JP2004319288A - 検出スイッチ - Google Patents

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修 芳賀
Toshiharu Mori
俊晴 森
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Abstract

【課題】安価で、小型のものが得られると共に、正確な検知ができる検出スイッチを提供する。
【解決手段】本発明の検出スイッチは、絶縁材からなり、収納部1c、1dを有するケース1と、収納部1c、1dに収納され、導電パターン2に接続された磁気変換素子3とを備え、導電パターン2は、ケース1に埋設された金属材で形成されると共に、導電パターン2は、ケース1から露出し、磁気変換素子3の端子3bが接続される複数個のランド部2aを有するため、従来のプリント基板が不要となって、部品点数が少なく、安価になるばかりか、プリント基板の組込作業も必要とせず、生産性の良好なものが得られる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の移動物体のバックルスイッチに使用して好適な検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の検出スイッチの図面を説明すると、図9は従来の検出スイッチの平面図、図10は従来の検出スイッチの正面図である。
【0003】
次に、従来の検出スイッチの構成を図9,図10に基づいて説明すると、合成樹脂に成型品からなる箱形のケース51は、周囲が壁部51aで囲まれた大きな第1の収納部51bと、壁部51aで囲まれた小さな第2の収納部51cを有する。
【0004】
移動可能な摺動部材52は、アーム部52aと、このアーム部52aに結合され、マグネット53を取り付けた摺動部52bを有し、この摺動部材52は、摺動部52bが第1の収納部51b内に位置した状態で、アーム部51aが壁部51aの前方から突出し、摺動部材52は、第1の収納部51b内に収納されたコイルバネ54のバネ性に抗して移動可能に取り付けられている。
【0005】
プリント基板55は、導電パターン(図示せず)を有し、この導電パターンには、ICホール素子56の端子56aが半田付けされて取り付けられている。
そして、このプリント基板55は、第1の収納部51b内に配置されて取り付けられると共に、ICホール素子56がマグネット53と対向可能となっている。
【0006】
引出用のケーブル57は、線材(図示せず)が絶縁材の被覆部57aによって被覆された構成を有し、ケーブル57は、線材がプリント基板55の導電パターンに半田付けされると共に、ケーブル57は、第2の収納部51cから壁部51aに設けられたストレートな切り欠き部51dを通って、ケース51外に導出されている。
【0007】
このような構成を有する従来の検出スイッチは、バックル(図示せず)が非ラッチ状態からラッチ状態へ移行する際、アーム部52aと、マグネット53を取り付けた摺動部52bがコイルバネ54に抗して移動し、すると、マグネット53の移動によって、ICホール素子56に起電力が発生し、バックルのラッチ状態を検知する。
【0008】
また、バックルがラッチ状態から非ラッチ状態へ移行する際、アーム部52aと、マグネット53を取り付けた摺動部52bがコイルバネ54に押圧されて移動し、すると、マグネット53の移動によって、ICホール素子56に起電力が発生し、バックルの非ラッチ状態を検知する。(例えば、特許文献1参照)
【0009】
しかし、このような従来の検出スイッチは、ICホール素子56を取り付けるためのプリント基板55を必要とし、部品点数が多くなってコスト高になるばかりか、プリント基板55の組込作業を必要とし、生産性の悪いものであった。
また、プリント基板55上にはICホール素子56が取り付けられるため、ICホール素子56とマグネット53の位置が決定されることからプリント基板55の位置も限定され、プリント基板55の配置に自由度が得られないばかりか、プリント基板55を必要とするため、プリント基板55の収納スペースを必要とし、検出スイッチ全体が大型になるものであった。
【0010】
