減少させるレギュレータ操作弁160と、該レギュレータ操作弁160の2次圧によってパイロット操作されて塗布材管路22の圧力を減少させるレギュレータ158とを有する。また、複合回路150は、レギュレータ158の2次側管路及び水管路26が接続されたMCV(Material Control Valve:供給切換弁)162と、MCV162の2次側とローラ48との間に設けられたトリガー弁164とを有する。MCV162の内部には、塗布材管路22及び水管路26の連通・遮断の切り換えを行う切換弁162a、162bが設けられており、該切換弁162a、162bの2次側は連通している。なお、図8の破線は空気圧管路を示す。
【0047】
MCV162、トリガー弁164及びレギュレータ操作弁160は、空気圧パイロット式に限らず電気ソレノイド等の駆動方式のものでもよい。
【0048】
複合回路150は、さらに、空圧投入弁156から供給される空気圧を切り換えることによって切換弁162a、162bをパイロット形式で操作するMCV切換電磁弁166と、トリガー弁164をパイロット操作するトリガー切換電磁弁168とを有する。MCV切換電磁弁166は制御部18から供給される電気信号によって、切換弁162a、162bのいずれか一方を連通させるとともに他方を遮断し、水と保護層形成材とを切り換えてトリガー弁164に供給する。トリガー切換電磁弁168は、制御部18から供給される電気信号によってトリガー弁164を連通・遮断状態に切り換えて、ローラ48に水又は保護層形成材を供給する。
【0049】
塗布材管路22及び水管路26の途中には、それぞれ手動の止め弁170、172が設けられている。通常、止め弁170及び172は連通させておく。複合回路150において空気の排出口にはそれぞれサイレンサ174が設けられており、排気音を低減させている。コンプレッサ152、ポンプ32及び水供給源24には、過剰な圧力上昇を防止するリリーフ弁(図示せず)が設けられている。
【0050】
なお、複合回路150におけるコンプレッサ152、エアタンク154、水供給源24及びポンプ32は、各ロボット16a、16b、16cに共通であり、それ以外の機器は各ロボット16a、16b、16cに個別に備えられている。
【0051】
次に、このように構成される保護層形成材の塗布装置10を用いて、車両14に保護層形成材を塗布する動作について説明する。
【0052】
まず、予め、各ロボット16a、16b、16cに対して動作の教示を行う。ロボット16a、16b、16cに車両14のボンネット部14a、ルーフ中央部14b及びルーフ後方部14cをそれぞれ分担させて、各担当部に保護層形成材を塗布させるように教示し、教示したティーチングデータは制御部18の所定の記録部に記録し、保持しておく。なお、車両14が、例えば、セダン型であるときには、ロボット16cはトランク部を分担する。
【0053】
すなわち、図9に示すように、ロボット16aの第3アーム46と車両14の表面との距離を適当に保ち、具体的には、平坦な箇所Paにおいて揺動部材84の傾斜角度を適当な角度θとなるように教示し、平坦な箇所Paから第3アーム46を車両14の表面に平行に移動させる。また、平坦な箇所Paから連続する面における浅い凹部500の箇所Pbにおいても、そのまま平坦な箇所Paにおける面と平行に移動させてよい。さらに、平坦な箇所Paから連続する面における低い凸部502の箇所Pcにおいても、そのまま平坦な箇所Paにおける面と平行に移動させてよい。このように、凹部500及び凸部502は無視し、揺動部材84の傾斜角度を多少変化させるようにしてもよい。浅い凹部500や比較的低い凸部502も無視することによりロボット16aの動作教示が容易になる。
【0054】
ロボット16aを右方向へ移動させながら車両14に保護層形成材を塗布する際には、ロッド80aが縮退する方向に比較的弱い力Faを発生するように右側の空気圧シリンダ80に空気を供給する。また、ロッド78aが延出するように左側の空気圧シリンダ78に空気を供給する。このようにすることにより、右側のピン押圧部材94の押圧面94aはピン90の右側面を比較的弱い力で押圧し、左側のピン押圧部材92の押圧面92aはピン90から離間する。従って、揺動部材84及びローラ48は揺動軸82を中心として反時計方向の力を受けることになり、ローラ48が適当な押圧力で車両14の表面に押圧される。
【0055】
ローラ48の適用箇所や移動方法に応じて力Faを適宜調整するとよい。この調整は、前記レギュレータ176に相当する押圧力調整機能部を制御部18により操作し、又は、所定のダイヤル等を操作することにより容易に行うことが可能である。
【0056】
