JP2004319965A - 配線の形成方法及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板(特に半導体基板)の厚みばらつきを均一化するとともに、うねりや反りの発生を防止し、ディッシング等の不都合を発生させることなく容易且つ安価に配線デザインの制約も無く高速な平坦化を実現する。
【解決手段】 配線41を埋め込む絶縁膜42の材料としては、当該絶縁膜42の熱膨張率を半導体基板1のそれに可及的に近づけるため、レジン等の樹脂71中に当該樹脂71よりも高硬度、例えばアルミナ、シリカ、ガラス等のフィラー72が分散されてなるものである。ここで、樹脂71は、切削加工による平坦化処理後に生じる盛り上がりを考慮して選択されたものであり、また、フィラー72は、その最大サイズ(最大フィラー径)dが配線41の最小間隔Lの1/2以下(d≦L/2)となるものである。
【選択図】 図15

Description

本発明は、基板、特に半導体基板上にLSIなどの電子デバイスと共に多層配線を形成する際の方法、及び多層配線を有する半導体装置に関する。
従来、プリント基板上に形成された絶縁層や配線層を平坦化するには、フィルムを積層した後、加圧する手法や、研磨による手法、樹脂をエッチングする手法等が用いられている。
また、シリコン半導体基板上に形成された絶縁層や配線層を平坦化する手法としては、主に化学−機械研磨法(Chemical Mechanical Polishing:CMP)が用いられている。この方法は、被加工面となる絶縁層や配線層を予め比較的平坦に形成しておき、平坦な研磨パッドを押し当て、スラリー(化学的研磨材)を用いて化学的・機械的に表面を精緻に平坦加工するものである。予め設けられた硬い絶縁材面や金属面がストップ層となり、CMPは完了する。CMPは半導体基板の厚みのばらつきや半導体基板の最大厚みと最小厚みとの差で定義されるTTV(Total Thickness Variation)には依存しない方法である。
CMP以外でも、例えば切削工具を用いた平坦化方法がいくつか案出されている(例えば、特許文献1,2,3,4参照)。しかしながら、いずれもLSI上における部分領域のSOG膜の平坦化を対象としたものであり、CMPと同様、延性に富み高硬度な金属と絶縁膜とを同時切削する場合には、硬度の違いによる段差が必然的に生じ、実用性に乏しい手法である。
特開平7−326614号公報 特開平8−11049号公報 特開平9−82616号公報 特開2000−173954号公報
プリント板などに用いられている圧力で平坦化する手法では、多層に積層するに従って配線及びビアが圧力により歪むため、微細な配線及びビアを形成することが難しい。また、CMPによれば、精緻な平坦化を実現することは可能であるが、加工装置が高価であってスループットも低くコストの高いプロセスとなる。ここで、銅などの金属と絶縁物を同時に平坦化する場合、パターンによってはディッシングと呼ばれる窪みが現れることがある。このディッシングの発生を避ける必要性から、LSIの配線パターンサイズが限定されてしまうため、パターンの空白部分が形成されないように配置することを要する。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたものであり、平坦化方法としてCMP以外の機械加工法である切削加工に代表される機械加工法を主な対象とすることを考慮して、基板(特に半導体基板)の厚みばらつきを均一化するとともにうねりや反りの発生を防止し、ディッシング等の不都合を発生させることなく容易且つ安価に配線デザインの制約も無く高速且つ精緻な平坦化を実現することを可能とする配線の形成方法及び半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の配線の形成方法は、基板の一方の主面、例えば配線形成面(以下、配線形成面と記載する。)に配線を形成する工程と、前記配線形成面に前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程とを含み、前記絶縁膜は、樹脂中に当該樹脂よりも高硬度のフィラーが分散されてなり、最大の前記フィラー径が最小の前記配線間隔の1/2以下である。
本発明の配線の形成方法の他の態様は、基板の配線形成面に配線を形成する工程と、前記配線形成面に前記配線及び前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面をプラズマにより清浄化処理する工程とを含み、前記絶縁膜は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該絶縁膜の表面が高くなる性質を有するものである。
本発明の配線の形成方法の他の態様は、基板の配線形成面に配線を形成する工程と、前記配線形成面に前記配線及び前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程とを含み、前記絶縁膜は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該絶縁膜の表面が10nm以上高くなるような弾性係数を有する材料からなる。