また、ICホール素子56がプリント基板55に半田付けされると共に、プリント基板55がケース51の第1の収納部51b内に配置されるため、ICホール素子56のプリント基板55への取付誤差、及びプリント基板55のケース51への取付誤差が大きく、マグネット53に対するICホール素子56の累積誤差が大きくなって、ICホール素子56の設置位置に大きなバラツキを生じ、このため、正確な検知ができないものであった。
また、ケース51内には、可動する摺動部材52とマグネット53,及び,コイルバネ54が収納されているため、ケース51内部の封止樹脂による封止ができず、湿気や埃等からの防御ができない。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−157603号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の検出スイッチは、ICホール素子56を取り付けるためのプリント基板55を必要とし、部品点数が多くなってコスト高になるばかりか、プリント基板55の組込作業を必要とし、生産性が悪いという問題がある。
また、プリント基板55上にはICホール素子56が取り付けられるため、ICホール素子56とマグネット53の位置が決定されることからプリント基板55の位置も限定され、プリント基板55の配置に自由度が得られないばかりか、プリント基板55を必要とするため、プリント基板55の収納スペースを必要とし、検出スイッチ全体が大型になるという問題がある。
【0013】
また、ICホール素子56がプリント基板55に半田付けされると共に、プリント基板55がケース51の第1の収納部51b内に配置されるため、ICホール素子56のプリント基板55への取付誤差、及びプリント基板55のケース51への取付誤差が大きく、マグネット53に対するICホール素子56の累積誤差が大きくなって、ICホール素子56の設置位置に大きなバラツキを生じ、このため、正確な検知ができないという問題がある。
【0014】
そこで、本発明は安価で、小型のものが得られると共に、正確な検知ができる検出スイッチを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、絶縁材からなり、収納部を有するケースと、前記収納部に収納され、導電パターンに接続された磁気変換素子とを備え、前記導電パターンは、前記ケースに埋設された金属材で形成されると共に、前記導電パターンは、前記ケースから露出し、前記磁気変換素子の端子が接続される複数個のランド部を有する構成とした。
【0016】
また、第2の解決手段として、前記ケースは、このケースと一体に設けられた保持部を有し、前記磁気変換素子は、本体部と、この本体部から突出した前記端子を有し、前記磁気変換素子の前記本体部が前記保持部によって位置決めされた状態で保持された構成とした。
また、第3の解決手段として、前記ランド部には、前記収納部内に配置されたノイズ低減用のコンデンサが接続されると共に、ケーブルが前記ランド部に接続された構成とした。
【0017】
また、第4の解決手段として、前記ケースの前記収納部は、底壁と、この底壁の外周部を囲むように配設された側壁で形成され、前記底壁の前記収納部外に位置する外底面には、前記ランド部が設けられると共に、前記磁気変換素子の前記端子、前記コンデンサの端子部、及び前記ケーブルが前記底壁の設けられた貫通孔に挿通された状態で、前記ランド部に接続された構成とした。
【0018】
また、第5の解決手段として、前記収納部は、第1の収納部と、この第1の収納部より狭い第2の収納部を有し、前記第1の収納部には前記コンデンサと前記ケーブルが位置すると共に、前記第2の収納部には前記磁気変換素子が位置した構成とした。
また、第6の解決手段として、前記収納部内には、絶縁材からなる封止樹脂が設けられ、前記封止樹脂によって、前記収納部内に位置した前記ケーブルの一部、前記磁気変換素子、及び前記コンデンサの外表面が封止された構成とした。
【0019】
また、第7の解決手段として、前記底壁の前記外底面には、前記ランド部を配置した凹部を有し、この凹部内には、絶縁材からなる封止樹脂が設けられ、前記封止樹脂によって、前記凹部内に位置した前記ランド部と前記ケーブルの接続部、前記ランド部と前記端子の接続部、及び前記ランド部と前記端子部の接続部が封止された構成とした。