一方、図10に示すように、ロボット16aを左方向に移動させながら車両14に保護層形成材を塗布する際には、ロッド78aが縮退する方向に比較的弱い力Faを発生するように左側の空気圧シリンダ78に空気を供給する。また、ロッド80aが延出するように右側の空気圧シリンダ80に空気を供給する。このようにすることにより、左側のピン押圧部材92の押圧面92aはピン90の左側面を比較的弱い力で押圧し、右側のピン押圧部材94の押圧面94aはピン90から離間する。従って、揺動部材84及びローラ48は揺動軸82を中心として時計方向の力を受けることになり、ローラ48が適当な押圧力で車両14の表面に押圧される。
【0057】
このように、ロボット16aの進行方向に応じて空気圧シリンダ78及び80に供給する空気の流れの方向と圧力とを制御することにより、ローラ48を車両14の表面に対して適度に押圧することができる。つまり、ローラ48の自重を押圧力として有効に利用するとともに、該自重で不足の押圧力を空気圧シリンダ78又は空気圧シリンダ80により補償することができる。
【0058】
これにより、ローラ48が空回りしたり、凹部500及び凸部502を通過するときに飛び跳ねることがない。また、ローラ48から保護層形成材がしみ出しやすい。このとき、ローラ48は揺動軸82を中心として揺動可能であることから、凹部500及び凸部502に対しても確実に密着させて保護層形成材を塗布することができる。つまり、ローラ48が凹部500及び凸部502を通過する際には、凹部500の深さ及び凸部502の高さに応じてロッド78a又は80aが伸縮する。空気圧シリンダ78及び80は、駆動流体として圧縮性に富む空気を用いていることから柔軟な動作が可能であり、外力の変動を吸収しやすい。
【0059】
空気圧シリンダ78のロッド78aに連結されたピン押圧部材92と空気圧シリンダ80のロッド80aに連結されたピン押圧部材94は、揺動部材84に対してそれぞれ対向する方向に押圧力を加えるので、揺動部材84が時計方向又は反時計方向のいずれの方向に傾斜している場合にも適切に動作可能である。これにより、右方向及び左方向のいずれの方向へも保護層形成材を塗布することができる。
【0060】
その後、ロボット16a、16b、16cによって保護層形成材が塗布された車両14は、搬送ライン12によって次工程へ搬送される。そして、ロボット16a、16b、16cは、車両14と干渉することのない待機姿勢を保持し、次の車両14が搬入されるまで待機する。このとき、トリガー弁164を遮断させ保護層形成材の供給を停止させる。ここでいう待機姿勢とは、前記基本姿勢と異なって動作教示上の原点と無関係であり、車両14と干渉することのない適当な姿勢である。
【0061】
塗布された保護層形成材は、自然乾燥又は送風しながら乾燥させて可剥離性保護層を形成し、車両14の塗装部を保護する。
【0062】
次に、操作者は、昼休み開始時等の所定の時間に、入力装置18a(図1参照)を操作することによって、ロボット16a、16b、16cをそれぞれ基本姿勢に移動させる。
【0063】
このとき、ロボット16a、16b、16cは、図6に示すように、ローラ機構部34を姿勢確認治具200の上方に配置させた後に下降させる。また、ロッド78a及び80a(図3参照)がそれぞれ強い力で縮退するように、空気圧シリンダ78及び80に圧縮空気を供給しておく。これにより、揺動部材84が不用意に揺動することがなく、ロックされる。
【0064】
このように動作させることにより、ホルダ86の第1穴120及び第2穴122に第1ポインタ208及び第2ポインタ210挿入され、第1先端部208a、第2先端部210aが第1底部120a及び第2底部122aに軽く当接する(図6参照)。また、このとき、マーカ124は、第3先端部212aの正面に配置される。第1ポインタ208、第2ポインタ210及び第3ポインタ212は、1つの直線状にないことから、ホルダ86の取り得る位置及び姿勢は1つに決定される。
【0065】
このように、第1底部120a、第2底部122a及びマーカ124がそれぞれ第1先端部208a、第2先端部210a及び第3先端部212aに対応するように配置されることによってホルダ86の形状が歪んでいないということ、及び、ロボット16a、16b、16cを制御するプログラムが正常に動作していることを確認することができる。また、ホルダ86が多少でも歪んでいると第1ポインタ208及び第2ポインタ210は第1穴120及び第2穴122に挿入されず、ホルダ86又はローラ機構部34の歪みを簡便且つ正確に検証することができる。
【0066】
一方、例えば、図11Aに示すように、第2穴122と第2先端部210aが一致し、第3先端部212aとマーカ124が符合している場合であって、第1先端部208aと第1底部120aが一致しない場合には、第1底部120aが設けられる固定ホルダ86a又はその近傍が変形していることが考えられる。
