JP2004321328A - 遊技機の入賞装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入賞空間25を仕切部28で上下に仕切った下部入賞空間26bに、底面をなす傾斜面27と略同一平面上に位置する基準位置および前部が傾斜面27より上方へ突出する傾動位置の間で揺動する可動部材50を配設する。また、仕切部28に、遊技球Sを傾斜面27の奥側に向けて通出させる第1傾斜通路30,30と、可動部材50の奥側に向けて通出させる第2傾斜通路32,32とを形成する。更に、仕切部28を転動する遊技球Sを、第1傾斜通路30,30を介して通出させる第1の状態および第2傾斜通路32,32を介して通出させる第2の状態に振分け可能な振分け部材40と、第1傾斜通路30,30からの遊技球Sの転動方向をランダムに変化させる流路変更部材60,60とを備えるよう構成した。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機の入賞装置に関し、更に詳細には、球入口から入賞空間に入った遊技球が特別入賞領域に通入することで、遊技者にとって有利な特別遊技が成立する遊技機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、所謂羽根モノと称される第2種パチンコ遊技機は、パチンコ球(遊技球)が通入する入賞口を所定条件で開閉する羽根状や扉状等の開閉部材と、種々の遊技部品が配置され、該入賞口から流入するパチンコ球に多彩な動きをさせる入賞空間と、該入賞空間に流入したパチンコ球が最終的に通出する一般入賞領域および特別入賞領域とを備えた入賞装置を備えている。そして、前記特別入賞領域にパチンコ球が通入した場合にのみ、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するよう構成されている。ここで、前記特別遊技状態では、前記入賞空間(入賞口)に10個のパチンコ球が通入するか、前記開閉部材の18回の開閉または特別入賞領域へのパチンコ球の通入の何れかが満たされたことを1回のラウンド終了条件とし、各ラウンド中に前記特別入賞領域にパチンコ球が通入するのをラウンド継続条件として設定され、ラウンド毎にラウンド継続条件を満たせば、最大で15回(15ラウンド)まで継続して行ない得るようになっている。すなわち、特別遊技状態において、遊技者はラウンド継続条件を満たし、より多くの賞球を獲得し得るよう期待して遊技を楽しんでいる。
【0003】
このため、この種のパチンコ遊技機では、前記入賞空間に流入したパチンコ球が、前記特別入賞領域に通入するか否かに遊技者は最大の関心を持っている。そこで、前記入賞空間に可動式の遊技部品を配設し、該入賞空間内に流入したパチンコ球を該遊技部品に接触させてパチンコ球の動きに変化を与えることにより、遊技の興趣を増大させるよう構成したものが多数提案されている。例えば、前記入賞空間内を仕切部で上下の遊技空間に仕切ると共に、この上部遊技空間に、所要の駆動手段で駆動されて当接したパチンコ球の流下方向を変化させる傘状回転体と、所要の開口部を設けた筒状回転体とを配設し、該開口部から筒状回転体内に通入したパチンコ球を、下部遊技空間に配設した誘導板に移動させて前記特別入賞領域に向けて案内するよう構成したパチンコ遊技機がある(例えば、特許文献1参照)。なお、前記筒状回転体の開口部に通入しなかったパチンコ球は、前記上部遊技空間の後方に形成した落下口から前記下部遊技空間に移動し、前記一般入賞領域に向けて案内されるようになっている。すなわち、前記上部遊技空間に流入したパチンコ球は、前記傘状回転体に接触して弾かれた際に、タイミング良く前記筒状回転体の開口部に通入した場合に、前記特別入賞領域に通入し得るよう構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−334035号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のパチンコ遊技機は、前記入賞空間にパチンコ球が流入すると、上部遊技空間に配設した可動式の遊技部品(傘状回転体や筒状回転体)にパチンコ球が接触してその動きが変化し、遊技に対する興趣が増大される。しかし、前記上部遊技空間から前記下部遊技空間に移動したパチンコ球は、前記入賞空間の底面を画成する傾斜面の傾斜に沿って流下するだけであり、該パチンコ球の動きの変化に乏しく、遊技者はパチンコ球の動きを楽しめない欠点がある。また、前記特別遊技領域にパチンコ球が通入するには、パチンコ球が一定の動作をした場合(筒状回転体の開口部に通入した場合)にほぼ限られるため、該特別遊技領域へのパチンコ球の通入態様が画一的となると共に、パチンコ球が入賞空間に通入してから比較的早い段階で該パチンコ球が特別遊技領域に通入するか否かが推測でき、特別遊技状態へ移行することへの期待感が長続きせず、遊技の興趣に欠ける問題が指摘される。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、入賞空間に流入した遊技球が一般または特別入賞領域に通入する態様に多様な変化を与え、遊技者の興趣を増大させ得る遊技機の入賞装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る遊技機の入賞装置は、
遊技球(S)が通入し得る球入口(15,15)を開閉可能な開閉部材(16,16)と、前記球入口(15,15)に連通して所要の奥行きを有する入賞空間(25)と、前方へ向け下方に傾斜して前記入賞空間(25)の底面をなす傾斜面(27)の前側に設けられ、前記入賞空間(25)に流入した遊技球(S)の通入を許容する特別入賞領域(22)および一般入賞領域(23,23)と、前記入賞空間(25)を上下に仕切り、前記球入口(15,15)から上部入賞空間(26a)に通入した遊技球(S)を転動させて下部入賞空間(26b)へ案内する仕切部(28)とを備えた遊技機の入賞装置であって、
前記下部入賞空間(26b)の奥側から前記傾斜面(27)の前端縁まで延出して、その前部が前記特別入賞領域(22)に臨むと共に、該傾斜面(27)と略同一平面上に位置する基準位置および該前部が傾斜面(27)より上方へ突出する傾動位置の間で揺動する可動部材(50)と、
前記仕切部(28)の一部を構成し、前記球入口(15,15)から前記上部入賞空間(26a)に通入した遊技球(S)を前記傾斜面(27)の奥側に向けて通出させる第1傾斜通路(30,30)と、
前記仕切部(28)の一部を構成し、前記球入口(15,15)から前記上部入賞空間(26a)に通入した遊技球(S)を前記可動部材(50)の奥側に向けて通出させる第2傾斜通路(32,32)と、