また、第8の解決手段として、前記磁気変換素子がバックルのラッチ状態と非ラッチ状態を検知するようにした構成とした。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の検出スイッチの図面を説明すると、図1は本発明の検出スイッチの平面図、図2は本発明の検出スイッチの正面図、図3は本発明の検出スイッチの下面図、図4は本発明の検出スイッチの左側面図である。
【0021】
また、図5は本発明の検出スイッチに係り、封止樹脂を取り去った状態を示す平面図、図6は本発明の検出スイッチに係り、封止樹脂を取り去った状態を示す下面図、図7は本発明の検出スイッチに係るケースの平面図、図8は本発明の検出スイッチに係るケースの下面図である。
【0022】
次に、本発明の検出スイッチの構成を図1〜図8に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品からなる箱状のケース1は、特に図7、図8に示すように、平板状の底壁1aと、この底壁1aの全外周部を囲むように配置された側壁1bと、この側壁1bと底壁1aとで囲まれて形成された広い面積からなる第1の収納部1cと、側壁1bと底壁1aとで囲まれて形成され、第1の収納部1cと繋がって設けられた狭い面積からなる第2の収納部1dを有する。
【0023】
また、ケース1は、第1の収納部1cの中央部に設けられた円筒状の筒部1eと、第2の収納部1d内に位置し、側壁1bに連結されたコ字状の壁部1fによって形成されたロ字状の保持部1gと、第1の収納部1cに位置する底壁1aに設けられた二対の貫通孔1h、1jと、保持部1gが位置する底壁1aに設けられた一対の貫通孔1kを有する。
【0024】
更に、ケース1は、第1の収納部1cに位置する側壁1bに設けられた複数個の切り欠き部1mと、この切り欠き部1mに隣接して、一方が開放された状態で、側壁1bによって第1の収納部1cと区画された区画室1nと、第2の収納部1dの外側に設けられた窪み部1pと、この窪み部1pの上部を覆うように設けられたガイド部1qと、貫通孔1h、1j、1kを配置した状態で、底壁1aの外底面に設けられた凹部1rを有する。
【0025】
導電パターン2は、ケース1の底壁1aに埋設された金属板等からなる金属材で形成され、この導電パターン2は、複数個のランド部2aを有し、このランド部2aは、ケース1の外底面から露出した状態で、凹部1r内の貫通孔1h、1j、1kの外周部に形成されている。
【0026】
なお、導電パターン2のランド部2aは、ケース1の外底面に露出させたもので説明したが、ランド部2aが第1,第2の収納部1c、1d内に露出したものでも良い。
【0027】
ICホール素子等からなる磁気変換素子3は、ホール素子を内蔵した本体部3aと、本体部3aか突出した2個の端子3bを有し、この磁気変換素子3は、本体部3aが第2の収納部1dに位置する保持部1g内に収容、保持されて取り付けられている。
【0028】
また、磁気変換素子3が保持部1gで保持された際、端子3bは、貫通孔1kを貫通して底壁1a外に突出し、端子3bの先端部がランド部2aに半田付けされて、導電パターン2に接続されている。
そして、磁気変換素子3の本体部3aの前面は、窪み部1P側の側壁1bに当接した状態となっている。
【0029】
2本のケーブル4は、それぞれ導線4aと、この導線4aを被覆する柔軟性のある絶縁材からなる被覆部4bを有し、このケーブル4は、導線4aが第1の収納部1c側から貫通孔1hを貫通して底壁1a外に突出し、導線4aの先端部がランド部2aに半田付けされて、導電パターン2に接続されている。
【0030】
また、2本のケーブル4は、被覆部4bが側壁1bに設けられた切り欠き部1mに圧入されて支持された状態で、第1の収納部1c外に導出されると共に、第1の収納部1c外に導出されたケーブル4は、第1の収納部1cに隣り合う区画室1n内に導かれ、この区画室1n内で略直角に折り曲げられた状態で、区画室1n外に導出される。
【0031】
ノイズ低減用のコンデンサ5は、コンデンサを内蔵した本体部5aと、本体部5aから突出した2個の端子部5bを有し、このコンデンサ5は、本体部5aが第1の収納部1c内に位置し、端子部5bは、貫通孔1jを貫通して底壁1a外に突出し、端子部5bの先端部がランド部2aに半田付けされて、導電パターン2に接続されている。
【0032】