【0067】
また、図11Bに示すように、第3先端部212aとマーカ124が一致する位置にある場合で、第1先端部208aと第1底部120aとの位置がずれており、第2先端部210aと第2底部122aとの位置も同様にずれているときには、ホルダ86が全体に歪んでいることが考えられる。
【0068】
このような場合には、ホルダ86をノギス等によってさらに詳細に計測し、歪みが確認された場合には、ホルダ86を交換するとよい。また、ホルダ86が正常値であれば、ローラ機構部34の各部の寸法を確認するとよい。
【0069】
さらに、図11Cに示すように、第1先端部208a、第2先端部210a及び第3先端部212aがそれぞれ第1底部120a、第2底部122a及びマーカ124に対して同方向に同じ距離だけ離間している場合には、ホルダ86の形状は正常であって、ソフトウェア上の異常があることが考えられる。ここでソフトウェア上の異常とは、例えば、姿勢確認治具200の位置を示す教示原点である座標値が何らかの理由により書き換えられていることによる異常であり、このような場合には、座標原点等の基本的なデータやティーチングデータの内容を確認するとよい。
【0070】
なお、図11A〜図11Cでは、紙面に沿ってホルダ86が変形し、又はずれている例を示したが、紙面に垂直な方向に変形、又はずれている場合にも同様にホルダ86の検証を行うことができる。
【0071】
また、実際上、ソフトウェア上の異常が発生することは極めて希であり、ホルダ86の位置が姿勢確認治具200に適合しないときには、ホルダ86の変形の有無を確認するようにしてもよい。
【0072】
このように、姿勢確認治具200を用いて、ホルダ86を適合させることにより、ホルダ86やソフトウェアの異常の有無を簡便に判断することができる。
【0073】
特に、本実施の形態では、保護層形成材を複雑な形状の車両14に対してローラ48を直接接触させながら転がすという作業があることから、エンドエフェクタであるローラ機構部34にかかる負荷が他の形態のロボットで用いるエンドエフェクタ(例えば、溶接ガンや塗装用の回転霧化頭等)にかかる負荷より大きい場合がある。従って、姿勢確認治具200を用いることによってホルダ86やローラ機構部34の歪みの有無を定期的に検査し、歪みによる塗布品質の劣化を未然に防止するとよい。
【0074】
また、塗布作業中におけるローラ48と車両14の外表面との位置関係が不適切であると判断されるとき、及び、作業者が塗布の終わった車両14を目視で判断して、塗布の状態が適当でないと判断されるとき等に、姿勢確認治具200を用いた検査を適宜実施するようにしてもよい。
【0075】
姿勢確認治具200では第1ポインタ208及び第2ポインタ210は、上向きに延在していると説明したが、例えば、図12に示すような姿勢確認治具200aを用いてもよい。姿勢確認治具200aでは、前記第1ポインタ208及び第2ポインタ210に相当する第1ポインタ300及び第2ポインタ302を水平の矢印B方向に延在させて、固定ホルダ86a及び可動ホルダ86cの側面に対応する有底の穴304、306を設ける。また、第3ポインタ212に対応する有底の穴306をホルダ本体86eの側面に設ける。これにより、第1ポインタ300、第2ポインタ302及び第3ポインタ212がそれぞれ穴304、306、308に挿入されることになり、ホルダ86の形状を確認しやすい。
【0076】
本発明に係る保護層形成材の塗布装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る保護層形成材の塗布装置によれば、姿勢確認治具の第1〜第3ポインタに対してローラを保持するホルダの第1〜第3マーク部を合わせることにより、ローラの位置が想定された適切な位置に配置されるか否かを検証することができる。
【0078】
また、姿勢確認治具をロボットがティーチング動作の教示上の基本姿勢である原点に配置することにより、簡便且つ確実に上記の検証を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る保護層形成材の塗布装置の斜視図である。
【図2】前記塗布装置におけるロボット及び該ロボットに設けられたローラ機構部の斜視図である。
【図3】前記ローラ機構部の拡大斜視図である。
【図4】前記ローラ機構部の一部断面正面図である。
【図5】前記ローラ機構部の側面図である。
【図6】姿勢確認治具及びローラ機構部の一部を示す斜視図である。
【図7】姿勢確認治具に保護機構を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】液圧及び空圧の複合回路図である。