前記仕切部(28)を転動する遊技球(S)を、前記第1傾斜通路(30,30)を介して傾斜面(27)に通出させる第1の状態および前記第2傾斜通路(32,32)を介して前記可動部材(50)に通出させる第2の状態に振分け可能な振分け部材(40)と、
前記傾斜面(27)の上面側に位置し、前記第1傾斜通路(30,30)から該傾斜面(27)に向けて案内された遊技球(S)の転動方向をランダムに変化させ得る流路変更部材(60,60)とから構成したことを特徴とする。
【0008】
また、前記第2傾斜通路(32,32)から通出される遊技球(S)を前記可動部材(50)に向けて案内する第3傾斜通路(34,34)を形成するようにしてもよい。
【0009】
更に、前記第1傾斜通路(30,30)から通出した遊技球(S)が前記流路変更部材(60,60)に当たるよう構成することもできる。
【0010】
更にまた、前記流路変更部材(60,60)は、前記傾斜面(27)の奥側における左右方向に離間する位置に設けられると共に、前後方向に往復移動し得るよう設けることが可能である。
【0011】
そして、前記傾斜面(27)における前端縁の全長に亘って臨む前記一般入賞領域(23,23)の内部に、該傾斜面(27)における前端縁の略中央位置を通過するように左右方向に往復移動可能に前記特別入賞領域(22)が設けられると共に、前記可動部材(50)の前端が、前記傾斜面(27)における前端縁の略中央位置に臨むよう設定するようにしてもよい。
【0012】
【作用】
本発明は、球入口から入賞空間に通入した遊技球が仕切部や傾斜面を転動するに際して、振分け部材、流路変更部材あるいは可動部材によりその転動方向が変化されるから、決まった経路を遊技球が通過することはなく、最終的に遊技球が特別入賞領域または一般入賞領域の何れかに通入するまで遊技球の動きを楽しむことができ、遊技の興趣が増大されると共に、最後まで特別遊技状態へ移行することへの期待感が持続される。また、前記流路変更部材を前後方向に往復移動するようにすれば、該流路変更部材に接触した遊技球の転動方向がより予測し難くなり、より一層遊技の興趣が向上する。更に、特別入賞領域を左右方向に往復移動するよう構成することで、下部入賞空間に流入した遊技球が、特別入賞領域または一般入賞領域の何れに通入するか判断するのは更に困難となり、最後まで特別遊技状態へ移行することへの期待感を維持し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る遊技機の入賞装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】
(パチンコ機の遊技盤について)
先ず、図1に略示されるパチンコ機(遊技機)の遊技盤Jについて要約説明すると、該遊技盤Jでは、その前面に取着された略円形状に湾曲形成したレール10により囲まれた遊技領域Iにおいて、その略中央部に実施例に係る入賞装置Mが配置される。また入賞装置Mより下側の遊技領域Iにおける左右方向の略中央位置には、第1始動入賞具N1が配設されると共に、該第1始動入賞具N1の左右両側に離間して第2始動入賞具N2が夫々配設されている。各始動入賞具N1,N2は、入賞装置Mに対する所定の始動条件を成立させるものであって、通常遊技状態においては、第1始動入賞具N1は、その内部に配設されたスイッチ(図示せず)でパチンコ球(遊技球)Sの入賞を検出することにより、入賞装置Mの後述する開閉部材16,16を2回開閉動させ、また第2始動入賞具N2は、その内部に配設された図示しないスイッチがパチンコ球Sの入賞を検出することにより、開閉部材16,16を1回開閉動させるよう設定されている。なお、遊技領域Iの適宜位置には、風車とも称されてパチンコ球Sの流下方向を変更する案内車11や、遊技状態に応じて照射パターンが変更制御される電飾装置12等が配設される。
【0015】
(入賞装置の本体について)
前記入賞装置Mは、図1または図3に示すように、本体13の外周部に設けたフランジ状の基枠体14を介して遊技盤Jに装着セットするようになっている。この本体13は、パチンコ球Sの通入出経路を形成すると共に各種部材を装着するために、その全体が複合組立式の筺型化されたものであって、適宜デザイン形状に形成される。前記本体13の上部左右位置には、パチンコ球S用の入賞口(球入口)15,15が形成されると共に、該入賞口15,15を開閉してパチンコ球Sを2方向から本体13内に入賞可能にする左右一組の開閉部材16,16が配設されている。そして、前記本体13の内部における前記開閉部材16,16の下方位置には、前方に開口すると共に所要の奥行きを有する入賞空間25が画成され、前記入賞口15,15に通入したパチンコ球Sは該入賞空間25に流入するよう構成してある。更に、前記本体13の前側下方位置には、前記入賞空間25に流入したパチンコ球Sを、前記遊技盤Jの裏側に通出させる特別入賞領域22および一般入賞領域23,23が夫々設けられている。そして、前記特別入賞領域22にパチンコ球Sが通入した場合には、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するよう構成される。
【0016】
前記特別遊技状態では、前記入賞空間25(入賞口15,15)に10個のパチンコ球Sが通入するか、前記開閉部材16,16の18回の開閉または特別入賞領域22へのパチンコ球Sの通入の何れかが満たされたことを1回のラウンド終了条件とし、各ラウンド中に前記特別入賞領域22にパチンコ球Sが通入するのをラウンド継続条件として設定され、ラウンド毎にラウンド継続条件を満たせば、最大で15回(ラウンド)まで継続して行ない得るよう構成される。また、実施例では、前記特別入賞領域22にパチンコ球Sが最初に通入した際に、所要の制御条件に従って、略確実に継続されるラウンド数を選択決定するよう構成されており、この選択されたラウンドを、前記本体13の上部位置に形成した表示部21に表示して遊技者に報知するよう構成されている(図1または図2参照)。なお、本実施例では、前記選択されるラウンドとして、1ラウンド、7ラウンド、15ラウンドの3種類を設定してある。すなわち、7ラウンドが選択された場合には、1〜6ラウンドまでが前記ラウンド継続条件を満たし易い制御がなされるラウンド(継続ラウンド)に設定されると共に、最後の継続ラウンドの次のラウンド以降(7ラウンド以降)は該制御がなされないラウンド(通常ラウンド)に設定され、略確実に7ラウンドまでは継続されるよう構成される。ここで、継続ラウンドとは、{(選択されたラウンド)−(1ラウンド)}を云い、通常ラウンドとは、最後の継続ラウンドの次のラウンド以降を云う。従って、1ラウンドが選択された場合には、1ラウンド目から前記通常ラウンドが開始され、15ラウンドが選択された場合には、1〜14ラウンドまでが前記継続ラウンドとして設定されて、この場合は、15ラウンド目のみが通常ラウンドとなる。
【0017】