ウレタン樹脂等の絶縁材からなる絶縁樹脂が第1,第2の収納部1c、1d内の全体にわたって充填されて、封止樹脂6(図1のハッチング部分)が形成され、この封止樹脂6によって、第1の収納部1c内に位置するケーブル4の一部、第2の収納部1d内に位置する磁気変換素子3、及び第1の収納部1c内に位置するコンデンサ5の外表面が封止された状態となっている。
【0033】
また、ウレタン樹脂等の絶縁材からなる絶縁樹脂が凹部1r内の全体にわたって充填されて、封止樹脂7(図3のハンチング部分)が形成され、この封止樹脂7によって、ランド部2aとケーブル4の接続部、ランド部2aと端子3bの接続部、及びランド部2aと端子部5bの接続部が封止された状態となっている。
【0034】
このように封止樹脂6,7を設けることによって、磁気変換素子3,コンデンサ5、及びランド部2aの外表面が封止され、それらに対して、湿気や埃等からの防御を行っている。
【0035】
このような構成を有する検出スイッチは、筒部1eの位置で移動物体に取り付けられ、ここでは図示しないが、マグネットを取り付けた可動部材は、バックルによって可動すると共に、ケース1のガイド部1qをガイドにして可動するようになっている。
【0036】
そして、バックルが非ラッチ状態からラッチ状態へ移行する際、可動部材がガイド部1qをガイドにして移動し、マグネットが窪み部1p内で磁気変換素子3に接近して、磁気変換素子3によって、バックルのラッチ状態を検知する。
【0037】
また、バックルがラッチ状態から非ラッチ状態へ移行する際、可動部材がガイド部1qをガイドにして移動し、マグネットが磁気変換素子3から遠ざかって、磁気変換素子3によって、バックルの非ラッチ状態を検知するようになっている。
【0038】
【発明の効果】
本発明の検出スイッチは、絶縁材からなり、収納部を有するケースと、収納部に収納され、導電パターンに接続された磁気変換素子とを備え、導電パターンは、ケースに埋設された金属材で形成されると共に、導電パターンは、ケースから露出し、磁気変換素子の端子が接続される複数個のランド部を有するため、従来のプリント基板が不要となって、部品点数が少なく、安価になるばかりか、プリント基板の組込作業も必要とせず、生産性の良好なものが得られる。
また、本発明はプリント基板が不必要であるため、プリント基板の収納スペースを必要とせず、検出スイッチ全体を小型化できる。
また、本発明はプリント基板を使用しないため、プリント基板の設置位置を考慮することなく、磁気変換素子の配置を自由に選定できる。
【0039】
また、ケースは、このケースと一体に設けられた保持部を有し、磁気変換素子は、本体部と、この本体部から突出した端子を有し、磁気変換素子の本体部が保持部によって位置決めされた状態で保持されたため、このように磁気変換素子がケースに位置決めされた状態でケースに取り付けられると、従来に比して、磁気変換素子の取付誤差が極めて小さくなり、磁気変換素子の設置位置が正確で、確実な検知ができる検出スイッチを提供できる。
【0040】
また、ランド部には、収納部内に配置されたノイズ低減用のコンデンサが接続されると共に、ケーブルがランド部に接続されたため、従来にプリント基板を使用することなく、コンデンサやケーブルが接続できて、安価で、生産性の良好なものが得られる。
【0041】
また、ケースの収納部は、底壁と、この底壁の外周部を囲むように配設された側壁で形成され、底壁の収納部外に位置する外底面には、ランド部が設けられると共に、磁気変換素子の端子、コンデンサの端子部、及びケーブルが底壁の設けられた貫通孔に挿通された状態で、ランド部に接続されたため、底壁の外底面側から端子、端子部、及びケーブルの半田付ができて、生産性の良好なものが得られる。
【0042】
また、収納部は、第1の収納部と、この第1の収納部より狭い第2の収納部を有し、第1の収納部にはコンデンサとケーブルが位置すると共に、第2の収納部には磁気変換素子が位置したため、収納部の容積を小さくできて、小型化を図ることができると共に、小さい第2の収納部を設けることによって、マグネットが移動できる窪み部を効率よく形成できる。
【0043】
また、収納部内には、絶縁材からなる封止樹脂が設けられ、封止樹脂によって、収納部内に位置したケーブルの一部、磁気変換素子、及びコンデンサの外表面が封止されたため、ケース内部には、固定された部材のみが収納された状態となり、封止樹脂によって、ケーブルの一部、磁気変換素子、及びコンデンサの外表面が封止され、それらに対して、湿気や埃等の付着を防止したものが得られる。
【0044】