【図9】前記ロボットを右方向へ移動させる際の、ロボットと車両の表面との位置関係を示す説明図である。
【図10】前記ロボットを左方向へ移動させる際の、ロボットと車両の表面との位置関係を示す説明図である。
【図11】図11Aは、姿勢確認治具を用いてローラ及びホルダの位置及び姿勢を確認する際に、可動ホルダが変形している状態を示す模式側面図であり、図11Bは、姿勢確認治具を用いてローラ及びホルダの位置及び姿勢を確認する際に、ホルダ全体が歪んでいる状態を示す模式側面図であり、図11Cは、姿勢確認治具を用いてローラ及びホルダの位置及び姿勢を確認する際に、ホルダの位置がずれている状態を示す模式側面図である。
【図12】姿勢確認治具の変形例とローラ機構部の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…塗布装置 12…搬送ライン
14…車両 16a、16b、16c…ロボット
18…制御部 20…タンク
22…塗布材管路 26…水管路
30…スライドレール 32…ポンプ
34…ローラ機構部 40、76…ベース部
48…ローラ 84…揺動部材
86…ホルダ 86a…固定ホルダ
86c…可動ホルダ 86e…ホルダ本体
86f…円形溝部 120…第1穴
120a…第1底部 122…第2穴
122a…第2底部 124…マーカ
200、200a…姿勢確認治具 202…横架部
204…水平支持部 206…垂直支持部
208…第1ポインタ 208a…第1先端部
210…第2ポインタ 210a…第2先端部
212…第3ポインタ 212a…第3先端部
214…支持台

Claims (5)

  1. 車両の搬送ラインの近傍に設けられ、ティーチング動作可能なロボットと、
    前記ロボットに接続され、乾燥後に剥離性保護層として作用する液状の保護層形成材を吸収して蓄えることのできる材質のローラが、ホルダによって回転自在に支持されるローラ機構部と、
    前記ロボットの近傍に設けられ、少なくとも、空間上の点を指し示す第1ポインタ、第2ポインタ及び第3ポインタを備える姿勢確認治具と、
    前記ロボットを制御するとともに前記姿勢確認治具の位置及び向きを記憶する制御部と、
    を有し、
    前記ホルダは、前記第1ポインタ、前記第2ポインタ及び前記第3ポインタに対して、相対的な位置が符合する第1マーク部、第2マーク部及び第3マーク部を備え、前記制御部は、前記第1ポインタ、前記第2ポインタ及び前記第3ポインタがそれぞれ前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記3マーク部に合うように前記ロボットを動作させることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  2. 請求項1記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記ロボットがティーチング動作の教示上の基本姿勢となっているとき、前記第1ポインタ、前記第2ポインタ及び前記第3ポインタが前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記第3マーク部とそれぞれ符合するような位置に前記姿勢確認治具が配置されていることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  3. 請求項1又は2記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記ホルダは、前記ローラの両端を支持する第1脚部及び第2脚部と、該第1脚部及び第2脚部を連結する横架部とを備え、
    前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記第3マーク部は、それぞれ前記第1脚部、前記第2脚部及び前記横架部に設けられていることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記第1マーク部、前記第2マーク部及び前記第3マーク部の少なくとも1つに穴を形成し、符合する第1ポインタ、第2ポインタ又は第3ポインタが前記穴に挿入されるように前記ロボットを動作させることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の保護層形成材の塗布装置において、
    前記保護層形成材の材料は、アクリル系コポリマ剤であることを特徴とする保護層形成材の塗布装置。
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