(開閉部材について)
前記両開閉部材16,16は、左右対称な構造、形状に成形された内外方向への傾動形態とされて、前記本体13の裏側に配設された第1ソレノイド17,17を駆動源とする第1駆動機構18により開閉動作するよう構成される。すなわち、開閉部材16,16は、図2において2点鎖線で示す起立対向位置が通常の閉鎖状態とされ、その上端が外向きに傾倒した図中の実線位置が開放状態とされて、第1駆動機構18により両開閉部材16,16を閉鎖状態と開放状態とに同時に傾動変化して前記入賞口15,15を開閉するようになっている。従って、各開閉部材16の夫々が開放状態にある場合に、前記遊技領域Iを流下するパチンコ球Sが、前記入賞口15,15を介して本体13の内部(入賞空間25)へ流入可能となる。
【0018】
図2に示すように、前記本体13における前記両開閉部材16,16の間には、略中央位置が上方に突出する球受け台19が形成されると共に、該球受け台19における左右両端部には、前記入賞空間25に連通する案内出口20,20が開設されている。すなわち、前記開閉部材16,16が開放状態に傾動した際に、前記入賞口15,15に通入したパチンコ球Sは、直接または球受け台19を転動した後に、前記案内出口20,20の何れか一方から前記入賞空間25に流入する。なお、各案内出口20には、パチンコ球Sの通過を検出する球検出センサ(図示せず)が配設されており、入賞空間25へのパチンコ球Sの通入を検出すると共に、所定数(例えば10球)の賞球が払い出されるようになっている。
【0019】
(入賞空間について)
前記入賞空間25は、図2または図3に示すように、前方に開口する略矩形箱状に形成されて前記本体13の大部分を占有するよう構成されると共に、該空間25の上下方向の略中央位置に形成された仕切板(仕切部)28により、上部入賞空間26aと下部入賞空間26bとに仕切られている。なお、前記下部入賞空間26b(入賞空間25)の底面をなす傾斜面27は、前方へ向けて下方に傾斜すると共に、該傾斜面27の前端縁と本体13の前板13a,13aとの間は所要の間隔離間するよう設定されて、該傾斜面27の前側に、前記特別入賞領域22および一般入賞領域23,23の夫々が上方に向けて開口するよう構成されている。すなわち、前記下部入賞空間26b内に流入したパチンコ球Sは、前記傾斜面27に沿って前記特別入賞領域22および一般入賞領域23,23に向けて転動するようになっている。
【0020】
ここで、前記傾斜面27における前端縁の全長に亘って1つの一般入賞領域23が開口するよう形成され、該一般入賞領域23の内部に、該傾斜面27における前端縁の略中央位置を通過するように左右方向に往復移動可能に構成された樋部材70(後述)に、前記特別入賞領域22が設けられている。すなわち、樋部材70を挟む両側に夫々一般入賞領域23,23が開口している。また、前記傾斜面27における左右方向の略中央位置には、前記下部入賞空間26b(入賞空間25)の一部をなす後述の可動傾斜板(可動部材)50が上下方向に揺動可能に配設されて、前記樋部材70(特別入賞領域22)が略中央位置に到来した際に、該可動傾斜板50が特別入賞領域22に対して前後に整列するよう設定されている(図2参照)。なお、前記傾斜面27の前端縁は、その略中央位置が前側に向かって膨出している(図5または図6参照)。
【0021】
図3または図4に示すように、前記仕切板28は、前記入賞空間25の略前側半分を上下に遮蔽する寸法に設定され、前記案内出口20,20から入賞空間25に流入するパチンコ球Sは、先ず上部入賞空間26a内に通入して仕切部28上に落下し、該仕切板28を転動して下部入賞空間26bに案内されるようになっている。また、前記仕切板28は、前記案内出口20,20の下方に臨む位置に形成されて、後方に向けて下方に傾斜する左右の第1傾斜通路30,30と、該第1傾斜通路30,30の後端部側に対応的に形成されて後方に向けて下方傾斜する左右の第2傾斜通路32,32と、左右の第1傾斜通路30,30の間を接続する連絡部29とから構成される。なお、前記第1傾斜通路30,30は、前記入賞空間25の奥行きの略半分の長さ寸法に設定されている。また、前記連絡部29は、左右方向の略中央位置で上方に突出すると共に、前側に向けて下方傾斜するよう形成され、該連絡部29に到来したパチンコ球Sを、前記第1傾斜通路30,30に向けて案内するようになっている。
【0022】
ここで、前記各第2傾斜通路32は、図4(a),(b)に示すように、対応の第1傾斜通路30に対して前記入賞空間25の左右を画成する隔壁13d,13dに近接する方向に変位した位置に夫々形成され、各第1傾斜通路30の後端部は前記傾斜面27の上方で開口して、後述する流路変更部材60,60の上方に臨むよう構成される。すなわち、左側に形成された第1傾斜通路30に対しては、該第1傾斜通路30の延在方向から左方向に変位した位置に左側の第2傾斜通路32が位置し、右側に形成された第1傾斜通路30に対しては、該第1傾斜通路30の延在方向から右方向に変位した位置に右側の第2傾斜通路32が位置している。
【0023】
図4(a),(b)に示すように、前記第2傾斜通路32,32の傾斜下端部側には、側方から左右方向の略中央位置に向けて下方傾斜する第3傾斜通路34,34が夫々形成されており、該第2傾斜通路32,32を転動するパチンコ球Sは、該第3傾斜通路34,34に向けて案内される。また、前記第3傾斜通路34,34の傾斜下端部は所要距離だけ離間しており、該第3傾斜通路34,34を転動したパチンコ球Sは、両傾斜下端部側から前記傾斜面27から所要高さだけ上方に突出する段状の誘導部36上に落下するよう構成されている(図5または図6参照)。前記誘導部36の前端部における前記第3傾斜通路34,34の離間部位と前後に整列する部位には、パチンコ球Sが落下し得る切欠部36aが後方に向けて凹むように切り欠かれており、該切欠部36aに前記可動傾斜板50が臨んでいる。すなわち、前記第3傾斜通路34,34から誘導部36上に落下したパチンコ球Sは、前記切欠部36aから可動傾斜板50の奥側に向けて案内される。ここで、前記切欠部36aを画成する壁部は、前記可動傾斜板50の奥側に到来したパチンコ球Sの後方および左右両側方への移動を規制する規制部として機能している。なお、図4〜図6に示すように、前記第3傾斜通路34,34の前面には、前記誘導部36の切欠部36aを挟む位置に規制片34a,34aが前側に向けて所定長さで延出するよう夫々形成されており、前記第1傾斜通路30,30の後端部から落下したパチンコ球Sが、切欠部36aに到達しないよう構成してある。
【0024】
(可動式の遊技部品について)