また、底壁の外底面には、ランド部を配置した凹部を有し、この凹部内には、絶縁材からなる封止樹脂が設けられ、封止樹脂によって、凹部内に位置したランド部とケーブルの接続部、ランド部と端子の接続部、及びランド部と端子部の接続部が封止されたため、封止樹脂によって、ランド部とケーブルの接続部、ランド部と端子の接続部、及びランド部と端子部の接続部の外表面が封止され、これ等に対して、湿気や埃等の付着を防止したものが得られる。
【0045】
また、磁気変換素子がバックルのラッチ状態と非ラッチ状態を検知するようにしたため、特に、検知が確実で、磁気変換素子の配置に自由度があって、種々の形態に対応可能な要求のある移動物体に使用して好適な検出スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検出スイッチの平面図。
【図2】本発明の検出スイッチの正面図。
【図3】本発明の検出スイッチの下面図。
【図4】本発明の検出スイッチの左側面図。
【図5】本発明の検出スイッチに係り、封止樹脂を取り去った状態を示す平面図。
【図6】本発明の検出スイッチに係り、封止樹脂を取り去った状態を示す下面図。
【図7】本発明の検出スイッチに係るケースの平面図。
【図8】本発明の検出スイッチに係るケースの下面図。
【図9】従来の検出スイッチの平面図。
【図10】従来の検出スイッチの正面図。
【符号の説明】
1 ケース
1a 底壁
1b 側壁
1c 第1の収納部
1d 第2の収納部
1e 筒部
1f 壁部
1g 保持部
1h 貫通孔
1j 貫通孔
1k 貫通孔
1m 切り欠き部
1n 区画室
1p 窪み部
1q ガイド部
1r 凹部
2 導電パターン
2a ランド部
3 磁気変換素子
3a 本体部
3b 端子
4 ケーブル
4a 導線
4b 被覆部
5 コンデンサ
5a 本体部
5b 端子部
6 封止樹脂
7 封止樹脂

Claims (8)

  1. 絶縁材からなり、収納部を有するケースと、前記収納部に収納され、導電パターンに接続された磁気変換素子とを備え、前記導電パターンは、前記ケースに埋設された金属材で形成されると共に、前記導電パターンは、前記ケースから露出し、前記磁気変換素子の端子が接続される複数個のランド部を有することを特徴とする検出スイッチ。
  2. 前記ケースは、このケースと一体に設けられた保持部を有し、前記磁気変換素子は、本体部と、この本体部から突出した前記端子を有し、前記磁気変換素子の前記本体部が前記保持部によって位置決めされた状態で保持されたことを特徴とする請求項1記載の検出スイッチ。
  3. 前記ランド部には、前記収納部内に配置されたノイズ低減用のコンデンサが接続されると共に、ケーブルが前記ランド部に接続されたことを特徴とする請求項1、又は2記載の検出スイッチ。
  4. 前記ケースの前記収納部は、底壁と、この底壁の外周部を囲むように配設された側壁で形成され、前記底壁の前記収納部外に位置する外底面には、前記ランド部が設けられると共に、前記磁気変換素子の前記端子、前記コンデンサの端子部、及び前記ケーブルが前記底壁の設けられた貫通孔に挿通された状態で、前記ランド部に接続されたことを特徴とする請求項3記載の検出スイッチ。
  5. 前記収納部は、第1の収納部と、この第1の収納部より狭い第2の収納部を有し、前記第1の収納部には前記コンデンサと前記ケーブルが位置すると共に、前記第2の収納部には前記磁気変換素子が位置したことを特徴とする請求項4記載の検出スイッチ。
  6. 前記収納部内には、絶縁材からなる封止樹脂が設けられ、前記封止樹脂によって、前記収納部内に位置した前記ケーブルの一部、前記磁気変換素子、及び前記コンデンサの外表面が封止されたことを特徴とする請求項4,又は5記載の検出スイッチ。
  7. 前記底壁の前記外底面には、前記ランド部を配置した凹部を有し、この凹部内には、絶縁材からなる封止樹脂が設けられ、前記封止樹脂によって、前記凹部内に位置した前記ランド部と前記ケーブルの接続部、前記ランド部と前記端子の接続部、及び前記ランド部と前記端子部の接続部が封止されたことを特徴とする請求項6記載の検出スイッチ。
  8. 前記磁気変換素子がバックルのラッチ状態と非ラッチ状態を検知するようにしたことを特徴とする請求項2から7の何れかに記載の検出スイッチ。
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