本発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成されてなる半導体素子と、配線及び絶縁膜からなる配線層が複数積層されてなる多層配線層とを含む半導体装置であって、前記絶縁膜は樹脂と前記樹脂よりも高硬度のフィラーとを含むと共に、前記樹脂中には、最大の寸法が前記配線相互の間隔の1/2以下の値であるフィラーが分散され、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面が機械加工により連続的に平坦化されている。
本発明によれば、基板(特に半導体基板)の厚みばらつきを均一化するとともにうねりや反りの発生を防止し、ディッシング等の不都合を発生させることなく容易且つ安価に配線デザインの制約も無く高速且つ精緻な平坦化を可能として、容易且つ精緻に微細な多層配線構造を備えた半導体装置を実現することができる。
−本発明の基本骨子−
初めに、本発明の基本骨子について説明する。
本発明では、平坦化方法として例えばバイトを用いた切削・研削加工(以下、単に切削加工と記す。)に代表されるCMP以外の機械加工法を主な対象とすることを前提としている。切削加工を用いることで容易且つ高速に平坦化することが可能である。また、切削ではディッシングの発生はない。
しかしながら、本発明のように配線とこれを覆う絶縁膜とを同時に機械加工する場合、配線材料と絶縁材料との相違に基づく問題が生じる。これには、基板のうねりや反りの発生に関する問題と、均一な平坦化の困難性に関する問題とがある。
前者の問題、即ち基板のうねりや反りの発生については、特にサイズの大きなシリコン基板等で顕著となり、これを可及的に防止する必要がある。これは主に、基板材料と絶縁材料との熱膨張率の差異に基づいて発生するものである。これを防止する具体的な方策としては、配線を覆う絶縁膜の材料として、樹脂中に当該樹脂よりも高硬度のフィラーを分散してなる絶縁材料を用いることが好適である。
ところが、樹脂中にフィラーを含有する前記絶縁材料を用いる場合、切削加工の際にフィラーが脱粒して配線表面及び絶縁膜表面に線状の傷が付くことがある。この傷は、配線の断面積を減少させるとともに次の配線層の積層形成時にシード金属のエッチング残によるショートの原因となる。
本発明者は、上記の事情を勘案し、最大径が最小の配線間隔の1/2以下のフィラーを用いることに想到した。フィラーの最大サイズが最小の配線間隔の1/2以下であれば、切削加工の際にフィラーが脱粒しても表面平坦性に与える影響は無視し得る程度に僅少であり、配線の断面積の減少やショートを生ぜしめる懸念も解消される。
また、後者の問題、即ち均一な平坦化の困難性については、配線材料よりも絶縁材料の方が弾性に富むことに起因する。本発明者は、切削加工により配線と絶縁膜とを連続的に平坦化した場合、弾性率の相違に起因して平坦化後に配線表面に比して絶縁膜表面に盛り上がりが生じることを見出した。これは、弾性率の相違により必然的に発生するものであり、切削加工により平坦化処理時にこれを解消することは極めて困難である。
本発明者は、切削加工による平坦化処理の後に表面をプラズマ処理により清浄化する工程を利用し、絶縁膜の盛り上がりを除去することに想到した。即ち、前記清浄化処理は、アルゴンプラズマ(Ar+)或いは酸素プラズマ(O2+)等を用いて表面を叩き、酸化物等を除去する手法であり、この清浄化処理では低硬度の絶縁膜表面がこれより高硬度の配線表面に比して必然的に多くエッチングされる。そこで、このエッチング量の違いを見込んで、清浄化処理により絶縁膜の盛り上がり分が丁度除去されるような絶縁膜の材料を選択する。具体的には、盛り上がり量が10nm程度〜数100nm程度となる絶縁材料が好ましい。これにより、切削加工による平坦化処理に続く清浄化処理を施した時点で、配線表面及び絶縁膜表面を連続して平坦化することができる。
ところで、切削加工では、基板の厚みを均一化することが必要である。一般的に、シリコン基板のTTVは、1μm〜5μmの範囲内にあり、LSIのプロセスでは5μm程度のTTVはフォトリソグラフィーに影響を与えることはなく、通常では考慮の対象外となる。しかしながら、切削加工の場合ではTTVの値に大きく影響される。切削による平坦精度はTTVの値以下にはならない。従って、切削加工を半導体基板の平坦化に用いる場合には、基板のTTVを目標の切削精度以下に制御することが必要になる。
本発明では、このことも考慮して、配線層及び絶縁層を形成する前に、配線形成面となる表面を基準に裏面を研削し、半導体基板のTTVを目的とする切削精度以下に小さく抑える。この場合、TTVを小さくして且つ個々の半導体基板の厚みばらつきも切削精度以下に抑えることが理想的である。しかしながら、TTVさえ小さくできれば、個々の半導体基板の厚みについては切削時に検出可能である。切削量は、この個々の半導体基板の厚みを検出することにより制御可能である。
−本発明の具体的な実施形態−
本実施形態では、基板としてシリコン半導体基板を例示し、LSIを製造する際に配線層が複数積層してなる多層配線層を形成する場合について開示する。