前記入賞空間25内には、複数の可動式の遊技部品40,50,60,70が配設されて、前記入賞空間25内に流入したパチンコ球Sが各遊技部品40,50,60,70に接触した際に、その転動方向を変化して遊技演出を行なうようになっている。なお、本実施例においては、前記可動式の遊技部品は、前記入賞空間25における略中央位置に配設される振分け部材40と、下部入賞空間25b(入賞空間25)の底面の一部をなす可動傾斜板50と、前記傾斜面27に近接配置される流路変更部材60,60と、前記特別入賞領域22を画成する樋部材70である。
【0025】
(振分け部材について)
前記振分け部材40は、図2または図3に示すように、遊技者に馴染みのあるキャラクタを模した本体部41と、前記本体部41の背面側で支持されて前後方向に揺動可能な一対の振分け部42,42とから構成されている。前記本体部41は、図3に示すように、前記入賞空間25の後方を画成する後壁面13bの上下および左右方向の略中央位置に、前方に向かって突設された中空の筒状固定部40aの前端に固定され、その前面が前記仕切板28における連絡部29の後端部に近接するようになっている。すなわち、前記本体部41は、前記傾斜面27から上方に離間すると共に、パチンコ球Sが連絡部29の後端部から前記下部入賞空間26bに落下するのを確実に防止している。
【0026】
また、前記振分け部材42,42の夫々は、前記本体13の裏側に配設した第2ソレノイドを駆動源とする第2駆動機構(何れも図示せず)により前記第1傾斜通路30,30の後端部に接離可能に構成されている。すなわち、前記振分け部42,42が前記第1傾斜通路30,30の後端部から離間して、前記第1傾斜通路30,30(仕切板28)を転動するパチンコ球Sが後端部から前記傾斜面27への落下を許容する第1の状態(図4(a)参照)と、該振分け部42,42が第1傾斜通路30,30の後端部に当接して、第1傾斜通路30,30を転動するパチンコ球Sを対応の前記第2傾斜通路32,32に案内する第2の状態(図4(b)参照)とに変位して、パチンコ球Sを振分け得るよう構成される。
【0027】
(可動傾斜板について)
前記可動傾斜板50は、前述したように、前記入賞空間25の奥側(切欠部36a側)から前記傾斜面27の前端縁まで延出して該下部入賞空間26b(入賞空間25)の底面(傾斜面)の一部をなす部材であって、前記本体13に形成した枢軸49に後端部近傍が枢支されている(図7または図8参照)。そして、前記可動傾斜板50は、前記本体13の裏側に配設した第1モータ(駆動手段)54を駆動源とする第3駆動機構55により、図7〜図9に示すように、その上面が前記傾斜面27と略同一平面上に位置する基準位置(図8(a)および図9(a)参照)と、その前部が該傾斜面27より上方へ突出し、略水平状態に保持される停留位置(傾動位置)との間を揺動し得るようになっている(図8(b),(c)および図9(b),(c)参照)。すなわち、前記可動傾斜板50が前記基準位置にある場合には(図5参照)、前記傾斜面27を転動するパチンコ球Sは該可動傾斜板50の上部を横切って移動し得ると共に、可動傾斜板50が停留位置にある場合には(図6参照)、該傾斜面27を転動するパチンコ球Sは当接可動傾斜板50の側部に当接して移動が規制されるよう構成してある。また、前記可動傾斜50が前記停留位置にある場合に、パチンコ球Sが前記誘導部36の切欠部36aに到来すると、該可動傾斜板50の奥側に停留保持されるようになっている(図13参照)。
【0028】
なお、前記可動傾斜板50の上面側には、該可動傾斜板50の前後方向の略全長に亘って凹部(案内部)50bが形成されており、前記停留位置にある可動傾斜板50の奥側に停留したパチンコ球Sは、可動傾斜板50が基準位置に揺動した際に該案内部50bに沿って前記特別入賞領域22または一般入賞領域23,23に向けて案内されるようになっている(図12参照)。また、前記可動傾斜板50の後端部の近傍には、特別遊技状態において該可動傾斜板50の奥側に到来したパチンコ球Sを位置規制するストッパ部材(第2の規制部)52の出没を許容する孔部50aが開設されている。
【0029】
図8または図9に示すように、前記ストッパ部材52は、その一端部が前記可動傾斜板50を枢支する前記枢軸49に揺動可能に枢支された支持部53aと、該支持部53aの他端側から上方に突出する突出部53bとから略L字形に形成され、前記第3駆動機構55により上下方向に揺動するよう構成される。そして、前記ストッパ部材52を上方に向けて揺動した際に、前記突出部53bが前記可動傾斜板50の孔部50aから前記入賞空間25の内部に突出して、可動傾斜板50の奥側に停留したパチンコ球Sの前方移動を規制するようになっている(図8(c)または図9(c)参照)。
【0030】
前記第3駆動機構55は、図7〜図9に示すように、前記第1モータ54に連繋接続されて前後方向に往復移動するスライド板56と、該スライド板56に回動可能に連繋接続され、前記可動傾斜板50およびストッパ部材52を動作させる回転体57とから基本的に構成される。前記スライド板56は、前後方向に長尺な板状部材であって、該スライド板56における後端部側の一方の側面に、前記第1モータ54により回転される歯車54aに噛合する第1ラック56aが部分的に形成されており、該第1モータ54により歯車54aを正逆回転させることにより、当該スライド板56が所定範囲で前後方向にスライド移動するようになっている。また、前記スライド板56における上面の前側部位には、前記回転体57に形成される歯車部57aに噛合する第2ラック56bが部分的に形成されると共に、該スライド板56の上面の後側部位には、前記本体13に取り付けた位置検出手段59により検出可能な検出片56cが上方に向かって突設される。なお、前記スライド板56を最も前方位置(初期位置)までスライド移動した際に、前記検出片56cが前記位置検出手段59で検出されるよう設定してある。
【0031】
図7〜9に示すように、前記回転体57は、前記第2ラック56bと噛合する歯車部57aと、該歯車部57aの左側面に一体的に形成される第1のカム部58aおよび第2のカム部58bとから構成され、該第1のカム部58aの外周縁部に、前記可動傾斜板50の下面が当接すると共に、該第2のカム部58bの外周縁部に、前記ストッパ部材52における支持部53aの下面が当接するようになっている。ここで、図8(a)または図9(a)に示すように、前記スライド板56が前記初期位置にある場合に、前記可動傾斜板50が前記基準位置に位置するよう構成されている。そして、この状態で前記第1モータ54を駆動させ、前記スライド板56を、そのスライド幅の所要長さ(実施例では略半分)だけ後方の中間位置までスライド移動することで(図8(b),図9(b)参照)、前記回転体57が回動されて前記第1のカム部58aが該可動傾斜板50を徐々に上方に変位させ、該可動傾斜板50が略水平状態となる前記停留位置まで揺動するようになっている。なお、前記スライド板56を中間位置から最も後方位置(終位置)までスライド移動した際に、前記可動傾斜板50が揺動することなく前記停留位置に保持されるよう前記第1のカム部58aの形状が設定してある(図8(c),図9(c)参照)。
【0032】
前記スライド板56の初期位置から中間位置へのスライドに際し、前記回転体57の回動に伴い前記第2のカム部58bが回動されて前記ストッパ部材52も次第に上方に揺動するが、スライド板56が中間位置にある場合においては、該ストッパ部材52の突出部53bが前記可動傾斜板50の孔部50aから下部入賞空間26b内に突出しないよう構成されている。そして、前記スライド板56を前記終位置までスライド移動した際に、前記ストッパ部材52が更に上方に揺動されて、図8(c)または図9(c)に示すように、前記可動傾斜板50の孔部50aから該ストッパ部材52の突出部53bが下部入賞空間26b内に突出するよう前記第2のカム部58bが設定されている。なお、前記スライド板56は、前記通常遊技状態においては前記初期位置と中間位置との間で往復移動し、前記特別遊技状態に移行した際に、所定の設定条件に従い前記初期位置と終位置との間で往復移動して前記ストッパ部材52が下部入賞空間26b内に突出するよう設定してある。
【0033】
(流路変更部材および樋部材について)
前記流路変更部材60,60は、図10または図11に示すように、左右方向の略中央位置が上方に突出する断面山型に形成された板状部材であって、前記第3傾斜通路34,34の下方に開設した通孔13c,13cの後方から、前記傾斜面27の上方を前側へ所定長さ延出するよう挿通される。また、前記流路変更部材60,60は、前記傾斜面27の傾斜角度に略一致するよう前方に向かって下方傾斜するよう配置されて、前記本体13の裏側に配設した第2モータ63を駆動源とする第4駆動機構64により前後方向に往復移動するようになっている(図11参照)。なお、本体13に前後に平行移動可能に配設されて、略矩形状に形成したカム板61の左右の両端部近傍に配設した台部61a,61aの上端部に、前記流路変更部材60,60が取り付けられている。
【0034】
前記樋部材70は、図10に示すように、上下方向に開口する矩形枠状に形成されて、この開口が前記特別入賞領域22として機能するようになっている。そして、前記樋部材70は、前記特別入賞領域22が前記傾斜面27の前端縁より前側で開口する位置で、前記本体13に設けた軸部70aを介して左右方向に揺動可能に軸支されると共に、樋部材70の下方位置には、該特別入賞領域22に通入したパチンコ球Sを検出する特別遊技球検出センサ(図示せず)を配設してある。また、前記樋部材70の後部側には、下方に開口する溝71a(図11参照)が形成された作動杆71が形成され、該溝71aに前記第4駆動機構64を構成する円盤カム67の突起部67(後述)が挿通されている。すなわち、図11に示すように、前記円盤カム67の回転に伴い前記樋部材70が前記傾斜面27の略中央位置に位置して前記特別入賞領域22が前記可動傾斜板50の前部に臨む原位置(図11(b)参照)と、該特別入賞領域22が原位置から左方向または右方向に変位した左右の端部位置(図11(a)または図11(c)参照)とに揺動し得るよう構成される。
【0035】
前記第4駆動機構64は、前記第2モータ63により回転される歯車63aと噛合する第1歯車65と、該第1歯車65と噛合する第2歯車66とから構成される。そして、前記第2歯車66の上部には、前記カム板61の略中央位置に開設されて左右方向に長尺な開口部61bに摺接する円盤カム67が偏心するよう一体的に形成されており、該第2歯車66の回転に伴い前記カム板61および前記流路変更部材60,60が前後方向にスライド移動するようになっている。また、前記円盤カム67の上面側には、前記第2歯車66の中心軸線上に整列しない位置(すなわち、第2歯車66に対する偏心位置)に前記突起部67を突設してある。なお、本実施例では、図11(a)〜(c)に示すように、前記樋部材70が原位置に臨むときには、前記流路変更部材60,60が最も後方に退避し、該樋部材70が左右の端部位置に揺動した際には、該流路変更部材60,60が最も前方に突出するよう構成されている。
【0036】
(可動式の遊技部品の制御条件について)
次に、通常遊技状態および特別遊技状態における前記各可動式の遊技部品40,50,60,70の動作態様につき説明する。なお、前記流路変更部材60,60については、前述の如く前記樋部材70と同期的に往復移動するから、該樋部材70についてのみ説明し、該流路変更部材60,60の動作態様についての説明は省略する。
【0037】
先ず通常遊技状態における各遊技部品40,50,70の動作態様につき、図14〜図17を参照しながら以下説明する。図14に示すように、常には前記開閉部材16,16の夫々は、前記閉鎖状態に位置すると共に、前記振分け部材40の振分け部42,42の夫々も前記第1の状態に保持されて、前記第1傾斜通路30,30の後端部を開口するよう設定されている。また、前記可動傾斜板50は、所定のパターンで前記基準位置と停留位置との間を揺動するよう構成されている。ここで、前記可動傾斜板50は前記基準位置で一時停止するよう設定してある。そして、前記樋部材70は、所定のパターンで前記左右の端部位置の間を揺動するようになっており、前記原位置において一時停止するよう構成されている。
【0038】
また、前記第1または第2始動入賞具N1,N2にパチンコ球Sが通入すると、図15(a),(b)に示すように、前記開閉部材16,16の夫々は、パチンコ球Sが通入した始動入賞具N1,N2に応じて前記閉鎖状態から開放状態に1回または2回変位する。そして、前記振分け部42,42の夫々も、パチンコ球Sが通入した始動入賞具N1,N2に応じて前記第1の状態から第2の状態に1回または2回変位し、所定時間だけ前記第1傾斜通路30,30の後端部に振分け部42,42が当接するよう設定される。また、前記可動傾斜板50は、前述のパチンコ球Sが始動入賞具N1,N2に通入していない状態と同一のパターンで前記基準位置と停留位置との間を揺動するよう構成されている。なお、前記樋部材70についても、前述と同一のパターンで前記左右の端部位置の間を揺動するよう設定してある。また、前記通常遊技状態においては、前記ストッパ部材52の突出部52bは、前記可動傾斜板50の孔部50aから下部入賞空間26b内に突出しないよう設定される。
【0039】