多層配線層を含む半導体装置としては、図1及び図2に示すような形態のものがある。図1の半導体装置は、シリコン半導体基板101において、複数(多数)の半導体素子(MOSトランジスタ等)が形成されてなる素子領域102の周囲を取り囲むように電極63aが形成され、各半導体素子と電極63aとが電気的に接続されてなるものである。他方、図2の半導体装置は、シリコン半導体基板101において、複数の電極63aがマトリクス状に形成され、各電極63aの間に複数(多数)の半導体素子が形成されてなるものである。即ち図2の場合、電極63aの間の領域が素子領域103となる。本発明は、図1及び図2の半導体装置の双方に適用可能であるが、以下の説明では便宜上、図2に示す形態の半導体装置を例示し、例えば図2の一点鎖線I−Iに沿った概略断面の様子を図3以降で示す。
図3〜図13は、本実施形態による多層配線層を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
先ず、図3(a)に示すように、シリコン半導体基板1を用意し、基板表面(配線形成面1a)に各半導体素子の不純物拡散層が形成されてなる不純物拡散領域61を形成する。続いて、不純物拡散領域61上に例えば無機物よりなる絶縁層62内に埋設されてなるLSI配線63を形成する。そして、LSI配線63の電極63aの表面が露出するようにLSI配線63上に保護膜64を形成する。なお図示の例では、隣接する電極63a(及びLSI配線63)間の領域が図2の素子領域103となる。この場合、素子領域103は各々の隣接する電極63a間の領域を総括するものである。
ここで、図3(a)では便宜上、各半導体素子の図示を省略している。より正確には、図14(a)に示すように、素子領域103に複数(多数)の半導体素子、ここではMOSトランジスタ104が形成されている。各MOSトランジスタ104は、図14(b)に示すように、素子領域103の表面上にゲート絶縁膜111を介してゲート電極112がパターン形成され、このゲート電極112の両側における不純物拡散領域61に不純物が導入されてソース/ドレインとなる一対の不純物拡散層113が形成されて構成される。そして、素子領域103の表面上で各不純物拡散層113と接続されるように配線114がパターン形成されており、これら配線114がLSI配線63の一部を構成する。なお、不純物拡散領域61は、多数のMOSトランジスタの多数の不純物拡散層が形成されてなる領域であり、実際には不純物拡散層の存する箇所と存しない箇所とがあるが、図示の便宜上、一括して不純物拡散領域として表現した領域である。
MOSトランジスタ104は、隣接する電極63a間の一の領域のみでも極めて多数形成されることから、図3(a)及び以下の各図では便宜上、MOSトランジスタ104の図示を省略する。
そして、上述のようにMOSトランジスタ104やLSI配線63、保護膜64等の形成された配線形成面1aに後述するバイトを用いた切削加工を施すための前工程として、配線形成面1aの裏面1bを平坦化する。
具体的には、図3(b)に示すように、支持面201aが平坦とされた基板支持台201を用意し、この支持面201aに吸着、例えば真空吸着により配線形成面1aを吸着させて半導体基板1を基板支持台201に固定する。このとき、配線形成面1aは支持面201aへの吸着により強制的に平坦とされており、これにより配線形成面1aが裏面1bの平坦化の基準面となる。この状態で、裏面1bを機械加工、ここでは研削加工し、裏面1bの凸部12を研削除去して平坦化処理する。この場合、裏面1bの切削量を配線形成面1aからの距離により制御することが好ましい。これにより、半導体基板1の厚みが一定、具体的にはTTV(基板の最大厚みと最小厚みとの差)が1μm以下に制御される。
続いて、図4(a)に示すように、半導体基板1を基板支持台201から外し、半導体基板1の配線形成面1a上に感光性樹脂、例えば感光性ポリイミド13を塗布し、この感光性ポリイミド13をフォトリソグラフィーにより加工して、LSI配線63の電極63aのいくつかを露出させる形状の配線パターン13bを形成する。
続いて、図4(b)に示すように、配線形成面1a上に、感光性ポリイミド13を覆うように例えばスパッタ法により金属、例えば銅膜(金膜等でも良いが、以下では銅として説明する。)を形成し、シード層2を形成する。
続いて、図5(a)に示すように、配線形成面1a上にフォトレジスト92を塗付し、フォトリソグラフィーによりフォトレジスト92を加工し、フォトレジスト92に所定のパターンを開口した後、シード層2を電極として用いてメッキ法により銅を堆積させる。
続いて、図5(b)に示すように、フォトレジスト92を剥離した後、堆積させた銅をマスクとしてシード層2をエッチングにより除去する。
続いて、図6(a)に示すように、配線41を埋め込むように絶縁膜42を塗布し、固化させる。なお、絶縁膜42を形成する際に、露出するシード層2を除去しておいても良い。
絶縁膜42の材料としては、図15(a)に示すように、当該絶縁膜42の熱膨張率を半導体基板1のそれに可及的に近づけるため、エポキシ、ポリイミド、ポリフェニールエーテル(PPE)等の樹脂71中に、当該樹脂71よりも高硬度、例えばアルミナ、シリカ、ガラス等のフィラー72が分散されてなるものである。なお、上記樹脂としては、上述した他に、スチレン、ブタジエン、ビスマルイミド・トリアジン、ピーク、シアネートエステル、液晶ポリマー等も使用可能である。ここで、樹脂71は、後述するように、切削加工による平坦化処理後に生じる盛り上がりを考慮して選択されたものであり、また、フィラー72は、その最大サイズ(最大フィラー径)dが配線41の最小間隔Lの1/2以下(d≦L/2)となるものである。