次に、前記継続ラウンドにおける各遊技部品40,50,70の動作態様につき説明する。前記特別入賞領域22に通入したパチンコ球Sを前記特別遊技球検出センサが検出すると、図16に示すように、所定時間経過後に前記開閉部材16,16が、前記ラウンド終了条件を満たすまで開閉動作を繰返すようになっている。また、前記可動傾斜板50は、前記開閉部材16,16が開閉動作を開始すると略同時に前記基準位置から前記停留位置に揺動保持され、ラウンド終了条件を満たすと基準位置に復帰するよう設定される。ここで、前記可動傾斜板50が停留位置にある場合には、前記ストッパ部材52の突出部52bが該可動傾斜板50の孔部50aから下部入賞空間26b内に突出するようになっている。また、前記樋部材70(特別入賞領域22)は、前記原位置に保持されると共に、前記振分け部42は、前記上部入賞空間26a内に8個のパチンコ球Sが通入するまでは前記第2の状態に揺動され、その後は第1の状態に保持されるよう設定されている。
【0040】
前記通常ラウンドにおける遊技部品40,50,70の動作態様について説明する。前記特別入賞領域22にパチンコ球Sが最初に通入した際に、例えば、7ラウンドが選択された場合において、6ラウンド(最後の継続ラウンド)以降に前記特別入賞領域22にパチンコ球Sが通入すると、図17に示すように、所定時間経過後に前記開閉部材16,16は、前記ラウンド終了条件を満たすまで開閉動作を繰返すようになっている。また、前記振分け部42は、前記上部入賞空間26aに6個のパチンコ球Sが通入するまでは前記第1の状態に保持され、その後前記ラウンド終了条件が満たされるまで、所定の間隔で前記第1の状態および第2の状態の間を揺動変位する。更に、前記可動傾斜板50は、前記上部入賞空間26aに6個のパチンコ球Sが通入するまでは停留位置に保持され、その後所定の間隔で基準位置と停留位置との間を揺動するよう設定されている。そして、前記樋部材70(特別入賞領域22)については、前記上部入賞空間26aに5個のパチンコ球Sが通入するまでは前記原位置に保持され、その後は所定のパターンおよび間隔で左右方向に揺動されて左右の端部位置の間を揺動変位するよう構成される。なお、前記通常ラウンドにおいては、前記ストッパ部材52の突出部52bは、前記可動傾斜板50の孔部50aから下部入賞空間26b内に突出することはない。
【0041】
【実施例の作用】
次に、本実施例に係る遊技機の入賞装置の作用につき説明する。前記遊技盤Jの盤面に打ち出され、前記遊技領域Iを流下するパチンコ球Sが、前記第1始動入賞具N1または第2始動入賞具N2に通入すると、前記開閉部材16,16が1回または2回開閉する。このとき、前記入賞口15,15から前記入賞装置Mの内部に通入したパチンコ球Sは、前記案内出口20,20を介して上部入賞空間26aに通入する。また、前記上部入賞空間26aに通入したパチンコ球Sは、直接または仕切板28の連絡部29を転動した後に、前記仕切板28の左右に位置する第1傾斜通路30,30の何れか一方を前記上部入賞空間26aの奥側に向かって転動される。
【0042】
ここで、前記振分け部材40の振分け部42,42は、所定時間だけ前記第1傾斜通路30,30の後端部を開口する第1の状態から、該第1傾斜通路30,30の後端部に当接する第2の状態に変位される(図15参照)。このため、前記振分け部42,42が第2の状態にある内に、パチンコ球Sが前記第1傾斜通路30,30の後端部まで到達すると、該パチンコ球Sは振分け部42,42により第1傾斜通路30,30から第2傾斜通路32,32に向けて案内されると共に、該第2傾斜通路32,32から前記第3傾斜通路34,34を介して下部入賞空間26b内の前記誘導部36に案内され、該誘導部36の切欠部36aから前記可動傾斜板50の奥側に到来する(図4(b)参照)。このとき、前記可動傾斜板50は所定間隔で基準位置と停留位置との間を揺動すると共に、前記樋部材70(特別入賞領域22)も所定のパターンで左右の端部位置と原位置との間を揺動しているから、該可動傾斜板50が基準位置に変位され、かつ樋部材70が原位置に保持された際に、パチンコ球Sが特別入賞領域22に通入し得るようになる(図12参照)が、その他の場合は一般入賞領域23,23に通入する。このように、下部入賞空間26bに到来した際にはパチンコ球Sが最終的に特別入賞領域22または一般入賞領域23,23の何れに通入するか判断できず、最後まで遊技の興趣が維持される。
【0043】
一方、前記振分け部42,42が第1の状態に変位した状態で、パチンコ球Sが前記第1傾斜通路30,30の後端部まで到達すると、該パチンコ球Sは第1傾斜通路30,30の後端部から前記傾斜面27に向けて落下する(図4(a)参照)。ここで、前記第1傾斜通路30,30の後端部を前記流路変更部材60,60の上方に臨むよう構成してあるから、図5または図6に示すように、該後端部から落下したパチンコ球Sが流路変更部材60,60に当接して転動方向がランダムに変化され、傾斜面27を種々の方向に向けて転動するようになる。そして、前記傾斜面27の略中央位置には、前記可動傾斜板50が所定間隔で前記基準位置と停留位置との間を揺動変位するから、該可動傾斜板50が基準位置にある場合には傾斜面27を転動するパチンコ球Sが可動傾斜板50の上部を通過し得ると共に(図5参照)、当該可動傾斜板50が停留位置にある場合には、パチンコ球Sが可動傾斜板50の側面に接触して移動が規制される(図6参照)。
【0044】
このように、前記傾斜面27を転動するパチンコ球Sの転動方向も変化されるから、より一層パチンコ球Sの動きが複雑となって遊技の興趣は増大される。更に、前記特別入賞領域22を画成した樋部材70を左右方向に変位し得るよう構成することにより、前記傾斜面27を転動するパチンコ球Sが該特別入賞領域22に通入するか否かを予想することは困難となり、該傾斜面27の前端部からパチンコ球Sが落下するまで特別入賞領域22にパチンコ球Sが通入することへの期待感を持たせることができる。すなわち、前記上部入賞空間26aに通入したパチンコ球Sは、決まった1つの経路を通過することなく下部入賞空間26bに流入すると共に、該下部入賞空間26b内を転動するパチンコ球Sも決まった経路を通過しないから、最終的にパチンコ球Sが特別入賞領域22または一般入賞領域23,23の何れかに通入するまでその動きを楽しむことができ、遊技の興趣が増大される。
【0045】
前記下部入賞空間26b内を転動するパチンコ球Sが、前記樋部材70に画成した特別入賞領域22に通入すると特別遊技状態に移行する。ここで、前記継続ラウンドにおいては、前記入賞口15,15から上部入賞空間26aに通入したパチンコ球Sは、前記第1傾斜通路30,30を奥側に向けて転動する。このとき、前記振分け部42,42は前記第2の状態に保持されているから(図16参照)、パチンコ球Sは第1傾斜通路30,30から第2傾斜通路32,32に向けて案内されると共に、該第2傾斜通路32,32から前記第3傾斜通路34,34を介して前記誘導部36に案内され、該誘導部36の切欠部36aから前記可動傾斜板50の奥側に到来する。このとき、前記可動傾斜板50は、前記下部入賞空間26bの傾斜面27より上方に突出して略水平な前記停留位置に保持されているから、該可動傾斜板50の奥側に到来した前記パチンコ球Sは、前側に転動することなく所定位置(可動傾斜板50の奥側)に1個停留される。