微細なLSI配線に関しては、配線の幅、配線相互の間隔、及び配線の厚さは、微細に作るための制約から、配線の幅:配線相互の間隔:配線の厚さ=1:1:1でデザインされることが多い。また、配線の最大電流許容値は、理想的な配線断面積の1/3〜1/2でデザインされることが一般的である。したがって、配線41間に存在するフィラー72が、脱粒した後に配線41の表面に衝突し、配線41を傷つけた場合であっても、配線41の断面積を1/2以下に減少させることが無いような対策を講じておかなければならない。このような観点から、配線41間の絶縁膜42中に存在するフィラー72の最大サイズを、配線41の最小間隔に対して1/2の値に設定する。フィラー72の最大サイズをこのような値に設定することにより、フィラー72の脱粒等により配線41を傷つけるようなケースが生じた場合であっても、傷付いた後の配線41の断面積が、その最大電流許容値を確保でき、信頼性の高い配線41が形成することが可能となる。更には、フィラー72が脱粒した後に絶縁膜42の表面に生じる孔により絶縁膜42の平坦性が損なわれるが、その平坦性の低下の程度も、無視できる(すなわち、後工程に影響が出ない)程度で済む。
続いて、配線形成面1aにバイトを用いた切削加工を施し、平坦化する。
具体的には、図6(b)に示すように、基板支持台11の支持面11aに例えば真空吸着により裏面1bを吸着させ、半導体基板1を基板支持台11に固定する。なお、図15(b)についても同様に半導体基板1が基板支持台11に固定されているが、基板支持台11は図中から省略されている。このとき、裏面1bへの図3(b)の平坦化処理により半導体基板1の厚みが一定の状態とされており、更に裏面1bが支持面11aへの吸着により強制的にうねり等もない状態となり、これにより裏面1bが配線形成面1aの平坦化の基準面となる。この状態で、配線形成面1aにおける配線41及び絶縁膜42の表層を機械加工、ここではバイト10を用い、半導体基板1を例えば回転数800rpm〜1600rpm程度の回転速度で回転させて切削加工し、これを平坦化する。この平坦化処理により、配線41がその上面を露出させて絶縁膜42内に埋設されてなる第1の配線層51が形成される。
この場合、上述のように、フィラー72が絶縁膜42の中に分散した状態で埋め込まれ、絶縁膜42の熱膨張率を半導体基板1の熱膨張率に近づけてあるため、半導体基板1のうねりや反りが防止される。同時に、フィラー72の最大サイズが配線間隔の1/2以下であるため、切削加工の際にフィラー72が脱粒しても、表面平坦性に与える影響は無視し得る程度に僅少であり、配線41の断面積の減少やショートを生ぜしめる懸念も解消される。なお、図6(b)では図15(b)と異なり、図示の便宜上、配線41及び絶縁膜42の表層を連続した平坦面として図示している。
ここで、図16(a)に示すように、上記の切削加工による平坦化処理の後、弾性率の相違に起因して、配線41の表面に比して(配線41の表面を基準として)絶縁膜42の表面に盛り上がり73が生じる。ここで、盛り上がり73の高さhは10nm程度〜数100nm程度となる。
続いて、図7(a)に示すように、アルゴンプラズマ(Ar+)或いは酸素プラズマ(O2+)等、ここではAr+を用いたプラズマ処理により、例えば出力500W〜1kW程度で10分間程度、配線41の表面及び絶縁膜42の表面を清浄化する。ここで、配線41よりも絶縁膜42の方が除去される速度が速いため、図16(b)に示すように、盛り上がり73が丁度無くなるように除去される。従ってこの清浄化処理を施した時点で、配線41の表面及び絶縁膜42の表面が清浄化されるとともに、連続して平坦となる。即ち本実施形態では、当該清浄化処理により絶縁膜42の盛り上がり73が丁度除去されて無くなるような材質の樹脂71を選択することになる。
続いて、図7(b)に示すように、平坦化された第1の配線層51上にメッキ電極となるシード層19をスパッタ形成した後、フォトレジスト14を塗布し、フォトリソグラフィーによりフォトレジスト14を加工して、所定のビアパターン14aを開口形成する。そして、メッキ法によりビアパターン14aを銅等により埋め込み、ビア部4を形成する。
続いて、図8(a)に示すように、フォトレジスト14を剥離した後、例えばフッ酸を用いたウェットエッチングによりシード層19を除去し、ビア部4を覆いこれを埋め込むように配線形成面1a上に絶縁膜5を形成する。この絶縁膜5も絶縁膜42と同様に、レジン等の樹脂中に当該樹脂よりも高硬度、例えばアルミナ、シリカ、ガラス等のフィラーが分散されてなるものである。この樹脂は、清浄化処理により絶縁膜5の盛り上がりが丁度除去されるような材質のものであり、このフィラーは、その最大サイズ(最大フィラー径)がビア部4の最小間隔の1/2以下となるものである。
続いて、再び配線形成面1aにバイトを用いた切削加工を施し、平坦化する。