【0046】
また、前記継続ラウンドにおいては、前記可動傾斜板50の孔部50aからストッパ部材52の突出部53bが突出しているから、前記可動傾斜板50の奥側に案内されたパチンコ球Sは、該ストッパ部材52の突出部53bにより前方移動が規制される(図13参照)。更に、前記切欠部36aの壁部により前記パチンコ球Sの後方および左右両側への移動を規制するよう構成してあるから、確実にパチンコ球Sを可動傾斜板50の奥側(切欠部36a)に1個停留させることができる。そして、前記ラウンド終了条件を満たして前記可動傾斜板50が前記停留位置から基準位置に揺動された際には、前記ストッパ部材52の突出部53bも前記孔部50aより下方に退避するので、該可動傾斜板50の奥側に停留していたパチンコ球Sが前側に転動する。このとき、前記樋部材70は原位置に保持されているから、該パチンコ球Sは前記特別入賞領域22に通入して所定の継続ラウンドは確実に消化され、遊技者の期待感を損ねることはない。なお、前記可動傾斜板50の上面にパチンコ球Sを案内する凹部50bを形成したので、該可動傾斜板50を停留位置から基準位置に揺動した際にパチンコ球Sを該凹部50bに沿って特別入賞領域22に確実に通入させることができる。
【0047】
前記可動傾斜板50の奥側にパチンコ球Sを1個停留させた状態で、2個目以降のパチンコ球Sが前記誘導部36に到来した場合には、該誘導部36における前記切欠部36aを挟む左右両側から前記傾斜面27に落下し(図13参照)、該傾斜面27に沿って前記一般入賞領域23,23に向けて転動する。ここで、前記樋部材70(特別入賞領域22)は、前記可動傾斜板50の前部が臨む原位置に停止されているから、前記傾斜面27を転動するパチンコ球Sが、特別入賞領域22に向けて転動しても、該可動傾斜板50の側部に当接して該特別入賞領域22に通入することはない。また、前記可動傾斜板50は前記傾斜面27の前端縁まで延在させてあるから、該傾斜面27を転動するパチンコ球Sの特別入賞領域22への通入を確実に規制することができる。なお、前記傾斜面27における前端縁の略中央位置を前側に向けて膨出するよう構成したから、該傾斜面27を転動するパチンコ球Sが該膨出部の端縁部に到来した際に前記一般入賞領域23,23側にバランスが崩れてそのまま一般入賞領域23,23落下するため、より確実にパチンコ球Sの不用意な特別入賞領域22への通入を阻止し得るようになる。
【0048】
すなわち、前記可動傾斜板50により、パチンコ球Sを所定位置に停留させ得ると共に、特別入賞領域22へのパチンコ球Sの通入を規制し得るから、入賞装置Mを構成する部品点数を削減してコストの低減を図り得る。また、入賞装置Mの構成部品数を少なくすることで、入賞装置の組付け作業が容易になり、作業時間の短縮を図ることができる。更に、前記可動傾斜板50とストッパ部材52とを、同一の第1モータ54および第3駆動機構55により駆動するよう構成したから、コストを低廉に抑え得る。そして、嵩張るモータを削減することにより、入賞空間25を大きく確保でき、遊技演出の多様性を図り得るようになる。同様に、前記流路変更部材60,60と樋部材70とを、同一の第2モータ63および第4駆動機構64により駆動するよう構成したから、コストを更に低廉に抑え得ると共に、嵩張るモータを削減して入賞空間25をより大きく確保できる。
【0049】
また、前記特別遊技状態における通常ラウンドにおいては、前記入賞口15,15から上部入賞空間26aに通入したパチンコ球Sは、前記第1傾斜通路30,30を奥側に向けて転動する。ここで、前記振分け部材40が前記第2の状態にあるときにパチンコ球Sが第1傾斜通路30,30の後端部に到達すれば、パチンコ球Sは該第1傾斜通路30,30から第2傾斜通路32,32に向けて案内されると共に、該第2傾斜通路32,32から前記第3傾斜通路34,34を介して前記誘導部36に案内され、該誘導部36の切欠部36aから前記可動傾斜板50の奥側に到来する。ここで、6個のパチンコ球Sが上部入賞空間26aに通入した以降であれば、前記可動傾斜板50は、基準位置と停留位置との間を揺動すると共に、前記樋部材70も左右の端部位置の間を揺動しているから(図17参照)、前述したと同様に、該可動傾斜板50が基準位置に変位され、かつ樋部材70が原位置に保持された際に、パチンコ球Sが特別入賞領域22に通入し得るようになる(図12参照)。
【0050】
そして、前記振分け部材40が前記第1の状態にあるときには、前記第1傾斜通路30,30の後端部から傾斜面27に向けてパチンコ球Sが落下し、流路変更部材60,60に当接して転動方向がランダムに変化される。このため、前述と同様に、前記傾斜面27において、前記可動傾斜板50が前記基準位置と停留位置との間を揺動変位するから、該可動傾斜板50が基準位置にある場合には傾斜面27を転動するパチンコ球Sが可動傾斜板50の上部を通過し得ると共に(図5参照)、当該可動傾斜板50が停留位置にある場合には、パチンコ球Sが可動傾斜板50の側面に接触して移動が規制される(図6参照)。
【0051】
すなわち、通常ラウンドにおいても前述した継続ラウンドの場合と同様に、最終的にパチンコ球Sが特別入賞領域22または一般入賞領域23の何れかに通入するまでその動きを楽しむことができ、遊技の興趣が増大される。
【0052】
【変更例】
なお、本発明に係る遊技機の入賞装置としては、実施例のものに限られず種々の変更が可能である。例えば、開閉スライド形式の電動式入賞装置も可能である。すなわち、本体の基枠体に設けた左右の球受け用のスライド部材が、対向閉鎖状態と両外側への離隔開放状態とに移動変化されて入賞口を開閉する構成を採用し得る。また、可動部材に関しては、特別入賞領域の上流で遊技球を一旦保留し得るものであれば、その形状は特に限定されるものではない。また、前記特別入賞領域を左右方向に揺動するよう構成したが、該特別入賞領域を前記可動部材の前部に臨むよう固定的に形成することも可能である。更に、可動式の各種遊技部品の可動条件は、前述した設定例に限られるものでなく、適宜変更可能である。
【0053】
そして、前記第1傾斜通路、第2傾斜通路および第3傾斜通路の形成位置としては、実施例のものに限られるものではなく、所要に応じて変更すればよい。また、前記流路変更部材の略中央位置を上方に突出する山型に形成するようにしたが、その他任意の形状に形成することができ、また該流路変更部材の前側と後側や、右側と左側の形状を異ならせるようにすることも可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本願の請求項1〜3に係る遊技機の入賞装置によれば、球入口から入賞空間に通入した遊技球が仕切部や傾斜面を転動するに際して、振分け部材、流路変更部材あるいは可動部材によりその転動方向が変化されるから、該遊技球が決まった経路を通過することはなく、最終的に遊技球が特別入賞領域または一般入賞領域の何れかに通入するまで遊技球の動きを楽しむことができ、遊技の興趣が増大されると共に、最後まで特別遊技状態へ移行することへの期待感が持続される。また、本願の請求項4に係る遊技機の入賞装置によれば、前記流路変更部材を前後方向に往復移動するよう構成したから、該流路変更部材に接触した遊技球の転動方向がより予測し難くなり、より一層遊技の興趣が向上する。更に、本願の請求項5に係る遊技機の入賞装置によれば、特別入賞領域を左右方向に往復移動するよう構成することで、下部入賞空間に流入した遊技球が、特別入賞領域または一般入賞領域の何れに通入するか判断するのは更に困難となり、最後まで特別遊技状態へ移行することへの期待感を維持し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る入賞装置を配設した遊技盤を示す正面図である。
【図2】実施例に係る入賞装置を示す正面図である。
【図3】実施例に係る入賞装置の一部を破断して示す斜視図である。
【図4】実施例に係る上部入賞空間を概略で示す平面図である。
【図5】実施例に係る下部入賞空間を示す斜視図であって、パチンコ球が流路変更部材に当接すると共に、可動傾斜板が基準位置にある状態を示す。
【図6】実施例に係る下部入賞空間を示す斜視図であって、パチンコ球が流路変更部材に当接すると共に、可動傾斜板が停留位置にある状態を示す。
【図7】実施例に係る可動傾斜板、ストッパ部材および第3駆動機構を示す斜視図であって、(a)は可動傾斜板が停留位置に保持されると共にストッパ部材の突出部が孔部から突出した状態を示し、(b)は可動傾斜板が基準位置に保持された状態を示す。
【図8】実施例に係る可動傾斜板およびストッパ部材の駆動状態を示す側面図であって、(a)は可動傾斜板が基準位置に保持された状態を示し、(b)は可動傾斜板が停留位置に保持された状態を示し、(c)は可動傾斜板が停留位置に保持されると共に、ストッパ部材が可動傾斜板の上方に突出した状態を示す。
【図9】実施例に係る可動傾斜板とストッパ部材の駆動状態を示す側面図であって、(a)は可動傾斜板が基準位置に保持された状態を示し、(b)は可動傾斜板が停留位置に保持された状態を示し、(c)は可動傾斜板が停留位置に保持されると共に、ストッパ部材が可動傾斜板の上方に突出した状態を示す。
【図10】実施例に係る流路変更部材、樋部材および第4駆動機構を示す斜視図である。
【図11】実施例に係る流路変更部材および樋部材の駆動状態を示す平面図であって、(a)は樋部材が左端位置に揺動すると共に、流路変更部材が最前方位置に移動した状態を示し、(b)は樋部材が原位置に臨むと共に、流路変更部材が最後方位置に移動した状態を示し、(c)は樋部材が右端位置に揺動すると共に、流路変更部材が最前方位置に移動した状態を示す。
【図12】実施例に係る下部入賞空間を示す斜視図であって、可動傾斜板が基準位置に保持され、パチンコ球が可動傾斜板の奥側に転動した状態を示す。
【図13】実施例に係る下部入賞空間を示す斜視図であって、パチンコ球が可動傾斜板の奥側に停留した状態を示す。
【図14】実施例に係る通常遊技状態における各可動式の遊技部品の動作態様を示すタイミングチャート図である。
【図15】実施例に係る通常遊技状態における各可動式の遊技部品の動作態様を示すタイミングチャート図であって、(a)は第2始動入賞具にパチンコ球が通入した際の動作態様を示し、(b)は第1始動入賞具にパチンコ球が通入した際の動作態様を示す。
【図16】実施例に係る特別遊技状態における継続ラウンド中の各可動式の遊技部品の動作態様を示すタイミングチャート図である。
【図17】実施例に係る特別遊技状態における通常ラウンド中の各可動式の遊技部品の動作態様を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
15 入賞口(球入口)
16 開閉部材
22 特別入賞領域
23 一般入賞領域
25 入賞空間
26a 上部入賞空間
26b 下部入賞空間
27 傾斜面
28 仕切板(仕切部)
30 第1傾斜通路
32 第2傾斜通路
34 第3傾斜通路
40 振分け部材
50 可動傾斜板(可動部材)
60 流路変更部材
S パチンコ球(遊技球)
Claims (5)
- 遊技球が通入し得る球入口を開閉可能な開閉部材と、前記球入口に連通して所要の奥行きを有する入賞空間と、前方へ向け下方に傾斜して前記入賞空間の底面をなす傾斜面の前側に設けられ、前記入賞空間に流入した遊技球の通入を許容する特別入賞領域および一般入賞領域と、前記入賞空間を上下に仕切り、前記球入口から上部入賞空間に通入した遊技球を転動させて下部入賞空間へ案内する仕切部とを備えた遊技機の入賞装置であって、
前記下部入賞空間の奥側から前記傾斜面の前端縁まで延出して、その前部が前記特別入賞領域に臨むと共に、該傾斜面と略同一平面上に位置する基準位置および該前部が傾斜面より上方へ突出する傾動位置の間で揺動する可動部材と、
前記仕切部の一部を構成し、前記球入口から前記上部入賞空間に通入した遊技球を前記傾斜面の奥側に向けて通出させる第1傾斜通路と、
前記仕切部の一部を構成し、前記球入口から前記上部入賞空間に通入した遊技球を前記可動部材の奥側に向けて通出させる第2傾斜通路と、
前記仕切部を転動する遊技球を、前記第1傾斜通路を介して傾斜面に通出させる第1の状態および前記第2傾斜通路を介して前記可動部材に通出させる第2の状態に振分け可能な振分け部材と、
前記傾斜面の上面側に位置し、前記第1傾斜通路から該傾斜面に向けて案内された遊技球の転動方向をランダムに変化させ得る流路変更部材とから構成した
ことを特徴とする遊技機の入賞装置。 - 前記第2傾斜通路から通出される遊技球を、前記可動部材に向けて案内する第3傾斜通路を形成した請求項1記載の遊技機の入賞装置。
- 前記第1傾斜通路から通出した遊技球が前記流路変更部材に当たるよう構成される請求項1または2記載の遊技機の入賞装置。
- 前記流路変更部材は、前記傾斜面の奥側における左右方向に離間する位置に設けられると共に、前後方向に往復移動し得るよう構成される請求項1〜3の何れかに記載の遊技機の入賞装置。
- 前記傾斜面における前端縁の全長に亘って臨む前記一般入賞領域の内部に、該傾斜面における前端縁の略中央位置を通過するように左右方向に往復移動可能に前記特別入賞領域が設けられると共に、前記可動部材の前端が、前記傾斜面における前端縁の略中央位置に臨むよう設定されている請求項1〜4の何れかに記載の遊技機の入賞装置。
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