具体的には、図8(b)に示すように、基板支持台11の支持面11aに例えば真空吸着により裏面1bを吸着させ、半導体基板1を基板支持台11に固定する。このとき上記と同様に、裏面1bが配線形成面1aの平坦化の基準面となる。この状態で、配線形成面1aにおけるビア部4及び絶縁膜5の表層を機械加工、ここではバイト10を用いた切削加工し、これらを平坦化する。この平坦化処理により、ビア部4がその上面を露出させて絶縁膜5内に埋設されてなる厚みが均一化されたビア層21が形成される。なお実際には、ビア部4及び絶縁膜5の表層はバイト10による切削によりはじめて平坦化されるのであるが、図8(b)では図示の便宜上、バイト10の未だ通過していないビア部4及び絶縁膜5の表層も連続した平坦面として図示している。
続いて、図9(a)に示すように、アルゴンプラズマ(Ar+)或いは酸素プラズマ(O2+)等、ここではAr+を用いたプラズマ処理により、ビア部4の表面及び絶縁膜5の表面を清浄化する。これにより、絶縁膜5の盛り上がりが丁度除去され、この清浄化処理を施した時点で、ビア部4の表面及び絶縁膜5の表面が清浄化されるとともに、連続して平坦となる。即ち本実施形態では、清浄化処理により絶縁膜5の盛り上がりが丁度除去されるような材質の樹脂を選択することになる。
続いて、図9(b)に示すように、平坦化されたビア部4及び絶縁膜5の表面にスパッタ法により銅膜を堆積してシード層6を形成した後、フォトレジスト15を塗布し、このフォトレジスト15をフォトリソグラフィーにより加工して、所定の配線パターン15aを形成する。そして、シード層6を電極として用いてメッキ法によりフォトレジスト15の配線パターン15aを埋め込む配線7を形成する。
続いて、図10(a)に示すように、例えばアルカリ性の剥離液を用いてフォトレジスト15を除去した後、配線7上にこれを埋め込むようにフォトレジスト16を塗布し、このフォトレジスト16をフォトリソグラフィーにより加工して、所定のビアパターン16aを開口形成する。そして、メッキ法によりビアパターン16aを銅等により埋め込み、ビア部8を形成する。
続いて、図10(b)に示すように、フォトレジスト16を剥離した後、例えばフッ酸を用いたウェットエッチングによりシード層6を除去し、配線7及びビア部8を覆いこれを埋め込むように配線形成面1a上に絶縁膜9を形成する。この絶縁膜9も絶縁膜42と同様に、レジン等の樹脂中に当該樹脂よりも高硬度、例えばアルミナ、シリカ、ガラス等のフィラーが分散されてなるものである。この樹脂は、清浄化処理により絶縁膜9の盛り上がりが丁度除去されるような材質のものであり、このフィラーは、その最大サイズ(最大フィラー径)がビア部8の最小間隔の1/2以下となるものである。
続いて、再び配線形成面1aにバイトを用いた切削加工を施し、平坦化する。
具体的には、図11に示すように、基板支持台11の支持面11aに例えば真空吸着により裏面1bを吸着させ、半導体基板1を基板支持台11に固定する。このとき上記と同様に、裏面1bが配線形成面1aの平坦化の基準面となる。この状態で、配線形成面1aにおけるビア部8及び絶縁膜9の表層を機械加工、ここではバイト10を用いた切削加工し、これらを平坦化する。この平坦化処理により、ビア部8の上面が露出するように、配線7及びこれと接続されたビア部8が絶縁膜9内に埋設されてなる厚みが均一化された第2の配線層52が形成される。なお、図11では図示の便宜上、ビア部8及び絶縁膜9の表層を連続した平坦面として図示している。
続いて、図12に示すように、アルゴンプラズマ(Ar+)或いは酸素プラズマ(O2+)等、ここではAr+を用いたプラズマ処理により、ビア部8の表面及び絶縁膜5の表面を清浄化する。これにより、絶縁膜9の盛り上がりが丁度除去され、この清浄化処理を施した時点で、ビア部8の表面及び絶縁膜9の表面が清浄化されるとともに、連続して平坦となる。即ち本実施形態では、清浄化処理により絶縁膜9の盛り上がりが丁度除去されるような材質の樹脂を選択することになる。
そして、図13に示すように、第2の配線層52の形成時と同様に、即ち図9(b),図10(a),図10(b),図11,及び図12と同様の一連工程を数回経て、配線及びこれと接続されたビア部が絶縁樹脂内に埋設されてなる積層構造を形成する。図示では、配線31及びこれと接続されたビア部32が絶縁膜33内に埋設されてなる厚みが均一化された第3の配線層53、及びこの第3の配線層53上に形成された配線34が例示されている。この絶縁膜33も絶縁膜42と同様に、レジン等の樹脂中に当該樹脂よりも高硬度、例えばアルミナ、シリカ、ガラス等のフィラーが分散されてなるものである。
図13の状態で見れば、多層配線層は各配線層51,52,53と配線34からなる配線層とから構成されている。多層配線層は、42,5,9,33からなる絶縁膜により当該多層配線層の下部、即ち配線34を除く各配線層51,52,53が覆われている。そして、前記絶縁膜内においては、各配線層51,52,53の表面が均一に平坦化されている。
しかる後、半導体基板1の全面を覆う保護膜(不図示)の形成等を経て、半導体基板1上に素子領域103(複数のMOSトランジスタ104を含む)及び多層配線構造を有する半導体装置が完成される。
本実施形態では、先ず配線形成層1aを基準として半導体基板1の裏面1bを平坦化処理した後、これに基づき裏面1bを基準として配線形成層1aに厚みの均一なビア層21及び各配線層51〜53が順次形成されてゆく構成を採るため、更に多数の配線層を積層しても平坦性を損なうことなく、凹凸パターンの発生を抑止して微細な配線構造が実現する。
以上説明したように、本実施形態によれば、半導体基板1の厚みばらつきを均一化するとともに、うねりや反りの発生を防止し、ディッシング等の不都合を発生させることなく容易且つ安価に配線デザインの制約も無く高速且つ精緻な平坦化を可能として、容易且つ精緻に微細な多層配線構造を備えた半導体装置を実現することができる。
なお、本実施形態では、絶縁膜42(5,9)の材料として、樹脂71にフィラー72が分散されてなるものを例示したが、例えば樹脂71のみで形成し、清浄化処理後の平坦化の実現を主に考慮する構成も可能である。
また、1枚の半導体基板について説明したが、ロットを構成する複数の半導体基板について本実施形態の各工程を実行し、各半導体基板の厚みを同一に均一化することが好適である。
また、図6(b)、図8(b)、及び図11の各平坦化工程において、裏面1bを基準に半導体基板1の平行出しを行うとともに、レーザ光等を用いて配線形成面1a等の位置を検出し、検出された配線形成面1aから削り量を算出して制御しても良い。
(変形例)
以下、本実施形態の変形例について説明する。
この変形例においては、本実施形態で説明したバイトを用いた切削加工工程において、切削面のトレース処理を付加する。以下、本トレース処理の概要を図17に示す。
本実施形態によるバイトを用いた切削加工では、低コストにより短時間で広範囲の切削を極めて高精度に(ナノオーダーの平坦粗さで)行うことができる。
ところがこの場合、切削加工に伴って切削屑が発生し、これが切削面に付着することがある。切削対象となる絶縁層及び配線(ビア部を含む)のうち、絶縁材料の切削屑は静電気によって切削面に付着しているだけであるため、切削後に除去が可能であるのに対して、配線材料、特にAuの切削屑は切削面に付着するとこれに接合してしまい、洗浄等では容易に除去できない。その結果、ナノオーダー粗さの平坦性の高い切削面に数μm〜十数μmサイズの切削屑が付着する表面形状となり、平坦化処理を阻害する虞れがある。このことは、上述のように配線材料がAuの場合に特に顕著となるが、Cuやその合金等でも同様に問題となる。
本変形例では、バイトを用いた切削加工工程において、切削により平坦な切削面を形成した後に、再びこのバイトを用いて前記切削と同位置(切り込み0)で切削面をトレースする。切り込み0であるため、新たな切削屑をほとんど発生させることなく、しかも切削面上に付着した切削屑を確実に除去できる。なお、同じバイトを使用することにより、ナノオーダーで要求される平坦粗さで形成された切削平坦面上で、数μm〜数十μmの切削屑が除去可能な(切り込みゼロの値での)バイト位置の設定が可能となる。
しかしながら、トレース処理により除去した切削屑が再々度、切削面に付着することが予想される。これを防止するため、当該トレース処理の際に、バイトの送り方向にエア又は水、若しくは切削油剤を吹き付けることが効果的である。ここで、切削面の全面にバイトが接触するためには、バイトの送り速度は切削時と同じ又はそれ以下にする必要がある。
具体的には、図6(b)及び図15(b)に示す切削加工工程において、バイト10を用いて配線形成面1aにおける配線41及び絶縁膜42の表層を切削加工し、平坦化処理した後、図17に示すように、半導体基板1を基板支持台11に固定した状態で、平坦化処理の仕上げ時の切り込み位置と同じバイト位置(切り込み0)で、バイト10をトレースする。このときの送りは仕上げ時と同じ、例えば10μm/回転とする。このとき、バイト10の送り方向と同じ方向にエア送出部81から切削面に対してエアを吹き付け、切削屑82の再々付着を防止する。ここで、特に切削屑が付着し易い状況の場合、エアの替わりに水や切削油剤等を高圧で吹き付けるようにしても良い。
なお、本変形例のトレース処理は、更に図8(b)切削加工工程及び図11の切削加工工程にも同様に適用される。
本変形例によれば、半導体基板1の厚みばらつきを均一化するとともに、うねりや反りの発生を防止し、ディッシング等の不都合を発生させることなく容易且つ安価に配線デザインの制約も無く高速且つ精緻な平坦化を可能とし、しかも平坦化時の切削屑を確実に除去して切削面の平坦性を保持して、容易且つ精緻に微細な多層配線構造を備えた半導体装置を実現することができる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)基板の一方の主面に配線を形成する工程と、
前記一方の主面に前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と
を含み、
前記絶縁膜は、樹脂中に当該樹脂よりも高硬度のフィラーが分散されてなり、最大の前記フィラー径が最小の前記配線間隔の1/2以下であることを特徴とする配線の形成方法。
(付記2)前記平坦化処理の後、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面をプラズマにより清浄化処理する工程を更に含み、
前記絶縁膜の前記樹脂は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該樹脂の表面が高くなる性質を有するものであることを特徴とする付記1に記載の配線の形成方法。
(付記3)前記絶縁膜の前記樹脂は、前記清浄化処理により当該樹脂の表面が前記配線の表面と同一の高さに平坦化されるような弾性係数を有する材料からなることを特徴とする付記2に記載の配線の形成方法。
(付記4)前記樹脂は、前記平坦化処理において当該樹脂の表面が前記配線の表面よりも10nm以上高くなるような弾性係数を有する材料からなることを特徴とする付記2又は3に記載の配線の形成方法。
(付記5)基板の一方の主面に配線を形成する工程と、
前記一方の主面に前記配線及び前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と、
前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面をプラズマにより清浄化処理する工程と
を含み、
前記絶縁膜は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該絶縁膜の表面が高くなる性質を有するものであることを特徴とする配線の形成方法。
(付記6)前記絶縁膜は、前記清浄化処理により当該絶縁膜の表面が前記配線の表面と同一の高さに平坦化されるような弾性係数を有する材料からなることを特徴とする請求項5に記載の配線の形成方法。
(付記7)基板の一方の主面に配線を形成する工程と、
前記一方の主面に前記配線及び前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と
を含み、
前記絶縁膜は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該絶縁膜の表面が10nm以上高くなるような弾性係数を有する材料からなることを特徴とする配線の形成方法。
(付記8)前記絶縁膜は、樹脂中に当該樹脂よりも高硬度のフィラーが分散されてなり、最大の前記フィラー径が最小の前記配線間隔の1/2以下であることを特徴とする付記5〜7のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
(付記9)前記配線を形成した後、前記基板の前記一方の主面を基準として、他方の主面を機械加工により平坦化する前処理を行う工程を更に含み、
前記他方の主面を基準として、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面の前記平坦化処理を行うことを特徴とする付記1〜8のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
(付記10)前記基板が半導体基板であることを特徴とする付記1〜9のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
(付記11)前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面の前記平坦化処理における機械加工がバイトを用いた切削加工であることを特徴とする付記1〜10のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
(付記12)前記切削加工の後、前記バイトを用いて、前記平坦化処理と同じバイト位置で前記平坦化処理された切削面を再トレースすることを特徴とする付記1〜11のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
(付記13)前記他方の主面の前記前処理により、前記半導体基板の最大厚みと最小厚みとの差を1μm以下に制御することを特徴とする付記9〜12のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
(付記14)半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成されてなる半導体素子と、
配線及び絶縁膜からなる配線層が複数積層されてなる多層配線層と
を含む半導体装置であって、
前記絶縁膜は樹脂と前記樹脂よりも高硬度のフィラーとを含むと共に、前記樹脂中には、最大の寸法が前記配線相互の間隔の1/2以下の値であるフィラーが分散され、
前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面が機械加工により連続的に平坦化されていることを特徴とする半導体装置。
(付記15)前記半導体基板は、前記半導体素子の形成されてなる前記表面の裏面側に前記表面を基準とした機械加工が施され、前記裏面の平坦化及び基板厚の均一化がなされていることを特徴とする付記14に記載の半導体装置。
(付記16)前記半導体基板は、前記基板厚が、最大厚みと最小厚みとの差が1μm以下に制御されてなることを特徴とする付記14又は15に記載の半導体装置。
本発明が適用される半導体装置の概観を示す概略斜視図である。 本発明が適用され、本実施形態において開示される半導体装置の概観を示す概略平面図である。 本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図3に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図4に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図5に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図6に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図7に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図8に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図9に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図10に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図11に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図12に引き続き、本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 素子領域にMOSトランジスタが形成された様子を示す概略断面図である。 配線を埋め込む絶縁膜の様子を示す概略断面図である。 配線を埋め込む絶縁膜の様子を示す概略断面図である。 本実施形態による多層配線を含む半導体装置の製造方法の変形例において、その主要工程を示す概略断面図である。
符号の説明
1,101 シリコン半導体基板
1a 表面(配線形成面)
1b 裏面
2,6,19 メッキ電極
4,8,32 ビア部
5,9,33,42 絶縁膜
7,31,34,41 配線
10 バイト
11,201 基板支持台
11a,201a 支持面
12 凸部
13 感光性ポリイミド
14 フォトレジスト
15 第1のフォトレジスト
16 第2のフォトレジスト
21 ビア層
51 第1の配線層
52 第2の配線層
53 第3の配線層
61 不純物拡散領域
62 絶縁層
63 LSI配線
63a 電極
64 保護膜
71 樹脂
72 フィラー
73 盛り上がり
81 エア送出部
82 切削屑
102,103 素子領域
104 MOSトランジスタ
111 ゲート絶縁膜
112 ゲート電極
113 不純物拡散層
114 配線

Claims (5)

  1. 基板の一方の主面に配線を形成する工程と、
    前記一方の主面に前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と
    を含み、
    前記絶縁膜は、樹脂中に当該樹脂よりも高硬度のフィラーが分散されてなり、最大の前記フィラー径が最小の前記配線間隔の1/2以下であることを特徴とする配線の形成方法。
  2. 基板の一方の主面に配線を形成する工程と、
    前記一方の主面に前記配線及び前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と、
    前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面をプラズマにより清浄化処理する工程と
    を含み、
    前記絶縁膜は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該絶縁膜の表面が高くなる性質を有するものであることを特徴とする配線の形成方法。
  3. 基板の一方の主面に配線を形成する工程と、
    前記一方の主面に前記配線及び前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    機械加工により、前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面を連続的に平坦化処理する工程と
    を含み、
    前記絶縁膜は、前記平坦化処理において弾性係数の相違により前記配線の表面よりも当該絶縁膜の表面が10nm以上高くなるような弾性係数を有する材料からなることを特徴とする配線の形成方法。
  4. 前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面の前記平坦化処理における機械加工がバイトを用いた切削加工であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配線の形成方法。
  5. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成されてなる半導体素子と、
    配線及び絶縁膜からなる配線層が複数積層されてなる多層配線層と
    を含む半導体装置であって、
    前記絶縁膜は樹脂と前記樹脂よりも高硬度のフィラーとを含むと共に、前記樹脂中には、最大の寸法が前記配線相互の間隔の1/2以下の値であるフィラーが分散され、
    前記配線の表面及び前記絶縁膜の表面が機械加工により連続的に平坦化されていることを特徴とする半導体装置。
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